JP2528019Y2

JP2528019Y2 - 枚数表示装置

Info

Publication number: JP2528019Y2
Application number: JP1989121232U
Authority: JP
Inventors: 利幸幹田; 賢八白木
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1989-10-17
Filing date: 1989-10-17
Publication date: 1997-03-05
Anticipated expiration: 2004-10-17
Also published as: JPH0360393U

Description

【考案の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本考案は複写機等の複写枚数を表示する枚数表示装置
に関する。

（ロ）従来の技術複写機には、設定した複写枚数を表示する枚数表示装
置が設けられており、通常その枚数表示装置として、７
セグメント表示器が用いられている。

ところで、従来、２桁の複写枚数を表示する場合に
は、２組の７セグメント表示器を必要とし、コストが高
くなるという難点がある。

ところが、小型の複写機のような場合、通常は、２桁
の枚数を複写することはまれで、10枚以内、特に１〜２
枚の複写が多い。

そこで、１つの７セグメント表示器を用いて、１桁の
枚数以上の複写を可能にした複写機がある。例えば、シ
ャープ株式会社製品番「Z30」の複写機においては、１
つの７セグメント表示器で１〜９の枚数表示及びそれに
従った複写と、Ｃの表示により20枚の複写を行なうよう
構成にしている。また、キャノン株式会社製の品番「FC
5」の複写機では、同様に１〜９の枚数表示及びそれに
従った複写と、Ｆの表示により給紙カセットに載置され
ている用紙すべての複写を行なうように構成している。

（ハ）考案が解決しようとする課題上述した１つの７セグメント表示器のものでは、２桁
以上になると、枚数が固定されてしまい、ユーザの希望
する２桁の枚数の表示並びにそれに従った複写ができな
いという問題があった。

本考案は上述した問題点に鑑みなされたものにして、
１つの７セグメント表示器を用いて２桁の表示の可能な
枚数表示装置を提供することをその課題とする。

（ニ）課題を解決するための手段本考案は、上部の横方向に設けられるセグメントａと
右上部の縦方向に設けられるセグメントｂと右下部の縦
方向に設けられるセグメントｃと下部の横方向に設けら
れるセグメントｄと左下部の縦方向に設けられるセグメ
ントｅと左上部の縦方向に設けられるセグメントｆと中
部の横方向に設けられるセグメントｇとにより数字を表
示する７セグメント表示器と、表示すべき数字を入力す
る入力手段と、この入力手段に対応し、前記セグメント
の点灯を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路
は、前記入力手段により１桁または下位桁に１が入力さ
れると前記セグメントｂと前記セグメントｃを点灯させ
る下位桁制御部と、前記入力手段により上位桁が１であ
る２桁の数字が入力されると上位桁を前記セグメントｅ
と前記セグメントｆにより点灯させる上位桁制御部とを
有し、上位桁及び下位桁を交互に点灯させることを特徴
とする枚数表示装置である。

（ホ）作用２桁の数字が入力されると、下位桁と上位桁とが交互
に点滅することにより、２桁の数字を識別することがで
きる。

（ヘ）実施例以下、本考案の一実施例を図面に従い説明する。

第１図は、本考案の枚数表示装置を備えた複写機の操
作部を示す平面図、第２図は本考案の枚数表示装置の回
路図、第３図は７セグメント表示器を示す平面図、第４
図は表示器の夫々異なる表示態様を示す平面図である。

第１図において、（１）は７セグメント表示器、
（４）は複写枚数を入力する入力手段としての枚数セッ
トキー、（５）は入力した数字等をクリアするクリアキ
ー、（６）は複写開始を指示するコピーキーである。各
キー（４）（５）（６）および７セグメント表示器
（１）は、第２図に示すように、マイクロコンピュータ
からなる制御回路（以下、MPUという。）（２）により
制御される。

すなわち、枚数セットキー（４）が押され、このキー
（４）が、“ON"される毎に、MPU（２）は、カウントア
ップする。本実施例では20枚までカウントアップする。
そして、そのセットされた枚数を７セグメント表示器
（１）で表示するために、MPU（２）は各セグメント（1
a）〜（1g）のダイオードの点灯を制御する。

また、クリアキー（５）が押され、このキー（５）が
“ON"になると、MPU（２）は入力した数字等をクリアす
ると共に、初期設定値である“1"の表示を行なうためセ
グメント（1b）（1c）を点灯させる。

更に、コピーキー（６）が押されると、MPU（２）は
枚数セットキー（４）でセットされた枚数の複写を行な
うように複写機を制御する。

つぎに、本考案の動作につき第４図を参照して説明す
る。

電源投入時、初期値として「１」を表示すべく、MPU
（２）が第４図（イ）に示す如く、７セグメント表示器
（１）のセグメント（1b）（1c）を点灯させる。

続いて、ユーザが枚数セットキー（４）を押すと、20
枚までカウントアップされ、その設定数字が７セグメン
ト表示器（１）にて表示される。そして、１〜９までの
１桁の数字の場合は、そのまま表示され、２桁の数字の
場合には、上位桁、下位桁と交互に点灯し表示する。例
えば、12の表示の場合には、まず第４図（ロ）に示すよ
うに、セグメント（1f）（1e）が点灯され「１」の表示
をする。そして、その（1f）（1e）が消灯され、無表示
となり、続いて、第４図（ハ）に示すように、セグメン
ト（1a）（1b）（1g）（1e）（1d）が点灯され、「２」
の表示を行なう。すなわち、「１」から「無表示」へ
「無表示」から「２」へ、そして「２」から「無表
示」、また、「無表示」から「１」へ…というように、
250msec位の間隔で点滅する。

この時、２桁の「１」の表示は通常の「１」の点灯位
置の（1b）（1c）ではなく、（1e）（1f）が点灯し、２
桁の表示であることが判かりやすくしている。

また、本実施例においては、20枚までカウントアップ
可能に構成しており、20枚の場合「Ｆ」表示をし、その
後枚数セットキー（４）が押されても、全て20枚と判断
するように構成されていいる。

（ト）考案の効果以上説明したように、本考案によれば、上位桁が１で
ある２桁の数字が入力されると、通常の１を表示すると
きのセグメントであるセグメントｂとセグメントｃを使
用せず、上位位をセグメントｅとセグメントｆにより点
灯させるので、１個のセグメント表示器にて、数字１の
形状を損なうことなく、上位桁と下位桁の識別ができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の枚数表示装置を備えた複写機の操作
部を示す平面図、第２図は本考案の枚数表示装置の回路
図、第３図は７セグメント表示器を示す平面図、第４図
は表示器の夫々異なる表示態様を示す平面図である。１……７セグメント表示器、２……MPU、４……枚数セ
ットキー、５……クリアキー、６……コピーキー。

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】上部の横方向に設けられるセグメントａと
右上部の縦方向に設けられるセグメントｂと右下部の縦
方向に設けられるセグメントｃと下部の横方向に設けら
れるセグメントｄと左下部の縦方向に設けられるセグメ
ントｅと左上部の縦方向に設けられるセグメントｆと中
部の横方向に設けられるセグメントｇとにより数字を表
示する７セグメント表示器と、表示すべき数字を入力す
る入力手段と、この入力手段に対応し、前記セグメント
の点灯を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路
は、前記入力手段により１桁または下位桁に１が入力さ
れると前記セグメントｂと前記セグメントｃを点灯させ
る下位桁制御部と、前記入力手段により上位桁が１であ
る２桁の数字が入力されると上位桁を前記セグメントｅ
と前記セグメントｆにより点灯させる上位桁制御部とを
有し、上位桁及び下位桁を交互に点灯させることを特徴
とする枚数表示装置。