JP2526858B2 - 遮光スクリ−ン - Google Patents
遮光スクリ−ンInfo
- Publication number
- JP2526858B2 JP2526858B2 JP60137520A JP13752085A JP2526858B2 JP 2526858 B2 JP2526858 B2 JP 2526858B2 JP 60137520 A JP60137520 A JP 60137520A JP 13752085 A JP13752085 A JP 13752085A JP 2526858 B2 JP2526858 B2 JP 2526858B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- screen
- shielding
- convex
- shielding screen
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
発明の目的
本発明は、CRTをはじめとする各種ディスプレイ装置
に使用する遮光スクリーンの改良に関する。
に使用する遮光スクリーンの改良に関する。
CRTの画面、あるいはLEDなど比較的光の弱い発光源を
用いたディスプレイに太陽光のような強い光があたる
と、画像のコントラストが低下する。屋内でも、照明の
光がCRTの画面に反射してみえる、「映り込み」が画面
を見にくくする。 このような問題を解決するための、種々の手段が考案
されている。ディスプレイ用フィルターとして、たとえ
ば表面をマット加工したもの、フィルター材料に顔料ま
たは染料を練り込んで特定波長の光を吸収し、または透
過させるようにしたもの、あるいは表面に多層蒸着をし
てハーフミラーのような性質を与え、入光量は制限する
が出光は自由にするものなどである。 これらのフィルターは、ある程度の効果はあげたもの
の、ディスプレイ装置を屋外とくに直射日光の下で使用
する場合のコントラストの低下や、屋内の照明の反射を
十分に防止できるものではなかった。それに加えてこれ
らのフィルターは、いずれも程度の差こそあれディスプ
レイからの光の一部を吸収したり拡散したりするもので
あって、それだけ画面を暗くするという欠点があった。 そこで、ディスプレイのコントラストの低下と外光の
反射を十分に防止するとともに、画面を暗くしないフィ
ルターまたはスクリーンの出現が望まれている。
用いたディスプレイに太陽光のような強い光があたる
と、画像のコントラストが低下する。屋内でも、照明の
光がCRTの画面に反射してみえる、「映り込み」が画面
を見にくくする。 このような問題を解決するための、種々の手段が考案
されている。ディスプレイ用フィルターとして、たとえ
ば表面をマット加工したもの、フィルター材料に顔料ま
たは染料を練り込んで特定波長の光を吸収し、または透
過させるようにしたもの、あるいは表面に多層蒸着をし
てハーフミラーのような性質を与え、入光量は制限する
が出光は自由にするものなどである。 これらのフィルターは、ある程度の効果はあげたもの
の、ディスプレイ装置を屋外とくに直射日光の下で使用
する場合のコントラストの低下や、屋内の照明の反射を
十分に防止できるものではなかった。それに加えてこれ
らのフィルターは、いずれも程度の差こそあれディスプ
レイからの光の一部を吸収したり拡散したりするもので
あって、それだけ画面を暗くするという欠点があった。 そこで、ディスプレイのコントラストの低下と外光の
反射を十分に防止するとともに、画面を暗くしないフィ
ルターまたはスクリーンの出現が望まれている。
本発明の目的は、上記の要求を満たすディスプレイ用
の遮光スクリーンを提供することにある。 発明の構成
の遮光スクリーンを提供することにある。 発明の構成
本発明の遮光スクリーンは、代表的には第1図に示す
ように、光透過性の材料からなり、出光側がくし形の凹
凸断面をもった板の、凸部1を透光部、凹部2を遮光部
とし、凸部の天辺11は出光面であって、一方の片辺12は
直線であり他方の片辺13は外側に凸な放物線の一部また
はそれに近似した曲線である。 光透過性の材料としては、光透過率の高いものが好ま
しく、ポリメチルメタクリレート、セルロースエチルブ
チラート、ポリカーボネート、AS樹脂、セルロースプロ
ピオネート、ポリスチレン、ポリメチルペンテンなどが
適当である。 光透過性の材料からくし形の凹凸の断面形状をもった
ものを製造するには、金型によるプレス成形または射出
成形の手段によるとよい。プラスチックの加工におい
て、精密な成形を可能にする技術がすでに確立されてい
る。 凹部を遮光部とするには、光をよく吸収する物質たと
えばカーボンインキを、シルクスクリーン印刷の手法に
より刷り込むとよい。カーボンを練り込んだプラスチッ
クで凹部を充填してもよい。そのようなプラスチックと
しては、ポリプロピレン、ポリスチレン、スチレンなど
であって、メルトインデクスが10以上の流動性のよいも
のが適当である。 別法として、第2図に示したように、凹部の表面に蒸
着またはメッキなどの方法で金属の被膜を形成してもよ
い。必要であれば、さらに前記の光不透過性材料を充填
する。
ように、光透過性の材料からなり、出光側がくし形の凹
凸断面をもった板の、凸部1を透光部、凹部2を遮光部
とし、凸部の天辺11は出光面であって、一方の片辺12は
直線であり他方の片辺13は外側に凸な放物線の一部また
はそれに近似した曲線である。 光透過性の材料としては、光透過率の高いものが好ま
しく、ポリメチルメタクリレート、セルロースエチルブ
チラート、ポリカーボネート、AS樹脂、セルロースプロ
ピオネート、ポリスチレン、ポリメチルペンテンなどが
適当である。 光透過性の材料からくし形の凹凸の断面形状をもった
ものを製造するには、金型によるプレス成形または射出
成形の手段によるとよい。プラスチックの加工におい
て、精密な成形を可能にする技術がすでに確立されてい
る。 凹部を遮光部とするには、光をよく吸収する物質たと
えばカーボンインキを、シルクスクリーン印刷の手法に
より刷り込むとよい。カーボンを練り込んだプラスチッ
クで凹部を充填してもよい。そのようなプラスチックと
しては、ポリプロピレン、ポリスチレン、スチレンなど
であって、メルトインデクスが10以上の流動性のよいも
のが適当である。 別法として、第2図に示したように、凹部の表面に蒸
着またはメッキなどの方法で金属の被膜を形成してもよ
い。必要であれば、さらに前記の光不透過性材料を充填
する。
本発明の遮光スクリーンを使用すれば、第3図にみる
ように、ディスプレイ画面に入射する外光Lsは、直接ま
たはいったん透光部に入ったのち遮光部で吸収されるか
ら、画面に届かないし、観察者の目に入ることもない。
従って、コントラストが低下することはなく、外光が反
射して画像がみにくくなることもない。 画面からの光Ldのうち、第3図においてCで示した範
囲に入射した光は放物線の一部をなす曲線の片辺13に至
り、一部は遮光部に入って吸収されるが大部分は境界面
で全反射して透光部の出光面11へ導かれ、観察者の側に
至る。従って、スクリーンを透過する光の割合は実際の
開口比であるB/Aより大きい(B+C)/Aに近い値が得
られるから、画像をそれだけ明るく見ることができる。 このように本発明の遮光スクリーンは、外光は通さな
いがディスプレイからの光は通すという機能を、同時に
しかも高度にはたすとともに、すぐれた防眩効果をも
つ。
ように、ディスプレイ画面に入射する外光Lsは、直接ま
たはいったん透光部に入ったのち遮光部で吸収されるか
ら、画面に届かないし、観察者の目に入ることもない。
従って、コントラストが低下することはなく、外光が反
射して画像がみにくくなることもない。 画面からの光Ldのうち、第3図においてCで示した範
囲に入射した光は放物線の一部をなす曲線の片辺13に至
り、一部は遮光部に入って吸収されるが大部分は境界面
で全反射して透光部の出光面11へ導かれ、観察者の側に
至る。従って、スクリーンを透過する光の割合は実際の
開口比であるB/Aより大きい(B+C)/Aに近い値が得
られるから、画像をそれだけ明るく見ることができる。 このように本発明の遮光スクリーンは、外光は通さな
いがディスプレイからの光は通すという機能を、同時に
しかも高度にはたすとともに、すぐれた防眩効果をも
つ。
【実施例1】 表面に銅メッキ層を形成した金属円筒を、透光部の凸
部断面(第3図に示した形状)をプロフィールとしたバ
イトで旋削して凹凸を与えた。銅メッキ層を切り開いて
とりはずし、平らにしてニッケルメッキを施し金型を作
った。 この金型と、クロムメッキを施した面を鏡面仕上げし
た鉄板との間に、厚さ2mmのアクリル板をはさみ、加熱
加圧して成形した。成形後、凹凸面にスクリーン印刷で
黒色インキを刷り込み、インキが乾燥してから、表面を
バフ研磨して余分なインキをとりのぞいた。これを所定
の寸法に切断して遮光スクリーンを得た。
部断面(第3図に示した形状)をプロフィールとしたバ
イトで旋削して凹凸を与えた。銅メッキ層を切り開いて
とりはずし、平らにしてニッケルメッキを施し金型を作
った。 この金型と、クロムメッキを施した面を鏡面仕上げし
た鉄板との間に、厚さ2mmのアクリル板をはさみ、加熱
加圧して成形した。成形後、凹凸面にスクリーン印刷で
黒色インキを刷り込み、インキが乾燥してから、表面を
バフ研磨して余分なインキをとりのぞいた。これを所定
の寸法に切断して遮光スクリーンを得た。
【実施例2】 焼き入れをした合金工具鋼(SKD11)ブロックを加工
して、射出成形金型とした。一表面をワイヤー放電加工
し、断面が透光部の凸形状(第3図に示した形状)と同
一の溝を所定のピッチで形成し、溝を研磨した。 この金型を射出成形機にとりつけ、金型温度55℃、樹
脂圧力300kg/cm2の条件で、250℃に加熱したアクリル樹
脂を成形した。こうしてできた板を別の射出成形金型に
移し、凹部にカーボンを混練したポリプロピレンを射出
成形により充填し、表面を摩いて遮光スクリーンを得
た。 上記のようにして得た遮光スクリーン2種を、LEDを
発光体とするディスプレイ装置にとりつけ直射日光の下
で観察したところ、画像を十分なコントラストと明るさ
で見ることができた。同じものを室内で使用した場合
は、照明の反射のない明瞭な画面が得られた。 発明の効果 本発明の遮光スクリーンをディスプレイ装置の画面に
とりつければ、太陽光線のような強い光の下でも、コン
トラストの低下を防止できる。また、このスクリーンの
表面では照明などの映り込みは起らない。
して、射出成形金型とした。一表面をワイヤー放電加工
し、断面が透光部の凸形状(第3図に示した形状)と同
一の溝を所定のピッチで形成し、溝を研磨した。 この金型を射出成形機にとりつけ、金型温度55℃、樹
脂圧力300kg/cm2の条件で、250℃に加熱したアクリル樹
脂を成形した。こうしてできた板を別の射出成形金型に
移し、凹部にカーボンを混練したポリプロピレンを射出
成形により充填し、表面を摩いて遮光スクリーンを得
た。 上記のようにして得た遮光スクリーン2種を、LEDを
発光体とするディスプレイ装置にとりつけ直射日光の下
で観察したところ、画像を十分なコントラストと明るさ
で見ることができた。同じものを室内で使用した場合
は、照明の反射のない明瞭な画面が得られた。 発明の効果 本発明の遮光スクリーンをディスプレイ装置の画面に
とりつければ、太陽光線のような強い光の下でも、コン
トラストの低下を防止できる。また、このスクリーンの
表面では照明などの映り込みは起らない。
第1図は、本発明の遮光スクリーンの基本的な構成を示
す拡大断面図である。 第2図は、本発明の遮光スクリーンの別態様を示す同様
な断面図である。 第3図は、この遮光スクリーンの作用の説明図である。 1……透光部 11……出光面 12……一方の片辺(直線) 13……他方の片辺(放物線の一部) 2……遮光部 3……金属被膜
す拡大断面図である。 第2図は、本発明の遮光スクリーンの別態様を示す同様
な断面図である。 第3図は、この遮光スクリーンの作用の説明図である。 1……透光部 11……出光面 12……一方の片辺(直線) 13……他方の片辺(放物線の一部) 2……遮光部 3……金属被膜
Claims (3)
- 【請求項1】光透過性の材料からなり、出光側がくし形
の凹凸断面をもった板の、凸部1を透光部、凹部2を遮
光部とし、凸部の天辺11は出光面であって、一方の片辺
12は直線であり他方の片辺13は外側に凸な放物線の一部
またはそれに近似した曲線である遮光スクリーン。 - 【請求項2】光不透過性材料を凹部に充填した特許請求
の範囲第1項に記載の遮光スクリーン。 - 【請求項3】凹部の表面に金属の蒸着膜またはメッキ膜
を設けた特許請求の範囲第1項に記載の遮光スクリー
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60137520A JP2526858B2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 遮光スクリ−ン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60137520A JP2526858B2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 遮光スクリ−ン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61295501A JPS61295501A (ja) | 1986-12-26 |
JP2526858B2 true JP2526858B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=15200596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60137520A Expired - Lifetime JP2526858B2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 遮光スクリ−ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526858B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63165681U (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-28 | ||
US7808708B2 (en) * | 2007-02-01 | 2010-10-05 | Reald Inc. | Aperture correction for lenticular screens |
JP5724540B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-05-27 | 大日本印刷株式会社 | 光学シート、表示装置、光学シートの製造方法、及びロール金型の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56111803A (en) * | 1980-02-09 | 1981-09-03 | Dainippon Printing Co Ltd | Direction-selective light-shielding body |
JPS59104602U (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-14 | 株式会社東芝 | マイクロ波回路装置 |
-
1985
- 1985-06-24 JP JP60137520A patent/JP2526858B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61295501A (ja) | 1986-12-26 |
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