JP2527135B2 - 織物等処理方法とその装置 - Google Patents

織物等処理方法とその装置

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JP2527135B2
JP2527135B2 JP5263197A JP26319793A JP2527135B2 JP 2527135 B2 JP2527135 B2 JP 2527135B2 JP 5263197 A JP5263197 A JP 5263197A JP 26319793 A JP26319793 A JP 26319793A JP 2527135 B2 JP2527135 B2 JP 2527135B2
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air
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ハンス・バルテス
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パテント‐・ウント・イノヴァチオーンスアゲントゥール・ノルトライン‐ヴェストファーレン・ゲー・エム・ベー・ハー
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F58/00Domestic laundry dryers
    • D06F58/10Drying cabinets or drying chambers having heating or ventilating means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織物等の被処理物中の
化学物質を除去したり、乾燥したり、消毒したりする処
理方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、織物、衣料、
皮革衣料及び靴には、例えば綿等の繊維の製造工程や、
皮革のなめし工程、あるいは着色、仕上げ工程等におい
て使用された殺虫剤やその他の化学物質の残余物が含ま
れている。これらの化学物質は、特に新しい衣料を着服
した時に敏感な、あるいはアレルギ体質の人々の皮膚に
不快な刺激を与えることがある。従って、新しい衣服を
着用する前に洗濯をすることが薦められているが、これ
によっても化学物質が必ずしも完全に除去されるわけで
はない。実験によれば、そのような汚染物質を完全に除
去するには1〜10回の洗濯を行う必要がある。さら
に、衣服の消毒の問題もある。というのは、従来式の洗
濯機による洗濯や従来式の乾燥機では消毒は出来ないか
らである。
【0003】ドイツ特許DE−PS 33 43 23
6には、特に刺激を与えやすい衣服を乾燥し、かつこれ
を消毒する方法が開示されている。この方法によれば、
同じ処理チャンバ内にほぼ静止懸垂された状態に置かれ
た衣服を、先ず、従来の方法で暖空気流によって乾燥処
理し、その後すぐに高温空気流によって殺菌処理するも
のである。
【0004】そして、同公報に開示された上記方法を実
施するための装置は、衣服を吊す装置と、暖空気及び高
温空気を発生し、排気し、特にファンからなる手段によ
って循環させるための手段と、更にヒータとを備えた乾
燥チャンバとを有する。前記ファンは、従来式の方法に
よって空気流の量を調節する装置と、更に、前記ファン
の回転速度を少なくとも二段階に切り換えるための装置
とを備えている。前記乾燥チャンバは、前記加熱手段を
始動及び停止させるための過熱スイッチを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法及び装
置によっても、ある程度の効果は認められるものの、織
物部分の十分な解毒処理は出来ないという欠点があっ
た。従って、本発明の課題は、従来の方法及び装置を更
に改良して、従来と同様の通気、乾燥及び消毒処理が可
能であるばかりでなく、被処理物に付着した化学物質を
除去して、より十分な解毒処理をも可能な方法及び装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる織物処理方法の特徴構成は、互いに
対向配置された二つの開口板と、中心部もしくはその付
近に排気口が形成された底板とを有する内チャンバを備
えた乾燥チャンバ内に被処理物を配置し、この乾燥チャ
ンバ内に、前記被処理物に対して損傷を与えない程度の
温度の高温空気流を、前記二つの開口板の少なくとも一
方を介して供給して前記被処理物を処理し、その後、前
記高温空気流を排出し、温度、圧力、流量、化学ポテン
シャル等の熱力学的変数がほぼ均一である前記内チャン
バ内の各地点において、前記連続空気流に基づく最低分
圧(pcO)により、前記被処理物に付着した前記化学
物質の蒸気圧の熱状態に熱力学上の不均衡を生じさせ、
前記化学物質を除去する点にある。
【0007】この発明の方法は、被処理物として織物繊
維、皮革衣服、靴などの被処理物の通気、乾燥及び消毒
処理に使用することが好ましい。
【0008】空気流が、前記乾燥チャンバに形成された
空気取入口を介して、前記乾燥チャンバの外壁と内壁と
の間に形成された第1中間チャンバに流入し、この第1
中間チャンバを通過した空気流は加熱手段によって加熱
され、この加熱空気流は前記第1中間チャンバの内向き
壁と前記内チャンバの壁とによって形成された第2中間
チャンバを通過し、その後、前記内チャンバに流入し、
この内チャンバからの空気流はファンによって取り込ま
れて排気口から排出されるようになっていると都合がよ
い。
【0009】前記内チャンバを出た空気流が、冷却機を
通過し、その後、前記ファンに取り込まれるようになっ
ていると一層都合がよい。
【0010】前記ファンによって取り込まれた空気流
は、前記第2中間チャンバを介して前記内チャンバに流
入し、これによって前記空気流が閉鎖サイクル内で移動
するようになっていてもよい。
【0011】前記空気取入口を介して流入した空気流が
冷媒として冷却機を通過し、この冷却機を通過した空気
流が前記ファンによって取り込まれて前記内チャンバに
流入し、この内チャンバから出た空気流が第2ファンに
よって取り込まれて前記排気口から排出されることが好
ましい。
【0012】更に、上記目的を達成するため、本発明に
かかる織物処理装置の特徴構成は、互いに対向配置され
乾燥チャンバを形成する一対の開口板と、排気口が形成
された底板と、内部に高温空気流が供給される内チャン
バとを備え、温度、圧力、流量、化学ポテンシャル等の
熱力学的変数がほぼ均一である前記内チャンバ内の各地
点において、前記連続空気流に基づく最低分圧(pc
O)により、前記被処理物に付着した前記化学物質の蒸
気圧の熱状態に熱力学上の不均衡を生じさせ、前記化学
物質を除去されるように構成された点にある。
【0013】内チャンバと、高温空気流を生成しかつ回
転速度が調節可能なファンによって高温空気流を循環さ
せるための手段と、過熱スイッチを備えた加熱手段と、
閉鎖可能な空気取入口と排気口とを備えた装置であっ
て、前記手段が、前記乾燥チャンバの外壁と内壁との間
に形成される第1中間チャンバと、この第1中間チャン
バの内向き壁と前記内チャンバの壁との間に形成される
第2中間チャンバとを有し、前記内チャンバの互いに対
向する二つの開口板が複数の開口部を備え、前記第1中
間チャンバが、前記乾燥チャンバの上部領域に形成され
た少なくとも一つの空気取入口を有し、前記加熱手段
と、前記ファンと、更に前記冷却機とが、前記内チャン
バの下方の領域に配設されていて、前記内チャンバの底
部に排気口が形成されている織物等処理装置であること
が好ましい。
【0014】前記冷却機は、第2ファンによって生成さ
れた空気流を冷却可能であると都合がよい。
【0015】前記乾燥チャンバは、殺菌液を噴霧する装
置もしくはオゾン生成用の別のチャンバを備えると一層
都合がよい。
【0016】
【作用】本発明による処理方法が以上の構成からなるの
で、被処理物上の化学物質の蒸気圧の熱状態に熱力学上
の不均衡を生じさせて化学物質を蒸発させ、連続空気流
により確実に除去させる。
【0017】より具体的には、実質的に一層完全な解毒
処理を可能にするため、空気の流通を極めて効果的に行
い織物等の被処理物に付着した粒子を吹き飛ばすのであ
るが、これは具体的には、空気取入口から取り込まれた
空気流を、それが第1中間チャンバを通過した後にヒー
タによって加熱し、この加熱空気流を互いに対向する二
つのサイドの両開口部から内チャンバ内へ導き、この内
チャンバからの空気流をファンによって取り込んで、こ
れを排気口から外部へと排出することによって達成され
る。更に、前記両開口部から離れた部分、例えば、前記
内チャンバの中心部には、空気流が短い距離で到達す
る。又、空気流の正面衝突によって空気の乱流もしくは
渦流が作り出され、これが通気及び解毒工程を促進す
る。
【0018】空気流の流通を更に最適化するために、前
記加熱空気流は、前記第1中間チャンバの壁と前記内チ
ャンバの壁とによって形成される第2中間チャンバを通
過し、加熱空気流は前記内チャンバの壁に対向する内向
き壁に形成された複数の開口部を通過するようにする。
【0019】特に、織物衣料を乾燥するのに適した一好
適実施例においては、前記内チャンバからの空気流が冷
却機(コンデンサ)を通過し、その後、前記ファンに取
り込まれる。前記冷却機は冷却トラップとして作用す
る。例えば、水分を含む空気はこの冷却機の壁で露点以
下にまで冷却され、その水滴はドリップパンによって収
集される。
【0020】さらに、上述の乾燥工程の効果を促進する
ため、前記ファンに取り込まれた空気流は前記第2中間
チャンバを通過して前記内チャンバへと案内され、空気
流が閉じたサイクルで移動することが好ましい。ここ
で、前記乾燥工程は、従来式の湿度センサによって制御
可能である。又、使用状況によっては、加熱手段たるヒ
ータの作動が不要な工程の場合もあるが、そのような場
合には、請求項5及び6に記載したように、ファンによ
って取り込まれた空気流が、第2中間チャンバを介して
内チャンバに流入し、これによって空気流が閉鎖サイク
ル内で移動するようにすることが好ましく、更に、空気
取入口を介して流入した空気流が冷媒として冷却機を通
過し、この冷却機を通過した空気流がファンによって取
り込まれて内チャンバに流入し、この内チャンバから出
た空気流が第2ファンによって取り込まれて排気口から
排出されるようにすることが特に有用である。
【0021】吸入用と排出用の二つのファンを組み合わ
せれば、空気流の流通は更に有効なものとなる。即ち、
前記空気取入口から導入された空気流は冷却機へ導か
れ、この冷却機からの空気流が先ず第1ファンによって
内チャンバ内に取り込まれ、更に、この内チャンバから
の空気流は第2ファンによって吸引されて排気口から排
出されるのである。空気流の混合作用を促進するために
は、ファンを周期的にON/OFFしたり、あるいはフ
ァンの回転速度を周期的に変化させたりすることによっ
て、空気流を不規則に移動させるようにすると一層好都
合である。
【0022】空気が設備の地面部分からダストを取り込
まないようにし、更に、重心を低くして装置の安定性を
良くするためには、第1中間チャンバは、乾燥チャンバ
の上部領域に形成された少なくとも一つの空気取入口を
有し、ヒータ、ファン、更に冷却機は、内チャンバの下
方に配設され、両開口部は互いに対面する壁に形成され
ると都合がよい。
【0023】請求項5に記載の方法、つまり、ファンに
よって取り込まれた空気流が、第2中間チャンバを介し
て内チャンバに流入し、これによって空気流が閉鎖サイ
クル内で移動する処理方法を実施するためには、冷却機
が第2ファンによって生成される空気流によって冷却可
能とされるとされるのがよい。これによれば、必要な空
気流は一つとなり、この空気流は加熱される前に冷却機
を通過する。
【0024】乾燥チャンバに、殺菌液を噴霧する装置を
設けたり、更に、オゾン生成用の別のチャンバを設ける
ようにすると、殺菌効果を高めたい場合に都合がよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の構成により、従来の方法
及び装置を更に改良して、従来と同様の通気、乾燥及び
消毒処理が可能であるばかりでなく、被処理物に付着し
た化学物質を除去して、より十分な解毒処理をも可能な
方法及び装置を提供することができた。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。図1に示すように、互いに対向配置され
た二つの開口板を備えるほぼ箱形状の乾燥チャンバ10
は、その側方が第1中間チャンバ13と第2中間チャン
バ17とによって形成された内チャンバ11を有してい
る。乾燥チャンバ10の上部領域には二つの空気取入口
12が形成されている。内チャンバ11の下方中央部付
近には、排気口14と、更に下方に設けられたモータ2
0によって駆動制御されるファン15とが配設されてい
る。第1中間チャンバ13と第2中間チャンバ17との
下方境界部にはヒータ16が設けられていて、ここに空
気流が強制的に送られる。
【0027】図1に示す一つの方法において、空気流は
矢印A〜Gへと移動する。Aから入った空気流は空気取
入口12を通過し、Bに沿って第1中間チャンバ13を
通過し、Cに沿ってヒータ16を通過し、更に、D,
D’,D”に向かって第2中間チャンバ17に沿って流
れる。空気流は、矢印D,D’,D”に示すように、そ
の右サイド及び左サイドから内チャンバ11へ流入し、
Eに示す位置に配置された被処理物である織物を通過し
て、その後、Fでファン15に取り込まれ、Gで排気口
14から外部に排出される。図示した例において、解毒
及び消毒処理に適した開放通路が形成されている。排出
空気は、ホース接続部を通じて外気中に案内される。
尚、空気加熱条件は、被処理物の材質により適宜選択す
ることができる。又、噴霧装置等は従来式のものを適宜
用いることができ、これについては特に図示していな
い。
【0028】〔別実施例〕図2は、内チャンバ11と第
1中間チャンバ13と第2中間チャンバ17とを備えた
乾燥チャンバ10’を示す。ファン15は、ヒータ16
に接続されていて、このファン15によって取り込まれ
た空気流がヒータ16を通過して加熱されるように構成
されている。 更に、図2は、その冷媒として第2ファ
ン19によって生成される第2空気流(図示せず)を使
用する冷却機18を示す。乾燥チャンバ10’の下方領
域には、前記第2空気流用の空気取入口と排気口とが形
成されているが、図中にこれらを特に示していない。
【0029】図2の方法において、空気流は矢印Aから
Eの方向に沿った閉鎖回路内で移動し、この空気流用の
前記空気取入口及び排気口はこの作業中においては閉じ
られる。空気流がAにおいて冷却機18によって乾燥さ
れ、ここから流出し、その後、ファン15によって吸引
されてヒータ16を通過し、Bに沿って第2中間チャン
バ17に流入する。その後、空気流はC及びC’に沿っ
て二つのサイドから内チャンバ11に流入し、ここで織
物を乾燥させ、D及びEに沿って冷却機18に再流入
し、これによって循環サイクルが閉じられている。図示
したこの循環サイクルは、織物の乾燥処理に特に適して
いるが、解毒処理には適していない。従って、汚染物質
の一部も濃縮されて空気中から取り出される。
【0030】図3は、更に別実施例を示す。図3には、
図2と同じ構成を備えた乾燥チャンバ10’が示されて
いる。この実施例の場合には、ヒータを作動させず、空
気の通路は開放されており、これは内部チャンバ11に
配置された織物の強制通気処理に適している。
【0031】空気流は矢印AからG’の方向に移動す
る。Aから入った空気流は冷却機18に流入し、図2の
例で説明した状態によりこの冷却機を通過する。その
後、空気流は、Bに沿ってファン15によって取り込ま
れ、Cに沿って非作動状態のヒータ16を介して第2中
間チャンバ17に流入する。更に、空気流は複数の開口
部を通過するが、図中においてはその一部だけが記号D
で示されている。その後、空気流は内チャンバ11に入
り、ここからEに沿って冷却機18に流入し、この冷却
機18からFへ流出する。そして、この空気流は第2フ
ァン19によって取り込まれ、G’に沿って外部へ排出
される。この構成例において、二つのファン15、19
は、同じ空気流に対して二重に作用し、この空気流の移
動を強化している。尚、空気流は、最初、冷却機18の
冷媒供給用のサイドを通過し、その後、他方のサイドを
通過する。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥チャンバの概略正面断面図
【図2】別実施例の乾燥チャンバの概略正面断面図
【図3】更に別の空気流案内構成を備えた乾燥チャンバ
の概略正面断面図
【符号の説明】
10、10’ 乾燥チャンバ 11 内チャンバ 12 空気取入口 13 第1中間チャンバ 14 排気口 15 ファン 16 加熱手段 17 第2中間チャンバ 18 冷却機 19 第2ファン

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向配置された二つの開口板と、
    中心部もしくはその付近に排気口(14)が形成された
    底板とを有する内チャンバ(11)を備えた乾燥チャン
    バ(10)、(10’)内に被処理物を配置し、 この乾燥チャンバ(10)、(10’)内に、前記被処
    理物に対して損傷を与えない程度の温度の高温空気流
    を、前記二つの開口板の少なくとも一方を介して供給し
    て前記被処理物を処理し、その後、前記高温空気流を排
    出する方法であって、 温度、圧力、流量、化学ポテンシャル等の熱力学的変数
    がほぼ均一である前記内チャンバ(11)内の各地点に
    おいて、前記連続空気流に基づく最低分圧により、前記
    被処理物に付着した前記化学物質の蒸気圧の熱状態に熱
    力学上の不均衡を生じさせ、前記化学物質を除去する織
    物等処理方法。
  2. 【請求項2】 前記被処理物が、織物繊維、皮革衣服、
    及び靴であり、これらの通気、乾燥及び消毒処理に使用
    する請求項1に記載の織物等処理方法。
  3. 【請求項3】 空気流が、前記乾燥チャンバ(10)、
    (10’)に形成された空気取入口(12)を介して、
    前記乾燥チャンバ(10)、(10’)の外壁と内壁と
    の間に形成された第1中間チャンバ(13)に流入し、
    この第1中間チャンバ(13)を通過した空気流は加熱
    手段(16)によって加熱され、この加熱空気流は前記
    第1中間チャンバ(13)の内向き壁と前記内チャンバ
    (11)の壁とによって形成された第2中間チャンバ
    (17)を通過し、その後、前記内チャンバ(11)に
    流入し、この内チャンバ(11)からの空気流はファン
    (15)、(19)によって取り込まれて排気口(1
    4)から排出される請求項1又は2に記載の織物等処理
    方法。
  4. 【請求項4】 前記内チャンバ(11)を出た空気流
    が、冷却機(18)を通過し、その後、前記ファン(1
    9)に取り込まれるようになっている請求項3に記載の
    織物等処理方法。
  5. 【請求項5】 前記ファン(15)によって取り込まれ
    た空気流は、前記第2中間チャンバ(17)を介して前
    記内チャンバ(11)に流入し、これによって前記空気
    流が閉鎖サイクル内で移動する請求項4に記載の織物等
    処理方法。
  6. 【請求項6】 前記空気取入口(12)を介して流入し
    た空気流が冷媒として冷却機(18)を通過し、この冷
    却機(18)を通過した空気流が前記ファン(15)に
    よって取り込まれて前記内チャンバ(11)に流入し、
    この内チャンバ(11)から出た空気流が第2ファン
    (19)によって取り込まれて前記排気口(14)から
    排出される請求項4又は5に記載の織物等処理方法。
  7. 【請求項7】 互いに対向配置され乾燥チャンバ(1
    0)、(10’)を形成する一対の開口板と、排気口
    (14)が形成された底板と、内部に高温空気流が供給
    される内チャンバ(11)とを備え、 温度、圧力、流量、化学ポテンシャル等の熱力学的変数
    がほぼ均一である前記内チャンバ(11)内の各地点に
    おいて、前記連続空気流に基づく最低分圧により、前記
    被処理物に付着した前記化学物質の蒸気圧の熱状態に熱
    力学上の不均衡を生じさせ、前記化学物質を除去させる
    ように構成された織物等処理装置。
  8. 【請求項8】 内チャンバ(11)と、高温空気流を生
    成しかつ回転速度が調節可能なファン(15)、(1
    9)によって高温空気流を循環させるための手段と、過
    熱スイッチを備えた加熱手段(16)と、閉鎖可能な空
    気取入口(12)と排気口(14)とを備えた装置であ
    って、 前記手段が、前記乾燥チャンバ(10)、(10’)の
    外壁と内壁との間に形成される第1中間チャンバ(1
    3)と、この第1中間チャンバ(13)の内向き壁と前
    記内チャンバ(11)の壁との間に形成される第2中間
    チャンバ(17)とを有し、 前記内チャンバ(11)の互いに対向する二つの開口板
    が複数の開口部を備え、 前記第1中間チャンバ(13)が、前記乾燥チャンバ
    (10)、(10’)の上部領域に形成された少なくと
    も一つの空気取入口(12)を有し、 前記加熱手段(16)と、前記ファン(15)、(1
    9)と、更に前記冷却機(18)とが、前記内チャンバ
    (11)の下方の領域に配設されていて、 前記内チャンバ(11)の底部に排気口(14)が形成
    されている織物等処理装置。
  9. 【請求項9】 前記冷却機(18)は、第2ファン(1
    9)によって生成された空気流を冷却可能である請求項
    8に記載の織物等処理装置。
  10. 【請求項10】前記乾燥チャンバ(10)、(10’)
    は、殺菌液を噴霧する装置もしくはオゾン生成用の別の
    チャンバを備える請求項8又は9に記載の織物等処理装
    置。
JP5263197A 1992-10-22 1993-10-21 織物等処理方法とその装置 Expired - Lifetime JP2527135B2 (ja)

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DE4235560:5 1992-10-22
DE4235560A DE4235560C2 (de) 1992-10-22 1992-10-22 Verfahren zum Entgiften, Lüften, Trocknen und Sterilisieren von Geweben und dergleichen sowie Gerät zur Durchführung des Verfahrens

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DE (2) DE4235560C2 (ja)
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