JP2530540B2 - 発泡樹脂製品包装装置 - Google Patents
発泡樹脂製品包装装置Info
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- JP2530540B2 JP2530540B2 JP4069014A JP6901492A JP2530540B2 JP 2530540 B2 JP2530540 B2 JP 2530540B2 JP 4069014 A JP4069014 A JP 4069014A JP 6901492 A JP6901492 A JP 6901492A JP 2530540 B2 JP2530540 B2 JP 2530540B2
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- guide frame
- foamed resin
- guide
- packaging
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発泡スチロール成形品な
どの発泡樹脂製品を複数個宛並列状態で一括して熱可塑
性合成樹脂フイルム製袋(以下、フイルム製袋という)
に袋詰包装する包装装置に係り、特に成形機に引続き設
けられ、発泡樹脂製品の成形より包装に至る一貫作業に
用いられる同装置に関するものである。
どの発泡樹脂製品を複数個宛並列状態で一括して熱可塑
性合成樹脂フイルム製袋(以下、フイルム製袋という)
に袋詰包装する包装装置に係り、特に成形機に引続き設
けられ、発泡樹脂製品の成形より包装に至る一貫作業に
用いられる同装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発泡スチロール成形製品は一般に成形金
型を用い発泡性熱可塑性樹脂粒子(ビーズ)を予備発泡
し、または予備発泡させずに型内に充填して蒸気を注入
し、加熱成形した後、冷却,離型することによって成形
されているが、離型された発泡樹脂製品はその後、整列
搬送され、合成樹脂フイルムによって順次複数個宛一括
して袋詰包装されている。
型を用い発泡性熱可塑性樹脂粒子(ビーズ)を予備発泡
し、または予備発泡させずに型内に充填して蒸気を注入
し、加熱成形した後、冷却,離型することによって成形
されているが、離型された発泡樹脂製品はその後、整列
搬送され、合成樹脂フイルムによって順次複数個宛一括
して袋詰包装されている。
【0003】ところで従来、かかる包装のための装置と
して例えば特開平2−57512号公報により搬送され
た製品を一括して押出機構で押出し、フイルムで挟んで
側縁をシールする装置が知られている。
して例えば特開平2−57512号公報により搬送され
た製品を一括して押出機構で押出し、フイルムで挟んで
側縁をシールする装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記特開平2−
57512号公報により開示された包装機構は包装に使
用する合成樹脂フイルムが袋ではなく前端縁をシールし
た一対のフイルムであって製品収容後、両側縁をヒート
シーラーでシールする必要がある。そこで、フイルム製
袋を用いるべくその後、製品ガイド枠を用い、その外周
にフイルム製袋を人手により被嵌する方式のものが一部
試みられ、ガイド枠外周に被嵌したフイルム袋内に順
次、発泡樹脂製品を押出機構により複数個一括して押出
すことが行われた。しかし、この方式のものはガイド枠
が各々支点によって前部が狭くなるように支持されてい
るため、人手により作業するとき往々にして袋が外れ易
くセットミスが起こり勝ちであった。
57512号公報により開示された包装機構は包装に使
用する合成樹脂フイルムが袋ではなく前端縁をシールし
た一対のフイルムであって製品収容後、両側縁をヒート
シーラーでシールする必要がある。そこで、フイルム製
袋を用いるべくその後、製品ガイド枠を用い、その外周
にフイルム製袋を人手により被嵌する方式のものが一部
試みられ、ガイド枠外周に被嵌したフイルム袋内に順
次、発泡樹脂製品を押出機構により複数個一括して押出
すことが行われた。しかし、この方式のものはガイド枠
が各々支点によって前部が狭くなるように支持されてい
るため、人手により作業するとき往々にして袋が外れ易
くセットミスが起こり勝ちであった。
【0005】本発明は上述の如き実状に鑑み、更に改善
を試み、ガイド枠の寸法調節容易で拡縮をその全長にお
いて均一化し、かつその自動化をはかることによりフイ
ルム袋のセット作業を確実かつ容易化し、セットミスの
解消をはかると共に梱包品の品種変え作業の簡易化を達
成することを目的とするものである。
を試み、ガイド枠の寸法調節容易で拡縮をその全長にお
いて均一化し、かつその自動化をはかることによりフイ
ルム袋のセット作業を確実かつ容易化し、セットミスの
解消をはかると共に梱包品の品種変え作業の簡易化を達
成することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明は発泡樹脂製品をその上に複数個並列載置する
テーブルと、該テーブル上に並列載置された前記発泡樹
脂製品を押出すため、同テーブル上に往復動可能に設け
られた押出板と、前記テーブルの押出先端側に連設さ
れ、押出により押出される発泡樹脂製品の複数個を順次
可塑性合成樹脂フイルム製袋内に一括して袋詰収容する
包装機構からなる発泡樹脂製品包装装置において、上記
包装機構をテーブル先端近傍に立設された左右一対のガ
イド軸に固定されて前方に延び、外周に前記フイルム製
袋の開口部を被嵌するガイド枠と、該ガイド枠の袋被嵌
部外方に設けられてガイド枠に対し接離可能である袋押
さえとによって構成すると共に、上記ガイド枠を高さ方
向,横幅方向に寸法調節可能で、外周形状を全長を通じ
縦方向,横方向に平行的に拡縮可能ならしめ、かつ上記
ガイド枠の寸法調節を予め製品梱包パターンをシーケン
サーに入力登録しておき、この入力登録してあるパター
ン番号の入力によって自動的に行わせることを特徴とす
る。また本発明は、ガイド枠にフイルム製袋を被嵌する
当該被嵌位置の近傍に袋の開口部に向けて空気を吹き込
むエアー吹込装置を付設したことも付随的な特徴とす
る。
る本発明は発泡樹脂製品をその上に複数個並列載置する
テーブルと、該テーブル上に並列載置された前記発泡樹
脂製品を押出すため、同テーブル上に往復動可能に設け
られた押出板と、前記テーブルの押出先端側に連設さ
れ、押出により押出される発泡樹脂製品の複数個を順次
可塑性合成樹脂フイルム製袋内に一括して袋詰収容する
包装機構からなる発泡樹脂製品包装装置において、上記
包装機構をテーブル先端近傍に立設された左右一対のガ
イド軸に固定されて前方に延び、外周に前記フイルム製
袋の開口部を被嵌するガイド枠と、該ガイド枠の袋被嵌
部外方に設けられてガイド枠に対し接離可能である袋押
さえとによって構成すると共に、上記ガイド枠を高さ方
向,横幅方向に寸法調節可能で、外周形状を全長を通じ
縦方向,横方向に平行的に拡縮可能ならしめ、かつ上記
ガイド枠の寸法調節を予め製品梱包パターンをシーケン
サーに入力登録しておき、この入力登録してあるパター
ン番号の入力によって自動的に行わせることを特徴とす
る。また本発明は、ガイド枠にフイルム製袋を被嵌する
当該被嵌位置の近傍に袋の開口部に向けて空気を吹き込
むエアー吹込装置を付設したことも付随的な特徴とす
る。
【0007】
【作用】成形装置で成形され、搬送されて来た発泡樹脂
成形品をテーブル上に複数個並列載置するとき、押出板
を押し出すと、テーブル上の複数の成形品は前方へ押し
出される。一方、包装機構側においてガイド枠を所定の
梱包パターンに合わせて高さ方向,横幅方向に寸法調節
し、かつ縦,横両方向でガイド枠全長にわたり、略相似
形状に縮少した状態におき、その外周に人手によりフイ
ルム製袋を被嵌しセットする。そして、例えば手押ボタ
ンによりエアシリンダー等を介して袋押さえ(チャッ
ク)を閉じ、袋をガイド枠に固定し、その後、ガイド枠
全体を全長を通じ縦,横両方向に拡げて袋口を拡大す
る。このようにして包装機構の袋口が拡大状態に保持さ
れるとき、前記押出板により押出されて来た複数並列さ
れた発泡樹脂成形品が押出しと共に袋内に収容され、詰
められる。
成形品をテーブル上に複数個並列載置するとき、押出板
を押し出すと、テーブル上の複数の成形品は前方へ押し
出される。一方、包装機構側においてガイド枠を所定の
梱包パターンに合わせて高さ方向,横幅方向に寸法調節
し、かつ縦,横両方向でガイド枠全長にわたり、略相似
形状に縮少した状態におき、その外周に人手によりフイ
ルム製袋を被嵌しセットする。そして、例えば手押ボタ
ンによりエアシリンダー等を介して袋押さえ(チャッ
ク)を閉じ、袋をガイド枠に固定し、その後、ガイド枠
全体を全長を通じ縦,横両方向に拡げて袋口を拡大す
る。このようにして包装機構の袋口が拡大状態に保持さ
れるとき、前記押出板により押出されて来た複数並列さ
れた発泡樹脂成形品が押出しと共に袋内に収容され、詰
められる。
【0008】かくして発泡樹脂成形品のフイルム製袋へ
の充填、包装が行われるが、前記ガイド枠全体の寸法調
節による位置決めを、成形品梱包パターンを予めシーケ
ンサーに入力登録しておいて、この登録してあるパター
ン番号を入力することにより自動的に行うことによって
梱包品の変更の度に手動ハンドルで行っていた品種変え
作業はより簡単となる。また、袋内への成形品押込み
時、必要に応じ、エアー吹込装置より随時、空気を吹き
込んで、押し込みを容易とする。
の充填、包装が行われるが、前記ガイド枠全体の寸法調
節による位置決めを、成形品梱包パターンを予めシーケ
ンサーに入力登録しておいて、この登録してあるパター
ン番号を入力することにより自動的に行うことによって
梱包品の変更の度に手動ハンドルで行っていた品種変え
作業はより簡単となる。また、袋内への成形品押込み
時、必要に応じ、エアー吹込装置より随時、空気を吹き
込んで、押し込みを容易とする。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照し本発明の実施例を説
明する。図1,図2は本発明に係る装置の概要を示し、
図において、(1)は発泡樹脂製品(M)を後述の包装
機構側へ押出すため、該製品(M)の複数個をその上に
並列状態で載置し、貯溜しておくストック用のテーブル
で、該テーブル(1)には上記並列載置された製品
(M)を前方へ向かって押出すための押出板(2)がプ
ッシャー(3)先端に取り付けられて設けられており、
プッシャー(3)は図3に示すようにギャードモータ
(4)からのチエーン駆動によりガイドレール(5)に
沿って往復動するカムフオロアー(6)付き取付台
(7)に設置されて往復動し前記押出板(2)を往復作
動せしめている。なお、図においては、更にリミットス
イッチ(S1 ) を設けて製品の並列長に合わせてプッシ
ャー(3)の位置調節を可能ならしめている。
明する。図1,図2は本発明に係る装置の概要を示し、
図において、(1)は発泡樹脂製品(M)を後述の包装
機構側へ押出すため、該製品(M)の複数個をその上に
並列状態で載置し、貯溜しておくストック用のテーブル
で、該テーブル(1)には上記並列載置された製品
(M)を前方へ向かって押出すための押出板(2)がプ
ッシャー(3)先端に取り付けられて設けられており、
プッシャー(3)は図3に示すようにギャードモータ
(4)からのチエーン駆動によりガイドレール(5)に
沿って往復動するカムフオロアー(6)付き取付台
(7)に設置されて往復動し前記押出板(2)を往復作
動せしめている。なお、図においては、更にリミットス
イッチ(S1 ) を設けて製品の並列長に合わせてプッシ
ャー(3)の位置調節を可能ならしめている。
【0010】(A)は上記テーブル(1)の後方に連設
された包装機構であり、前記テーブル(1)先端近傍位
置に立設された左右一対のガイド軸(11),(12)
と、該ガイド軸(11),(12)に取り付けられ、こ
れより前方に延びて複数個の発泡樹脂製品(M)を収容
するに足るフイルム製袋(F)の開口部をその外周に被
嵌するガイド枠、図では上下左右の4本のコーナー部に
設けられたかぎ状のガイド枠(13),(14)、(1
5),(16)よりなっていて、各ガイド枠(13),
(14)、(15),(16)には更にこれに被嵌する
フイルム製袋(F)の袋被嵌部を固定するための袋押さ
え(17)が例えばゴム内張りの金属板などにより作ら
れてその外方に設けられている。テーブル(1)先端近
傍に立設された左右のガイド軸(11),(12)は夫
々内外2重軸構造を有しており、内軸(11b),(1
2b)は中間の外軸(11a),(12a)内を貫通し
て上下に延び出して下方は共通軸(18)によって支持
されていると共に、上部の内軸には左右の上部ガイド枠
(14),(16)が夫々エアシリンダ(14a),
(16a)を介して摺動可能に取り付けられ、外軸の下
部には同様にして下部ガイド枠(13),(15)が取
り付けられている。なお、共通軸(18)は図6,図7
に示すようにステッピングモータ(19)からカップリ
ングウオーム減速機を経てチエン駆動によって連結され
た回転軸(20)のスプロケットを介し、カウンターウ
エイト(21)に連結されており、回転軸(20)の回
動によって前記内軸(11b),(12b)を高さ方向
(上下)に位置調節を可能ならしめている。
された包装機構であり、前記テーブル(1)先端近傍位
置に立設された左右一対のガイド軸(11),(12)
と、該ガイド軸(11),(12)に取り付けられ、こ
れより前方に延びて複数個の発泡樹脂製品(M)を収容
するに足るフイルム製袋(F)の開口部をその外周に被
嵌するガイド枠、図では上下左右の4本のコーナー部に
設けられたかぎ状のガイド枠(13),(14)、(1
5),(16)よりなっていて、各ガイド枠(13),
(14)、(15),(16)には更にこれに被嵌する
フイルム製袋(F)の袋被嵌部を固定するための袋押さ
え(17)が例えばゴム内張りの金属板などにより作ら
れてその外方に設けられている。テーブル(1)先端近
傍に立設された左右のガイド軸(11),(12)は夫
々内外2重軸構造を有しており、内軸(11b),(1
2b)は中間の外軸(11a),(12a)内を貫通し
て上下に延び出して下方は共通軸(18)によって支持
されていると共に、上部の内軸には左右の上部ガイド枠
(14),(16)が夫々エアシリンダ(14a),
(16a)を介して摺動可能に取り付けられ、外軸の下
部には同様にして下部ガイド枠(13),(15)が取
り付けられている。なお、共通軸(18)は図6,図7
に示すようにステッピングモータ(19)からカップリ
ングウオーム減速機を経てチエン駆動によって連結され
た回転軸(20)のスプロケットを介し、カウンターウ
エイト(21)に連結されており、回転軸(20)の回
動によって前記内軸(11b),(12b)を高さ方向
(上下)に位置調節を可能ならしめている。
【0011】一方、ガイド軸(11),(12)の外軸
(11a),(12a)は前記内軸(11b),(12
b)の外側に該内軸に対し摺動可能に嵌装されており、
一方のガイド軸(12)は固定ガイド軸となっている
が、他方のガイド軸(11)は外軸(11a)下部にお
いて図8に示すようにステッピングモータ(22)から
チエン駆動によって連動されたねじ軸(23)により横
方向摺動可能な移動ブラケット(24)に保持されて横
方向に移動し、左右両ガイド軸(11),(12)間の
横幅寸法を調節可能ならしめている。
(11a),(12a)は前記内軸(11b),(12
b)の外側に該内軸に対し摺動可能に嵌装されており、
一方のガイド軸(12)は固定ガイド軸となっている
が、他方のガイド軸(11)は外軸(11a)下部にお
いて図8に示すようにステッピングモータ(22)から
チエン駆動によって連動されたねじ軸(23)により横
方向摺動可能な移動ブラケット(24)に保持されて横
方向に移動し、左右両ガイド軸(11),(12)間の
横幅寸法を調節可能ならしめている。
【0012】図4及び図5はフイルム製袋開口部を被嵌
取付けするガイド枠(13),(14),(15),
(16)の袋取付部の態様を示しており、両ガイド軸
(11),(12)の外軸(11a),(12a)下部
と、その上方で内軸(11b),(12b)上部にセッ
トカラーにより上記各ガイド枠が取り付けられているこ
とは前述の通りであるが、夫々のガイド枠(13),
(14),(15),(16)は、上部側はフイルム製
袋(F)の中心に向かって斜下方に向くエアシリンダ
(14a),(16a)を備え、一方、下部側はフイル
ム製袋(F)の中心に向かって斜上方に向くエアシリン
ダ(13a),(15a)を備えて図5に示す点線と実
線との間で縦横両方向に拡大,縮小が可能となってい
る。そして、このガイド枠の縮小した形状でその外周に
フイルム製袋(F)が図4の如く被嵌されるが、この袋
被嵌部における各ガイド枠の外方にはエアシリンダ(1
7a)によって被嵌したフイルム製袋(F)を固定する
ための袋押さえ(17)が前述の如く夫々設置されてお
り、これはガイド枠が縮小され、フイルム製袋(F)が
その外周に被嵌されたとき、エアシリンダ(17a)作
動によって延出して袋を固定し、袋固定後、ガイド枠の
拡大と共に移動して袋開口部を拡大状態において保持す
る構成となっている。
取付けするガイド枠(13),(14),(15),
(16)の袋取付部の態様を示しており、両ガイド軸
(11),(12)の外軸(11a),(12a)下部
と、その上方で内軸(11b),(12b)上部にセッ
トカラーにより上記各ガイド枠が取り付けられているこ
とは前述の通りであるが、夫々のガイド枠(13),
(14),(15),(16)は、上部側はフイルム製
袋(F)の中心に向かって斜下方に向くエアシリンダ
(14a),(16a)を備え、一方、下部側はフイル
ム製袋(F)の中心に向かって斜上方に向くエアシリン
ダ(13a),(15a)を備えて図5に示す点線と実
線との間で縦横両方向に拡大,縮小が可能となってい
る。そして、このガイド枠の縮小した形状でその外周に
フイルム製袋(F)が図4の如く被嵌されるが、この袋
被嵌部における各ガイド枠の外方にはエアシリンダ(1
7a)によって被嵌したフイルム製袋(F)を固定する
ための袋押さえ(17)が前述の如く夫々設置されてお
り、これはガイド枠が縮小され、フイルム製袋(F)が
その外周に被嵌されたとき、エアシリンダ(17a)作
動によって延出して袋を固定し、袋固定後、ガイド枠の
拡大と共に移動して袋開口部を拡大状態において保持す
る構成となっている。
【0013】図中、(25)は上記袋開口部を通じ袋内
に合成樹脂製品(M)を押し込むとき、製品の押し込み
を容易とするためのエアー吹込装置であり、左右のガイ
ド軸(11),(12)の上部間にわたって亘設された
軸(26)に取り付けられて、適宜、圧空源に連結され
ている。また(27)は袋詰製品用のテーブルであり、
(27a)で示すガイド枠との間は必要に応じ折畳み起
倒自在として該位置でのフイルム製袋のガイド枠への被
嵌作業を容易ならしめるようにする。
に合成樹脂製品(M)を押し込むとき、製品の押し込み
を容易とするためのエアー吹込装置であり、左右のガイ
ド軸(11),(12)の上部間にわたって亘設された
軸(26)に取り付けられて、適宜、圧空源に連結され
ている。また(27)は袋詰製品用のテーブルであり、
(27a)で示すガイド枠との間は必要に応じ折畳み起
倒自在として該位置でのフイルム製袋のガイド枠への被
嵌作業を容易ならしめるようにする。
【0014】かくして以上のような構成において、テー
ブル(1)上に包装しようとする発泡樹脂製品(M)を
並列載置し、適宜所要のストローク長をもって押出板
(2)で押し出すにあたっては、予め、ステッピングモ
ータ(19),(22)によりガイド枠(13)〜(1
6)の位置を高さ方向、横幅方向に調節し、ついで、エ
アシリンダ(13a)〜(16a)を作動させてガイド
枠(13)〜(16)を全長にわたり相似的に、又はこ
れに近く縮小した状態としてその外周にフイルム製袋
(F)を人手により被嵌する。そして、次に各ガイド枠
の外方に設置している袋押さえ(17)をエアシリンダ
(17a)を用いてフイルム製袋(F)の被嵌部に当接
して該袋(F)を固定すると、エアシリンダ(13a)
〜(16a)を作動してガイド枠(13)〜(16)を
元の拡大位置に移動させて袋開口部を拡大する。この状
態が出来上がると、テーブル(1)上に並列載置されて
いる発泡樹脂製品(M)の押し込みが始まり、製品は所
要個数だけフイルム製袋(F)内に押し込まれ、押し込
み作業は終了し、適宜、既知手段によって開口部を封止
し、包装工程が完了する。以後、これを繰り返すること
によって製品は順次、包装がなされてゆく。
ブル(1)上に包装しようとする発泡樹脂製品(M)を
並列載置し、適宜所要のストローク長をもって押出板
(2)で押し出すにあたっては、予め、ステッピングモ
ータ(19),(22)によりガイド枠(13)〜(1
6)の位置を高さ方向、横幅方向に調節し、ついで、エ
アシリンダ(13a)〜(16a)を作動させてガイド
枠(13)〜(16)を全長にわたり相似的に、又はこ
れに近く縮小した状態としてその外周にフイルム製袋
(F)を人手により被嵌する。そして、次に各ガイド枠
の外方に設置している袋押さえ(17)をエアシリンダ
(17a)を用いてフイルム製袋(F)の被嵌部に当接
して該袋(F)を固定すると、エアシリンダ(13a)
〜(16a)を作動してガイド枠(13)〜(16)を
元の拡大位置に移動させて袋開口部を拡大する。この状
態が出来上がると、テーブル(1)上に並列載置されて
いる発泡樹脂製品(M)の押し込みが始まり、製品は所
要個数だけフイルム製袋(F)内に押し込まれ、押し込
み作業は終了し、適宜、既知手段によって開口部を封止
し、包装工程が完了する。以後、これを繰り返すること
によって製品は順次、包装がなされてゆく。
【0015】ところで、上記の工程において発泡樹脂製
品(M)の大きさは必ずしも一定ではなく、それに伴っ
て製品の梱包パターンも変化する。従ってその都度、カ
イド枠に被嵌するフイルム製袋(F)の開口部の大きさ
を変える必要が起こってくる。従来、かかる場合にはこ
のようなガイド枠の位置調節は手動ハンドルを用いるこ
とによって行われていた。しかし本発明装置では手動ハ
ンドルに代えてステッピングモータが用いられている。
そのため本発明装置においてはステッピングモータのパ
ルス制御によりガイド枠の高さ方向,横幅方向の寸法位
置関係を自動的に調節することが容易である。即ち、各
種変化のある製品梱包パターンを予めマイコンのシーケ
ンサーに入力登録しておいて、製品梱包に応じ、上記予
め入力登録してあるパターン番号の入力を行い、これに
よってガイド枠の高さ方向、横幅方向の寸法及び位置決
めを自動的に決めることによって梱包品の変更のたびに
手動ハンドルで行っていた品質変え作業の安全性,安易
性が得られる。
品(M)の大きさは必ずしも一定ではなく、それに伴っ
て製品の梱包パターンも変化する。従ってその都度、カ
イド枠に被嵌するフイルム製袋(F)の開口部の大きさ
を変える必要が起こってくる。従来、かかる場合にはこ
のようなガイド枠の位置調節は手動ハンドルを用いるこ
とによって行われていた。しかし本発明装置では手動ハ
ンドルに代えてステッピングモータが用いられている。
そのため本発明装置においてはステッピングモータのパ
ルス制御によりガイド枠の高さ方向,横幅方向の寸法位
置関係を自動的に調節することが容易である。即ち、各
種変化のある製品梱包パターンを予めマイコンのシーケ
ンサーに入力登録しておいて、製品梱包に応じ、上記予
め入力登録してあるパターン番号の入力を行い、これに
よってガイド枠の高さ方向、横幅方向の寸法及び位置決
めを自動的に決めることによって梱包品の変更のたびに
手動ハンドルで行っていた品質変え作業の安全性,安易
性が得られる。
【0016】なお本発明装置は、発泡樹脂製品の包装装
置として単独に利用することも勿論であるが、発泡樹脂
製品成形装置に連続して成形より包装に至る一連の自動
化装置の一環として用いる上に極めて有効である。
置として単独に利用することも勿論であるが、発泡樹脂
製品成形装置に連続して成形より包装に至る一連の自動
化装置の一環として用いる上に極めて有効である。
【0017】
【発明の効果】本発明装置は以上のように発泡樹脂製品
を多数並列載置するテーブルと、該テーブル上で上記並
列された製品を押出すため、往復動する押出板と、テー
ブルの前方で押出される複数の製品をフイルム製袋に収
容し包装する包装機構を備えて構成されるものであり、
発泡樹脂製品の包装作業を人手を要することなく、自動
的に行ない得て頗る能率的であると共に、特にフイルム
製袋を被嵌するガイド枠を高さ方向,横方向に寸法調節
容易ならしめ、しかもガイド枠の拡大,縮小を従来のよ
うに前下がりとすることなく、全長にわたって一様に拡
大,縮小させ、更に袋押さえをも接離可能に設けている
のでフイルム製袋が外れることはなく、その被嵌セット
作業は極めて容易となり、セットミスも殆ど解消し、袋
取付作業の大幅な改善を図ることができる。しかも、本
発明装置は上記ガイド枠の高さ方向,横幅方向の寸法調
節をマイコンで決めておいて自動的に行うことにより梱
包品の変更のたびに手動ハンドルで行っていた品質変え
作業を簡易かつ容易ならしめる顕著な効果を有する。
また、請求項2記載のように更にエアー吹込装置を設け
ることによりフイルム製袋の袋開口部の拡大状態を確実
に保持させ、製品の押し込みを容易ならしめる利点があ
る。
を多数並列載置するテーブルと、該テーブル上で上記並
列された製品を押出すため、往復動する押出板と、テー
ブルの前方で押出される複数の製品をフイルム製袋に収
容し包装する包装機構を備えて構成されるものであり、
発泡樹脂製品の包装作業を人手を要することなく、自動
的に行ない得て頗る能率的であると共に、特にフイルム
製袋を被嵌するガイド枠を高さ方向,横方向に寸法調節
容易ならしめ、しかもガイド枠の拡大,縮小を従来のよ
うに前下がりとすることなく、全長にわたって一様に拡
大,縮小させ、更に袋押さえをも接離可能に設けている
のでフイルム製袋が外れることはなく、その被嵌セット
作業は極めて容易となり、セットミスも殆ど解消し、袋
取付作業の大幅な改善を図ることができる。しかも、本
発明装置は上記ガイド枠の高さ方向,横幅方向の寸法調
節をマイコンで決めておいて自動的に行うことにより梱
包品の変更のたびに手動ハンドルで行っていた品質変え
作業を簡易かつ容易ならしめる顕著な効果を有する。
また、請求項2記載のように更にエアー吹込装置を設け
ることによりフイルム製袋の袋開口部の拡大状態を確実
に保持させ、製品の押し込みを容易ならしめる利点があ
る。
【図1】本発明装置のテーブル側の要部を示す斜視概要
図である。
図である。
【図2】本発明装置の包装機構を示す斜視概要図であ
る。
る。
【図3】本発明装置の一部を示す側面概要図である。
【図4】袋被嵌部の袋押さえ部を示す説明図である。
【図5】ガイド枠拡縮機構を示す概要図である。
【図6】ガイド枠高さ方向調節機構を示す説明図であ
る。
る。
【図7】図7の機構の側面概要図である。
【図8】ガイド枠横幅方向調節機構を示す説明図であ
る。
る。
(A) 包装機構 (M) 発泡樹脂製品 (F) フイルム製袋 (1) テーブル (2) 押出板 (11)(12) ガイド軸 (11a)(12a) 外軸 (11b)(12b) 内軸 (13)(14)(15)(16)ガイド枠 (13a)〜(16a) エアシリンダ (17) 袋押さえ (17a) エアシリンダ (25) エアー吹込装置
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡樹脂製品をその上に複数個並列載置
するテーブルと、該テーブル上に並列載置された前記発
泡樹脂製品を押出すため、同テーブル上に往復動可能に
設けられた押出板と、前記テーブルの押出先端側に連設
され、押出により押出される発泡樹脂製品の複数個を順
次可塑性合成樹脂フイルム製袋内に一括して袋詰収容す
る包装機構からなる発泡樹脂製品包装装置であって、前
記包装機構がテーブル先端近傍に立設された左右一対の
ガイド軸に固定されて前方に延び、外周に前記フイルム
製袋の開口部を被嵌するガイド枠と、該ガイド枠の袋被
嵌部外方に設けられてガイド枠に対し接離可能である袋
押さえにより構成されていると共に、前記ガイド枠は高
さ方向,横幅方向の寸法調節が可能で、かつ外周形状が
全長を通じ縦横両方向に平行的に拡縮可能となってお
り、上記ガイド枠の高さ方向,横幅方向の寸法調節が予
め製品梱包パターンをシーケンサーに入力登録してある
パターン番号の入力によって自動的に行われることを特
徴とする発泡樹脂製品包装装置。 - 【請求項2】 ガイド枠に熱可塑性合成樹脂フイルム製
袋の開口部を被嵌する被嵌位置近傍に、袋の開口部に向
けて空気を吹き込むエアー吹込装置を設けたことを特徴
とする請求項1記載の発泡樹脂製品包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4069014A JP2530540B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 発泡樹脂製品包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4069014A JP2530540B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 発泡樹脂製品包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05229503A JPH05229503A (ja) | 1993-09-07 |
JP2530540B2 true JP2530540B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=13390318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4069014A Expired - Lifetime JP2530540B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 発泡樹脂製品包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530540B2 (ja) |
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ITUB201561098U1 (it) * | 2015-08-06 | 2017-02-06 | Pulsar Srl | Apparecchiatura per il confezionamento di un prodotto in un rispettivo involucro preformato |
CN108860755B (zh) * | 2018-05-16 | 2020-11-24 | 佛山市团凌塑料机械有限公司 | 包装袋打包机 |
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5045573A (ja) * | 1973-08-25 | 1975-04-23 |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP4069014A patent/JP2530540B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05229503A (ja) | 1993-09-07 |
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