JP2526952Z - - Google Patents

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JP2526952Z
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JP
Japan
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grease
flat portion
bearing
retainer
scattering prevention
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English (en)
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エヌティエヌ株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は軸受用保持器に関し、特に回転トルクの変動抑制が厳しく要求され
る機器の転がり軸受に使用される保持器に関するものである。 〔従来の技術〕 回転トルクの変動抑制が厳しく要求される機器の転がり軸受として、例えばレ
ーザビームプリンタのスキャナモータ、ビデオテープレコーダのシリンダモータ
若しくはキャプスタン等の軸受がある。 これらの軸受において従来から使用されている保持器は、ナイロンにより一体
成形された冠形のものであり、第6図に示すように、環状の保持器本体1上面に
周方向に一定ピッチをおいて対向一対の保持爪2を形成し、その対向する各保持
爪2を相互に接近する方向にわん曲させると共に、その保持爪2間にボール保持
用ポケット3を形成したものである。また隣接するポケット3において相互に隣
接する保持爪2の背面相互間に、保持爪2の立上がり基準面となる平坦部4が形
成される。 なお、同図の5は鋼球である。 上記の構成でなる軸受用保持器を用いた転がり軸受は、使用に際しポケット3 の内外及び平坦部4にグリースが充填される。 一方、平坦部4のグリースが遠心力により飛散することを防止するため、第7
図に示すように、平坦部4に円柱形の突起6を設けることが有効であり、この点
については本願の出願人が既に実用新案登録出願をしている(実開平2−850
13号公報)。 〔考案が解決しようとする課題〕 平坦部4に突起6を設けたものは、比較的硬いグリースの場合に有効であるが
、例えばイソフレックスグリースのように比較的軟らかいグリースの場合で、し
かも軸の回転が 10,000rpm程度の高速になると、グリースの油分の飛散を有効に
防止することができず、軸受の回転変動の原因となることがある。 そこで、この考案は軟らかいグリースであっても確実にその油分の飛散を防止
できる軸受用保持器を提供することを技術的課題とする。 〔課題を解決するための手段〕 上記の課題を解決するための第1の手段は、環状の保持器本体の軸方向と直角
の一つの面に、周方向に一定ピッチをおいて対向一対の保持爪を形成し、上記一
対の保持爪間にボール保持用ポケットを形成し、隣接するポケット相互間の隣接
する保持爪の背面間に平坦部を形成した軸受用保持器において、上記平坦部に保
持器外周に沿って上記保持爪の高さに等しい高さを有するグリース飛散防止壁を
設けた構成としたものである。 なお、潤滑に必要最小限の油(基油)を転走面に供給しやすくするため、上記
グリース飛散防止壁にその上端から上記平坦部に達するスリットを入れる場合
がある。 また、上記のいずれの場合も、平坦部に従来の円柱形突起を設けてもよい。 〔実施例〕 第1図及び第2図は、第1実施例の軸受用保持器を示す。この保持器は、従来
の場合と同様に、ナイロンにより一体成形された冠形のものであり、環状の保持
器本体1の軸方向と直角の一つの面に、周方向に一定ピッチをおいて対向一対の
保持爪2を形成している。対向一対の保持爪2は相互に接近する方向にわん曲し
、両方の保持爪2の内側に沿って部分的な球面でなるボール保持用ポケット3を
形 成している。ポケット3は、保持器本体1の内側及び外側において開放され、そ
の開放端から部分的に露出した鋼球5が軸受の内輪7及び外輪8の各軌道に接触
する。 また、隣接するポケット3の隣接する保持爪2の背面相互間に平坦部4が形成
される。この保持爪2の背面は、ポケットの球面に沿った曲面をなしているため
平坦部4の平面視(第1図参照)において、平坦部4は、保持器本体1の幅の2
等分線l上において最も狭くなっている。その最も狭い部分の間隔dは、保持器
本体1の幅wよりも小さく形成される。 また、上記の平坦部4の外側縁には、保持器本体1及び両側の保持爪2と一体
のグリース飛散防止壁9が設けられる。このようなグリース飛散防止壁9を設け
ることにより、平坦部4には、上面と内側面とが開放されたグリースポケット1
0が形成される。グリース飛散防止壁9は飛散防止効果を上けるために、第2図
に示すように、保持爪2とほぼ同等の高さに形成することが望ましい。 また、潤滑に最小限の油(基油)を転走面に供給しやすくするため、第3図に
示すようにグリース飛散防止壁9にその上端から平坦部に達するスリット11を
設けてもよい。 更に、第4図及び第5図に示すように、平坦部4に円柱形の突起12を設けて
もよい。この突起12は、前記の2等分線l上に中心を持ち、その直径が実質的
に前記の間隔dに近い寸法を有し、その高さは保持爪2の平坦部4からの高さの
約半分に形成される。前述のように、各保持爪2はポケット側へわん曲している
から、各保持爪2の背面と突起12との間には、楔形の間隙13が形成される。 上記の保持器を組込んだ玉軸受において、ポケット3の内外及び平坦部4を含
むグリースポケット10にグリースが充填される。軸受の高速回転によりグリー
スに遠心力が作用するが、グリースはグリース飛散防止壁9により阻止される。 また、第3図のようにスリット11を設けたものは、そのスリット11から基
油が外部に滲出する。また、第4図及び第5図のように突起12を設けたものは
、グリースが突起12のまわりに付着するのみならず、楔形の間隙13に入り込
む。 〔考案の効果〕 以上のように、この考案は保持爪の背面相互間に形成された平坦部の外周縁に グリース飛散防止壁を設けたことにより、比較的柔軟なグリースの場合で、しか
も軸受が高速回転したとしても、グリースの飛散を確実に防止することができる
。 また、上記のグリース飛散防止壁にスリットを設けることにより、軌道面の潤
滑作用が一層向上し、更に平坦部に突起を設けることにより、グリースの付着面
積が増え、一層剥れ難い効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は実施例の平面図、第2図は同上の一部を示す斜視図、第3図は他の実
施例の一部を示す斜視図、第4図は他の実施例の一部を示す平面図、第5図は第
4図の断面図、第6図は従来例の一部を示す断面図、第7図は第6図の一部を示
す斜視図である。 1……保持器本体、 2……保持爪、 3……ボール保持用ポケット、 4……平坦部、 5……鋼球、 6……突起、 7……内輪、 8……外輪、 9……グリース飛散防止壁、 10……グリースポケット、 11……スリット、 12……突起、 13……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 環状の保持器本体の軸方向と直角の一つの面に、周方向に一定ピッチをおい
    て対向一対の保持爪を形成し、上記一対の保持爪間にボール保持用ポケットを形
    成し、隣接するポケット相互間の隣接する保持爪の背面間に平坦部を形成した軸
    受用保持器において、上記平坦部に保持器外周に沿って上記保持爪の高さに等し
    い高さを有するグリース飛散防止壁を設け、上記のグリース飛散防止壁にその上
    端から上記平坦部に達するスリットを設けたことを特徴とする軸受用保持器。(2) 上記の平坦部にグリース保持用突起を設けたことを特徴とする請求項(1)に
    記載の軸受用保持器。

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