JP2527667Y2 - ターボチヤージヤ - Google Patents

ターボチヤージヤ

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JP2527667Y2
JP2527667Y2 JP1990053372U JP5337290U JP2527667Y2 JP 2527667 Y2 JP2527667 Y2 JP 2527667Y2 JP 1990053372 U JP1990053372 U JP 1990053372U JP 5337290 U JP5337290 U JP 5337290U JP 2527667 Y2 JP2527667 Y2 JP 2527667Y2
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JP
Japan
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seal ring
shaft
housing
turbocharger
seal
Prior art date
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JP1990053372U
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JPH0411225U (ja
Inventor
俊夫 竹田
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はターボチヤージヤのシールリングに関するも
のである。
(従来の技術) 本考案に係わる従来技術としては、実開昭62−82332
号公報に開示されたものがある。
この従来技術では、ロータを両端に備えたシヤフトが
ベアリングを介してハウジングに回転自在に支承され、
各ロータとベアリングの間のシヤフト外周部とハウジン
グ内周部との間に夫々シールリングが配設されている。
また、ベアリングはハウジングに設けられたオイル通
路から潤滑オイルを供給され、この潤滑オイルの一部は
シールリングにも供給される。
ここで、従来のシールリング70の斜視図を第8図に示
す。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上述の従来のターボチヤージヤでは、シール
リング70の軸方向に開部71があるため、この開部71を介
して潤滑オイルがロータ側へと漏れてしまうという不具
合を有している。
そこで、本考案ではシールリングのシール性向上をそ
の技術的課題とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上述した本考案の技術的課題を解決するために講じた
本考案の技術的手段は、シャフトと、シャフトの両端に
固設された第1、第2ロータと、シャフトをベアリング
手段を介して回転自在に支承するハウジングと、シャフ
トとハウジングとの間に配設された前記ハウジングに固
定した複数のシールリングとを有し、複数のシールリン
グの間をオイルで潤滑するターボチャージャにおいて、
シールリングはハウジングに固定されたスパイラル形状
のシールリングであり、そのスパイラル方向がシャフト
の中央側からみてシャフトの回転方向と逆方向としたこ
とである。
(作用) 上述した本考案の技術的手段によれば、高温の排気ガ
スにより回転駆動されるロータの近傍に配置されるシー
ルリングは、シールリング自体に軸方向の開部がないの
でシール性が向上すると共に、シールリングから洩れよ
うとする潤滑オイルは、スパイラル形状を呈するシール
リングのポンプ作用によりベアリング側へと戻される。
(実施例) 本考案の技術的手段を具体化した実施例について以下
に説明する。
ターボチヤージヤ10のシヤフト11の両端には、タービ
ンロータ(第1ロータ)12及びコンプレツサロータ(第
2ロータ)13が固定されている。シヤフト11はハウジン
グ14にラジアルベアリング(ベアリング手段)15等を介
して回転自在に支承され、ラジアルベアリング15等はハ
ウジング14に形成されたオイル通路16から供給される潤
滑オイルにより潤滑される。
コンプレツサロータ13とラジアルベアリング15の間に
はオイルシール機構17が配設されている。このオイルシ
ール機構17の構成部品としてシールプレート18・スラス
トブツシユ20がある。
ここで、第1図におけるA部及びB部の拡大図を第2
図に示す。
A部において、シヤフト11に嵌合するスラストブツシ
ユ20の外周部にはリング溝20aが形成され、B部におい
て、シヤフト11の外周部にはリング溝11aが形成され、
これらのリング溝11a・20aには夫々シールリング19が配
設されている。また、シールリング19の外周部はシール
プレート18(A部)・ハウジング14(B部)に夫々当接
している。
また、第3図及び第4図は夫々A部用シールリング1
9、B部用シールリング19を示すが、図示のとおり、シ
ールリング19はスパイラル形状とされている。しかも、
そのスパイラル方向は、潤滑オイルが充填されるシャフ
トの中央側からみてシャフトの回転方向と逆方向に向け
られている。
従って、ラジアルベアリング15を潤滑する潤滑オイル
は、タービンロータ12やコンプレッサロータ13の発生す
る負圧により格ロータ12,13へと吸い出されようとす
る。しかしながら、シールリング19の外周がシールプレ
ート18またはハウジング14に当接して固定されており
(第2図参照)、且つシールリング19のスパイラル方向
が、潤滑オイルが充填されるシャフトの中央側からみて
シャフトの回転方向と逆方向に向けられていることによ
り、シールリング19のスパイラル形状によるポンプ作用
により、前述の吸い出しが防止される。
また、第5図乃至第7図にシールリング19の断面形状
の各種変形実施例を示し、特に、第6図のものではシー
ルリング19の内部にV溝が形成され、第7図のものでは
シールリング19の内部に角溝が形成されている。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、シールリングから漏
れようとする潤滑オイルは、スパイラル形状を呈するシ
ールリングのポンプ作用によりベアリング側へと戻さ
れ、また、シールリング自体に軸方向の開部がないの
で、シールリングのシール性向上が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例のターボチヤージヤ10の断面図
を示す。第2図は、第1図における要部拡大断面図を示
す。第3図乃至第4図は、第1図における要部拡大斜視
図を示す。第5図乃至第7図は、シールリング19の各種
変形実施例の断面図を示す。第8図は、従来のシールリ
ング70の斜視図を示す。 10……ターボチヤージヤ。 11……シヤフト、12……タービンロータ、13……コンプ
レツサロータ、14……ハウジング、15……ラジアルベア
リング、19……シールリング、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフトと、該シャフトの両端に固設され
    た第1、第2ロータと、前記シャフトをベアリング手段
    を介して回転自在に支承するハウジングと、前記シャフ
    トと該ハウジングとの間に配設され前記ハウジングに固
    定した複数のシールリングとを有し、前記複数のシール
    リングの間をオイルで潤滑するターボチャージャにおい
    て、 前記シールリングは前記ハウジングに固定されたスパイ
    ラル形状のシールリングであり、そのスパイラル方向が
    前記シャフトの中央側からみて回転方向と逆方向である
    ことを特徴とするターボチャージャ。
JP1990053372U 1990-05-22 1990-05-22 ターボチヤージヤ Expired - Lifetime JP2527667Y2 (ja)

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JP1990053372U JP2527667Y2 (ja) 1990-05-22 1990-05-22 ターボチヤージヤ

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JPH0411225U JPH0411225U (ja) 1992-01-30
JP2527667Y2 true JP2527667Y2 (ja) 1997-03-05

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JPS5421048Y2 (ja) * 1974-12-27 1979-07-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63115534U (ja) * 1987-01-22 1988-07-26
JPH01124469U (ja) * 1988-02-19 1989-08-24

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JPH0411225U (ja) 1992-01-30

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