JP3073258U - 装飾品展示ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】指輪、イアリング、ネックレス、ピアス、ペン
ダント等の所望の身飾品やカフスボタン等を収納した公
知の装飾品展示ケースに於いては、展示する身飾品の商
標、その他所要事項を表示した布を、蓋体の裏側に一体
に貼付けているから、所望に応じ他の見返しとの交換が
困難であった。 【解決手段】装飾品基台ケースの後部縁枠に蝶着された
蓋体と、該蓋体の裏側に、前後方向に円弧状で、両側板
裏面後部の前後方向に所要間隔で形成された複数個の突
起により所望の商標、その他所要事項を表示した円弧状
見返しを糊付けしないで嵌合、固定し、店内に於けるデ
ィスプレイの際見易くし、所望に応じ目打等の先端が尖
った器具により該円弧状見返しを保持している部分を剥
せば容易に取外せるので、他の円弧状見返しとの交換が
極めて容易となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、装飾品展示ケースに関し、更に詳しくは指輪、イアリング、ネッ クレス、ピアス、ペンダント等の所望の身飾品やカフスボタン等を収納した展示 用基台ケースの蓋体の裏側に、所望の商標、その他所要事項を表示した円弧状見 返し体を糊付けしないで嵌合し、該円弧状見返しを容易に交換自在として成り、 所望に応じ店内に於けるディスプレイの際、所望の商標、その他所要事項を見易 くした装飾品展示ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、装飾品展示ケースに於いては、展示する装飾品の商標、その他所要事項 を表示した見返し（通常厚紙にサテン布を貼ったもの）を蓋体の裏側に一体に貼 付けている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、公知の装飾品展示ケースに於いては、展示する装飾品の商標、その他 所要事項を表示した布が蓋体の裏側に一体に貼付けているから、所望に応じ、他 の装飾品の商標、その他と交換したい場合には、取外せないのでその交換が容易 で無かった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、所要の大きさを有する装飾品展示基台ケースと、前後方向に円弧 状で、両側板裏面後部で前後方向に所要間隔で形成された複数個の突起とを有し 、且つ下縁部が該装飾品展示基台ケースの後部縁枠に蝶着された蓋体と、該円弧 状蓋体の内側に対応する面積を有し、該円弧状蓋体に嵌合する形状を有する堅い 厚紙にサテン布を貼って一体とし、且つ前後方向に円弧状とした見返しとから成 り、所望の商標、その他所要事項を表示した該円弧状見返しを該蓋体の裏側に嵌 合し、糊付けしないで固定する装飾品展示ケースである。

【０００５】

【考案例】

この考案の請求項１記載の装飾品展示ケースの実施例を添付図面について説明 する。 図１〜４に於いて、所要の大きさを有する装飾品展示基台ケース１０内に展示 用基台１２を設け、該展示用基台１２に形成した溝部１２ａに所望の指輪、イア リング、ネックレス、ピアス、ペンダント等の身飾品やカフスボタン等（図示せ す）の装飾品を収納する構成とする。

【０００６】 該装飾品展示基台ケース１０の後部縁枠１０ａに、前後方向に円弧状で、両側 板１４ａ、１４ａの裏面後部の前後方向に所要間隔で夫々２個の突起１４ｂ、１ ４ｂを設けた蓋体１４の下縁部１４ｃを、該展示用基台ケース１０の該後部縁枠 １０ａにヒンジ（図示せず）を介して蝶着して開閉自在とする。

【０００７】 該円弧状蓋体１４の内側に対応する面積を有し、該円弧状蓋体１４に嵌合する 形状を有する堅い厚紙１６ａにサテン布１６ｂを貼って一体とし、且つ前後方向 に円弧状とした見返し１６を該円弧状蓋体１４内に嵌合出来る様にする。

【０００８】 該サテン布１６ｂに所望の商標、その他所要事項１８を表示した該円弧状見返 し１６を該円弧状蓋体の裏側に嵌合して一体とする。 従って、該円弧状蓋体１４内に嵌合された該見返し１６の両端縁が該突起１４ ｂ、１４ｂにより固定される。

【０００９】

【考案の作用】

この考案に係る装飾品展示ケースによれば、該円弧状見返し１６を該円弧状蓋 体１４の裏側に嵌合すれば、該見返し１６の両端縁が該突起１４ｂ、１４ｂによ り糊付けしないで固定され、所要に応じ該円弧状見返し１６を目打等の先端が尖 った器具により該円弧状見返し１６を取外せる。

【００１０】

【考案の効果】

（１）前述の通り、この考案に係る装飾品展示ケースは、該見返し１６の両端縁 が該突起１４ｂ、１４ｂにより固定されるので、所望の商標、その他所要事項１ ８を表示した該円弧状見返し１６を糊付けしないで該蓋体１４内に嵌合可能とな る。

【００１１】 （２）従って、該蓋体１４を開ければ、店内に於けるディスプレイの際、所望の 商標、その他所要事項を見易くする。

【００１２】 （３）所望に応じ、他の商標等を表示した円弧状見返し１６と交換する場合は、 目打等の先端が尖った器具により該円弧状見返し１６の固定保持している部分を 剥せば容易に取外せるので、他の円弧状見返しとの交換が容易となる。

【００１３】 （４）従来は、見返しを糊付けして装飾品展示ケースの蓋裏側に貼付していたが 、この考案は、両側板１４ａ、１４ａの裏面後部の２個の突起１４ｂ、１４ｂに 該円弧状見返し１６の両端を差込んで係合するだけで該蓋体１４を開閉しても外 れて落ちなく、商標等１８を印刷した見返し１６を該蓋体１４に嵌合するのに極 めて作業効率が良くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る装飾品展示ケースの斜視図であ
る。

【図２】図１の円弧状蓋体を開けた状態の装飾品展示ケ
ースと、該円弧状蓋体に嵌合される円弧状見返しの斜視
図である。

【図３】図２の円弧状見返しの１１１−１１１線部分拡
大断面略図である。

【図４】図２の両側板裏面後部に前後方向所要間隔で形
成された２個の突起を示す部分拡大斜視略図である。

【符号の説明】

１０・・・装飾品展示基台ケース； １０ａ・・・後部縁枠； １２・・・展示用基台； １２ａ・・・溝部； １４・・・蓋体； １４ａ・・・両側板； １４ｂ・・・突起； １４ｃ・・・下縁部； １６・・・円弧状見返し； １６ａ・・・堅い厚紙； １６ｂ・・・サテン布； １８・・・所望の商標、その他所要事項。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】所要の大きさを有する装飾品展示基台ケー
   スと；前後方向に円弧状で、両側板裏面後部の前後方向
   に所要間隔で形成された複数個の突起を有し、且つ下縁
   部が該装飾品展示基台ケースの後部縁枠に蝶着された蓋
   体と；該円弧状蓋体の内側に対応する面積を有し、該円
   弧状蓋体に嵌合する形状を有する堅い厚紙にサテン布を
   貼って一体とし、且つ前後方向に円弧状とした見返しと
   から成り；所望の商標、その他所要事項を表示した該円
   弧状見返しを該円弧状蓋体に嵌合して一体とする装飾品
   展示ケース。