JP2529584B2 - ワイヤレス送信システム - Google Patents

ワイヤレス送信システム

Info

Publication number
JP2529584B2
JP2529584B2 JP62326359A JP32635987A JP2529584B2 JP 2529584 B2 JP2529584 B2 JP 2529584B2 JP 62326359 A JP62326359 A JP 62326359A JP 32635987 A JP32635987 A JP 32635987A JP 2529584 B2 JP2529584 B2 JP 2529584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
data
security
display
registration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62326359A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01166293A (ja
Inventor
洋一 磯部
明彦 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP62326359A priority Critical patent/JP2529584B2/ja
Publication of JPH01166293A publication Critical patent/JPH01166293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529584B2 publication Critical patent/JP2529584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、微弱電波を利用したワイヤレス監視システ
ムなどに利用される単方向のワイヤレス送信システムの
改良に関する。
〔背景技術〕
この種のシステムは、1台のワイヤレス受信器と複数
のワイヤレス発信器を組み合わせて構成されており、シ
ステム内の受信器は、防犯センサーや火災センサーなど
に付設したワイヤレス発信器や、看護を要する老人が独
り歩きしたり、病人が看護人から離れた状態にあるとき
などに携帯する携帯用のワイヤレス救急発信器などから
電波信号の形で発信されるセキュリティー信号を受信し
たときに、警報手段を作動したり、異常の生じた個所を
表示器で表示するなどしてシステムの監視を行う構成と
されている。
そして、このようなワイヤレスシステムには、発信器
より発信されるセキュリティー信号には、ハウスコード
が付されており、このハウスコードの一致を受信器側で
確認することにより、他のワイヤレスシステムとの混信
を防止する配慮が通例なされている。ところが、このよ
うなシステムではハウスコードが一致すれば警報を発生
するので、システムを複数の警戒コードに区分し、任意
のコードのみを稼働状態にするような使用はできず、融
通性の面から十分なものとは言えないものであった。
また、従来の上記のようなワイヤレスシステムでは構
成を簡易にするため、異常の発生時にのみ発信器から受
信器側にセキュリティー信号が送られる単方向通信シス
テムとなっている。このためシステムの伝送チェックが
行われないため、伝送系に異常が発生しても実動作をさ
せるまでは、その異常が発見できず、信頼性の点でも不
十分なものであった。
そこで、本発明者らは、従来のワイヤレス発信システ
ムが叙上のような問題点を有しているのに鑑みて、同日
出願により、システムに含まれている複数のワイヤレス
発信器のうちIDコードの登録されたものを選択的に登録
し、警戒モード時には、登録したワイヤレス発信器から
のセキュリティー信号のみを処理できるようにしたワイ
ヤレス送信システムを提案したが、本発明の送信システ
ムは更に、このような先願発明を改良,拡張するもの
で、特に登録したワイヤレス発信器から受信したセキュ
リティー信号を発生順に従って、表示部において確認表
示出来るようにする機能を加えたものである。
〔発明の目的〕
したがって、本発明の目的は、登録したワイヤレス発
信器からのセキュリティー信号のみを処理できるように
したワイヤレス送信システムの改良であって、その主た
る目的は、登録したワイヤレス発信器から受信したセキ
ュリティーデータがその発生順に従って確認される機能
を付加したワイヤレス送信システムを提供することにあ
る。また、本発明の別の目的は、上記した主目的に加え
て、ワイヤレス発信器に定期送信機能のあるものについ
ては、その定期送信の異常も同時に判別できるようにし
たワイヤレス送信システムを提供することを目的として
いる。
〔発明の開示〕
上記目的を達成するために提案される本発明システム
は、センサーなどから発せられた警報信号などの監視デ
ータにハウスコード,警戒ゾーンコード,ユニットコー
ド及び機能コードを付したセキュリティーデータをセキ
ュリティー信号として電波信号の形で出力する複数のワ
イヤレス発信器と、これらのワイヤレス発信器からのセ
キュリティー信号を受信するワイヤレス受信器とを組合
わせたワイヤレス送信システムにおいて、 センサーなどから発せられた警報信号などの監視デー
タにハウスコード、警戒ゾーンコード、ユニットコード
及び機能コードを付したセキュリティーデータをセキュ
リティー信号として電波信号の形で出力する複数のワイ
ヤレス発信器と、これらのワイヤレス発信器からのセキ
ュリティー信号を受信するワイヤレス受信器とを組合わ
せたワイヤレス送信システムにおいて、 上記ワイヤレス受信器は、監視するシステムに含まれ
る複数のワイヤレス発信器のうちIDコードの登録された
ものから発信されたセキュリティー信号のみを処理する
ように設定する登録モードと、この登録モードによって
登録されたワイヤレス発信器からのセキュリティー信号
のみを処理してセキュリティー情報を表示するととも
に、警報器を駆動させるなどして必要な処理をする警戒
モードとを選択的に実行できる構成とされており、 a)ワイヤレス発信器からのセキュリティー信号を受信
し解読して、ハウスコード、警戒ゾーンコード、ユニッ
トコード、機能コードの付されたセキュリティーデータ
を取り出すフロントエンド/デコーダ部と b)受信器を登録モード、警戒モードに切換設定する各
モード設定スイッチと、 c)上記フロントエンド/デコーダ部より取り出された
セキュリティーデータのハウスコードが受信器に予め設
定したハウスコードと一致するかどうかを判別するハウ
スコード一致判別手段と、 d)システムの監視する各ワイヤレス発信器に割当てた
警戒ゾーンコードと、ユニットコードより成るIDコード
を少なくとも登録できるようにしたシステムデータ登録
手段と、 e)上記フロントエンド/デコーダ部によって取り出さ
れたセキュリティーデータのIDコードを、上記システム
データ登録手段に既に登録されたIDコードと比較参照し
て、その一致を判別するIDコード一致判別手段と f)上記IDコード一致判別手段によって、IDコードの一
致判別の確認されたセキュリティーデータの監視データ
をIDコードとともに一時的に記憶するコンディションメ
モリと、 g)スクロールスタートスイッチを含んだ表示制御スイ
ッチを有し、上記ハウスコード一致判別手段によってハ
ウスコードの一致が確認されたデータのIDコードを表示
するIDコード表示器と、そのセキュリティーデータの監
視データを表示する監視データ表示器を有したセキュリ
ティー情報表示手段と h)上記コンディションメモリに記憶された監視データ
をそのIDコードとともに、順次記憶された順序に従って
読み出して上記セキュリティー情報表示手段に表示させ
ていく表示データ読み出し制御手段とを備えて成り、 i)上記登録モード設定スイッチによって、登録モード
が選択されたときには、 ワイヤレス発信器よりセキュリティー信号を受信する
度に、上記フロントエンド/デコーダ部より取り出され
たセキュリティーデータのうち、上記ハウスコード一致
判別手段によってハウスコードの一致が確認されたセキ
ュリティーデータのIDコードを上記システムデータ登録
手段に順次登録する一方、 j)上記警戒モード設定スイッチによって、警戒モード
が選択されたときには、 ワイヤレス発信器からセキュリティー信号を受信する
度に、上記フロントエンド/デコーダ部より取り出され
たセキュリティーデータのうち、上記ハウスコード一致
判別手段及びIDコード一致判別手段によってハウスコー
ドとIDコードの一致が確認されたセキュリティーデータ
のみ上記セキュリティー情報表示手段に、そのIDコード
とともに監視データが表示されると同時に、その表示さ
れたIDコードと監視データを上記コンディションメモリ
に記憶し、かつ 上記スクロールスタートスイッチを操作したときに
は、上記表示データ読み出し制御手段が作動されること
によって、上記コンディションメモリ内に記憶されたID
コードと監視データとが順次、発生された順序に従って
繰り返し循環的に読み出され、この結果、上記IDコード
表示器と監視データ表示器には、IDコードと、そのIDコ
ードに対応した監視データが、1順毎に区切り表示パタ
ーンが表れるように、自動的にエンドレスにスクロール
循環表示される構成となっている。
また、上記別の付加的な目的を達成するために提案さ
れる本発明システムは、上記ワイヤレス発信器は、その
発信器から電波信号の形で発信するセキュリティー信号
に含まれた機能コードに、定期送信の有無を規定してお
り、一方上記受信器は、ワイヤレス発信器から発信され
たセキュリティー信号を受信する度に、上記フロントエ
ンド/デコーダ部によって取り出されたセキュリティー
データのIDコードに加えて上記定期送信の有無を規定す
る機能コードを上記システムデータ登録手段に登録で
き、かつ上記機能コードによって定期送信の規定された
ワイヤレス発信器からの定期送信の異常を判別する定期
送信異常判別手段を備えており、 上記受信器は、登録モードに設定されたときには、上
記システムデータ登録手段に、上記定期送信有無の機能
コードを上記IDコードとともに登録する一方、警戒モー
ドに設定されたときには、システムに含まれるワイヤレ
ス発信器の定期送信時間間隔よりも十分に長い所定期間
毎に、上記システムデータ登録手段に定期送信有りの機
能コードの登録されたワイヤレス発信器からの定期送信
の有無を上記定期送信異常判別手段によって判別し、そ
の異常を判断したときには、そのIDコードと定期送信異
常を上記コンディションメモリに記憶させ、同時にその
表示を上記セキュリティー情報表示手段において行う構
成としたことを特徴としている。
実施例 以下に、添付図を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図は、本発明システムの使用例を説明するもの
で、Aはワイヤレス発信器,Bはワイヤレス受信器を示し
ている。
Aで示されたワイヤレス発信器は、システムの監視目
的に応じた種々のタイプものが用意されており、いずれ
もその本体内部にセキュリティー信号を発信するための
ワイヤレス送信部とアンテナを備えている。
11,12は、それぞれ火災センサーSa,防犯スイッチSbに
接続して使用されるワイヤレス発信器(11のものは、内
部のループアンテナが露顕するようにそのカバーの一部
を切欠して示している)で、火災センサーの発報や窓の
開閉検知信号などの監視データに後述するハウスコー
ド,警戒ゾーンコード,ユニットコードを付したセキュ
リテイーデータを生成し、このテータで搬送電波を変調
してセキュリティー信号となし、各アンテナより電波信
号の形で輻射する構成としている。また、一方、13〜15
は老人や病人などの看護を要するものが携帯し、緊急事
態の生じたときに、押釦スイッチ13a〜15aを押圧操作し
て緊急信号を発信する携帯用ワイヤレス発信器で、上記
した発信器11,12と同様なセキュリティー信号を内部に
設けたアンテナより電波信号の形で輻射する。
これらのワイヤレス発信器11〜15から発信されたセキ
ュリティー信号は、受信器Bで受信され、セキュリティ
ーのため必要な措置がなされるようになっている。受信
器Bは、それぞれのワイヤレス発信器Aから発信された
セキュリティー信号を受信したとき、その監視データを
解読し、不図示の警報器を作動するなどの必要な措置を
行うもので、セキュリティー信号を受信するためのアン
テナ2aと、このアンテナ2aを介して受信したセキュリテ
ィー信号に応じたセキュリティー情報を表示するための
表示部24を有している。
なお、第1a図に受信器Bに設けた監視データ表示器24
bと表示制御スイッチの詳細を示している。
第2図は、本発明システムにおいて使用されるワイヤ
レス発信器のうち、携帯用のワイヤレス発信器Aの内部
回路の概略構成を示したものである。
ワイヤレス発信器Aは、内部に1チップマイクロコン
ピュータの要部を構成するCPU10Aと、ワイヤレス送信部
10B、複数のディップスイッチより成るハウスコード,
ゾーンコード,ユニットコード設定器10C〜10E、緊急時
に押圧操作される操作スイッチSWaを有しており、操作
スイッチSWaが押圧操作されると、CPU10Aはこの状態を
検知し、緊急信号にハウスコード,ゾーンコード,ユニ
ットコードを付したセキュリティーデータ(第3図参
照)がワイヤレス送信部10Bに送出され、アンテナ10aを
介して電波信号の形で発信される構成となっている。
ここに、ハウスコードは、セキュリティーシステムに
割当られる固有コードを、ゾーンコードはワイヤレス発
信器の監視区域(警戒ゾーン)に応じて割当られる固有
コードを、ユニットコードは各発信器に割当られる固有
コードを意味している。なお、SWcはスーパバイズ設定
スイッチであり、ワイヤレス発信器Aから受信器Bに対
して所定の時間間隔毎に定期信号を出力することによ
り、ワイヤレスシステムの異常を受信器側で検出できる
ようにするものであり、更にSWbは必要に応じて設けら
れるタンパースイッチであり、ワイヤレス発信器Aのカ
バーなどを取り外したときに異常信号を出力するもので
ある。
また、10Fは電圧低下検出器で、ワイヤレス発信器A
に内蔵した電池(不図示)の電圧低下を検出し、電池切
れを検出するものである。
この実施例のワイヤレス発信器Aでは、スーパバイズ
設定スイッチSWcにより、セキュリティーデータの後述
する機能コードに定期送信の有り,無しを設定でき、ま
た電圧低下検出器10Fが電池切れを検出したときには、
ハウスコード,ゾーンコード,ユニットコードの付され
た電池切れ信号がワイヤレス送信部10Bから緊急信号と
同様にして電波信号の形で発信される構成としている
(第3a,3b図参照)。
第3図は、ワイヤレス発信器Aより発信されるセキュ
リティー信号の信号フォーマットの構成例を示してい
る。
図では、セキュリティー信号の一単位は、休止時間Tk
で区分された2フレームのデータの先端にプリレシーブ
Tpを設けたフォーマットとされており、各フレームは、
前述したハウスコード,ゾーンコード,ユニットコード
の後ろに、監視データとなる信号(例えば、警報信号,
電池切れ信号,タンパー信号)を設け、更にその後ろに
機能コードを付し、最後に予備コード,奇数パリティチ
ェックコードを設けた構成とされている。
ハウスコードはH7〜H0の8bit,ゾーンコードはZ2〜Z0
の3bit,ユニットコードはU2〜U0の3bitの構成となって
おり、監視データと、機能コードは、それぞれ4bit,2bi
tの構成とされている。
第3a図は監視データのビット構成図、第3b図は機能コー
ドのビット構成図を示しており、監視データのS0〜S3に
は、それぞれ電池切れ,タンパー,警報の情報が、それ
ぞれが異常のときには「1」,正常のときには「0」の
データがのせられ、機能コードのF0,F1には、定期送信
の有無,OFF出力の有無の情報が、いずれも無のときには
「1」,有りのときには「0」がのせられる。なお、S3
は予備として設けられており、通常時にはなんらの情報
ものせられない。
ここで、定期送信の有りとは、ワイヤレス発信器Aか
ら受信器側Bに一定時間間隔で信号を送信して、送信系
の異常検出する所謂スーパバイズ機能を意味しており、
OFF出力有りとは、ワイヤレス発信器が例えば、窓セン
サーなどのように窓の開放時にON出力となり、閉時にOF
F出力となるものに付された場合と人体検出器のように
瞬時動作するON出力しかないものに取付けられた場合の
区別を受信器B側で判別できるようにして、表示などの
制御に支障を生じないようにするために設定される。
このようなセキュリティー信号は、信頼性を向上させ
るためワイヤレス発信器Aに異常を生じた場合には、ワ
イヤレス発信器Aから5フレームの信号が所定時間毎に
送信され、定期送信時には2フレームの信号が所定の時
間間隔毎に連送発信されるようになっている。
以上のような構成のワイヤレス発信器Aに対して、本
発明システムの要部をなす受信器の構成は、第4図に示
したようになっている。
受信器の基本的な構成は、ワイヤレス発信器Aと同じ
ように、マイクロコンピュータとその周辺機器を組合わ
せて構成されているが、第4図では本発明システムの理
解を容易にするため、受信器の構成を各機能実現手段を
組合わせたブロック図として示している。
図を参照して説明すると、受信器Bは、登録モード,
警戒モードに切換設定するための各モード設定スイッチ
27,28,フロントエンド/デコーダ部20,ハウスコード一
致判別手段21,IDコード一致判別手段23,システム内の任
意のワイヤレス発信器Aを登録するためのシステムデー
タ登録手段22,表示制御スイッチ25を有し、IDコード表
示器24aと、監視データを表示する監視データ表示器24b
(いずれも第1図参照)とを組合わせたセキュリティー
情報表示手段24,コンディションメモリ29,表示データ読
み出し制御手段35,警報器を駆動する警報作動手段26を
組合わせて構成されている。
そして、登録モード設定スイッチ27は、後述する初期
登録と追加登録を実現するため初期登録スイッチ27aと
追加登録スイッチ27bとに区分されている。
この図を参照しながら、本発明システムを構成する受
信器Bの基本的な動作を説明すると、初期登録スイッチ
27aを操作すると、受信器Bは登録モードに設定され、
システムデータ登録手段22に登録されていたすべてのデ
ータは消去される。
そして、この初期登録モードの設定時において、ワイ
ヤレス発信器Aから電波信号の形で発信されて来たセキ
ュリティー信号は、アンテナ2aで受信され、フロントエ
ンド/デコーダ部20で解読されて、ここでセキュリティ
ーデータ、つまりハウスコード,警戒ゾーンコード,ユ
ニットコード,機能コードの付された監視データが取り
出される(第3図参照)。
かくして、解読されたセキュリティーデータは、ハウ
スコード一致判別手段21に入力され、そのハウスコード
が予め受信器側のハウスコード設定器21aに設定したハ
ウスコードと一致しているかどうかが判別され、そのハ
ウスコードが一致していると、受信器Bの監視するシス
テム内に含まれたワイヤレス発信器Aからのセキュリテ
ィー信号と判別され、システムデータ登録手段22に登録
される。
このようにして、ワイヤレス発信器Aから発信された
セキュリティー信号は、そのハウスコードの一致が確認
される度に、次々にシステムデータ登録手段22のアドレ
スに登録され、ワイヤレス発信器Aに応じた警戒ゾー
ン,ユニットコードより成るIDコードが登録されること
になる。
このようにして、初期登録モードにおいては、システ
ムデータ登録手段22に登録されたデータは最初にすべて
クリアされ、受信器B側で受信されたワイヤレス発信器
AのIDコードのすべてがシステムデータ登録手段22に登
録されることになるが、他方の追加登録モードにおいて
は、すでにシステムデータ登録手段22に登録されたIDコ
ードを消去することなく、新たに受信したワイヤレス発
信器AのIDコードのみが次々と登録されて行く。
そして、このような手順で登録が終了し、登録したID
コードを確認する場合は、セキュリティー情報表示手段
24に設けた表示制御スイッチ25を操作することによって
行うことができる。すなわち、セキュリティー情報表示
手段24に設けた複数の操作スイッチ25のうち、スクロー
ルスタートスイッチ25aを操作する(第1a図参照)。
すると、システムデータ登録手段22に登録されている
ワイヤレス発信器AのIDコードが表示メモリ(不図示)
に送出され、そのIDコードの若い順番に次々とIDコード
表示器24aにスクロール表示されて行くことになる。本
発明システムでは、後述する警戒モードの実行時におい
ては、システムデータ登録手段22に登録されたIDコード
を有したセキュリティー信号のみが処理されることにな
るので、このようなスクロール表示によって、登録しよ
うとするワイヤレス発信器Aが実際に登録されたかどう
かが容易に確認できる。
第5図は、システムデータ登録手段を構成するデータ
テーブルの一例を示したもので、図では、ゾーン8,ユニ
ット8に区分された合計64個のワイヤレス発信器のIDコ
ードがその他のデータとともに登録可能となっている。
第4図に示したシステムデータ登録手段22へのIDコー
ドの登録はワイヤレス発信器AのIDコードを直接登録す
ることによって行う機能を含んだものであるが、図例の
データテーブルの各アドレスには、第5a図,第5b図に示
したようなデータが記録されるようになっている。
すなわち、例図のものでは、システム内のすべてのワ
イヤレス発信器Aに対してゾーン、ユニットコードを割
り当てたアドレスが予め用意されており、ゾーン1〜6
のすべてのユニットには、定期送信機能の有るワイヤレ
ス発信器のみが登録され(第5a図参照)、IDコードの登
録はそれに応じた登録識別フラグf1をセットすることに
よって行う構成としている。また、ワイヤレス発信器の
OFF出力の有無を規定するデータf2もそのまま登録で
き、更に後述する定期送信の確認フラグf3もセットでき
る構成となっている。そして、ゾーン7,8のユニットに
は、OFF出力のないワイヤレス発信器が登録され、それ
に応じた登録識別フラグf1がセットされ、イヤレス発信
器のOFF出力の有無を規定するデータf4が登録され、更
に定期送信の確認フラグf3がセットできる構成としてい
る。
なお、ここに示したデータf2,f4は、ワイヤレス発信器
からのセキュリティーデータに含まれた機能コードに含
まれているものを示しており、フラグf1,f3は受信器B
側でセット,リセットされるものである。
本発明システムにスーパバイズ機能がない場合は、デ
ータf4の登録とフラグf3のセット、リセットが省略され
ることはいうまでもない。
IDコードの登録に対して、図例のようなテーブルを使
用する場合は、直接IDコードを登録するものに比べてメ
モリ容量を軽減できる利点がある。なお、テーブルの右
端に設けたU1〜U8のアラームのOR欄は、監視データの異
常をゾーン単位毎に記憶するものであり、後述するメイ
ンコントローラ側に異常信号をゾーン単位で送出するた
めに設けられたものである。
第6図は、本発明システムにおいて実行される登録モ
ードの動作を説明する概略フローチャートである。
登録モードは、前述したように初期登録モードと追加
登録モードの2種類のモードの設定が可能であり、いず
れかの登録モードスイッチを操作すると、ステップ100
0,1001のそれぞれにおいて、初期登録モードと追加登録
モードが区別され、初期登録モードが設定されれば、ス
テップ1006に進みデータテーブル22に登録されたすべて
のデータを消去するが、追加登録モードが設定されたと
きには、このようなテーブルクリアは行われず、そのま
まステップ1002に進む。ステップ1002では、フロントエ
ンド/デコーダ部20の入力を判別し、入力があれば、ハ
ウスコードの一致を判別する(ステップ1003)。このハ
ウスコードの判別は、フロントエンド/デコーダ部20に
よって受信解読されたセキュリティー信号のハウスコー
ドが受信器Bに予め設定されたハウスコードと一致して
いるかどうかを見ることになされ、ハウスコードが一致
すれば、セキュリティーデータのIDコードがセキュリテ
ィー情報表示手段24に表示され、データテーブル22に登
録される(ステップ1004,1005)が、ステップ1003にお
いてハウスコードが不一致と判断された場合は、セキュ
リティーデータのIDコードがセキュリティー情報表示手
段24に表示されるだけで、データテーブル22には登録さ
れない(ステップ1007参照)。
上記した手順は、デコーダ部20の入力が有る度に繰り
返し行われ、ハウスコードの一致が確認されたIDコード
は、順次データテーブル22に登録されて行くことにな
る。
かくして、ワイヤレス発信器のIDコードがシステムデ
ータ登録手段22に登録された後は、前述したように、セ
キュリティー情報表示手段24に設けた表示制御スイッチ
25のスクロールスタートスイッチ25aを操作する。する
と、その登録順序にかかわらず、所定の順序に従って登
録されたIDコードがスクロール表示されるので、目的と
する警戒ゾーンのワイヤレス発信器が登録されたどうか
が容易に確認できる。
この場合のスクロール表示としては、登録モードによ
ってIDコードが登録されてない場合には、例えば「0」
「0」とブランクを表示し、IDコードの登録がなされた
場合には「0」「0」を消去して、登録されたIDコード
を表示する構成にでき、スクロール表示の一順の完了表
示を容易にするため、ブランク表示を挟むようにすれば
良い。
第7図は、登録モードによって登録されたIDコードに
確認するために実行されるフローチャートを示したもの
で、システムデータ登録手段22としては、第5図に示し
たデータテーブルを使用している。ステップ2000→2011
はIDコードの登録モードを実行するルーチンで、ステッ
プ2012,2013→2019は登録したIDコードを確認するため
に実行されるスクロール表示ルーチン、ステップ2023→
2029は登録したIDコードをステップアップスイッチ25c
操作により逐一確認するために実行されるステップアッ
プ表示ルーチン、ステップ2032→2040はステップダウン
スイッチ25dの操作により実行されるステップダウン表
示ルーチンを示している。例図のプログラムでは、スク
ロールスタートスイッチ25aを操作するとスクロール表
示ルーチンが実行され、IDコード表示器24aには、登録
されたIDコードが一番最初(若い)のアドレスのものか
ら順番に表示される。そして、スクロールストップスイ
ッチ25bを操作し、ステップアップスイッチ25c,ステッ
プダウンスイッチ25dを操作すると、パラメータである
nがそれぞれインクリメント(Incとして示す)、デク
リメント(Decとして示す)となり、IDコード表示器24a
には次のIDコードから順番にステップアップ、ステップ
ダウン表示が開始されるようにしている。
なお、例ではパラメータnは、データテーブルの最大
アドレス数64に合致させて63をMaxとしている。
以上は、登録モードの動作について説明したが、この
システムでは、受信器Bに設けた警戒モード設定スイッ
チ28を操作すると、次のような警戒モードが実行され
る。
この警戒モードの動作の概略は第8図に示されている
ので、この図を参照しながら、このモードの動作を説明
すると、ステップ3000においてデコーダ部20の入力が確
認されると、ステップ3001では、登録モードの場合と同
様にしてハウスコードの一致が判別される。ハウスコー
ドの一致が確認されたデータは、ステップ3002でIDコー
ドの一致が更に判別され、登録が確認される。かくし
て、登録が確認されたセキュリティーデータはステップ
3003→3005において、監視データの区分がなされ、いず
れかの監視データに異常があると、ステップ3006に進ん
で、警報器が作動され、セキュリティー情報表示手段24
においては、そのIDコードと監視データが表示され、コ
ンディションメモリ29には、そのデータがIDコードとと
もに記憶される(ステップ3008)。
一方、ステップ3001においてハウスコードが一致して
もIDコードが不一致の場合は、IDコード表示器には受信
したセキュリティー信号のIDコードが表示される(ステ
ップ3009)。
本発明システムではワイヤレス発信器Aからのセキュ
リティー信号を受信する毎に、その監視データをIDコー
ドといっしょにコンディションメモリ29に記憶する構成
となっており、このようなコンディションメモリ29を設
けたシステムでは、システムの異常発生情報が記憶され
るので、盗難や火災発生時の原因が後に解明できる。そ
して、このようなコンディションメモリ29を設けた本発
明システムにおいては、ワイヤレス発信器Aから受信さ
れたセキュリティーデータを、その発生順に記憶させ、
読み出しする場合には表示データ読み出し制御手段35に
よってセキュリティーデータの発生順に読み出し出来
る。
第9図は、本発明の要部をなすコンディションメモリ
とセキュリティー情報表示手段24との関係を示した図で
あり、コンディションメモリ29は、16ステップの監視デ
ータをそのIDコードとともに記憶できるようになってお
り、セキュリティーデータのIDコードと監視データが、
その発生順に従って、順次ステップ1から16まで記憶さ
れて行く。
記憶されたデータを読み出しするときには、表示デー
タ読み出し制御手段35を作動させると、ステップ1に記
憶されたデータから順に読み出しされ、IDコードはゾー
ン,ユニット毎に設けた7セグメント表示器24aに、監
視データは、そのデータに対応したLED表示器24bを点灯
させて表示される構成としている。
ここに、LED表示器24bのうち、「A」は警報信号(ア
ラーム),「T」はタンパー信号,「L」は電池切れ信
号を示しているが、後述する定期送信異常判別手段を付
加したシステムではさらに定期送信異常を示す表示灯
「S」が設けられる(第1図参照)。
第10図は、コンディションメモリ29に記憶された監視
データをIDコードとともに表示する場合に実行されるフ
ローチャートの一例を示したものである。
ステップ4000→4010は、表示制御スイッチ25のうちス
クロールスタートスイッチ25aを操作したときに実行さ
れ、メモリ29内に記憶されたデータは、発生順に従って
次々と2秒間隔でセキュリティー表示手段24に表示さ
れ、データが登録されていない場合は、ブランク表示と
なる。また、16ステップのデータの区切りを示すため、
登録された一連のデータ表示の後には、ブランク表示を
介在させて、スクロール表示の1順毎の区切り表示パタ
ーンとしている。
また、ステップ4011→4018は、所謂ステップアップ表
示ルーチンを示したものであり、登録モードにおけるID
コードの確認の場合と同様に、スクロールストップスイ
ッチ25bを操作し、ステップアップスイッチ25cを操作し
て開始される。この例では、ステップアップ表示は、ス
クロール表示と異なり、次のデータより順次ステップア
ップ表示される構成となっている。
更にステップ4019→4025はステップダウンスイッチ25
dの操作により開始されるステップダウン表示ルーチン
を示している。このルーチンもステップアップ表示ルー
チンと同様に次のデータより順次ステップダウン表示さ
れる構成としている。
また、本発明システムを更に拡張すると、ワイヤレス
発信器Aの定期送信の異常をチェックできる構成にする
ことも出来る。
第11図は、この場合のシステムの基本構成図を示して
おり、第4図に示した基本システムに上記したコンディ
ションメモリ29を加え、更に定期送信異常を判別するた
めの定期送信異常判別手段30を加えた構成としている。
基本的な構成は、第4図の場合と同様なので、重複す
る部分の説明を省略し、定期送信の異常判別手段の構成
と、その判別原理について説明する。
定期送信の異常判別は、、システムデータ登録手段22
のアドレスに、ワイヤレス発信器AのIDコードととも
に、定期送信有りを規定する機能コードFo(第5b図参
照)を登録させておき、そのワイヤレス発信器Aから定
期送信があれば、前述したように定期送信の確認フラグ
f3をセットできるように構成する(第5図〜第5b図参
照)。そして、ワイヤレス発信器Aの定期送信の時間間
隔よりも十分に長い期間毎に、上記確認フラグf3のセッ
ト状態を判別し、その後確認フラグf3をリセットする。
この定期送信を確認する期間は、タイマー手段によって
設定でき、監視すべきワイヤレス発信器Aが特に信頼性
の要求される場合はタイマー手段の数を個別に持たせる
こともでき、それほど信頼性の要求されない場合は1つ
のタイマー手段を共通に使用する構成にすることもでき
る。
例えば、第12図は、このような定期送信の異常判別動
作を1つのタイマー手段を共用して行うものものを示し
ており、タイマー手段の設定時間は4時間に規定され、
ワイヤレス発信器の定期送信の時間間隔は、1.2時間に
設定されたものを示している。
ワイヤレス発信器Aから定期発信があると、フロント
エンド/デコーダ部20はこれを受信解読して、セキュリ
ティーデータを取り出す。取り出されたセキュリティー
データは、ハウスコード一致判別手段21でハウスコード
の一致が確認され、さらにIDコード一致判別手段23によ
り、受信したワイヤレス発信器Aが登録されたものであ
るかどうかが判別される。
この判別の結果、ワイヤレス発信器Aが登録されたも
のであると確認されると、システムデータ登録手段22の
対応するアドレスには、定期送信のあったことを示す定
期送信確認フラグf3がセットされる。このようにして、
ワイヤレス発信器Aは1.2時間毎に定期送信を行い、シ
ステムデータ登録手段22では、その度に定期送信確認フ
ラグf3を対応したアドレスにセットする。
一方、定期送信異常判別手段30は、システムデータ登
録手段22にセットされた定期送信確認フラグf3の状態
を、タイマー手段の設定時間毎、つまりタイマー手段が
タイムアップする毎に判別する。すなわち、タイマー手
段がタイムアップすると、システムデータ登録手段22の
定期送信有りの規定されたアドレスの定期送信確認フラ
グf3を一斉に参照し、その確認フラグf3の判別が終了す
るとセットされていたフラグをリセットする。
そして、このような判別時において、フラグがリセッ
トされているものについては、定期送信異常と判別し、
定期送信の異常情報とIDコードを上記したセキュリティ
ー情報表示手段24に表示し、同時に警報作動手段26を通
じて警報器を鳴動させるなどの必要な処置がなされるこ
とになる。また、コンディションメモリ29内には、この
ときの異常データ(スーパバイズトラブル)がIDコード
とともに記憶されることになる。
第12図は、特定の1つのワイヤレス発信器の定期送信
の異常を判別する論理動作を示したもので、同図(a)
はワイヤレス発信器より発信される定期発信の受信入
力、(b)は定期送信確認フラグの状態、(c)はタイ
マー手段による異常判別タイミング、(d)は定期送信
の異常判別時に発生する定期送信異常信号(スーパバイ
ズトラブルアラーム)を示している。
第13図の5000→5018は、警戒モードの実行時において
定期送信の異常判別を組込んだ場合のフローチャートの
一例を示している。
このプログラムでは説明の便宜上、タイマーがタイム
アップする毎にデータテーブル22のすべてのアドレス0
〜63を参照して定期送信を確認するようにしているが、
他のプログラムによって行っても良いことはいうまでも
ない。
また、第14図(a)〜(c)は、1つのワイヤレス発
信器に1つのタイマー手段(設定時間は4時間)を対応
させて設けた場合の定期送信の異常判別動作を示したも
ので、この場合は、ワイヤレス発信器Aから定期送信の
受信入力がある毎に、対応して設けたタイマー手段がリ
セットされる構成とされているので、タイマー手段の設
定時間(4h)内に受信が確認されない場合は、タイマー
手段は、タイムアップしてスーパバイズトラブルアラー
ムを発生する。
第15図の6000→6018は具体的な使用例として、高い信
頼性の要求される火災センサーなどの監視を目的とした
ゾーン6のワイヤレス発信器に個別のタイマー手段を持
たせた構成にしたものの定期送信の異常判別ルーチンを
警戒モードのプログラムに組込ませた例を示したもの
で、ゾーン6の各ワイヤレス発信器には、ユニットコー
ド1〜8を割当て、対応する4時間タイマーUNIT(n)
4Hを設けている。6011→6018は各ユニット毎に定期送信
の確認フラグを参照して実行されるサブルーチンを示し
ている。
以上のような機能を有した本発明システムでは、登録
モードの設定時には、ワイヤレス発信器のIDコードを登
録でき、警戒モード時には、受信器Bが受信したワイヤ
レス発信器Aからのセキュリティー信号のうち、登録モ
ードにおいて登録されたものだけを処理できる構成にで
きるが、本発明システムを実行するプログラムを工夫す
ることにより、試験モードの設定も可能にすることもで
きる。
第16図7000→7021は、試験モード時における基本的な
動作を示したもので、登録モードの終了後、試験モード
設定スイッチ(第1a図の例では、テストスイッチ31とし
て示している)を操作すれば、警報信号の受信時に点滅
するアラームLEDが点滅して試験モードに入ったことを
表示し(ステップ7001)、セキュリティー情報表示手段
24のIDコード表示器24aには、登録されたワイヤレス発
信器AのIDコードが2秒間隔で順次スクロール表示され
る(7005→7009)。このプログラムの実行に当たって
は、データテーブル22に登録されたデータをまず別の表
示メモリに読み込んで、表示の際にはこのメモリ内のデ
ータを読み込んでいけば良い。そして、ワイヤレス発信
器Aを試験的に発信させ、受信されたセキュリティー信
号が、受信器B側において警報信号であると判別された
ときには、そのIDコードを順次、上記したスクロール表
示から消去して行く(7015→7021)が、受信し解読した
セキュリティー信号が試験的動作による警報信号でな
く、その他の異常信号(例えば、タンパー信号,電池切
れ信号)である場合には、警報器を駆動し、その異常デ
ータをIDコードとともにコンディションメモリ29に記憶
させる(7015→7020)。
このような方法で試験モードを実行すれば、正常に動
作するワイヤレス発信器のIDコードは、スクロール表示
から消去され、試験動作の終了していないワイヤレス発
信器のIDコードの表示はそのままスクロール表示に残さ
れる。また、異常の発生したワイヤレス発信器について
は、そのIDコードと異常データがコンディションメモリ
29に記憶されることになるので、異常発生時の対処が容
易にでき、また試験時の動作確認も、現場でワイヤレス
発信器を無作為に試験動作せるだけで良いので、メンテ
ナンスも容易になる利点がある。
ところで、以上の説明では、本発明の主たる構成であ
るワイヤレス発信器Aと、受信器Bの構成について詳細
に説明したが、本発明システムの実際の使用態様を考慮
すると、受信器にメインコントローラを接続したシステ
ム構成が一般的である。
そこで以下では、受信器にメインコントローラを接続
して、使用する場合のシステム構成について示す。
システムを構成する上でメインコントローラ側で必要
とされる要件は、警戒ゾーンの設定と、警戒ゾーンの異
常を表示する表示手段を設けていることが望ましい。そ
して、後者の場合、異常の表示は、警戒ゾーン単位で表
示できる構成であれば良い。
第17図は、メインコントローラMCの外観構成を示した
もので、警戒ゾーン1〜8の任意のものを稼働状態に設
定するための警戒スイッチ51〜58,その設定状態を点灯
によって表示する警戒中表示ランプ51a〜58a,警戒中に
あるゾーンに異常が生じた場合に点滅する警報ランプ51
b〜58b,警報器50及びシステムを復旧するためのリセッ
トスイッチ59を備えた構成とされている。
また、後述する特殊な警戒態様を実行するため、在宅
警戒61,外出警戒スイッチ62と、これらに対応した動作
表示ランプ61a,62aを設けるとともに、前述した試験モ
ードを実行するための試験モード設定スイッチ63と、そ
の表示ランプ63aを設けている。なお、この例では、受
信器BをメインコントローラMCに一体に組込んでいるた
め、アンテナ2aを設けた構成としている。
第18図は、メインコントローラMC側に設けたスイッチ
群の回路構成図であり、第19図はその表示部の回路構成
図を示しており、第17図に示した符号と同一符号を付し
て対応させて示している。
このようなシステムを構成する場合、受信器B側で処
理した信号を、メインコントローラMC側に伝達する必要
があり、このため、受信器B側のコンピュータとメイン
コントローラMC側のコンピュータとの間で送受されるデ
ータの受け渡しを適正にする必要がある。
本発明システムにおいて、特に留意される点は、受信
器B側で処理された異常信号(セキュリティーデータ)
を表示のためにメインコントローラMC側に伝送する場合
であるが、この場合、ワイヤレス発信器Aが付属するセ
ンサーの特性を考慮する必要がある。
前述したように、本発明のワイヤレス発信器Aには、窓
などの開閉を検知し、その開放時の閉じた時にセキュリ
ティー信号を送信して来るものがあり、また一方、人体
の熱線を検知し、その検知の瞬間だけ検知信号をセキュ
リティー信号として送信して来るものがある。
このような信号を受信器B側で処理した場合は、一様
に異常信号として取り扱いすれば良いが、メインコント
ローラMC側に表示のための信号を伝送する場合は、セン
サーの動作に表示を合致させるためにこれらの種別を規
定した信号が伝送されなければならない。
このような配慮から、本発明システムでは、第5b図に
示したように、ワイヤレス発信器Aから発信されるセキ
ュリティー信号に機能コードを設け、その機能コードF1
においてOFF出力有り,無しのデータを規定することに
より両者の区別を行っている。この場合、OFF出力有り
の機能コードは、窓センサーなどのように窓が閉じたと
きには、OFF信号を送信する構成のものを意味してお
り、OFF出力無しの機能コードは、人体検知センサーの
ようにOFF信号の送信して来ないものを意味している。
このような機能コードの付されたセキュリティーデー
タが受信器B側からメインコントローラMC側に送信され
てくることによって、メインコントローラMC側では、OF
F出力のないものについては、セキュリティーデータが
送られた後は、一定時間警報ランプ51a〜58aを点灯させ
て表示すれば浴、またOFF出力有りのものについては、
その警報ランプをOFF出力のあるまでそのまま点滅させ
ておけば良い。
また、以上の構成では、警戒モード時、受信器Bがワ
イヤレス発信器Aからセキュリティー信号を受信したと
きには、ハウスコードが一致し、しかも登録が確認され
ると警報器を作動し、同時に、セキュリティー信号を発
信したワイヤレス発信器のIDコードと、監視データを表
示部24に表示する構成としているが、実際のシステムに
おいては、このような詳細な情報は必要ではなく、いず
れのソーンに異常が生じたかどうかを、そのセンサーの
動作に応じて表示できるようにすれば良い。このためメ
インコントローラMC側では各ゾーンに対応した警報ラン
プ(LED)51b〜58bを設けている。
対で、メインコントローラMCと受信機Bとの間で信号
の受け渡しをするための必要な構成について説明する。
表1はコミニュケータとして受信器Bからメインコン
トローラMC側に伝送されるデータを手渡しするためのメ
モリの構成を示したものである。
表1に示したように、受信器B側に設けたコミュニケ
ータは4バイトのデータパケットを構成しており、2バ
イト目と3バイト目で受信器B側からメインコントロー
ラMC側に送信されるデータをストアするTEXTエリアを構
成している。2バイト目は受信器Bのステータスバイト
となっており、受信器Bからの制御信号がステータスと
ともに記憶されており、3バイト目は、チャンネルバイ
トとして異常を発生した警戒ゾーンを示すフラグZ1〜Z8
が割当てられて構成されている。また1バイト目は16進
で02のデータが記憶されており、4バイト目は2バイト
目と3バイト目のデータのチェックのために設けてい
る。
ここに、NXTPMSGは、このフラグが0から1になる
と、メインコントローラMC側は受信器B側に送出するメ
ッセージをストアするカレントメッセージバッファを更
新できるが、このフラグが0から1になるまでは、メイ
ンコントローラMC側は同じメッセージを送り続けること
が要求される。
また、DEVICEは、受信器Bの割当てられたアドレスを
ストアするもので、RFUは未使用エリア、RFFAILはメモ
リチエックのためのもので、受信器B側のメモリにトラ
ブルを発生したときに、そのフラグを0から1にセット
する。
TAMPER,LOBAT,SUPERVは、それぞれタンパー信号,電
池切れ信号,定期送信異常を示すステータスフラグであ
り、異常が発生すると、これらのフラグがセットされ
る。
また、チャンネルエリアには、異常を発生したゾーン
のフラグZ1〜Z8がセットされる。
表2はコミュニケータとしてメインコントローラMC側
から受信器B側に受け渡しするためのメモリの構成を示
したものである。
表2に示したように、メインコントローラMC側に設け
たコミュニケータは5バイトのデータパケットを構成し
ており、2バイト目〜4バイト目にメインコントローラ
MC側から受信器B側へ送信されるデータをストアするTE
XTエリアを構成しており、2バイト目はコントローラMC
の制御ステータスバイトとなっており、3バイト目はバ
イパス設定バイト、4バイト目は24時間警戒設定バイト
となっている。3バイト目のバイパス設定と4バイト目
の24時間警戒設定は、各ゾーンZ1〜Z8に割り当てたビッ
トにフラグをセットして行われるようになっている。ま
た1バイト目は16進で02のデータが記憶されており、5
バイト目は2バイト目と3バイト目のデータのサムチェ
ックのために設けている。
ここに、NXTPMSGは、このフラグが0から1になる
と、受信器B側は、コントローラMCに送出するメッセー
ジをストアするカレントメッセージバッファを更新でき
るが、このフラグが0から1になるまでは、受信器B側
は同じメッセージを送り続けることが要求される。
また、DEVICEは、受信器Bの割当てられたアドレスを
ストアするもので、TSTMODEは試験モードに設定された
ときに0から1にセットされるフラグで、このフラグが
セットされている間は他のCOMMANDビットは無視され
る。TMPSTOREは、バイパスや24時間警戒設定のされてい
ない警戒ゾーンのみについて発生した異常信号をテンポ
ラリーメモリ(後述する)に書き込む動作をさせるもの
で、このフラグが1の間は、バイパスや24時間警戒設定
のされていない警戒ゾーンのみについて発生した異常信
号はテンポラリーメモリに書きこまれるが、このフラグ
が0の間は、異常信号はテンポラリーメモリやコンディ
ションメモリに書き込まれない。
本発明システムにおいて使用されるCOMMANDとして
は、表3に示した種類のものが存在する。
このようなCOMMANDの内容は、次のとおりである。
0)POLL コントローラから受信器へCOMMANDを出していないこ
とを示す。
コントローラが始めに受信器のカレントステータスを
得る為に用いられる。
1)XFER(transFER) このCOMMANDが出されると受信器はテンポラリーメモ
リ内の全ての情報をコンディションメモリへ転送する。
テンポラリーメモリ内の情報はFIFO(先入れ先出し)
で転送される。
2)CLRBOTH(CLeaR BOTH) このCOMMANDが出されると、受信器はコンディション
メモリとテンポラリーメモリの全ての内容をクリアす
る。
3)CLRTEMP(CLeaR TEMPorary) このCOMMANDが出されると、受信器はテンポラリーメ
モリの全ての内容をクリアする。
4)CLRPERM(CLeaR PERManent) このCOMMANDが出されると、受信器はコンディション
メモリの全ての内容をクリアする。
5−7)RFU(Reserved for Future Use)〔未使用エリ
ア〕 メインコントローラMCでは、受信器B側とのデータ受
け渡しにより次のような警戒設定が可能である。
〔ゾーン設定〕
1〜8までの警戒ゾーンのうち、任意のものを稼働状
態に設定できる。
各ゾーンは、プログラムにより終日警戒態勢をとる24
時間警戒に設定されるが、設定された1部の警戒を解除
するため、次のようなバイパス設定も可能である。
・バイパス警戒の設定 各ゾーンは、異常信号があった場合にもこの信号を無
視する警戒態勢をバイパス警戒として設定できるが、次
の在宅,外出,個別警戒に設定した場合には、所定のソ
ーンがバイパス警戒設定となる。
また、在宅,外出時には、それに応じた警戒態勢をと
るため、メインコントローラMCの操作盤を操作すること
により、次のような警戒も設定できる。
1)在宅警戒 在宅警戒スイッチ61を押すと、在宅警戒中LED61aが点
灯する。
在宅中は、住居人が室内の扉を常時開閉するため、室
内警戒ゾーンはバイパス設定となるが、出入口,窓のゾ
ーンは、警戒可能となり、警戒中LED61aが点灯する。
また、この場合、本体からは、「TMPSTORE」,「XFE
R」のコマンドがセットされる。
在宅警戒を解除する場合は、再度在宅警戒スイッチ61
を押す。
すると、在宅警戒中LED61aが消灯し、室内警戒ゾーン
のバイパス設定は解除される。
また、出入口,窓のゾーンの警戒中LEDも消灯し、「T
MPSTORE」,「XFER」のコマンドもリセットとなる。
しかし、システムの警報器50(アラーム)ユニットが
警報を発した場合は、このようなリセットは不能とな
る。
2)外出警戒 外出警戒スイッチ62を押すと、外出警戒中LED62aが点
灯する。
住居人が外出から戻った時の不都合をなくすため、室
内,出入口警戒ゾーンは、一定時間(例えば、15秒)バ
イパス設定され、その一定時間後にバイパスは解除され
る。このため、本発明システムではテンポラリーメモリ
を設けている。
入口,窓のゾーンは、警戒可能となり、警戒中LEDが
点灯し、すべてのゾーンの警戒中LEDが点灯する。
この場合、本体からは、「TMPSTORE」,のコマンドが
セットされる。
外出警戒中に24時間警戒,バイパス警戒ゾーン以外の
異常信号を受け取った時も、一定時間内にリセットスイ
ッチ59が押されないときは、「XFER」が、リセットスイ
ッチ59が押されたときは「CLRTEMP」がセットされる。
外出警戒を解除する場合は、再度外出警戒スイッチ62
を押す。
すると、外出警戒中LED62aが消灯し、すべてのゾーン
の警戒中LEDは消灯する。
また、「TMPSTORE」もリセットとなる。
しかし、システムのアラームユニット50が警報を発し
た場合は、このようなリセットは不能となる。
3)個別警戒 各ゾーンの警戒スイッチ51〜58を押すと、押したもの
に対応した警戒中LED51a〜58aが点灯し、そのゾーンを
除きバイパス設定される。本体からは、「TMPSTORE」,
「XFER」がセットされる。
各ゾーンの警戒スイッチ51〜58を再度押すと、警戒中
LED51a〜58aが消灯し、バイパス設定が解除される。
このとき、「TMPSTORE」,「XFER」はリセットされ
る。
しかし、システムのアラームユニットが警報を発した
場合は、このようなリセットは不能となる。警戒ゾーン
の追加,削除は各ゾーンの警戒スイッチを押すことで行
われ、24時間警戒設定されているゾーンの警戒スイッチ
の入力は受付けられない。
また、メインコントローラMCは、受信器Bからのアラ
ームを受け取った時は、表1のように動作する。
一定時間内(約20秒)にリセットスイッチ59が押され
ない場合は、LEDが点滅し、警報器64が間欠鳴動する。
〔警報の解除〕
リセットスイッチ59を一度押すと警報器の鳴動が停止
する「CLRTEMP」がセットされる。
また、リセットスイッチ59を再度押すとLEDの点滅が
停止し、警報前の状態に戻る。
〔試験モード〕
試験モードスイッチ63を押すと、試験モード中LED63a
が点灯し、「TSTMODE」がセットされる。
試験モードスイッチ63を再度押すと、試験モード中LE
D63aが点灯し、「TSTMODE」がリセットされる。
〔ステータス入力時の動作〕
「RFFAIL」、「TAMPER」,「LOBAT」,「SUPERV」の
ステータスが入力されたときは、ブザーが間欠鳴動す
る。
リセットスイッチ59を押すと、鳴動は停止する。な
お、システムでは、ステータスよりも警報信号(アラー
ム)が優先する構成となっている。
警戒設定の優先順位 警戒セットは後押しが優先となる。
第20図は受信器BのメインコントローラMCとの関係を
示した系統図である。
最後に、本発明システムの実際の動作を第21図に示し
た制御処理のフローチャートを参照して更に説明する。
このフローチャートでは、外出警戒モードを実施でき
るようにするため、テンポラリーメモリを設けてあり、
ワイヤレス発信器Aから受信したセキュリティーデータ
は、そのハウスコードとIDコードの一致が確認された
後、一旦テンポラリーメモリに記憶され、メインコント
ローラMC側より「CLRTEMP」のコマンドを受けた場合に
は、そこに記憶されたデータをクリアして、セキュリテ
ィーデータがコンディションメモリに記憶され警報器を
差動しないようにしてある。このテンポラリーメモリ
は、前述したように外出警戒設定時などに使用される。
また、バイパス設定,24時間警戒の設定もされてお
り、これらはメインコントローラMC側でゾーン単位毎に
設定できる。
また、受信器B側とメインコントローラMCとの間のデ
ータ伝送を行うため、前述したようなコミュニケータを
設けて、両者間でデータをハンドシェイクする構成とし
ているが、受信器B側からメインコントローラMCには、
監視データがステータスの形で送出され、また異常の発
生した警戒ゾーンの情報が、警戒ゾーン単位毎に行われ
るようにしてあり、受信器B側にIDコードが表示される
のとは異なる構成としている。このため、システムデー
タ登録手段22に登録あるいは記憶された情報のうち、ワ
イヤレス発信器Aについては、OFF出力無と、タンパー
信号が、警戒ゾーンを示す情報とともにメインコントロ
ーラMC側に送出され、また受信器B側で受信処理した監
視データは、その種類に応じたステータスとして送出さ
れる構成となっており、他方メインコントローラMCから
受信器B側へは、警戒ゾーンの設定と、バイパス設定の
情報及び各種コマンドが送出されることになっている。
なお、図においてD,Nは何らの処理もしないことを示
している。
〔発明の効果〕
本発明システムによれば、登録モード時に登録したワ
イヤレス発信器から発信されたセキュリティー信号のみ
を受信し処理できる構成なので、システムを複数の警戒
ゾーンに区分し、所定の警戒ゾーンの警戒を行う場合に
も、他の警戒ゾーンのワイヤレス発信器からのセキュリ
ティー信号と混信する虞がない。
また、発生した異常情報はコンディションメモリに登
録された後は、スクロールスタートスイッチを操作する
と、IDコード表示器にはIDコードが、また監視データ表
示器には監視データが順次、発生された順序に従って、
自動的にエンドレスにスクロール表示され、しかもスク
ロール表示の1順が終了する毎に区切り表示パターンが
表れるので、受信した異常情報のおおよその数を視覚に
よって把握でき、しかも1回のスクロール時に見落とし
た異常情報も、操作スイッチを操作することなく容易に
視認できる。
更に、定期送信異常判別手段を設けたものでは、定期
送信機能を有したワイヤレス発信器の定期送信の異常が
検知できるので、単方向送信システムの信頼性を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明システムの概略構成図、第1a図は受信器
側に設けた監視データ表示器と表示制御スイッチの詳細
説明図、第2図はワイヤレス発信器の基本的な回路構成
図、第3図はセキュリティー信号の信号フォーマットを
示す図、第3a図,第3b図は、セキュリティー信号に含ま
れた監視データ,機能コードの割当を示す図、第4図は
基本システムにおける受信器の機能ブロック図、第5図
はシステムデータ登録手段の一例を示したデータテーブ
ルの構成例図、第5a図,第5b図は、テーブルのアドレス
に登録されるデータとフラグの説明図、第6図は登録モ
ードを実行するフローチャート、第7図は登録モードの
スクロール表示を実行するためのフローチャート、第8
図は警戒モードの基本的なフローチャート、第9図はセ
キュリティー情報表示手段とコンディションメモリの関
係を示す図、第10図はコンデションメモリに記憶された
データの読み出し手順を示したフローチャート、第11図
はシステムの別例としての定期送信の異常判別手段を備
えた受信器の機能ブロック図、第12図はタイマー手段を
共用した場合における定期送信異常判別の原理を説明す
る図、第13図は第12図に示した原理を使用して定期送信
の異常判別を行う場合の動作を警戒モードに組込んだフ
ローチャート、第14図はワイヤレス発信器毎にタイマー
手段を個別に設けた場合における定期送信異常判別の原
理を説明する図、第15図は第14図に示した原理を使用し
て定期送信の異常判別を行う場合の動作を警戒モードに
組込んだフローチャート、第16図は試験モードを実行す
るフローチャート、第17図はメインコントローラの外観
構成図、第18図はメインコントローラのスイッチ群の回
路構成図、第19図はメインコントローラの表示部の回路
構成図、第20図は受信器とメインコントローラとの関係
を示した機能ブロック図、第21図は本発明システムを実
際の監視システムに使用した場合に実行される動作を示
した動作系統図である。 (符号の説明) A……ワイヤレス発信器 Sa,Sb……センサー B……ワイヤレス受信器 27……登録モード設定スイッチ 28……警戒モード設定スイッチ 20……フロントエンド/デコーダ部 21……ハウスコード一致判別手段 22……システムデータ登録手段 23……IDコード一致判別手段 24……セキュリティー情報表示手段 24a……IDコード表示器 24b……監視データ表示器 25……表示制御スイッチ 29……コンディションメモリ 30……定期送信異常判別手段 35……表示データ読み出し制御手段 f1……登録識別フラグ f3……定期送信確認フラグ MC……メインコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−2997(JP,A) 特開 昭61−100893(JP,A) 特開 昭60−105097(JP,A) 特開 昭56−33694(JP,A) 実開 昭62−146295(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサーなどから発せられた警報信号など
    の監視データにハウスコード、警戒ゾーンコード、ユニ
    ットコード及び機能コードを付したセキュリティーデー
    タをセキュリティー信号として電波信号の形で出力する
    複数のワイヤレス発信器と、これらのワイヤレス発信器
    からのセキュリティー信号を受信するワイヤレス受信器
    とを組合わせたワイヤレス送信システムにおいて、 上記ワイヤレス受信器は、監視するシステムに含まれる
    複数のワイヤレス発信器のうちIDコードの登録されたも
    のから発信されたセキュリティー信号のみを処理するよ
    うに設定する登録モードと、この登録モードによって登
    録されたワイヤレス発信器からのセキュリティー信号の
    みを処理してセキュリティー情報を表示するとともに、
    警報器を駆動させるなどして必要な処理をする警戒モー
    ドとを選択的に実行できる構成とされており、 a)ワイヤレス発信器からのセキュリティー信号を受信
    し解読して、ハウスコード、警戒ゾーンコード、ユニッ
    トコード、機能コードの付されたセキュリティーデータ
    を取り出すフロントエンド/デコーダ部と b)受信器を登録モード、警戒モードに切換設定する各
    モード設定スイッチと、 c)上記フロントエンド/デコーダ部より取り出された
    セキュリティーデータのハウスコードが受信器に予め設
    定したハウスコードと一致するかどうかを判別するハウ
    スコード一致判別手段と、 d)システムの監視する各ワイヤレス発信器に割当てた
    警戒ゾーンコードと、ユニットコードより成るIDコード
    を少なくとも登録できるようにしたシステムデータ登録
    手段と、 e)上記フロントエンド/デコーダ部によって取り出さ
    れたセキュリティーデータのIDコードを、上記システム
    データ登録手段に既に登録されたIDコードと比較参照し
    て、その一致を判別するIDコード一致判別手段と f)上記IDコード一致判別手段によって、IDコードの一
    致判別の確認されたセキュリティーデータの監視データ
    をIDコードとともに一時的に記憶するコンディションメ
    モリと、 g)スクロールスタートスイッチを含んだ表示制御スイ
    ッチを有し、上記ハウスコード一致判別手段によってハ
    ウスコードの一致が確認されたデータのIDコードを表示
    するIDコード表示器と、そのセキュリティーデータの監
    視データを表示する監視データ表示器を有したセキュリ
    ティー情報表示手段と h)上記コンディションメモリに記憶された監視データ
    をそのIDコードとともに、順次記憶された順序に従って
    読み出して上記セキュリティー情報表示手段に表示させ
    ていく表示データ読み出し制御手段とを備えて成り、 i)上記登録モード設定スイッチによって、登録モード
    が選択されたときには、 ワイヤレス発信器よりセキュリティー信号を受信する度
    に、上記フロントエンド/デコーダ部より取り出された
    セキュリティーデータのうち、上記ハウスコード一致判
    別手段によってハウスコードの一致が確認されたセキュ
    リティーデータのIDコードを上記システムデータ登録手
    段に順次登録する一方、 j)上記警戒モード設定スイッチによって、警戒モード
    が選択されたときには、 ワイヤレス発信器からセキュリティー信号を受信する度
    に、上記フロントエンド/デコーダ部より取り出された
    セキュリティーデータのうち、上記ハウスコード一致判
    別手段及びIDコード一致判別手段によってハウスコード
    とIDコードの一致が確認されたセキュリティーデータの
    み上記セキュリティー情報表示手段に、そのIDコードと
    ともに監視データが表示されると同時に、その表示され
    たIDコードと監視データを上記コンディションメモリに
    記憶し、かつ 上記スクロールスタートスイッチを操作したときには、
    上記表示データ読み出し制御手段が作動されることによ
    って、上記コンディションメモリ内に記憶されたIDコー
    ドと監視データとが順次、発生された順序に従って繰り
    返し循環的に読み出され、この結果、上記IDコード表示
    器と監視データ表示器には、IDコードと、そのIDコード
    に対応した監視データが、1順毎に区切り表示パターン
    が表れるように、自動的にエンドレスにスクロール循環
    表示される構成にしていることを特徴とするワイヤレス
    送信システム。
  2. 【請求項2】上記ワイヤレス発信器は、その発信器から
    電波信号の形で発信するセキュリティー信号に含まれた
    機能コードに、定期送信の有無を規定しており、一方上
    記受信器は、ワイヤレス発信器から発信されたセキュリ
    ティー信号を受信する度に、上記フロントエンド/デコ
    ーダ部によって取り出されたセキュリティーデータのID
    コードに加えて上記定期送信の有無を規定する機能コー
    ドを上記システムデータ登録手段に登録でき、かつ上記
    機能コードによって定期送信の規定されたワイヤレス発
    信器からの定期送信の異常を判別する定期送信異常判別
    手段を備えており、 上記受信器は、登録モードに設定されたときには、上記
    システムデータ登録手段に、上記定期送信有無の機能コ
    ードを上記IDコードとともに登録する一方、警戒モード
    の設定されたときには、システムに含まれるワイヤレス
    発信器の定期送信時間間隔よりも十分に長い所定期間毎
    に、上記システムデータ登録手段に定期送信有りの機能
    コードの登録されたワイヤレス受信器からの定期送信の
    有無を上記定期送信異常判別手段によって判別し、その
    異常を判断したときには、そのIDコードと定期送信異常
    を上記コンディションメモリに記憶させ、同時にその表
    示を上記セキュリティー情報表示手段において行う構成
    とされた特許請求の範囲第1項に記載のワイヤレス送信
    システム。
  3. 【請求項3】上記システムデータ登録手段が、システム
    の監視する各ワイヤレス発信器に対応させたアドレスを
    有し、そのアドレスに登録の有無を識別するための登録
    識別フラグをセットすることにより、ワイヤレス発信器
    のIDコードを登録する構成としており、かつ上記IDコー
    ド一致判別手段が、上記システムデータ登録手段の対応
    したアドレスにおける登録識別フラグのセット状態を判
    別することによりIDコードの一致を確認するようにして
    いる特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のワイヤレ
    ス送信システム。
  4. 【請求項4】上記セキュリティーデータに含まれる監視
    データが、センサーなどから発せられる警報信号の他、
    ワイヤレス発信器のカバーなどが取り外しなどされたと
    きに発せられるタンパー信号、ワイヤレス発信器の電池
    切れを示す電池切れ信号を含んだものである特許請求の
    範囲第1項〜第3項のいずれかの項に記載のワイヤレス
    送信システム。
JP62326359A 1987-12-23 1987-12-23 ワイヤレス送信システム Expired - Lifetime JP2529584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62326359A JP2529584B2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 ワイヤレス送信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62326359A JP2529584B2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 ワイヤレス送信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01166293A JPH01166293A (ja) 1989-06-30
JP2529584B2 true JP2529584B2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=18186913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62326359A Expired - Lifetime JP2529584B2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 ワイヤレス送信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529584B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS582997A (ja) * 1981-06-29 1983-01-08 シャープ株式会社 警報装置
JPS60105096A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 日本電気株式会社 警報受信装置
JPS60105097A (ja) * 1984-09-08 1985-06-10 松下電工株式会社 火災報知系の受信機
JPS61100893A (ja) * 1984-10-22 1986-05-19 松下電工株式会社 住宅用監視装置
JPH0614642B2 (ja) * 1985-02-18 1994-02-23 富士通株式会社 端末機の自動登録方式
JPS61220095A (ja) * 1985-03-25 1986-09-30 松下電工株式会社 ワイヤレス非常通報装置
JPH054078Y2 (ja) * 1986-03-03 1993-02-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01166293A (ja) 1989-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7538666B2 (en) Automated accountability locating system
US6583720B1 (en) Command console for home monitoring system
EP0231291B1 (en) Electronic surveillance system and transceiver unit therefor
US5625338A (en) Wireless alarm system
US9087444B2 (en) Alarm device
WO2008010955A2 (en) Remote device for a monitoring system
US11735030B2 (en) Security system automatic bypass reset
JP2529585B2 (ja) ワイヤレス送信システム
JP2529584B2 (ja) ワイヤレス送信システム
JP6703892B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
EP2284817B1 (en) Alarm
JPH0226276B2 (ja)
JPH01166296A (ja) ワイヤレス送信システム
JPH01166297A (ja) ワイヤレス送信システム
JPH01166295A (ja) ワイヤレス送信システム
JPH0544080B2 (ja)
JPH0821150B2 (ja) ワイヤレス送信システム
JPH0544079B2 (ja)
JPH0479039B2 (ja)
JPH02116996A (ja) ワイヤレス式感知システム
JP2765719B2 (ja) 警備端末機器の設定登録システム
GB2311398A (en) Monitoring system
JPH0787499B2 (ja) ワイヤレス送信通報システム
JP2001344682A (ja) 無線式非常警報受信機及びこの受信機を用いたワイヤレスセキュリティシステム
JPH0354395B2 (ja)