JP2527076Y2 - カラーナット締付工具 - Google Patents

カラーナット締付工具

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JP2527076Y2
JP2527076Y2 JP11255791U JP11255791U JP2527076Y2 JP 2527076 Y2 JP2527076 Y2 JP 2527076Y2 JP 11255791 U JP11255791 U JP 11255791U JP 11255791 U JP11255791 U JP 11255791U JP 2527076 Y2 JP2527076 Y2 JP 2527076Y2
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JP
Japan
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main body
attachment
jaw
collar nut
holding portion
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JP11255791U
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English (en)
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JPH0553861U (ja
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勝美 瀬崎
真考 湯ノ口
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車両の速度計
に速度計たわみ軸を接続する場合のカラーナットの締付
け工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の例えば車両の速度計に接
続される速度計たわみ軸1は図4に示すようにフレキシ
ブルな保護チューブ2に回転可能に挿通されるととも
に、この保護チューブ2の端部にはフランジ3aを有す
る取付用管3が取付けられ同取付用管3にはカラーナッ
ト4が回動可能に取付けられている。このカラーナット
4は所定の径を有する略円筒形状に形成され、内径部に
はねじ5が螺設されるとともに、一方の縁部にはフラン
ジ3aと係合する係合縁6が形成され、また、外周には
連続して断面山形状の滑り止め部7が形成されている。
このように形成された速度計たわみ軸1は同軸1が速度
計8の入力軸9にキー10により接続されるとともに、
カラーナット4は速度計8の取付部11のねじ部12に
締結され、このカラーナット4の締結は汎用の標準工具
である例えばプライヤーにより標準の締付けトルク15
0Kgf ・cm程度で締結されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように人手でプライヤーにより締結する場合、その締付
けトルクは作業者の感覚に頼るものであるから、どうし
ても標準の締付けトルク150Kgf ・cmより低い締結力
となるため、カラーナット4に緩みを生ずる問題点があ
り、また、プライヤーの開閉操作に手間が掛かり、締付
けに時間を要する等の問題点があった。
【0004】本考案は、上記従来の問題点を解決するた
めなされたもので、締結作業性が良好で作業者の感覚に
頼ることなく所要の締結力によりカラーナットを締付け
ることのできる締付工具を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記技術課題
を解決するため、断面略方形状の本体部の上部に屈曲し
て本体くわえ部を有する本体ジョー部を形成し、この本
体部の所定の範囲に亙り溝部を貫設して同溝部に一端部
に前記本体くわえ部と対設してカラーナットを把持可能
にアタッチくわえ部を有するジョーアタッチメントを枢
着して本体くわえ部とアタッチくわえ部との間隔を開縮
可能に設け、また、前記溝部には前記ジョーアタッチメ
ントの閉じ方向への回動を規制するストッパー部材を設
けるとともに、一端部を本体部に固定し、かつ同溝部に
挿通して他端部が前記ジョーアタッチメントの枢着部側
の背縁に摺接可能に圧接する板ばねを設け、さらに、前
記本体部の基部にはトルク設定装置を内装した本体柄部
を連設する構成としたカラーナット締付工具に存する。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、カラーナットの締
込みおよび再締込みをカラーナットより工具を外すこと
なく一定の締結力で締込みを行うことができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は締付工具20の全体であって、該
工具20は本体部21とジョーアタッチメント27と本
体柄部35とより構成されている。
【0008】この本体部21は所定の厚さを有して断面
略四角形状の棒状に形成され、その一方の端部側は図示
のように略くの字形状に屈曲形成されて、屈曲部22と
ストレート部23とに形成され、その屈曲部22の先端
側の内側面には断面山形状で複数連続する突条が突設さ
れて本体くわえ部25を有する本体ジョー部24が形成
されている。また、この本体部21の厚さ方向の中心に
は所定の幅で幅方向に嵌通する溝部26が本体ジョー部
24の所定の位置よりストレート部23の所定の位置に
亙り形成されている。このように形成された本体部21
にはジョーアタッチメント27が枢着されている。
【0009】このジョーアタッチメント27は本体部2
1の溝部26に挿入可能な板状で略三日月形状に形成さ
れ、その一端側は本体部21の溝部26に挿入されて屈
曲部22の屈曲部位の所定の位置に回転軸28を介して
枢着され、他端部には本体くわえ部25と対設してアタ
ッチジョー29が一体に形成され、このアタッチジョー
29は本体ジョー部24とほぼ同じ厚さに形成されると
ともに、略くの字形状に形成され、この本体ジョー部2
4と対設する略くの字状面には断面山形状に複数連続す
る突条が突設されてアタッチくわえ部30が形成されて
いる。また、ジョーアタッチメント27の背縁31のア
タッチくわえ部30側の所定の位置には所定の長さを有
するアタッチ柄32が延出形成されている。
【0010】また、上記本体部21の溝部26の上部側
にはジョーアタッチメント27の閉じ方向への動きを規
制、すなわちくわえ部25,30との口幅を所定の幅に
規制するストッパー部材33が嵌め込み固定され、ま
た、同溝部26には所定のばね圧を有する板ばね34の
一端部が本体部21の外側面にビス着され、他端部側は
溝部26に挿通されるとともに、ジョーアタッチメント
27の背縁31の回転軸28側に摺接可能に圧接され
て、本体くわえ部25に対しアタッチくわえ部30
開口とならないように、かつくわえ部25,30との口
幅を所要の幅に位置保持可能に設けられている。
【0011】また、本体柄部35は本体部21のストレ
ート部23の下端に形成された偏平部23aに軸ピン3
6を介した取付けられるもので、この本体柄部は例えば
単能形のトルク設定装置を内装したものであって、カラ
ーナット4を締付けた際、締付け力150kgf ・cmで
「カチッ」と音を発するように構成され、同柄部35に
取付けた蓋37をずらして内装したトルク設定装置を操
作してトルク設定を調節可能に設けられている。
【0012】次に、上記のように形成された締付工具2
0によりカラーナット4を締付ける場合に付いて説明す
る。先ず、たわみ軸1を速度計8の入力軸9に接続した
後、カラーナット4を速度計8の取付部11のねじ部1
2に螺合する。そしてアタッチ柄32によりジョーアタ
ッチメント27を回転軸28を中心として本体くわえ部
25に対する口幅をカラーナット4の外形より若干広く
設定する。この場合、ジョーアタッチメント27の背縁
31に板ばね34が当接されているので口幅が必要以上
に開くことがない。この状態で両柄32,35を把持し
た状態でその口幅間にカラーナット4を納めてアタッチ
柄32を操作して両くわえ部25,30をナット4の外
周に当接して挾着する。この状態においても板ばね34
がジョーアタッチメント27に作用して挾着状態が維持
されている。
【0013】この挾着した状態で両柄32,35を握っ
て締込む(ほぼ1/2回転程度)。この場合、ジョーア
タッチメント27の背縁31に板ばね34が当接されて
いるのでアタッチ柄32に把持力を与える必要がなく、
したがって、本体柄部35のみで締込みは可能である。
【0014】そして、再締込みするにはアタッチ柄32
を開き方向へ若干操作することでカラーナット4への把
持力が解かれ、同カラーナット4の外周に沿って戻し操
作する。この戻し操作においても板ばね34がジョーア
タッチメント27に作用してくわえ部25,30は戻し
開度に保持されている。
【0015】上記の締込みを複数回行った後、本体柄部
(トルクレンチ)35により締付けトルクの確認を行
う。このトルク確認は本体柄部35を持って締込み方向
へ操作することで,軸ピン36より屈曲する節度感と
「カチッ」という音により確認することができる。しか
る後、ジョーアタッチメント27をアタッチ柄32によ
り開き操作して工具20を外す。以下、上記の手順によ
り順次カラーナット4の締込みを行う。
【0016】本例締付け工具20は上記のように断面略
方形状の本体部21の上部に屈曲して本体くわえ部25
を有する本体ジョー部24を形成し、この本体部21の
所定の範囲に亙り溝部26を貫設して同溝部26に一端
部に前記本体くわえ部と対設してカラーナット4を把持
可能にアタッチくわえ部30を有するジョーアタッチメ
ント27を枢着して本体くわえ部25とアタッチくわえ
部30との間隔を開縮可能に設け、また、溝部26には
ジョーアタッチメント27の閉じ方向への回動を規制す
るストッパー部材33を設けるとともに、一端部を本体
部に固定し溝部25に挿通して他端部がジョーアタッチ
メント27の枢着部の背縁31に摺接可能に圧接する板
ばね34を設け、本体部21の基部にはトルク設定装置
を内装した本体柄部35を連設したものである。したが
って、カラーナット4に対する本体くわえ部25とアタ
ッチくわえ部30との口幅の間隔調整はストッパー部材
33により閉じ方向への調整が規制され、また、開き方
向への調整は板ばね34により圧接されてその開き過ぎ
がばね圧により抑制されて口幅調整を容易に行うことが
できるので、カラーナット4の締込みおよび再締込みを
カラーナット4から工具をその都度外して行うことなく
連続に行うことができるので締込み作業を能率的に行う
ことができ、また、トルク設定装置を内装して本体柄部
35を連結したのでカラーナット4の締込みトルクを一
定にすることができ,緩み等の品質上の不具合を解消す
ることができる。
【0017】
【考案の効果】本考案は、上記の構成としたことによ
り、カラーナットに対する本体くわえ部とアタッチくわ
え部との口幅の間隔調整はストッパー部材により閉じ方
向への調整が規制され、また、開き方向への調整は板ば
ねにより圧接されてその開き過ぎがばね圧により抑制さ
れて口幅調整を容易に行うことができるので、カラーナ
ットの締込みおよび再締込みをカラーナットから工具を
その都度外して行うことなく連続に行うことができるの
で締込み作業を能率的に行うことができ、また、トルク
設定装置を内装して本体柄部を連結したのでカラーナッ
トの締込みトルクを一定にすることができ,緩み等の品
質上の不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーナット締付工具の正面図である。
【図2】カラーナット締付工具を把持した状態の正面図
である。
【図3】本体ジョー部の斜視図である。
【図4】速度計たわみ軸の接続を示す断面図である。
【符号の説明】
4 カラーナット 20 カラーナット締付工具 21 本体部 24 本体ジョー部 25 本体くわえ部 26 溝部 27 ジョーアタッチメント 29 アタッチジョー 30 アタッチくわえ部 31 背縁 33 ストッパー部材 34 板ばね 35 本体柄部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略方形状の本体部の上部に屈曲して
    本体くわえ部を有する本体ジョー部を形成し、この本体
    部の所定の範囲に亙り溝部を貫設して同溝部に一端部に
    前記本体くわえ部と対設してカラーナットを把持可能に
    アタッチくわえ部を有するジョーアタッチメントを枢着
    して本体くわえ部とアタッチくわえ部との間隔を開縮可
    能に設け、また、前記溝部には前記ジョーアタッチメン
    トの閉じ方向への回動を規制するストッパー部材を設け
    るとともに、一端部を本体部に固定し、かつ同溝部に挿
    通して他端部が前記ジョーアタッチメントの枢着部側の
    背縁に摺接可能に圧接する板ばねを設け、さらに、前記
    本体部の基部にはトルク設定装置を内装した本体柄部を
    連設する構成としたカラーナット締付工具。
JP11255791U 1991-12-25 1991-12-25 カラーナット締付工具 Expired - Lifetime JP2527076Y2 (ja)

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JPH0553861U JPH0553861U (ja) 1993-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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