JP2530015Y2 - スピーカの振動板構造 - Google Patents
スピーカの振動板構造Info
- Publication number
- JP2530015Y2 JP2530015Y2 JP1987113345U JP11334587U JP2530015Y2 JP 2530015 Y2 JP2530015 Y2 JP 2530015Y2 JP 1987113345 U JP1987113345 U JP 1987113345U JP 11334587 U JP11334587 U JP 11334587U JP 2530015 Y2 JP2530015 Y2 JP 2530015Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- resin material
- diaphragm structure
- speaker
- reinforcing fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は振動板構造に係り、この表面上にヘヤーラ
インを放射状へ形成したことによって特性の改善を行な
うのに好適なスピーカの振動板構造に関するものであ
る。
インを放射状へ形成したことによって特性の改善を行な
うのに好適なスピーカの振動板構造に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 従来におけるスピーカの振動板構造の例として、第2
図の側断面図で示したものがある。
図の側断面図で示したものがある。
図において、1は樹脂材としてポリプロピレンと強化
繊維2(ガラス繊維または、炭素繊維等)からなる振動
板である。
繊維2(ガラス繊維または、炭素繊維等)からなる振動
板である。
この振動板1は、インジェクション・コンプレッショ
ン手段によって形成したものが多数提供されていた。
ン手段によって形成したものが多数提供されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来のものにおいては、振動板1を
形成する場合、薄肉成形が困難であると共に、樹脂材の
流動性の改善も困難であった。
形成する場合、薄肉成形が困難であると共に、樹脂材の
流動性の改善も困難であった。
また、上記の強化繊維2がゲート付近に集中して分散
するため、それによって厚みが増した。その結果、外周
部まで強化繊維2が均一に分散しないので、剛性の均一
な振動板1の形成が出来ないと言う欠点を有していた。
するため、それによって厚みが増した。その結果、外周
部まで強化繊維2が均一に分散しないので、剛性の均一
な振動板1の形成が出来ないと言う欠点を有していた。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、従来例の欠点を解消したスピ
ーカの振動板構造を提供することにある。
その目的とするところは、従来例の欠点を解消したスピ
ーカの振動板構造を提供することにある。
(ニ) 問題を解決するための手段 この考案に係るスピーカの振動板構造は、強化繊維を
添加した樹脂材をインジェクション・コンプレッション
手段で成形した振動板構造において、振動板の表面放射
方向に、多数のヘヤーラインを形成したことによって樹
脂材の流動性改善と剛性の強化および、薄肉成形したも
のである。
添加した樹脂材をインジェクション・コンプレッション
手段で成形した振動板構造において、振動板の表面放射
方向に、多数のヘヤーラインを形成したことによって樹
脂材の流動性改善と剛性の強化および、薄肉成形したも
のである。
さらに、略扇形で接線と直角方向に等間隔に多数のヘ
ヤーラインを設けた複数個の分割片を振動板形状に集合
した金型により形成したスピーカの振動板構造である。
ヤーラインを設けた複数個の分割片を振動板形状に集合
した金型により形成したスピーカの振動板構造である。
(ホ) 作用 振動板を構成するためには、インジェクション・コン
プレッション手段によって形成される分割片の単位ごと
に、ヘヤーラインをその表面上に放射状へ施したものを
2枚以上集合して振動板形状に構成したため、流動性が
改善され、それによって均一な薄肉成形および、剛性の
強化が可能となった。
プレッション手段によって形成される分割片の単位ごと
に、ヘヤーラインをその表面上に放射状へ施したものを
2枚以上集合して振動板形状に構成したため、流動性が
改善され、それによって均一な薄肉成形および、剛性の
強化が可能となった。
(ヘ) 実施例 この考案に係るスピーカの振動板構造の実施例を第1
図(A),(B),(C)で示した平面拡大図、斜視図
および、側断面図に基づいて説明する。
図(A),(B),(C)で示した平面拡大図、斜視図
および、側断面図に基づいて説明する。
図において、1は樹脂材としてポリプロピレンと強化
繊維2(たとえば、ガラス繊維や炭素繊維等)からなる
振動板である。
繊維2(たとえば、ガラス繊維や炭素繊維等)からなる
振動板である。
この振動板1は、略扇形外周部と接した接線6の直角方
向に等間隔にヘヤーライン3用の加工処理が施された分
割片5を7枚振動板形状に集合させ、金型(図示せず)
にセッティングした後、この金型に強化繊維を添加した
ポリプロピレンからなる樹脂材を注入して圧力を加える
ことにより形成される。
向に等間隔にヘヤーライン3用の加工処理が施された分
割片5を7枚振動板形状に集合させ、金型(図示せず)
にセッティングした後、この金型に強化繊維を添加した
ポリプロピレンからなる樹脂材を注入して圧力を加える
ことにより形成される。
次に、4はゲートであり、樹脂材を成形する場合に必
要となり、このゲート4から射出される樹脂材は、上記
のヘヤーライン3によって流動性が改善される。
要となり、このゲート4から射出される樹脂材は、上記
のヘヤーライン3によって流動性が改善される。
(ト) 考案の効果 この考案に係るスピーカの振動板構造によれば、分割
片の表面上に多数のヘヤーラインを設けたことによって
樹脂材の流動性が改善され、それに伴いゲート付近に分
散されていた強化繊維が分割片の外周部まで放射状に分
散した。
片の表面上に多数のヘヤーラインを設けたことによって
樹脂材の流動性が改善され、それに伴いゲート付近に分
散されていた強化繊維が分割片の外周部まで放射状に分
散した。
従って、薄肉成形による振動板を得ることが可能とな
り、また軽量で均一な剛性および、ソリのないものが得
られた。さらに、上記のヘヤーラインはインジェクショ
ン・コンプレッションによって均一加工されるため、振
動板全体の外観品質および、性能が向上した。
り、また軽量で均一な剛性および、ソリのないものが得
られた。さらに、上記のヘヤーラインはインジェクショ
ン・コンプレッションによって均一加工されるため、振
動板全体の外観品質および、性能が向上した。
しかも、構造が簡単であってまた、安価に構成するこ
とができるため、実施も容易である等の優れた特徴を有
したものである。
とができるため、実施も容易である等の優れた特徴を有
したものである。
第1図(A),(B),(C)はこの考案に係るスピー
カの振動板構造を示した平面拡大図と分割片の配置状況
を示す図、および、スピーカの振動板構造を示した断面
図である。第2図は従来のスピーカの振動板構造を示し
た側断面図である。 1:振動板 2:強化繊維 3:ヘヤーライン 4:ゲート 5:分割片 6:接線
カの振動板構造を示した平面拡大図と分割片の配置状況
を示す図、および、スピーカの振動板構造を示した断面
図である。第2図は従来のスピーカの振動板構造を示し
た側断面図である。 1:振動板 2:強化繊維 3:ヘヤーライン 4:ゲート 5:分割片 6:接線
Claims (2)
- 【請求項1】強化繊維を添加した樹脂材をインジェクシ
ョン・コンプレッション手段で成形したスピーカの振動
板構造において、振動板の表面放射方向に多数のヘヤー
ラインを形成したことを特徴とするスピーカの振動板構
造。 - 【請求項2】略扇形で接線と直角方向に等間隔に多数の
ヘヤーラインを設けた複数個の分割片を振動板形状に集
合した金型により形成されたことを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載のスピーカの振動板構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987113345U JP2530015Y2 (ja) | 1987-07-25 | 1987-07-25 | スピーカの振動板構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987113345U JP2530015Y2 (ja) | 1987-07-25 | 1987-07-25 | スピーカの振動板構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6418894U JPS6418894U (ja) | 1989-01-30 |
JP2530015Y2 true JP2530015Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31353097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987113345U Expired - Lifetime JP2530015Y2 (ja) | 1987-07-25 | 1987-07-25 | スピーカの振動板構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530015Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5635597A (en) * | 1979-03-02 | 1981-04-08 | Pioneer Electronic Corp | Manufacture of speaker diaphragm |
JPS5834289B2 (ja) * | 1979-03-05 | 1983-07-26 | 大日化成工業株式会社 | 熱プレス成形法 |
JPS5848116U (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-31 | リコーエレメックス株式会社 | 多段増幅器 |
JPS59103497A (ja) * | 1982-12-03 | 1984-06-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピ−カ用振動板 |
JPS5981997A (ja) * | 1983-09-30 | 1984-05-11 | Nippon Atsudenki Kk | 動電型電気音響変換器の振動板製造方法 |
-
1987
- 1987-07-25 JP JP1987113345U patent/JP2530015Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6418894U (ja) | 1989-01-30 |
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