JP2528142B2 - 経内視鏡分光診断装置 - Google Patents
経内視鏡分光診断装置Info
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- JP2528142B2 JP2528142B2 JP62260012A JP26001287A JP2528142B2 JP 2528142 B2 JP2528142 B2 JP 2528142B2 JP 62260012 A JP62260012 A JP 62260012A JP 26001287 A JP26001287 A JP 26001287A JP 2528142 B2 JP2528142 B2 JP 2528142B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内視鏡によって得た観察像を分光して色度
点を算出し、色度点の分布によって診断を行う経内視鏡
分光診断装置に関する。
点を算出し、色度点の分布によって診断を行う経内視鏡
分光診断装置に関する。
[従来の技術] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、
体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具チャン
ネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる
内視鏡が広く用いられるようになった。
体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具チャン
ネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる
内視鏡が広く用いられるようになった。
ところで、内視鏡を使用して計測したデータを診断の
補助手段に使用する試みには多くの提案があり、分光デ
ータの利用もその一つである。例えば、特開昭61−1074
82号公報においては白色光を所望の位置に導き、照明し
た被検部からの反射光を透過させる半透明鏡と前記反射
光のうち所望の波長帯域のみを通過させるユニバーサル
フィルタと前記ユニバーサルフィルタから出力された複
数の種類の波長光による複数の種類の画像の各部の強度
をそれぞれ画像として測定する手段と、前記複数の種類
の画像の各対応する部分の強度差を得る手段により構成
された光学的撮影装置が提案されている。そこではユニ
バーサルフィルタから得られる複数の画像を重ね合せる
ことにより正常部と異常部との強度差を拡大して識別し
易くしようとするものである。一方、特開昭60−79251
号公報では、内視鏡先端部に光分岐ミラーを設け、直視
できない部分の分光測定を行い、そのスペクトルを演算
処理し、物体の分光分析を行う画像観察診断装置が提案
されている。
補助手段に使用する試みには多くの提案があり、分光デ
ータの利用もその一つである。例えば、特開昭61−1074
82号公報においては白色光を所望の位置に導き、照明し
た被検部からの反射光を透過させる半透明鏡と前記反射
光のうち所望の波長帯域のみを通過させるユニバーサル
フィルタと前記ユニバーサルフィルタから出力された複
数の種類の波長光による複数の種類の画像の各部の強度
をそれぞれ画像として測定する手段と、前記複数の種類
の画像の各対応する部分の強度差を得る手段により構成
された光学的撮影装置が提案されている。そこではユニ
バーサルフィルタから得られる複数の画像を重ね合せる
ことにより正常部と異常部との強度差を拡大して識別し
易くしようとするものである。一方、特開昭60−79251
号公報では、内視鏡先端部に光分岐ミラーを設け、直視
できない部分の分光測定を行い、そのスペクトルを演算
処理し、物体の分光分析を行う画像観察診断装置が提案
されている。
なお、本出願人によって、正常部と被検部との光学像
を分光分析して、測定された分光データよりそれぞれ色
度点を算出して、この色度点と予め記録された集束白色
点とのなす角度によって被検部の診断を行う技術が提案
されている。
を分光分析して、測定された分光データよりそれぞれ色
度点を算出して、この色度点と予め記録された集束白色
点とのなす角度によって被検部の診断を行う技術が提案
されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術において、分光データを得るための照明
光は、ライトガイドファイバの焼損防止、あるいは被検
部に対する影響を考えて赤外光はフィルタ等によってカ
ットされており、したがって、分光データも赤外光成分
が除かれたものとなっている。
光は、ライトガイドファイバの焼損防止、あるいは被検
部に対する影響を考えて赤外光はフィルタ等によってカ
ットされており、したがって、分光データも赤外光成分
が除かれたものとなっている。
一方、内視鏡検査は患者の負担をできるだけ少なくす
るために短時間でおこなうことが望ましく、この短い時
間内で診断を下すための情報を出来るだけ多く得ること
が必要である。この意味で赤外光をカットすることは情
報量を減少させることであり好ましいことではない。
るために短時間でおこなうことが望ましく、この短い時
間内で診断を下すための情報を出来るだけ多く得ること
が必要である。この意味で赤外光をカットすることは情
報量を減少させることであり好ましいことではない。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被
検部の赤外光情報を得ることにより可視光情報と合わせ
て病変部診断の有力な補助手段とする経内視鏡分光診断
装置を提供することを目的とする。
検部の赤外光情報を得ることにより可視光情報と合わせ
て病変部診断の有力な補助手段とする経内視鏡分光診断
装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明による経内視鏡分光診断装置は、光源装置より
出射される照明光を可視光と赤外光とを含む波長領域
と、可視光のみの波長領域とに選択できる選択手段を設
けたものである。
出射される照明光を可視光と赤外光とを含む波長領域
と、可視光のみの波長領域とに選択できる選択手段を設
けたものである。
すなわち、可視光情報より得た色度点をもとに算出し
た∠ACNと、赤外光情報(例、分光分布)とを併用する
ことは、より精度の高い客観的診断を可能にするもので
ある。
た∠ACNと、赤外光情報(例、分光分布)とを併用する
ことは、より精度の高い客観的診断を可能にするもので
ある。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明
する。
する。
第1図ないし第7図は、本発明の第1実施例に係り、
第1図は経内視鏡分光診断装置の概略の構成説明図、第
2図はスチルカメラの概略図、第3図は観察像の説明
図、第4図はフィルタターレットの説明図、第5図は色
度点による診断の説明図、第6図は赤外光カットフィル
タの動作を説明するフローチャート、第7図は演算比較
器の動作を説明するブロック図である。
第1図は経内視鏡分光診断装置の概略の構成説明図、第
2図はスチルカメラの概略図、第3図は観察像の説明
図、第4図はフィルタターレットの説明図、第5図は色
度点による診断の説明図、第6図は赤外光カットフィル
タの動作を説明するフローチャート、第7図は演算比較
器の動作を説明するブロック図である。
本実施例は、本発明をファイバスコープに適用したも
のである。
のである。
経内視鏡分光診断装置1を構成するファイバスコープ
2は、可撓性で細長の挿入部3と、この挿入部3の後方
に連設された太径の操作部4と、この操作部4の側部よ
り延設されたライトガイドケーブル6とを備えている。
前記ライトガイドケーブル6の後端部には光源コネクタ
7が光源装置8に着脱自在に設けられている。
2は、可撓性で細長の挿入部3と、この挿入部3の後方
に連設された太径の操作部4と、この操作部4の側部よ
り延設されたライトガイドケーブル6とを備えている。
前記ライトガイドケーブル6の後端部には光源コネクタ
7が光源装置8に着脱自在に設けられている。
前記挿入部3の先端部9には、対物レンズ11が設けら
れており、また、操作部4の後部に位置する接眼部12に
は、接眼レンズ13が設けられている。挿入部3および操
作部4の内部には、上記対物レンズ11と接眼レンズ13と
を連結する第1のイメージガイド14が内挿されている。
また、挿入部3内には、先端部9より観察部位を照明す
る照明光を伝送する第1のライトガイド16が内挿されて
おり、この第1のライトガイド16は操作部4とライトガ
イドケーブル6内を挿通されて前記光源コネクタ7によ
り光源装置8に接続され、光源装置8内に設けられた光
源ランプ17より出射された照明光を伝送できるようにな
っている。
れており、また、操作部4の後部に位置する接眼部12に
は、接眼レンズ13が設けられている。挿入部3および操
作部4の内部には、上記対物レンズ11と接眼レンズ13と
を連結する第1のイメージガイド14が内挿されている。
また、挿入部3内には、先端部9より観察部位を照明す
る照明光を伝送する第1のライトガイド16が内挿されて
おり、この第1のライトガイド16は操作部4とライトガ
イドケーブル6内を挿通されて前記光源コネクタ7によ
り光源装置8に接続され、光源装置8内に設けられた光
源ランプ17より出射された照明光を伝送できるようにな
っている。
一方、前記ファイバスコープ2の接眼部12には導光ス
コープ18の先端部に設けられた観察アダプタ19が着脱自
在に装着されている。この観察アダプタ19には、接眼部
12を通して得られる光学像を観察するための観察用レン
ズ21が設けられている。更に、観察用レンズ21の接眼レ
ンズ13側の光軸上には、分割プリズム22が設けられてお
り、この分割プリズム22により光学像を分割するように
なっている。すなわち、この分割プリズム22はファイバ
スコープ2側からの光学像の光量を分割し、この一部を
観察用レンズ21に、残りを前記導光スコープ18の伝送す
るようになっている。
コープ18の先端部に設けられた観察アダプタ19が着脱自
在に装着されている。この観察アダプタ19には、接眼部
12を通して得られる光学像を観察するための観察用レン
ズ21が設けられている。更に、観察用レンズ21の接眼レ
ンズ13側の光軸上には、分割プリズム22が設けられてお
り、この分割プリズム22により光学像を分割するように
なっている。すなわち、この分割プリズム22はファイバ
スコープ2側からの光学像の光量を分割し、この一部を
観察用レンズ21に、残りを前記導光スコープ18の伝送す
るようになっている。
前記導光スコープ18は可撓性のケーブル内に第2のラ
イトガイド23が挿通されており、この導光スコープ18の
一方の端部側、すなわち、第2のライトガイド23の入射
端面には、前記分割プリズム22によって分割された光学
像を結像レンズ24によって結像できるようになってい
る。また、他方の端部側には、分光測定器26に着脱自在
に接続ができるように測定用アダプタ27が設けられてい
る。この分光測定器26は複数の反射ミラー28…と分光用
回折格子29とが設けられており、前記導光スコープ18に
よって入射された光学像を分光できるようになってい
る。更に、この分光された光はマルチチャンネルフォト
センサからならディテクタ31により検出されるようにな
っている。
イトガイド23が挿通されており、この導光スコープ18の
一方の端部側、すなわち、第2のライトガイド23の入射
端面には、前記分割プリズム22によって分割された光学
像を結像レンズ24によって結像できるようになってい
る。また、他方の端部側には、分光測定器26に着脱自在
に接続ができるように測定用アダプタ27が設けられてい
る。この分光測定器26は複数の反射ミラー28…と分光用
回折格子29とが設けられており、前記導光スコープ18に
よって入射された光学像を分光できるようになってい
る。更に、この分光された光はマルチチャンネルフォト
センサからならディテクタ31により検出されるようにな
っている。
一方、前記接眼部12において第1のイメージガイド14
の出射端面に対向する部位にはマスク32が設けられてお
り、このマスク32には第3図のように、ファイバスコー
プ2の観察視野35内に表示される円形のレチクル33が付
設されている。また、第2のライトガイド23の光軸は、
前記レチクル33の光軸に一致し、外径は前記レクチル33
の像と同じにし、前記レチクル33外の光を遮断できるよ
うになっている。
の出射端面に対向する部位にはマスク32が設けられてお
り、このマスク32には第3図のように、ファイバスコー
プ2の観察視野35内に表示される円形のレチクル33が付
設されている。また、第2のライトガイド23の光軸は、
前記レチクル33の光軸に一致し、外径は前記レクチル33
の像と同じにし、前記レチクル33外の光を遮断できるよ
うになっている。
前記第2のライトガイド23の出射端部34は各光学繊維
を偏平状に、例えば一列に並べてなり、平板状に形成さ
れている。この出射端部34は測定用アダプタ27内に設け
られている。また、この平板状の出射端部34に対向する
前記分光測定器26の本体部分には、その平板状に配列し
た各光学繊維には、その平板状に配列した各光学繊維か
ら出射する光を通すスリット部材36が設置されている。
ここで、出射端部34からの出射光のNAをスリット部材36
のNAと略同じにしておけば、スリット部材36を省き、こ
の位置に出射端部34をおいてもよい。
を偏平状に、例えば一列に並べてなり、平板状に形成さ
れている。この出射端部34は測定用アダプタ27内に設け
られている。また、この平板状の出射端部34に対向する
前記分光測定器26の本体部分には、その平板状に配列し
た各光学繊維には、その平板状に配列した各光学繊維か
ら出射する光を通すスリット部材36が設置されている。
ここで、出射端部34からの出射光のNAをスリット部材36
のNAと略同じにしておけば、スリット部材36を省き、こ
の位置に出射端部34をおいてもよい。
前記ディテクタ31で検出された信号は、信号処理部43
に送られ、ここでA/D変換、波長校正、ノイズ除去等の
処理が行われ、その出力は分光特性を表示する表示装置
38に送られて被検部39の分光特性が表示されるようにな
っている。また、この信号処理部43の出力はいわゆるCP
−IBのライン44を経由して、演算比較器41に入力し、そ
の結果を画像表示装置53に出力するようになっている。
に送られ、ここでA/D変換、波長校正、ノイズ除去等の
処理が行われ、その出力は分光特性を表示する表示装置
38に送られて被検部39の分光特性が表示されるようにな
っている。また、この信号処理部43の出力はいわゆるCP
−IBのライン44を経由して、演算比較器41に入力し、そ
の結果を画像表示装置53に出力するようになっている。
演算比較器41は第7図で示すようにライン44を介して
送られた分光データの読取り手段46、前記読取り手段46
から色度を算出する色度算出手段47、集束白色点の色度
データを呼出すデータ呼出し手段48、得られた色度点か
ら各色度点間の角度を算出する角度算出手段49、その角
度が前記データ呼出し手段48より得られた病変別角度と
比較する角度比較手段51、その結果を画像表示用データ
として出力する出力手段52とから構成されている。この
演算比較器41で得たデータは画像表示装置53により表示
される。なお、データ呼出し手段48は前記角度算出手段
の前であれば、いずれに設置してもよい。
送られた分光データの読取り手段46、前記読取り手段46
から色度を算出する色度算出手段47、集束白色点の色度
データを呼出すデータ呼出し手段48、得られた色度点か
ら各色度点間の角度を算出する角度算出手段49、その角
度が前記データ呼出し手段48より得られた病変別角度と
比較する角度比較手段51、その結果を画像表示用データ
として出力する出力手段52とから構成されている。この
演算比較器41で得たデータは画像表示装置53により表示
される。なお、データ呼出し手段48は前記角度算出手段
の前であれば、いずれに設置してもよい。
また、上記観察アダプタ19にはアダプタ54を介してカ
メラ56が装着でき、被検部39の画像を記録できるように
なっている。
メラ56が装着でき、被検部39の画像を記録できるように
なっている。
第2図において、カメラ56は、その本体の上面に撮
影,測定,光量の増加を行うことができるレリーズボタ
ン59と、前面に前記レリーズボタン59を押すことによっ
て測定および光量の増加を指示する信号を出力できるシ
ンクロ接点57とが設けられており、側面および底面には
レリーズ信号補助出力部58が取付けられている。このレ
リーズ信号補助出力部58の上面には、測定,光量の増加
を行うことができる補助レリーズボタン61が設けられて
おり、この補助レリーズボタン61を押すことによって測
定および光量の増加を指示する信号を出力することがで
きるレリーズ信号出力端子62が前面側の下部に設けられ
ている。
影,測定,光量の増加を行うことができるレリーズボタ
ン59と、前面に前記レリーズボタン59を押すことによっ
て測定および光量の増加を指示する信号を出力できるシ
ンクロ接点57とが設けられており、側面および底面には
レリーズ信号補助出力部58が取付けられている。このレ
リーズ信号補助出力部58の上面には、測定,光量の増加
を行うことができる補助レリーズボタン61が設けられて
おり、この補助レリーズボタン61を押すことによって測
定および光量の増加を指示する信号を出力することがで
きるレリーズ信号出力端子62が前面側の下部に設けられ
ている。
前記シンクロ接点57と前記レリーズ信号出力端子62と
は、それぞれトリガユニット63に接続されており、この
トリガユニット63によって光源装置8と信号処理部43と
にそれぞれに対応する同期信号を出力して光源装置8に
おいては、光量の増加を行い、信号処理部43において
は、前記ディテクタ31によって検出された信号を信号処
理するようになっている。このトリガユニット63は遅延
回路を有しており、入力されたレリーズ信号に対してタ
イミングを遅らせて光源装置8に光量の増加を指示する
信号を出力し、この後に信号処理部43に信号処理を指示
する信号を出力するようになっている。このタイミング
はトリガユニット63の前面側パネルに設けられた2つの
調整つまみ64,66とで行うことができ、調整つまみ64は
粗い調整、調整つまみ66は微調整ができるようになって
いる。
は、それぞれトリガユニット63に接続されており、この
トリガユニット63によって光源装置8と信号処理部43と
にそれぞれに対応する同期信号を出力して光源装置8に
おいては、光量の増加を行い、信号処理部43において
は、前記ディテクタ31によって検出された信号を信号処
理するようになっている。このトリガユニット63は遅延
回路を有しており、入力されたレリーズ信号に対してタ
イミングを遅らせて光源装置8に光量の増加を指示する
信号を出力し、この後に信号処理部43に信号処理を指示
する信号を出力するようになっている。このタイミング
はトリガユニット63の前面側パネルに設けられた2つの
調整つまみ64,66とで行うことができ、調整つまみ64は
粗い調整、調整つまみ66は微調整ができるようになって
いる。
前記光源装置8は、光源制御回路65から電力を供給さ
れる前記光源ランプ17を第1のライトガイド16の入射端
面との間には、第4図のような選択手段としての円板状
のフィルタターレット67がモータ72によって回転駆動可
能なように設けられている。このフィルタターレット67
は円板状のフィルタ枠68に、複数の開口部69…が設けら
れており、この中の一つの開口部69には赤外光をカット
できる赤外光カットフィルタ71が設けられている。
れる前記光源ランプ17を第1のライトガイド16の入射端
面との間には、第4図のような選択手段としての円板状
のフィルタターレット67がモータ72によって回転駆動可
能なように設けられている。このフィルタターレット67
は円板状のフィルタ枠68に、複数の開口部69…が設けら
れており、この中の一つの開口部69には赤外光をカット
できる赤外光カットフィルタ71が設けられている。
前記モータ72は、例えばフォトセンサ等のような位置
検出センサ77によって赤外光カットフィルタ71の位置を
検出するモータ制御回路73によって制御されている。こ
のモータ制御回路73は、赤外光カットフィルタ71を光源
ランプ17の光路から退避させるように指示信号を送出す
るスイッチ74が接続されたCPU76によって赤外光カット
フィルタ退避信号が入力されるようになっている。
検出センサ77によって赤外光カットフィルタ71の位置を
検出するモータ制御回路73によって制御されている。こ
のモータ制御回路73は、赤外光カットフィルタ71を光源
ランプ17の光路から退避させるように指示信号を送出す
るスイッチ74が接続されたCPU76によって赤外光カット
フィルタ退避信号が入力されるようになっている。
次に、上記経内視鏡分光診断装置の作用について説明
する。
する。
まず、分光測定だけを行う場合は、ファイバスコープ
2の挿入部3を体腔内に挿入し、導光スコープ18の観察
アダプタ19を通じてカメラ56によって被検部39を観察す
る。そして、挿入部3の先端部9の位置を変えて観察視
野35内に表示されるレチクル33に計測したい被検部39の
像を内接させるようにする。そして、レリーズ信号補助
出力部58に設けられた補助レリーズ信号61を押すことに
よってレリーズ信号出力端子62から信号がトリガユニッ
ト63に出力される。トリガユニット63は、光源制御回路
65に対して光源ランプ17に供給している電力を増加する
ように指示する信号を出力して被検部39に照射される照
明光の光量を増加する。この後に、トリガユニット63は
信号処理部43に分光データの信号処理を指示する制御信
号を出力する。
2の挿入部3を体腔内に挿入し、導光スコープ18の観察
アダプタ19を通じてカメラ56によって被検部39を観察す
る。そして、挿入部3の先端部9の位置を変えて観察視
野35内に表示されるレチクル33に計測したい被検部39の
像を内接させるようにする。そして、レリーズ信号補助
出力部58に設けられた補助レリーズ信号61を押すことに
よってレリーズ信号出力端子62から信号がトリガユニッ
ト63に出力される。トリガユニット63は、光源制御回路
65に対して光源ランプ17に供給している電力を増加する
ように指示する信号を出力して被検部39に照射される照
明光の光量を増加する。この後に、トリガユニット63は
信号処理部43に分光データの信号処理を指示する制御信
号を出力する。
一方、このとき、被検部39の像は観察アダプタ19を通
じてカメラ56によって全体的に観察されるとともに、そ
の一部の光は分割プリズム22により分割され、導光スコ
ープ18の第2のライトガイド23を通じて伝送される。こ
のとき、第2のライドガイド23の入射端面は上記レチク
ル33に共役な位置にあり、且つ前記レチクル33の第2の
ライトガイド23上の像と大きさが等しいので第2のライ
トガイド23に入射する光は被検部39から発する光のみと
なる。この光は分光測定器26内の回折格子29において必
要な波長範囲に分光されてディテクタ31の受光面に入射
する。信号処理部43は、前記トリガユニット63からの制
御信号が入力した場合のみ、ディテクタ31の出力を所定
時間採取して信号処理を行うようになっている。そして
信号処理された測定データは、表示装置38に表示され
る。
じてカメラ56によって全体的に観察されるとともに、そ
の一部の光は分割プリズム22により分割され、導光スコ
ープ18の第2のライトガイド23を通じて伝送される。こ
のとき、第2のライドガイド23の入射端面は上記レチク
ル33に共役な位置にあり、且つ前記レチクル33の第2の
ライトガイド23上の像と大きさが等しいので第2のライ
トガイド23に入射する光は被検部39から発する光のみと
なる。この光は分光測定器26内の回折格子29において必
要な波長範囲に分光されてディテクタ31の受光面に入射
する。信号処理部43は、前記トリガユニット63からの制
御信号が入力した場合のみ、ディテクタ31の出力を所定
時間採取して信号処理を行うようになっている。そして
信号処理された測定データは、表示装置38に表示され
る。
なお、信号処理部43において正常部位のデータと病変
部位のデータがあらかじめ記憶してある場合には、その
被検部39の診断をその比較により行うことができる。
部位のデータがあらかじめ記憶してある場合には、その
被検部39の診断をその比較により行うことができる。
一方、この被検部39の測定に先立ち行われる正常部の
測定データは、信号処理部43より演算比較器41の分光デ
ータ読取り手段46で読取られ、色度算出手段47により正
常部の色度点(N)が算出される。次に、被検部39の測
定データも信号処理部43より分光データ読取り手段46で
読取られ、色度算出手段47によりその色度点(A)が算
出される。一方、予め記録されている集束白色点(C)
の色度点データがデータ呼出し手段48により呼出され
る。次に、角度算出手段49により第5図に示すような∠
ACNが算出され、この∠ACNは先にデータ呼出し手段48に
より呼出した所定角度データと比較され、その結果が出
力手段52により出力され、そして、画像表示装置53によ
り表示される。たとえば、α=5゜であれば、正常、異
常の判別ができる。これにより医師はその部分をさらに
詳細に見るように注意が喚起される。
測定データは、信号処理部43より演算比較器41の分光デ
ータ読取り手段46で読取られ、色度算出手段47により正
常部の色度点(N)が算出される。次に、被検部39の測
定データも信号処理部43より分光データ読取り手段46で
読取られ、色度算出手段47によりその色度点(A)が算
出される。一方、予め記録されている集束白色点(C)
の色度点データがデータ呼出し手段48により呼出され
る。次に、角度算出手段49により第5図に示すような∠
ACNが算出され、この∠ACNは先にデータ呼出し手段48に
より呼出した所定角度データと比較され、その結果が出
力手段52により出力され、そして、画像表示装置53によ
り表示される。たとえば、α=5゜であれば、正常、異
常の判別ができる。これにより医師はその部分をさらに
詳細に見るように注意が喚起される。
更に、分光測定の後に写真撮影をする場合には、カメ
ラ56上面に設けられたレリーズボタン59を押すことによ
り行うことができる。すなわち、レリーズボタン59を押
すと、シンクロ接点57より信号がトリガユニット63に出
力される。このトリガユニット63は、上記と同様に光源
制御回路65に信号を送出し、光源ランプ17の光量を増加
させる。この後に、トリガユニット63は信号処理部43に
信号処理を指示し、この結果が画像表示装置53に表示さ
れる。このときにカメラ56の撮影が行なわれる。したが
って、分光測定が行なわれた被検部39をリアルタイムで
撮影して記録することができる。
ラ56上面に設けられたレリーズボタン59を押すことによ
り行うことができる。すなわち、レリーズボタン59を押
すと、シンクロ接点57より信号がトリガユニット63に出
力される。このトリガユニット63は、上記と同様に光源
制御回路65に信号を送出し、光源ランプ17の光量を増加
させる。この後に、トリガユニット63は信号処理部43に
信号処理を指示し、この結果が画像表示装置53に表示さ
れる。このときにカメラ56の撮影が行なわれる。したが
って、分光測定が行なわれた被検部39をリアルタイムで
撮影して記録することができる。
ところで、通常の内視鏡観察は、第1のライトガイド
16の入射端面の焼損を防止するために光源ランプ17から
出射された照明光は、赤外光カットフィルタ71を透過さ
せて赤外光をカットするようになっており、分光データ
も赤外成分の含まれないものとなる。したがって、赤外
成分を含む分光データを計測する場合には、光源装置8
に設けられてスイッチ74を切換えてCPU76に赤外カット
フィルタ71に退避を指示する。この信号によりCPU76
は、モータ制御回路73に赤外カットフィルタ71に退避信
号を出力し、モータ制御回路73は、この信号を受けてモ
ータ72を駆動する。光源ランプ17の光路から赤外カット
フィルタ71が退避すると、これを位置検出センサ77が検
出し、モータ制御回路73に信号を出力する。モータ制御
回路73は、CPU76に赤外カットフィルタ71が退避した制
御信号を出力する。この制御信号を入力されたCPU76
は、第6図のように動作するようになっており、10秒後
に自動的に赤外カットフィルタ71を光源ランプ7の光路
内に挿入するようなっている。
16の入射端面の焼損を防止するために光源ランプ17から
出射された照明光は、赤外光カットフィルタ71を透過さ
せて赤外光をカットするようになっており、分光データ
も赤外成分の含まれないものとなる。したがって、赤外
成分を含む分光データを計測する場合には、光源装置8
に設けられてスイッチ74を切換えてCPU76に赤外カット
フィルタ71に退避を指示する。この信号によりCPU76
は、モータ制御回路73に赤外カットフィルタ71に退避信
号を出力し、モータ制御回路73は、この信号を受けてモ
ータ72を駆動する。光源ランプ17の光路から赤外カット
フィルタ71が退避すると、これを位置検出センサ77が検
出し、モータ制御回路73に信号を出力する。モータ制御
回路73は、CPU76に赤外カットフィルタ71が退避した制
御信号を出力する。この制御信号を入力されたCPU76
は、第6図のように動作するようになっており、10秒後
に自動的に赤外カットフィルタ71を光源ランプ7の光路
内に挿入するようなっている。
前記CPU76の動作は、赤外光カットフィルタ71が挿入
されているかを判定して、挿入されている場合は始点に
戻る。挿入されていない場合には、赤外カットフィルタ
71が退避されてから10秒経過しているかを判定する。10
秒経過していない場合には、始点に戻る。10秒経過した
場合には、赤外カットフィルタ71の挿入を指示して始点
に戻るようになっている。このように赤外光カットフィ
ルタ71の光路への挿入は自動で行なわれるために、長時
間照明光を照射されることによって第1のライトガイド
16の入射端面の焼損を防止することができる。
されているかを判定して、挿入されている場合は始点に
戻る。挿入されていない場合には、赤外カットフィルタ
71が退避されてから10秒経過しているかを判定する。10
秒経過していない場合には、始点に戻る。10秒経過した
場合には、赤外カットフィルタ71の挿入を指示して始点
に戻るようになっている。このように赤外光カットフィ
ルタ71の光路への挿入は自動で行なわれるために、長時
間照明光を照射されることによって第1のライトガイド
16の入射端面の焼損を防止することができる。
なお、赤外光カットフィルタ71の退避から挿入までの
設定時間は、調整できるようにしてもよい。
設定時間は、調整できるようにしてもよい。
また、赤外光カットフィルタ71の挿脱は、カメラ56の
レリーズボタン59あるいは補助レリーズボタン61に連動
するようにしてもよい。更に、本実施例の光源は光量を
増減させるようになっているが、撮影用ランプを別途設
けて、これをレリーズ信号に同期させて発光するように
しても良い。
レリーズボタン59あるいは補助レリーズボタン61に連動
するようにしてもよい。更に、本実施例の光源は光量を
増減させるようになっているが、撮影用ランプを別途設
けて、これをレリーズ信号に同期させて発光するように
しても良い。
本実施例によれば、被検部39の赤外情報が得られ、且
つ、ライトガイドの焼損防止が自動的に行うことができ
る。
つ、ライトガイドの焼損防止が自動的に行うことができ
る。
第8図は本発明の第2実施例に係る経内視鏡分光診断
装置の概略の構成説明図である。
装置の概略の構成説明図である。
本実施例は本発明を面順次電子電子内視鏡に適用した
ものである。
ものである。
経内視鏡分光診断装置1は電子内視鏡81と、信号処理
を行うビデオプロセッサ82が着脱自在に接続された光源
装置83と、色度点の算出を行う色度計算部84とから構成
されている。
を行うビデオプロセッサ82が着脱自在に接続された光源
装置83と、色度点の算出を行う色度計算部84とから構成
されている。
前記電子内視鏡81は、細長の挿入部86と、この挿入部
86の後部に連設された操作部87と、この操作部87の側部
に延出されたユニバーサルコード80はライトガイド79お
よび信号用ケーブル88とを備えている。
86の後部に連設された操作部87と、この操作部87の側部
に延出されたユニバーサルコード80はライトガイド79お
よび信号用ケーブル88とを備えている。
前記挿入部86の先端には、対物レンズ89が被検部を固
体撮像チップ(以下CCDと略称する。)91の撮像面に結
像できるように設けられている。このCCD91は、撮像面
に結像した光学像を光電変換し、ビデオプロセッサ82内
に設けられたCCDドライバ92によって駆動クロックが接
点95a,95bを介して印加されることにより画像信号をラ
イトガイドおよび信号用ケーブル88と接点90a,90bと経
てビデオプリセッサ82内に設けられたアンプ93に出力す
るようになっている。
体撮像チップ(以下CCDと略称する。)91の撮像面に結
像できるように設けられている。このCCD91は、撮像面
に結像した光学像を光電変換し、ビデオプロセッサ82内
に設けられたCCDドライバ92によって駆動クロックが接
点95a,95bを介して印加されることにより画像信号をラ
イトガイドおよび信号用ケーブル88と接点90a,90bと経
てビデオプリセッサ82内に設けられたアンプ93に出力す
るようになっている。
前記挿入部86内には、照明光を伝送するライトガイド
79が挿通されており、光源装置83内に設けられた光源ラ
ンプ96から出射され、ライトガイド入射端面に供給され
た照明光をライトガイド出射端面側に伝送し、被検部を
照明できるようになっている。
79が挿通されており、光源装置83内に設けられた光源ラ
ンプ96から出射され、ライトガイド入射端面に供給され
た照明光をライトガイド出射端面側に伝送し、被検部を
照明できるようになっている。
前記光源装置83は、光源ランプ96とライトガイド入射
点面の間に赤(R),緑(G),青(B)の3原色の色
透過フィルタを有し、モータ97によって回転駆動される
回転フィルタ98と光源ランプ96の出射光を透過すること
ができる開口部と前記出射光の赤外光をカットする赤外
カットフィルタが設けられ、モータ105によって回転駆
動されるフィルタターレット100とが設けられている。
点面の間に赤(R),緑(G),青(B)の3原色の色
透過フィルタを有し、モータ97によって回転駆動される
回転フィルタ98と光源ランプ96の出射光を透過すること
ができる開口部と前記出射光の赤外光をカットする赤外
カットフィルタが設けられ、モータ105によって回転駆
動されるフィルタターレット100とが設けられている。
前記回転フィルタ98は、タイミングジェネレータ99か
ら出力される同期信号が接点101を介して入力されるモ
ータドライバ102によって回転が制御されるようになっ
ている。また、光源ランプ96は接点103を介して制御回
路104により光量を制御されるようになっている。
ら出力される同期信号が接点101を介して入力されるモ
ータドライバ102によって回転が制御されるようになっ
ている。また、光源ランプ96は接点103を介して制御回
路104により光量を制御されるようになっている。
前記フィルタターレット100を駆動するモータ105は、
モータ制御回路108によって回転を制御されるようにな
っており、位置検出センサ110によって開口部および赤
外カットフィルタの位置を検出できるようになってい
る。
モータ制御回路108によって回転を制御されるようにな
っており、位置検出センサ110によって開口部および赤
外カットフィルタの位置を検出できるようになってい
る。
前記画像信号が入力されるアンプ93はγ補正等の信号
処理が行なわれ、A/Dコンバータ106によってデジタル信
号に変換され、R,G,Bの各々のフレームメモリ107に書込
まれるようになっている。このR,G,Bフレームメモリ107
に書込まれた映像信号は、D/Aコンバータ109によってア
ナログ信号に変換された後、サンプルホールド回路111
によって、例えば円形のレチクルの輪郭信号が付加され
てNTSCエンコーダ112に出力されるようになっている。
このNTSCエンコーダ112は複合ビデオ信号を接点113,11
4,115を介して色度計算部84内に設けられた色度計算回
路119に出力すると共に接点106,107を介して例えばモニ
タ等にスチルカメラを取付けたような静止画像記録装置
118に出力し、観察画像を表示できるようになってい
る。
処理が行なわれ、A/Dコンバータ106によってデジタル信
号に変換され、R,G,Bの各々のフレームメモリ107に書込
まれるようになっている。このR,G,Bフレームメモリ107
に書込まれた映像信号は、D/Aコンバータ109によってア
ナログ信号に変換された後、サンプルホールド回路111
によって、例えば円形のレチクルの輪郭信号が付加され
てNTSCエンコーダ112に出力されるようになっている。
このNTSCエンコーダ112は複合ビデオ信号を接点113,11
4,115を介して色度計算部84内に設けられた色度計算回
路119に出力すると共に接点106,107を介して例えばモニ
タ等にスチルカメラを取付けたような静止画像記録装置
118に出力し、観察画像を表示できるようになってい
る。
前記色度計算回路119は色度を算出し、この結果をス
ーバーインポーズ回路123と接点126,127を介して光源装
置83内に設けられたレリーズコントローラ124とに出力
されるようになっている。
ーバーインポーズ回路123と接点126,127を介して光源装
置83内に設けられたレリーズコントローラ124とに出力
されるようになっている。
前記スーパーインポーズ回路123は表示切換部128によ
って計算結果を表示するか、表示しないかを選択できる
ようになっており、計算結果を表示する場合は、スーパ
ーインポーズ回路123が接点130を介して前記静止画像記
録装置118の画面上に結果を表示するようになってい
る。
って計算結果を表示するか、表示しないかを選択できる
ようになっており、計算結果を表示する場合は、スーパ
ーインポーズ回路123が接点130を介して前記静止画像記
録装置118の画面上に結果を表示するようになってい
る。
前記レリーズコントローラ124は、接点129を介して前
記制御回路104に制御信号を出力し、前記R,G,Bフレーム
メモリ107に書込みを禁止させるようにして静止画像記
録装置118の画像をフリーズするようになっている。更
に、制御回路104は静止画像記録装置118を構成する例え
ばスチルカメラに接点131,132を介してレリーズ信号を
送出し、静止画像を撮影するようになっている。
記制御回路104に制御信号を出力し、前記R,G,Bフレーム
メモリ107に書込みを禁止させるようにして静止画像記
録装置118の画像をフリーズするようになっている。更
に、制御回路104は静止画像記録装置118を構成する例え
ばスチルカメラに接点131,132を介してレリーズ信号を
送出し、静止画像を撮影するようになっている。
なお、前記制御回路104は、アンプ93とCCDドライバ92
とD/Aコンバータ109とを制御できるようになっている。
とD/Aコンバータ109とを制御できるようになっている。
ところで上記のように構成された経内視鏡分光診断装
置に作用について説明する。
置に作用について説明する。
電子内視鏡81の挿入部86を体腔内に挿入し、フィルタ
ターレット100の赤外光カットフィルタを透過して赤外
光がカットされ、回転フィルタ98によって順次R,G,Bの
各波長に分離された照明光が被検部に照射される。この
被検部の光学像は、CCD91の撮像面に結像して光電変換
され、CCDドライバ92の駆動クロックが印加されること
により読み出されてビデオプロセッサ82内に設けられた
アンプ93に画像信号が入力される。このアンプ93では、
γ補正等の信号処理が行なわれてA/Dコンバータ106によ
りデジタル信号に変換され、R,G,Bフレームメモリ107に
書込まれる。書込まれた映像信号は読み出されてD/Aコ
ンバータ109によってアナログ信号に変換されてサンプ
ルホールド回路111に入力される。このサンプルホール
ド回路111では、映像信号にレチクルの輪郭を描くため
の信号を付加してNTSCエンコーダ112に出力し、このNTS
Cエンコーダ112は複合ビデオ信号を生成し、静止画像記
録装置118の画面上にレチクルが設けられた被検部画像
を表示する。術者は、レチクルに測定したい被検部の像
を内接させるようにする。レチクル内の画像は、上記と
同様の経路を通り複合ビデオ信号として色度計算回路11
9に入力され、被検部の色度点が計算される。
ターレット100の赤外光カットフィルタを透過して赤外
光がカットされ、回転フィルタ98によって順次R,G,Bの
各波長に分離された照明光が被検部に照射される。この
被検部の光学像は、CCD91の撮像面に結像して光電変換
され、CCDドライバ92の駆動クロックが印加されること
により読み出されてビデオプロセッサ82内に設けられた
アンプ93に画像信号が入力される。このアンプ93では、
γ補正等の信号処理が行なわれてA/Dコンバータ106によ
りデジタル信号に変換され、R,G,Bフレームメモリ107に
書込まれる。書込まれた映像信号は読み出されてD/Aコ
ンバータ109によってアナログ信号に変換されてサンプ
ルホールド回路111に入力される。このサンプルホール
ド回路111では、映像信号にレチクルの輪郭を描くため
の信号を付加してNTSCエンコーダ112に出力し、このNTS
Cエンコーダ112は複合ビデオ信号を生成し、静止画像記
録装置118の画面上にレチクルが設けられた被検部画像
を表示する。術者は、レチクルに測定したい被検部の像
を内接させるようにする。レチクル内の画像は、上記と
同様の経路を通り複合ビデオ信号として色度計算回路11
9に入力され、被検部の色度点が計算される。
ところで、前記色度計算回路119内には上記の被検部
の測定に先立ち、正常部の分光測定を行い、正常部の色
度点(N)と集束白色点(C)の色度点データとが予め
記録されている。この正常部の色度点(N)と集束白色
点(C)と被検部の色度点(A)とのなす角度∠ACNが
算出される。この∠ACNは、病変別角度と比較され、被
検部が正常であるか、否かを判定する。この判定結果
は、スーパーインポーズ回路123とレリーズコントロー
ラ124に出力され、スーパーインポーズ回路123では、表
示切換部128が表示を指示する場合に、静止画像記録装
置118の画面上に判定結果を表示する。また、レリーズ
コントローラ124では、判定結果が異常である場合に制
御回路104にレリーズ信号を印加して制御回路104がR,G,
Bフレームメモリ107に対して画像信号を書込みを禁止さ
せる。これによって静止画像記録装置118の画像は静止
画像になり、静止画像記録装置118に設けられた、例え
ばスチルカメラにレリーズ信号が制御回路104より送ら
れ、異常部の撮影が行なわれる。
の測定に先立ち、正常部の分光測定を行い、正常部の色
度点(N)と集束白色点(C)の色度点データとが予め
記録されている。この正常部の色度点(N)と集束白色
点(C)と被検部の色度点(A)とのなす角度∠ACNが
算出される。この∠ACNは、病変別角度と比較され、被
検部が正常であるか、否かを判定する。この判定結果
は、スーパーインポーズ回路123とレリーズコントロー
ラ124に出力され、スーパーインポーズ回路123では、表
示切換部128が表示を指示する場合に、静止画像記録装
置118の画面上に判定結果を表示する。また、レリーズ
コントローラ124では、判定結果が異常である場合に制
御回路104にレリーズ信号を印加して制御回路104がR,G,
Bフレームメモリ107に対して画像信号を書込みを禁止さ
せる。これによって静止画像記録装置118の画像は静止
画像になり、静止画像記録装置118に設けられた、例え
ばスチルカメラにレリーズ信号が制御回路104より送ら
れ、異常部の撮影が行なわれる。
赤外光を含む照明光によって診断を行う場合は、図示
しないスイッチ等によりモータ制御回路108に赤外光カ
ットフィルタの退避を指示する。このモータ制御回路10
8は、モータ105を駆動してフィルタターレット100を回
転し、赤外光カットフィルタを照明光の光路から退避さ
せる。これによって分光データは赤外光を含んだものと
なる。
しないスイッチ等によりモータ制御回路108に赤外光カ
ットフィルタの退避を指示する。このモータ制御回路10
8は、モータ105を駆動してフィルタターレット100を回
転し、赤外光カットフィルタを照明光の光路から退避さ
せる。これによって分光データは赤外光を含んだものと
なる。
なお、赤外カットフィルタの挿入は、手動で行っても
よいし、第1実施例に示したようにCPUを設けて自動で
行ってもよい。
よいし、第1実施例に示したようにCPUを設けて自動で
行ってもよい。
また、静止画像記録装置118は、本実施例で述べたモ
ニタとスチルカメラとの組合せの外に、磁気ダィスク記
録装置,フロップディスク記録装置,ビデオテープレコ
ーダ等によって行ってもよい。
ニタとスチルカメラとの組合せの外に、磁気ダィスク記
録装置,フロップディスク記録装置,ビデオテープレコ
ーダ等によって行ってもよい。
更にまた、判定結果の表示は、被検部の角度が正常部
の角度から外れた場合に警告音を発するようにしてもよ
い。
の角度から外れた場合に警告音を発するようにしてもよ
い。
本実施例によれば、判定結果を観察像と共に記録する
ことができ、診断を下すための情報を豊富なものとする
ことができる。
ことができ、診断を下すための情報を豊富なものとする
ことができる。
その他の構成,作用および効果は第1実施例と同様で
ある。
ある。
上記各実施例は赤外光カットフィルタを設けたフィル
タターレットを回転することにより照明光の選択を行っ
ているが、赤外光カットフィルタを挿脱自在に移動させ
てもよい。
タターレットを回転することにより照明光の選択を行っ
ているが、赤外光カットフィルタを挿脱自在に移動させ
てもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、被検部の赤外光
情報を得ることにより可視光情報と合わせて病変部診断
の有力な補助手段とすることができる。
情報を得ることにより可視光情報と合わせて病変部診断
の有力な補助手段とすることができる。
第1図ないし第7図は、本発明の第1実施例に係り、第
1図は経内視鏡分光診断装置の概略の構成説明図、第2
図はスチルカメラの概略図、第3図は観察像の説明図、
第4図はフィルタターレットの説明図、第5図は色度点
による診断の説明図、第6図は赤外光カットフィルタの
動作を説明するフローチャート、第7図は演算比較器の
動作を説明するブロック図、第8図は本発明の第2実施
例に係る経内視鏡分光診断装置の概略の構成説明図であ
る。 1……経内視鏡分光診断装置 2……ファイバスコープ 65……光源制御回路 67……フィルタターレット 72……モータ 73……モータ制御回路
1図は経内視鏡分光診断装置の概略の構成説明図、第2
図はスチルカメラの概略図、第3図は観察像の説明図、
第4図はフィルタターレットの説明図、第5図は色度点
による診断の説明図、第6図は赤外光カットフィルタの
動作を説明するフローチャート、第7図は演算比較器の
動作を説明するブロック図、第8図は本発明の第2実施
例に係る経内視鏡分光診断装置の概略の構成説明図であ
る。 1……経内視鏡分光診断装置 2……ファイバスコープ 65……光源制御回路 67……フィルタターレット 72……モータ 73……モータ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 此村 優 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 一成 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高野 明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小川 元嗣 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 南出 剛紀 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 博雅 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 西岡 公彦 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 光技術コンタクト,25[1](1987− 1−20)日本オプトメカトロニクス協会 P.28−43
Claims (2)
- 【請求項1】照明光によって得られた被検部の観察像を
分光して、この分光データより算出する色度点(A)
と、 前記照明光によって得られた正常部の観察像を分光し
て、この分光データより算出する色度点(N)と、 前記被検部あるいは正常部との測定距離および測定角度
の違いにより変化する複数の色度点が集束する点(C)
と、 のなす角度∠ACNによって診断を行う経内視鏡分光診断
装置において、 前記照明光を可視光と赤外光とを含む波長領域と、可視
光のみの波長領域とに選択できる選択手段を設けたこと
を特徴とする経内視鏡分光診断装置。 - 【請求項2】前記選択手段は、赤外カットフィルタと開
口部とを有し、モータによって回転駆動されるフィルタ
ターレットであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の経内内視鏡分光診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62260012A JP2528142B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 経内視鏡分光診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62260012A JP2528142B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 経内視鏡分光診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01101961A JPH01101961A (ja) | 1989-04-19 |
JP2528142B2 true JP2528142B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=17342082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62260012A Expired - Lifetime JP2528142B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 経内視鏡分光診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528142B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2271011A (en) * | 1992-09-23 | 1994-03-30 | Central Research Lab Ltd | Greyscale addressing of ferroelectric liquid crystal displays. |
JP2002306409A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-22 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡システム |
-
1987
- 1987-10-15 JP JP62260012A patent/JP2528142B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
光技術コンタクト,25[1](1987−1−20)日本オプトメカトロニクス協会P.28−43 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01101961A (ja) | 1989-04-19 |
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