JP2527313Y2 - 電磁作動装置 - Google Patents

電磁作動装置

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JP2527313Y2
JP2527313Y2 JP582192U JP582192U JP2527313Y2 JP 2527313 Y2 JP2527313 Y2 JP 2527313Y2 JP 582192 U JP582192 U JP 582192U JP 582192 U JP582192 U JP 582192U JP 2527313 Y2 JP2527313 Y2 JP 2527313Y2
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JP
Japan
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yoke
electromagnetic
coil
coil unit
valve
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Application number
JP582192U
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English (en)
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JPH0566914U (ja
Inventor
剛 渕田
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば電磁バルブ等の
電磁作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば車両のアンチロッ
クブレーキ装置のブレーキ液圧回路には、ホィールシリ
ンダの液圧を制御するインレットソレノイドバルブやア
ウトレットソレノイドバルブ等の電磁弁が用いられてい
る。
【0003】この電磁弁は、一般に金属製の円筒状のヨ
ークと、該ヨークの内部に収納された電磁コイルと、該
電磁コイルの内側に設けられた固定子及び該固定子の消
励磁に伴い圧縮スプリングのばね力を介してブレーキ通
路を開閉する可動子たる弁体等から構成されている。そ
して、前記各構成部品を組み立てるには、ヨークの内部
に電磁コイル等を挿入した後、該ヨークの両端縁を可締
めて電磁コイル等をヨーク内部に収納固定するようにな
っている(特開昭64−6569号公報等参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、前述のよう
に、従来の電磁弁にあっては、ヨークが軸方向に比較的
長い金属製の円筒状に形成されているため、装置全体の
重量の増加が余儀なくされるばかりか、ヨークの円筒形
の成形作業が煩雑になり、製造作業能率の低下と製造コ
ストの高騰を招いている。
【0005】しかも、前述のようにヨークの両端縁を加
締めることにより電磁コイル等をヨーク内部に組み付け
るようになっているため、該加締め作業が煩雑となり、
組み付け作業能率の低下も招いている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、ヨークの内周に電磁コ
イルを収容してなる電磁作動装置において、前記ヨーク
を略コ字形に折曲形成すると共に、該ヨークの所定壁部
に係止部を形成する一方、前記電磁コイル全体をモール
ドで一体に成形してコイルユニットを形成し、該コイル
ユニットの外周に前記係止部にヨークの内側から係止す
る係合部を設けたことを特徴としている
【0007】
【作用】前記構成の本考案によれば、ヨークを円筒状で
はなくコ字形に折曲形成したため、装置の軽量化が図れ
ると共に、折曲加工が円筒形に比較して容易である。
【0008】また、ヨークにコイルを組み付ける際に
は、ヨークの係止部に、コイルユニットの係合部をヨー
クの内側から係止させるだけであるから、その組み付け
作業が容易になる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0010】図1は本考案に係る電磁作動装置を従来と
同様にアンチロックブレーキ装置に用いられる電磁弁に
適用したものである。
【0011】即ち、この電磁弁1は、金属製のヨーク2
と、該ヨーク2の内周に収容される電磁コイル3と、該
電磁コイル3の内側に固定されたバルブユニット4等か
ら主として構成されている。
【0012】前記ヨーク2は、図2にも示すようにコ字
形状に折曲形成されており、基部5の両端縁に有する折
曲両側片6,7の中央位置にバルブユニット4が保持さ
れる保持孔6a,7aが穿設されていると共に、基部5
の中央に小径な円形状の係止部たる係止孔8が穿設され
ている。
【0013】前記電磁コイル3は、図3にも示すように
樹脂モールド成形によって円筒状に一体に形成されてコ
イルユニット9として構成されている。また、このコイ
ルユニット9の外周面中央位置には、前記ヨーク2の係
止孔8に係止する樹脂製の係合部たる係合突部10が一
体に設けられている。この係合突部10は、軸状の固定
端10aの先端に係止孔8の内径よりも若干大径な傘状
の係止爪10bが設けられている。尚、コイルユニット
9の高さは両側片6,7の対向内面間の長さよりも若干
小さく設定されている。
【0014】前記バルブユニット4は、図4に示すよう
に円筒状の保持部材4a内部に図外の磁性体である固定
子や、該固定子の消励磁に伴いブレーキ液通路を開閉す
る可動子たる弁体が摺動自在に設けられていると共に、
該弁体を閉方向に付勢する圧縮スプリングが弾装されて
いる。また、保持部材4aの軸方向の長さは、両側片
6,7の両外面間の長さよりも大きく設定されていると
共に、その外径は保持孔6a,7aの内径と略同一に設
定されている。
【0015】したがって、この実施例によれば、各構成
部品を組み付けるには、係合突部10を内側にしてコイ
ルユニット9をヨーク2の内部に嵌入しつつ係止孔8に
係合突部10の係止爪10bを押し込んで係止させる。
これによって、コイルユニット9をヨーク2内に確実に
固定することができる。その後、内部に弁体等が予め収
納された保持部材4aを一方の保持孔6aから電磁コイ
ル3の内周部3aに挿入してそのまま他端部を他方の保
持孔7aから突出させて位置決めすれば、各構成部品の
組み付け作業が簡単に完了する。
【0016】このように、本実施例では、ヨーク2を円
筒状ではなくコ字形に形成したため、装置の小型化と軽
量化が図れると共に、その折曲成形作業が容易になり、
製造作業能率の向上が図れる。
【0017】また、コイルユニット9を係合突部10と
係止孔8の係止状態を得てヨーク2に簡単かつ確実に組
み付けることができるので、従来のような加締め作業が
全く不要となり、組み付け作業能率の向上が図れる。
【0018】更に、電磁コイル3を樹脂モールドにより
一体化したため、管理が容易になると共に、取り扱い性
が良好になる。
【0019】本考案は、電磁バルブに限定されるもので
はなく、他に電磁アクチュエータ等に適用できることは
勿論である。
【0020】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
係る電磁作動装置によれば、ヨークを円筒形状に代えて
コ字形状としたため、装置全体の軽量化が図れると共
に、その成形作業が容易になり、製造作業能率の向上と
製造コストの低廉化が図れる。
【0021】しかも、ヨークの両端部を加締めて電磁コ
イルをヨークに組み付けるのではなく、ヨークの係止部
にコイルユニットの外周に有する係合部を係止して組み
付けるようにしたため、その組み付け作業が容易にな
り、該組み付け作業能率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電磁作動装置の一実施例を示す断
面図。
【図2】本実施例に供されるヨークの断面図。
【図3】本実施例に供される電磁コイルユニットの断面
図。
【図4】本実施例に供されるバルブユニットの正面図。
【符号の説明】 1…電磁弁、2…ヨーク、3…電磁コイル、8…係止孔
(係止部)、9…コイルユニット、10…係合突部(係
合部)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークの内周に電磁コイルを収容してな
    る電磁作動装置において、前記ヨークを略コ字形に折曲
    形成すると共に、該ヨークの所定壁部に係止部を形成す
    る一方、前記電磁コイル全体をモールドで一体に成形し
    てコイルユニットを形成し、該コイルユニットの外周に
    前記係止部にヨークの内側から係止する係合部を設けた
    ことを特徴とする電磁作動装置。
JP582192U 1992-02-14 1992-02-14 電磁作動装置 Expired - Lifetime JP2527313Y2 (ja)

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JP582192U JP2527313Y2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 電磁作動装置

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JP582192U JP2527313Y2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 電磁作動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0566914U JPH0566914U (ja) 1993-09-03
JP2527313Y2 true JP2527313Y2 (ja) 1997-02-26

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ID=11621746

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