JP2528963Y2 - 床面、壁面その他各種構造物等の平坦面防水構造 - Google Patents
床面、壁面その他各種構造物等の平坦面防水構造Info
- Publication number
- JP2528963Y2 JP2528963Y2 JP1993045534U JP4553493U JP2528963Y2 JP 2528963 Y2 JP2528963 Y2 JP 2528963Y2 JP 1993045534 U JP1993045534 U JP 1993045534U JP 4553493 U JP4553493 U JP 4553493U JP 2528963 Y2 JP2528963 Y2 JP 2528963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- waterproof structure
- walls
- floors
- flat surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はビルの床面や廊下、屋上
或いはプール等の水平面及び壁面その他各種構造物等の
平坦面防水構造に関するものである。
或いはプール等の水平面及び壁面その他各種構造物等の
平坦面防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来水平面その他構造物等の防水構造
は、下地にプライマー層を設け、その上にゴムアスファ
ルト層を形成した後、その上にガラスクロス層を介して
ゴムアスファルト層を設け、更にその上にモルタル接着
剤層により仕上げモルタル層等を順次に積層形成してい
た。
は、下地にプライマー層を設け、その上にゴムアスファ
ルト層を形成した後、その上にガラスクロス層を介して
ゴムアスファルト層を設け、更にその上にモルタル接着
剤層により仕上げモルタル層等を順次に積層形成してい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、上下のゴムアスファルト層間に介在したガラ
スクロスによって防水構造全体を補強するようにしてい
るが、このガラスクロスを全面に平均的に敷設する作業
は容易でなく、手間と熟練を要し手慣れた作業者でなけ
れば効率良く敷設作業ができなかった。本考案は、拘わ
るガラスクロスの敷設作業の煩わしさや、時間の掛かる
作業を廃棄して何人もが容易に補強防水層の施工が出来
るようにすることにある。
おいては、上下のゴムアスファルト層間に介在したガラ
スクロスによって防水構造全体を補強するようにしてい
るが、このガラスクロスを全面に平均的に敷設する作業
は容易でなく、手間と熟練を要し手慣れた作業者でなけ
れば効率良く敷設作業ができなかった。本考案は、拘わ
るガラスクロスの敷設作業の煩わしさや、時間の掛かる
作業を廃棄して何人もが容易に補強防水層の施工が出来
るようにすることにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】下地として設けたプライマ
ー層の上に、ゴムアスファルトエマルジョンを基材とし
てその中に短繊維を混入して得た補強防水層を設けると
共に、該補強防水層上にモルタル接着剤層を介して仕上
げモルタル層を設けてなる。
ー層の上に、ゴムアスファルトエマルジョンを基材とし
てその中に短繊維を混入して得た補強防水層を設けると
共に、該補強防水層上にモルタル接着剤層を介して仕上
げモルタル層を設けてなる。
【0005】
【作用】下地として設けたプライマー層上に補強防水層
を設ける場合、ゴムアスファルトエマルジョン中に混入
した繊維材を短繊維とすることにより、吹き付けや、刷
毛塗り或いはコテ塗り等を可能にし、補強防水層の形成
を容易にする。
を設ける場合、ゴムアスファルトエマルジョン中に混入
した繊維材を短繊維とすることにより、吹き付けや、刷
毛塗り或いはコテ塗り等を可能にし、補強防水層の形成
を容易にする。
【0006】
【実施例】以下、本考案の防水構造、例えば床面や屋上
又は廊下などのような水平な平面躯体における防水構造
について図例により詳細に説明すると、先ず施工しよう
とする躯体の表面に下地層としてプライマー層1を形成
し、該プライマー層1上にゴムアスファルトのエマルジ
ョン中にガラス、樹脂繊維等の短繊維を混入して錬成し
た補強防水層2を吹き付け或いは刷毛塗り又はコテ塗り
等の任意の手段にて塗布して仕上げられ、自然乾燥を待
って固化する事により完成される。又、壁面等の躯体の
防水には、上記構成に加えて既に乾燥固化した前記補強
防水層2上に、更にモルタル接着剤層3を介して仕上げ
モルタル層4を順次に積層し、防水層Aを形成する。
又は廊下などのような水平な平面躯体における防水構造
について図例により詳細に説明すると、先ず施工しよう
とする躯体の表面に下地層としてプライマー層1を形成
し、該プライマー層1上にゴムアスファルトのエマルジ
ョン中にガラス、樹脂繊維等の短繊維を混入して錬成し
た補強防水層2を吹き付け或いは刷毛塗り又はコテ塗り
等の任意の手段にて塗布して仕上げられ、自然乾燥を待
って固化する事により完成される。又、壁面等の躯体の
防水には、上記構成に加えて既に乾燥固化した前記補強
防水層2上に、更にモルタル接着剤層3を介して仕上げ
モルタル層4を順次に積層し、防水層Aを形成する。
【0007】上述のようにして、補強防水層2内に混入
した繊維材を短繊維とする事によりゴムアスファルトの
流動性が生かされ、補強防水層2の吹き付け或いは刷毛
塗り又はコテ塗り等の任意塗装手段の適用が可能とな
り、水平な平坦面のみでなく垂直な壁面その他いずれの
躯体及び連壁への施工も可能であり、又それ許りでなく
これまでのようにシート状のものを貼付するのとは異な
り極めて能率良く作業を推進する事が出来、且つ該短繊
維により十分な強度をも発揮する事が出来る。
した繊維材を短繊維とする事によりゴムアスファルトの
流動性が生かされ、補強防水層2の吹き付け或いは刷毛
塗り又はコテ塗り等の任意塗装手段の適用が可能とな
り、水平な平坦面のみでなく垂直な壁面その他いずれの
躯体及び連壁への施工も可能であり、又それ許りでなく
これまでのようにシート状のものを貼付するのとは異な
り極めて能率良く作業を推進する事が出来、且つ該短繊
維により十分な強度をも発揮する事が出来る。
【0008】
【考案の効果】本考案の防水構造は、上述のようにプラ
イマー層上に成層した補強防水層の補強が、ゴムアスフ
ァルトのエマルジョン中に混入して練成した繊維材が短
繊維であることからゴムアスファルトエマルジョンの流
動性を損なわず、吹き付け塗装が可能となる許りでな
く、刷毛塗りや、コテ塗りもできるのでビルの床面や廊
下、屋上、或いはプール等その他あらゆる水平な平坦面
の施工はもとより垂直な壁面などへの施工も可能である
と共に、繊維材により十分な強度を保持した防水構造と
する事ができる許かりでなく、しかも、ゴムアスファル
トエマルジョン自体の最も外側にモルタル層(無機質)
を塗布しているので、紫外線その他による影響を受け難
いので長期間に亘り安定を保つことができる。更にこの
補強防水層の施工作業に当たっては特に高度の技能を要
せず何人もが容易に作業に携わる事ができ、それに能率
良く作業を推進できる等多くの効果を有する。
イマー層上に成層した補強防水層の補強が、ゴムアスフ
ァルトのエマルジョン中に混入して練成した繊維材が短
繊維であることからゴムアスファルトエマルジョンの流
動性を損なわず、吹き付け塗装が可能となる許りでな
く、刷毛塗りや、コテ塗りもできるのでビルの床面や廊
下、屋上、或いはプール等その他あらゆる水平な平坦面
の施工はもとより垂直な壁面などへの施工も可能である
と共に、繊維材により十分な強度を保持した防水構造と
する事ができる許かりでなく、しかも、ゴムアスファル
トエマルジョン自体の最も外側にモルタル層(無機質)
を塗布しているので、紫外線その他による影響を受け難
いので長期間に亘り安定を保つことができる。更にこの
補強防水層の施工作業に当たっては特に高度の技能を要
せず何人もが容易に作業に携わる事ができ、それに能率
良く作業を推進できる等多くの効果を有する。
【図1】本考案の要部切欠縦断面図
1 プライマー層 2 補強防水層 3 モルタル接着剤層 4 モルタル層 A 防水層
Claims (1)
- 【請求項1】 プライマー層の上に、ゴムアスファルト
エマルジョンを基材としてその中に短繊維を混入して練
成した補強防水層を設け、更に該補強防水層上にモルタ
ル接着剤層を介して仕上げモルタル層を順次に積層形成
したことを特徴とする床面、壁面その他各種構造物等の
平坦面防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045534U JP2528963Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 床面、壁面その他各種構造物等の平坦面防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045534U JP2528963Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 床面、壁面その他各種構造物等の平坦面防水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076346U JPH076346U (ja) | 1995-01-31 |
JP2528963Y2 true JP2528963Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=12722062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993045534U Expired - Lifetime JP2528963Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 床面、壁面その他各種構造物等の平坦面防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528963Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5627920B2 (ja) * | 2010-04-22 | 2014-11-19 | 株式会社セブンケミカル | 防水工法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52101826A (en) * | 1976-02-23 | 1977-08-26 | Mitsubishi Rayon Co | Method of waterproofing and finishing building or structure |
JPH0476149A (ja) * | 1990-07-17 | 1992-03-10 | Fumio Morigami | ゴムアスファルトエマルジョンによる防水工法 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP1993045534U patent/JP2528963Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076346U (ja) | 1995-01-31 |
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JPS6141895Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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