JP2530656Y2 - クランプ体による配管類の固定構造 - Google Patents
クランプ体による配管類の固定構造Info
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- JP2530656Y2 JP2530656Y2 JP5323791U JP5323791U JP2530656Y2 JP 2530656 Y2 JP2530656 Y2 JP 2530656Y2 JP 5323791 U JP5323791 U JP 5323791U JP 5323791 U JP5323791 U JP 5323791U JP 2530656 Y2 JP2530656 Y2 JP 2530656Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は一般に自動車或いは各種
の機械、装置等に給油、給気の供給路等として配設され
る管径２０ｍ／ｍ程度以下の比較的細径からなる金属管
或いはゴム、樹脂等による可撓チューブ又はワイヤーハ
ーネス、光ファイバ等のケーブル類(以下単に配管と称
す）のクランプ体による配管類の固定構造の改良に関す
るものである。
の機械、装置等に給油、給気の供給路等として配設され
る管径２０ｍ／ｍ程度以下の比較的細径からなる金属管
或いはゴム、樹脂等による可撓チューブ又はワイヤーハ
ーネス、光ファイバ等のケーブル類(以下単に配管と称
す）のクランプ体による配管類の固定構造の改良に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の配管類の固定構造として
は例えば図３にその断面をもって示すように、一端側に
取付け孔(12)を有する帯状鋼材からなる基板(11)の表面
に、直接配管(P')類の複数本を並列状に配置して相互の
当接面を、例えば金属管にあっては溶接もしくは鑞付け
等により固定(13)して構成されていた。
は例えば図３にその断面をもって示すように、一端側に
取付け孔(12)を有する帯状鋼材からなる基板(11)の表面
に、直接配管(P')類の複数本を並列状に配置して相互の
当接面を、例えば金属管にあっては溶接もしくは鑞付け
等により固定(13)して構成されていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、予め施した基板(11)の防錆
被膜が、又配管(P')が金属管の場合はこの金属管に施し
た防錆被膜も溶接或いは鑞付け等の加熱によって破損す
るため、固定後に再び防錆処理を必要となし、従って長
尺にして且つ複雑な曲げ形状を有する製品時にはその処
理を著しく煩わしくなすと共に、溶接もしくは鑞付け等
をする場合には過熱に起因して薄肉管等の場合に固定(1
3)部での該金属管側に機械的強度の劣化を招いてしばし
ば亀裂、折損を生ぜしめることとなった。また配設した
配管(P')類の不具合によるいずれかの取り替えに際して
個々の配管(P')類の取外しを不可能となして製品全体の
取り替えを余儀なくされる等の問題を有するものであっ
た。
うな従来の技術においては、予め施した基板(11)の防錆
被膜が、又配管(P')が金属管の場合はこの金属管に施し
た防錆被膜も溶接或いは鑞付け等の加熱によって破損す
るため、固定後に再び防錆処理を必要となし、従って長
尺にして且つ複雑な曲げ形状を有する製品時にはその処
理を著しく煩わしくなすと共に、溶接もしくは鑞付け等
をする場合には過熱に起因して薄肉管等の場合に固定(1
3)部での該金属管側に機械的強度の劣化を招いてしばし
ば亀裂、折損を生ぜしめることとなった。また配設した
配管(P')類の不具合によるいずれかの取り替えに際して
個々の配管(P')類の取外しを不可能となして製品全体の
取り替えを余儀なくされる等の問題を有するものであっ
た。
【０００４】更に従来のクランプ体は鑞付け又は溶接可
能な金属管を個別に固定することはできるが、可撓チュ
ーブやケーブル類等の配管類を一括して固定することが
できない等の問題も有するものであった。
能な金属管を個別に固定することはできるが、可撓チュ
ーブやケーブル類等の配管類を一括して固定することが
できない等の問題も有するものであった。
【０００５】本考案は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたもので、予め防錆被膜を施したクランプ体の
使用は勿論のこと、配管類が金属管の場合でも予め防錆
処理を施したものを使用でき、配管類の固定後の再度の
防錆処理を一切不要となし、更に、配管類側の固定部で
の機械的強度の劣化の憂いがなく、また、不具合による
個々の配管類の取り替えを、可能となすことのできるク
ランプ体による配管類の固定構造を提供することを目的
とするものである。
てなされたもので、予め防錆被膜を施したクランプ体の
使用は勿論のこと、配管類が金属管の場合でも予め防錆
処理を施したものを使用でき、配管類の固定後の再度の
防錆処理を一切不要となし、更に、配管類側の固定部で
の機械的強度の劣化の憂いがなく、また、不具合による
個々の配管類の取り替えを、可能となすことのできるク
ランプ体による配管類の固定構造を提供することを目的
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、先端に設けたカール状の保持壁部に配管類を
組付け、且つ該保持壁に連る平坦部の後方に基体への取
付け孔を有する基板表面に、略Ｕ字状の包持片をもって
後端側を着脱自在に固定すると共に、その先端部を前記
保持壁側に固着した帯状鋼材からなるクランプ体の前記
平坦部と、前記包持片の逆Ｕ字状のなす凹溝部とに、配
管類を一括して包持固定せしめて構成したクランプ体に
よる配管類の固定構造を要旨とするものである。
するため、先端に設けたカール状の保持壁部に配管類を
組付け、且つ該保持壁に連る平坦部の後方に基体への取
付け孔を有する基板表面に、略Ｕ字状の包持片をもって
後端側を着脱自在に固定すると共に、その先端部を前記
保持壁側に固着した帯状鋼材からなるクランプ体の前記
平坦部と、前記包持片の逆Ｕ字状のなす凹溝部とに、配
管類を一括して包持固定せしめて構成したクランプ体に
よる配管類の固定構造を要旨とするものである。
【０００７】
【作用】本考案はこのような構成によるため、前記包持
片を固定したクランプ体の使用により、該包持片の凹溝
部とクランプ体の平坦部とに配管類を一括して包持固定
することとなり、予め防錆被膜を施したクランプ体及び
配管類が金属管の場合は予め防錆被膜を施したものの使
用を可能となし、配管類の固定後の再度の防錆処理を一
切不要となすことができると共に、配設した配管類の不
具合時にあってその個々の取り替えを可能となし、ま
た、固定部での加熱による固定手段の不要によって、配
管類側の機械的強度の劣化による亀裂、折損等の憂いを
なくすことができることとなると共に、ゴム、樹脂等に
よる可撓チューブや、ワイヤーハーネスや光ファイバ等
のケーブル類等の配管類を一括して固定でき、更に材
質、径、形状等に影響されることなく適用可能であ
る。。
片を固定したクランプ体の使用により、該包持片の凹溝
部とクランプ体の平坦部とに配管類を一括して包持固定
することとなり、予め防錆被膜を施したクランプ体及び
配管類が金属管の場合は予め防錆被膜を施したものの使
用を可能となし、配管類の固定後の再度の防錆処理を一
切不要となすことができると共に、配設した配管類の不
具合時にあってその個々の取り替えを可能となし、ま
た、固定部での加熱による固定手段の不要によって、配
管類側の機械的強度の劣化による亀裂、折損等の憂いを
なくすことができることとなると共に、ゴム、樹脂等に
よる可撓チューブや、ワイヤーハーネスや光ファイバ等
のケーブル類等の配管類を一括して固定でき、更に材
質、径、形状等に影響されることなく適用可能であ
る。。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図１は本考案のクランプ体による配管類の固定
構造の平面図、図２は図１Ａ−Ａ線の断面図であって、
(1) はクランプ体であり、先端に設けたカール状の保持
壁(1")部に配管(P) を組付け、且つ該保持壁に連る平坦
部の後方に基体への取付け孔(2) を有する基板(1')表面
の略中央部附近に、略Ｕ字状の包持片(3) をもって後端
側をビス等により着脱自在に固定(4) すると共に、その
先端部を前記保持壁(1")側にスポット溶接或いは鑞付け
等により固着(4')して形成した帯状鋼材からなるもので
あり、予め鍍金もしくは塗装等による防錆処理を施して
なるものである。そして前記クランプ体(1) の平坦部と
包持片(3) のＵ字状のなす凹溝部との間に配管(P) 類を
一括して包持固定せしめて構成するものである。
すれば、図１は本考案のクランプ体による配管類の固定
構造の平面図、図２は図１Ａ−Ａ線の断面図であって、
(1) はクランプ体であり、先端に設けたカール状の保持
壁(1")部に配管(P) を組付け、且つ該保持壁に連る平坦
部の後方に基体への取付け孔(2) を有する基板(1')表面
の略中央部附近に、略Ｕ字状の包持片(3) をもって後端
側をビス等により着脱自在に固定(4) すると共に、その
先端部を前記保持壁(1")側にスポット溶接或いは鑞付け
等により固着(4')して形成した帯状鋼材からなるもので
あり、予め鍍金もしくは塗装等による防錆処理を施して
なるものである。そして前記クランプ体(1) の平坦部と
包持片(3) のＵ字状のなす凹溝部との間に配管(P) 類を
一括して包持固定せしめて構成するものである。
【０００９】
【考案の効果】以上説明したように本考案によるクラン
プ体による配管類の固定構造は、前記保持壁(1")に配管
(P）を組付けると共に、前記包持片(3) を基板(1')に固
定(4)して予め防錆被膜を施したクランプ体(1）及び所
望により予め防錆被膜を施した金属管使用を可能となし
て配管類の固定後の再度の防錆処理を一切不要となすこ
とができ、更に配設した配管(P) 類の不具合時にあって
その個々の取り替えを可能となし、また、配管(P) 類の
固定部での加熱を必要としない固定構造によって、該配
管類側の機械的強度の劣化による亀裂、折損の生ずる憂
いをなくすことができる等、極めて有用なクランプ体に
よる配管固定構造である。
プ体による配管類の固定構造は、前記保持壁(1")に配管
(P）を組付けると共に、前記包持片(3) を基板(1')に固
定(4)して予め防錆被膜を施したクランプ体(1）及び所
望により予め防錆被膜を施した金属管使用を可能となし
て配管類の固定後の再度の防錆処理を一切不要となすこ
とができ、更に配設した配管(P) 類の不具合時にあって
その個々の取り替えを可能となし、また、配管(P) 類の
固定部での加熱を必要としない固定構造によって、該配
管類側の機械的強度の劣化による亀裂、折損の生ずる憂
いをなくすことができる等、極めて有用なクランプ体に
よる配管固定構造である。
【図１】本考案の一実施例を示すクランプ体による配管
類の固定構造の平面図である。
類の固定構造の平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線の断面図である。
【３図】従来例による配管類の固定構造の縦断面図であ
る。
る。
１ クランプ体 １′ 基板 １″ 保持壁 ２ 取付け孔 ３ 包持片 ４ 固定 ４′ 固着 Ｐ 配管
Claims (1)
- 【請求項１】 先端に設けたカール状の保持壁(1")部に
配管(P）類を組付け、且つ該保持壁に連る平坦部の後方
に基体への取付け孔(2) を有する基板(1')表面に、略逆
Ｕ字状の包持片(3) をもって後端側を着脱自在に固定
(4) すると共に、その先端部を前記保持壁(1")側に固着
(4')した帯状鋼材からなるクランプ体(1) の前記平坦部
と、前記包持片(3) のＵ字状のなす凹溝部とに、配管
(P)類を一括して包持固定せしめて構成したことを特徴
とするクランプ体による配管類の固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5323791U JP2530656Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クランプ体による配管類の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5323791U JP2530656Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クランプ体による配管類の固定構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04136386U JPH04136386U (ja) | 1992-12-18 |
| JP2530656Y2 true JP2530656Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31929182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5323791U Expired - Fee Related JP2530656Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クランプ体による配管類の固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530656Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP5323791U patent/JP2530656Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04136386U (ja) | 1992-12-18 |
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