JP2527421B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2527421B2
JP2527421B2 JP60012843A JP1284385A JP2527421B2 JP 2527421 B2 JP2527421 B2 JP 2527421B2 JP 60012843 A JP60012843 A JP 60012843A JP 1284385 A JP1284385 A JP 1284385A JP 2527421 B2 JP2527421 B2 JP 2527421B2
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春男 永瀬
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は高圧放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に
関するもので、回路の電子化において高周波による小型
軽量化のメリットを生じながら高圧放電灯に流れる電流
の高周波成分を規制してアークの安定化を図るものに係
る。
〔背景技術〕
従来の一般の放電灯点灯装置は、安定化手段がチョー
クコイル,トランス,コンデンサ等の単独あるいは組合
せにより構成されているため、寸法,重量ともに大きか
った。
このような点から、放電灯点灯装置の小型,軽量,高
効率化が望まれており、その具体的な手段として高周波
で点灯させることが考えられている。
蛍光灯の点灯装置ではスイッチングトランジスタ,サ
イリスタ等を用いた高周波点灯装置が実用化されてい
る。高圧放電灯の点灯装置においても、高周波を利用す
ると、蛍光灯と同様な効果が得られるが、高圧放電灯を
高周波点灯すると、音響的共鳴に寄因するアークの不安
定が存在することが従来から知られている。
音響的共鳴に寄因するアークの不安定を解消する方法
として、矩形波点灯が文献「キャラクタリスティックス
・オブ・アコースティカル・レゾナンス・イン・ディス
チャージ・ランプス(Characteristics of Acoustical
Resonance In Discharge Lamps)」イルミネイティング
・エンジニアリング(ILLUMINATING ENGINEERING)1970
年12月P713〜716に示されている。しかし、この方法
は、アークは安定するものの、矩形波のフラットの部分
を限流素子として抵抗で負担しているため、大型化し、
電力損が大きくなる。また、高周波の矩形波では、波形
の立上り,立下りが急峻なため、雑音の問題が生じ、こ
の対策が大幅なコストアップにつながる。
一方、高圧放電灯用点灯装置として実開昭59-16100号
がある。この点灯装置では、矩形波のフラット部は高周
波成分が重畳された状態にし、限流素子としてインダク
タンスを用い、装置の小型化を図っている。しかし、こ
の方法は、発振トランス部とチョッパ専用の半導体素子
が必要であり、点灯装置はいまだ大型である。
また、特開昭59-46796号に示された点灯装置も従来例
として存在する。この点灯装置は、ブリッジインバータ
形式で発振トランスがなく、半導体素子兼用ではある
が、高圧放電灯の高周波点灯による音響的共鳴現象やラ
ンプ電流に含有する高周波成分の程度によるアークの安
定性に関しては全く示されていない。
第4図は特開昭59-46796号に示された放電灯点灯装置
の回路図を示している。第4図において、2は直流電
源,4,6,8,10はブリッジ型に接続されたトランジスタ、1
2,14,16,18はトランジスタ4,6,8,10にそれぞれ並列接続
したダイオード、20はチョークコイル、22は高圧放電灯
である。
この放電灯点灯装置は、トランジスタ4,8のベースに
第5図に示す電圧V4,V8を加えるとともに、トランジス
タ6,10のベースに第5図に示す電圧V6,V10を加えること
により、トランジスタ4,8を数百Hzで交互にオンオフさ
せ、かつトランジスタ4のオン期間にトランジスタ10を
数十KHzでオンオフさせるとともにトランジスタ8のオ
ン期間にトランジスタ6を数十KHzでオンオフさせるこ
とにより高圧放電灯22にチョークコイル20を介して低周
波数の略矩形波のフラット部に高周波を重畳したランプ
電流を流して高圧放電灯22を点灯させる。この場合、定
ランプ電力化を図るため、トランジスタ6,10はパルス幅
制御される。
この場合、高圧放電灯22には、第6図(一例)に示す
ような直流成分IDCに高周波成分IHFを重畳したランプ電
流ILAが流れることになる。このランプILAの波形は、動
作周波数や各定数によってさまざまな形となる。
第7図にその代表例としてA,B,Cの3つのモードを示
す。なお、この図は第6図を部分的に拡大したものであ
る。
上記した3つのモードの中で高圧放電灯22を点灯する
と、音響的共鳴現象によるアークのゆらぎ,ちらつきが
生じることがわかった。
〔発明の目的〕
この発明は、高周波点灯による小型軽量化を損うこと
なく、高圧放電灯の高周波点灯によるアークの不安定を
解消することができる放電灯点灯装置を提供することを
目的とする。
〔発明の開示〕
この発明の放電灯点灯装置は、直流電源と、この直流
電源より給電されるインバータと、このインバータから
低周波数の略矩形波のフラット部に高周波を重畳してな
る波形のランプ電流が供給されて点灯する高圧放電灯と
を備え、前記ランプ電流の高周波成分と直流成分の比を
0.2より小さく設定したことを特徴とする。
このように、インバータから高圧放電灯に低周波数の
略矩形波のフラット部に高周波を重畳した波形のランプ
電流を流して高圧放電灯を点灯させる際に、ランプ電流
の高周波成分と直流成分の比を0.2より小さくしたた
め、定常時,始動時とも高圧放電灯のアークを安定にし
てちらつきを防止できる。また、単に比を設定するだけ
でよく、高周波点灯による小型軽量化を損うことがな
い。
実施例 この発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて
説明する。この放電灯点灯装置は、第1図に示すよう
に、直流電源2にトランジスタ4,6の直列回路とトラン
ジスタ8,10の直列回路とを並列接続し、トランジスタ4,
6,8,10にダイオード12,14,16,18を並列接続し、トラン
ジスタ4,6の接続点とトランジスタ8,10の接続点との間
にチョークコイル20および高圧放電灯22の直列回路を接
続したもので、トランジスタ4,6,8,10のベースに第5図
の電圧V4,V6,V8,V10を加えることにより、トランジスタ
4,8を交互にオンオフさせ、トランジスタ4のオン期間
にトランジスタ10をオンオフさせるとともに、トランジ
スタ8のオン期間にトランジスタ6をオンオフさせるよ
うにし、高圧放電灯22にチョークコイル20で限流された
第2図に示すようなランプ電流ILA(第6図と同様の波
形)を流し、高圧放電灯22を点灯させるようになってい
る。
この場合、ランプ電流ILAにおける高周波成分IHFと直
流成分IDCとの比K(=IHF/IDC)を0.2より小さく設定
している。
つぎに、上記比Kを0.2より小さく設定する理由につ
いて説明する。
第2図に示す波形のランプ電流ILAを高圧放電灯22に
流してアークの安定性について実験を行った。その結果
を第3図(A),(B)に示す。
第3図(A)はK=IHF/IDCとして100Wのメタルハラ
イドランプ(M100L/BU,松下電子工業(株)製)につい
てアークの安定性を比Kおよび周波数fSを変えて3段階
(○印:アークが安定,△印:やや不安定、×印:不安
定)で評価したもので、第3図(B)は250Wのメタルハ
ライドランプ(M250L/BU,松下電子工業(株)製)につ
いて同様に評価したものである。fSは高周波成分IHF
周波数であり、第1図におけるトランジスタ6,10の動作
周波数にあたるものである。なお、直流成分IDCは、第
3図(A)では0.9A(一定)であり、第3図(B)では
1.8A(一定)である。
図から明らかなように、周波数fSによってアークの安
定度合が異なり、安定なKの値は変化する。周波数fS
よるアークの不安定が強いほど高周波成分IHFは小さく
する必要がある。
第3図(A)では、30〜50KHzで点灯させる場合は、
K<0.2にすればよい。ただし、Kが0.05以下になる
と、チョークコイル20が大きくなるので、0.05<K<0.
2が好ましい。
また、50〜100KHzで点灯させる場合でも、K<0.2に
するとアークがほぼ安定であることがわかった。
第3図(B)では、40〜50KHz付近で点灯させると、
K<0.4で安定であり、50〜100KHzにおいてもK<0.5で
アークが安定であった。
水銀灯についても同様な実験を行い、K<0.2であれ
ば、アークが安定することが明らかとなった。
以上の結果から、K<0.2を満足させることにより、
アークを確実に安定させることができる。
このように、この実施例は、4個のトランジスタ4,6,
8,10をブリッジ形に接続し、低周波数の略矩形波に高周
波を重畳してなる電流で高圧放電灯を点灯させるものに
おいて、ランプ電流ILAの高周波成分IHFと直流成分IDC
の比Kを0.2より小さくしたため、定常時,始動時のア
ークを安定にしてちらつきの発生を防止することができ
る。また、単に比Kを0.2より小さくするだけで、アー
クを確実に安定させることができ、アーク安定のために
特別な部品は必要とせず、高周波点灯による小型軽量化
を損うことがない。
〔発明の効果〕
この発明の放電灯点灯装置は、インバータから高圧放
電灯に低周波数の略矩形波のフラット部に高周波を重畳
した波形のランプ電流を流して高圧放電灯を点灯させる
際に、ランプ電流の高周波成分と直流成分の比を0.2よ
り小さくしたため、定常時,始動時とも高圧放電灯のア
ークを安定にしてちらつきを防止できる。また、単に比
を設定するだけでよく、高周波点灯による小型軽量化を
損うことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の回路図、第2図はそのラ
ンプ電流の波形図、第3図(A),(B)はアークの安
定性の実験結果を示す図、第4図は従来の放電灯点灯装
置の回路図、第5図はその各部の波形図、第6図は同じ
くそのランプ電流の波形図、第7図は各モードでのラン
プ電流の拡大波形図である。 2……直流電源、4,6,8,10……トランジスタ(インバー
タ)、22……高圧放電灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−46796(JP,A) 特開 昭57−61294(JP,A) 特開 昭58−140996(JP,A) 特開 昭59−163796(JP,A) 実開 昭59−16100(JP,U) 実開 昭59−60995(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、この直流電源より給電される
    インバータと、このインバータから低周波数の略矩形波
    のフラット部に高周波を重畳してなる波形のランプ電流
    が供給されて点灯する高圧放電灯とを備え、前記ランプ
    電流の高周波成分と直流成分の比を0.2より小さく設定
    した放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】インバータは、4個のスイッチング素子を
    ブリッジ型に接続し、相対する一対の接続点に直流電源
    の正極および負極を接続し、相対する他の一対の接続点
    間に限流素子を介して高圧放電灯を接続したブリッジ型
    インバータである特許請求の範囲第(1)項記載の放電
    灯点灯装置。
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