JPH0666156B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH0666156B2
JPH0666156B2 JP59118663A JP11866384A JPH0666156B2 JP H0666156 B2 JPH0666156 B2 JP H0666156B2 JP 59118663 A JP59118663 A JP 59118663A JP 11866384 A JP11866384 A JP 11866384A JP H0666156 B2 JPH0666156 B2 JP H0666156B2
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JP
Japan
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frequency
discharge lamp
power supply
arc
pressure discharge
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JP59118663A
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春男 永瀬
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、高圧放電灯を点灯せしめる放電灯点灯装置に
関するものである。
[背景技術] 放電灯点灯装置の小型,軽量,高効率化は望まれてお
り、その具体的な手段として高周波点灯がある。また、
一般の点灯装置ではチョークコイル,トランス,コンデ
ンサ等の単独あるいは組み合わせで寸法,重量が共に大
きいものである。蛍光灯の点灯装置ではスイッチングト
ランジスタ等を用いた高周波点灯装置が実用化されてい
る。高圧放電灯の点灯装置においても高周波を利用する
と、蛍光灯と同様な効果が得られるが、高圧放電灯を高
周波点灯すると音響的共鳴に起因するアークの不安定が
存在することが従来から知られている。
そこで、高圧放電灯を高周波点灯することによって得ら
れるメリットを活かしたいという観点からの従来の解決
手段として下記に述べるような2つが挙げられる。ま
ず、特開昭56−48095号公報に記載されているも
のとして、第10図は付勢電圧の周波数(点灯周波数)
と点灯状態との関係を示すものであり、第10図(a)は
250W水銀ランプ、第10図(b)は250W高圧ナト
リウムランプ、第10図(c)は250Wメタルハライド
ランプである。第10図のそれぞれの空白部はアークが
安定、斜線部はアークが不安定、格子部はアークがきわ
めて不安定であったり、立ち消えしたりした周波数領域
である。そして、音響的共鳴現象が生じる高周波領域内
で放電灯を付勢する高周波電源装置の出力周波数を、安
定点灯し得る周波数を含む領域内において変化させるよ
うにしたら、不安定状態があっても安定に高周波点灯で
きると述べられている。しかしこの方法では高圧放電灯
の形状などの構造上のバラツキや、ランプ電圧などの電
気的なバラツキや、ライフ中の変化によって音響的共鳴
現象の挙動が変わり、安定な点灯周波数は変化するた
め、種々の条件の変化に対してアークを安定に高周波点
灯させることは点灯装置の設計を困難にして実用的な問
題を多く含んでいる。
次に、特開昭58−34593号公報に示されている従
来例について説明する。この発明は高圧放電灯に供給さ
れる低周波電力に対する高周波電力の比率を規定し、高
圧放電灯が音響的共鳴現象を起こさないように安定に点
灯維持させる高周波重畳形の高圧放電灯点灯装置であ
る。しかし、この方法ではランプ電力全体の中で高周波
電力が占める割合が非常に少なく低周波電力が大きいの
で、小型,軽量化はあまり期待できない。また、立ち消
えせずに音響的共鳴を回避してアークを安定させるため
の高周波電力の制御が困難となる。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて提供したものであって直流又
は低周波電力に高周波電力を分割的に付加することによ
り、アークを安定点灯させ、かつ小型,軽量化を図るこ
とを目的とした放電灯点灯装置を提供するものである。
[発明の開示] 以下、本発明の実施例を図面により説明する。
本発明は第一次共鳴周波数未満の周波数ではアークは安
定であり、共鳴が発生しない点に重点を置いて種々の検
討をしたものであり、つまり高周波点灯というところか
ら離れて音響的共鳴現象を除外したところから検討して
いったものであって、従来の観点とは異なるものであ
る。その結果第一次共鳴周波数未満の周波数領域で点灯
する時間をある程度持たせると、たとえ第一次共鳴周波
数以上の周波数が含まれていても安定に点灯することが
分かった。また、分割的に高周波パワーを大幅に供給し
ても同様な結果が得られた。本発明はこのようなことを
前提としてなされたものである。
第1図は本発明のブロック図を示すものであり、1は第
一次共鳴周波数未満の周波数を発生する低周波電源部
で、音響的共鳴現象が全く発生しない例えば、直流電
源,数kHz以下,数百kHz以上の周波数帯域を有してい
る。2は第一次共鳴周波数以上の周波数を発生する高周
波電源部で、音響的共鳴現象が発生する例えば、5kHz
〜100kHzの周波数帯域を有している。3は高圧放電
灯で、スイッチング素子からなるスイッチ手段4のa端
子とb端子とを交互に切り替えることで、低周波電源部
1と高周波電源部2からの電力が高圧放電灯3に供給さ
れることになる。5,6は限流インピーダンスである。
また、スイッチ手段4の切り替えをするひとつの周期は
特に限定しないが1msec〜10msecぐらいが好ましい。
しかして、高圧放電灯3にはスイッチ手段4を介して低
周波電源部1と高周波電源部2とから2つの異なる周波
数の電力が分割的に供給されることになる。ランプ電流
laは第2図に示すように、低周波電源部1からの電流
LFと、高周波電源部2からの電流IHFとが分割的に重
ね合わせた連続電流となる。つまり、スイッチ手段4の
所定周期によりTLFの期間には高圧放電灯3に電流ILF
が流れ、THFの期間には電流IHFが流れる。尚、スイッ
チ手段4を設けずに低周波電源部1と高周波電源部2と
を共用して、電源装置内の2つの異なる周波数の電力発
生源を有して所定の周期で周波数を変化させてもよい。
第3図は具体的な点灯回路の実施例を示すものであり、
音響的共鳴現象が全く存在しない電源として、直流電源
1aを用い、高周波電源部2では、トランジスタQ
、コンデンサC,C、ダイオードD,D
から構成されるハーフブリッジインバータからなってい
る。コイルL,コンデンサCは直流電源1aへの高
周波成分の流入を防ぐフィルタである。抵抗R,コイ
ルL,コンデンサCはそれぞれ電源に対する限流イ
ンピーダンスである。Qはスイッチ手段4たるトラン
ジスタで、制御回路7により所定の周期でオン,オフ駆
動される。インバータのトランジスタQ,Qについ
てもトランジスタQがオンしている時はオフしてイン
バータは停止状態(第4図のTDC期間)であり、トラン
ジスタQがオフ時はインバータ(トランジスタQ
)は動作するようにドライブされる(THF)。第4
図はこの時のランプ電流Ilaの波形を示すものであり、
高圧放電灯3にはTDCの期間直流電流IDCが流れ、THF
の期間には高周波電流IHFが流れる。
第5図及び第6図は第3図の実施例でアークの安定性を
評価した実験結果である。第5図は水銀灯40W(H4
0)を、第6図は水銀灯100W(H100)を用いた
例である。いずれの場合も定格電力となる直流電流
DC,高周波電流IHFとしている。高周波電流IHFの周
波数は単独で高圧放電灯3を点灯したとき、音響的共鳴
現象によるアークの不安定が生じる値に設定しており、
この実験では約40kHzで行ったものである。この条件
で期間TDC,THFを変化し、アークの安定性を観察し、
2段階評価でプロットしたものである。図中の○印はア
ーク安定を示し、×印はアーク不安定を示す。また、K
=TDC/THFとする。この実験結果から、少なくともK
=1では水銀灯40W(H40),水銀灯100W(H
100)は共に安定となり、またH100ではK=0.
5としてもアークは安定となる。これは高周波成分を大
幅に増大してもアークは安定であることを意味する。ま
た、周期Tにほとんど左右されることなくKの値で決
まると言える。実用上周期Tは数msec〜10msecがよ
い。
第7図は第3図の実施例でTHF=2msec一定で、IHF
一定にしたとき、IDC,TDCを変化させたときのアーク
の安定性を評価したものである。高圧放電灯3はH40
を用いている。第7図から明らかなように、直流電流I
DCを増加すると、Kの値を小さくすることができる。つ
まり、高周波成分を増大させてもアークは安定してい
る。
第8図は他の実施例を示すものであり、1の低周波電源
部は、音響的共鳴現象が全く存在しない数百Hzの周波数
を有する電源部で、2の高周波電源部は音響的共鳴現象
が存在する数十kHzの周波数を有する電源部である。8
は発振・停止制御回路で、低周波電源部1と高周波電源
部2とを交互に発振乃至停止を駆動制御するものであ
る。コイルL,L、コンデンサC,Cは限流用
インピーダンスである。VACは交流電源である。しかし
て、発振・停止制御回路8によって低周波電源部1と高
周波電源部2とを交互に駆動制御することにより、高圧
放電灯3へ電力を分割的に供給する。高圧放電灯3のラ
ンプ電圧電流Ilaは第9図のようになり、本実施例では
高周波電流部2からの電流IHFを供給する期間の方が、
低周波電源部1からの電流ILFの期間より長くしてい
る。この方法においても第3図とほぼ同様な効果が得ら
れアークは安定する。また、今まで水銀灯について延べ
てきたが、これらの現象は高圧放電灯全般に共通するも
のであり、水銀灯に限定されるものでないことは勿論で
ある。
[発明の効果] 本発明は、音響的共鳴現象が全く発生しない直流又は低
周波数の帯域の第1の電力と、音響的共鳴現象が発生し
得る高周波の周波数帯域の第2の電力とを第2の電力供
給周期に対して第1の電力供給周期が1/2以上の周期
となるように交互に高圧放電灯に供給する点灯回路を設
けたので、数十kHzオーダーの高周波帯域でアークが安
定する周波数の有無に関係なく高周波成分を大幅に利用
でき、且つアークの安定性を保つことができるものであ
り、また高圧放電灯のバラツキによる音響的共鳴周波数
が変わってもアークは安定するものであり、さらに、低
周波電力と同等以上の高周波電力を分割的に供給しても
アークは安定しているので、点灯装置の小型,軽量化が
可能であり、また高圧放電灯のばらつきによって音響的
共鳴周波数が変わっても第1の電力供給によりアークが
安定した点灯が行え、高圧放電灯の共鳴周波数を予め知
ることなく、また経年変化を特に考慮する必要がないた
め設計も容易であるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロック図、第2図は同上の
動作説明図、第3図は同上の具体回路図、第4図は同上
の動作波形図、第5図乃至第7図は同上のアークの安
定,不安定を示す特性図、第8図は同上の他の実施例の
ブロック回路図、第9図は同上の動作説明図、第10図
(a)(b)(c)は従来例の説明図である。 3は高圧放電灯を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音響的共鳴現象が全く発生しない直流又は
    低周波数の帯域の第1の電力と、音響的共鳴現象が発生
    し得る高周波の周波数帯域の第2の電力とを第2の電力
    供給周期に対して第1の電力供給周期を1/2以上の周
    期となるように交互に高圧放電灯に供給する点灯回路を
    設けて成ることを特徴とする放電灯点灯装置。
JP59118663A 1984-06-09 1984-06-09 放電灯点灯装置 Expired - Lifetime JPH0666156B2 (ja)

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