JP2529950Y2 - 超音波スライサ - Google Patents

超音波スライサ

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JP2529950Y2
JP2529950Y2 JP1990083639U JP8363990U JP2529950Y2 JP 2529950 Y2 JP2529950 Y2 JP 2529950Y2 JP 1990083639 U JP1990083639 U JP 1990083639U JP 8363990 U JP8363990 U JP 8363990U JP 2529950 Y2 JP2529950 Y2 JP 2529950Y2
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round blade
ultrasonic
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blade
vibration
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芳樹 橋本
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Kaijo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回転する丸刃に超音波振動を印加して加振
させ、且つ、丸刃の刃先に対して研摩部材を適宜当接さ
せて研摩しながら被切断物を切断する研磨装置を備えて
なる超音波スライサに関する。
[背景技術] 従来、この種の超音波スライサにおいて丸刃の切れ具
合が悪くなった場合、操作者がまず加振機のスイッチを
切って丸刃の振動を停止させ、その後に研摩部材を手動
により刃先との当接位置に合わせた後丸刃自体の回転を
利用して研摩している。かかる操作によって刃先は再び
鋭利となり、良好な切断効果を維持することができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の超音波スライサにおい
ては、刃先の研摩操作が操作者に少なからぬ煩わしさを
感じさせている。また、操作者が加振機のスイッチを切
り忘れたまま研摩作業を行なってしまうことがあり、そ
うすると超音波振動しながら回転する丸刃の刃先と研摩
部材が打ち当たる状態となり、研摩しようとしていた刃
先が刃こぼれを生じて却って切れ味が低下するという事
態を招来している。更に、かかる状態で丸刃を研磨する
ことは丸刃に回転及び超音波振動が印加されているので
危険を伴うという欠点がある。
[本考案の目的] 本考案は、上記欠点に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところは刃先の研摩を容易かつ迅速に行
なうことができるとともに、操作者の誤操作による刃こ
ぼれを未然に防止し得る超音波スライサを提供すること
である。
[課題を解決するための手段] 本考案は、回転して被切断物を切断する丸刃と、前記
丸刃に回転軸方向の超音波振動を印加する加振手段と、
前記丸刃の刃先に当接する当接位置と非当接位置との間
で移動自在な研摩部材とを備え、前記研摩部材が前記当
接位置若しくはその近傍に達したことを検知して前記加
振手段の超音波発振を停止させる停止手段を備えたもの
である。
[実施例] 以下、本考案の実施例としての超音波スライサを添付
図面を参照しつつ説明する。
第1図及び第2図に示すように、丸刃1は、図示せぬ
駆動手段により回転駆動されるコーン2の先端にネジ3
により螺合結合されている。この丸刃1には、コーン2
を介して振動子4により回転軸方向に超音波振動が印加
され励振される。その結果、丸刃1は、刃の部分をも含
む何箇所かに定常波の腹、節を同心円状に形成したたわ
み振動モードを呈する。このたわみ振動モードによれ
ば、振動中の丸刃1の刃先に後述の砥石が当接すると双
方が打ち当る状態を現出する。この振動子4及び発振器
5等により超音波振動を発生する。
また、丸刃1の側方には基台7が設けられている。こ
の基台7にはボス8を介してシャフト9が往復自在に取
り付けられており、シャフト9の先端部には研摩部材と
しての幅広の円筒状の砥石10が回転自在に設けられてい
る。この砥石10は、ねじ等で固定されているので交換可
能である。砥石10は、このシャフト9の往復動によっ
て、丸刃1の刃先に当接する位置と離間する非当接位置
との間で移動する。なお、第2図に示すように、この砥
石10を含む研摩機構は丸刃1の刃先を挾んで両側に設け
られており、刃先の両面を研摩することができる。
シャフト9の後端部にはボス12が固着されている。こ
のボス12は基台7の上に支持ピン13を介して揺動自在に
設けられたレバー14の一端部に枢着されている。また、
シャフト9には、基台7の前壁部7aとボス12との間にコ
イルスプリング15が縮設されている。このコイルスプリ
ング15は、砥石10が丸刃1の刃先から離れる方向へのバ
イアス力をシャフト9に付与させる。基台7上には、ま
た、レバー14に係合してコイルスプリング15の付勢力に
よるレバー14の揺動を規制するストッパ16が突設されて
いる。
基台7の側壁部7bにはリミットスイッチ18が取り付け
られており、シャフト9の後端部のボス12がこのリミッ
トスイッチ18の作動片に当接している。第1図に示すよ
うに、このリミットスイッチ18は発振器5が具備するリ
モートスイッチ19と接続されており、このリミットスイ
ッチ18のON/OF動作によって発振器5が作動または停止
されるように構成されている。
上記リミットスイッチ18及びリモートスイッチ19によ
って、砥石10が丸刃1の刃先との当接位置若しくはその
近傍に達したことを検知して、上記発振器5を含む加振
手段の超音波発振を停止させる停止手段が構成されてい
る。
次に、上記構成よりなる超音波スライサの動作につい
て説明する。
今、丸刃1がコーン2と共に矢印R方向に回転してお
り、発振器5が作動して丸刃1に対して超音波振動が印
加されている。このとき、丸刃1の刃先が鋭利であれば
この状態を保ちながら被切断物(図示せず)の切断を円
滑に行なうことができる。
ところが、この丸刃1の切れ味が鈍くなってきたら、
操作者はレバー14の他端部を手動で押してこれを矢印A
方向に揺動させる。すると、シャフト9がコイルスプリ
ング15によるバイアス力に抗して矢印B方向に移動し、
砥石10を第2図の実線で示す非当接位置から二点鎖線に
て示す当接位置に到来させる。
一方、砥石10が上記当接位置若しくはその近傍に達す
ると、シャフト9に連動するリミットスイッチ18がON
(又はOFF)となり、リミットスイッチ18から発振器5
のリモートスイッチ19に検知信号が発せられる。これに
より発振器5はその超音波発振を停止させられ、振動子
4による丸刃1の加振は遮断される。このとき、丸刃1
の回転力は継続付与されているので丸刃1は回転を続
け、丸刃1の刃先は砥石10によって研摩され、再び鋭利
となる。なお、砥石10はこれを支持するシャフト9に対
して回転自在であるため、丸刃1の回転に伴って自転す
る。したがって、円筒状の砥石10の先端部はその全周に
わたって均等に刃先に摺接し、一方のみが急激に摩耗す
ることはない。
以上のように、刃先の研摩が完了したら、操作者はレ
バーから手を離す。すると、コイルスプリング15のバイ
アス力によって砥石10はシャフト9と共に元の非当接位
置へと復帰する。同時に、シャフト9のボス12がリミッ
トスイッチ18の作動子を押圧してこれをOFF(又はON)
させる。これによって、停止していた発振器5が作動を
開始し、丸刃1に再び超音波振動が印加される。以後、
所要の切断作業を行なっている間に、上述の一連の研摩
作業を適宜繰り返せばよい。
なお、本実施例においては砥石10の位置を検知するた
めの手段として機械的なリミットスイッチ18を示してい
るが、かかる手段として光学式センサあるいは磁気セン
サなど他の種類のものが適用可能であることは言及する
までもない。
また、本実施例ではレバー14を手動で押す構成となっ
ているが、レバー14の端部に公知のパルスモータ、リン
ク機構等の駆動機構を設けてレバー14を自動的に駆動さ
せるような構成としてもよい。
[考案の効果] 以上詳述した如く、本考案による超音波スライサにお
いては、研摩部材が丸刃の刃先に当接若しくは近接した
ことを検知して加振手段による丸刃の加振を停止させる
停止手段を備えているから、研摩部材と超音波振動して
いる刃先とが衝突する事態が回避されるので刃こぼれを
防止できるという効果がある。また、本考案によれば、
刃先の研摩に先立って加振手段の作動を停止させる必要
がないので研摩作業を容易かつ迅速に行なうことがで
き、良好な操作性が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例としての研磨装置を備えた超音
波スライサの斜視図、第2図は第1図に示す超音波スラ
イサの要部を示す平面図である。 1……丸刃、2……コーン、4……振動子、5……発振
器、7……基台、9……シャフト、10……砥石、14……
レバー、15……コイルスプリング、16……ストッパ、18
……リミットスイッチ、19……リモートスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23D 63/12 B23D 63/12 A

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転して被切断物を切断する丸刃と、前記
    丸刃に回転軸方向の超音波振動を印加する加振手段と、
    前記丸刃の刃先に当接する当接位置と非当接位置との間
    で移動自在な研磨部材とを備え、前記研磨部材が前記当
    接位置若しくはその近傍に達したことを検知して前記加
    振手段の超音波発振を停止させる停止手段を有すること
    を特徴とする超音波スライサ。
JP1990083639U 1990-08-09 1990-08-09 超音波スライサ Expired - Lifetime JP2529950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990083639U JP2529950Y2 (ja) 1990-08-09 1990-08-09 超音波スライサ

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JPH0451396U JPH0451396U (ja) 1992-04-30
JP2529950Y2 true JP2529950Y2 (ja) 1997-03-26

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JPH0215894U (ja) * 1988-07-15 1990-01-31

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