JP4315383B2 - ケーブル支持具 - Google Patents

ケーブル支持具 Download PDF

Info

Publication number
JP4315383B2
JP4315383B2 JP2004352396A JP2004352396A JP4315383B2 JP 4315383 B2 JP4315383 B2 JP 4315383B2 JP 2004352396 A JP2004352396 A JP 2004352396A JP 2004352396 A JP2004352396 A JP 2004352396A JP 4315383 B2 JP4315383 B2 JP 4315383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
cable
cable support
shaped
clamping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004352396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006166541A (ja
Inventor
雅樹 岸田
正夫 森本
靖 中村
雅弘 松尾
尚樹 湊
努 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2004352396A priority Critical patent/JP4315383B2/ja
Publication of JP2006166541A publication Critical patent/JP2006166541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4315383B2 publication Critical patent/JP4315383B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、マンホール内などに配設されるポールに取り付けられ、電力ケーブルや通信ケーブルなどの絶縁被覆ケーブルを支持するケーブル支持具に関し、特に、外径が異なる数種のポールに対しても取り付けることができるケーブル支持具に関する。
電力ケーブルや通信ケーブルなどをマンホール内などに布設すると、通電(負荷)電流によるジュール熱や外気温度の変化によって、ケーブルが熱伸縮する。この熱伸縮が拘束されると、ケーブルの絶縁性能が低下するなどのケーブル損傷を招くおそれがある。このため、この熱伸縮を吸収する(ケーブルの自由な熱伸縮を可能にする)ためのオフセット部(ケーブルを湾曲させた部分)が布設線路に設けられ、このオフセット部を支持するために、ポールとケーブル支持具とが用いられている。
このポールは円柱状で、上端部と下端部とがそれぞれマンホールなどの天井と床とを押圧し、突っ張った状態で垂直に配設される。また、ケーブル支持具は、ポールを把持する把持具とケーブルを支持する腕状(長尺体)の支持部材とを有し、把持具はポールの外径とほぼ同径の内径を有する円筒部材で構成されている。例えば、半円筒状の第1部材と第2部材とを合わせると円筒部材となり、この第1部材と第2部材とでポールの外周面を挟持して、ポールを把持するものである。そして、このような把持具でポールを把持すると、支持部材がポールから水平に突出した状態となり、この支持部材にケーブルのオフセット部を載せ、支持部材上でスライド自在にケーブルを支持するものである。これにより、ケーブルが熱伸縮しようとした場合、ケーブルのオフセット部が支持部材上で伸縮(スライド)し、ケーブルが拘束されることなく熱伸縮できるものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−78175号公報
ところで、従来、ポールは外径が65mmのもの(小径ポール)が主流であったが、近年では耐震性を高めるために、外径が76mmのもの(耐震ポール)が主流となっている。すなわち、今後、小径ポールを新たに設置することはなく、順次、耐震ポールに置き換えられている。一方、上記のようなケーブル支持具では、把持具がポールの外径に合わせて構成されており、小径ポール用のケーブル支持具と、耐震ポール用のケーブル支持具とが必要であった。このため、例えば、小径ポールが腐食によって寿命に達したために、ポールを取り替えなければならない場合、耐震ポールに置き換えることになるが、この際、ケーブル支持具も一緒に取り替えなければならないことになる。つまり、小径ポール用のケーブル支持具は寿命に達していない場合であっても、耐震ポール用のケーブル支持具に取り替えなければならず、不経済であった。
そこで本発明は、外径が異なる数種のポールに対しても取り付けることができるケーブル支持具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、円柱状のポールに取り付けられ、電力ケーブルや通信ケーブルなどの絶縁被覆ケーブルを支持するケーブル支持具であって、前記ポールを把持する把持具と、前記絶縁被覆ケーブルを支持する支持部材とを有し、前記把持具は、略V字形のV字溝が前記ポールの軸方向に沿って形成される挟持板部と、前記挟持板部に対して垂直であり前記V字溝の背面方向外方に位置する取付板部とを有する断面がコの字状の第1挟持部材と、前記V字溝に対向する挟持部を有する第2挟持部材と、前記第1挟持部材のV字溝と前記第2挟持部材の挟持部とで前記ポールの外周面を挟持するように前記第1挟持部材と第2挟持部材とを締結する締結手段とを有しており、前記支持部材は、前記把持具が前記ポールを把持した際に前記ポールの軸方向に対して略直角に延びる長尺体であり、その長手方向を回転中心とする取付角度が調整可能に前記第1挟持部材の前記取付板部に面接触によって取り付けられる、ことを特徴としている。
(作用)
第1挟持部材のV字溝と、このV字溝に対向する第2挟持部材の挟持部とでポールの外周面を挟持するため、ポールが少なくとも3点で挟持され、しかも、第1挟持部材と第2挟持部材との締結によって、ポールがV字溝の頂点側に押圧される。この結果、ポールの挟持(把持)が強固となり、ケーブル支持具が強固にポールに取り付けられる。また、V字溝が略V字形をしているため、ポールの外径が異なっても、V字溝にポールの外周面が当り、V字溝と第2挟持部材の挟持部とでポールを挟持できる。
(作用)
また、請求項1に記載の発明は、V字溝が複数、または、連続的に設けられているために、ポールを挟持する挟持面が増し、ポールの挟持がさらに強固となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1または2に記載のケーブル支持具において、第2挟持部材がU字ボルトで構成され、このU字ボルトの湾曲部が挟持部となり、このU字ボルトのネジ部で締結手段が構成されていることを特徴としている。
(作用)
V字溝とU字ボルトの湾曲部とでポールの外周面を挟持し、U字ボルトのネジ部にナットなど(締結手段)を締め付けることで、第1挟持部材とU字ボルト(第2挟持部材)とが締結され、把持具がポールを把持する。
請求項3に記載の発明は、鉄材で構成され、その表層に変性飽和ポリエステル層が形成されているケーブル支持具であることを特徴としている。
(作用)
変性飽和ポリエステル層は耐食性に優れているため、強い腐食環境であるマンホール内などでも、素材である鉄材が良好に防食される。
本発明によれば、ポールの外径が異なっても、V字溝と第2挟持部材の挟持部とでポールを挟持できるため、外径が異なる数種のポールに対しても、本ケーブル支持具を取り付けることができる。この結果、本ケーブル支持具が取り付けられている小径ポールを耐震ポールに置き換える場合でも、本ケーブル支持具をそのまま耐震ポールに取り付けて使用することができ、経済的となる。
また、第2挟持部材をU字ボルトで構成することで、構造が簡単となり、しかも、U字ボルトのネジ部で締結手段を構成することで、締結手段を別途設ける必要もなくなる。この結果、取付作業性が向上し、また、製造コストも低減される。
一方、ケーブル支持具を鉄材で構成し、その表層に変性飽和ポリエステル層を形成することで、高い耐食性が得られ、高価なステンレス鋼などの耐食鋼を用いる必要がなくなり、製造コストを低減できる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本実施形態に係るケーブル支持具1が、マンホール内に配設されたポールPに取り付けられている状態を示す斜視図である。ポールPは円柱状で、その上端部と下端部(図示せず)とがそれぞれマンホールの天井と床とを押圧し、突っ張った状態で垂直に配設されている。ケーブル支持具1は、ポールPを把持する把持具2と、電力ケーブルなどを支持する腕状(長尺体)の支持部材3とを有し、把持具2は、V字溝4aを有する第1挟持部材4と、このV字溝4aに対向する挟持部5aを有するU字ボルト5(第2挟持部材)と、ナット6(締結手段)とから構成されている。なお、マンホール内は強い腐食環境下であるため、ケーブル支持具1は耐食性が高いステンレス鋼(SUS304など)で構成されている。
支持部材3は、図2に示すように、長方形の取付板7と長方三角形状の支持板8とで構成され、取付板7の中央部に支持板8が垂直に溶接されている。また、取付板7には、支持板8の両側に取付孔(丸孔)7aが形成されている。支持板8は、取付板7側から先端(自由端)側に向かって幅(高さ)が狭くなっており、先端には、直角に曲げられた抜け止め部8aが形成されている。
第1挟持部材4は、図3に示すように、断面がコの字状をしており、2つの平行する挟持板部4b、4bと、この挟持板部4b、4bに垂直な取付板部4cとから構成されている。挟持板部4bには、略V字形のV字溝4aが形成され、このV字溝4aの大きさおよび開口角度は、直径が65mmの円(小径ポールP1の外周円)と直径が76mmの円(耐震ポールP2の外周円)とが、V字溝4aの中央部で接し(円の中心ができるだけV字溝4a側に位置され)、かつ、円の一部がV字溝4aから出るように設計されている。また、取付板部4cには、挟持板部4b、4bの中央に位置し、上記取付板7の取付孔7aと同心の取付孔(丸孔)4dが形成されている。図3(a)に示すように、取付板部4cはV字溝4aの背面方向外方に位置している。すなわち、取付板部4cは、V字溝4aと耐震ポールP1、P2とが接触した状態では、耐震ポールP1、P2の外周面から離れて位置するように形成されている。また、図5に示すように、第1挟持部材4の取付板部4cには、支持部材3を構成する取付板7が面接触によって取り付けられるようになっている。
U字ボルト5の湾曲部の曲率直径ΦAは、耐震ポールP2の外径(76mm)よりも少し大きくなっており、この湾曲部がポールPを挟持する挟持部5aとなっている(図4参照)。また、U字ボルト5の両端部に形成されているネジ部5bが締結手段を構成している。すなわち、後述するように、U字ボルト5のネジ部5bとナット6とで、締結手段が構成されている。このように、U字ボルト5は、第2挟持部材としての機能(役割)と締結手段としての機能とを合わせて持っている。
次に、このような構成のケーブル支持具1をポールP(ここでは耐震ポールP2)に取り付ける手順の一例について説明する。
まず、図1に示すように、第1挟持部材4のV字溝4aとU字ボルト5の挟持部5aとで、ポールP2の外周面を挟みながら、第1挟持部材4の取付孔4dにU字ボルト5のネジ部5bを挿入する。次に、支持部材3の取付板7を第1挟持部材4の取付板部4cに合わせて、取付板7の取付孔7aにU字ボルト5のネジ部5bを挿入する。そして、ネジ部5bにナット6を締め付けることで、図5(a)に示すように、V字溝4aとU字ボルト5の挟持部5aとでポールP2の外周面が挟持され、把持具2がポールP2を把持する。と同時に、支持部材3が第1挟持部材4に固定され、支持部材3がポールP2の軸方向に対して直角(水平)に突出した状態となる。
このようにして、ケーブル支持具1をポールP2に取り付けた後に、このケーブル支持具1に電力ケーブルなどのオフセット部を支持させる。すなわち、図1に示すように、受けガイシ9(ケーブルを受ける硬質磁器)のスライド溝9aを、支持部材3の支持板8の上縁部にスライド自在に装着し、この受けガイシ9の上にケーブルのオフセット部を載せる。そして、ケーブルが熱伸縮しようとした場合、ケーブルのオフセット部が受けガイシ9を介して支持板8上で伸縮(スライド)し、ケーブルが拘束されることなく熱伸縮できるものである。なお、ケーブルのオフセット部が支持板8の先端側に熱伸縮しようとした場合、支持板8の抜け止め部8aによって受けガイシ9のスライドが止まるため、ケーブルが支持部材3から外れることはない。
上記のように、V字溝4aとU字ボルト5の挟持部5aとでポールP2の外周面を挟持するため、ポールP2の外周面が少なくとも3点で挟持され、しかも、第1挟持部材4とU字ボルト5とを締結することによって、ポールP2がV字溝4aの頂点側に押圧される。この結果、ポールP2の挟持(把持)が強固となり、ケーブル支持具1が強固にポールP2に取り付けられる。しかも、本実施形態では、V字溝4aがポールP2の軸方向に沿って2つ設けられているため、ポールP2を挟持する挟持面(点)が増し、ポールP2の挟持がさらに強固となっている。また、U字ボルト5(第1挟持部材4の取付孔4d)が2つのV字溝4aの中央に位置するため、2つのV字溝4aが均等にポールP2を押圧し、ポール2の把持が安定される。なお、本実施形態では、V字溝4aをポールP2の軸方向に沿って2つ(複数)設けているが、V字溝4aをポールP2の軸方向に沿って連続的に(長く)設けてもポールP2の挟持面が増し、ポールP2を強固に挟持することができる。
ところで、小径ポールP1にもケーブル支持具1を取り付けることができる。すなわち、上記のように、V字溝4aの大きさおよび開口角度は、直径が65mmの円が所要の位置でV字溝4aに接するようにもなっているために、図5(b)に示すように、V字溝4aとU字ボルト5の挟持部5aとで、小径ポールP1の外周面も挟持することができる。このように、V字溝4aでポールP1、P2を挟持するため、ポールP1、P2の外径が異なっても、V字溝4aにポールP1、P2の外周面が当り、V字溝4aとU字ボルト5の挟持部5aとでポールP1,P2を挟持できるものである。
この結果、ケーブル支持具1が取り付けられている小径ポールP1を耐震ポールP2に置き換える場合でも、ケーブル支持具1をそのまま耐震ポールP2に取り付けて使用することができ、経済的となる。例えば、既に小径ポールP1が配設され、電力ケーブルが布設されているマンホール内に、電力ケーブルを増設するとする。この場合、既設の小径ポールP1にケーブル支持具1を取り付けて、このケーブル支持具1に増設ケーブルを支持させる。その後、小径ポールP1が腐食によって寿命に達しても、ケーブル支持具1は寿命に達していない場合がある。このような場合、小径ポールP1のみを耐震ポールP2に取り替えて、ケーブル支持具1はそのまま耐震ポールP2に取り付けて使用することができるものである。
ところで、本実施形態では、U字ボルト5で第2挟持部材を構成しているため、構成が簡単であり、しかも、U字ボルト5のネジ部5bで締結手段も構成しているため、締結手段(締め付け用ボルトなど)を別途設ける必要もない。この結果、構成の簡素化、部品点数の削減によって、取付作業性が向上し、また、製造コストも低減される。
また、本実施形態では、把持具2(第1挟持部材4)に対する支持部材3の位置関係が固定されている(支持板8の板面が常に垂直である)が、支持部材3の長手方向(ポールPの軸方向と直交する方向)を回転中心とする取付角度が調整できるように、支持部材3を把持具2に取り付けてもよい。例えば、図6に示すように、支持部材10の取付板11を円板形とし、この取付板11の中央に支持板12を垂直に取り付け、取付板11と同心の2つの円弧状のスリット11aを取付板11に設ける。そして、このスリット11aにU字ボルト5のネジ部5bを挿入し、ネジ部5bにナット6を締め付けて、支持部材10を把持具2(第1挟持部材4)に取り付けるものである。取付板11は、図2の取付板7に対応するものであり、図5と同様に第1挟持部材4の取付板部4cに面接触によって取り付けられるようになっている。このとき、スリット11aが円弧状であるため、このスリット11a(円弧)の中心を中心にして、すなわち、ポールPの軸方向と直交する方向を中心にして取付板11が回動できる。このため、この回動に伴って支持部材10(支持板12)の取付角度が調整できるものである。このように支持部材10の取付角度が調整できることによって、電力ケーブルなどを上下方向に湾曲させてオフセット部を作る場合に、支持板12(受けガイシ9)の角度をオフセット部の曲げ角度に合わせることができ、ケーブルの支持がより良好となる。
さらに、本実施形態では、把持具2と支持部材3とを別体としているが、一体にしてもよい。すなわち、第1挟持部材4の取付板部4cに支持板8を直接取り付けてもよい。これにより、部品点数が削減され、さらに取付作業性が向上し、製造コストも低減できる。
〈実施形態2〉
本実施形態におけるケーブル支持具は、鉄材(一般鋼材)で構成され、その表面が防食処理されている点で、実施形態1におけるケーブル支持具1と構成が異なる。この防食処理は、図7に示すように、鉄素地の上に溶融亜鉛めっき層を形成し、その上に変性飽和ポリエステル層を形成し、さらにその上にフッ素樹脂層を形成したものである。
変性飽和ポリエステル層は、変性飽和ポリエステル樹脂粉末を粉体塗装によって被塗装体の表面に付着させた層であり、この変性飽和ポリエステル層は高い耐食性を有する。例えば、溶融亜鉛めっき層と比べた場合、3倍以上の耐食性を有する。すなわち、例えば、キャス試験(JIS D 0201、塩水噴霧試験と同様な試験であって、酸性液を用いて腐食の促進状態を確認する試験)を溶融亜鉛めっき層と変性飽和ポリエステル層とに対して行った場合、溶融亜鉛めっき層では、240時間後にやや赤錆が発生したのに対して、変性飽和ポリエステル層では、720時間後においても異常が認められなかった。なお、このキャス試験の試験液は、酢酸、塩化ナトリウム、塩化第二銅を含み、ペーハー(pH)が3.0から3.1に調整されたもので、マンホール内よりも過酷な腐食環境下となっている。
このように、変性飽和ポリエステル層は耐食性が高いため、素材である鉄材が良好に防食され、強い腐食環境であるマンホール内などでも、鉄製のケーブル支持具を長期間にわたって使用することができることになる。すなわち、鉄製で表面に溶融亜鉛めっき層のみが形成されたケーブル支持具をマンホール内で使用する場合、腐食による耐用年数(寿命)は、一般に8〜10年である。従って、鉄製で表面(表層)に変性飽和ポリエステル層が形成された本ケーブル支持具では、上記キャス試験結果から、耐用年数が25〜30年程度(溶融亜鉛めっき層の場合の3倍程度)と推定される。一方、ステンレス鋼製のケーブル支持具では、耐用年数が約25年であり、本ケーブル支持具は、ステンレス鋼製のケーブル支持具と同等以上の耐用年数を有すると言える。このため、高価なステンレス鋼などの耐食鋼を用いてケーブル支持具を構成する必要がなくなり、製造コストを低減できる。
本実施形態では、変性飽和ポリエステル層の下(鉄素地の上)に溶融亜鉛めっき層を形成しているが、この溶融亜鉛めっき層によって鉄素地がより防食されるとともに、変性飽和ポリエステル層の付着が良好になるものである。また、変性飽和ポリエステル層の上にフッ素樹脂層を形成しているが、このフッ素樹脂層によって変性飽和ポリエステル層が保護されて防食効果が高まるとともに、表面に付着した粉塵や油などを容易に拭き取ることができて、孔食やすきま腐食などの局部腐食を防止することができる。
本発明の実施形態1に係るケーブル支持具をポールに取り付けた状態を示す斜視図。 本発明の実施形態1に係るケーブル支持具における支持部材の平面図(a)と正面図(b)。 本発明の実施形態1に係るケーブル支持具における第1挟持部材の正面図(a)と側面図(b)。 本発明の実施形態1に係るケーブル支持具における第2挟持部材(U字ボルト)の平面図。 本発明の実施形態1に係るケーブル支持具の把持具によって、耐震ポールを把持した状態を示す平面図(a)と、小径ポールを把持した状態を示す平面図(b)。 本発明の実施形態1に係るケーブル支持具における他の支持部材の正面図(a)と側面図(b)。 本発明の実施形態2に係るケーブル支持具の表面処理状態を示す模式図。
符号の説明
1 ケーブル支持具
2 把持具
3 支持部材
4 第1挟持部材
4a V字溝
5 U字ボルト(第2挟持部材)
5a 挟持部
5b ネジ部(締結手段)
6 ナット(締結手段)
9 受けガイシ
P ポール
P1 小径ポール
P2 耐震ポール

Claims (5)

  1. 円柱状のポールに取り付けられ、電力ケーブルや通信ケーブルなどの絶縁被覆ケーブルを支持するケーブル支持具であって、
    前記ポールを把持する把持具と、前記絶縁被覆ケーブルを支持する支持部材とを有し、
    前記把持具は、
    略V字形のV字溝が前記ポールの軸方向に沿って形成される挟持板部と、前記挟持板部に対して垂直であり前記V字溝の背面方向外方に位置する取付板部とを有する断面がコの字状の第1挟持部材と、
    前記V字溝に対向する挟持部を有する第2挟持部材と、
    前記第1挟持部材のV字溝と前記第2挟持部材の挟持部とで前記ポールの外周面を挟持するように前記第1挟持部材と第2挟持部材とを締結する締結手段とを有しており、
    前記支持部材は、前記把持具が前記ポールを把持した際に前記ポールの軸方向に対して略直角に延びる長尺体であり、その長手方向を回転中心とする取付角度が調整可能に前記第1挟持部材の前記取付板部に面接触によって取り付けられる、
    ことを特徴とするケーブル支持具。
  2. 前記第2挟持部材がU字ボルトで構成され、このU字ボルトの湾曲部が前記挟持部となり、このU字ボルトのネジ部で前記締結手段が構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーブル支持具。
  3. 鉄材で構成され、その表層に変性飽和ポリエステル層が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のケーブル支持具。
  4. 前記変性飽和ポリエステル層の下に溶融亜鉛めっき層が形成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のケーブル支持具。
  5. 前記変性飽和ポリエステル層の上にフッ素樹脂層が形成されている、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のケーブル支持具。
JP2004352396A 2004-12-06 2004-12-06 ケーブル支持具 Expired - Fee Related JP4315383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352396A JP4315383B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 ケーブル支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352396A JP4315383B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 ケーブル支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006166541A JP2006166541A (ja) 2006-06-22
JP4315383B2 true JP4315383B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=36667937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004352396A Expired - Fee Related JP4315383B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 ケーブル支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4315383B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5944179B2 (ja) * 2012-02-23 2016-07-05 株式会社テイエルブイ 弁類の作動状態検出装置
CN105024313A (zh) * 2015-06-23 2015-11-04 国家电网公司 一种钢管电杆用终端可调式电缆头固定装置
CN109309374A (zh) * 2018-11-22 2019-02-05 国网河南省电力公司桐柏县供电公司 一种防腐蚀电缆支架
FR3094145A1 (fr) * 2019-03-22 2020-09-25 Commet Group Dispositif support pour câble électrique haute tension

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006166541A (ja) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200440679Y1 (ko) 입상배관 고정용 클램프장치
US20080078891A1 (en) Retention Clip Assembly
US20030094547A1 (en) Pipe shoe and method
JP4315383B2 (ja) ケーブル支持具
JP4279791B2 (ja) 電線保護用パイプの支持金具
WO2011147304A1 (zh) 一种固定夹
JP3143248U (ja) 吊り金具用補助部材
WO2014108963A1 (ja) 落下防止部材及びそれを用いた照明器具
JP5197209B2 (ja) 配管断熱用スペーサおよび配管構造
JP4979541B2 (ja) ケーブル固定具の固定方法
WO2010104984A1 (en) Conduit holder for use with a metal stud
US11817687B2 (en) Cable tray clips and methods for using the same
JP2008131548A (ja) アンテナ取付具
US20040206856A1 (en) Adapter bracket for use with a gas igniter
CN211059495U (zh) 一种可随管路旋转的管夹
CN216487401U (zh) 一种具有耐低温防断裂功能的地埋式电缆
JP4337982B2 (ja) ケーブル支持具およびケーブル支持具用アダプター
JP6925851B2 (ja) ルーバーシステム及びその製造方法
JP3157358B2 (ja) 配管設置装置
JP3128802U (ja) 配管用伸縮装置補修材の取り付け構造
JPH10118219A (ja) スプリンクラー用配管と、その施工法
JP2009171794A (ja) ケーブル湾曲治具及びケーブル湾曲方法
JP5669194B2 (ja) 長尺体カバー取付け具、及び、長尺体カバー装置
KR20070044166A (ko) 라인 포스트 애자
CN113315070B (zh) 一种锤头-钢绞线可拆卸的防振锤及其安装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4315383

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140529

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees