JP2529426B2 - 感熱転写記録用転写体及び受像体 - Google Patents

感熱転写記録用転写体及び受像体

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘッド、レーザ等の光ヘッド、通
電ヘッド等の記録手段を用いた昇華型感熱転写記録に用
いられる転写体及び受像体に関する。又、特に転写体と
受像体との間に相対速度差をもたせて記録する相対速度
記録方式に有用な転写体及び受像体に関する。
従来の技術 昇華型感熱転写記録用転写体の色材層あるいは昇華型
感熱転写記録用受像体の染着層を構成する樹脂として湿
分硬化型樹脂が提案されている(例えば、特開昭63−14
4241号)。
発明が解決しようとする課題 湿分硬化型樹脂の中で特定の含シロキサンアクリルシ
リコン樹脂を用いて塗工した時、得られる塗膜の表面滑
性が変動し安定化しないという問題が生じた。つまり相
対速度差記録において表面滑性が低くなり摩擦抵抗が大
きくなって安定に走行出来ない状態が発生し、十分な染
料の移行ができず記録濃度の低下をまねくと言う問題が
発生していた。
そこで本発明は表面滑性の安定化した転写体及び受像
体を得ることを目的とする。
課題を解決するための手段 (1)色材層の構成材料の1つとして架橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である湿分硬化型含シロ
キサンアクリルシリコン樹脂を少なくとも用いて形成す
る。あるいは (2)基材上に色材層、滑性層を順次積層してなる、あ
るいは基材上に色材層、中間層、滑性層を順次積層して
なる転写体で、前記滑性層を架橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である湿分硬化型含シロ
キサンアクリルシリコン樹脂を少なくとも用いて形成す
る。あるいは (3)染着層の構成材料の1つとして架橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である湿分硬化型含シロ
キサンアクリルシリコン樹脂を少なくとも用いて形成す
る。
作用 塗膜の表面滑性が安定化しない原因は湿分硬化型含シ
ロキサンアクリルシリコン樹脂の反応性が関係している
ことがわかった。すなわち、反応性を左右する架橋基の
反応性が高すぎると塗液中で湿分硬化型含シロキサンア
クリルシリコン樹脂間の反応あるいは他の樹脂間との反
応が進み過ぎてしまい、塗膜を形成した時に表面に配向
する湿分硬化型含シロキサンアクリルシリコン樹脂の存
在比率が低下する。そのため塗液を調合してから塗工ま
での経過時間により得られる塗膜の表面滑性が異なり安
定化しない。湿分硬化型含シロキサンアクリルシリコン
樹脂の架橋基を2個のアルコキシ基を有するシリル基に
して反応性を抑えることにより、実際の塗工条件に適し
た反応速度が得られ塗工条件にほとんど左右されない安
定な表面滑性を示す塗膜が得られる。
実施例 第1図、第2図及び第3図に本発明のそれぞれの実施
例である感熱転写記録用転写体の概略断面図を示す。
第1図においては基材1上に色材層2がある。又第2
図においては基材1上に色材層2、滑性層3、又第3図
においては基材1上に色材層2、中間層4、滑性層3が
それぞれ積層されている。基材1は特に限定されないが
各種の高分子フィルムが望ましい。例えば、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリイミド、ポリパラバン酸フィルム
等の延伸、キャステイング方法等により得られる各種フ
ィルム、又フィルム内にカーボン等の導電粒子を分散さ
せた導電性フィルム等がある。又、これらのフィルムに
導電塗料、プライマー塗料、帯電防止塗料等の各種塗料
を塗工した各種塗工フィルム、又各種材料とラミネート
処理したフィルム等がある。
第1図における色材層2は、少なくとも色素と結着剤
と湿分硬化型含シロキサンアクリルシリコン樹脂とから
構成されている。叉、第2図、第3図の様に色材層の上
にさらに積層された層を有する場合の色材層は少なくと
も色素と結着剤とから構成されている。色素は熱転写記
録に有用であれば特に限定されず例えば、分散塗料、塩
基性染料、油溶性染料、カラーフォーマー等を用いるこ
とができる。結着剤は、特に限定されないが各種の熱可
塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を用いることができる。熱可
塑性樹脂として例えば、ウレタン系樹脂、ビニル系樹
脂、アミド系樹脂、ナイロン系樹脂、エーテル系樹脂、
セルロース系樹脂、エステル系樹脂等がある。熱硬化性
樹脂として例えば、エポキシ系樹脂、フェノール系樹
脂、エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリレート系
樹脂等がある。特に各種湿分硬化型樹脂の湿分硬化型ア
クリルシリコン樹脂、湿分硬化型アクリルウレタンシリ
コン樹脂、湿分硬化型ウレタンシリコン樹脂等を結着剤
に用いると有用である。
滑性層3は少なくとも湿分硬化型含シロキサンアクリ
ルシリコン樹脂を用いて形成されている。さらに滑性層
形成材料として各種高分子物質を添加して用いても良
い。例えば、色材層に用いている結着剤として例示した
各種の樹脂を用いることができる。
中間層4は各種高分子物質を用いることができる。例
えば、色材層に用いている結着剤として例示した各種の
樹脂を用いることができる。叉、水分散系或は水溶性樹
脂等も有用である。
第4図に本発明の実施例である感熱転写記録用受像体
の概略断面図を示す。
ベースシート5上に染着層6がある。ベースシート5
は特に限定されない。特に良好なのは合成紙、白色押出
(延伸)フイルム、透明フイルム、紙、あるいはフイル
ムと紙等のラミネートシート、あるいは塗工シート等で
ある。紙あるいはフイルム上に各種高分子物質層等を塗
工あるいは加工して白色性向上、クッション性を付与し
たものも本願のベースシートとして用いることができ
る。
染着層6は、少なくとも湿分硬化型含シロキサンアク
リルシリコン樹脂と高分子物質とから構成されている。
高分子物質として例えば、各種の熱可塑性樹脂及び熱硬
化性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂として例
えば、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アミド系樹脂、
ナイロン系樹脂、エーテル系樹脂、セルロース系樹脂、
エステル系樹脂等がある。熱硬化性樹脂として例えば、
エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、エステル系樹脂、
ウレタン系樹脂、アクリレート系樹脂等がある。特にポ
リエステルウレタン樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリ
アクリルウレタン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ア
クリロニトリル・スチレン共重合樹脂、又、色材層の結
着剤として例示した各種湿分硬化型樹脂等も有用であ
る。
上記の実施例に示したすべての湿分硬化型含シロキサ
ンアクリルシリコン樹脂は架橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基を有する樹脂である。シ
リル基として特にメチルジメトキシシリル基が架橋基と
して良好な反応性を示す。この樹脂の分子量は800〜30,
000好ましくは1,000〜10,000である。
湿分硬化型含シロキサンアクリルシリコン樹脂の硬化
及び各種の湿分硬化型樹脂の硬化は、硬化促進剤(硬化
触媒)を使用することが望ましい。硬化促進剤としては
チタネート類、アミン類、有機錫化合物、酸性化合物
等、例えば、アルキルチタン塩酸、オクチル酸錫、ジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエート等のカルボ
ン酸の金属塩、ジブチルアミン−2−ヘキソエート等の
アミン塩、その他特開昭58−19361号公報、同60−51724
号公報、同60−13850号公報に記載の硬化触媒等を用い
ることができる。硬化促進剤の添加量は樹脂に対し通常
0.001〜20重量%である。湿分硬化型樹脂を塗料等の形
態として用いる場合、必要に応じて保存安定剤を添加し
て用いられ例えば、特開昭60−51724号公報、同57−147
511号公報等に記載されている安定剤がある。
色材層2、滑性層3、中間層4、染着層6にはさらに
粒子、滑剤、界面活性剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤の各種添加剤が含有されていてもよい。又、
第1図の基材と色材層間あるいは第4図のベースシート
と染着層間に接着層、剥離層、高分子物質層等の適当な
処理層あるいはさらに適当な中間層等を1層以上設けて
もよい。以下、具体的実施例を示す。
(実施例1) インドアニリン系シアン色素4重量部、飽和ポリエス
テル樹脂(VYLON、RV290、東洋紡績株式会社)2.5重量
部、架橋基がメチルジメトキシシリル基である湿分硬化
型含ジメチルシロキサンアクリルシリコン樹脂溶液(F
−6A−6、有効成分53重量%、三洋化成工業株式会社)
0.56重量部、湿分硬化型アクリルウレタンシリコン系樹
脂溶液(UA−53、有効成分49重量%、三洋化成工業株式
会社)2重量部、反応促進剤(ジ−n−ブチル錫ジアセ
テート)0.03重量部、ジメチルカーボネート0.15重量
部、メタノール0.05重量部、トルエン20重量部、2−ブ
タノン20重量部からなるインキを調合した。このインキ
の調合時(触媒添加時)からの経過時間依存性を調べる
ため、それぞれ調合時からの経過時間が1時間目及び5
時間目の2回に分けてこのインキをイソシアネート添加
ポリエステル性接着剤塗工層(厚さ約0.1μm)を有す
るカーボン含有導電性アラミドフィルム(厚さ、15μ
m)の塗工層上にワイヤーバーで塗工し、さらにそれぞ
れ70℃、6時間熱処理を行なった。こうしてそれぞれ触
媒添加後1時間目、5時間目に試作された厚さ約1.5μ
mの色材層を有する2種類の転写体を得た。この2種類
の転写体をそれぞれ転写体1H、転写体5Hとする。
次にベースシートとして白色PETフィルム(U−12、
帝人株式会社、厚さ:75μm)を用いこの基材の片面に
イソシアネート添加ポリエステル系接着剤を塗工して厚
さ約0.1μmのアンカーコート層を設けた後、このアン
カーコート層上に湿分硬化型アクリルウレタンシリコン
系樹脂溶液(UA−53)10重量部、ブチラール樹脂5重量
部、シラノール変性シリコーンオイル[L−9000(100
0)、日本ユニカー株式会社]0.1重量部、反応促進剤
(Cat.Fx、三洋化成工業株式会社)1.8重量部、トルエ
ン10重量部、2−ブタノン10重量部からなる塗料をワイ
ヤーバーで塗工乾燥後100℃、2時間熱処理して厚さ約
5μmの染着層を形成し受像体を作製した。
上記転写体1Hと受像体とを通電スタイラスヘッドとプ
ラテンとの間に挟み約3Kgの押圧をかけ転写体1Hと受像
体との走行速度比1:5及び下記の条件にて記録した。
記録速度:4.2ms/line 記録エネルギー:4J/cm2 この結果、転写体1Hと受像体間は安定に走行し記録濃
度1.56が得られた。又、転写体2Hと受像体についても同
様に評価した結果、同様に安定に走行し記録濃度1.57が
得られた。
(実施例2) 実施例1と同一の接着剤塗工処理アラミドフイルムの
塗工層上にインドアニリン系シアン色素5重量部、ブチ
ラール樹脂4重量部、トルエン25重量部、2−ブタノン
25重量部からなるインキをワイヤバーで塗工して厚さ約
2μmの色材層を形成した。次にこの色材層上にブチラ
ール樹脂3重量部、コロネートL(日本ポリウレタン工
業株式会社)0.5重量部、トルエン40重量部、2−ブタ
ノン40重量部、イソプロピルアルコール20重量部からな
る塗料をワイヤーバで塗工乾燥後熱処理(50℃、12時
間)させて厚さ約0.3μmの塗膜を形成させた。次に、
ブチラール樹脂2重量部、湿分硬化型アクリルウレタン
シリコン系樹脂溶液(UA−53)2重量部、架橋基がメチ
ルジメトキシシリル基である湿分硬化型含ジメチルシロ
キサンアクリルシリコン樹脂溶液(F−6A−4)0.3重
量部、反応促進剤(ジ−n−ブチル錫ジアセテート)0.
03重量部、ジメチルカーボネート0.15重量部、メタノー
ル0.05重量部、トルエン50重量部、2−ブタノン50重量
部からなる塗料を調合した後5時間経過後にワイヤーバ
で上記の塗膜上に塗工し、さらに70℃、6時間熱処理し
て厚さ約0.2μmの塗膜を形成させ転写体を作製した。
この転写体と実施例1で作製した受像体を用いて実施
例1と同一の記録条件にて評価した。
この結果、転写体と受像体間は安定に走行し記録濃度
1.50が得られた。
(実施例3) 湿分硬化型アクリルウレタンシリコン系樹脂溶液(UA
−53)20重量部、飽和ポリエステル樹脂(VYLON,GK−25
0,東洋紡績株式会社)10重量部、架橋基がメチルジメト
キシシリル基である湿分硬化型含ジメチルシロキサンア
クリルシリコン樹脂溶液(F−6A−4)2重量部、反応
促進剤(ジ−n−ブチル錫ジアセテート)0.3重量部、
ジメチルカーボネート1.5重量部、メタノール0.5重量
部、トルエン10重量部、2−ブタノン10重量部からなる
塗料を調合し、この塗料調合時(触媒添加時)からの経
過時間がそれぞれ1時間目及び5時間目の2回に分けて
この塗料を実施例1と同一のアンカーコート層を有する
白色PETフィルムのアンカーコート層上にそれぞれワイ
ヤーバで塗工し、その後100℃、2時間熱処理した。こ
うして触媒添加後1時間目、5時間目に塗工された厚さ
約5μmの染着層を有する2種類の受像体を得た。この
2種類の受像体をそれぞれ受像体1AH、受像体5AHとす
る。
次にインドアニリン系シアン色素5重量部、ポリカー
ボネート樹脂4重量部、シラノール変性シリコーンオイ
ル[L−9000(100)、日本ユニカー株式会社]0.2重量
部、アルコキシ変性シリコーンオイル(FZ−3704、日本
ユニカー株式会社)0.2重量部、反応促進剤(Cat.Fx)
0.12重量部、トルエン30重量部からなるインキを実施例
1と同一の接着剤塗工処理アラミドフイルムの塗工層上
に塗工し、さらに60℃、3時間熱処理して厚さ約1.5μ
mの色材層を有する転写体を作製した。
上記受像体1AHと転写体、及び受像体5AHと転写体とを
それぞれ組合わせて用い実施例1と同一の記録条件にて
評価した。
この結果、受像体1AH、受像体5AHはいずれも転写体に
対し安定に走行しそれぞれ記録濃度1.53、1.52が得られ
た。
(比較例1) 実施例1における転写体のインキ成分の主成分で架橋
基がメチルジメトキシシリル基である含ジメチルシロキ
サンアクリルシリコン樹脂だけを架橋基が異なるトリメ
トキシシリル基である湿分硬化型含ジメチルシロキサン
アクリルシルコン樹脂溶液(有効成分53重量%)に変え
たインキを調合して、以下実施例1と同様にして転写体
1H′及び5H′をそれぞれ作製した。
この転写体1H′、5H′と実施例1で作製した受像体と
をそれぞれ組合わせて実施例1と同一の記録条件にて評
価した。
その結果、転写体1H′と受像体間は安定に走行した
が、転写体5H′と受像体間は摩擦抵抗が大きく安定に走
行しなかった。
(比較例2) 実施例3における受像体の塗料成分の主成分で架橋基
がメチルジメトキシシリル基である湿分硬化型含ジメチ
ルシロキサンアクリルシリコン樹脂だけを架橋基が異な
るトリメトキシシリル基である湿分硬化型含ジメチルシ
ロキサンアクリルシリコン樹脂溶液(有効成分53重量
%)に変えた塗料を調合して以下、実施例3と同様にし
て受像体1AH′及び5AH′をそれぞれ作製した。
この受像体1AH′、5AH′と実施例3で作製した転写体
とをそれぞれ組合せて実施例1と同一の記録条件にて評
価した。
この結果、受像体1AH′と転写体間は安定に走行した
が、受像体5AH′と転写体間は摩擦抵抗が大きく安定に
走行しなかった。
発明の効果 本発明によれば、(1)基材上に、色材層の構成材料
の1つとして架橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である湿分硬化型含シロ
キサンアクリルシリコン樹脂を少なくとも用いて色材層
を形成する、或は(2)基材上に色材層、滑性層を順次
積層してなる、あるいは基材上に色材層、中間層、滑性
層を順次積層してなる転写体においては前記滑性層を架
橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である湿分硬化型含シロ
キサンアクリルシリコン樹脂を少なくとも用いて形成す
る、或は(3)染着層の構成材料の1つとして架橋基が
一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である湿分硬化型含シロ
キサンアクリルシリコン樹脂を少なくとも用いて染着層
を形成することにより表面滑性の安定化した転写体及び
受像体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はそれぞれ本発明の実施例にお
ける感熱転写記録用転写体の概略断面図、第4図は本発
明の実施例における感熱転写記録用受像体の概略断面図
である。 1……基材、2……色材層、3……滑性層、4……中間
層、5……ベースシート、6……染着層。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に色材層を積層する転写体で、前記
    色材層が少なくとも湿分硬化型含シロキサンアクリルシ
    リコン樹脂を構成材料の1つとして用いて形成されてお
    り、前記湿分硬化型含シロキサンアクリルシリコン樹脂
    の架橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
    であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である感熱転写記録用転
    写体。
  2. 【請求項2】基材上に色材層、滑性層を順次積層してな
    る、あるいは基材上に色材層、中間層、滑性層を順次積
    層してなる転写体で、前記滑性層が少なくとも湿分硬化
    型含シロキサンアクリルシリコン樹脂を用いて形成され
    ており、前記湿分硬化型含シロキサンアクリルシリコン
    樹脂の架橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
    であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である感熱転写記録用転
    写体。
  3. 【請求項3】基板上に染着層を積層する受像体で、前記
    染着層が少なくとも湿分硬化型含シロキサンアクリルシ
    リコン樹脂を構成材料の1つとして用いて形成されてお
    り、前記湿分硬化型含シロキサンアクリルシリコン樹脂
    の架橋基が一般式 (式中、R1は水素叉は炭素数1〜4を有するアルキル基
    であり、R2は炭素数1〜4を有するアルキル基である) で示される加水分解性シリル基である感熱転写記録用受
    像体。
  4. 【請求項4】色材層が湿分硬化型アクリルシリコン樹
    脂、湿分硬化型アクリルウレタンシリコン樹脂、湿分硬
    化型ウレタンシリコン樹脂の中から選ばれた少なくとも
    一種を構成材料の1つとして用いて形成されている請求
    項1記載の感熱転写記録用転写体。
  5. 【請求項5】滑性層が湿分硬化型アクリルシリコン樹
    脂、湿分硬化型アクリルウレタンシリコン樹脂、湿分硬
    化型ウレタンシリコン樹脂の中から選ばれた少なくとも
    一種を用いて形成されている請求項2記載の感熱転写記
    録用転写体。
  6. 【請求項6】染着層が湿分硬化型アクリルシリコン樹
    脂、湿分硬化型アクリルウレタンシリコン樹脂、湿分硬
    化型ウレタンシリコン樹脂の中から選ばれた少なくとも
    一種を構成材料の1つとして用いて形成されている請求
    項3記載の感熱転写記録用受像体。
  7. 【請求項7】色材層が熱可塑性樹脂を含有している請求
    項1記載の感熱転写記録用転写体。
  8. 【請求項8】滑性層が熱可塑性樹脂を含有している請求
    項2記載の感熱転写記録用転写体。
  9. 【請求項9】染着層が熱可塑性樹脂を含有している請求
    項3記載の感熱転写記録用受像体。
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