JP2529003B2 - 硬貨取扱装置 - Google Patents

硬貨取扱装置

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JP2529003B2 JP14362190A JP14362190A JP2529003B2 JP 2529003 B2 JP2529003 B2 JP 2529003B2 JP 14362190 A JP14362190 A JP 14362190A JP 14362190 A JP14362190 A JP 14362190A JP 2529003 B2 JP2529003 B2 JP 2529003B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明は、銀行等の金融機関に設置され、投入された
硬貨の判別、計数を行う硬貨取扱装置に関し、 装置の小型化、コストダウンを目的とし、 各種硬貨を投入する投入口と、投入口に投入された硬
貨の少なくとも種類判別するとともに、各種類毎の枚数
を計数する計数手段と、各種硬貨を収納する硬貨収納部
とを有する硬貨取扱装置において、投入口と投入され、
計数手段により、判別、計数が終了した硬貨を一時保留
する一時保留手段とにより構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、銀行等の金融機関に設置され、投入された
硬貨の判別、計数を行う硬貨取扱装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図(a)は、従来の装置の構成図であり、 第3図(b)は、その装置の側面図である。
31は投入口であり、入金する硬貨を投入するものであ
る。32は入金枚数計数部であり、投入口31に投入された
硬貨を真偽鑑別、種類判別及びその種類毎を枚数計数を
行うものである。33は出金硬貨収納部であり、各金種毎
に設けられ、出金用の硬貨を所定枚数収納しておくもの
である。34は一時保留部であり、出金硬貨収納部33の上
部に設けられ、入金枚数計数部32の種類判別結果に基づ
いて各金種毎に硬貨を保留するものである。35は入金硬
貨収納部であり、入金され、出金硬貨収納部33に収納し
きれなかった硬貨を収納するものである。36は出金部で
あり、出金硬貨収納部33より出金要求があった金額分を
下方向に排出するところである。37は硬貨搬送路であ
り、投入口31に投入された硬貨を入金計数部32、一時保
留部34、入金硬貨収納部35に搬送するものである。
係員は、入金したい硬貨を投入口31に投入する。
この投入された投入口31より、硬貨を一枚づつ繰り出
す。
投入口31より繰り出された硬貨は硬貨搬送路37により
入金枚数計数部32ににより、真偽、金種判別され、金種
別の枚数を計数する。
この入金枚数計数部32を通過した硬貨はさらに硬貨搬
送路37により搬送され、入金枚数計数部32の金種判別結
果に応じて、各金種毎に設けられた一時保留部34に収納
される。
金種毎に枚数、合計金額は図示しないディスプレイ装
置に表示される。
係員は、その表示情報を見て入金が正常か否か確認で
きる。
取引を終了する場合は、そのことを図示しないキーボ
ードに設けられた取引終了キーを押下すると、1つの取
引を終了する。
取引が終了すると一時保留部34に一時保留していた硬
貨は、出金硬貨収納部33に移される。
取引を中断する場合は、そのことを図示しない上記キ
ーボードより入力すると、そのとき行われていた取引を
中断する。
取引を中断すると、装置は一時保留部34に一時保留し
ている硬貨を返却する。
この一時保留部34に保留している硬貨を返却する場合
には、一時保留部34の下部に設けらた切替えゲート37を
返却側に移動し、保留硬貨返却ルート38を介して返却部
39に返却する。
入金時、出金硬貨収納部33に入り切らない硬貨は入金
硬貨収納部35に収納する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したような装置では、取引が成立するまで一時保
留する一時保留部34、一時保留部34のに収納された硬貨
を返却するための切替えゲート37、保留硬貨返却ルート
38が各金種毎設けられているため、部品点数が多く、複
雑化し、そのための機構を設置するため及び、一時保留
部34は投入口31に投入される硬貨が同一金種の場合を考
慮し、投入口31に投入できる硬貨が収納できる程度の一
時保留部34の大きさが必要であり、この一時保留部34を
各金種毎に設けるため、そのスペースも必要となる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を第1図に基づき説明する。
本発明は、上述した課題を解決するために、硬貨取扱
装置に、各種硬貨を投入する投入口1と、投入口1に投
入された硬貨の少なくとも種類判別をするとともに、各
種類毎の枚数を計数する計数手段2と、各種硬貨を収納
する硬貨収納部3と、投入口1に投入され、計数手段2
により、判別、計数が終了した硬貨を一時保留する一時
保留手段4と、一時保留手段4に一時保留された硬貨を
計数手段2に移送する移送手段5とを設け、一時保留手
段4から計数手段2に移送された硬貨を硬貨収納部3へ
と収納することを特徴とし、更には、取引中断時に一時
保留手段4に一時保留された硬貨を返却する返却手段6
を設けたことを特徴としている。
〔作 用〕
投入口1に投入された硬貨を計数手段2により枚数の
金種及びその枚数を計数する。計数手段2により計数が
終了した硬貨は、一時保留部4に収納される。
この計数、収納、動作は投入口1に投入された硬貨の
すべての計数が終了するまで行われる。
計数が終了し、取引が成立すると、移送手段5によ
り、再び投入口1、さらには計数部手段2へと移送さ
れ、計数手段にて判別されて夫々の硬貨の種類に該当す
る硬貨収納部へと振り分けられる。
また、取引が不成立となると返却手段6により、一時
保留部4の硬貨を返却する。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例を示す図であり、第2図は本
発明の処理フローである。
1は投入口にであり、硬貨を投入するものである。2
は入金枚計数部であり、投入口1に投入された硬貨の真
偽鑑別、金種判別、金種毎の枚数計数を行うものであ
る。3は出金硬貨収納部であり、各金種毎に設けられ、
出金用硬貨を収納しておくものである。4は一時保留部
であり、入金枚数計数部2を通過した硬貨を一時保留す
る。5は繰出しルートであり、一時保留部4の硬貨を投
入口1に繰り出すためのものである。6は返却ゲートで
あり、一時保留部1に収納された硬貨を返却する返却側
に切り替わるゲートである。7は硬貨搬送路であり、硬
貨を搬送するものである。8は出金部であり、この出金
部より出金のための硬貨を放出する。9は入金硬貨収納
部であり、出金硬貨収納部3に収納しきれない、硬貨を
収納するものである。10は返却部あり、一時保留部4に
収納された硬貨を返却するところである。11は保留ゲー
トであり、入金枚数計数部2から繰り出された硬貨の搬
送先を収納部側と一時保留部側に切り替えるものであ
る。
特許請求の範囲と実施例の対比を行うと、計数手段2
は入金枚数計数手段2、硬貨収納手段3は出金硬貨収納
部3及び入金硬貨収納部9、一時保留手段は一時保留部
4、移送手段5は繰出しルート5、返却手段6は返却ゲ
ート6及び返却部10にそれぞれ対応する。
第2図の処理フローに従って動作を説明する。
入金取引を開始する場合には、係員は、投入口1に入
金したい硬貨を投入口に投入し、図示しない入金開始釦
を押下することにより、入金取引を開始を開始させる
(ステップ11)。
次に投入口1に投入された硬貨を投入口1より繰り出
す(ステップ12)。
繰り出された硬貨は入金枚数計数部2により、真偽鑑
別、金種判別、及び各金種毎に枚数の計数を行う(ステ
ップ13)。
入金枚数計数手段2により計数の終了した硬貨は一時
保留部4に保留する(ステップ14)。
計数の結果を図示しない表示部に表示すると係員は、
入金したはずの金額と前記表示部に表示された金額を目
視し、確認し、一致しないれば、取引が成立したとし
て、図示しない取引成立釦を押下する。このことより、
装置は取引が終了ことを検出する(ステップ15)。
取引が終了すると硬貨を一時保留部4から繰出しルー
ト5を介して、投入口1に送出する(ステップ16)。
一時保留部4に切り替わっていた 保留ゲート11を収
納部3、9側の方に切り替える(ステップ17)。
投入口1に投入された硬貨は、再び投入口1から繰り
出され、入金枚数計数部2を介して、硬貨搬送路7によ
り、各出金硬貨収納部3に搬送され、入金枚数計数部で
判別された金種に基づいて、対応する出金硬貨収納部3
に収納する(ステップ18)。
もし、金額の不一致等の理由により、取引が不成立と
なった場合には、返却ゲート6を返却部10側に切り替え
る(ステップ19)。
返却ゲートを切り替えたのち一時保留部4の硬貨を返
却ゲート6を介して返却辺10に返却する(ステップ2
0)。
上述した動作を行い入金取引を終了する。
出金取引は、図示しないキーボートから出金金額を入
力するとその金額に対応した硬貨を出金硬貨収納部3か
ら出金部8に放出する。
本発明の実施例では、一時保留部4に一時保留した硬
貨を再び、投入口1に移送するようにしたが、一時保留
部4の後段に硬貨の金種を判別する判別手段を設けれ
ば、再び投入口に投入することなく収納部へ硬貨を収納
するようにしても、各金種毎の一時保留部を無くすこと
ができる。
〔発明の効果〕
上述しましたように、本発明では、投入口に投入さ
れ、計数手段により計数された硬貨を金種に関係なく一
括して一時保留を行う保留部を設けたため、各金種毎の
一時保留部、返却部を無くすことができたため、装置の
小型化、コストダウンが可能となり、しかも、構造が簡
単になったため、障害の少ない、信頼性の高い装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図であり、第2図は本発
明の処理フローであり、第3図(a)は従来の装置の構
成図、第3図(b)は側面図である。 1は投入口、2は計数手段、3は硬貨収納部、4は一時
保留手段、5は移送手段、6は返却手段である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 仁 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−158493(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種硬貨を投入する投入口と、 該投入口に投入された硬貨の少なくとも種類判別をする
    とともに、各種類毎の枚数を計数する計数手段と、 各種硬貨を収納する硬貨収納部と、 前記投入口に投入され、前記計数手段により、判別、計
    数が終了した硬貨を一時保留する一時保留手段と、 該一時保留手段に一時保留された硬貨を前記計数手段に
    移送する移送手段と、を有し、前記一時保留手段から前
    記計数手段に移送された硬貨を前記硬貨収納部へと収納
    することを特徴とする硬貨取扱装置。
  2. 【請求項2】取引中断時に前記一時保留手段に一時保留
    された硬貨を返却する返却手段とを有することを特徴と
    する硬貨取扱装置。
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