JP3061569U - 兜飾り用飾りふくさ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体的な飾りを設けることで兜飾りを豪華な
外観にできる飾りふくさを提供する。 【解決手段】 板紙２１の上に彫金板２２を載置し、そ
れらの外周縁をモール体２３で被着してほぼ扇形と成し
た飾り体２を、ふくさ本体１の一隅近くで、表側から飾
り体２を配置すると共に、その裏側に板紙製の裏当て板
３を配置し、飾り体２側から割鋲４を差し込み、裏当て
板３の裏面で端ピン４０を折曲してふくさ本体１に飾り
体２を固着している。また、端ピン４０部は隠紙５で隠
蔽保護している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は兜飾りに用いる飾りふくさに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の兜飾りは櫃等の上にふくさを介して載置しているのであるが、前面に無 地のふくさが位置することから豪華性が不足するものであった。そこで、ふくさ に模様を印刷し、或いは刺繍、金彩等を施こすこともあるが、平面的な模様のた め迫力に欠ける外観となっていたのである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、ふくさに立体的な飾りを設けることで兜飾りを豪華な外観に できる飾りふくさを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため本考案は、兜飾りに用いるふくさであり、ふくさ本体の一隅近くに飾 り体を固着した構成の兜飾り用飾りふくさである。なお、飾り体が位置するふく さ本体の裏面に裏当て板を固着してもよい。また、飾り体を板状として、その外 周縁にモール体を被着してもよい。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の詳細を図示した形態例で説明する。図１及び図２で示す形態例 において、１は四角形をしたふくさ本体であり、２は板状の飾り体である。

【０００６】 飾り体２は、板紙２１の上に彫金板２２を載置してそれらの外周縁をモール体 ２３で被着してほぼ扇形と成すものである。そして、ふくさ本体１の一隅近くに 、表側から飾り体２を配置すると共に、その裏側に板紙製の裏当て板３を配置し 、飾り体２側から割鋲４を差し込み、裏当て板３の裏面で端ピン４０を折曲して ふくさ本体１に飾り体２を固着している。なお、５は端ピン４０を隠蔽保護する 隠紙である。

【０００７】 本例によると、ふくさ本体１に飾り体２が取り付けられているため、図３のよ うに、兜飾り６に用いれば立体的なふくさ飾りとなり、彫金板２２に施した彫金 と相俟って豪華な外観となるのである。

【０００８】 また、飾り体２は外周縁にモール体２３が被着されているため安全に取り扱い できるのである。さらに、飾り体２が位置するふくさ本体１の裏面に裏当て板３ が固着してあるため、飾り体２が安定且つ確実にふくさ本体１に固着できるので ある。

【０００９】 本例は上記の構成としたが、本考案においてはこれに限定されない。例えば、 ふくさの構成や形状は問わない。また、飾り体の構成も適宜であり、飾り金物で 構成し、或いは模様の印刷紙を用いてもよい。さらに、ふくさ本体への飾り体の 固着手段も任意であり、接着剤付け或いは縫着等でもよい。なお、飾り体が位置 するふくさ本体の裏面に裏当て板を固着する場合は、その裏当て板の材質や形状 も限定されない。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の請求項１によると、ふくさ本体に飾り体が取り付けられているため、 兜飾りに用いれば立体的なふくさ飾りとなり、豪華な外観となるのである。また 、請求項２では飾り体が安定且つ確実にふくさ本体に固着できるのである。さら に、請求項３では、飾り体を安全に取り扱いできるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一形態例の要部正面図である。

【図２】その要部の拡大縦断面図である。

【図３】その使用例の正面図である。

【符号の説明】

１ ふくさ本体 ２ 飾り体 ２１ 板紙 ２２ 彫金板 ２３ モール体 ３ 裏当て板 ４ 割鋲 ４０ 端ピン ５ 隠紙

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 兜飾りに用いるふくさであり、ふくさ本
   体１の一隅近くに飾り体２を固着したことを特徴とする
   兜飾り用飾りふくさ。
2. 【請求項２】 飾り体２が位置するふくさ本体１の裏面
   に裏当て板３を固着した請求項１の飾りふくさ。
3. 【請求項３】 飾り体を板状として、その外周縁にモー
   ル体２３を被着した請求項１又は請求項２の飾りふく
   さ。