JP2516707Y2 - クランプ体による配管類の固定構造 - Google Patents

クランプ体による配管類の固定構造

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JP2516707Y2
JP2516707Y2 JP5323691U JP5323691U JP2516707Y2 JP 2516707 Y2 JP2516707 Y2 JP 2516707Y2 JP 5323691 U JP5323691 U JP 5323691U JP 5323691 U JP5323691 U JP 5323691U JP 2516707 Y2 JP2516707 Y2 JP 2516707Y2
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pipes
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fixed
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正佳 臼井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一般に自動車或いは各種
の機械、装置等に給油、給気の供給路等として配設され
る管径20m/m程度以下の比較的細径からなる金属管
或いはゴム、樹脂等による可撓チューブ又はワイヤーハ
ーネス、光ファイバ等のケーブル類(以下単に配管類と
称す)のクランプ体による配管類の固定構造の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の配管類の固定構造として
は例えば図4にその断面をもって示すように、一端側に
取付け孔(12)を有する帯状鋼材からなる基板(11)の表面
に、直接配管(P')の複数本を並列状に配置して相互の当
接面を、例えば金属管にあっては溶接もしくは鑞付け等
により固定(13)して構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、予め施した基板(11)の防錆
被膜が、又配管(P')が金属管の場合はこの金属管に施し
た防錆被膜も溶接或いは鑞付け時の加熱によって破損す
るため、固定後に再び防錆処理を必要となし、従って、
長尺にして且つ複雑な曲げ形状を有する製品時にはその
処理を著しく煩わしくなすと共に、溶接又は鑞付けをす
る場合には過熱に起因して薄肉管等の場合に固定(13)部
での該金属管側に機械的強度の劣化を招いてしばしば亀
裂、折損を生ぜしめることとなった。また、配設した配
管(P')類の不具合によるいずれかの取り替えに際して個
々の配管(P')類の取外しを不可能となして製品全体の取
り替えを余儀なくされる等の問題を有するものであっ
た。
【0004】更に従来のクランプ体は鑞付け又は溶接可
能な金属管を個別に固定することはできるが、可撓チュ
ーブやケーブル類等の配管類を一括して固定することが
できない等の問題も有するものであった。
【0005】本考案は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたもので、予め防錆被膜を施したクランプ体の
使用は勿論のこと、配管類が金属管の場合でも予め防錆
処理を施したものを使用でき、配管類の固定後の再度の
防錆処理を一切不要となし、更に、配管類側の固定部で
の機械的強度の劣化の憂いがなく、また、不具合による
個々の配管類の取り替えを、可能となすことのできると
共に、材質や径等の異なる各種の配管類を一括して固定
できるクランプ体による配管類の固定構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、先端に設けたカール状の保持壁部に配管類を
組付けると共に、該保持壁に連る平坦部に基体への取付
け孔を有する基板の表面に、前記保持壁と間隔をおいて
略U字状の少なくとも1つの包持片をもってその底壁部
附近を、固着した帯状鋼材からなるクランプ体の前記包
持片の凹溝部及び/又はその自由端のなす少なくとも一
方の外側部に、それぞれ配管類を配置した状態で自由端
をカール状に弯曲して一括して包持固定せしめて構成し
たクランプ体による配管類の固定構造を要旨とするもの
である。
【0007】
【作用】本考案はこのような構成によるため、少なくと
も1つの前記包持片を固着したクランプ体の使用によ
り、該包持片の凹溝部及び/又はその自由端のなす少な
くとも一方の外側部に配管類を一括して包持固定するこ
ととなり、予め防錆被膜を施したクランプ体及び配管類
が金属管の場合は予め防錆被膜を施した金属管の使用を
可能となし、配管類の固定後の再度の防錆処理を一切不
要となすことができると共に、配設した配管類の不具合
時にあってその個々の取り替えを可要となし、また、固
定部での加熱による固定手段の不要によって、配管類側
の機械的強度の劣化による亀裂、折損等の憂いをなくす
ことができることとなると共に、ゴム、樹脂等による可
撓チューブや、ワイヤーハーネスや光ファイバ等のケー
ブル類等の配管類を一括して固定でき、更に材質、径、
形状等に影響されることなく適用可能である。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本考案のクランプ体による配管類の固定
構造の平面図、図2は図1A−A線の断面図、図3は他
の実施例に係る図2相当図であって、(1) はクランプ体
であり、先端に設けたカール状の保持壁(1")部に配管
(P) 類を組付けると共に、該保持壁に連る平坦部に基体
への取付け孔(2)を有する基板(1')の表面に、前記保持
壁(1")と長手方向に間隔をおいて略U字状の少なくとも
1つの包持片(3) をもってその底壁部を溶接或いは鑞付
け等により固着(4) して形成した帯状鋼材からなるもの
であり、予め鍍金もしくは塗装等による防錆処理を施し
てなるものである。そして前記包持片(3) の自由端の外
側部の両側(図2)、又は包持片(3) の凹溝部と自由端
の一方の外側部(図3)に、それぞれ配管(P) 類を配置
した状態で自由端をカール状に弯曲して一括して包持固
定せしめて構成するものである。
【0009】尚図中実線による矢印は自由端でのカール
状の弯曲方向をそれぞれ示すものである。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように本考案によるクラン
プ体による配管類の固定構造は、前記保持壁(1")部に配
管(P)類を組付けると共に、少なくとも1つの前記包持
片(3)を基板(1')表面に固着(4) して予め防錆処理を施
したクランプ体(1) の使用によって、該包持片の自由端
をカール状に弯曲して配管(P) を包持固定せしめてなる
ため、予め防錆被膜を施したクランプ体(1) 及び所望に
より予め防錆処理を施した金属管の使用を可能となして
配管類の固定後の再度の防錆処理を一切不要となすこと
ができ、更に配設した配管(P) 類の不具合時にあってそ
の個々の取り替えを可能となし、また、配管(P) 類の固
定部での加熱を必要としない固定構造によって、該配管
類側の機械的強度の劣化による亀裂、折損の生ずる憂い
をなくすことができる等、極めて有用なクランプ体によ
る配管類の固定構造である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すクランプ体による配管
類の固定構造の平面図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】他の実施例に係る図2相当図である。
【図4】従来例による配管類の固定構造の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クランプ体 1′ 基板 1″ 保持壁 2 取付け孔 3 包持片 4 固着 P 配管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に設けたカール状の保持壁(1")部に
    配管(P)類を組付けると共に、該保持壁に連る平坦部に
    基体への取付け孔(2) を有する基板(1')の表面に、前記
    保持壁(1")と間隔をおいて略U字状の少なくとも1つの
    包持片(3) をもってその底壁部附近を固着(4) した帯状
    鋼材からなるクランプ体(1) の前記包持片(3) の凹溝部
    及び/又はその自由端の少なくとも一方の外側部に、そ
    れぞれ配管(P) 類を配置した状態で自由端をカール状に
    弯曲して一括して包持固定せしめて構成したことを特徴
    とするクランプ体による配管類の固定構造。
JP5323691U 1991-06-14 1991-06-14 クランプ体による配管類の固定構造 Expired - Lifetime JP2516707Y2 (ja)

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JPH04136388U JPH04136388U (ja) 1992-12-18
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