JP2527568B2 - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JP2527568B2
JP2527568B2 JP62204178A JP20417887A JP2527568B2 JP 2527568 B2 JP2527568 B2 JP 2527568B2 JP 62204178 A JP62204178 A JP 62204178A JP 20417887 A JP20417887 A JP 20417887A JP 2527568 B2 JP2527568 B2 JP 2527568B2
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JP
Japan
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crushed
roll
rolls
crushing
force
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JP62204178A
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鎭夫 土田
弘 村上
徳 救仁郷
Original Assignee
日本セメント株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、石灰石,粘土,セメントクリンカ等を例え
ば微粉状に粉砕する粉砕機に関するものである。
b.従来の技術 石灰石,粘土,セメントクリンカ等を粉砕する方法と
しては、回転する2つのロール間に500kgf/cm2以上の高
圧圧縮力を加えて被粉砕物の粉砕を行なうようにした圧
縮予備粉砕方法が特開昭53-106968号として提案されて
いる。
第4図及び第5図はこの種の粉砕方法を実施するため
に用いられる従来の粉砕装置の一例を示すものであっ
て、これらの図において、1,2は互いに対向する位置で
それぞれ独自に回転駆動される2つの高圧圧縮粉砕用ロ
ール、3はこれら2つのロール1,2間の上部に被粉砕物
を供給するホッパ、4は前記ロール1,2を回転駆動する
駆動装置、5は前記ロール1,2に加圧力を付与する加圧
装置である。しかして、被粉砕物はホッパ3を介して、
回転しているロール1,2間に投入され、これらの間で高
圧圧縮粉砕されるようになっている。
また、石灰石,粘土,セメントクリンカ等を粉砕する
別の装置としては、ロールの一方のみを駆動装置にて直
接駆動し、他方のロールは2つのロール間の被粉砕物を
介して駆動するロール粉砕装置が特公昭56-30068号とし
て提案されている。
c.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の如き従来の粉砕方法及び粉砕装
置は、次のような大きな問題点を有していた。
まず、特開昭53-106968号に係るロールミルによる圧
縮予備粉砕方法では、高圧圧縮力のみで被粉砕物を粉砕
するようにしているので、被粉砕物がロール間で凝集化
して板状となる。そのため、当該方法を用いる場合に
は、板状になった被粉砕物を粉状とするために解砕機等
を配設する必要があり、粉砕システムの構成が複雑とな
る問題点がある。
その上、当該方法を実施するための装置にあっては、
高圧圧縮力により粉砕するための必須条件として同一径
の2つのロールを同一速度で回転させる必要があるが、
そのためには、同調した2基のモータを使用したり、2
軸出力減速機を用いたり、タイミングギヤを用いる等の
特別の機構を採用しなければならず、従って装置自体の
構造が複雑化するといった問題点もある。すなわち、2
つのロールの径を同じとしかつ同じ速度で回転させてこ
れらのロール間で被粉砕物を高圧圧縮粉砕する方法で
は、両方のロールの圧縮面の移動速度を同じとするため
に、複雑な駆動機構が必要となる。
一方、特公昭56-30068号に係るロール粉砕装置は、剪
断力を利用して被粉砕物を粉砕するようにしたものであ
るが、周速の異なる2基のロールを同一軸で連結した機
構となっているため、高圧圧縮力を被粉砕物に与える
と、それぞれのロールの回転数の差に相当する分の力が
連結軸に捩れ力として作用し、この連結軸が強度的にも
たずに破損してしまう欠点がある。従って、当該装置は
低圧圧縮粉砕にしか用いることができず、セメントクリ
ンカ等の如き硬度の高いものの微粉砕には用いることが
できない。また、剪断力による被粉砕物の破砕は、圧縮
力のみによる破砕の約1/5〜1/10程度のエネルギーで済
み、効率が著しく良いが、剪断力のみによる粉砕機構は
構造的に大量処理可能な粉砕システムとなり難いという
問題点がある。
本発明は、上述の如き実状に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、高圧圧縮粉砕と剪断力粉砕とを同時
に行なう構成を採ることにより、被粉砕物を極めて効率
良く粉砕でき、しかも大量処理可能な能力を有する粉砕
装置を提供することにある。
d.問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するために、本発明では、回転す
る2つのロール間で被粉砕物に高圧圧縮力を加えて前記
被粉砕物を粉砕するようにした粉砕機において、前記2
つのロールのうち一方のロールのみに駆動装置を設ける
と共に、他方のロールに制動装置を設けるようにしてい
る。
すなわち、本発明に係る粉砕装置は、高圧圧縮粉砕す
るに際し、被粉砕物に剪断力を与えることによって、高
圧圧縮粉砕及び剪断粉砕の両方の利点を有効に生かす構
造となっている。
ところで、2つのロールの一方がフリーの状態では、
圧縮力が強ければ強いほど、フリーの状態のロールは駆
動側ロールに同調し易く、従ってロール間の剪断力を弱
くなる。そのため、本発明では、圧縮力に応じてフリー
の状態のロールに制動力(ブレーキ)を付与してそのロ
ールの周速を変えることによって適当な剪断力を発生せ
しめ、もって効率の良い粉砕を可能ならしめんとしてい
る。
以下、本発明の一実施例に付き第1図〜第3図を参照
として説明する。なお、これらの図においては、第4図
及び第5図と共通する部分には同一の符号を付すことと
する。
第1図及び第2図に示すように、ロール軸受箱7に
は、高圧圧縮粉砕用ロール1,2の各ロール軸1a,2aが回転
自在に軸支され、これらのロール1,2が互いに対向した
位置で回転し得るように配設されている。そして、一方
のロール2のロール軸2aは駆動装置4にて回転駆動され
るように構成され、他方のロール1は加圧装置5によっ
てロール2の側に加圧されるようになっている。また、
2つのロール1,2間の上部には、被粉砕物を供給するた
めのホッパ3が設けられている。
さらに、加圧側のロール1のロール軸1aに関連して制
動装置6が配設されている。この制動装置6は、電磁ブ
レーキ機構(スラスタブレーキ)から成るものであっ
て、第3図に示す如く、ロール軸1aと、前記ロール軸1a
を取り囲むようにロール軸受箱7に固着された砕体8
と、この砕体8に取付けられた電磁石9と、この電磁石
が励磁されるのに伴って前記ロール軸1aに圧接される一
対のブレーキシュー10a,10bとから構成されている。
次に、本例の粉砕機の機能に付き述べる。
まず、セメントクリンカ等の如き被粉砕物がホッパ3
内に投入され、ホッパ3を介して2つのロール1,2間に
被粉砕物が供給されると、駆動装置4にて回転駆動され
ている一方のロール2に巻込まれてロール1,2間に導か
れ、両方のロール1,2からの圧縮力を受けながら下方へ
移送される。これに伴い、被粉砕物を介して一方のロー
ル2の回転駆動力が他方のロール1に伝達されてこのロ
ール1が回転される。なお、この時にロール1,2間で被
粉砕物に加えられる圧縮力は、被粉砕物の硬さや、得る
べき製品の粒度等に応じて加圧装置5を調整することに
より最適に定められるが、セメントクリンカ等のような
硬いものであれば例えば500kgf/cm2以上、望ましくは80
0kgf/cm2以上に設定される。
ところで本例においては、制動装置6を作動させるこ
とにより、製品が板状とならない程度まで、加圧側のロ
ール1に制動力がかけられてこのロール1の回転速度ひ
いてはその周速が積極的に遅くならしめられ、これによ
ってより強い剪断力が付与される。実際には、ロール1,
2を通過した被粉砕物が板状とならない程度まで、加圧
側のロール1に制動力をかけ、その時の加圧側のロール
1の周速が一定となるように制動力を制御する。しかし
て、被粉砕物には、周速の異なる2つのロール1,2にて
高圧圧縮力が付与されると同時に、強い剪断力が付与さ
れることとなり、その結果、被粉砕物は板状となること
なく効率良く微粉状に粉砕される。
以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は、
既述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術
的思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施例においては、フリーの加圧側の
ロール1に制動力を付与するための手段として電磁ブレ
ーキ機構から成る制動装置6を用いるようにしたが、こ
れに限らず、流体又は粉体カップリングを用いたり、或
いは、磁界力でドラムを回転する際に生じる誘導電流に
より発生する力を制動力として利用するようにした電磁
誘導ブレーキシステムを用いることも可能である。
e.発明の効果 以上の如く、本発明は、一方のロールに駆動装置を設
けると共に他方のロールに制動装置を設けるようにした
ものであるから、両ロールの周速が互いに異ならしめら
れることとなり、被粉砕物は単に高圧圧縮力により粉砕
されるのではなく、高圧圧縮力と共に剪断力をも同時に
付与された状態の下で粉砕され、これにより被粉砕物が
効率良く粉砕される。従って、本発明によれば、簡単な
構成の装置でありながら、被粉砕物の大幅な効率改善を
図ることができる。
しかも、被粉砕物は板状となされることなく粉砕され
るので、粉砕後に被粉砕物を解砕する必要はほとんどな
く、またハンドリングも容易である。
また、微粉砕を行なうシステムに本発明に係る粉砕機
を用いる場合には、簡単な構成の解砕機を後段に付設す
ることにより粉砕物をセパレータに直接供給することが
できて粉砕システムのシンプル化を図ることができ、こ
のセパレータにて微粉を分離した後に粗粉のみを再粉砕
するような構成を採ることにより粉砕システムの効率向
上を図ることができる。
さらに本発明では、2つのロールの径を互いに同じに
する必要はなく、一方のロールの径を小さくすることに
よって被粉砕物への加圧力を増大せしめることが可能で
あるばかりでなく、圧縮力に比べてより有効な剪断力を
も増大せしめることができるため、大容量,高効率の粉
砕システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図は粉砕機の平面図、第2図は粉砕機の正面
図、第3図は制動装置としての電磁ブレーキ機構の断面
図、第4図及び第5図は従来の粉砕機を示すものであっ
て、第4図は粉砕機の平面図、第5図は粉砕機の正面図
である。 1,2…高圧圧縮粉砕用ロール、1a,2a…ロール軸、3…ホ
ッパ、4…駆動装置、5…加圧装置、6…制動装置して
の電磁ブレーキ機構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する2つのロール間で被粉砕物に高圧
    圧縮力を加えて前記被粉砕物を粉砕するようにした粉砕
    機において、前記2つのロールのうち一方のロールのみ
    に駆動装置を設けると共に、他方のロールに制動装置を
    設けたことを特徴とする粉砕機。
JP62204178A 1987-08-19 1987-08-19 粉砕機 Expired - Lifetime JP2527568B2 (ja)

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