JP2793640B2 - スピーカの製造方法 - Google Patents

スピーカの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は音響機器類としてのスピーカの製造方法に関
する。
(従来の技術) スピーカは振動板胴体がエッジやガスケット等を介し
てフレームに対し振動可能に支持されて構成されてい
る。
この場合、従来においては、第5図に示すように、振
動板1′を構成する振動板胴体1a′および振動板エッジ
1b′、ガスケット1c′、フレーム2′、フレームの裏パ
ッキン1d′等は別々に作成され、これら各々の部材を接
着剤等を用いて固着してスピーカを製造している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のようにしてスピーカを製造する
場合、各々の材質、表面の状態によって、時には接着が
不完全だったり、充分な強度が得られなかったり、接着
剤に特殊なものが必要であったり、各々の接着剤を変更
する必要がある等の煩わしさがあった。
本発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目
的とするところは、製造工程、部品点数の削減化を図
り、製造を飛躍的に向上せしめかつ接着不良、接着不完
全等の発生をほぼ完全に除去し得るスピーカの製造方法
を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明では、振動板胴体1a、振動板エッジ部1b、スピ
ーカガスケット1c、パッキン1d、パッキン1dと結合され
たフレームフランジ部2a、このフレームフランジぶ2aを
有し、かつ前記各部材を保持するフレーム2をそれぞれ
所望の材料によって多色成形法により一挙に一体形成す
ることにより、上記目的を達成している。
(作用) 本発明では、インジェクション成形の多色成形法を使
用することにより、振動板胴体と振動板エッジの接着お
よび振動板エッジと振動板エッジ外周固定部(フレーム
外周部)間の接着工程を兼ねることができ、しかもこれ
らの接着不良、接着不完全等の問題をほぼ完全になくす
ことを可能としている。
また、スピーカガスケットおよびスピーカフレーム背
面のパッキンを同時に成形可能であり、一の部品が不要
となるばかりでなく接着工程を不要としている。
また、同一材料や異種材料を多色成形により一挙にド
ッキングして成形できる。
(実施例) 第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもの
で、これらの図中1はコーン形状の振動板で、この振動
板1は振動板胴体1aとその外周の振動板エッジ1bとにて
形成されている。
また、1cは振動板エッジ1bの外周に形成された断面略
矩形のスピーカガスケット、2は上記振動板1がスピー
カガスケット1c等を介し取付けられるフレームであり、
フレーム2の背面にはスピーカガスケット1cと一体をな
すパッキン1dが設けられる。また、2aはフレームフラン
ジ部であり、その溝2b内にパッキン1dの一部が設けられ
ている。
しかして、本発明では、振動板胴体1a、その外周の振
動板エッジ1bおよび振動板エッジ外周固定部等を多色成
形法によりインジェクション成形により一体成形してし
まい、従前のように別々の部材を接着剤を用いて接着
し、かつ一体化しなくても良いようにしている。すなわ
ち、多色成形法とは、2色あるいは3色の成形品を作る
もので、2ないし3基の射出機構をもち、それぞれの射
出シリンダから同一樹脂や異なった材料を金型に射出し
て成形品を造るもので、金型は、通常、二型を並列に配
置したものや背合わせしたもの、一型で2色や3色打ち
が可能なもの等種々のものが存在し、必要に応じて最適
な多色成形法が選択されることは勿論である。
しかして、振動板エッジ部は、振動板エッジ1b、スピ
ーカガスケット1c、パッキン1d等を同時成形するタイプ
のものとすると好ましい。
したがって、この場合、振動板エッジ1b、スピーカガ
スケット1c、パッキン1d等はエラストマーまたはビニー
ルの如き同一材料にて形成される。
また、上記振動板エッジ外周固定部とはフレーム2お
よびフレームフランジ部2aを指し、これらと振動板胴部
1aはポリプロピレンの如き同一材料にて形成しても良
い。また、フレーム材としてABS樹脂を用いても良く、
この場合、ポリプロピレンに比べコスト的に有利であ
る。
(発明の効果) 以上のように本願発明によれば、振動板胴体1a、振動
板エッジ部1b、スピーカガスケット1c、パッキン1d、パ
ッキン1dと結合されたフレームフランジ部2a、このフレ
ームフランジ部2aを有し、かつ前記各部材を保持するフ
レーム2をそれぞれ所望の材料によって多色成形法によ
り一挙に一体形成するようにしたため、振動板胴体と振
動板エッジの接着、振動板エッジと振動板エッジ外周固
定部等を同時成形でき、接着工程を一挙に不要としてし
まうことができ、従前におけるこれらの接着不良等の問
題をほぼ完全になくすことができる。
また、従前では各部材を別々に作成していたが、スピ
ーカガスケット、パッキン等を同時に成形できるため、
この点、部品点数の削減化につながり、コストダウンを
図ることができるという効果がある。
また、要求される物性や外観などに応じ所望の材料を
多色成型により一挙にドッキングして成形できる。
しかして、本発明では自動機組立てが可能となり、製
造が極めて容易で量産化に適し、安定した性能のスピー
カを能率良く製造することができる。
なお、本発明は動電型スピーカ全般について適用し
得、同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるスピーカの平面図、第2図は同上
のスピーカの判断面側面図、第3図は第2図中A部分の
拡大断面図、第4図は本発明のスピーカの斜視図、第5
図は従来例である。 1……振動板、1a……振動板胴部、 1b……振動板エッジ、 1c……スピーカガスケット、 1d……パッキン、2……フレーム、 2a……フレームフランジ部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動板胴体1a、振動板エッジ部1b、スピー
    カガスケット1c、パッキン1d、パッキン1dと結合された
    フレームフランジ部2a、このフレームフランジぶ2aを有
    し、かつ前記各部材を保持するフレーム2をそれぞれ所
    望の材料によって多色成形法により一挙に一体形成する
    ことを特徴としたスピーカの製造方法。
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