JP2527433B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2527433B2
JP2527433B2 JP62045465A JP4546587A JP2527433B2 JP 2527433 B2 JP2527433 B2 JP 2527433B2 JP 62045465 A JP62045465 A JP 62045465A JP 4546587 A JP4546587 A JP 4546587A JP 2527433 B2 JP2527433 B2 JP 2527433B2
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進 小牧
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三田工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,機体が上部枠体と下部枠体に分離可能であ
り,該機体に対して原稿載置台が移動し得る方式,すな
わち,原稿台移動型で,かつ,シェルタイプの画像形成
装置に関する。
(従来の技術) 電子写真複写機は、原稿載置台上の原稿を露光装置に
より露光して,感光体上にその原稿像に対応した静電潜
像を形成し,その静電潜像をトナー現像した後に,その
トナー像を転写紙に転写することにより複写画像を得て
いる。
原稿像を感光体上に露光する露光装置は,該原稿とは
相対的に移動して露光される。近時,電子写真複写機は
小型化、軽量化が要望されており,機体を小型軽量化す
るために,機体内に露光装置を固定しておき,原稿が載
置される原稿載置台を機体に対して移動させる方法が採
用されている。
また,紙詰まり等が生じた場合に、詰まった紙を容易
に除去し得るように,機体を,転写紙の搬送路を境に,
上部枠体と下部枠体に開閉し得る複写機も開発されてい
る。
機体が上部枠体と下部枠体に開閉し得て、しかも,原
稿載置台が上部枠体に対して移動可能に配設された複写
機では,該上部枠体を下部枠体より開けるべく,上方へ
回動させると,該上部枠体に取付けられた原稿載置台
が,自重により該上部枠体上面に沿って滑落してしま
う。原稿載置台が滑落すれば,該原稿載置台が下部枠体
側面に配設される手差し給紙トレイ,給紙カセット,あ
るいは排紙トレイに衝突して破損するおそれがある。
特公昭59−3735号公報には,上部枠体を上方へ回動さ
せた場合には,原稿載置台が自重により滑落することを
防止する機構が開示されている。該機構は,原稿載置台
を上部枠体上面に沿って移動させる駆動系を,上部枠体
が上方へ回動された場合には移動しないように,ロック
するものである。このため,上部枠体を上方へ回動させ
ると,原稿載置台は該上部枠体に固定され,滑落するお
それがない。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら,このような機構では,上部枠体が上方
へ回動された場合に,その時点において原稿載置台の駆
動系がロックされるため,原稿載置台は,上部枠体に対
してどのような位置であっても,該上部枠体に固定され
てしまう。従って、原稿載置台の一部が上部枠体の回動
支点側に突出した状態でも,上部枠体は原稿載置台に固
定され,このような状態で上部枠体は上方へ回動させる
ことができる。従って、原稿載置台の一部が上部枠体よ
り突出した状態で上部枠体を上方へ回動させると,該上
部枠体の上面より突出した原稿載置台の一部が,下部枠
体側面に配設された手差し給紙トレイ等に衝突して破損
するおそれがある。
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり,そ
の目的は,原稿載置台が上部枠体に対して所定位置とな
った場合にのみ,該上部枠体が下部枠体に対して上方へ
回動し得て,しかも原稿載置台が上部枠体に係止されて
その滑落が防止されるため,該原稿載置台が,下部枠体
に配設される手差し給紙トレイ等と衝突して破損するお
それがない複写機等の画像形成装置を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、上部枠体と下部枠体との連結を
解除するために操作される,例えば操作レバーが,上部
枠体が下部枠体から開け得る場合のみならず,上部枠体
が下部枠体から開けることができない場合にも動作し得
て,該操作レバーに無理な力が加わっても該操作レバー
を破損するおそれのない複写機等の画像形成装置を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る画像形成装置は,上部枠体が下部枠体に
対して一端を支点に回動可能に配設された機体と,前記
上部枠体の上面に沿って移動可能に配設された原稿載置
台と,前記上部枠体を下部枠体に連結させる連結手段
と,所定動作により該連結手段を,上部枠体と下部枠体
とが連結状態および連結解除状態になるよう動作させる
連結駆動手段とを備えている。そして,本画像形成装置
は,前記原稿載置台が前記上部枠体に対して所定の許容
範囲内に位置する場合には,連結駆動手段の動作によ
り,該連結手段による上部枠体と下部枠体との連結が解
除され得る状態とし,原稿載置台がその許容範囲外に位
置する場合には,連結駆動手段と連結手段とを切り離
し、該連結手段による上部枠体と下部枠体との連結状態
を維持する連結解除阻止手段と,上部枠体が下部枠体に
対して上方へ回動された場合に,原稿載置台に係止して
上部枠体からの原稿載置台の滑落を防止する規制手段
と,を備えている。
また,上記連結解除阻止手段は,一端が回転自在に支持
された,該連結駆動手段により回動させられる回動部材
を有し,該原稿載置台の位置に応じて該回動部材が,該
連結手段との係合可能な位置と該連結手段との係合不可
能な位置との間で移動するよう構成されている。そのこ
とにより上記目的が達成される。
(作用) この発明においては,原稿載置台が上部枠体に対して
所定の許容範囲内に位置する場合にのみ,連結駆動手段
の動作により,連結手段による上部枠体と下部枠体との
連結が解除され得る状態とし,かつ上部枠体が下部枠体
に対して上方へ回動されたとき,原稿載置台に規制手段
が係止するようにしたので,上部枠体の回動されたと
き,原稿載置台に規制手段が係止するようにしたので,
上部枠体の回動時に原稿載置台が滑り落ちるのを防止で
き,しかもこの時,上部枠体にロックされた原稿載置台
が下部枠体の手差し給紙トレイ等と衝突するのを回避で
きる。
また,原稿載置台がその許容範囲外に位置し,該連結
手段による上部枠体と下部枠体との連結状態が維持され
る状態では,連結駆動手段と連結手段とを切り離すよう
にしているため,上部枠体と下部枠体との分離禁止状態
で,上記連結駆動手段としての操作レバーは連結手段と
は独立した回動が可能であり,しかもこの操作レバーの
動きが連結手段の連結部材に伝わることはなく,このた
め操作レバーを誤操作しても,操作レバーや連結部材が
破損するおそれは一切ない。
さらに、連結駆動手段により回動させられる回動部材
(操作杆)の,該連結手段との係合可能な位置と該連結
手段との係合不可能な位置との間での移動により,上記
連結駆動手段と連結手段との切り離しが行われるように
したので,連結駆動手段と連結手段との相対的な移動を
行うことなく,上記回動部材の移動のみで上記切り離し
を行うことができ,該切り離しのための構成を簡単に実
現できる。
(実施例) 以下に本発明の実施例について説明する。
本発明の画像形成装置である複写機は、第5図に示す
ように,支軸1dを中心として上部枠体10と下部枠体20と
に開閉可能な機体と,該機体の上部枠体10上面に沿って
移動可能となった原稿載置台30とを有する。上部枠体10
と下部枠体20とは,転写紙の搬送路を境に分離される。
該上部枠体10には,その略中央に感光体ドラム11が配
設されており,該感光体ドラム11の周囲に,順次,帯電
装置12,露光装置13,現像装置14,およびクリーニング装
置15等が配設されている。下部枠体20には,転写紙搬送
経路に沿って,転写装置21,分離装置22,定着装置23等が
配設されている。
該複写機は、通常の電子写真プロセスにより複写画像
が形成され、その動作は次のとおりである。まず,コン
タクトガラス等を用いた原稿載置台30上に原稿が載置さ
れ,該原稿載置台30は,感光体ドラム11の回転に同期し
て上部枠体11の上面に沿って移動する。原稿載置台30が
移動する間に,帯電装置12にて一様帯電された感光体ド
ラム11上に,原稿載置台30上に載置された原稿の像が露
光され,該感光体ドラム11表面に原稿像に対応した静電
潜像が形成される。該静電潜像は現像装置14にてトナー
現像され,そのトナー像が転写装置21にて,給紙部25か
らそれ自体公知の搬送手段を介して搬送される転写紙に
転写される。トナー像が転写された転写紙は分離装置22
にて感光体ドラム10より分離され,定着装置23にて転写
紙上にトナー像が定着されて排紙口24より機外に設けら
れた排紙受け26へ排出される。トナー像が転写紙に転写
された後の感光体ドラム11はクリーニング装置15によ
り,その表面に残留するトナーが除去される。
該複写機の排紙口24上方であって正面側(図面の手前
側)には,第1図および第2図に示すように,上部枠体
10と下部枠体20とを連結する連結手段40と,所定動作に
より該連結手段40を動作させる連結駆動手段70と,該連
結手段40による上部枠体10と下部枠体20との連結を,原
稿載置台30が所定の許容範囲内に位置する場合に,連結
駆動手段70の動作により解除し得る状態とし,原稿載置
台30が許容範囲外に位置する場合には,連結駆動手段70
の動作によっても,連結手段40による連結状態の解除を
阻止する連結解除阻止手段50と,上部枠体10と下部枠体
20とが分離された場合に,原稿載置台30に係止して,該
原稿載置台30の上部枠体10からの滑落を防止する規制手
段60とを有する。
連結手段40は,支持軸41に回動可能に取付けられた連
結フック42と該連結フック42を第1図において反時計回
り方向へ付勢する引張りばね43とを有する。該支持軸41
は,上部枠体10の正面側に配設された上部前側板10a
(第2図参照)に支持されている。
連結フック42は,中央部を支持軸41に回動可能に取付
けられており,該支持軸41より下方に延出したフック部
42aと,支持軸41から第1図の右側に向かって延出した
回動操作部42bとを有する。該回動操作部42bの先端に
は,該先端より上方へ延出して支持軸41側に屈曲された
係合片42cが一体的に固着されている。該引張りばね43
は,他端が回動操作部42bの上方にて上部枠体10の適所
に係止されており,該回動操作部42bを第1図において
反時計回り方向へ付勢している。
該連結手段40の配設位置よりも第1図において右方に
は,連結解除阻止手段50が配設されている。該連結解除
阻止手段50は,上部枠体10における上面カバー10bの上
面から上方への進出および下方への退入可能となった昇
降レバー51と,支軸52aを中心に時計回り方向へ回動
し,該昇降レバー51を昇降せしめるための連結部材52
と,該連結部材52に支持された操作杆53とを有する。該
昇降レバー51は,上部枠体10内に配設されたガイド部材
54および55に上下方向への摺動可能にそれぞれ支持され
ている。
昇降レバー51の下部には,押ばね56が介装されてお
り,該昇降レバー51を常に上方へ付勢している。該昇降
レバー51は,該押ばね56の付勢力により,上面カバー10
bに開設された開口10cを通って,該上面カバー10b上面
よりも上方へ進出し得る。該昇降レバー51の上端部は,
上部カバー10bに形成される開口10cから上方に進出して
いる場合には,原稿載置台30の第1図における左側端下
面に配設された突起部31の下面により,下方へ押圧さ
れ,該昇降レバー51全体が上部カバー10b上面よりも下
方に位置される。該突起部31の下面は,原稿載置台30の
移動方向に所定の長さを有し,例えば,原稿載置台30が
ホームポジションおよびその近傍となった場合に,該突
起部31は昇降レバー51の上端面を押圧する。
該昇降レバー51の下部には,第2図に示すように,係
止部51bが前カバー1a側に突出されている。該係止部51b
の先端は,上部前側板10aを貫通し,該前側板10aと機体
の前カバー1aとの間に位置する。また,上部枠体10の上
部前側板10aには,前カバー1aとの間に位置するように,
L字状の押圧部材57が,上部前側板10aに突設されたブラ
ケット57cに固着される支軸57dを支点に回動可能に支持
されている。該押圧部材57は,その屈曲部より上部前側
板10a側に延出する先端部57aが昇降レバー51の係止部51
bに当接し得るように構成され,屈曲部より,上方へ延
出した後端部57bには、前カバー1a内面に配設された押
圧杆1bが,前カバー1aを上方へ回動させた場合に当接す
るようになっている。押圧部材57は,図示しないばね材
によって,第2図において反時計回り方向,すなわち押
圧部材57の先端部57aが昇降部材51の係止部51bより離隔
する方向に付勢されており,該押圧杆1bの当接により押
圧部材57がその付勢力に抗して回動され得る。該押圧部
材57の回動により,昇降レバー51の係止部51bは,先端
部57aに押圧されて下方へ押し下げられ,その結果,昇
降レバー51全体が下方へ押し下げられる。これにより,
昇降レバー51の上端面は上面カバー10bの開口10cより上
部枠体10内へ退入する。
昇降レバー51の中央部上方には,係合ピン51aが突設
されており,該係合ピン51aは,前記した連結部材52の
一端に形成される長孔52bに係止されている。該連結部
材52は,くの字状で,かつ,支軸52aを支点に回動可能
に構成され、さらに該連結部材52の他端部には長孔53a
を有する操作杆53が略直角に連設されている。該操作杆
53は,前記連結フック42の回動操作部42b近傍まで延び
ている。
連結駆動手段70は,該操作杆53の長孔53aに一端を係
合された回動部材71と,該回動部材71の他端に取付けら
れた支軸72と,該支軸72を支点にして回動部材21を回動
操作するための操作レバー73(第5図参照,第1図に一
点鎖線で示す)とを有する。
回動部材71は,上部前側板10aに回動可能に支持され
た支軸72に基端部を取付けられており,その先端部に係
合ピン71aが突設されている。そして,該係合ピン71aが
前記操作杆53の長孔53aに摺動可能に係合している。該
係合ピン71aには,引張りばね74の下端が係止されてい
る。引張りばね74の上端は上部枠体10の適所に係止され
ており,該回動部材71を上方へ付勢している。
回動部材71の基端部が取付けられた支軸72は上部枠体
10の上部前側板10aを貫通しており,該上部前側板10aと
前カバー1aとの間に位置する部分に,操作レバー73の基
端部が取付けられている。該操作レバー73の先端部は,
連結フック42配設側に位置しており,該操作レバー73を
第1図において反時計回り方向へ回動させることによ
り,回動部材71先端も,引張りばね74の付勢力に抗して
同方向へ回動される。そして,該先端部の係合ピン71a
が操作杆53の長孔53aに沿って移動することにより,操
作杆53も同方向へ回動される。
該操作杆53は,昇降レバー51の上昇および下降に伴
い,連結フック42から離隔する方向および連結フック42
に接近する方向に移動される。すなわち,昇降レバー51
の上昇(または下降)により,係合ピン51aが連結部材5
2の長孔52bに沿って上昇(または下降)し,該連結部材
52は,第1図において反時計回り方向(または時計回り
方向)へ回動される。これにより,該連結部材52の下端
部も同方向へ回動し,該下端部に取付けられた操作杆53
は,連結部材52に牽引(または押圧)されて,連結フッ
ク42から離隔(または連結フック42に接近)する。この
場合,該操作杆53の長孔53aに係合された係合ピン71a
は、該操作杆53の移動に伴い,該長孔53a内を摺動する
ため,係合ピン71aを先端に取付けた回動部材71は回動
されない。
昇降レバー51の下降に伴う連結部材52の回動により操
作杆53が連結フック42に接近すると,操作杆53の先端
は,連結フック42における回動操作部42b先端の上方に
位置される。そして,該操作杆53が操作レバー73の操作
にて下方へ回動されることにより,該操作杆53の先端が
連結フック42における回動操作部42b先端の係合片42cに
当接する。反対に,昇降レバー51の上昇に伴う連結部材
52の回動により、操作杆53が連結フック42から離隔する
と,その先端は,連結フック42における回動操作部42b
先端の上方域からはずれ,操作レバー73の操作による該
操作杆53の下方への回動により,該操作杆53は,連結フ
ック42の係合片42cには当接しない。
規制手段60は,前側板10aの所要位置に配設される支
軸63を支点として回動自在に設けられる規制レバー61
と,該規制レバー61を第1図において時計回り方向へ付
勢する引張りばね62を有する。
該規制レバー61の上端部には,規制片61aが形成され
ている。該規制片61aは、上部枠体10の開閉動作に伴っ
て,上面カバー10bにおける前記開口10cより出没自在と
なっている。該規制レバー61の他端部には,当接片61b
が形成されている。該当接片61bは、上部枠体10を閉じ
た際に,下部枠体20の定着カバー23aに当接し,規制レ
バー61全体が,引張りばね62の付勢力に抗して,支軸63
を支点として,第1図において反時計回り方向へ回動す
る。これにより,上記規制片61aは上面カバー10bの開口
10cより退入する。反対に,上部枠体10を開いた場合に
は,当接片61bが定着カバー23aより離反して,引張りば
ね62の作用により規制レバー61全体が支軸63を支点に,
第1図において時計回り方向に回動し,上記規制片61a
が上面カバー10bの開口10cより突出する様に構成され
る。そして,該規制片61aが,上面カバー10bより上方へ
突出した場合には,該規制片61aは原稿載置台30の端部
下面に設けられた係合突起32に係止し得る。
このような構成の複写機において,通常の複写動作時
には,上部枠体10が閉じられて下部枠体20に連結され,
前カバー1aが閉じられた状態で使用される。該複写機を
使用するために,上部枠体10が下方へ回動されると,連
結手段40の連結フック42が下部枠体20の係止孔25に係止
され、上部枠体10と下部枠体20とが連結状態になる。こ
のとき,規制手段60の規制レバー61下端の当接片61b
は,定着装置23の定着カバー23aに当接し,該規制レバ
ー61は引張りばね62の付勢力に抗して,該規制レバー61
の上部を下方へ回動させる。これにより,規制レバー61
の上端部に配設された規制片61aは,上面カバー10bの開
口10cより下方へ退入し,該上面カバー10b上面より上方
へは突出しない。
また,上部枠体10と下部枠体20とが連結された状態で
前カバー1aが閉じられると,該前カバー1aの内面に配設
された押圧杆1bが,押圧部材57を回動させて,該押圧部
材57が昇降レバー51の係止部51cに係合し,該昇降レバ
ー51全体が下方へ押下げられる。これにより,昇降レバ
ー51の上端は,上面カバー10bの開口10cより下方へ退入
され,該上面カバー10b上面より上方へは突出しない。
このような状態で複写動作が行われ,原稿載置台30
は、上部枠体10における上面カバー10bに沿って移動さ
れる。このとき,規制レバー61の上端および昇降レバー
51の上端は上部枠体10の上方には突出していないので,
原稿露光のための原稿載置台30の移動は支障なく行われ
る。
本発明の複写機の複写動作は,従来の複写機の複写動
作と同様であるので説明を省略する。
さて,複写動作時における紙詰まりの発生等により,
上部枠体10を下部枠体20から開ける必要が生じると,ま
ず,前カバー1aが開けられる。これにより,該前カバー
1a内面に配設された押圧杆1bが押圧部材57よりはずれ,
該押圧部材57は昇降レバー51の係止部51cから外れるよ
うに回動される。その結果,昇降レバー51全体が,引張
りばね54により上方へ付勢される。
この場合,原稿載置台30が上面カバー10bに対して所
定位置(例えばホームポジションもしくはその近傍)で
はなく,従って,上面カバー10bの開口10c上方に,原稿
載置台30下面に配設された突起部31が位置していない場
合には,昇降レバー51は上方へ移動し,該開口10cより
上方へ突出する(第1図参照)。
昇降レバー51の上方への移動により,該昇降レバー51
の係合ピン51aに係止された連結部材52はその屈曲部を
中心に回動し,操作杆53は連結フック42より離隔する方
向へ移動される。その結果,操作杆53の先端は,連結フ
ック42における係合片42cの上方域よりはずれる。従っ
て,このような状態で,上部枠体10を下部枠体20から分
離させるべく,操作レバー73を下方へ回動操作すると,
回動部材71先端は下方へ回動されて,回動部材71の該先
端に係止された操作杆53先端も下方へ回動される。しか
しながら,該操作杆53先端は連結フック42における係合
片42cの上方域には位置しておらず,該操作杆53先端の
下方への回動により操作杆53先端は該係合片42cに当接
するおそれがない。その結果,連結フック42は回動され
るおそれがなく,そのフック部42aは,下部枠体20にお
ける係合孔25から離脱せず,該連結フック41は,上部枠
体10と下部枠体20とが連結された状態を維持し,その連
結の解除を阻止する。
これに対し,前カバー1aを開放した状態で,原稿載置
台30が上部カバー10bに対して所定位置(例えばホーム
ポジションの近傍)まで移動されると,第3図に示すよ
うに,該原稿載置台30下面に突設された突起部31は,昇
降レバー51の上端面に当接して,該昇降レバー51を下方
へ押下げる。これにより,連結部材52は,屈曲部を中心
に、操作杆53が連結フック42に接近するように回動され
る。そして,該操作杆53が,回動部材71先端の係合ピン
71aに沿って,係合フック42に接近するように移動させ
られると,該操作杆53先端は,連結フック42の係合片42
c上方に位置される。
このような状態で,操作レバー73を下方に回動させる
と,回動部材71先端も下方に回動され,回動部材71先端
の下方への回動に伴い,操作杆53先端も下方へ回動され
る。そして,該操作杆53先端が下方へ回動されると,該
操作杆53先端は連結フック42における係合片42cに当接
し,その回動操作部42bを下方へ回動させる。これによ
り,連結フック42のフック部42aが係合孔25から離脱
し,上部枠体10は下部枠体20より分離し得る状態とな
る。
そして,上部枠体10を下部枠体20から分離させて上方
へ回動させると,第4図に示すように,上部枠体10内に
配設された規制レバー61の下端は,下部枠体20における
定着カバー23aから離隔し,該規制レバー61の上部は、
引張りばね62に牽引されて第4図の時計回り方向へ回動
する。規制レバー61の回動により,該規制レバー61の上
端部に配設された規制片61aは,上面カバー10bの開口10
c内に嵌合し,その上端部は,上面カバー10bから上方へ
突出する。
このような状態で,上部枠体10をさらに上方へ回動さ
せると,原稿載置台30は,自重により,上面カバー10b
から滑落しようとするが,該原稿載置台30の下面に配設
された係合突起32が,上面カバー10bから上方へ突出し
た規制片61aに係止し,原稿載置台30の滑落は防止され
る。
上部枠体10は,原稿載置台30の下面に配設された突起
部31が,昇降レバー51を下方へ押下げた場合に,下部枠
体20より分離されて開けられ得る。従って,原稿載置台
30が上部枠体10に対して,所定の許容範囲内に位置すれ
ば,上部枠体10は下部枠体20から分離し得る。
原稿載置台30の下面に配設された突起部31が,昇降レ
バー51を下方へ押下げ得る状態とされる原稿載置台30の
上部枠体10に対する位置は,例えばホームポジションお
よびその近傍とされるが,原稿載置台30の位置は,この
ホームポジションの近傍に限定されるものではなく,例
えば,原稿載置台30が上部枠体10より側方に突出しない
状態とされる位置,もしくは側方への突出量が少ない位
置であってもよい。さらに,上部枠体10の上面におい
て,該上部枠体が上下方向へ回動される側部側に,原稿
載置台との間に若干の空間が存在するような位置であっ
てもよい。このようにすると,上部枠体と下部枠体との
連結に際して上部枠体の上面を直接押圧して両者を連結
し得るため,両者の連結に際して,原稿載置台を押圧す
ることにより,該原稿載置台を破損するおそれがなくな
る。このような場合には,例えば原稿載置台30が昇降レ
バー51を押下げ得る上部枠体10に対する位置の許容範囲
を上面カバー10b上に表示しておき,上部枠体10を下部
枠体20から分離させる場合には,原稿載置台30をその表
示された許容範囲内まで移動操作すればよい。上部枠体
10を下部枠体20から分離するためには,上部枠体10に対
して原稿載置台30が,上部枠体10上面に表示された範囲
内に位置していればよく,原稿載置台30の移動操作を厳
密に行う必要がない。
(発明の効果) 本発明の画像形成装置は,このように,原稿載置台が
上部枠体に対して所定の許容範囲内に位置する場合にの
み上部枠体が下部枠体より分離されて開けられ,しかも
原稿載置台は,上部枠体に対するその所定の許容範囲内
にて,該上部枠体に係止されるため,原稿載置台は上部
枠体に沿って滑落するおそれがない。また,原稿載置台
が上部枠体の上面から側方に突出した状態で,上部枠体
が上方へ回動されるおそれもないため,原稿載置台が機
体側方に配設された手差し給紙トレイ,給紙カセット等
に衝突するおそれがなく,原稿載置台,給紙カセット等
が破損するおそれがない。
本発明の画像形成装置は,上部枠体を下部枠体から分
離できない場合には,両者の連結を解除するための操作
レバー等を,上部枠体と下部枠体とを連結する連結部材
から切り離すため,この場合操作レバーの動きが連結部
材には伝わらず,操作レバーの誤操作による操作レバー
や連結部材の破損のおそれを排除できる効果がある。
さらに,本発明の画像形成装置は,連結駆動手段によ
り回動させられる回動部材(操作杆)の,該連結手段と
の係合可能な位置と該連結手段との係合不可能な位置と
の間での移動により,上記連結駆動手段と連結手段との
切り離しが行われるようにしているため,連結駆動手段
と連結手段との相対的な移動を行うことなく,上記回動
部材の移動のみで上記切り離しを行うことができ,該切
り離しのための構成を簡単に実現できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像形成装置の一例を示す複写機の要
部拡大図,第2図は第1図の要部の断面図,第3図およ
び第4図はそれぞれ動作説明図,第5図は複写機の前カ
バーを開放した状態を示す一部破断正面図である。 10…上部枠体,11…感光体ドラム,20…下部枠体,30…原
稿載置台,40…連結手段,42…連結フック,50…連結解除
阻止手段,51…昇降レバー,52…連結部材,53…操作杆,60
…規制手段,61…規制レバー,70…連結駆動手段,71…回
動部材,73…操作レバー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部枠体が下部枠体に対して一端を支点に
    回動可能に配設された機体と,前記上部枠体の上面に沿
    って移動可能に配設された原稿載置台と, 前記上部枠体を下部枠体に連結させる連結手段と, 所定動作により該連結手段を,上部枠体と下部枠体とが
    連結状態および連結解除状態になるよう動作させる連結
    駆動手段と, 前記原稿載置台が前記上部枠体に対して所定の許容範囲
    内に位置する場合には,連結駆動手段の動作により,該
    連結手段による上部枠体と下部枠体との連結が解除され
    得る状態とし,原稿載置台がその許容範囲外に位置する
    場合には,連結駆動手段と連結手段とを切り離し、該連
    結手段による上部枠体と下部枠体との連結状態を維持す
    る連結解除阻止手段と, 上部枠体が下部枠体に対して上方へ回動された場合に,
    原稿載置台に係止して上部枠体からの原稿載置台の滑落
    を防止する規制手段とを備え, 該連結解除阻止手段は,一端が回転自在に支持された,
    該連結駆動手段により回動させられる回動部材を有し,
    該原稿載置台の位置に応じて該回動部材が,該連結手段
    との係合可能な位置と該連結手段との係合不可能な位置
    との間で移動するよう構成したものである画像形成装
    置。
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