JP2527837Y2 - 導電ケーブルの端子カバー - Google Patents

導電ケーブルの端子カバー

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JP2527837Y2
JP2527837Y2 JP1990039533U JP3953390U JP2527837Y2 JP 2527837 Y2 JP2527837 Y2 JP 2527837Y2 JP 1990039533 U JP1990039533 U JP 1990039533U JP 3953390 U JP3953390 U JP 3953390U JP 2527837 Y2 JP2527837 Y2 JP 2527837Y2
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JP
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axis
terminal cover
divided
conductive cable
cylindrical body
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JP1990039533U
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JPH04464U (ja
Inventor
英次 前田
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日立精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は溶接作業に使用する導電ケーブルの端子カバ
ーに関する。
〔従来の技術〕
第4図は従来の導電ケーブルの端子部の一部断面図で
ある。同図において、1は内部に雌ねじを持つ金属製の
袋ナツト2の外周を絶縁物3で一体にモールドした絶縁
袋ナツト。4は絶縁袋ナツト1を回転自在に支持する端
子金具。5は絶縁カバーで、絶縁袋ナツト1にねじ6に
より固定されている。
そして、導電ケーブル7を図示しない雄ねじを持つ給
電端子に接続するときには、絶縁カバー5を手で回すこ
とにより絶縁袋ナツト1を給電端子に螺合させていた。
なお、導電ケーブル7は外周を絶縁され、カシメパイ
プ8により端子金具4に固定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕 上記した従来技術において、絶縁袋ナツト1を給電端
子に締付けるとき、締付トルクの反力が絶縁袋ナツト1
のねじ部9あるいは絶縁カバー5の穴部10に加わる。そ
こで、ねじ部9および穴部10の変形あるいは割れを防止
するためにねじ6の数を複数にする必要があり、組立作
業性が良くなかつた。
本考案の目的は、上記した課題を解決し、組立作業性
を向上させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した課題は、導電ケーブルの端子カバーを軸方向
一体に組合せ可能の2つの部材で構成し、径方向の断面
を中空として少なくとも一方の部材の内側部に袋ナツト
を軸方向に位置決めするとともに回り止めをする手段を
設け、2つの合せ面において一方の部材に凸部および/
または凹部を設け、他方の部材に上記凸部または凹部に
係合する凹部または凸部を設け、外側の両端部に軸用止
め輪を係合させるための環状の溝を設けることにより解
決される。
〔作用〕
組立時、端子カバーの内側部に袋ナツトを係合させた
のち2つの部材を組合わせ、両端に軸用止め輪を係合さ
せると組立は完了する。
なお、内側部に設けた袋ナツトの軸方向の位置決めお
よび回り止め手段により、袋ナツトは端子カバーと一体
になる。さらに、袋ナツトを締付けるときの反力は2つ
の合せ面に設けた凹部と凸部に加わるから、従来と同一
の肉厚であつても割れおよび変形を減らすことができ
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す端子カバーの平面
図、第2図は側面図、第3図は組立た状態のものを第2
図に示すI方向に断面した断面図である。なお、第4図
と同じものは同一の符号が付してある。
11は端子カバーで、断面は略1/2の円筒状である。1
2、13は合せ面。14は合せ面12に設けられた凸部。15は
合せ面13に設けられた凹部で、凸部14が嵌合する大きさ
に形成されている。16は外周が正六角形の袋ナツト2の
各面に対接するように形成された六角形の一部を形成す
る溝。なお、溝16の端面17、18間の距離は袋ナツト2の
長さより僅かに長い。なお、図1に示すように、溝16の
両側には、溝16と端子カバー11の軸方向の端部を接続す
る半円の溝が設けてあり、図2に示すように、前記半円
の溝の半径は前記正六角形の内接円の半径よりも短い。
19は外側の両端部に設けられた軸用止め輪を係合させる
ための環状の溝。20は滑り止めのため外周に設けた複数
の溝。21は軸用止め輪である。
なお、本実施例においては、凸部14と凹部15は軸心O
に関して半径方向および軸方向の両方とも対称に配置し
てある。
従つて、2個の端子カバー11を組合わせれば一様の略
円筒状の端子カバーを構成することができる。
そこで、導電ケーブル7に端子カバー11を取付けると
きには、一方の端子カバー11の溝16に袋ナツト2を係合
させておき、他方の端子カバー11を凸部14と凹部15がそ
れぞれ係合するように組合わせて一体とし軸用止め輪21
を溝19に係合させる。
以下、凸部14と凹部15の効果を第2図を用いて説明し
ておく。
2個の端子カバー11を組合わせて袋ナツト1を締付け
ると、締付トルクの反力が端子カバー11に加わる。たと
えば、矢印方向に端子カバー11を回すと、点Aを支点と
してB部に左方の力すなわち開こうとする力が働く。こ
のとき、凸部14の頂部Cは点Aを支点にして回転しよう
とする。ここで、軸心Oを点対称の中心として点Aおよ
び凹部15の底D部をそれぞれ点A′およびD′部とする
と、図示していない端子カバー11にも上記と同様の力が
働くから底部D′部は点A′を支点に回転しようとす
る。ここで頂部Cと底部D′部は係合しているから、頂
部Cは回転しない。すなわち、締付トルクの反力を凸部
14および凹部15で受けることになり、B部は広がらな
い。この結果、軸用止め輪21には力が加わらないため、
軸用止め輪21が変形することもない。
なお、本実施例においては、袋ナツト1の外形を六角
としたが、これに限られるものでないことは言うまでも
ない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案によれば、組立時端子カ
バーの内側部に袋ナツトを係合させたのち2つの部材を
組合わせ、両端に軸用止め輪を係合させるだけであるか
ら、組立が容易で、組立作業性が向上するという効果が
ある。また、通電ケーブルを図示しない給電端子に着脱
する場合、工具を必要としないため、通電ケーブルの着
脱作業能率を向上させることができる。さらに、軸心を
中心として合せ面の一方の側に合せ面と直角な凸部を、
他方の側に軸心の回りに180度回転させた前記凸部が嵌
合する凹部を設け、半円弧面の軸方向の両端部に軸用止
め輪を係合させるための環状の溝を設けた形状であるた
め、同じものを2個組み合わせることにより1組の端子
カバーを構成できる。そこで、例えば一方だけが破損し
た場合、破損した側だけを交換すればよく、全体を交換
する必要はない。したがって、部品の保守費用が安価に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す端子カバーの平面図。
第2図は側面図。第3図は組立た状態のものを第2図に
示すI方向に断面した断面図。第4図は従来技術の説明
図である。 2……袋ナツト、7……導電ケーブル、11……端子カバ
ー、12、13……合せ面、14……凸部、15……凹部、16,1
9,20……溝、21……軸用止め輪。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状体を軸心で軸方向に2分割した1/2
    円筒状体の分割面に、中心軸が前記軸心に一致し対角線
    または対辺の2等分線に沿って軸方向に2分割した正六
    角柱の分割面が前記分割面と一致する1/2正六角柱形の
    窪みと、中心軸が前記軸心に一致し前記窪みと1/2円筒
    状体の軸方向の端部とを接続する半径が前記正六角柱の
    内接円の半径よりも短い2個の溝を設け、前記軸心を中
    心として前記分割面の一方の側に前記分割面と直角な凸
    部を、他方の側に軸心の回りに180度回転させた前記凸
    部が嵌合する凹部を設け、半円弧面の軸方向の両端部に
    軸用止め輪を係合させるための環状の溝を設けたことを
    特徴とする導電ケーブルの端子カバー。
JP1990039533U 1990-04-16 1990-04-16 導電ケーブルの端子カバー Expired - Lifetime JP2527837Y2 (ja)

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JPH04464U JPH04464U (ja) 1992-01-06
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JPS6379074U (ja) * 1986-11-12 1988-05-25

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