JP2530606B2 - 自動組付用治具 - Google Patents

自動組付用治具

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JP2530606B2 JP60297726A JP29772685A JP2530606B2 JP 2530606 B2 JP2530606 B2 JP 2530606B2 JP 60297726 A JP60297726 A JP 60297726A JP 29772685 A JP29772685 A JP 29772685A JP 2530606 B2 JP2530606 B2 JP 2530606B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、小型機器を、組立てる自動組付用治具に
関する。
[発明の背景] 近年、電子機器製造の自動化が種々検討されており、
生産能率の効率化が進められている。
しかしながら、現在の処、連続自動組立てを行なう場
合、一般に、生産する機器の基本を直接コンベア上に載
置して自動ラインに流している。そのため、小型機器の
小さな部品は位置決めに精密な機構を必要とし、コンベ
アの構造が複雑となり、生産コストが高くなるばかり
か、生産能率を向上させることができない等の不都合が
ある。そこで、組付け用部品を位置決め可能な組付用治
具(プラテン)をコンベアで搬送する自動組立方法が検
討されているが、組付用治具に収納される部品を安定し
た状態に保持させるには、当該部品の大きさ及び形状に
見合った治具が必要である。この為ある程度以上の厚み
のある組付用治具が要求される。したがって、組付用治
具の容積が大きくなり、その製造コストが高くつくばか
りでなく、これを治具収納部に収納する場合に収納スペ
ースが嵩張る原因となっている。
また、コスト高や収納スペースに反映する大きな問題
として、機種や仕様の変更に伴い、それらの部品に対応
する多種多様な治具を要するといったことがある。以上
の不具合を解決する一つの処方として、多品種の部品に
対応できる範囲内で治具を極力標準化することがあげら
れる。そして、標準化の推進と同時に、生産計画にそっ
て組立ラインが変更されるその都度、変更に適応した治
具を正しくかつ簡易に選別できる手段を講じておく必要
がある。
[発明の目的] この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、組付用治具の製造コストを節減
するとともにこれを収納するスペースの縮小化を図るこ
とができ、しかも機種や仕様に適応していることを簡易
に判別するための手段を備えた自動組付用治具を提供す
ることにある。
[発明の要点] この発明は、上述した目的を達成するために、機種ご
とに形状の異なる部品収納部か設けられた部品取付体
と、この部品取付体を保持する治具本体とを分離した構
造となし、部品取付体には機種を判別するための機種特
定部が設けられ、前記治具本体には一の部品と他の部品
との組付けが不良であることを報知するための不良報知
部が設けられ、多品種の部品取付体を1種の治具本体に
着脱可能にして治具本体を共用できるように構成されて
いる。
これによって、全ての機種の部品取付体の数の不良報
知部を設ける必要がないので治具本体の容積が肥大化す
るのを防ぎ、製造コスト削減および保管スペースの縮小
化を図ることができ、しかも機種変更時にその部品取付
体を簡易かつ自動的に判別できるうえ、組付け時の不良
品も即座に判別可能であるための生産性の効率化が図れ
るようにしている。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
製品を組立てる自動組立装置はホストコンピュータ、
自動ラックスタッカ、メインアッセブリライン、および
アッセブリラインに配列された多数の自動組付ロボッ
ト、ライン制御コンピュータ、無人搬送車制御コンピュ
ータおよび自動梱包機等から構成され、長期および短期
の生産計画に基づいて製造する機器の生産管理およびそ
の制御をホストコンピュータで行ない、このホストコン
ピュータから無人搬送車制御コンピュータおよびライン
制御コンピュータに制御信号を与え、この制御信号に基
づいて無人搬送制御コンピュータが無人搬送車を制御し
て、製造する機器の部品を収納した自動ラックスタッカ
から必要な部品を各自動組付ロボットへ自動的に搬出
し、この各自動組付ロボットに送り込まれた部品ライン
制御コンピュータからの指令に基づいて組立てるように
なっている。組立てられる小型機器として、例えば小型
電子式計算機の場合で示せば、この計算機は上部ケース
と下部ケースとの内部に回路基板、液晶表示パネル、太
陽電池およびキー釦等を備えたものであり、回路基板に
はLSI(大規模集積回路)および電源安定化用の電子部
品等が取付けられていると共に、液晶表示パネルおよび
太陽電池が接続されており、キー釦は各釦部が上部ケー
スから外部に露出し、回路基板上の固定接点を接離可能
に導通させるようになっている。また、サブアッセブリ
ラインは回路基板にLSIを自動組付けするライン、およ
び上記LSIが組付けられた回路基板に液晶表示パネル、
太陽電池および電源安定化用の電子部品が取付けられた
補助基板を組付けるライン等からなり、これらのライン
で組付けが完了した回路基板は一旦、自動ラックスタッ
カに送られて収納され、再び、無人搬送車制御コンピュ
ータからの指令によりメインアセンブリラインに送られ
るようになっている。
アセンブリラインは第3図および第4図に示すよう
に、ライン制御コンピュータの指令に基づいて部品の組
付けを行なうものであり、後述する如く、部品取付体2
が治具本体1から分離可能な組付用治具3を搬送する搬
送部4、前記部品取付体2を多数格納するプラテンスタ
ッカ5、各工程毎に部品を組付ける自動組付ロボット
a、b・・・hおよび各自動組付ロボットa、b・・・
hの待機ステーション6a、6b・・・6h等からなってい
る。
搬送部4は組付用治具3を連続的に移送し、各自動組
付ロボットa、b・・・h間に組付用治具3を巡回させ
るものであり、上下に配置される送出コンベア7、回収
コンベア8と、その両側に配置される下降エレベータ
9、上昇エレベータ10とからなり、プラテンスタッカ5
から送り出された部品取付体2を、治具搬出装置11を介
して治具本体1に載置した組付用治具3を上側の送出コ
ンベア7で図中左側の始端側から右側の終端側へ搬送し
て、各自動組付ロボットa、b・・・hで部品の組付け
を行ない、組付けを完了して部品が取り除かれた空の組
付用治具3を終端側の下降エレベータ9で下側の回収コ
ンベア8へ送り込み、この回収コンベア8で終端側から
始端側へ回送し、始端側の上昇エレベータ10で再び送出
コンベア7へ送り込むようになっている。この場合、回
収コンベア8の左端側には組付用治具3の通過数を計数
するカウンタ12、および後述する治具本体1に設けられ
ている機種切替報知ピン13をセット位置およびリセット
位置に設定する機種切替装置14が設けられている。
プラテンスタッカ5は各種の部品取付体2・・・を多
数収納するものであり、部品取付体2を機種別に格納す
る格納部5a、5b・・・5f、送出コンベア7から部品取付
体2を所定の格納部に搬送するためのコンベア部5g、お
よび送出コンベア7側へ部品取付体2を移送するコンベ
ア部5hとを備える。このプラテンスタッカ5は、各自動
組付用ロボットの先頭部に配置され、ライン制御コンピ
ュータからの指令に基づいて現在組付けている機種の部
品取付体2を回収して、次に組付ける機種の部品取付体
2を一定の間隔で1個ずつ送出コンベア7へ送り出す。
組付用治具3は製造する製品(小型電子式計算機)の
部品(上部ケース)を正確に位置決めして載置するもの
で、前述したように、治具本体1とこれに載置され部品
が組付けられる部品取付体2とから構成されている。第
1図および第2図に示すように、治具本体1は平板状を
なし、図中右上側には機種切替報知ピン13、不良品報知
ピン16がそれぞれ設けられている。この治具本体1の上
面の隅には、斜向いに位置合せピン1a、1aが突設されて
いる。又、搬送時に進行方向側に位置付けられる一側部
には、後述する発光素子19a・・・の夫々から発する光
を透過する透光孔1b・・・が穿たれ、この一側部の両端
にはコンベア上を移動する組付用治具3・・・同士の衝
突による衝撃を和らげるクッション1c、1cが設けられて
いる。更に、この治具本体1は異なる機種の部品取付体
2に対して、共用できるように構成されている。
一方、部品取付体2は平板状を成し、部品が組み付け
られる部品取付用開口部2aが形成されていると共に、送
出コンベア7の進行方向側の一側部にやや離れて2ヶ所
づつ機種特定部17の透光孔17a・・・が計4個穿たれて
いる。又、この部品取付体2には、前記治具本体1の位
置合わせピン1a、1aに対応する位置に孔2b、2bが穿けら
れ、これにブッシュ2c、2cが嵌合されている。このブッ
シュ2c、2cを前記位置合わせピン1c、1cに嵌入させるこ
とにより、部品取付体2が治具本体1に載置されるよう
構成されている。このような部品取付体2は製造する製
品の機種に応じて多数の種類のものが用意されている。
また、機種特定部17は製造する製品の機種に対応する判
別手段を有するものであり、部品取付体2の上下に貫通
した複数(この実施例では4個)の透光孔17a・・・か
らなり、この透光孔17a・・・の数の機種毎に異なるも
のとしている。従って、この実施例の如く4個の孔を用
いる場合でも、その4つの孔の有無の組み合わせにより
16種類の製品の機種(部品取付体2の種類)が判別可能
である。この部品取付体2に設けられた機種特定部17は
送出コンベア7の先頭部に設けられた治具判別器19で確
認される(第4図)。第5図に示す如く、治具判別器19
は治具本体1に載置されている部品取付体2の種類、つ
まり製造する製品の種類に応じた部品取付体2であるか
否かを検出するものであり、送出コンベア7の下側に4
個の発光素子19a・・・を備えていると共に、これと対
向して送出コンベア7の上方に4個の受孔素子19b・・
・を備え、発光素子19a・・・の光が部品取付体2に設
けられた機種特定部17の各透光孔17a・・・、及び治具
本体1に設けられれた透光孔1b…を透過し、この透過し
た光を受光素子19b…で受光することにより、部品取付
体2の種類を判別する。機種切替報知ピン13はアセンブ
リライン全体で製造する製品の機種を切り替えるもので
あり、治具本体1に設けられた取付部材1dにスライド可
能に取付けられ、その両端が取付部材1dから出没するよ
うになっており、通常は一端が治具本体1の内側へ突出
するリセット位置に保持され、機種切替時は他端が治具
本体1の外側へ突出する位置に保持される。即ち、機種
切替報知ピン13は搬送部4で移送されている組付用治具
3・・・のうちの1つを回収コンベア8の機種切替装置
14で機種切替指示位置に変位され、この機種切替報知ピ
ン13が変位された組付用治具3を送出コンベア7でパイ
ロット治具3pとして移送して各自動組付ロボットa、b
・・・hに順次機種切替信号(機種切替えのタイミング
信号)を与える。この場合、機種切替装置14はライン制
御コンピュータからの機種切替指令に基づいて機種切替
報知ピン13を操作するものであり、第7図に示すように
機種切替報知ピン13を機種切替指示位置に設定するセッ
トシリンダ20aと、これを元の位置に戻すリセットシリ
ンダ20bとからなり、セットシリンダ20aで機種切替報知
ピン13の内側端を押して機種切替指示位置に設定し、リ
セットシリンダ20bで機種切替報知ピン13の外側端を押
して元の位置に戻すようになっている。尚、機種切替装
置14は後述する如く、ライン制御用コンピュータを介し
てホストコンピュータからの機種切替信号を受信しない
限り、リセットシリンダ20bを作動した常時機種切替報
知ピン13をリセット位置に保持させる。また、不良品報
知ピン16は製造中の製品が不良であるか否かを知らせる
ものであり、上述した機種切替報知ピン13と同様に構成
され、製造中の製品に不良が発生したときに、図示しな
い不良品認識装置によってこれを検知し、各自動組付ロ
ボットa、b・・・hに夫々設けられているセットシリ
ンダ21によりその都度変位されるようなっている(第8
図)。
一方、自動組付ロボットa、b・・・hはライン制御
コンピュータの指令に基づいて、治具本体1に部品取付
体2を載置した組付用治具3に順次所定の部品を組み込
んで製品を完成させるものであり、それぞれ製品の機種
に応じた作業手順を記憶していると共に、組付用治具3
のセンサ22等を備えている。因に、自動組付ロボット
a、b・・・hは左側から順に、上部ケースを裏返して
組付用治具3に搬入し装置するロボット、キー釦を組付
けるロボット、サブアセンブリラインで組付けが完了し
た基板アセンブリを組付けるロボット、下部ケースを組
付けるロボット、ねじを締め付けるロボット、ネームプ
レートを貼り付けるロボット、機能を検査するロボッ
ト、完成品を取り出すロボット等になっている。上記セ
ンサ22は組付用治具3およびその搭載部品を検出するも
のであり、組付用治具3を構成する治具本体1の機種切
替報知ピン13が機種切替指示位置に設定されていること
を検出する機種切替検出器22aと、不良品報知ピン16が
不良品指示位置に設定されていることん検出する不良品
確認検出器22bとからなっている。機種切替検出器22aお
よび不良品検出器22bは第6図に示すように、それぞれ
近接スイッチ等からなり、機種切替検出器22aは機種切
替報知ピン13を検出し、機種切替報知ピン13のセット時
に検出信号(機種切替信号)を自動組付ロボットaおよ
び待機ステーション6aに与え、次の異なる機種の組付け
準備を開始させる。不良品検出器22bは不良品報知ピン1
6を検出し、不良品報知ピン16のセット時に検出信号
(不良品検出信号)を自動組付ロボットaに与える。そ
して、不良検出信号が与えられると自動組付ロボットa
は、その時点における部品の組付けを実行せず、かつ、
その不良品を取り出し装置(図示せず)によって組付用
治具3と共に送出コンベア7の外部へ取り出す。この取
り出された不良品は補修後に、次の組付工程から元のラ
インに戻す。この際、人手によって不良品報知ピン16を
リセット状態にする。なお、機種切換検出器22aは治具
判別器19に対応する箇所にも設けられている。
一方、待機ステーション6a、6b・・・6hのうち、待機
ステーション6aは自動ラックスタッカから無人搬送車で
搬入された4段積のコンテナを待機させ、コンテナ内の
部品を各自動組付ロボットaに供給すると共に、使用済
みのコンテナを待機させるものであり、第3図に示すよ
うにコンテナ搬入部23とコンテナ排出部24とからなって
いる。
次に、組付用治具3の動作について説明する。
ホストコンピュータからライン制御コンピュータに生
産指令が出されると、ライン制御コンピュータは、予め
記憶されている短期生産計画に基づいて各自動組付ロボ
ットa、b・・・hに生産指令を出すと共に、プラテン
スタッカ制御部に指示を出し、プラテンスタッカ5を作
動させる。すると、プラテンスタッカ5はプラテンスタ
ッカ制御部からの指示に基づいて生産する製品と機種に
応じた部品取付体2を搬送部4の送出コンベア7に一定
間隔毎に順次送り出す。この部品取付体2を治具搬出装
置11を介して、コンベア上に配設されている治具本体1
に載置し、組付用治具3を形成する。この組付用治具3
は送出コンベア7により各自動組付ロボットa、b・・
・hの順に連続的に搬送され、各自動組付ロボットa、
b・・・hの所定位置でストッパ手段(図示せず)によ
り停止状態に保持されると共に位置決めがなされる。こ
のとき、各自動組付ロボットa、b・・・hには、各待
機ステーション6a、6b・・・6hから所定部品が搬入され
る。この部品は送出コンベア7側に移送された上、組付
用治具3の所定箇所に搭載される。
この際、組付用治具3に最初の部品を組付ける自動組
付ロボットaが小型電子式計算機のケースを組付けるよ
うな場合には、次工程以降の自動組付用ロボットb、
c、・・・hは、各所定部品を組付用治具3にではな
く、直接前記ケースに組付けるものとなる。また、自動
組付ロボットにより組付ける部品は、ケースの組付け部
品にさらに組付けるようにしても差支えない。
また、この各自動組付ロボットの組付けの際には、前
工程の自動組付ロボットによる組付作業が正しく実行さ
れたか否かが確認される。すなわち、各工程の自動組付
ロボットの間隔は、その間に数個の組付用治具3が配列
され得るものとされ、この間すべての組付用治具3は各
自動組付ロボットa、b、・・・hの所定の組付位置に
ストッパ手段で位置決めされ、それぞれ所定の部品が組
付けられるとストッパ手段が解除されて、同時に右隣り
の組付用治具3の位置迄搬送されるものである。しかる
に、この各自動組付ロボット間において、例えば、TVカ
メラの如き不良品認識装置によって前工程の組付の良不
良が判断され、もし、不良であれば、この位置において
不良品報知ピン16がセットシリンダ21によって不良品指
示位置に変位される。この不良品報知ピン16が変位され
た組付用治具3は右隣りに配置された不良品検出器22b
で検出され、図示しない取出し装置によって、送出コン
ベア7から外部へ取り除かれ、不良品の補修後に不良品
報知ピン16をリセット状態にしてラインに戻す。そし
て、最終工程の自動組付ロボットまで各部品が正しく組
付けられた製品は、組付用治具3から取出され自動梱包
機に移送される。
このようにして完成品が取り出された組付用治具3
は、下降エレベータ9で下側の回収コンベア8へ送り込
まれ、この回収コンベア8で回収され、上昇エレベータ
10で再び送出コンベア7に送られ、上述した動作を繰り
返す。このように搬送部4に巡回される組付用治具3
は、、回収コンベア8に設けられたカウンタ12でカウン
トされ、ライン制御コンピュータに入力する。
ライン制御用コンピュータには機種々別と各機種毎の
生産計画数量が記憶されていて、カウンタ12ウント数を
集計して生産計画数量と比較する。そして、上記製品の
カウント数が生産計画数量に対して所定の数量に達する
と、ホストコンピュータにその情報を送信する。ホスト
コンピュータでは、この情報を受信すると、無人搬送車
制御用コンピュータに各自動組付ロボットa、b、・・
・hの各待機ステーション6a、6b・・・6hの次の機種の
部品を搬入させるための指令を出す。すなわち、ホスト
コンピュータは、無人搬送車制御用コンピュータに対し
て、次の機種に使用する部品が格納されている自動ラッ
クスタッカ部の格納場所と、当該部品を組付け工程位置
に関する情報を与える。これに応じて、無人搬送車制御
コンピュータでは、無人搬送車を制御して、次の機種の
部品が収納されているコンテナを4段積みのまま、自動
ラックスタッカ部から所定の待機ステーショーン6a、6b
・・・6hに搬入する。
また、この際、ホストコンピュータは、ライン制御コ
ンピュータに対して、次の機種々別と生産計画数を再度
確認する。この確認結果がOKであれば、ライン制御用コ
ンピュータから各自動組付用治具ロボットa、b、・・
・h、治具判別器19およびプラテンスタッカ制御部に次
の機種々別が指示される。
そしてカウンタ12の計数が、ライン制御コンピュータ
に記憶された生産計画個数と一致すると、ライン制御コ
ンピュータから機種切替制御部に機種切替信号が与えら
れ、機種切替装置14が動作し、その時に移送されてくる
最初の1個のみの組付用治具3の治具本体1に設けられ
た機種切替報知ピン13をセットシリンダ20aによって機
種切替指示位置に変位させる。このように機種切替報知
ピン13が設定された組付用治具3はパイロット治具3pと
して、上昇エレベータ10から送出コンベア7の始端部に
移送される。ここで、治具判別器19に対応して配設され
た機種切替検出器22aは、パイロット治具3pが機種切替
指示位置に設定されていることを検出して治具判別器19
およびプラテンスタッカ制御部に機種切替信号を送出し
てそれぞれを次の機種に対応する情報に切り替える。こ
のため、パイロット治具3pに後続する現行の部品取付体
2が載置されている組付用治具3は順次、治具判別器19
によって不一致と判断され、これら現行の部品取付体2
は治具搬出装置11を介して回収され、プラテンスタッカ
5のコンベア部5gによって所定の格納部に格納される。
一方、治具本体1は送出コンベア7上に移送される。こ
れと並行して、次の機種の部品取付体2′は順次プラテ
ンスタッカ5の所定の格納部から搬出され、コンベア部
5hより治具搬出装置11を介して、前の機種の部品取付体
2が取り外された治具本体1に載置される。この切り替
え機種の部品取付体2′が載置されている組付用治具3
はストッパ手段(図示せず)によって順次、コンベア部
5hの出口付近に留められる。またパイロット治具3pは順
次、各自動組付ロボットa、b・・・hに送られ、各自
動組付ロボットa、b・・・hに機種切替信号に与えて
行く。これに伴なって、自動組付ロボットa、b・・・
hはパイロット治具3pの機種切替報知ピン13を機種切替
検出器22aで検出し、速やかに自動組付ロボットa、b
・・・hおよび待機ステーション6a、6b、・・・6hに次
の機種の生産開始の準備させる。しかして、パイロット
治具3pは送出コンベア7で搬送されて、自動組付ロボッ
トa、b・・・hに順次機種切り替えを指示し、これに
伴なって、自動組付ロボットa、b、・・・hはチャッ
ク交換および組付部品の交換作業等の準備作業を開始し
ていく。パイロット治具3pが自動組付ロボットd位置に
に搬送される間に、自動組付ロボットaは、チャック交
換および部品の交換作業等の準備作業等を完了する。こ
のタイミングに合わせて、プラテンスタッカ5の出口付
近のストッパ手段が開放され、次の機種の部品取付体
2′が送出コンベア7に送出され始める。この場合に
も、パイロット治具3pに続く現行の機種の部品取付体2
は治具判別器19で不一致とされプラテンスタッカ5へ格
納される動作は継続され、これとともに、次の機種の部
品取付体2′がプラテンスタッカ5の所定の格納部から
取り出されていく。そして、次の機種としての部品取付
体2′が載置された一番先頭の組付用治具3′は先頭の
自動組付ロボットaによって部品が組付られた上、次工
程に移送されるが、この組付用治具3′が次工程の自動
組付ロボットbに達する時には、この工程のロボットb
も機種切り替え作業を完了しており、この先頭の組付用
治具3′に、直ちに当該機種の部品の組付けを行なう。
しかして、パイロット治具3pは、切り替え前の機種の部
品取付体2が載置された組付用治具3の最後尾に位置さ
れ、次の機種の組付用治具3′はこのパイロット治具3p
と一定の間隔Sを保った状態で、送出コンベア7によっ
て併行して搬送されていくため、パイロット治具3pが送
出コンベア7の終端側に達した時には、次の機種の組付
用治具3′に対する部品組付作業も、パイロット治具3p
から一定間隔Sだけ置いて、所定の工程分進められてい
る。
一般に、生産能率の向上のため、送出コンベア7の搬
送速度を早めた場合、この搬送速度に対して各自動組付
ロボットの機種切替作業が間に合わなくなるという問題
が発生し、このためコンベアの速度が自動組付ロボット
の機種切替作業に要する時間に制約されて生産能率を低
下させることになるが、本実施例に基づけば、このよう
に送出コンベア7の搬送速度と各自動組付ロボットの機
種切替作業に要する時間とが不一致の場合でも、これに
起因する生産能率の低下を最小限にできるものである。
なお、パイロット治具3pの搬送および次の機種の部品
取付体2′のプラテンスタッカ5からの搬入とともに、
切換え前の機種の部品取付体2をプラテンスタッカ5に
回収する作業は継続されており、パイロット治具3pが回
収コンベア8を経て送出コンベア7の始端部に巡回され
るときには、切替え前の機種の部品取付体2はすべてプ
ラテンスタッカ5に回収される。但し、パイロット治具
3pは、回収コンベア8の終端に設けられた機種切替装置
14によって、機種切替報知ピン13がリセット位置に戻さ
れる。従って、このパイロット治具3pの部品取付体2
が、プラテンスタッカ5への治具回収作業として最終と
なる。そして、この後、次の機種の部品取付体2′が載
置された組付用治具3′が巡回されてくるが、この組付
用治具3′は治具判別器19によって一致と判断されるた
め、プラテンスタッカ5に回収されることなく、再び自
動組付ロボットa、b・・・hによる組付け作業に投入
されていく。この治具判別器19による判別作業は、機種
切替時のみでなく、同一機種の継続生産の場合にも、コ
ンベア上に異なる機種の組付用治具が誤まって混在され
た場合にも、直ちに当該治具をコンベアから取り除くこ
とができるものであるから、このような場合の損失を極
めて小さくできる。
前記実施例によれば、生産ライン上を流れる組付用治
具3を、治具本体1と部品が組付けられる部品取付体2
とに分離可能にしたので、製品機種が異なる部品取付体
2が多種類ある場合に、治具本体1を共用化させること
によって、治具本体1の数を必要最小限にすることがで
きる。而も、プラテンスタッカ5に収納される部品取付
体2については、一体型の組付用治具と比較してその収
納スペースを縮小化させることができる。更に、この部
品取付体2を搬出入する際、又は、治具本体1に載置す
る時、あるいは治具本体1から取り外す時に使用される
コンベア部5g、5h、治具搬出装置11などを、それに応じ
て小型化することができる。
また特に、機種切替報知ピン13、並びに不良品報知ピ
ン16を治具本体1に備えたものは、この治具本体1が複
数の種類の部品取付体2に対して共用化が図られている
ので、両者を分割できない組付用治具のように、各治具
のすべてに機種切替報知ピンや不良品報知ピンを設ける
必要がない為、これと比較した場合大幅にコストダウン
を図ることができる。
[発明の効果] この発明は以上詳細に説明したように、この発明によ
る自動組付治具は、不良報知部が設けられた単一の治具
本体を共用して、これに機種特定部が設けられた多品種
の部品取付体が着脱可能であるから、治具本体の容積が
肥大化するのを防ぎ、製造コストの削減および保管スペ
ースの縮小化を図ることができ、しかも機種変更時にそ
の部品取付体を簡易かつ自動的に判別することができる
うえ、部品と部品との組付け不良も即座に判別可能であ
るため生産性の効率化が図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の実施例を示し、第1図は
治具本体と部品取付体を分離した状態の斜視図、第2図
は部品取付体を載置して部品を組み付けた状態の斜視
図、、第3図はアセンブリラインの平面ブロック図、第
4図はアセンブリラインの側面ブロック図、第5図は治
具判別器による判別状態を示す断面図、第6図は機種切
替報知ピン及び不良品報知ピンの検出状態を示す図、第
7図は機種切替報知ピンを変位させる機種切替装置を示
す図、第8図は不良品報知ピンを変位させるセットシリ
ンダを示す図である。 1……治具本体、2……部品取付体、2a……部品取付用
開口部、3……組付用治具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動組立機によつて複数の部分が順次組付
    けられる自動組付用治具において、機種ごとに形状の異
    なる部品収納部が設けられた部品取付体と、この部品取
    付体を保持する治具本体とを分離した構造となし、部品
    取付体には機種を判別するための機種特定部が設けら
    れ、前記治具本体には一の部品と他の部品との組付けが
    不良であることを報知するための不良報知部が設けら
    れ、多品種の部品取付体を1種の治具本体に着脱可能に
    して治具本体を共用化したことを特徴とする自動組付用
    治具。
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