JP2527745Y2 - 直動転がり案内軸受 - Google Patents

直動転がり案内軸受

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JP2527745Y2
JP2527745Y2 JP8826590U JP8826590U JP2527745Y2 JP 2527745 Y2 JP2527745 Y2 JP 2527745Y2 JP 8826590 U JP8826590 U JP 8826590U JP 8826590 U JP8826590 U JP 8826590U JP 2527745 Y2 JP2527745 Y2 JP 2527745Y2
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JP
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motion rolling
guide
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guide bearing
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正継 三井
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NSK Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ベッドに対して移動テーブルを直動可能に
支持するべく送りテーブル装置等を使用される、転動体
非循環タイプの直動転がり案内軸受の改良に関する。
〔従来の技術〕
非循環タイプの直動転がり案内軸受としては、第6
図.第7図に示すものが公知である。このものは、一方
の案内レール1がベッド2側に固定され、且つ他方の案
内レール3が移動テーブル4側に固定され、これら両レ
ール1,3間に多数のローラ5が保持器6により保持され
て介在されている。そのローラ5の転動により、両案内
レール1,3を介して移動テーブル4をベッド2に対して
円滑に直動させる。移動テーブル4側に固定された案内
レール3の移動に伴い、保持器6は多数のローラ5と共
に同方向に移動する。7はストッパである。そのときの
保持器6の移動距離は、案内レール3の移動ストローク
の半分である。そこで、保持器6がレールから外れない
ように、保持器6の長さは(案内レール3の長さ)−
(レールストローク/2)に選ばれる。
なお、第6,7図のローラ5は、隣合う同士の軸線が90
°の角度で交差しているクロスローラ式のものである
が、各ローラの軸線が平行をなすリニアローラ式のもの
も公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
取付け誤差で案内レール1,3の平行度が悪い場合は、
ローラ5にかかる予圧が不均一になり、移動テーブル4
の往復の動きの抵抗に差が生じる。また、移動テーブル
4の移動速度が行きと戻りで異なる場合とか、移動中に
加減速する場合には、慣性の大きさに差を生じる。しか
して、このような予圧の不均一や、慣性の大きさの違い
があると、移動テーブル4が往復運動を繰り返すうち
に、案内レール1,3と保持器6との相対位置が少しづつ
ずれてくる。ところが、案内レール1,3とローラ5との
間は、案内レール1,3の長手方向には拘束されていない
から、最終的に保持器6が案内レール1,3から外れてし
まう現象(ミクロスリップ現象)が生じる。
従来、このミクロスリップ現象を防止することを目的
として、案内レール1,3にラック歯を形成すると共にロ
ーラ5の外周にピニオンのような歯を形成して両者を噛
合させたり、ワイヤ等によってこれらの動きを矯正する
手段が取られている。しかしながら、これら従来のミク
ロスリップ防止手段は、構造を複雑にしてコスト高を招
くほか、各部を過拘束することになるという問題点があ
った。
そこで本考案は、各部材の構造に大規模な変更を生じ
ることなく、構造の複雑化やコスト高を排して簡単な手
段で前記ミクロスリップを防止することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、軸方向に相対移動する2つの平行な案内レ
ールと、両案内レールの間で保持器に保持されて転動す
る転動体とを備えた直動転がり案内軸受の、少なくとも
一方の案内レールの軌道面の端部に、その端部から奥に
向かって下り勾配の傾斜面を備えた板ばねを装着したも
のである。
〔作用〕
一方の案内レールの移動により、保持器端の転動体が
他方の案内レールの端部に取付けた板ばねの傾斜面に達
すると、その斜面作用で、転動体と傾斜面との接触点に
かかるラジアル負荷の分力が、保持器の移動方向とは反
対方向に生じる。そのため、保持器はスリップによる移
動が抑制されて、案内レールから外れにくくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。な
お、従来と同一または相当部分には同一の符号を付して
ある。
第1図は案内レールの端部の斜視図、第2図はその縦
断面図、第3図は第1図の案内レールを用いた直動転が
り案内軸受の横断面図、第4図は第3図の直動転がり案
内軸受を取付けた送りテーブル装置の横断面図である。
この実施例の直動転がり案内軸受10は、一方の案内レー
ル1(固定側)の両端部に、板ばね11を備えている。板
ばね11は、レール端部から奥に向かって下り勾配の傾斜
面12を備えており、90°溝からなるレールの軌道面13の
研削加工時の逃げ溝14を利用して、ボルト15で取付けら
れている。板ばねの傾斜面12の傾斜の程度は、第2図で
H=1〜2mm、L=20〜30mm程度が好ましい。
対向する他方の案内レール3(移動側)には、板ばね
11は取付けられていない。
このように形成された二組の直動転がり案内軸受10,1
0は、例えば第4図のように、ベッド2と移動テーブル
4とに、それぞれボルト止めにより左右対称に取付けら
れる。17は横押しボルトである。
いま、負荷Fを受けている移動テーブル4が移動し
て、移動側の案内レール3の端部が固定側の案内レール
1の端部を所定ストロークの半分程越えると、共に移動
してきた保持器6内の最端のローラ5が、第5図に示す
ように、案内レール1に取付けた板ばね11の傾斜面12に
かかる。実際はローラ5が45°傾斜しているので板ばね
11はローラ5の面取部に当接するが、作用はリニアロー
ラ式のものと同じなので、図はリニアローラ式として示
してある。すると、その斜面作用で、ローラ5の接触点
Pに加わる負荷荷重の分力が、ローラ5の進行方向とは
反対向き(矢符号f)に若干加わり、ローラ5,保持器6
の以後の進行を抑制する。これにより、保持器6が案内
レール1から外れにくくなる。
なお、上記実施例は、板ばね11を固定側の案内レール
1の両端に設けたが、固定側と移動側との両案内レール
1,3の端部に設けても良い。
また、転動体がロールの場合を説明したが、ボールで
あっても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、直動転がり
案内軸受の案内レールの端部に、傾斜面を有する板ばね
を取付けるという簡単な手段で、従来は複雑な対策を施
さなければならなかったミクロスリップを、容易に防止
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の直動転がり案内軸受の案内レールの端
部の斜視図、第2図はその縦断面図、第3図は第1図の
案内レールを用いた直動転がり案内軸受の横断面図、第
4図は第3図の直動転がり案内軸受を取付けた送りテー
ブル装置の横断面図、第5図は作用を説明する模式図、
第6図は従来の直動転がり案内軸受の斜視図、第7図は
その取付状態の半断面図である。 図中、1,3は案内レール、5は転動体、6は保持器、10
は直動転がり案内軸受、11は板ばね、12はその傾斜面で
ある。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に相対移動する2つの平行な案内レ
    ールと、両案内レールの間で保持器に保持されて転動す
    る転動体とを備えた直動転がり案内軸受において、少な
    くとも一方の前記案内レールの軌道面の端部に、該端部
    から奥に向かって下り勾配の傾斜面を備えた板ばねを装
    着したことを特徴とする直動転がり案内軸受。
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