JP2530648Y2 - 化粧刷毛 - Google Patents

化粧刷毛

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JP2530648Y2
JP2530648Y2 JP961191U JP961191U JP2530648Y2 JP 2530648 Y2 JP2530648 Y2 JP 2530648Y2 JP 961191 U JP961191 U JP 961191U JP 961191 U JP961191 U JP 961191U JP 2530648 Y2 JP2530648 Y2 JP 2530648Y2
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岸  隆生
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、化粧刷毛に関する。
【0002】
【従来の技術】
【考案が解決しようとする課題】従来、化粧品の塗布或
いは塗布された化粧品を均一に延ばしたりする際に使用
する化粧刷毛は、例えば棒状の柄の先端に毛束を固定し
て構成され、コンパクト容器内或いは大型のものにあっ
ては化粧箱内等に収納して使用されている。
【0003】しかしながら、従来のものは、コンパクト
容器内に収納するものは大きさが限定され、又大型の化
粧箱内に収納するものは持ち運びに不便であるという欠
点が有った。
【0004】又、持ち運んで使用する際は、例えばハン
ドバッグ等にいれたコンパクト容器を取り出し、更に、
コンパクト容器から刷毛を取り出さなければならず、又
使用後はコンパクト容器に仕舞った後、それをハンドバ
ッグ等に仕舞わなければならず繋帯時の使用が面倒であ
った。
【0005】本考案は上記した従来技術の欠点を解消し
た優れた化粧刷毛を提案することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案化粧刷毛は上記課
題を解決するため、底壁7周縁より円筒状周壁8を立設
するとともに、周壁8前部に窓孔9を穿設してなるケー
ス基体2と、上記ケース基体2の上端面開口部を閉塞す
る頂壁12前部裏面より上記窓孔9を開閉可能な大きさ
を有し且つケース基体周壁8内周面に回動可能に嵌合さ
せた円弧板状の閉塞板13を垂設してなるケース蓋体3
とから収納ケース4を形成し、該収納ケース4内に収納
させるとともに、一側端においてケース基体底壁7に回
動可能に軸支した毛束固定部材5を設けるとともに、該
部材5前端に基端を固定して上記収納ケース4内に収納
された毛束6を設け、上記ケース蓋体頂壁12裏面の所
定個所に放射状に走る一対の突条15A,15Bを突設
するとともに、上記固定部材5上面の所定個所より各突
条15A,15B一側面と当接可能な棒状突起17を突
設してケース蓋体2の回動により上記固定部材5が軸支
部分を中心として回動する如く構成し、ケース蓋体3を
回動して閉塞板13による窓孔9の閉塞を解除した際、
毛束6が窓孔9より突出す如く構成している。
【0007】
【作用】図3aの状態からケース蓋体3を矢印A方向に
回動させると、閉塞板13がケース基体2の窓孔9の閉
塞を解除する如く回動する。一方、ケース蓋体3の一方
の突条15Aが回動して毛束固定部材5の棒状突起17
とその内面で当接し、棒状突起17を押しつつ回動する
(図3b)。更にケース蓋体3を回動させると、固定部
材5はさらに回動し、該部材側面が窓孔9一側端に当接
するまで回動させると、毛束6が図3cに示す如く窓孔
9より突出して使用が可能となる。
【0008】又、使用後は、図3cの状態からケース蓋
体3を矢印B方向へ回動させれば、今度は他方の突条1
5Bが棒状突起17を押しつつ回動し、図3aの状態に
戻る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図3は本考案の一実施例を示し、図中1は
化粧刷毛を示す。該刷毛1は、ケース基体2と、ケース
蓋体3とからなる収納ケース4と、毛束固定部材5と、
毛束6とから構成している。
【0010】ケース基体2は、円板状の底壁7周縁より
周壁8を立設した上端面開口の円筒状をなし、周壁8の
前部には毛束6の出入りする窓孔9を設けている。又、
底壁7上面前部で、上記窓孔9の一側縁後方に円筒状の
軸受10を立設している。更に、周壁8内周の上下方向
中程に凹溝11を周設している。
【0011】ケース蓋体3は、円板状の頂壁12の前部
裏面より、円弧板状の閉塞板13を垂設しており、この
閉塞板13の外周面の上下方向中程に水平に走る突条1
4を突設している。又、この閉塞板13は上記窓孔9を
開閉可能な大きさを有している。更に、頂壁12裏面の
所定個所に一対の放射状に走る突条15A,15Bを垂
設している。
【0012】そして、上記突条14をケース基体2の凹
溝11に回動可能に嵌合させるとともに、頂壁12によ
りケース基体2の上端面開口部を閉塞して、ケース蓋体
3を水平回動可能にケース基体2に装着することにより
収納ケース4を形成している。
【0013】毛束固定部材5は、前面が円弧面状をなす
横長直方体形状をなし、一側端下面より回動軸16を突
設するとともに、上面後部一側端より円柱状の棒状突起
17を立設して構成している。又、前面に穿設した凹部
内に毛束6の基端を、接着剤による貼着等の適宜手段に
より固定している。
【0014】この様に構成した毛束固定部材5及び毛束
6を、上記回動軸16をケース基体2の軸受10に回動
可能に嵌合させて収納ケース4内に回動可能に収納して
いる。この際、上記棒状突起17は、ケース基体3の各
突条15A,15B間に位置し、各突条の内側面と当接
可能に構成している。
【0015】又、上記各突条15A,15B、棒状突起
17及び毛束固定部材5の軸支部分の相対的な位置関係
は、ケース蓋体3を回動させて閉塞板13による窓孔9
の閉塞を解除する際、突条15Aにより棒状突起17を
押して毛束固定部材5を回動させ、毛束6が図3cに示
す如く窓孔9より突出し、一方、ケース蓋体3を逆に回
動させて窓孔9を閉塞板13により閉塞する際、突条1
5Bにより棒状突起17を押して毛束固定部材5が逆回
動して毛束6が収納ケース4内に収納される如く各部材
が作動する様な位置関係を有するものである。
【0016】
【考案の効果】以上説明した如く本考案化粧刷毛は、既
述構成としたことにより、非使用時は収納ケースに収納
させておくことができ、又、使用時にはケース蓋体を回
動するだけで簡単に使用可能状態となり、又、使用後
は、再びケース蓋体を所定方向に回動することにより収
納ケース内に毛束は収納されるため、使勝手が極めて良
い。
【0017】又、持ち運ぶ際も、ハンドバック等に収納
して随時使用が可能であるため、繋帯時の使用も便利で
ある。又、その大きさも任意に決められ、例え大きく構
成しても化粧箱等に収納する必要がないため繋帯に便利
であり、当然小さく構成することも可能である。
【0018】更に、構造も比較的簡単で、合成樹脂によ
り成形することも可能であるため、安価に製造できる利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案化粧刷毛の一実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】同実施例の縦断面図である。
【図3】同実施例の作動を説明する説明図である。
【符号の説明】
2 ケース基体 3 ケース蓋体 4 収納ケース 5 毛束固定部材 6 毛束 7 ケース基体底壁 8 ケース基体周壁 9 窓孔 12 ケース蓋体頂壁 13 閉塞板 15A 突条 15B 突条 17 棒状突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁7周縁より円筒状周壁8を立設すると
    ともに、周壁8前部に窓孔9を穿設してなるケース基体
    2と、上記ケース基体2の上端面開口部を閉塞する頂壁
    12前部裏面より上記窓孔9を開閉可能な大きさを有し
    且つケース基体周壁8内周面に回動可能に嵌合させた円
    弧板状の閉塞板13を垂設してなるケース蓋体3とから
    収納ケース4を形成し、該収納ケース4内に収納させる
    とともに、一側端においてケース基体底壁7に回動可能
    に軸支した毛束固定部材5を設けるとともに、該部材5
    前端に基端を固定して上記収納ケース4内に収納された
    毛束6を設け、上記ケース蓋体頂壁12裏面の所定個所
    に放射状に走る一対の突条15A,15Bを突設すると
    ともに、上記固定部材5上面の所定個所より各突条15
    A,15B一側面と当接可能な棒状突起17を突設して
    ケース蓋体2の回動により上記固定部材5が軸支部分を
    中心として回動する如く構成し、ケース蓋体3を回動し
    て閉塞板13による窓孔9の閉塞を解除した際、毛束6
    が窓孔9より突出す如く構成してなることを特徴とする
    化粧刷毛。
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JP2005021215A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Shinohara:Kk 液状化粧料塗布用筆
KR101119485B1 (ko) * 2009-04-30 2012-03-15 주식회사 에프에스코리아 화장용 브러쉬

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