JP2530558Y2 - 自動車用空気調和装置のモニター装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置のモニター装置

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JP2530558Y2
JP2530558Y2 JP1990052599U JP5259990U JP2530558Y2 JP 2530558 Y2 JP2530558 Y2 JP 2530558Y2 JP 1990052599 U JP1990052599 U JP 1990052599U JP 5259990 U JP5259990 U JP 5259990U JP 2530558 Y2 JP2530558 Y2 JP 2530558Y2
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air conditioner
vehicle
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manual
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JP1990052599U
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健 中村
秀夫 茂呂
嘉男 武内
健治 武田
信之 安部
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カルソニック株式会社
高千穂精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、新製品開発の情報として利用し得る自動車
用空気調和装置の使用状況を記録する自動車用空気調和
装置のモニター装置に関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 最近では、車両に設置される空気調和装置としてはフ
ルオートエアコンが主流となりつつある。このフルオー
トエアコンとは、車室内の空調状態を、各種のセンサの
検出値に基づいて常に理想的な状態に制御するものであ
る。この制御は予め定められたプログラムに基づいて行
われる。
このプログラムは、各種の環境状態を想定して平均的
な空調制御が行われるように作成されているが、そのプ
ログラムが果たして真に平均的な制御を行えるものであ
るかどうかは製造者側からでは解らない。現状では、自
社の研究開発データに加え、ユーザーからの要望をフィ
ードバックして新製品を開発している。しかしながらこ
の要望を完璧な製品を開発するための情報とするには情
報量が少ないと言える。そこで空気調和装置の使用情況
等を容易に得ることのできる装置があれば非常に有用と
なるが、このような装置に類似するものとしては、例え
ば特開昭58-60211号公報あるいは特開昭58-139012号公
報に開示されているような車両の運行記録装置がある
が、上記のように空気調和装置の使用情況等を記録する
ものは従来存在しない。
本考案は、以上のような従来の不具合を解消するため
に成されたものであり、上記したような情報を容易に得
ることができる自動車用空気調和装置のモニター装置の
提供を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、車両に備えられ
たセンサの検出値やスイッチの操作に基づいて、車室内
の温度を自動的に制御する自動車用空気調和装置におい
て、当該自動車用空気調和装置の手動による操作を検出
する手動操作検出手段と、当該自動車用空気調和装置に
備えられているセンサの検出値およびスイッチの設定位
置を記憶する記憶手段と、前記手動操作検出手段によっ
て手動による操作が検出された時に、当該検出時点にお
ける前記センサの検出値およびスイッチの設定位置を前
記記憶手段に記憶させる制御手段とを有することを特徴
とする。
(作用) このような構成とすることによって、手動による操作
が検出された時、たとえば、オートモードからマニュア
ルモードに切り替えられた時点のセンサの検出値および
スイッチの設定位置が記憶手段に記憶されることにな
る。この記憶手段への記憶は、オートモードからマニュ
アルモードに切り替えられる度に、また、マニュアルモ
ードとなっている場合であっていずれかのスイッチが操
作される度に行われることになる。
このために、どのような状況の時に手動操作がされた
のか、この記憶内容を見れば一目瞭然となり、この記憶
内容を分析することによって、乗員がどのような不満を
持ち、どのような制御とすることを望んでいたかを知る
ことができる。
(実施例) 以下に、本考案にかかる自動車用空気調和装置のモニ
ター装置の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本考案にかかる自動車用空気調和装置のモ
ニター装置の設置状態を示す図、第2図は、当該自動車
用空気調和装置のモニター装置の概略構成図である。
車両1には、空気調和装置の制御部2と、車速及び走
行距離を検出するための走行距離センサ3と、エンジン
冷却水温を検出する水温センサ4などが図示するように
配設され、これらは全て空気調和装置用モニター装置5
に接続される。前記した制御部2には、第1図には示し
ていないが第2図に記したような各種のセンサなどが接
続されている。制御部2はこれらセンサなどからの信号
に基づいて車室内の温度を制御する。
第2図に示すように、本考案の自動車用空気調和装置
のモニター装置のCPU10には、車輪の回転数に基づいて
走行距離を算出するための走行距離センサ3、車室内の
温度を検出する内気センサ11、車室外の温度を検出する
外気センサ12、日射量を検出する日射センサ13、前記し
た水温センサ4、空気調和装置が吸い込む空気の温度を
検出する吸込温度センサ14、車室内に向けて空調後の空
気を吹き出すファンの速度を設定するファンスイッチ1
5、空調モードを設定するモードスイッチ16、車室内の
空調温度を設定する温度スイッチ17、空気調和装置とフ
ルオートで制御するためのA/Cスイッチ18、経済空調を
行うためのECONスイッチ19、空気調和装置のほとんどの
機能を停止させるOFFスイッチ20、その他図示されてい
ないセンサやスイッチ21からの信号が制御部2を介して
入力される。また、このCPU10には、日付けや時刻のデ
ータを得るために時計25が接続され、前記した各種セン
サやスイッチ等の検出値や設定位置を記憶する場合に
は、この時計25のデータも同時に記憶される。さらに、
CPU10にはオート/マニュアル変更信号検出部26が接続
され、このオート/マニュアル変更信号検出部26から
は、空気調和装置がオートからマニュアルのモードに変
更されたことを検出したとき及びマニュアル操作がされ
たことを検出したときに変更信号が出力される。そし
て、CPU10にはデータ収集のためのプログラムを記憶し
ているROM30と、収集したデータを記憶しておくRAM31も
接続されている。尚、CPU10は制御手段として機能し、
オート/マニュアル変更信号検出部26は手動操作検出手
段として機能し、ROM30及びRA31は記憶手段として機能
する。
以上のように構成されている本考案の自動車用空気調
和装置のモニター装置は、第3図に示したフローチャー
トにしたがって次のように動作する。
まず、電源が投入されて自動車用空気調和装置のモニ
ター装置が動作を開始すると、CPU10はオート/マニュ
アル変更信号検出部26から変更信号が出力されたかどう
かを常に監視する。換言すれば、空気調和装置が乗員に
よってマニュアル操作されたかどうかを監視する(ステ
ップ1)。変更信号が出力されたら、空気調和装置が運
転者の意思によってオートからマニュアルに、または、
マニュアルモードにおいて空調状態の変更がされたので
あるから、CPU10はこの変更信号を受けて、CPU10に入力
されている全てのセンサ及びスイッチの検出値と設定位
置を入力し(ステップ2)、この入力したデータを時計
25の時刻データと共にRAM31に記憶させる(ステップ
3)。このステップ1からステップ3までの処理はデー
タ収集作業が完了するまで行われる(ステップ4)。
本考案の自動車用空気調和装置のモニター装置は以上
のように動作するが、さらに具体的には次のように動作
する。
例えば、フルオートモードで空気調和装置を使用して
いるときに、その空調状態では不満で、ファンスイッチ
15を動かして吹出風量を変更したとすると、この変更に
よって空調制御がオートモードからマニュアルモードに
自動的に変更される。このモードの変更は、オート/マ
ニュアル変更信号検出部26によって検出され、この検出
に伴って、ここから変更信号がCPU10に向けて出力され
る。この変更信号を入力したCPU10は、入力されている
センサやスイッチなどの検出値や設定位置並びに時計25
からの時刻情報を全てRAM31に記憶させる。したがっ
て、RAM31に記憶される情報としては、マニュアル操作
が行われた時刻,そのときの走行距離,車室内温度,車
室外温度,日射量,エンジン冷却水温、吸入されている
空気温度,ファン速度,空調モード,車室内の設定温
度,A/Cスイッチ、ECONスイッチ及びOFFスイッチ等の設
定位置,等が全て瞬時にスキャンされて記憶される。
さらに、このマニュアル操作に引き続き、例えばモー
ドスイッチ16が操作されて空調モードが変更されたとき
のようにマニュアル操作が行われたときにも、このマニ
ュアル時における変更操作がオート/マニュアル変更信
号検出部26によって検出され、RAM31には上記したと同
様にセンサやスイッチに関する情報が時刻と共に記憶さ
れる。
このように、オートモードからマニュアルモードに変
更されたとき及びマニュアル操作がされたときに、上記
のような記憶を行うようにしているのは、操作変更が行
なわれるときというのは、現在の空調状態に不満がある
場合と考えられるからである。上記のようにして得られ
た情報は、後に解析され、完璧な製品を制作するための
重要な情報とされる。
尚、以上の実施例においては、例示したセンサやスイ
ッチに関する情報を記憶させるようにしたが、将来的に
はさらにデーター収集の項目を増加させて、これによっ
て得られた環境条件,車両条件等と空気調和装置の使用
情況と相関関係を学習機能を供えた空気調和装置の制御
部に記憶させることによって、各ユーザー毎に満足の得
られる空気調和装置を提供することも可能である。
[考案の効果] 以上の説明により明らかなように、本考案によれば、
新製品開発の情報として利用し得る空気調和装置の使用
情況や使用環境などの情報を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる自動車用空気調和装置のモニ
ター装置の設置状態を示す図、 第2図は、当該自動車用空気調和装置のモニター装置の
概略構成図、 第3図は、第2図に示した自動車用空気調和装置のモニ
ター装置の動作フローチャートである。 10……CPU(制御手段)、26……オート/マニュアル変
更信号検出部(手動操作検出手段)、31……RAM(記憶
手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 武内 嘉男 東京都中野区南台5丁目24番15号 カル ソニック株式会社内 (72)考案者 武田 健治 山形県山形市清住町2丁目4番13号 高 千穂精機株式会社山形支店内 (72)考案者 安部 信之 山形県山形市清住町2丁目4番13号 高 千穂精機株式会社山形支店内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に備えられたセンサの検出値やスイッ
    チの操作に基づいて、車室内の温度を自動的に制御する
    自動車用空気調和装置において、 当該自動車用空気調和装置の手動による操作を検出する
    手動操作検出手段(26)と、 当該自動車用空気調和装置に備えられているセンサの検
    出値およびスイッチの設定位置を記憶する記憶手段(3
    1)と、 前記手動操作検出手段(26)によって手動による操作が
    検出された時に、当該検出時点における前記センサの検
    出値およびスイッチの設定位置を前記記憶手段に記憶さ
    せる制御手段(10)とを有することを特徴とする自動車
    用空気調和装置のモニター装置。
JP1990052599U 1990-05-22 1990-05-22 自動車用空気調和装置のモニター装置 Expired - Lifetime JP2530558Y2 (ja)

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JPH0411342U JPH0411342U (ja) 1992-01-30
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58198633A (ja) * 1982-05-14 1983-11-18 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空気調和設備の保守管理装置
JPS63302243A (ja) * 1987-05-29 1988-12-09 Daikin Ind Ltd 空調装置の制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58198633A (ja) * 1982-05-14 1983-11-18 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空気調和設備の保守管理装置
JPS63302243A (ja) * 1987-05-29 1988-12-09 Daikin Ind Ltd 空調装置の制御装置

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