JP2530760Y2 - 自動車のニーボルスタ - Google Patents

自動車のニーボルスタ

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JP2530760Y2
JP2530760Y2 JP1991012161U JP1216191U JP2530760Y2 JP 2530760 Y2 JP2530760 Y2 JP 2530760Y2 JP 1991012161 U JP1991012161 U JP 1991012161U JP 1216191 U JP1216191 U JP 1216191U JP 2530760 Y2 JP2530760 Y2 JP 2530760Y2
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Japan
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glove box
knee bolster
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knee
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和彦 綾部
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のニーボルスタに
関するもので、特に助手席乗員のためのニーボルスタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の衝突に際し、乗員の膝を保護す
る目的で、車室内前部にニーボルスタを設置した自動車
はある。このような自動車では、ニーボルスタをインス
トルメントパネルの内部に配設し、その受圧プレートを
インストルメントパネルの裏面に対向設置している。
【0003】ところで、自動車のインストルメントパネ
ルには、助手席乗員の前方にグローブボックスを配設す
る場合が多い。該グローブボックスを有する自動車にニ
ーボルスタを配設したものが実開昭62−22156号
公報に開示されている。 この実開昭62−22156号
公報には、略ロ字状に形成されたニーパッドの中央の開
口部にグローブボックスを収納し、車両衝突時に乗員の
膝が該ニーパッ ドに突き当たり、その衝撃力を受けとめ
るニーボルスタについての記載がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車のニーボルスタにおいては、助手席側の受圧
プレートの形状が略ロ字状のため、グローブボックスに
乗員の膝が突き当たった場合は、ニーボルスタの機能が
十分に発揮できなかった。
【0005】そこで、本考案の目的は、助手席側のグロ
ーブボックスに乗員の膝が突き当たっても機能が発揮さ
れる自動車のニーボルスタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車のニーボ
ルスタでは、自動車のインストルメントパネル1の助手
席乗員の前方にグローブボックス2を配設した自動車の
ニーボルスタにおいて、車幅方向に配設したサポートメ
ンバ11と、該メンバ11その前端を取付け、変形可
能にかつ一体に形成したブラケット12と、該ブラケッ
ト12の後端に取り付けられた略コ字型形状を有する受
圧プレート13と、これらを覆うようにして配設され、
グローブボックス2を設置するための開口部を有するイ
ンストルメントパネル1と、リッド3の周縁部がケース
4から上方および両側方へ張り出して鍔部5a,5bを
形成したグローブボックス2とを備え、上記受圧プレー
13を、その開口端を下方に向けた状態で配設し、該
受圧プレート13に上記鍔部5a,5bの裏面を対向さ
せて配置し、この受圧プレート13が上記ケース4の上
方を横切り側面の中間部まで達するように上記グローブ
ボックス2をインストルメントパネル1の開口部に配設
している。
【0007】
【作用】本考案の自動車のニーボルスタでは、車両衝突
等に際して、乗員の膝がグローブボックスのリッド
に突当ると、その衝撃力は、リッドの周縁鍔部
a,5bを介して受圧プレート13に受止められ、さら
にブラケット12が変形することによって吸収される。
【0008】
【実施例】図1及至図5は、本考案に係る自動車のニー
ボルスタを示している。この自動車は、インストルメン
トパネル1にグローブボックス2を備えており、該グロ
ーブボックス2は、助手席前方に配設されている。
【0009】このグローブボックス2は、リッド3とケ
ース4とが一体に形成されているもので、リッド3の周
縁部はケース4から上方および両側方へ張出して、鍔部
5a,5bを形成している。また、このグローブボック
ス2の側面にはピン6が立設されている。そして、この
グローブボックス2は、そのケース4をインストルメン
トパネル1の孔または切欠7に嵌挿させ、ピン6をイン
ストルメントパネル1のリブ8に挿入させることによっ
てインストルメントパネル1に回動自在に支持され、鍔
部5a,5bがインストルメントパネル1の孔または切
欠7の上部周縁9aおよび側部周縁9bに当接して、そ
こに位置決めされている。
【0010】また、この自動車で、図1に示したように
インストルメントパネル1内にエアバックモジュール1
0を備えており、該エアバックモジュール10は、グロ
ーブボックス2の上方に配設されている。このエアバッ
クモジュール10は、図示しない左右両フロントピラー
間に差渡され、それらのピラーに溶接またはボルト締め
等によって固定されたサパートメンバ11に支持されて
いる。
【0011】そして、ニーボルスタは、このサポートメ
ンバ11を利用して設置されている。ニーボルスタは、
図2に示したように、サポートメンバ11と、該サポー
トメンバ11に溶接等によって固着されたブラケット1
2,12と、それらのブラケット12,12の先端に溶
接等によって固着された受圧プレート13と、該受圧プ
レート13に接着されたクッションプレート14とによ
って構成されている。
【0012】ブラケット12は、ケース4の外側に配置
され、衝撃を受けたとき塑性変形するように、材質、形
状等が適宜に選定されている。また、受圧プレート13
およびクッションプレート14は、ケース4の上方を横
切り、両端部がケース4の側面に沿って下方に延びて、
該側面の中間まで達している。そして、受圧プレート1
3は、インストルメントパネル1の孔または切欠の周縁
9a,9bに対向する位置に配設されている。
【0013】この自動車が衝突すると、その衝撃を感知
してエアバックモジュール10のエアバック15は脹ら
み、それによって助手席乗員の頭等を保護する。
【0014】また、その際に助手席乗員の膝aは、グロ
ーブボックス2のリッド3に突当る。すると、グローブ
ボックス2は、その際の押力によって、車体前方に押込
まれる。このグローブボックス2は、リッド3を介して
ニープロテクタのクッションプレート14、受圧プレー
ト13によって受けとめられる。そして、ブラケット1
2が図5に示したように押潰され、それによって衝撃エ
ネルギーが吸収される。
【0015】なお、上記実施例では、ブラケット12を
支持する要素として、エアバックモジュール10のサポ
ートメンバ11を利用しているが、エアバックモジュー
ル搭載車でない場合には、車体強度を高めるために設置
するサポートメンバであってもよく、例えばブレーキペ
ダル等を取付けるために設置するサポートメンバであっ
てもよい。
【0016】また、上記実施例では、ブラケット12の
変形を容易にするために、該ブラケット12に複数個の
孔16を穿設しているが、例えばブラケット12の材料
としてコルゲート状の板材を使用したり、ブラケット1
2を力に対して傾斜させて配置してもよい。
【0017】また、上記実施例では、グローブボックス
2として、ケース4とリッド3が一体のものを示してい
るが、ケース4をインストルメントパネル1に一体に、
または一体的に設け、リッド3のみを開閉させる方式の
ものにも適用できる。
【0018】
【考案の効果】上記したように、本考案に係る自動車の
ニーボルスタでは、変形可能に形成したブラケットをイ
ンストルメントパネル内のサポートメンバに、ケースの
両側になるように配設し、ブラケットの先端に受圧プレ
ートを固定したため、助手席前方にグローブボックスを
備えた自動車にもニーボルスタを設置することができ
る。
【0019】また、助手席乗員の膝がグローブボックス
のリッドに突き当たると、衝撃力が該リッドに設けた鍔
部を介して受圧プレートによって受けとめられ、ブラケ
ットが押潰されることにより吸収される。したがって、
グローブボックスのリッド面のどの部位に乗員の膝が突
き当たった場合でも、本考案のニーボルスタの機能は発
揮される。 さらに、サポートメンバと受圧プレートを連
結しているブラケットが一体的に形成されているため、
このニーボルスタを車両に組み付ける作業が容易にな
り、コスト的にも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車のニーボルスタを示す概念
的な縦断面図である。
【図2】本考案に係るニーボルスタを示分解斜視図で
ある。
【図3】本考案に係るニーボルスタを示す概念的な縦断
面図である。
【図4】図3IV-IV線による横断面図である。
【図5】本考案に係るニーボルスタの作用を示概念的
な縦断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 グローブボックス 3 リッド 4 ケース 5a,5b リッドの鍔部 7 孔または切欠 9a,9b 孔または切欠の周縁 11 サポートメンバ 12 ブラケット 13 受圧プレート 14 クッションプレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のインストルメントパネル1の助
    手席乗員の前方にグローブボックス2を配設した自動車
    のニーボルスタにおいて、 車幅方向に配設したサポートメンバ11と、 該メンバ
    その前端を取付け、変形可能にかつ一体に形成した
    ブラケット12と、該ブラケット12の後端に取り付け
    られた略コ字型形状を有する受圧プレート13と、これ
    らを覆うようにして配設され、グローブボックス2を設
    置するための開口部を有するインストルメントパネル1
    と、リッド3の周縁部がケース4から上方および両側方
    へ張り出して鍔部5a,5bを形成したグローブボック
    ス2とを備え、上記受圧プレート13を、その開口端を
    下方に向けた状態で配設し、該受圧プレート13に上記
    鍔部5a,5bの裏面を対向させて配置し、この受圧プ
    レート13が上記ケース4の上方を横切り側面の中間部
    まで達するように上記グローブボックス2をインストル
    メントパネル1の開口部に配設したことを特徴とする自
    動車のニーボルスタ。
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