JP2529585B2 - ワイヤレス送信システム - Google Patents

ワイヤレス送信システム

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JP2529585B2
JP2529585B2 JP62326360A JP32636087A JP2529585B2 JP 2529585 B2 JP2529585 B2 JP 2529585B2 JP 62326360 A JP62326360 A JP 62326360A JP 32636087 A JP32636087 A JP 32636087A JP 2529585 B2 JP2529585 B2 JP 2529585B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、微弱電波を利用したワイヤレス監視システ
ムなどに利用される単方向のワイヤレス送信システムの
改良に関する。
〔背景技術〕
この種のシステムは、1台のワイヤレス受信器と複数
のワイヤレス発信器を組み合わせて構成されており、シ
ステム内の受信器は、防犯センサーや火災センサーなど
に付設したワイヤレス発信器や、看護を要する老人が独
り歩きしたり、病人が看護人から離れた状態にあるとき
などに携帯する携帯用のワイヤレス救急発信器などから
電波信号の形で発信されるセキュリティー信号を受信し
たときに、警報手段を作動したり、異常の生じた個所を
表示器で表示するなどしてシステムの監視を行う構成と
されている。
そして、このようなワイヤレスシステムには、発信器
より発信されるセキュリティー信号には、ハウスコード
が付されており、このハウスコードの一致を受信器側で
確認することにより、他のワイヤレスシステムとの混信
を防止する配慮が通例なされている。ところが、このよ
うなシステムではハウスコードが一致すれば警報を発生
するので、システムを複数の警戒ゾーンに区分して、そ
のうちの任意の警戒ゾーンのみを作動させるような使用
方法は不可能であり、使用面からの融通性は十分とは言
い難い面があった。
また、従来の上記のようなワイヤレスシステムは構成
を簡易にするため、異常の発生時にのみ発信器から受信
器側にセキュリティー信号が送られる単方向通信システ
ムとなっている。このため、異常が発生しない通常時に
は伝送チェックが行われないため、伝送系に異常が発生
しても実動作をさせるまではその異常が発見できず、信
頼性の点でも不十分なものであった。
そこで、本発明者らは、従来のワイヤレス送信システ
ムが叙上のような問題点を有しているのに鑑みて、本発
明と同日の出願により、システムに含まれている複数の
ワイヤレス発信器のうちIDコードの登録されたものを選
択的に登録し、警戒モード時には、登録したワイヤレス
発信器からのセキュリティー信号のみを処理できるよう
にしたワイヤレス送信システムを提案したが、本発明の
送信システムは更に、このような先願発明を改良、拡張
するもので、特に登録したワイヤレス発信器のIDコード
が所定の順序に従って、表示部において表示出来るよう
にする機能を加えたものである。
〔発明の目的〕
したがって、本発明の目的は、登録したワイヤレス発
信器からのセキュリティー信号のみを処理できるように
したワイヤレス送信システムの改良であって、その主た
る目的は、登録したワイヤレス発信器のIDコードがセキ
ュリティー情報表示手段において、所定の順序に従って
スクロール表示される機能を付加したワイヤレス送信シ
ステムを提供することにある。
また、本発明の別の目的は、上記した主目的に加え
て、ワイヤレス発信器に定期送信機能のあるものについ
ては、その定期送信の異常も同時に判別できるようにし
たワイヤレス送信システムを提供することを目的として
いる。
〔発明の開示〕
上記目的を達成するために提案される本発明システム
は、センサーなどから発せられた警報信号などの監視デ
ータにハウスコード、警戒ゾーンコード、ユニットコー
ド及び機能コードを付したセキュリティーデータをセキ
ュリティー信号として電波信号の形で出力する複数のワ
イヤレス発信器と、これらのワイヤレス発信器からのセ
キュリティー信号を受信するワイヤレス受信器とを組合
わせたワイヤレス送信システムにおいて、 上記ワイヤレス受信器は、監視するシステムに含まれ
る複数のワイヤレス発信器のうち、IDコードの登録され
たものから発信されたセキュリティー信号のみを処理す
るように設定する登録モードと、この登録モードによっ
て登録されたワイヤレス発信器からのセキュリティー信
号のみを処理してセキュリティー情報を表示するととも
に、警報器を駆動させるなどして必要な処理をする警戒
モードとの選択的に実行できる構成とされており、 a)ワイヤレス発信器からのセキュリティー信号を受信
して解読して、ハウスコード、警戒ゾーンコード、ユニ
ットコード、機能コードの付されたセキュリティーデー
タを取り出すフロントエンド/デコーダ部と b)受信器を登録モード、警戒モードに切換設定する各
モード設定スイッチと、 c)上記フロントエンド/デコーダ部より取り出された
セキュリティーデータのハウスコードが受信器に予め設
定したハウスコードと一致するかどうかを判別するハウ
スコード一致判別手段と、 d)システムの監視する各ワイヤレス発信器に割当てた
警戒ゾーンコードと、ユニットコードより成るIDコード
を少なくとも登録できるようにしたシステムデータ登録
手段と、 e)ワイヤレス発信器からのセキュリティー信号を受信
する度に、上記フロントエンド/デコーダ部より取り出
されたセキュリティーデータのIDコードを、上記システ
ムデータ登録手段に既に登録されたIDコードと比較参照
して、その一致を判別するIDコード一致判別手段と f)スクロールスタートスイッチを含んだ表示制御スイ
ッチを有し、上記ハウスコード一致判別手段によってハ
ウスコードの一致が確認されたデータのIDコードを表示
するIDコード表示器と、 そのセキュリティーデータの監視データを表示する監
視データ表示器を有したセキュリティー情報表示手段
と、 g)上記システムデータ登録手段によって登録されたID
コードを順次、所定の順序に従って読み出して上記セキ
ュリティー情報表示部のIDコード表示器に自動的にスク
ロール表示させる表示データ読み出し制御手段とを備え
て成り、 h)上記登録モード設定スイッチによって、登録モード
が選択されたときには、 ワイヤレス発信器より発信されたセキュリティー信号
を受信する度に、上記フロントエンド/デコーダ部によ
って取り出されたセキュリティーデータのうち、上記ハ
ウスコード一致判別手段によってハウスコードの一致が
確認されたセキュリティーデータのIDコードのみを上記
システムデータ登録手段に順次登録し、かつ、 上記セキュリティー情報表示制御手段に設けたスクロ
ールスタートスイッチが操作されたときには、上記シス
テムデータ登録手段に登録されたIDコードが上記表示デ
ータ読み出し制御手段によって、所定の順序に従って繰
り返し循環的に読み出され、この結果、上記IDコード表
示器には、登録されたIDコードのみが、1順毎に区切表
示パターンが表れるように、自動的にエンドレスにスク
ロール循環表示される一方、 i)上記警戒モード設定スイッチによって、警戒モード
が選択されたときには、 ワイヤレス発信器からセキュリティー信号を受信する
度に、上記ハウスコード一致判別手段及び上記IDコード
一致判別手段によって、ハウスコードとIDコードの一致
が確認されたセキュリティーデータの監視データが上記
セキュリティー情報表示手段に、そのIDコードとともに
表示され、同時に警報作動手段を作動して警報器を鳴動
させるなどの必要な処理がなされる構成としたことを特
徴としている。
また、上記別の目的を同時に達成するため提案される
本発明システムは、ワイヤレス発信器は、その発信器か
ら電波信号の形で発信するセキュリティー信号に含まれ
た機能コードに、定期送信の有無を規定しており、一方
上記受信器は、ワイヤレス発信器から発信されたセキュ
リティー信号を受信する度に、上記フロントエンド/デ
コーダ部によって取り出されたセキュリティーデータの
IDコードに加えて上記定期送信の有無を規定する機能コ
ードを上記システムデータ登録手段に登録でき、かつ上
記機能コードによって定期送信の規定されたワイヤレス
発信器からの定期送信の異常を判別する定期送信異常判
別手段を備えており、 上記受信器は、登録モードに設定されたときには、上
記システムデータ登録手段に、上記定期送信有無の機能
コードを上記IDコードとともに登録する一方、警戒モー
ドに設定されたときには、システムに含まれるワイヤレ
ス発信器の定期送信時間間隔よりも十分に長い所定期間
毎に、上記システムデータ登録手段に定期送信有りの機
能コードの登録されたワイヤレス受信器からの定期送信
の有無を上記定期送信異常判別手段によって判別し、そ
の異常を判断したときには、そのIDコードとともに上記
セキュリティー情報表示手段に定期送信異常の表示を行
う構成とされたことを特徴としている。
実施例 以下に、添付図を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図は、本発明システムの使用例を説明するもの
で、Aはワイヤレス発信器、Bはワイヤレス受信器を示
している。
Aで示されたワイヤレス発信器は、システムの監視目
的に応じた種々のタイプのものが用意されており、いず
ものその本体内部にセキュリティー信号を発信するため
のワイヤレス送信部とアンテナを備えている。
11,12は、それぞれ火災センサーSa,防犯スイッチSbに
接続して使用されるワイヤレス発信器(11のものは、内
部のループアンテナが露顕するようにそのカバーの一部
を切欠して示している)で、火災センサーの発報や窓の
開閉検知信号などの監視データに後述するハウスコー
ド,警戒ゾーンコード,ユニットコードを付したセキュ
リティーデータを生成し、このデータで搬送電波を変調
してセキュリティー信号となし、各アンテナより電波信
号の形で輻射する構成としている。また、一方、13〜15
は老人や病人などの看護を要するものが携帯し、緊急事
態の生じたときに、押釦スイッチ13a〜15aを押圧操作し
て緊急信号を発信する携帯用ワイヤレス発信器で、上記
した発信器11,12と同様なセキュリティー信号を内部に
設けたアンテナより電波信号の形で輻射する。
これらのワイヤレス発信器11〜15から発信されたセキ
ュリティー信号は、受信器Bで受信され、セキュリティ
ーのため必要な措置がなされるようになっている。受信
器Bは、それぞれのワイヤレス発信器Aから発信された
セキュリティー信号を受信したとき、その監視データを
解読し、不図示の警報器を作動するなどの必要な措置を
行うもので、セキュリティー信号を受信するためのアン
テナ2aと、このアンテナ2aを介して受信したセキュリテ
ィー信号に応じたセキュリティー情報を表示するための
表示部24を有している。
なお、第1a図に受信器Bに設けた監視データ表示器24
bと表示制御スイッチの詳細を示している。
第2図は、本発明システムにおいて使用されるワイヤ
レス発信器のうち、携帯用のワイヤレス発信器Aの内部
回路の概略構成を示したものである。
ワイヤレス発信器Aは、内部に1チップマイクロコン
ピュータの要部を構成するCPU10Aと、ワイヤレス送信部
10B、複数のディップスイッチより成るハウスコード,
ゾーンコード,ユニットコード設定器10C〜10E、緊急時
に押圧操作される操作スイッチSWaを有しており、操作
スイッチSWaが押圧操作されると、CPU10Aはこの状態を
検知し、緊急信号にハウスコード,ゾーンコード,ユニ
ットコードを付したセキュリティーデータ(第3図参
照)がワイヤレス送信部10Bに送出され、アンテナ10aを
介して電波信号の形で発信される構成となっている。
ここに、ハウスコードは、セキュリティーシステムに
割当られる固有コードを、ゾーンコードはワイヤレス発
信器の監視区域(警戒ゾーン)に応じて割当られる固有
コードを、ユニットコードは各発信器に割当られる固有
コードを意味している。なお、SWcはスーパバイズ設定
スイッチであり、ワイヤレス発信器Aから受信器Bに対
して所定の時間間隔毎に定期信号を出力することによ
り、ワイヤレスシステムの異常を受信器側で検出できる
ようにするものであり、更にSWbは必要に応じて設けら
れるタンパースイッチであり、ワイヤレス発信器Aのカ
バーなどを取り外したときに異常信号を出力するもので
ある。
また、10Fは電圧低下検出器で、ワイヤレス発信器A
に内蔵した電池(不図示)の電圧低下を検出し、電池切
れを検出するものである。
この実施例のワイヤレス発信器Aでは、スーパバイズ
設定スイッチSWcにより、セキュリティーデータの後述
する機能コードに定期送信の有り,無しを設定でき、ま
た電圧低下検出器10Fが電池切れを検出したときには、
ハウスコード,ゾーンコード,ユニットコードの付され
た電池切れ信号がワイヤレス送信部10Bから緊急信号と
同様にして電波信号の形で発信される構成としている
(第3a,3b図参照)。
第3図は、ワイヤレス発信器Aより発信されるセキュ
リティー信号の信号フォーマットの構成例を示してい
る。
図では、セキュリティー信号の一単位は、休止時間Tk
で区分された2フレームのデータの先端にプリレシーブ
Tpを設けたフォーマットとされており、各フレームは、
前述したハウスコード,ゾーンコード,ユニットコード
の後ろに、監視データとなる信号(例えば、警報信号,
電池切れ信号,タンパー信号)を設け、更にその後ろに
機能コードを付し、最後に予備コード,奇数パリティチ
ェックコードを設けた構成とされている。
ハウスコードはH7〜H0の8bit,ゾーンコードはZ2〜Z0
の3bit,ユニットコードはU2〜U0の3bitの構成となって
おり、監視データと、機能コードは、それぞれ4bit,2bi
tの構成とされている。
第3a図は監視データのビット構成図、第3b図は機能コ
ードのビット構成図を示しており、監視データのS0〜S3
には、それぞれ電池切れ,タンパー,警報の情報が、そ
れぞれが異常のときには「1」,正常のときには「0」
のデータがのせられ、機能コードのF0,F1には、定期送
信の有無,OFF出力の有無の情報が、いずれも無のときに
は「1」,有りのときには「0」がのせられる。なお、
S3は予備として設けられており、通常時にはなんらの情
報ものせられない。
ここで、定期送信の有りとは、ワイヤレス発信器Aか
ら受信器側Bに一定時間間隔で信号を送信して、送信系
の異常検出する所謂スーパバイズ機能を意味しており、
OFF出力有りとは、ワイヤレス発信器が例えば、窓セン
サーなどのように窓の開放時にON出力となり、閉時にOF
F出力となるものに付された場合と人体検出器のように
瞬時動作するON出力しかないものに取付けられた場合の
区別を受信器B側で判別できるようにして、表示などの
制御に支障を生じないようにするために設定される。
このようなセキュリティー信号は、信頼性を向上させ
るためワイヤレス発信器Aに異常を生じた場合には、ワ
イヤレス発信器Aから5フレームの信号が所定時間毎に
送信され、定期送信時には2フレームの信号が所定の時
間間隔毎に連送発信されるようになっている。
以上のような構成のワイヤレス発信器Aに対して、本
発明システムの要部をなす受信器の構成は、第4図に示
したようになっている。
受信器の基本的な構成は、ワイヤレス発信器Aと同じ
ように、マイクロコンピュータとその周辺機器を組合わ
せて構成されているが、第4図では本発明システムの理
解を容易にするため、受信器の構成を各機能実現手段を
組合わせたブロック図として示している。
図を参照して説明すると、受信器Bは、登録モード,
警戒モードに切換設定するための各モード設定スイッチ
27,28,フロントエンド/デコーダ部20,ハウスコード一
致判別手段21,IDコード一致判別手段23,システム内の任
意のワイヤレス発信器Aを登録するためのシステムデー
タ登録手段22,表示制御スイッチ25を有し、IDコード表
示器24aと、監視データを表示する監視データ表示器24b
(いずれも第1図参照)とを組合わせたセュリティー情
報表示手段24,表示データ読み出し制御手段35,及び警報
器を駆動する警報作動手段26を組合わせて構成されてい
る。
そして、登録モード設定スイッチ27は、後述する初期
登録と追加登録を実現するため初期登録スイッチ27aと
追加登録スイッチ27bとに区分されている。
この図を参照しながら、本発明システムを構成する受
信器Bの基本的な動作を説明すると、 初期登録スイッチ27aを操作すると、受信器Bは登録
モードに設定され、システムデータ登録手段22に登録さ
れていたすべてのデータは消去される。
そして、この初期登録モードの設定時において、ワイ
ヤレス発信器Aから電波信号の形で発信されて来たセキ
ュリティー信号は、アンテナ2aで受信され、フロントエ
ンド/デコーダ部20で解読されて、ここでセキュリティ
ーデータ、つまりハウスコード,警戒ゾーンコード,ユ
ニットコード,機能コードの付された監視データが取り
出される(第3図参照)。
かくして、解読されたセキュリティーデータは、ハウ
スコード一致判別手段21に入力され、そのハウスコード
が予め受信器側のハウスコード設定器21aに設定したハ
ウスコードと一致しているかどうかが判別され、そのハ
ウスコードが一致していると、受信器Bの監視するシス
テム内に含まれたワイヤレス発信器Aからのセキュリテ
ィー信号と判別され、システムデータ登録手段22に登録
される。
このようにして、ワイヤレス発信器Aから発信された
セキュリティー信号は、そのハウスコードの一致が確認
される度に、次々にシステムデータ登録手段22のアドレ
スに登録され、ワイヤレス発信器Aに応じた警戒ゾー
ン,ユニットコードより成るIDコードが登録されること
になる。
このようにして、初期登録モードにおいては、システ
ムデータ登録手段22に登録されたデータは最初にすべて
クリアされ、受信器B側で受信されたワイヤレス発信器
AのIDコードのすべてがシステムデータ登録手段22に登
録されることになるが、他方の追加登録モードにおいて
は、すでにシステムデータ登録手段22に登録されたIDコ
ードを消去することなく、新たに受信したワイヤレス発
信器AのIDコードのみが次々と登録されて行く。
そして、このような手順で登録が終了し、登録したID
コードを確認する場合は、セキュリティー情報表示手段
24に設けた表示制御スイッチ25を操作することによって
行うことができる。すなわち、セキュリティー情報表示
手段24に設けた複数の操作スイッチ25のうち、スクロー
ルスタートスイッチ25aを操作する(第1a図参照)。
すると、システムデータ登録手段22に登録されている
ワイヤレス発信器AのIDコードが表示メモリ(不図示)
に送出され、そのIDコードの若い順番に次々とIDコード
表示器24aにスクロール表示されて行くことになる。本
発明システムでは、後述する警戒モードの実行時におい
ては、システムデータ登録手段22に登録されたIDコード
を有したセキュリティー信号のみが処理されることにな
るので、このようなスクロール表示によって、登録しよ
うとするワイヤレス発信器Aが実際に登録されたかどう
かが容易に確認できる。
第5図は、システムデータ登録手段を構成するデータ
テーブルの一例を示したもので、図では、ゾーン8,ユニ
ット8に区分された合計64個のワイヤレス発信器のIDコ
ードがその他のデータとともに登録可能となっている。
第4図に示したシステムデータ登録手段22へのIDコー
ドの登録はワイヤレス発信器AのIDコードを直接登録す
ることによって行う機能を含んだものであるが、図例の
データテーブルの各アドレスには、第5a図,第5b図に示
したようなデータが記録されるようになっている。
すなわち、例図のものでは、システム内のすべてのワ
イヤレス発信器Aに対してゾーン,ユニットコードを割
り当てたアドレスが予め用意されており、ゾーン1〜6
のすべてのユニットには、定期送信機能の有るワイヤレ
ス発信器のみが登録され(第5a図参照)、IDコードの登
録はそれに応じた登録識別フラグf1をセットすることに
よって行う構成としている。また、ワイヤレス発信器の
OFF出力の有無を規定するデータf2もそのまま登録で
き、更に後述する定期送信の確認フラグf3もセットでき
る構成となっている。そして、ゾーン7,8のユニットに
は、OFF出力のないワイヤレス発信器が登録され、それ
に応じた登録識別フラグf1がセットされ、ワイヤレス発
信器のOFF出力の有無を規定するデータf4が登録され、
更に定期送信の確認フラグf3がセットできる構成として
いる。
なお、ここに示したデータf2,f4は、ワイヤレス発信
器からのセキュリティーデータに含まれた機能コードに
含まれているものを示しており、フラグf1,f3は受信器
B側でセット,リセットされるものである。
本発明システムにスーパバイズ機能がない場合は、デ
ータf4の登録とフラグf3のセット、リセットが省略され
ることはいうまでもない。
IDコードの登録に対して、図例のようなテーブルを使
用する場合は、直接IDコードを登録するものに比べてメ
モリ容量を軽減できる利点がある。なお、テーブルの右
端に設けたU1〜U8のアラームのOR欄は、監視データの異
常をゾーン単位毎に記憶するものであり、後述するメイ
ンコントローラ側に異常信号をゾーン単位で送出するた
めに設けられたものである。
第6図は、本発明システムにおいて実行される登録モ
ードの動作を説明する概略フローチャートである。
登録モードは、前述したように初期登録モードと追加
登録モードの2種類のモードの設定が可能であり、いず
れかの登録モードスイッチを操作すると、ステップ100
0,1001のそれぞれにおいて、初期登録モードと追加登録
モードが区別され、初期登録モードが設定されれば、ス
テップ1006に進みデータテーブル22に登録されたすべて
のデータを消去するが、追加登録モードが設定されたと
きには、このようなテーブルクリアは行われず、そのま
まステップ1002に進む。ステップ1002では、フロントエ
ンド/デコーダ部20の入力を判別し、入力があれば、ハ
ウスコードの一致を判別する(ステップ1003)。このハ
ウスコードの判別は、フロントエンド/デコーダ部20に
よって受信解読されたセキュリティー信号のハウスコー
ドが受信器Bに予め設定されたハウスコードと一致して
いるかどうかを見ることになされ、ハウスコードが一致
すれば、セキュリティーデータのIDコードがセキュリテ
ィー情報表示手段24に表示され、データテーブル22に登
録される(ステップ1004,1005)が、ステップ1003にお
いてハウスコードが不一致と判断された場合は、セキュ
リティーデータのIDコードがセキュリティー情報表示手
段24に表示されるだけで、データテーブル22には登録さ
れない(ステップ1007参照)。
上記した手順は、デコーダ部20の入力が有る度に繰り
返し行われ、ハウスコードの一致が確認されたIDコード
は、順次データテーブル22に登録されて行くことにな
る。
かくして、ワイヤレス発信器のIDコードがシステムデ
ータ登録手段22に登録された後は、前述したように、セ
キュリティー情報表示手段24に設けた表示制御スイッチ
25のスクロールスタートスイッチ25aを操作する。する
と、その登録順序にかかわらず、所定の順序に従って登
録されたIDコードがスクロール表示されるので、目的と
する警戒ゾーンのワイヤレス発信器が登録されたかどう
かが容易に確認できる。
この場合のスクロール表示としては、登録モードによ
ってIDコードが登録されてない場合には、例えば「0」
「0」とブランクを表示し、IDコードの登録がなされた
場合には「0」「0」を消去して、登録されたIDコード
を表示する構成にでき、スクロール表示の一順が終了す
る毎に、区切り表示パターン、例えば、ブランク表示を
介在させる。
第7図は、登録モードによって登録されたIDコードを
確認するために実行されるフローチャートを示したもの
で、システムデータ登録手段22としては、第5図に示し
たデータテーブルを使用している。ステップ2000→2011
はIDコードの登録モードを実行するルーチンで、ステッ
プ2012,2013→2019は登録したIDコードを確認するため
に実行されるスクロール表示ルーチン、ステップ2023→
2029は登録したIDコードをステップアップスイッチ25c
操作により逐一確認するために実行されるステップアッ
プ表示ルーチン、ステップ2032→2040はステップダウン
スイッチ25dの操作により実行されるステップダウン表
示ルーチンを示している。例図のプログラムでは、スク
ロールスタートスイッチ25aを操作するとスクロール表
示ルーチンが実行され、IDコード表示器24aには、登録
されたIDコードが一番最初(若い)のアドレスのものか
ら順番に表示される。そして、スクロールストップスイ
ッチ25bを操作し、ステップアップスイッチ25c,ステッ
プダウンスイッチ25dを操作すると、パラメータである
nがそれぞれインクリメント(Incとして示す)、デク
リメント(Decとして示す)となり、IDコード表示器24a
には次のIDコードから順番にステップアップ、ステップ
ダウン表示が開始されるようにしている。
なお、例ではパラメータnは、データテーブルの最大
アドレス数64に合致させて63をMaxとしている。
以上は、登録モードの動作について説明したが、この
システムでは、受信器Bに設けた警戒モード設定スイッ
チ28を操作すると、次のような警戒モードが実行され
る。
この警戒モードの動作の概略は第8図に示されている
ので、この図を参照しながら、このモードの動作を説明
すると、ステップ3000においてデコーダ部20の入力が確
認されると、ステップ3001では、登録モードの場合と同
様にしてハウスコードの一致が判別される。ハウスコー
ドの一致が確認されたデータは、ステップ3002でIDコー
ドの一致が更に判別され、登録が確認される。かくし
て、登録が確認されたセキュリティーデータはステップ
3003→3005において、監視データの区分がなされ、いず
れかの監視データに異常があると、ステップ3006に進ん
で、警報器が作動され、セキュリティー情報表示手段24
においては、そのIDコードと監視データが表示される
(ステップ3007)。
一方、ステップ3001においてハウスコードが一致して
もIDコードが不一致の場合は、IDコード表示器には受信
したセキュリティー信号のIDコードが表示される(ステ
ップ3008)。
第9図は、本発明システムを更に拡張させたもので、
ワイヤレス発信器Aからのセキュリティー信号を受信す
る毎に、その監視データをIDコードといっしょに記憶す
るコンディションメモリ29を設けたものの構成を示して
いる。
このようなコンディションメモリ29を設けたシステム
では、システムの異常発生情報が記憶されるので、盗難
や火災発生時の原因が後に解明できる。そして、このよ
うなコンディションメモリ29を設けたシステムにおいて
は、ワイヤレス発信器Aから受信されたセキュリティー
データを、その発生順に記憶させ、読み出しする場合に
は発生順に読み出し出来るようにすることが望ましい。
第10図は、コンディションメモリとセキュリティー情
報表示手段24との関係を示した図であり、コンディショ
ンメモリ29は、16ステップの監視データをそのIDコード
とともに記憶できるようになっており、セキュリティー
データのIDコードと監視データが、その発生順に従っ
て、順次ステップ1から16まで記憶されて行く。
記憶されたデータを読み出しするときには、不図示の
表示データ読み出し制御手段を作動させると、ステップ
1に記憶されたデータから順に読み出しされ、IDコード
はゾーン,ユニット毎に設けた7セグメント表示器24a
に、監視データは、そのデータに対応したLED表示器24b
を点灯させて表示される構成としている。
ここに、LED表示器24bのうち、「A」は警報信号(ア
ラーム),「T」はタンパー信号,「L」は電池切れ信
号を示しているが、後述する定期送信異常判別手段を付
加したシステムでは更に、定期送信異常を示す表示灯
「S」が設けられている(第1図参照)。
第11図は、コンディションメモリ29に記憶された監視
データをIDコードとともに表示する場合に実行されるフ
ローチャートの一例を示したものである。
ステップ4000→4010は、表示制御スイッチ25のうちス
クロールスタートスイッチ25aを操作したときに実行さ
れ、メモリ29内に記憶されたデータは、発生順に従って
次々と2秒間隔でセキュリティー表示手段24に表示さ
れ、データが登録されていない場合は、ブランク表示と
なる。また、16ステップのデータの区切りを示すため、
登録された一連のデータ表示の後には、ブランク表示を
設けている。
また、ステップ4011→4018は、所謂ステップアップ表
示ルーチンを示したものであり、登録モードにおけるID
コードの確認の場合と同様に、スクロールストップスイ
ッチ25bを操作し、ステップアップスイッチ25cを操作し
て開始される。この例では、ステップアップ表示は、ス
クロール表示と異なり、次のデータより順次ステップア
ップ表示される構成となっている。
更にステップ4019→4025はステップダウンスイッチ25
dの操作により開始されるステップダウン表示ルーチン
を示している。このルーチンもステップアップ表示ルー
チンと同様に次のデータより順次ステップダウン表示さ
れる構成としている。
また、本発明システムを更に拡張すると、ワイヤレス
発信器Aの定期送信の異常をチェックできる構成にする
ことも出来る。
第12図は、この場合のシステムの基本構成図を示して
おり、第4図に示した基本システムに上記したコンディ
ションメモリ29を加え、更に定期送信異常を判別するた
めの定期送信異常判別手段30を加えた構成としている。
基本的な構成は、第4図,第9図の場合と同様なの
で、重複する部分の説明を省略し、定期送信の異常判別
手段の構成と、その判別原理について説明する。
定期送信の異常判別は、システムデータ登録手段22の
アドレスに、ワイヤレス発信器AのIDコードとともに、
定期送信有りを規定する機能コードFo(第5b図参照)を
登録させておき、そのワイヤレス発信器Aから定期送信
があれば、前述したように定期送信の確認フラグf3をセ
ットできるように構成する(第5図〜第5b図参照)。そ
して、ワイヤレス発信器Aの定期送信の時間間隔よりも
十分に長い期間毎に、上記確認フラグf3のセット状態を
判別し、その後確認フラグf3をリセットする。この定期
送信を確認する期間は、タイマー手段によって設定で
き、監視すべきワイヤレス発信器Aが特に信頼性の要求
される場合はタイマー手段の数を個別に持たせることも
でき、それほど信頼性の要求されない場合は1つのタイ
マー手段を共通に使用する構成にすることもできる。
例えば、第13図は、このような定期送信の異常判別動
作を1つのタイマー手段を共用して行うものものを示し
ており、タイマー手段の設定時間は4時間に規定され、
ワイヤレス発信器の定期送信の時間間隔は、1.2時間に
設定されたものを示している。
ワイヤレス発信器Aから定期送信があると、フロント
エンド/デコーダ部20はこれを受信解読して、セキュリ
ティーデータを取り出す。取り出されたセキュリティー
データは、ハウスコード一致判別手段21でハウスコード
の一致が確認され、さらにIDコード一致判別手段23によ
り、受信したワイヤレス発信器Aが登録されたものであ
るかどうかが判別される。
この判別の結果、ワイヤレス発信器Aが登録されたも
のであると確認されると、システムデータ登録手段22の
対応するアドレスには、定期送信のあったことを示す定
期送信確認フラグf3がセットされる。このようにして、
ワイヤレス発信器Aは1.2時間毎に定期送信を行い、シ
ステムデータ登録手段22では、その度に定期送信確認フ
ラグf3を対応したアドレスにセットする。
一方、定期送信異常判別手段30は、システムデータ登
録手段22にセットされた定期送信確認フラグf3の状態
を、タイマー手段の設定時間毎、つまりタイマー手段が
タイムアップする毎に判別する。すなわち、タイマー手
段がタイムアップすると、システムデータ登録手段22の
定期送信有りの規定されたアドレスの定期送信確認フラ
グf3を一斉に参照し、その確認フラグf3の判別が終了す
るとセットされていたフラグをリセットする。
そして、このような判別時において、フラグがリセッ
トされているものについては、定期送信異常と判別し、
定期送信の異常情報とIDコードを上記したセキュリティ
ー情報表示手段24に表示し、同時に警報作動手段26を通
じて警報器を鳴動させるなどの必要な処置がなされるこ
とになる。また、コンディションメモリ29を設けたシス
テムでは、このときの異常データ(スーパバイズトラブ
ル)がIDコードとともに記憶されることになる。
第13図は、特定の1つのワイヤレス発信器の定期送信
の異常を判別する論理動作を示したもので、同図(a)
はワイヤレス発信器より発信される定期送信の受信入
力、(b)は定期送信確認フラグの状態、(c)はタイ
マー手段による異常判別タイミング、(d)は定期送信
の異常判別時に発生する定期送信異常信号(スーパバイ
ズトラブルアラーム)を示している。
第14図の5000→5018は、警戒モードの実行時において
定期送信の異常判別を組込んだ場合のフローチャートの
一例を示している。
このプログラムでは説明の便宜上、タイマーがタイム
アップする毎にデータテーブル22のすべてのアドレス0
〜63を参照して定期送信を確認するようにしているが、
他のプログラムによって行っても良いことはいうまでも
ない。
また、第15図(a)〜(c)は、1つのワイヤレス発
信器に1つのタイマー手段(設定時間は4時間)を対応
させて設けた場合の定期送信の異常判別動作を示したも
ので、この場合は、ワイヤレス発信器Aから定期送信の
受信入力がある毎に、対応して設けた。タイマー手段が
リセットされる構成とされているので、タイマー手段の
設定時間(4h)内に受信が確認されない場合は、タイマ
ー手段は、タイムアップしてスーパバイズトラブルアラ
ームを発生する。
第16図の6000→6018は、第15図の具体的な使用例とし
て、高い信頼性の要求される火災センサーなどの監視を
目的としたゾーン6のワイヤレス発信器に個別のタイマ
ー手段を持たせた構成にしたものの定期送信の異常判別
ルーチンを警戒モードのプログラムに組込ませた例を示
したもので、ゾーン6の各ワイヤレス発信器には、ユニ
ットコード1〜8を割当て、対応する4時間タイマーUN
IT(n)4Hを設けている。6011→6018は各ユニット毎に
定期送信の確認フラグを参照して実行されるサブルーチ
ンを示している。
以上のような機能を有した本発明システムでは、登録
モードの設定時には、ワイヤレス発信器のIDコードを登
録でき、警戒モード時には、受信器Bが受信したワイヤ
レス発信器Aからのセキュリティー信号のうち、登録モ
ードにおいて登録されたものだけを処理できる構成にで
きるが、本発明システムを実行するプログラムを工夫す
ることにより、試験モードの設定も可能にすることもで
きる。
第17図7000→7021は、試験モード時における基本的な
動作を示したもので、登録モードの終了後、試験モード
設定スイッチ(第1a図の例では、テストスイッチ31とし
て示している)を操作すれば、警報信号の受信時に点滅
するアラームLEDが点滅して試験モードに入ったことを
表示し(ステップ7001)、セキュリティー情報表示手段
24のIDコード表示器24aには、登録されたワイヤレス発
信器AのIDコードが2秒間隔で順次スクロール表示され
る(7005→7009)。このプログラムの実行い当たって
は、データテーブル22に登録されたデータをまず別の表
示メモリに読み込んで、表示の際にはこのメモリ内のデ
ータを読み込んでいけば良い。そして、ワイヤレス発信
器Aを試験的に発信させ、受信されたセキュリティー信
号が、受信器B側において警報信号であると判別された
ときには、そのIDコードを順次、上記したスクロール表
示から消去して行く(7015→7021)が、受信し解読した
セキュリティー信号が試験的動作による警報信号でな
く、その他の異常信号(例えば、タンパー信号,電池切
れ信号)である場合には、警報器を駆動し、その異常デ
ータをIDコードとともにコンディションメモリ29に記憶
させる(7015→7020)。
このような方法で試験モードを実行すれば、正常に動
作するワイヤレス発信器のIDコードは、スクロール表示
から消去され、試験動作の終了していないワイヤレス発
信器のIDコードの表示はそのままスクロール表示に残さ
れる。また、異常の発生したワイヤレス発信器について
は、そのIDコードと異常データがコンディションメモリ
29に記憶されることになるので、異常発生時の対処が容
易にでき、また試験時の動作確認も、現場でワイヤレス
発信器を無作為に試験動作せるだけで良いので、メンテ
ナンスも容易になる利点がある。
ところで、以上の説明では、本発明の主たる構成であ
るワイヤレス発信器Aと、受信器Bの構成について詳細
に説明したが、本発明システムの実際の使用態様を考慮
すると、受信器にメインコントローラを接続したシステ
ム構成が一般的である。
そこで以下では、受信器にメインコントローラを接続
して、使用する場合のシステム構成について示す。
システムを構成する上でメインコントローラ側で必要
とされる要件は、警戒ゾーンの設定と、警戒ゾーンの異
常を表示する表示手段を設けていることが望ましい。そ
して、後者の場合、異常の表示は、警戒ゾーン単位で表
示できる構成であれば良い。
第18図は、メインコントローラMCの外観構成を示した
もので、警戒ゾーン1〜8の任意のものを稼働状態に設
定するための警戒スイッチ51〜58,その設定状態を点灯
によって表示する警戒中表示ランプ51a〜58a,警戒中に
あるゾーンに異常が生じた場合に点滅する警報ランプ51
b〜58b,警報器50及びシステムを復旧するためのリセッ
トスイッチ59を備えた構成とされている。
また、後述する特殊な警戒態様を実行するため、在宅
警戒61,外出警戒スイッチ62と、これらに対応した動作
表示ランプ61a,62aを設けるとともに、前述した試験モ
ードを実行するための試験モード設定スイッチ63と、そ
の表示ランプ63aを設けている。なお、この例では、受
信器BをメインコントローラMCに一体に組込んでいるた
め、アンテナ2aを設けた構成としている。
第19図は、メインコントローラMC側に設けたスイッチ
群の回路構成図であり、第20図はその表示部の回路構成
図を示しており、第18図に示した符号と同一符号を付し
て対応させて示している。
このようなシステムを構成する場合、受信器B側で処
理した信号を、メインコントローラMC側に伝達する必要
があり、このため、受信器B側のコンピュータとメイン
コントローラMC側のコンピュータとの間で送受されるデ
ータの受け渡しを適正にする必要がある。
本発明システムにおいて、特に留意される点は、受信
器B側で処理された異常信号(セキュリティーデータ)
を表示のためにメインコントローラMC側に伝送する場合
であるが、この場合、ワイヤレス発信器Aが付属するセ
ンサーの特性を考慮する必要がある。
前述したように、本発明のワイヤレス発信器Aには、
窓などの開閉を検知し、その開放時と閉じた時にセキュ
リティー信号を送信して来るものがあり、また一方、人
体の熱線を検知し、その検知の瞬間だけ検知信号をセキ
ュリティー信号として送信して来るものがある。
このような信号を受信器B側で処理した場合は、一様
に異常信号として取り扱いすれば良いが、メインコント
ローラMC側に表示のための信号を伝送する場合は、セン
サーの動作に表示を合致させるためにこれらの種別を規
定した信号が伝送されなければならない。
このような配慮から、本発明システムでは、第5b図に
示したように、ワイヤレス発信器Aから発信されるセキ
ュリティー信号に機能コードを設け、その機能コードF1
においてOFF出力有り,無しのデータを規定することに
より両者の区別を行っている。この場合、OFF出力有り
の機能コードは、窓センサーなどのように窓が閉じたと
きには、OFF信号を送信する構成のものを意味してお
り、OFF出力無しの機能コードは、人体検知センサーの
ようにOFF信号の送信して来ないものを意味している。
このような機能コードの付されたセキュリティーデー
タが受信器B側からメインコントローラMC側に送信され
てくることによって、メインコントローラMC側では、OF
F出力のないものについては、セキュリティーデータが
送られた後は、一定時間警報ランプ51a〜58aを点灯させ
て表示すれば良く、またOFF出力有りのものについて
は、その警報ランプをOFF出力のあるまでそのまま点滅
させておけば良い。
また、以上の構成では、警戒モード時、受信器Bがワ
イヤレス発信器Aからセキュリティー信号を受信したと
きには、ハウスコードが一致し、しかも登録が確認され
ると警報器を作動し、同時に、セキュリティー信号を発
信したワイヤレス発信器のIDコードと、監視データを表
示部24に表示する構成としているが、実際のシステムに
おいては、このような詳細な情報は必要ではなく、いず
れのゾーンに異常が生じたかどうかを、そのセンサーの
動作に応じて表示できるようにすれば良い。このためメ
インコントローラMC側では各ゾーンに対応した警報ラン
プ(LED)51b〜58bを設けている。
次いで、メインコントローラMCと受信機Bとの間で信
号の受け渡しをするための必要な構成について説明す
る。
表1はコミニュケータとして受信器Bからメインコン
トローラMC側に伝送されるデータを手渡しするためのメ
モリの構成を示したものである。
表1に示したように、受信器B側に設けたコミュニケ
ータは4バイトのデータパケットを構成しており、2バ
イト目と3バイト目で受信器B側からメインコントロー
ラMC側に送信されるデータをストアするTEXTエリアを構
成している。2バイト目は受信器Bのステータスバイト
となっており、受信器Bからの制御信号がステータスと
ともに記憶されており、3バイト目は、チャンネルバイ
トとして異常を発生した警戒ゾーンを示すフラグZ1〜Z8
が割当てられて構成されている。また1バイト目は16進
で02のデータが記憶されており、4バイト目は2バイト
目と3バイト目のデータのチェックのために設けてい
る。
ここに、NXTPMSGは、このフラグが0から1になる
と、メインコントローラMC側は受信器B側に送出するメ
ッセージをストアするカレントメッセージバッファを更
新できるが、このフラグが0から1になるまでは、メイ
ンコントローラMC側は同じメッセージを送り続けること
が要求される。
また、DEVICEは、受信器Bの割当てられたアドレスを
ストアするもので、RFUは未使用エリア、RFFAILはメモ
リチエックのためのもので、受信器B側のメモリにトラ
ブルを発生したときに、そのフラグを0から1にセット
する。
TAMPER,LOBAT,SUPERVは、それぞれタンパー信号,電
池切れ信号,定期送信異常を示すステータスフラグであ
り、異常が発生すると、これらのフラグがセットされ
る。
また、チャンネルエリアには、異常を発生したゾーン
のフラグZ1〜Z8がセットされる。
表2はコミュニケータとしてメインコントローラMC側
から受信器B側に受け渡しするためのメモリの構成を示
したものである。
表2に示したように、メインコントローラMC側に設け
たコミュニケータは5バイトのデータパケットを構成し
ており、2バイト目〜4バイト目にメインコントローラ
MC側から受信器B側へ送信されるデータをストアするTE
XTエリアを構成しており、2バイト目はコントローラMC
の制御ステータスバイトとなっており、3バイト目はバ
イパス設定バイト、4バイト目は24時間警戒設定バイト
となっている。3バイト目のバイパス設定と4バイト目
の24時間警戒設定は、各ゾーンZ1〜Z8に割り当てビット
にフラグをセットして行われるようになっている。また
1バイト目は16進で02のデータが記憶されており、5バ
イト目は2バイト目と3バイト目のデータのサムチェッ
クのために設けている。
ここに、NXTPMSGは、このフラグが0から1になる
と、受信器B側は、コントローラMCに送出するメッセー
ジをストアするカレントメッセージバッファを更新でき
るが、このフラグが0から1になるまでは、受信器B側
は同じメッセージを送り続けることが要求される。
また、DEVICEは、受信器Bの割当てられたアドレスを
ストアするもので、TSTMODEは試験モードに設定された
ときに0から1にセットされるフラグで、このフラグが
セットされている間は他のCOMMANDビットは無視され
る。TMPSTOREは、バイパスや24時間警戒設定のされてい
ない警戒ゾーンのみについて発生した異常信号をテンポ
ラリーメモリ(後述する)に書き込む動作をさせるもの
で、このフラグが1の間は、バイパスや24時間警戒設定
のされていない警戒ゾーンのみについて発生した異常信
号はテンポラリーメモリに書きこまれるが、このフラグ
が0の間は、異常信号はテンポラリーメモリやコンディ
ションメモリに書き込まれない。
本発明システムにおいて使用されるCOMMANDとして
は、表3に示した種類のものが存在する。
このようなCOMMANDの内容は、次のとおりである。
0)POLL コントローラから受信器へCOMMANDを出していないこ
とを示す。
コントローラが始めに受信器のカレントステータスを
得る為に用いられる。
1)XFER(transFER) このCOMMANDが出されると受信器はテンポラリーメモ
リ内の全ての情報をコンディションメモリへ転送する。
テンポラリーメモリ内の情報はFIFO(先入れ先出し)
で転送される。
2)CLRBOTH(CLeaR BOTH) このCOMMANDが出されると、受信器はコンディション
メモリとテンポラリーメモリの全ての内容をクリアす
る。
3)CLRTEMP(CLeaR TEMPorary) このCOMMANDが出されると、受信器はテンポラリーメ
モリの全ての内容をクリアする。
4)CLRPERM(CLeaR PERManent) このCOMMANDが出されると、受信器はコンディション
メモリの全ての内容をクリアする。
5−7)RFU(Reserved for Future Use)〔未使用エリ
ア〕 メインコントローラMCでは、受信器B側とのデータ受
け渡しにより次のような警戒設定が可能である。
〔ゾーン設定〕
1〜8までの警戒ゾーンのうち、任意のものを稼働状
態に設定できる。
各ゾーンは、プログラムにより終日警戒態勢をとる24
時間警戒に設定されるが、設定された1部の警戒を解除
するため、次のようなバイパス設定も可能である。
・バイパス警戒の設定 各ゾーンは、異常信号があった場合にもこの信号を無
視する警戒態勢をバイパス警戒として設定できるが、次
の在宅,外出,個別警戒に設定した場合には、所定のゾ
ーンがバイパス警戒設定となる。
また、在宅,外出時には、それに応じた警戒態勢をと
るため、メインコントローラMCの操作盤を操作すること
により、次のような警戒も設定できる。
1)在宅警戒 在宅警戒スイッチ61を押すと、在宅警戒中LED61aが点
灯する。
在宅中は、住居人が室内の扉を常時開閉するため、室
内警戒ゾーンはバイパス設定となるが、出入口,窓のゾ
ーンは、警戒可能となり、警戒中LED61aが点灯する。
また、この場合、本体からは、「TMPSTORE」,「XFE
R」のコマンドがセットされる。
在宅警戒を解除する場合は、再度在宅警戒スイッチ61
を押す。
すると、在宅警戒中LED61aが消灯し、室内警戒ゾーン
のバイパス設定は解除される。
また、出入口,窓のゾーンの警戒中LEDも消灯し、「T
MPSTORE」,「XFER」のコマンドもリセットとなる。
しかし、システムの警報器50(アラーム)ユニットが
警報を発した場合は、このようなリセットは不能とな
る。
2)外出警戒 外出警戒スイッチ62を押すと、外出警戒中LED62aが点
灯する。
住居人が外出から戻った時の不都合をなくすため、室
内,出入口警戒ゾーンは、一定時間(例えば、15秒)バ
イパス設定され、その一定時間後にバイパスは解除され
る。このため、本発明システムではテンポラリーメモリ
を設けている。
入口、窓のゾーンは、警戒可能となり、警戒中LEDが
点灯し、すべてのゾーンの警戒中LEDが点灯する。
この場合、本体からは、「TMPSTORE」,のコマンドが
セットされる。
外出警戒中に24時間警戒,バイパス警戒ゾーン以外の
異常信号を受け取った時も、一定時間内にリセットスイ
ッチ59が押されないときは、「XFER」が、リセットスイ
ッチ59が押されたときは「CLRTEMP」がセットされる。
外出警戒を解除する場合は、再度外出警戒スイッチ62
を押す。
すると、外出警戒中LED62aが消灯し、すべてのゾーン
の警戒中LEDは消灯する。
また、「TMPSTORE」もリセットとなる。しかし、シス
テムのアラームユニット50が警報を発した場合は、この
ようなリセットが不能となる。
3)個別警戒 各ゾーンの警戒スイッチ51〜58を押すと、押したもの
に対応した警戒中LED51a〜58aが点灯し、そのゾーンを
除きバイパス設定される。本体からは、「TMPSTORE」,
「XFET」がセットされる。
各ゾーンの警戒スイッチ51〜58を再度押すと、警戒中
LED51a〜58aが消灯し、バイパス設定が解除される。
このとき、「TMPSTORE」,「XFER」はリセットされ
る。
しかし、システムのアラームユニットが警報を発した
場合は、このようなリセットは不能となる。警戒ゾーン
の追加,削除は各ゾーンの警戒スイッチを押すことで行
われ、24時間警戒設定されているゾーンの警戒スイッチ
の入力は受付けられない。
また、メインコントローラMCは、受信器Bからのアラ
ームを受け取った時は、表4のように動作する。
一定時間内(約20秒)にリセットスイッチ59が押され
ない場合は、LEDが点滅し、警報器64が間欠鳴動する。
(警報の解除) リセットスイッチ59を一度押すと警報器の鳴動が停止
する「CLRTEMP」がセットされる。
また、リセットスイッチ59を再度押すとLEDの点滅が
停止し、警報前の状態に戻る。
〔試験モード〕
試験モードスイッチ63を押すと、試験モード中LED63a
が点灯し、「TSTMODE」がセットされる。
試験モードスイッチ63を再度押すと、試験モード中LE
D63aが点灯し、「TSTMODE」がリセットされる。
〔ステータス入力時の動作〕
「RFFAIL」,「TAMPER」,「LOBAT」,「SUPERV」の
ステータスが入力されたときは、ブザーが間欠鳴動す
る。
リセットスイッチ59を押すと、鳴動は停止する。な
お、システムでは、ステータスよりも警報信号(アラー
ム)が優先する構成となっている。
警報設定の優先順位 警戒セットは後押しが優先となる。
第21図は受信器BのメインコントローラMCとの関係を
示した系統図である。
最後に、本発明システムの実際の動作を第22図に示し
た制御処理のフローチャートを参照して更に説明する。
このフローチャートでは、外出警戒モードを実施でき
るようにするため、テンポラリーメモリを設けてあり、
ワイヤレス発信器Aから受信したセキュリティーデータ
は、そのハウスコードとIDコードの一致が確認された
後、一旦テンポラリーメモリに記憶され、メインコント
ローラMC側より「CLRTEMP」のコマンドを受けた場合に
は、そこに記憶されたデータをクリアして、セキュリテ
ィーデータがコンディションメモリに記憶され警報器を
作動しないようにしてある。このテンポラリーメモリ
は、前述したように外出警報設定時などに使用される。
また、バイパス設定,24時間警戒の設定もされてお
り、これらはメインコントローラMC側でゾーン単位毎に
設定できる。
また、受信器B側とメインコントローラMCとの間のデ
ータ伝送を行うため、前述したようなコミュニケータを
設けて、両者間でデータをハンドシャエイクする構成と
しているが、受信器B側からメインコントローラMCに
は、監視データがステータスの形で送出され、また異常
の発生した警戒ゾーンの情報が、警戒ゾーン単位毎に行
われるようにしてあり、受信器B側にIDコードが表示さ
れるのとは異なる構成としてる。このため、システムデ
ータ登録手段22に登録あるいは記憶された情報のうち、
ワイヤレス発信器Aについては、OFF出力無と、タンパ
ー信号が、警戒ゾーンを示す情報とともにメインコント
ローラMC側に送出され、また受信器B側で受信処理した
監視データは、その種類に応じたステータスとして送出
される構成となっており、他方メインコントローラMCか
ら受信器B側へは、警戒ゾーンの設定と、バイパス設定
の情報及び各種コマンドが送出されることになってい
る。
なお、図においてD,Nは何らの処理もしないことを示
している。
〔発明の効果〕
本発明システムによれば、登録モード時に登録したワ
イヤレス発信器から発信されたセキュリティー信号のみ
を受信し処理できる構成なので、システムを複数の警戒
ゾーンに区分し、所定の警戒ゾーンの警戒を行う場合に
も、他の警戒ゾーンのワイヤレス発信器からのセキュリ
ティー信号と混信する虞がない。
また、机上にワイヤレス発信器を並べてランダムに登
録できるばかりでなく、登録したワイヤレス発信器のID
コードは表示部に順次読み出して自動的にエンドレスに
スクロール表示でき、しかもスクロール表示が1順する
毎に、その区切りを示す特別な表示が表れるので、登録
されたIDコードのおよその数を視覚的に把握できるだけ
でなく、1回のスクロール表示時に見落としたIDコード
も操作スイッチを何度も操作することなく容易に確認で
き、登録のし忘れも未然に防止できる。
更に、定期送信異常判別手段を設けものでは、定期送
信機能を有したワイヤレス発信器の定期送信の異常が検
知できるので、単方向送信システムの信頼性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明システムの概略構成図、第1a図は受信器
側に設けた監視データ表示器と表示制御スイッチの詳細
説明図、第2図はワイヤレス発信器の基本的な回路構成
図、第3図はセキュリティー信号の信号フォーマットを
示す図、第3a図,第3b図は、セキュリティー信号に含ま
れた監視データ,機能コードの割当を示す図、第4図は
基本システムにおける受信器の機能ブロック図、第5図
はシステムデータ登録手段の一例を示したデータテーブ
ルの構成例図、第5a図,第5b図は、テーブルのアドレス
に登録されるデータとフラグの説明図、第6図は登録モ
ードを実行するフローチャート、第7図は本発明の要部
である登録モードのスクロール表示を実行するためのフ
ローチャート、第8図は警戒モードの基本的なフローチ
ャート、第9図はシステムの別例における受信器の機能
ブロック図、第10図はセキュリティー情報表示手段とコ
ンディションメモリの関係を示す図、第11図はコンディ
ションメモリに記憶されたデータの読み出し手順を示し
たフローチャート、第12図はシステムの別例としての定
期送信の異常判別手段を備えた受信器の機能ブロック
図、第13図はタイマー手段を共用した場合における定期
送信異常判別の原理を説明する図、第14図は第13図に示
した原理を使用して定期送信の異常判別を行う場合の動
作を警戒モードに組込んだフローチャート、第15図はワ
イヤレス発信器毎にタイマー手段を個別に設けた場合に
おける定期送信異常判別の原理を説明する図、第16図は
第15図に示した原理を使用して定期送信の異常判別を行
う場合の動作を警戒モードに組込んだフローチャート、
第17図は試験モードを実行するフローチャート、第18図
はメインコントローラの外観構成図、第19図はメインコ
ントローラのスイッチ群の回路構成図、第20図はメイン
コントローラの表示部の回路構成図、第21図は受信器と
メインコントローラとの関係を示した機能ブロック図、
第22図は本発明システムを実際の監視システムに使用し
た場合に実行される動作を示した動作系統図である。 (符号の説明) A……ワイヤレス発信器 Sa,Sb……センサー B……ワイヤレス受信器 27……登録モード設定スイッチ 28……警戒モード設定スイッチ 20……フロントエンド/デコーダ部 21……ハウスコード一致判別手段 22……システムデータ登録手段 23……IDコード一致判別手段 24……セキュリティー情報表示手段 24a……IDコード表示器 24b……監視データ表示器 25……表示制御スイッチ 30……定期送信異常判別手段 35……表示データ読み出し制御手段 f1……登録識別フラグ f3……定期送信確認フラグ MC……メインコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−2997(JP,A) 特開 昭61−100893(JP,A) 特開 昭60−105096(JP,A) 特開 昭56−33694(JP,A) 実開 昭62−146295(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサーなどから発せられた警報信号など
    の監視データにハウスコード、警戒ゾーンコード、ユニ
    ットコード及び機能コードを付したセキュリティーデー
    タをセキュリティー信号として電波信号の形で出力する
    複数のワイヤレス発信器と、 これらのワイヤレス発信器からのセキュリティー信号を
    受信するワイヤレス受信器とを組合わせたワイヤレス送
    信システムにおいて、 上記ワイヤレス受信器は、監視するシステムに含まれる
    複数のワイヤレス発信器のうち、IDコードの登録された
    ものから発信されたセキュリティー信号のみを処理する
    ように設定する登録モードと、 この登録モードによって登録されたワイヤレス発信器か
    らのセキュリティー信号のみを処理してセキュリティー
    情報を表示するとともに、警報器を駆動させるなどして
    必要な処理をする警戒モードとを選択的に実行できる構
    成とされており、 a)ワイヤレス発信器からのセキュリティー信号を受信
    し解読して、ハウスコード、警戒ゾーンコード、ユニッ
    トコード、機能コードの付されたセキュリティーデータ
    を取り出すフロントエンド/デコーダ部と b)受信器を登録モード、警戒モードに切換設定する各
    モード設定スイッチと、 c)上記フロントエンド/デコーダ部より取り出された
    セキュリティーデータのハウスコードが受信器に予め設
    定したハウスコードと一致するかどうかを判別するハウ
    スコード一致判別手段と、 d)システムの監視する各ワイヤレス発信器に割当てた
    警戒ゾーンコードと、ユニットコードより成るIDコード
    を少なくとも登録できるようにしたシステムデータ登録
    手段と、 e)ワイヤレス発信器からのセキュリティー信号を受信
    する度に、上記フロントエンド/デコーダ部より取り出
    されたセキュリティーデータのIDコードを、上記システ
    ムデータ登録手段に既に登録されたIDコードと比較参照
    して、その一致を判別するIDコード一致判別手段と、 f)スクロールスタートスイッチを含んだ表示制御スイ
    ッチを有し、上記ハウスコード一致判別手段によってハ
    ウスコードの一致が確認されたデータのIDコードを表示
    するIDコード表示器と、 そのセキュリティーデータの監視データを表示する監視
    データ表示器とを有したセキュリティー情報表示手段
    と、 g)上記システムデータ登録手段によって登録されたID
    コードを順次、所定の順序に従って読み出して上記セキ
    ュリティー情報表示部のIDコード表示器にスクロール表
    示させる表示データ読み出し制御手段とを備えて成り、 h)上記登録モード設定スイッチによって、登録モード
    が選択されたときには、 ワイヤレス発信器より発信されたセキュリティー信号を
    受信する度に、上記フロントエンド/デコーダ部によっ
    て取り出されたセキュリティーデータのうち、上記ハウ
    スコード一致判別手段によってハウスコードの一致が確
    認されたセキュリティーデータのIDコードのみを上記シ
    ステムデータ登録手段に順次登録し、かつ、 上記セキュリティー情報表示制御手段に設けたスクロー
    ルスタートスイッチが操作されたときには、上記システ
    ムデータ登録手段に登録されたIDコードが上記表示デー
    タ読み出し制御手段によって、所定の順序に従って繰り
    返し循環的に読み出され、この結果、上記IDコード表示
    器には、登録されたIDコードのみが、1順毎に区切表示
    パターンが表れるように、自動的にエンドレスにスクロ
    ール循環表示される一方、 i)上記警戒モード設定スイッチによって警戒モードが
    選択されたときには、 ワイヤレス発信器からセキュリティー信号を受信する度
    に、上記ハウスコード一致判別手段及び上記IDコード一
    致判別手段によって、ハウスコードとIDコードの一致が
    確認されたワイヤレス発信器から発信されたセキュリテ
    ィーデータの監視データが、上記セキュリティー情報表
    示手段に、そのIDコードとともに表示され、同時に警報
    作動手段を作動して警報器を鳴動させるなどの必要な処
    理がなされる構成としたことを特徴とするワイヤレス送
    信システム。
  2. 【請求項2】上記ワイヤレス発信器は、その発信器から
    電波信号の形で発信するセキュリティー信号に含まれた
    機能コードに、定期送信の有無を規定しており、一方上
    記受信器は、ワイヤレス発信器から発信されたセキュリ
    ティー信号を受信する度に、上記フロントエンド/デコ
    ーダ部によって取り出されたセキュリティーデータのID
    コードに加えて上記定期送信の有無を規定する機能コー
    ドを上記システムデータ登録手段に登録でき、かつ上記
    機能コードによって定期送信の規定されたワイヤレス発
    信器からの定期送信の異常を判別する定期送信異常判別
    手段を備えており、 上記受信器は、登録モードに設定されたときには、上記
    システムデータ登録手段に、上記定期送信有無の機能コ
    ードを上記IDコードとともに登録する一方、警戒モード
    の設定されたときには、システムに含まれるワイヤレス
    発信器の定期送信時間間隔よりも十分に長い所定期間毎
    に、上記システムデータ登録手段に定期送信有りの機能
    コードの登録されたワイヤレス受信器からの定期送信の
    有無を上記定期送信異常判別手段によって判別し、その
    異常を判断したときには、そのIDコードとともに上記セ
    キュリティー情報表示手段に定期送信異常の表示を行う
    構成とされた特許請求の範囲第1項に記載のワイヤレス
    送信システム。
  3. 【請求項3】上記システムデータ登録手段が、システム
    の監視する各ワイヤレス発信器に対応させたアドレスを
    有し、そのアドレスに登録の有無を識別するための登録
    識別フラグをセットすることにより、ワイヤレス発信器
    のIDコードを登録する構成としており、かつ上記IDコー
    ド一致判別手段が、上記システムデータ登録手段の対応
    したアドレスにおける登録識別フラグのセット状態を判
    別することによりIDコードの一致を確認するようにして
    いる特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のワイヤレ
    ス送信システム。
  4. 【請求項4】上記セキュリティーデータに含まれる監視
    データが、センサーなどから発せられる警報信号の他、
    ワイヤレス発信器のカバーなどが取り外しなどされたと
    きに発せられるタンパー信号、ワイヤレス発信器の電池
    切れを示す電池切れ信号を含んだものである特許請求の
    範囲第1項〜第3項のいずれかの項に記載のワイヤレス
    送信システム。
  5. 【請求項5】上記システムデータ登録手段には、ワイヤ
    レス発信器のIDコードに加えて、そのワイヤレス発信器
    の定期送信有りの機能コードが登録できるアドレスを有
    しており、かつその機能コードの登録されたアドレスに
    は、ワイヤレス発信器からの定期送信を受信したときに
    は、定期送信の確認フラグがセットできる構成とされて
    おり、 上記受信器が警戒モードに設定されたときには、上記定
    期送信異常判別手段が、システムに含まれるワイヤレス
    発信器の定期送信時間間隔より十分に長い所定の時間毎
    に、上記送信確認フラグを判別してはリセットする動作
    をなし、その判別時に上記定期送信の確認フラグがリセ
    ットの状態にあるときには、そのワイヤレス発信器のID
    コードとともに定期送信異常の表示を上記セキュリティ
    ー情報表示手段に表示する構成とした特許請求の範囲第
    2項記載のワイヤレス送信システム。
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