JP2530756Y2 - 注出口栓 - Google Patents

注出口栓

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JP2530756Y2
JP2530756Y2 JP1991009556U JP955691U JP2530756Y2 JP 2530756 Y2 JP2530756 Y2 JP 2530756Y2 JP 1991009556 U JP1991009556 U JP 1991009556U JP 955691 U JP955691 U JP 955691U JP 2530756 Y2 JP2530756 Y2 JP 2530756Y2
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spout
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、飲料や液体洗剤などの
液体を収納する液体容器、特に紙を主材とした容器の注
出孔に設けられる注出口栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の注出口栓においては、液
体紙容器の封止フィルム(例えばAlフィルム)によっ
て封止された注出孔に、外方から取り付けられる形式の
ものがある。図10に示すように、この注出口栓1は、
筒部2aとフランジ部2bを有する注出口栓本体2と、
前記注出口栓本体2の筒部2a内に配置されて前記封止
フィルムaを破断する破断刃3aを下端に有した中栓3
とからなり、前記中栓3を押し下げることによって封止
フィルムaを破断して開封する構成であった。そして前
記筒部2aには外ねじ2cに螺合させてキャップ(図示
せず)を取り付ける。図11に示すように、筒部2aの
一部は指先が入る程度の切り欠き2dが設けられてい
て、中栓3の押し下げ動作が容易に行えるように工夫さ
れていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の注出口栓では、キャップが螺合する外ねじ部分
にかかるようにして切り欠きが設けられていることか
ら、キャップを取り付けた時(開封後)の密封性が劣
り、容器側に圧力が加わった場合などに漏れを発生する
可能性がある。また切り欠きによって注出口栓本体に方
向性が生じており、切り欠きが上に向くようにして取り
付けるなど、注出口栓を取り付ける機構側に制約があ
る。
【0004】このため、図12および図13に示すよう
に、外ねじ2cの部分に所要の高さを確保した状態で、
かつ中栓3が押し下げできるようにこの中栓3の上端部
分を筒部2aから突出させた構成が考えられる。この場
合、注出口栓全体の高さがある程度規制されるため(中
栓の高さが大きいと注出口栓の高さが大きくなり、中栓
の押し下げ動作も行いにくくなる)、中栓の押し下げス
トロークが小さくなり、封止フィルムの破断が行いにく
いものとなる(図14参照)。
【0005】そこで、本考案は上記した事情に鑑み、中
栓を有した注出口栓に関して、注出口栓本体の切り欠き
を無くし、また中栓の押し下げストロークが小さい場合
でも封止フィルムの破断が確実に行えるようにすること
を課題とし、開封時の取り扱いが容易で液漏れの生じな
い液体紙容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した課題
を考慮してなされたもので、筒部の下端外周回りにフラ
ンジ部を一体に備え、液体紙容器などの注出孔に取り付
けられる注出口栓本体と、前記注出口栓本体の前記筒部
の内側に押し下げ可能にして配置され、前記注出孔の封
止フィルムに対応して下端に破断刃を有した略筒状の中
栓とからなる注出口栓であって、前記注出口栓本体の
部の底部に、前記封止フィルムに対応し前記中栓の内径
より小径の円盤状とした押し板を配置し、前記押し板の
周囲に位置して前記破断刃に対応する切断容易な連結部
を介して前記筒部と押し板とを一体に連結し、前記中栓
の下端の一部に、破断刃が設けられていない平坦な切り
欠き状部を破断刃の尖端位置より上位置にして備えてい
ることを特徴とする注出口栓を提供して、上記課題を解
消するものである。
【0007】
【作用】本考案においては、封止フィルムの未開封に
は、中栓の下端(破断刃)を連結部が受け中栓が押し板
の上に位置している。そして開封操作時に、この中栓を
押し下げると、押し板の周囲の連結部(破断刃に対応し
た部分)が破断しながらこの押し板が押し下げられる。
そして中栓の破断刃による封止フィルムの破断が行われ
るとともに、連結部の一部分が破断されずに残って、こ
の部分を中心にして押し板が回動し、押し板の動きによ
って封止フィルムが押し広げられるようになる。
【0008】
【実施例】づぎに、本考案を図1から図9に示す一実施
例に基づいて詳細に説明する。なお、図10から図14
に示す従来例と構成が重複する部分は同符号を付してそ
の説明を省略する。
【0009】図1から図4に示すように注出口栓本体2
の筒部2aの底部には、中栓3の内径より小径で円盤状
に設けられた押し板4が位置していて、封止フィルムa
に近接している。また図4に示すようにこの押し板4の
周囲には破断容易な連結部5が設けられていて、この連
結部5を介して前記押し板4が筒部2aの底部に一体に
成形されている。連結部5は図示するように放射状に配
置された破断容易な複数の細い繋ぎ体6からなるもので
あり、図3に示すようにそれぞれは側面形状を略コ字型
に成形され、中栓3の下端を受けるように設けられてい
る(図5参照)。すなわち破断刃3aの刃それぞれはこ
の繋ぎ体6を跨ぐようなピッチであって、繋ぎ体6に支
持された状態で破断刃3aは封止フィルムaに接触しな
い。なお、図1においては、外付けタイプを例示し、図
2においては内付けタイプのものを例示した。
【0010】開封に際して上記押し板4と封止フィルム
aとが容器内に落下しないように工夫されている。これ
は、図6に示すように、上記中栓3の下端の一部分に破
断刃を備えない平坦な切り欠き状部3bが破断刃の尖端
位置より上位置にして設けられているためであり、中栓
3の押し下げによっても連結部5の一部と封止フィルム
aの一部とが残される。また連結部5の一部が残ること
から、図7に示すように、中栓3の押し下げに伴って連
結部の切断されずに残った部分を中心として押し板4が
回動する。このため破断刃により切断する封止フィルム
aが押し開かれて、注出孔の開封が確実に行われる。
【0011】中栓3と押し板4の押し下げにより封止フ
ィルムの破断が確実なものとなることから、中栓4の押
し下げストロークを小さくしても、注出孔を確実に開封
できる。
【0012】図8と図9は中栓3の他の例を示す。この
例では、中栓3の内部に三つ又の仕切り7が設けられて
いて、上記切り欠き状部3bと対向する位置に前記仕切
り7の一片を突堤7aとしている。この突堤7aは、中
栓3の落とし込みとともに押し板を積極的に回動させる
ためのもので、中栓3を押し下げたときに押し板4がこ
の突堤7aに押され、封止フィルムaが押し広げられる
ように破断する。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案において
は、筒部の下端外周回りにフランジ部を一体に備え、
体紙容器などの注出孔に取り付けられる注出口栓本体
と、前記注出口栓本体の前記筒部の内側に押し下げ可能
にして配置され、前記注出孔の封止フィルムに対応して
下端に破断刃を有した略筒状の中栓とからなる注出口栓
であって、前記注出口栓本体の部の底部に、前記封止
フィルムに対応し前記中栓の内径より小径の円盤状とし
押し板を配置し、前記押し板の周囲に位置して前記破
断刃に対応する切断容易な連結部を介して前記筒部と押
し板とを一体に連結し、前記中栓の下端の一部に、破断
刃が設けられていない平坦な切り欠き状部を破断刃の尖
端位置より上位置にして備えているので、中栓の押し下
げにより連結部と封止フィルムが破断し、一部残った連
結部を中心として押し板が容器内方に回動するようにな
る。
【0014】このため破断刃による破断と回動する押し
板の押し開きとの両者によって封止フィルムが確実に破
断される。そして中栓の小さい押し下げストロークでも
押し板が回動することから、小さい押し下げストローク
で注出孔が確実に開封されるようになる。よって全体高
さを大きくすることなく、開封容易な注出口栓が得ら
れ、切り欠きを設けていないことから、方向性が生じな
いとともに、開封後にキャップによる注出口の閉止が確
かなものとなり、液漏れを生じさせることがないなど、
実用性に優れた効果を奏するものてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る注出口栓の外付けタイプの実施例
の断面で示す説明図である。
【図2】同じく注出口栓の内付けタイプの実施例の断面
で示す説明図である。
【図3】一実施例における注出口栓本体を断面で示す説
明図である。
【図4】一実施例における注出口栓本体を上面から示す
説明図である。
【図5】一実施例の中栓下端を連結部が受ける状態を示
す説明図である。
【図6】中栓の切り欠き状部を示す説明図である。
【図7】一実施例における開封状態を示す説明図であ
る。
【図8】中栓の他の実施例を断面で示す説明図である。
【図9】同じく中栓の他の実施例を上面から示す説明図
である。
【図10】従来例を断面で示す説明図である。
【図11】従来の注出口栓本体を示す説明図である。
【図12】従来例において切り欠きを除いた注出口栓本
体を示す説明図である。
【図13】切り欠きを除いた注出口栓本体に中栓を配置
した状態を断面で示す説明図である。
【図14】開封不良の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1……注出口栓 2……注出口栓本体 3……中栓 3a…破断刃 3b…切り欠き状部 4……押し板 a……封止フィルム

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒部の下端外周回りにフランジ部を一体
    に備え、液体紙容器などの注出孔に取り付けられる注出
    口栓本体と、前記注出口栓本体の前記筒部の内側に押し
    下げ可能にして配置され、前記注出孔の封止フィルムに
    対応して下端に破断刃を有した略筒状の中栓とからなる
    注出口栓であって、 前記注出口栓本体の部の底部に、前記封止フィルムに
    対応し前記中栓の内径より小径の円盤状とした押し板を
    配置し、前記押し板の周囲に位置して前記破断刃に対応
    する切断容易な連結部を介して前記筒部と押し板とを一
    体に連結し、前記中栓の下端の一部に、破断刃が設けら
    れていない平坦な切り欠き状部を破断刃の尖端位置より
    上位置にして備えていることを特徴とする注出口栓。
  2. 【請求項2】 上記中栓の内周面における上記切り欠き
    状部に対向する位置から中栓中心側に向けて、下端が上
    記押し板に対応して中栓の落とし込み時に前記押し板を
    押す板状の突堤が設けられている請求項1に記載の注出
    口栓。
JP1991009556U 1991-01-31 1991-01-31 注出口栓 Expired - Fee Related JP2530756Y2 (ja)

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JPH0532428Y2 (ja) * 1987-08-25 1993-08-19
JPH0532427Y2 (ja) * 1987-07-14 1993-08-19
JP3008130U (ja) * 1994-08-22 1995-03-07 充洋 横山 足裏叩き装置

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