JPH04116781U - 電圧計測装置 - Google Patents

電圧計測装置

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JPH04116781U
JPH04116781U JP2879491U JP2879491U JPH04116781U JP H04116781 U JPH04116781 U JP H04116781U JP 2879491 U JP2879491 U JP 2879491U JP 2879491 U JP2879491 U JP 2879491U JP H04116781 U JPH04116781 U JP H04116781U
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孝 土居
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日新電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流入力電圧より形成した基準電圧を用いて
この入力電圧の電圧計測を行う場合に、基準電圧の変動
に伴う不正確な電圧計測を回避する。 【構成】 交流入力電圧から基準電圧を発生して出力す
る基準電圧発生器13と、2種の交流入力電圧のうち早
く入力された方に切り換えてこの入力電圧を基準電圧発
生器13に供給する電圧切換リレーXと、交流入力電圧
を平滑して出力する平滑回路14,15と、この平滑回
路14,15の出力電圧を基準電圧と比較して電圧計測
値を出力する電圧計測回路23と、電圧切換リレーXの
切り換え動作中を検出して電圧計測回路23の計測値を
排除するリレー動作検出回路18とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、交流入力電圧から形成した基準電圧を用いて交流入力電圧の電圧計 測を行う電圧計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、架空配電系統に設けた柱上真空開閉器等の自動区分開閉器では、この 近傍に配設した制御装置によって開閉制御されるが、この制御装置に対する電源 は配電線から電源変圧器で降圧してとるのが普通であり、この場合、制御装置に は安定した電圧を供給する必要があるため、従来より、電源変圧器からの出力電 圧をリアルタイムで計測することが行われている。
【0003】 例えば、図2は架空配電系統の一部を示したものであり、配電線1を複数の区 間に区切る区分開閉器2毎に制御装置3を設け、区分開閉器2の両側の配電線1 にそれぞれ電源変圧器4A,4Bを分岐接続して、この電源変圧器4A,4Bで それぞれ降圧(例えば6600V/100V)した交流入力電圧Va,Vbを制 御装置3に供給するようにしている。
【0004】 従来、制御装置3には、図3に示すような電圧計測装置が設けられ、一方の電 源変圧器4Aから出力された交流入力電圧Vaを入力端子a,b間に、他方の電 源変圧器4Bから出力された交流入力電圧Vbを入力端子b,c間にそれぞれ入 力するようになっている。
【0005】 ここで、5は入力端子a,b間に接続され一方の入力電圧Vaの電圧有無を検 出する電圧検出リレーAのリレーコイル、6は入力端子b,c間に電圧検出リレ ーAの常閉接点7を介して接続された電圧切換リレーXのリレーコイルであり、 このリレーXの常開接点8が前記常閉接点7に並列接続されると共に、リレーX の切換接点9の常閉側端子及び常開側端子がそれぞれ入力端子a,cに接続され ている。
【0006】 10は1次側が切換接点9の共通端子と入力端子b間に接続された基準電圧用 変圧器、11及び12はそれぞれの1次側が入力端子a,b間及び入力端子b, c間に接続された計測電圧用変圧器、13は基準電圧用変圧器10の2次側に接 続された基準電圧発生器であり、変圧器10の2次側出力より基準電圧VDを発 生して出力する。14,15は計測電圧用変圧器11,12の2次側出力をそれ ぞれ整流,平滑して出力する平滑回路、16は平滑回路14,15からの平滑出 力VA,VBを基準電圧発生器13からの基準電圧VDと比較して電圧計測値を 計算し出力する電圧計測回路である。
【0007】 なお、区分開閉器2は制御装置3の開閉制御部(図示せず)で開閉制御され、 配電線1を通して電圧が一定時間継続して印加された時に投入動作し、この電圧 が消失した時に遮断動作するようになっている。
【0008】 そして、停電状態から例えば図2の実線矢印で示す向きに送電が行われた場合 、制御装置3にはまず電源変圧器4Aからの入力電圧Vaが入力され、これが入 力端子a,b間に印加されることにより、リレーAのリレーコイル5が励磁され 、その常閉接点7がオフになり、その後制御装置3により区分開閉器2が投入動 作して電源変圧器4Bからの入力電圧Vbが入力されても、リレーXが切り換え 動作することはなく、切換接点9及び変圧器10を介して入力電圧Vaが基準電 圧発生器13に入力される。 この入力電圧Vaは変圧器11を介して平滑回路14にも入力され、この平滑 出力VAが基準電圧発生器13からの基準電圧VDと共に電圧計測回路16に入 力され、電圧計測値が得られる。
【0009】 また、停電状態から図2の破線矢印で示す向きに送電が行われた場合は、制御 装置3に最初に電源変圧器4Bからの入力電圧Vbが入力され、これが入力端子 b,c間に印加されることにより、常閉接点7を介してリレーXのリレーコイル 6が励磁され、その常開接点8のオンにより自己保持されると共に、切換接点9 が入力端子c側に切り換わり、入力電圧Vbが切換接点9及び変圧器10を介し て基準電圧発生器13に入力される。
【0010】 そして、入力電圧Vbが変圧器12を介して平滑回路15に入力され、この平 滑出力VBが電圧計測回路16において基準電圧発生器13からの基準電圧VD と比較され、電圧計測値が得られる。 図4は入力電圧Va,Vbから基準電圧VDを形成する過程を、図5は入力電 圧Va,Vbから計測電圧つまり平滑出力VA,VBを形成する過程をそれぞれ 簡単に示したものである。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
前記電圧計測装置にあっては、制御装置3に安定した電圧を供給するために2 個の電源トランス4A,4Bを設け、早く入力された方の入力電圧を基準電圧発 生器13の入力としているが、前述した配電系統の場合、落雷等による瞬停や事 故停電等が生じる環境条件であるため、これらの停電によって装置への入力電圧 Va,Vbが不安定になり、その都度電圧切換リレーXが切り換わることになる 。
【0012】 このため、切換接点9の切り換えに伴って基準電圧発生器13への入力が切り 換わり、基準電圧VDが不安定になり、正確な電圧計測値が得られなくなる問題 を生じる。
【0013】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意してなされたものであ り、その目的とするところは、基準電圧の変動に伴う不正確な電圧計測を回避で きる電圧計測装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の電圧計測装置においては、交流入力電圧 から基準電圧を発生して出力する基準電圧発生器と、2種の交流入力電圧のうち 早く入力された方に切り換えてこの入力電圧を基準電圧発生器に供給する電圧切 換リレーと、入力電圧を平滑して出力する平滑回路と、この平滑回路の出力電圧 を基準電圧と比較して電圧計測値を出力する電圧計測回路とを備える以外に、電 圧切換リレーの切り換え動作中を検出して電圧計測回路の計測値を排除するリレ ー動作検出回路を設ける。
【0015】
【作用】
このような構成にあっては、電圧切換リレーによって2種の交流入力電圧のう ち一方の入力状態から他方の入力状態に切り換わった場合、基準電圧発生器への 入力が変動し、これより出力される基準電圧が不安定になるが、この電圧切換リ レーの切り換え動作時、リレー動作検出回路が検出動作するため、電圧計測回路 の計測値が排除され、基準電圧の異常による不正確な電圧計測が回避される。
【0016】
【実施例】
実施例につき、図1を用いて説明する。なお、前記と同一記号は同一もしくは 相当するものを示すものとする。 17は入力端子b,c間に接続され他方の入力電圧Vbの電圧有無を検出する 電圧検出リレーBのリレーコイル、18は電圧切換リレーXの常開接点19から このリレーXの動作中を検出するリレー動作検出回路であり、常開接点19のオ ン及びオフによって起動するワンショットマルチバイブレータあるいは微分回路 等で構成され、リレーXの動作後一定時限だけ検出信号を出力する。
【0017】 20は両電圧検出リレーA,Bのそれぞれの常開接点21,22に接続された 電圧リレーインターフェース、23は電圧計測回路であり、従来と同様に平滑回 路14,15からの平滑出力VA,VBを基準電圧発生器13からの基準電圧V Dと比較して電圧計測値を出力する以外に、リレー動作検出回路18から検出信 号が出力されている間は電圧計測値の出力を停止する機能、並びに平滑回路14 ,15からの平滑出力VA,VBの有無と電圧リレーインターフェース20から の接点信号のオンオフとの不一致を検出して電圧計測値の出力を停止する機能が 備えられている。
【0018】 したがって、停電状態より入力電圧Vbが入力された場合や、2種の入力電圧 Va,Vbのうち一方から他方に入力状態が切り換わった場合等のように、電圧 切換リレーXが動作した際、基準電圧発生器13への入力変動により基準電圧V Dが不安定になるが、この時、リレー動作検出回路18より電圧切換リレーXの 動作に伴って検出信号が出力されるため、電圧計測回路23では、この検出信号 が出力されている一定時限,すなわち基準電圧VDが安定するまでの間、電圧計 測値を排除し、不正確な電圧計測値の出力が回避される。
【0019】 このため、前記配電線1における瞬停や事故停電等によって不正確な電圧計測 が行われることがなくなる。 また、電圧リレーインターフェース20より出力された接点信号において、例 えば一方の入力電圧Vaは入力されていなくそのリレーAの接点21がオフなの に、平滑回路14より平滑出力VAが出力されている場合、これは明らかに異常 であるため、電圧計測回路23において電圧計測値が排除され、不正確な電圧計 測値の出力が回避される。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているため、つぎに記載する効果を奏 する。 2種の交流入力電圧を切り換える電圧切換リレーの動作時にこれを検出したリ レー動作検出回路からの検出信号により電圧計測回路における電圧計測値を排除 するようにしたので、電圧切換リレーの動作により基準電圧が不安定になること による不正確な電圧計測を回避でき、電圧計測の信頼性が高まるといった効果が 得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電圧計測装置の1実施例を示す回
路ブロック図である。
【図2】配電系統の一部のブロック図である。
【図3】従来例の回路ブロック図である。
【図4】基準電圧の形成過程の説明図である。
【図5】計測電圧の形成過程の説明図である。
【符号の説明】
A,B 電圧検出リレー X 電圧切換リレー 13 基準電圧発生器 14,15 平滑回路 18 リレー動作検出回路 23 電圧計測回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力電圧から基準電圧を発生して出
    力する基準電圧発生器と、2種の交流入力電圧のうち早
    く入力された方に切り換えて当該入力電圧を前記基準電
    圧発生器に供給する電圧切換リレーと、前記入力電圧を
    平滑して出力する平滑回路と、該平滑回路の出力電圧を
    前記基準電圧と比較して電圧計測値を出力する電圧計測
    回路とを備えた電圧計測装置において、前記電圧切換リ
    レーの切り換え動作中を検出して前記電圧計測回路の電
    圧計測値を排除するリレー動作検出回路を設けたことを
    特徴とする電圧計測装置。
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