JPS6384647A - ロ−ルクラツシヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はセメント原料等の塊状原料を粗砕するロールク
ラッシャに関する。

〈従来の技術〉 石灰石や石炭など塊状物を粉砕する場合、クラッシャで
粗砕を行った後ボールミル等で精砕を行うことが行われ
ている。粗砕の行うクラッシャの一例として第２図に示
すロールクラッシャが使用されている（例えば特開昭５
３−１０６９６８に開示されている）、ロールクラッシ
ャは水平に並設されたほぼ同径の一対のａＡ製のロール
ａ。

ａからなり、互いに２〜１２　ｔ／ａｍの線圧で押圧さ
れている。また一対のロールは互いに反対方向に周速で
回転するように駆動されている。塊状の原料すは上方か
ら一対のロールａ、ａで形成する楔形の空間Ｃに供給さ
れロール間で押圧されて粉砕される。

〈発明が解決しようとする問題点〉 かかる一対のローラを用いたロールクラッシャは第２図
に示すように互いに凸面と凸面を押し付けあっているの
で、粉砕を行う有効な面積が小さく、原料は粉砕領域を
瞬間的に通過してしまうので、塊の内には粉砕を受けず
に通過してしまうものもあり、効率よく粉砕できない。

また局部的面圧が高いためロールの、摩耗も早い。

〈発明の目的〉 本発明は以上述べた問題点に鑑み案出されたもので、粉
砕を二段階に分けて行うことにより、効果的に圧砕を行
うことができるロールクラッシャを提供することを目的
とする。

く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため本発明のロールクラッシャは水
平に並設される一対の上側ロールと、該上側ロールの直
下に平行に並設される一対の下側ロールとを備えてなり
、上記上側ロールは互いに押し付けられて上方より流下
する原料を第一段粉砕するようになっているとともに、
各上側ロールは対応する各下側ロールとも互いに押し付
けられて、第一段粉砕された原料を受入れて第二段粉砕
するようになっており、少なくとも上記一対の上側ロー
ルは流下する原料を噛み込むように互いに反対方向に回
転駆動されていることを特徴とするものである。

く作　　　用〉 上方から供給される塊状の原料は上側ロール間に形成さ
れる第一粉砕領域を通過して第一段粉砕される。第一段
粉砕された原料は２つに分れて、それぞれ上側ロールと
対応する下側ロールの間に形成される第二粉砕領域を通
過して第二段粉砕される。

このように二段階粉砕を行うので、ロールクラッシャを
粉砕されずに通過する原料の割合は低下する。その上第
二段粉砕領域を通る原料の量は第一段粉砕領域を通る量
の半分であり、従って第二段粉砕領域におけるロール間
隙は第一段に対し半分となるので第二段粉砕領域を粉砕
作用を受けずに通過する原料はほとんどなくなる。

〈実　施　例〉 以下本発明の一実施例について図面を参照しつつ説明す
る。

第１図はロールの配置関係を示す概念図、第３図は加圧
関係を示す概念図である。第１図および第３図において
１は上側ロールで軸可動ロール１ａおよび軸固定ロール
１ｂよりなる。２は下側ロールで、２本のロール２ａ、
２ｂよりなる。３は原料、４は第一粉砕領域、５は第二
粉砕領域、６はマテリアルガイド、　７は加圧レバー、
８は下側ロールの軸受２ｃ、２ｄを連結するレバー、９
はレバー８に設けられたピボット、１０は垂直スライド
ガイド、１１はロールの両側に設けられる７Ｌ／−ム、
１２．１３は加圧用油圧シリンダである。

上側ロール１は水平に並設される鋼製のロールで図示し
ない駆動モータにより、上方から供給される原料を噛み
込むように互いに反対方向に駆動されている。

上側ロール２の内一方のロール１ｂは軸受１ｃがフレー
ム１１に固定されており、他方のロール１ａは、軸受１
ａが、フレーム１１に固定されたピボット７ａを中心に
揺動可能な加圧レバー７により支持されており、かつ加
圧レバー７の他端は加圧用油圧シリンダ１２に連結され
ていて、油圧シリンダ１２により固定ロール１ａとの間
で加圧、開放しうるようになっている。

下側ロール２は上記上側ロール１の直下に互いに平行に
並設された２本の鋼製のロール２ａ。

２ｂからなり、それらの軸受２ｃ、２ｄ　ｉ結しバー８
により連結されている。連結レバー８の中央にはピボッ
ト９が設けられている。該ピボット９はフレーム１１に
設けられた垂直スライドガイド１０内を上下方向に摺動
可能に案内されていると共に加圧用油圧シリンダ１３に
連結されている。

加圧用油圧シリンダ１３の作動により、連結レバー８を
介して下側ロール２は昇降し、上側ロール１に押し付け
られるようになっている。下側ロール２は従動ロールと
して駆動されていないが、必要に応じて回転駆動するよ
うにしてもよい。

また下側ロール２は互いに接触していてもよいし、わず
かに離れていてもよい。

次に作用を説明する。

上方から供給される塊状原料は、回転駆動される上側ロ
ール１ａ、１ｂに噛み込まれて、第−粉砕領戚４に至る
。第一粉砕領域では、ロール１ａはロール１ｂに対して
１〜１２　ｔ／Ｃｍの線圧で加圧されているので、原料
が圧縮力を受けて第一段の粉砕がなされる。第−粉砕領
域４を通って粉砕された原料は、その直下に設けられた
山形のマテリアルガイド６によって左右２つに分けられ
、上側ロール１ａと下側ロール２ａおよび上側ロール１
ｂと下側ロール２ｂの間にそれぞれ形成される第二粉砕
領域５に導かれる。上段ロールと下段ロールは１〜１２
　ｔ／ａｍの線圧で加圧されておりここで第二段の粉砕
がなされ、外部に排出される。

このように二段階粉砕されるので、第一粉砕領域を粉砕
されずに通過した原料も第二粉砕領域で粉砕されるので
、ロールクラッシャを粉砕されずに通過する原料の割合
は大巾に低下する。

さらに第二粉砕領域のロールの隙間は第一粉砕領域に比
べて約半分となるので、第一段で粉砕、第二段で精砕と
役割分担がなされ、通常の一段のロールクラッシに比し
て製品の粒度を細くすることができる。

〈発明の効果〉 以上述べたように本発明のロールクラッシャには以下の
効果がある。

（１）４本のロールを使用して原料を二段粉砕するよう
になっているので、粉砕されずにロールクラッシャを通
過してしまう原料の割合が大巾に減少し、粉砕効率が向
上する。

■　第一粉砕領域の線圧を低く、第二粉砕の領域の線圧
を高く操業することにより、粉砕されやすい塊は第一段
で、粉砕されにくい塊は第二段でそれぞれ別に粉砕され
るので、−回で粉砕する場合に比べて粉砕動力が低下す
る。

■　第一段で粉砕、第二段で精砕が行われるので、製品
粒度を細くすることが容易にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のロールクラッシャのロール配置を示す
概念図、第２図は従来のロールクラッシャの概念図、第
３図は本発明のロールクラッシャの加圧関係を示す概念
図である。 １・・・・・・上側ロール ２・・・・・・下側ロール ３・・・・・・原　　　料 ４・・・・・・第一粉砕領域 ５・・・・・・第二粉砕領域 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水平に並設される一対の上側ロールと、該上側ロールの
   直下に平行に並設される一対の下側ロールとを備えてな
   り、上記上側ロールは互いに押し付けられて上方より流
   下する原料を第一段粉砕するようになっているとともに
   、各上側ロールは対応する各下側ロールとも互いに押し
   付けられて、第一段粉砕された原料を受入れて第二段粉
   砕するようになつており、少なくとも上記一対の上側ロ
   ールは流下する原料を噛み込むように互いに反対方向に
   回転駆動されていることを特徴とするロールクラッシャ
   。