JP2530264Y2 - 暗号を磁気印刷した債券 - Google Patents

暗号を磁気印刷した債券

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JP2530264Y2
JP2530264Y2 JP1992047779U JP4777992U JP2530264Y2 JP 2530264 Y2 JP2530264 Y2 JP 2530264Y2 JP 1992047779 U JP1992047779 U JP 1992047779U JP 4777992 U JP4777992 U JP 4777992U JP 2530264 Y2 JP2530264 Y2 JP 2530264Y2
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宏 江南
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宏 江南
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、偽造防止が施された特
殊銀行等で発行する無記名の割引債券等の債券に関す
る。
【0002】
【従来の技術】第1の従来例として、特殊銀行等で発行
される無記名の割引債券は、偽造防止として透かし記号
を入れることがなされており、金融機関等では、これら
債券の真偽の判定を目視検査とOCRの双方により行っ
ているものがある。
【0003】また第2の従来例として、有価証券の偽造
防止法として紙の上に同期信号とデータ信号とを磁気印
刷してその上を隠蔽層でマスキングしたもの(実開昭6
1−93279号公報)や、第3の従来例としては紙の
所定個所の走査線上にタイミングマークを印刷し、文字
入力部の文字の一部は磁気インクで印刷したもの(実開
昭61−45184号公報)がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記第1の例
のものでは、透かし記号を入れるのは債券の製作が複雑
となり、透かし記号入りの債券は一部のものに止どまっ
ていたため、債券の偽造も少なくなかった。そのため、
簡単な偽造防止が施された債券のニーズが強くあり、さ
らに、債券の真偽の判定の自動化が容易なように作られ
た債券の要求も潜在的にあった。また、前記の第2、第
3の例では、割引債券の裏面に偽造防止のためとはい
え、特別に磁気印刷の上を隠蔽層でマスキングしたり、
特別にタイミングマークが印刷してあるため、仮に、こ
れらの技術を債券の偽造防止に応用しようとすると、こ
れらはすべて従来の債券の印刷に付加して印刷またはマ
スキングされたものであり、偽造防止処理が特別にして
あることを積極的に表示してあることは、発行する銀行
にとっては、割引債券の印刷面に余分なものが印刷また
はマスキングされていることになり、これを債券が汚れ
るとして嫌い実用化していない。
【0005】そこで、本考案の目的は、外観的には従来
からの債券と全く同一の事項のみが印刷してあり、かつ
偽造しにくい債券を簡単に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の債券の特徴は、
裏面に支払場所である複数の証券会社が上下左右に整列
させて印刷されている債券において、上記複数の証券会
社から選択された複数の証券会社は、当該支払場所の他
の証券会社の印刷に用いられた色と実質的に同じ色で磁
気印刷され、前記磁気印刷された証券会社の部分は、前
記債券の特性に対応する暗号を示すように構成されてい
るところにある。
【0007】
【作用】上記のように構成された債券は、全く磁気印刷
されていない債券と同じ色で一部が磁気印刷されている
ので、第三者は債券に磁気印刷されていること、さらに
はどこに磁気印刷されているか外観上知ることができな
いので、偽造が容易にできない。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して以下に説明す
る。
【0009】図1において、特殊銀行で発行する無記名
の割引債券の裏面10には、左上に「支払場所」と印刷
され、その下に「当行本店および国内各支店 下記証券
会社の本店および国内各支店」と日本語で印刷されてい
る。そして、この印刷文の下には、複数の証券会社の名
称が上下左右に対応させた位置に整列させて印刷されて
いる。参照番号12で示す個所には、24社の証券会社
が3列にかつ一列に8社つづ整列させて印刷されてい
る。即ち、左中段12には、証券会社名が第1列の上か
ら下には「A1社」,「A2社」,…「A8社」の各証
券会社の名称が印刷され、第2列の上から下には「B1
社」,「B2社」,…「B8社」と同様の各証券会社の
名称が印刷され、そして第3列の上から下には「C1
社」,「C2社」,…「C8社」と各証券会社の名称が
それぞれ日本語で印刷されている。本願考案は、このよ
うに従来から割引証券の裏面に支払場所として印刷して
ある複数(24社)の証券会社の印刷を利用して偽造防
止するものである。なお、左下の参照番号14で示され
る範囲には注意事項等が日本語で印刷されている。ま
た、裏面10の右半面には左半面に日本語で印刷された
内容が英文に翻訳されて印刷されている。即ち、右上に
は上記「支払場所」以下に対応する英文が、また参照番
号16で示す右中段には、裏面10の最左端から数えた
第4列に、第1列に対応した英文証券会社名が上から下
に「A1 Co.Ltd.」、「A2 Co.Ltd.」、…と、第5列の上
から下に「B1 Co.Ltd.」、「B2 Co.Ltd.」、…と、そし
て第6列の上から下に「C1 Co.Ltd.」、「C2 Co.Lt
d.」、…と印刷されている。さらに、参照番号15で示
す右下の範囲には参照番号14に印刷された内容に対応
する英文が印刷されている。これら文字の印刷の色は通
常は黒である。
【0010】本願考案では、券面即ち表面の額面および
記号番号に対応した暗号を表すために、上記のように印
刷されている各証券会社の名称のうち第1列が他の列に
磁気印刷されている個所を読み出す基準であるタイミン
グマークを検出するためのもので、前記した24社の証
券会社から選択された複数の証券会社、つまり参照番号
12で示す範囲の第1列の第1行の「A1社」、第3行
の「A3社」,第5行の「A5社」および第7行の「A
7社」の文字は黒色で磁気印刷されている。さらに、他
の列の証券会社から選択された複数の証券会社も黒色で
磁気印刷されている。即ち、第2列の第1行の「B1
社」および第7行の「B7社」とが黒色で磁気印刷さ
れ、第3列の第1行の「C1社」および第3行の「C3
社」の合計8社の証券会社が黒色で磁気印刷され、この
ことにより特定数値を構成する。
【0011】さらに、第4列の第5行の「A5 Co.Lt
d.」、第5列第3行の「B3 Co.Ltd.」および第5行の
「B5 Co.Ltd.」、および第6列の第1行の「C1 Co.Lt
d.」の4社も磁気印刷されている。図1においては、磁
気印刷されている上記証券会社名の個所を二重の四角枠
を付しかつ参照番号20を付して示す。それ以外の証券
会社名は磁気印刷以外の通常の印刷が施されている。
【0012】このように本考案においては、上記磁気印
刷された複数の証券会社の印刷色は、磁気印刷しない場
合に用いていた色、例えば黒色と同じく黒色を用いる。
これにより、第三者は、通常は部分的に磁気印刷されて
いること、またどの文字が磁気印刷されているか知り得
ないことになる。従って、債券に暗号として磁気印刷さ
れた証券会社の印刷個所20を磁気検出することによ
り、債券の真贋を判定することができる。債券の暗号を
読み取るのは公知の磁気読取り装置と同様の機構を有す
る装置により読出することが可能である。なお、奇数行
のみに磁気印刷したのは単に、検出が容易にするためで
あり、各行を用いてもよく、また任意の行を用い得る。
【0013】さらに、暗号を債券の券面の額面および記
号番号に応じたものとすることにより、当該番号から債
券の真贋判定だけでなく、券面の額面および記号番号の
特定も可能である。
【0014】図1に示す磁気印刷された債券を参照し
て、以下券面の額面および記号番号の特定について説明
する。磁気読取り装置のヘッドを、図1に示す裏面上で
上記列方向の上側より下側にスキャンさせる。第1列は
暗号の読出し基準用で第1列の第1行の磁気印刷された
個所20「A1社」がヘッドにより磁気検出されたと
き、ヘッドは第1行の各列のうち磁気印刷された列を検
出し、読取り装置は磁気印刷有りを記憶する。この場
合、第2列、第3列および第6列の磁気印刷された個所
20が磁気検出され、記憶される。他の列の文字は通常
の印刷なので何も検出されず、読取り装置は磁気印刷無
しを記憶する。検出後ヘッドは裏面のさらに下側にスキ
ャンされ、第1列の第2行は磁気印刷されていないの
で、ヘッドは通過し、第3行の磁気印刷された個所20
「A3社」が検出されたとき、ヘッドは第3行の各列の
うち磁気印刷された列を検出し、読取り装置は磁気印刷
有りを記憶する。この場合、第3列および第5列が磁気
検出され、記憶される。それ以外の列は磁気印刷されて
いないので、読取り装置は磁気印刷無しを記憶する。以
下同様にして、第1列の磁気印刷されている個所、即ち
第5行および第7行において、行方向の磁気印刷された
個所を検出して、磁気印刷されている個所を記憶する。
【0015】前述のように、第1列に磁気印刷された個
所は、各行に磁気印刷されている個所を読出す基準(タ
イミングマーク)を検出するためのものであり、第2列
〜第6列に磁気印刷された個所が例えば機械的に位置決
めされる構成の場合には、第1列の磁気印刷はなくとも
よい。
【0016】第1行を最上位ビットと、第7行を最下位
ビットとする2進化16進とし、また磁気印刷有りをビ
ット「1」に、磁気印刷無しをビット「0」とすると、
上述のようにして検出され記憶された情報は、図1に示
される「9C268」を表す。読取り装置には、その
「9C268」と券面の額面および記号番号を対応させ
たテーブルを持たせることにより、検出された「9C2
68」が存在するため検査された債券が本物であり、か
つ対応した券面および記号番号を特定することができ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案は、債券の裏面に従来から印刷さ
れている複数の証券会社の名称の印刷をそのまま利用す
るものであり、この複数の証券会社から選択された複数
の証券会社を他の証券会社の印刷の色と実質的に同じ色
で磁気印刷されているので、外観的には従来からの債券
と全く同一であるため債券の汚れは全くなく、第三者に
は、この複数の証券会社から選択された複数の証券会社
が磁気印刷されていること、さらに、どの証券会社の個
所が磁気印刷されているか知り得ないので債券の偽造防
止が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】特殊銀行で発行する無記名割引債券の裏側を示
す正面図である。
【符号の説明】
10 債券の裏側 12 複数の証券会社の名称が印刷されている個所 20 磁気印刷されている複数の証券会社の名称

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に支払場所である複数の証券会社が
    上下左右に整列させて印刷されている債券において、 上記複数の証券会社から選択された複数の証券会社は、
    当該支払場所の他の証券会社の印刷に用いられた色と実
    質的に同じ色で磁気印刷され、前記磁気印刷された証券
    会社の部分は、前記債券の特性に対応する暗号を示すよ
    うに構成されている ことを特徴とする債券。
JP1992047779U 1992-07-08 1992-07-08 暗号を磁気印刷した債券 Expired - Lifetime JP2530264Y2 (ja)

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JPH0620074U JPH0620074U (ja) 1994-03-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145184U (ja) * 1984-08-27 1986-03-25 大日本印刷株式会社 機械読取が可能な金券印刷物
JPS6193279U (ja) * 1984-11-26 1986-06-16
JPH0764148B2 (ja) * 1986-05-09 1995-07-12 グローリー工業株式会社 有価証券読取装置

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