JP2530683Y2 - 自動車用ダッシュボード - Google Patents

自動車用ダッシュボード

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JP2530683Y2
JP2530683Y2 JP1990050942U JP5094290U JP2530683Y2 JP 2530683 Y2 JP2530683 Y2 JP 2530683Y2 JP 1990050942 U JP1990050942 U JP 1990050942U JP 5094290 U JP5094290 U JP 5094290U JP 2530683 Y2 JP2530683 Y2 JP 2530683Y2
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Japan
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広道 魚橋
浩二 明星
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日本ジーイープラスチックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の運転席前方に固定されるダッシュ
ボードに関する。
〔従来の技術〕
従来のダッシュボードは、硬質プラスチックのダッシ
ュボードコアの上を高発泡ウレタンで被いその表面に塩
化ビニルのスラッシュモールドで形成された外被を設け
ることによって形成されていた。かかる複雑な構造を採
用する理由は、ダッシュボードコアにより剛性を確保
し、一方、その周囲の高発泡ウレタンでソフト感を出す
と共に、事故等における衝突の際に人体に及ぼす衝撃を
軽減するためのクラッシュパッドとして機能を期待して
いる点にある。
しかし、このような構成にあっては、発泡していない
ダッシュボードコアで所望の剛性を得るために、重量が
大となる。さらに、コアと外被との間に第3の素材であ
るウレタンを注入発泡させてクラッシュパッドを形成す
るために製造工程が多くなり、したがって製造コストの
面で不利があることは否めなかった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の課題は、簡潔な構成で所期の目的を達成する
ことができる自動車用ダッシュボードを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の課題は、実用新案登録請求の範囲に記載の構
成、すなわち、ダッシュボード本体が、発泡剤を含浸さ
せた変性ポリフェニレンエーテル樹脂の発泡ビーズを用
いて発泡倍率1.5〜20程度の高発泡成形体として一体形
成されており、該ダッシュボード本体の表面に、スラッ
シュモールド外被または仕上げ塗装による外装が施され
た自動車用ダッシュボードによって解決される。
〔考案の作用〕
本考案にかかる自動車用ダッシュボードによれば、剛
性を分担するコアと注入発泡されたウレタンとを、高発
泡合成樹脂により一体成形されたダッシュボード本体に
より兼ねることができ、工程を節減することができる。
なお、全重量を大幅に低減することが可能となる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す添付図を参照しつつ本考案を開示
する。
第1図は、本考案にかかるダッシュボードの構成を示
す部分破断による斜視図である。
本体1は、エンジニアリングプラスチックの一種であ
る変性PPE(ポリフェニレンエーテル)の発泡ビーズ
を、周知の高発泡技術によって一体成形したものであ
る。本体1の形状・寸法等は、車種や車両サイズによっ
てそれぞれ独自に選択される。
本体1の高発泡体コア3の表面は、仕上げ上の観点か
ら、塩化ビニルその他の適宜材料によるスラッシュモー
ルド外被2により覆われる。なお、この表面は、例え
ば、不織布等を貼り付けることもできる。
ここで、本考案の実施に適する発泡ビーズは、発泡剤
を含浸させた変性PPEの微小ペレット、例えばGECET(ゼ
ネラルエレクトリック社商標)である。高発泡成形と
は、発泡ビーズを型内で加熱しビーズ同志を融着させ、
成形する成形法で、概略の発泡倍率が1.5倍〜20倍程度
のものを対象としている。
第2図は、本考案にかかるダッシュボードの断面図
で、高発泡成形されたダッシュボードのコア3の表面に
外被2が施されている。従来のダッシュボードの断面を
示す第3図では、発泡してしないソリッドコア11の上に
発泡注入されたクラッシュパッド13、そしてその外被12
とから構成されている。かかる構成で、必要な剛性を得
るためには、コア11は厚さ約3mmとし、クラッシュパッ
ド13を約3〜4mmとし、外被12を0.3〜0.5mmとしてい
た。これに対し、本考案においては、第2図のコアの厚
さを10〜15mmとすることにより、十分な剛性が得られ、
しかも重量は従来技術にかかる製品よりも大幅に軽減す
ることが可能である。
〔考案の効果〕
本考案にかかる自動車用ダッシュボードによれば、本
体がエンジニアリングプラスチックの発泡ビーズを高発
泡成形することにより構成されているから、軽量であり
ながら充分高い剛性を維持しており、省エネルギーの社
会的要請に鑑み、自動車の重量軽減の一助となる。さら
に製造工程が低減されることにより製造コストの低減が
図れる。なお、十分な発泡層を有するため、エンジンか
らの振動・騒音を吸収する効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる自動車用ダッシュボードの構
成を示す部分破断斜視図である。 第2図は、本考案にかかる自動車用ダッシュボードの構
成を示す断面図である。 第3図は、従来技術にかかる自動車用ダッシュボードの
構成を示す断面図である。 図中の主な参照符号の対応は下記の通り。 1:ダッシュボード本体 2:スラッシュモールド 3:高発泡成形体(コア)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用ダッシュボードにおいて、 ダッシュボード本体が、発泡剤を含浸させた変性ポリフ
    ェニレンエーテル樹脂の発泡ビーズを用いて発泡倍率1.
    5〜20程度の高発泡成形体として形成されており、該ダ
    ッシュボード本体の表面に、スラッシュモールド外被ま
    たは仕上げ塗装による外装が施されたことを特徴とする
    自動車用ダッシュボード。
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