JP2529221Y2 - ピアノの外装構造 - Google Patents
ピアノの外装構造Info
- Publication number
- JP2529221Y2 JP2529221Y2 JP5407791U JP5407791U JP2529221Y2 JP 2529221 Y2 JP2529221 Y2 JP 2529221Y2 JP 5407791 U JP5407791 U JP 5407791U JP 5407791 U JP5407791 U JP 5407791U JP 2529221 Y2 JP2529221 Y2 JP 2529221Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piano
- magnet
- exterior
- plate
- frame
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はピアノの外装構造に関
し、例えばグランドピアノの側板、屋根、脚部等のピア
ノの外装を構成する部材に磁性部材を固設し、これに装
飾品を磁石で固定することにより、装飾品を外装部材に
着脱自在に取り付けるものである。
し、例えばグランドピアノの側板、屋根、脚部等のピア
ノの外装を構成する部材に磁性部材を固設し、これに装
飾品を磁石で固定することにより、装飾品を外装部材に
着脱自在に取り付けるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ピアノの外装構造、特に装飾を施
した部分の構造として、例えばグランドピアノの側板等
に装飾を施す場合、その表面に直接写真、エンブレム等
を貼り着けたり、その表面に模様などを直接描いたり、
または、表面の一部を削りとってこれに装飾用のプレー
ト等を埋め込み、固定する等していた。
した部分の構造として、例えばグランドピアノの側板等
に装飾を施す場合、その表面に直接写真、エンブレム等
を貼り着けたり、その表面に模様などを直接描いたり、
または、表面の一部を削りとってこれに装飾用のプレー
ト等を埋め込み、固定する等していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、外装部材の強度を損なうこ
となく、この装飾品のみを取り替えることはほとんど不
可能であるという課題があった。
うな従来の技術においては、外装部材の強度を損なうこ
となく、この装飾品のみを取り替えることはほとんど不
可能であるという課題があった。
【０００４】そこで、本考案は、外装部材の強度を損な
うことなく、装飾品を簡単に取り替えることができるピ
アノの外装構造を提供することを、その目的としてい
る。
うことなく、装飾品を簡単に取り替えることができるピ
アノの外装構造を提供することを、その目的としてい
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、ピアノの外装
部材の装飾品配置部に固設された磁性部材、もしくは、
磁石と、該装飾品配置部に装飾品を固定する磁石、もし
くは、磁性部材を有する固定部材と、を備えたピアノの
外装構造である。
部材の装飾品配置部に固設された磁性部材、もしくは、
磁石と、該装飾品配置部に装飾品を固定する磁石、もし
くは、磁性部材を有する固定部材と、を備えたピアノの
外装構造である。
【０００６】
【作用】本考案に係るピアノの外装構造では、装飾品は
固定部材により外装部材に取り付けられる。すなわち、
固定部材の磁石または磁性部材を、装飾品配置部の磁性
部材または磁石に固着することにより、装飾品は外装部
材に取り付けられるものである。また、このように取り
付けられた装飾品は、固定部材の磁石または磁性部材
を、装飾品配置部近傍の磁性部材または磁石から剥すこ
とにより、容易に取り外すことができる。
固定部材により外装部材に取り付けられる。すなわち、
固定部材の磁石または磁性部材を、装飾品配置部の磁性
部材または磁石に固着することにより、装飾品は外装部
材に取り付けられるものである。また、このように取り
付けられた装飾品は、固定部材の磁石または磁性部材
を、装飾品配置部近傍の磁性部材または磁石から剥すこ
とにより、容易に取り外すことができる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本考案の一実施例に係るピアノの側
板を示す正面図である。図２は図１のＡ−Ａ線矢視断面
図である。
て説明する。図１は本考案の一実施例に係るピアノの側
板を示す正面図である。図２は図１のＡ−Ａ線矢視断面
図である。
【０００８】これらの図に示すように、グランドピアノ
の側板１１にあって装飾品配置部１２には装飾品２１で
ある絵、写真、沈金、蒔絵、象嵌等を保持した額縁２２
が取り付けられている。すなわち、外装部材である側板
１１は木材、例えばベニヤ板等の積層材で形成されてお
り、この側板１１の所定部位、すなわち鍵盤に近接する
側に装飾品配置部１２が設けられている。この装飾品配
置部１２は、側板１１を表面から所定深さに削りとった
もので、全体として額縁２２と同形の長円形に形成され
ている。そして、この長円形の凹部の底面には所定の厚
さの磁石板１３が固設されている。
の側板１１にあって装飾品配置部１２には装飾品２１で
ある絵、写真、沈金、蒔絵、象嵌等を保持した額縁２２
が取り付けられている。すなわち、外装部材である側板
１１は木材、例えばベニヤ板等の積層材で形成されてお
り、この側板１１の所定部位、すなわち鍵盤に近接する
側に装飾品配置部１２が設けられている。この装飾品配
置部１２は、側板１１を表面から所定深さに削りとった
もので、全体として額縁２２と同形の長円形に形成され
ている。そして、この長円形の凹部の底面には所定の厚
さの磁石板１３が固設されている。
【０００９】一方、額縁２２は長円形の環状体であっ
て、長円形の板状体により形成される装飾品２１を保持
している。この環状の額縁２２の裏面には所定の厚さの
磁石板２３が固着されている。
て、長円形の板状体により形成される装飾品２１を保持
している。この環状の額縁２２の裏面には所定の厚さの
磁石板２３が固着されている。
【００１０】したがって、額縁２２の磁石２３が凹部底
面の磁石板１３に吸着されることにより、額縁２２は装
飾品配置部１２に固定されることとなる。この場合の吸
着に要する磁力を、額縁２２が自重、振動等により脱落
しない程度に適宜調節しておけば、長期間に亘って保持
することができる。また、額縁２２の取り外しは磁石２
３を磁石板１３から剥すことにより容易に行うことがで
きる。例えば演奏会の雰囲気、演奏の季節、場所等によ
り額縁２２を適宜取り替えることができるもので、ま
た、その取り替えもきわめて容易である。さらに、装飾
品配置部１２が貫通孔で無い為、外装部材の強度を保障
できる。また、グランドピアノの側板のように貫通孔を
穿設できない外装部材に適用した場合に、特に顕著な効
果を奏する。
面の磁石板１３に吸着されることにより、額縁２２は装
飾品配置部１２に固定されることとなる。この場合の吸
着に要する磁力を、額縁２２が自重、振動等により脱落
しない程度に適宜調節しておけば、長期間に亘って保持
することができる。また、額縁２２の取り外しは磁石２
３を磁石板１３から剥すことにより容易に行うことがで
きる。例えば演奏会の雰囲気、演奏の季節、場所等によ
り額縁２２を適宜取り替えることができるもので、ま
た、その取り替えもきわめて容易である。さらに、装飾
品配置部１２が貫通孔で無い為、外装部材の強度を保障
できる。また、グランドピアノの側板のように貫通孔を
穿設できない外装部材に適用した場合に、特に顕著な効
果を奏する。
【００１１】なお、額縁２２、装飾品配置部１２の各形
状は長円形に限られることはなく、特に装飾品配置部１
２を平坦な板で形成することもでき、平坦に形成した場
合は額縁２２はこれとは異なる任意の形状、例えば小さ
くすることもできる。また、磁石２３と磁石板１３との
いずれか一方は、磁性材料、例えば軟鉄製の板としても
よいことはもちろんである。さらに、アップライトピア
ノにあっては、上前板、親板等の外装部材に装飾品を施
す場合に本考案は有効である。なお、本考案はピアノ以
外の楽器、例えばオルガン等への適用を排除するもので
はない。
状は長円形に限られることはなく、特に装飾品配置部１
２を平坦な板で形成することもでき、平坦に形成した場
合は額縁２２はこれとは異なる任意の形状、例えば小さ
くすることもできる。また、磁石２３と磁石板１３との
いずれか一方は、磁性材料、例えば軟鉄製の板としても
よいことはもちろんである。さらに、アップライトピア
ノにあっては、上前板、親板等の外装部材に装飾品を施
す場合に本考案は有効である。なお、本考案はピアノ以
外の楽器、例えばオルガン等への適用を排除するもので
はない。
【００１２】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案に係る
ピアノの外装構造によれば、装飾品を外装部材から容易
に着脱することができる。また、この着脱に際して、外
装部材の強度を損なうことはない。
ピアノの外装構造によれば、装飾品を外装部材から容易
に着脱することができる。また、この着脱に際して、外
装部材の強度を損なうことはない。
【図１】 本考案の一実施例に係るピアノの外装構造を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ線矢視断面図である。
１１ 側板（外装部材）、 １２ 装飾品配置部（長円
形の凹部）、 １３磁石板、 ２１ 装飾品、 ２２
額縁、 ２３ 磁石（固定部材）
形の凹部）、 １３磁石板、 ２１ 装飾品、 ２２
額縁、 ２３ 磁石（固定部材）
Claims (1)
- 【請求項１】 ピアノの外装部材の装飾品配置部に固設
された磁性部材、もしくは、磁石と、該装飾品配置部に
装飾品を固定する磁石、もしくは、磁性部材を有する固
定部材と、を備えたことを特徴とするピアノの外装構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5407791U JP2529221Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | ピアノの外装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5407791U JP2529221Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | ピアノの外装構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04137398U JPH04137398U (ja) | 1992-12-21 |
| JP2529221Y2 true JP2529221Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31929482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5407791U Expired - Lifetime JP2529221Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | ピアノの外装構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2529221Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP5407791U patent/JP2529221Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04137398U (ja) | 1992-12-21 |
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