JP2528038B2 - 養魚用水浄化装置 - Google Patents

養魚用水浄化装置

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JP2528038B2 JP41771890A JP41771890A JP2528038B2 JP 2528038 B2 JP2528038 B2 JP 2528038B2 JP 41771890 A JP41771890 A JP 41771890A JP 41771890 A JP41771890 A JP 41771890A JP 2528038 B2 JP2528038 B2 JP 2528038B2
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清之 北野
博 緒明
稔 生田
寛 有馬
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕本発明は汚濁水浄化装置に関し、
特に水中の汚濁物を高能率で凝集し、高速度で浮上、分
離し得る養魚用水浄化装置に関する。
〔従来の技術〕魚介類を長期間飼育する場合、餌、排泄
物等に起因する水中の汚濁物を連続的に除去する必要が
あり、従来より種々の方法が提案されている。例えば、
本間昭雄、「活魚大全」、(平成2.1.10)、フジ
テクノシステム、p306、には第5図のごとき泡分離
型水浄化装置が示されている。1は処理槽であり、2は
汚濁水流入口であり、3は処理水流入口であり、4は処
理水流出口であり、5はエアコンプレッあるいはブロア
ーのごとき空気供給源であり、6は汚濁物分離部であ
り、7は汚濁物排出口であり、30はポーラス状の軽石
等からなる散気モジュールであり、汚濁水流入口2の横
に配設され、空気供給源5とは配管により連通してい
る。汚濁水を図示しない送液ポンプによって汚濁水流入
口2から処理槽1内に流入させ、空気供給源から散気モ
ジュール30に低圧空気を圧送すると、空気は散気モジ
ュール30によって微細な気泡となって排出される。気
泡を発生させるには上記のほかに、図示しない送液ポン
プの前または後から空気を取り込み、水流と一緒に空気
を処理槽1内に送る方法や、微細な穴を有する散気管を
用いる方法もある。軽石や散気管の穴径は数ミクロン以
上である。汚濁物は気泡の表面に付着、凝集されて浮上
し、汚濁物を分離、浄化された水は処理水流入口3から
処理水流出口4に流れる。浮上した泡状の濃縮汚濁水は
汚濁物分離部6で分離され汚濁物排出口7から排出され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕気泡によって汚濁物を
浮上分離するこの種の装置では、気泡と汚濁物との接触
時間が短いこと、すなわち処理槽内の液の平均滞留時間
が短時間のうちに十分な浄化を行うことが効率化につな
がり、装置も小型にできる。しかしながら、従来の軽石
等からなる散気モジュールや散気管を用いる方法では気
泡が大きく、水中の汚濁物の凝集、分離の割合が少な
く、気泡と汚濁物との長時間の接触が必要であり、効率
が悪い。また、軽石等の表面が滑らかでないため、汚濁
物によるめづまりが起こりやすい。一方、送液ポンプの
吸込側に空気取り入れ口を設け、送液ポンプ内で加圧、
撹拌して気泡を発生させる方法では、取り入れる空気の
量が少ないため大容量のポンプを必要とし、動力費もか
さみ、空気量も安定しない。そのため、処理槽の水位が
安定せず、泡状の汚濁水の分離が定常的に行えないとい
う問題がある。本発明は上記の問題点に着目してなされ
たもので、短時間に、効率良く、定常的に浄化でき、め
ずまりの少ない養魚用水浄化装置を提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕上記目的を達成するた
め、本発明に係わる養魚用水浄化装置は、処理槽と気泡
発生装置とを有し、水中の汚濁成分を気泡に付着させて
浮上させ分離することにより汚水を浄化する養魚用浮上
分離型水浄化装置において、該気泡発生装置が、表面に
孔を有する中空糸を含む散気モジュールを具備し、かつ
汚濁水流入口の上部に配置せることを特徴としている。
また、処理槽と気泡発生装置とを有し、水中の汚濁成分
を気泡に付着させて浮上させ、分離することにより汚水
を浄化する養魚用浮上分離型水浄化装置において、該気
泡発生装置が、表面に孔を有する中空糸を含む散気モジ
ュールを具備し、かつこの散気モジュールが、表面の孔
径の異なる複数の種類の中空糸により構成されてもよ
い。さらにまた、処理槽と気泡発生装置とを有し、水中
の汚濁成分を気泡に付着させて浮上させ、分離すること
により汚水を浄化する養魚用浮上分離型水浄化装置にお
いて、該気泡発生装置が、表面に孔を有する中空糸を含
む散気モジュールを具備し、かつこの散気モジュール
が、中空糸と、中空糸以外の散気素子とによりなること
としてもよい。
〔作用〕上記構成によれば、散気モジュールに、表面に
微細な孔を有する中空糸を用いたため、発生す気泡は極
めて微細となり、汚濁水中の汚濁成分が短時間で気泡の
表面に付着、分離する。そして、上向きに配設された汚
濁水流入口の上部に散気モジュールを配設したため、気
泡は汚濁水の上昇水流によって上昇速度が高まる。第2
の発明では、表面の孔の大きい中空糸と、孔の小さい中
空糸とを組み合わせることにより、大きな気泡と小さな
気泡とを発生させ、小さな気泡に汚濁成分を効率的に付
着させ、大きな気泡により気泡全体の上昇速度を高める
ことができる。第3の発明では、中空糸と中空糸以外の
散気素子、例えば軽石とを組み合わせることにより、小
さな気泡と大きな気泡とを同時に発生させることがで
き、上記各発明と同様の作用をなさしめることができ
る。
〔実施例〕以下に本発明に係わる養魚用水浄化装置の実
施例について、図面を参照して説明する。第1図は第1
実施例であり、処理槽の構造は従来のものと同一なので
説明は省略し異なる部分のみ説明する。10は散気モジ
ュールであり、図示のごとく汚濁水流入口2の横に配設
されている。第2図は散気モジュール10の斜視図であ
り、11はケース、12は中空糸、13は固定金具、1
4は中空糸の散気モジュール空気入口である。中空糸1
2は特願平1−063955に記載されているように、
特別な高分子化合物を材料として作られたもので、一般
には限外濾過あるいは逆浸透などの特殊な濾過用として
現在広く利用されている材料であり、表面の孔径は10
0オングストローム程度と非常に微細である。次に作用
について説明すると、空気供給源5から空気を散気モジ
ュール10の散気モジュール空気入口14に送ると、中
空糸12から極めて微細な気泡を発生する。特に養魚特
有の汚濁物を含有した水、あるいは海水の場合気泡発生
が顕著である。中空糸からの気泡の発生量は、中空糸の
中空部にかかる気体の圧力で制御できるため、安定した
気泡発生が可能である。この微細な気泡は水中の汚濁物
を効率良く、短時間に大量に凝集する。実験結果の一例
を示すと、第1図に示すごとき容積500リットルの処
理槽1に装着した中空糸の散気モジュール10に4気圧
の空気圧力をかけて気泡を発生させ、5立方メートルの
平目養殖槽の水を毎時5立方メートルで循環させながら
浄化処理を行った結果、1日平均約20リットルの濃縮
汚濁水を泡として除去できた。その濃縮汚濁水の汚れを
化学的酸素要求量(COD)で測定した結果約700P
PMであった。この条件で平目を飼い続けたところ、1
週間以上にわたり養殖槽の水は清浄であった。また、前
記のように中空糸の表面の孔が非常に微細なため、表面
は平坦で汚濁物の混入、付着がなく、めずまりが少なか
った。この浄化装置の気泡発生装置を従来の散気装置に
置き換え、上記の場合と同程度の空気を送って浄化処理
を行った結果、1日平均3〜5リットルの濃縮汚濁水を
除去し、そのCODは300〜400PPMであった。
この条件では急速に水質が悪化し、3日目で魚の成育に
支障をきたスト判断された。即ち、中空糸の散気モジュ
ールの効果は明らかであったが、気泡が極めて微細なた
め気泡の滞留時間が長期化するとともに、浮上のための
気泡の成長がおそくなり結果として処理時間の長期化と
いう問題が生じた。その対策として第3図に示す第2実
施例のごとく、散気モジュール10を上向きの汚濁水流
入口2の上に配設した結果、汚濁水の上昇水流の力によ
って気泡の上昇速度が高まり、処理時間は短縮された。
第1実施例と同様な条件で実験したところ、1日約25
リットルの濃縮汚濁水が除去でき、そのCODは約10
00PPMであり、良好な結果が得られ、長期間の養魚
の飼育に支障はないと判断された。また、第3実施例と
して第4図に示すように、第1実施例と同一の中空糸を
用いた散気モジュール21と、散気モジュール21の中
空糸よりも5〜10倍大きい気泡を発生する中空糸の散
気モジュール22とを併せて使用した。その結果、散気
モジュール21から発生した微細な気泡は汚濁物を短時
間で凝集し、散気モジュール22から発生した大きな気
泡は微細な気泡を合体、付着し、あるいは上昇水流を作
って微細気泡の上昇速度を高めた。また、大きな気泡は
水面上で泡を保持する役目を果した。これで第1実施例
と同様な条件で実験を行った結果、1日約28リットル
の濃縮汚濁水が除去でき、そのCODは約1000PP
Mであり、一層良好な結果が得られた。この場合、散気
モジュールの種類は2種類以上であってもよい。散気モ
ジュール22を中空糸以外の散気素子、たとえば軽石等
で置き換えても同様の結果が得られる。
〔発明の効果〕以上詳述したごとく、本発明は浮上分離
型浄化装置の散気モジュールに中空糸を用いたため、気
泡が極めて微細となり、汚濁物を短時間に気泡の表面に
凝集し、効率的に分離することができる。また、散気モ
ジュールを汚濁水流入口の上部に配設し、あるいは散気
モジュールを表面孔径の異なる中空糸を組み合わせ、も
しくは散気モジュールを中空糸と、中空糸以外の例えば
軽石等の散気素子と組み合わせることにより、気泡の上
昇速度を高め、短時間に、効率的に、定常的に浄化作用
が行われ、しかも、めずまりの少ない養魚用水浄化装置
が得られる。なお、本発明の水浄化装置は海水魚のみな
らず、淡水魚等広く魚介類一般に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の養魚用水浄化装置の断面図であり、第
2図は散気モジュールの説明用の斜視図であり、第3図
は第2実施例の断面図であり、第4図は第3実施例の断
面図であり、第5図は従来の泡分離型浄化装置の断面図
である。 1・・・処理槽 2・・・汚濁水流入口 5・・・空気供給源 10,21,22・・・散気モジュール 12・・・中空糸 13・・・固定金具 14・・・散気モジュール空気入り口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有馬 寛 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 技術研究所内 (56)参考文献 特開 平2−245230(JP,A) 実公 昭56−53918(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理層と気泡発生装置とを有し、水中の
    汚濁成分を気泡に付着させて浮上させ、分離することに
    より汚水を浄化する養魚用浮上分離型水浄化装置におい
    て、該気泡発生装置が、表面に孔を有する中空糸を含む
    散気モジュールを具備し、かつ汚濁水流入口の上部に配
    置せることを特徴とする養魚用水浄化装置。
  2. 【請求項2】 処理層と気泡発生装置とを有し、水中の
    汚濁成分を気泡に付着させて浮上させ、分離することに
    より汚水を浄化する養魚用浮上分離型水浄化装置におい
    て、該気泡発生装置が、表面に孔を有する中空糸を含む
    散気モジュールを具備し、かつこの散気モジュールが、
    表面の孔径の異なる複数の種類の中空糸により構成され
    ていることを特徴とする養魚用水浄化装置。
  3. 【請求項3】 処理層と気泡発生装置とを有し、水中の
    汚濁成分を気泡に付着させて浮上させ、分離することに
    より汚水を浄化する養魚用浮上分離型水浄化装置におい
    て、該気泡発生装置が、表面に孔を有する中空糸を含む
    散気モジュールを具備し、かつこの散気モジュールが、
    中空糸と、中空糸以外の散気素子とによりなることを特
    徴とする養魚用水浄化装置。
JP41771890A 1990-12-14 1990-12-14 養魚用水浄化装置 Expired - Lifetime JP2528038B2 (ja)

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JPH04325042A JPH04325042A (ja) 1992-11-13
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