JP2526841B2 - ゲ―ム装置 - Google Patents

ゲ―ム装置

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JP2526841B2
JP2526841B2 JP6050019A JP5001994A JP2526841B2 JP 2526841 B2 JP2526841 B2 JP 2526841B2 JP 6050019 A JP6050019 A JP 6050019A JP 5001994 A JP5001994 A JP 5001994A JP 2526841 B2 JP2526841 B2 JP 2526841B2
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雄彦 平山
優 小林
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、広範囲な年令層にも
楽しめる知的なゲームが実行可能なゲーム装置に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】近年、ゲーム機能を備えた電
子機器が種々製品化されているが、何れのものにあって
も、単に、指先の反射神経を競うゲームにすぎず、低年
令層向きであった。また、高年令層にも楽しめる知的な
ゲームは、スイッチ操作が複雑となると共にスイッチ数
が多くなり、コストアップの原因となる等の欠点があっ
た。
【0003】
【発明の目的】この発明は、上述した事情を背景になさ
れたもので、その目的とするところは、簡単なスイッチ
操作で広範囲な年令層にも楽しめる知的なゲームが実行
可能なゲーム装置を提供することにある。
【0004】
【実施例】以下、この発明を図面を示す一実施例に基づ
いて具体的に説明する。図1は、この発明を適用した電
子腕時計の前面部を示している。図中1は液晶表示部を
示し、表示部1は、時、分、或いは月、日等を表示する
第1のデジタル表示部2と、秒、或いは曜日等を表示す
る第2のデジタル表示部3と、56セグメントの表示体
を有するゲーム表示部4と、機能モードを表示するモー
ド表示部5とを有する構成となっている。この場合、第
1のデジタル表示部2は、4桁の日の字形セグメント表
示体、また第2のデジタル表示部3は2桁の日の字形セ
グメント表示体等で構成されている。また、ゲーム表示
部4は、その上部に並設され、UFOの形態を成す4個
の表示体4Aと、その下方の平面領域内に集合し、三角
形の形態を成す44個のブロック表示体4Bと、その下
方に並設され、手を上げて立ち上がっている人間の形態
を成す6個のアクセプタ(受け体)表示体4Cと、並設
するアクセプタ表示体4Cの両側足元付近に配設された
2個の失敗ブロック表示体4Dとを有する構成となって
いる。また、モード表示部5は、固定表示されたTIM
E表示体5A、ALM表示体5B、GAME表示体5C
を有すると共に、各表示体5A〜5Cに対応して設けら
れたモード指示体5D〜5Fを有し、各モード表示体5
D〜5Fの選択的な点灯で基本時計モード、アラームモ
ード、ゲームモードを指示するものである。また、時計
の両側部には、押釦式のスイッチSS1〜S3、SLが配
設されている。この場合、スイッチS3は、基本時計モ
ード、アラームモード、ゲームモードをサイクリックに
切替えるモード切替スイッチ、スイッチS1は基本時計
モードにおいて、時刻/日付を切替るスイッチ、スイッ
チS2は基本時計モード、アラームモードにおいて、各
修正モードに切替るスイッチ、スイッチSLは基本時計
モードにおいて、照明ライトを点灯させ、また、アラー
ム音が鳴っているときに何れのモードであってもアラー
ム音を停止させ、また、アラームモードにおいて、アラ
ーム音のON/OFFスイッチとして使用される。特
に、本実施例では、ゲームモードにおいて、スイッチS
1、S2、SLをゲーム用として使用するようになってい
る。
【0005】次に、上記電子時計の回路構成を説明する
前に、本実施例に係るゲームの仕様について簡単に説明
する。本実施例のゲームは、ピラミッドゲームと呼ばれ
るもので、その仕様は次の如くとなっている。
【0006】1)、ピラミッドゲームには、ブロック積
みゲームとブロック抜きゲームとがある。 ブロック積みゲーム UFOからランダムに落ちてくるブロックを下の人間を
左右に移動させながら受け、その人間の上にブロックを
積み上げてピラミッドを作るゲーム。この場合、最上段
のブロックが積まれ、ピラミッドが完成したらブロック
積みゲームは終了し、次のブロック抜きゲームに移る。 ブロック抜きゲーム ブロック積みゲームで積まれたピラミッドのブロックが
崩れないように1個づつ抜いて行くゲーム。この場合、
ピラミッドからブロックが崩れると、ブロック積みゲー
ムに戻る。 2)、ゲーム回数と難易度 ブロック積みゲームでピラミッドが完成し、次のブロッ
ク抜きゲームに移った場合を1パターンとすると、本実
施例の場合、そのパターンとして0〜9、すなわち、ピ
ラミッドを積み上げた場合、ゲームを10回繰り返し可
能となっている。そして、ブロック積みゲームにおいて
は、パターンの進行に伴ってブロックの落下速度が速く
なると共に落下速度(落下ブロックの数最多3個まで)
が高くなるようになっている。すなわち、ゲームの難易
度は、パターンの進行に伴って難かしくなる。また、ブ
ロック積みゲームにおいて、1ゲーム内でブロックの積
み上げを3回失敗すると、ゲーム(ピラミッドゲーム)
は終了する。すなわち、ゲームの失敗回数は3回までで
ある。また、ブロック抜きゲームでブロックが崩れる
と、そのパターンのゲームが終了し、次のパターンへ移
る。 3)、ブロックの落下の法則、移動の法則、ブロック固
定の法則 ブロックの落下の法則 ブロックは表1に示す法則にしたがって落下する。
【表1】 ここで、下向き及び上向きの黒三角は、下に受けられて
固定された(積まれた)ブロック、また、下向き及び上
向きの斜線三角は落下下中のブロックを示す。この場
合、ブロックを受ける人間は、下向き黒三角と同じ働き
をする。また、白丸印は、ブロックのない所、印はブロ
ックがあってもなくてもブロックの落下には関係してこ
ない所を示している。以下、後述する表2、表3におい
ても同様である。
【0007】而して、表1は、UFOの動きとブロック
の落下の関係を示し、UFOの矢印方向に動いていると
き或いは止まっているときにおいて、その周囲のブロッ
クの状態に応じて、ブロックの落下する方向が異なるこ
とを示している。すなわち、例えば、表1aに示す条件
下でUFOが左方向に移動すると左下に落下し、UFO
が止まっていると真下に落下し、UFOが右方向に移動
すると右下に落下する。なお、表1eに示す条件下でU
FOが止まっていると、ブロックは落下せず、また、表
1hに示す条件下でUFOが止まっているとブロックは
ころがらない(落ちない)。 移動の法則 落下中のブロックはその下で左右に移動可能な人間の動
きに応じて表2に示す法則に従って移動する。表2は、
人を左側に動かした場合のみを示している。
【表2】 而して、表2は、下の人間を矢印方向(左方向)に動か
したときにおいて移動前の周囲ブロックの状態に応じて
ブロックの移動する方向が異なることを示している。す
なわち、例えば、表2bに示す条件下で、人を左方向に
動かしたときには、固定ブロック上向き黒三角と落下中
のブロック下向き斜線三角は矢印方向に夫々移動し、破
線位置から実線位置となる。つまり、固定ブロックは人
の移動方向にその移動距離に相当する分移動し、人間を
動かしても固定ブロックの位置が変わらないようになっ
ている。
【0008】また、落下中のブロックは、原則として人
の移動方向に1ブロック移動するが、その距離は、表2
bに示すように固定ブロックの位置に応じて異なると共
に、表2h、k、lに示すように移動しない場合もあ
る。 固定の法則 落下中のブロックは、その周囲のブロックの状態に応じ
て表3に示す法則にしたがって固定される。
【表3】 而して、表3は、落下中のブロックが固定ブロックの真
上に来たとき(表3a参照)等に固定されていることを
示しているが、表3d、eに示す条件下では、UFOが
止まっているときだけ固定されることを示している。 4)、得点 ブロック積みゲーム 積み上げられたブロックの下の段から1点、2点、3
点、4点、つまり、積み上げ段数が高くなるにつれて高
得点が得られるようになっている。この場合、完成ピラ
ミッド(最上段までブロックが積まれ、穴あきのないも
の)完成時は、ボーナス点として合計得点に100点が
加算される。 ブロック抜きゲーム 積み上げられたブロックの上段から1点、5点、10
点、20点、完全ピラミッド完成時は上段から2点、1
0点、20点、40点抜き取るブロックが下段になるに
つれて高得点が得られると共に完全ピラミッド完成時は
2倍となる。なお、ブロックの抜き取りに成功した場合
には、抜いたブロックの得点が表示されるようになって
いる。 5)、ゲーム音 ブロック発生音(UFOから落下するブロックが発生し
たときに発生される音) ブロック固定音(ブロックの
固定時に発生される音) 失敗音(ブロック固定、抜き取りを失敗する毎に発生さ
れる音) 終了音(ブロック積み上げを3回失敗したときのゲーム
終了時に発生される音) 完成音(最上段のブロックを
積み上げ、ピラミッドが完成されたときに発生さ れる
音) 選択音(ブロック抜きゲームで抜き取るブロックを指定
したときに発生される音) 成功音(ブロック抜き取りの成功時に発生される音) 6)、スイッチ操作 スイッチS2……ゲームモードで操作するとゲームを再
開させる。 ブロック積みゲーム スイッチSL……人を左方向に移動させる。 スイッチS1……人を右方向に移動させる。 ブロック抜きゲーム スイッチS1あるいはスイッチSL……抜き止るべきブロ
ックが順次消えてゆくとき、スイッチS1、スイッチSL
の何れか一方を押してその操作時点に消えているブロッ
クを抜き取る。
【0009】次に、図2を参照して上記電子時計の回路
構成について説明する。発振回路11からの基準クロッ
クは、分周回路12で所定周波数信号に分周され、タイ
ミングジェネレータ13に入力される。タイミングジェ
ネレータ13は16Hzの信号を出力する。この16H
zの信号が入力されるアドレス部14は、アドレスデー
タを出力し、ROM(リードオンリメモリ)15のアド
レスを指定する。ROM15は各機能に応じた動作を実
行するマイクロ命令が固定的に記憶されて成り、アドレ
ス部14の出力に応じて指定アドレスの内容が読み出さ
れ、各種のデータOP、AD、DA、NAを並列的に出
力する。データOPはタイミングジェネレータ13から
の16Hzの信号が入力されているインストラクション
デコーダ16に対して出力されるオペレーションデー
タ、データADはRAM(ランダムアクセスメモリ)の
アドレスを指定するデータ、データDAは演算部18に
対して出力さっる数値データ、データNAはアドレス部
14に対して出力され、ROM15の次アドレスを指定
するネクストアドレスデータである。
【0010】インストラクションデコーダ16は、RO
M15からのデータOPを解読し、表示部1に対しては
表示指令、RAM17に対しては読み出し・書き込み指
令、演算部18に対しては演算指令を出力する。RAM
17は、後述する各種のレジスタを有し、ROM15か
らのデータADでアドレス指定されたレジスタに対して
データの読み出し、書き込み動作を実行する。而して、
RAM17の出力端子OUTから読み出されたデータ
は、演算部18に入力される。演算部18には、入力部
19からスイッチング信号も供給されている。なお、入
力部19から出力されるスイッイング信号は、上述のス
イッチS1〜S3、SLの操作に応じたキー信号である。
而して、演算部18は入力データの演算を実行してアド
レス部14に対してアドレス変換指令を出力すると共
に、その演算結果データをRAM17の入力端子INに
印加される。RAM17は表示データを表示部1に送
り、表示させる。この場合、RAM17の記憶ビットの
内容(“0”或いは“1”)に対応して各表示体の点
灯、不点灯を実行するもので、表示部1において、表示
の移動や点滅は、すべてRAM17のビット単位の処理
によって実行可能となっている。なお、図示していない
が、本実施例の電子時計には、アラーム時刻に到達する
とアラーム音を発生する放音部を有し、この放音部で上
述した各種のゲーム音をも発生可能となっている。ま
た、アラーム時刻になるとゲーム表示部4を用いてアニ
メーション表示(変化に富んだ動的表示)を行うように
なっている。
【0011】ここで、RAM17の主要な記憶内容につ
いて説明する。図3はRAM17の主要な構成を示し、
TM、AL、M、KS1〜KS3、KSL、GM等の各種
レジスタを有している。この場合、TM、AL、Mレジ
スタは、計時データ、アラーム時刻データ、機能モード
データを記憶するレジスタである。なお、Mレジスタ
は、基本時計モード、アラームモード、ゲームモードの
設定に対応してデータ「0」、「1」、「2」を記憶す
る。また、KS1、KS2、KS3、KSLレジスタは、対
応するスイッチS1〜S3、SLのキーコードを記憶する
レジスタである。GM、Pレジスタは、ゲームモードレ
ジスタ、パターンレジスタである。この場合、GMレジ
スタは、ゲームの進行順に沿って12種類のゲームモー
ド、後述するがハイスコア表示、パターン初期化、落下
移動、ブロック積み失敗、積み上げ終了、ブロック抜き
ゲーム初期化、ブロック移動、消去ブロックの点滅、抜
き取り成否判断、抜き取り成功、抜き取り失敗、ゲーム
オーバに対応して「0」〜「11」のデータを記憶す
る。また、Pレジスタはパターンの進行に応じて「0」
〜「9」のデータを記憶する。またF1、F2、FA、F
aはフラグレジスタである。更に、D1〜D3は落下ブロ
ックの座標を記憶するレジスタである。この場合、各ブ
ロック表示体4Bには、図5(A)に示すように、その
配設位置に応じて平面座標が決められている。この座標
を用いて上記落下の法則、移動の法則にしたがってラン
ダムに落下するブロックの位置を知るために、落下中の
ブロックx、y座標を上記レジスタに記憶させるのであ
る。また、H、N、A、B、Cレジスタは、ハイスコ
ア、得点、UFOの移動タイミング、落下物発生タイミ
ング、落下処理タイミングのデータを記憶するレジスタ
である。また、Eレジスタはブロック抜きゲームで抜き
取るブロックを選択する際に消灯されるブロックの座標
を記憶するレジスタである。Rレジスタはブロック積み
ゲームにおいて、ブロック積みの失敗回数を記憶するレ
ジスタである。
【0012】図4は、固定ブロックの座標に対応するエ
リアに「1」がセットされる固定物表を示す。この表は
その縦方向の「0」〜「6」の数字が図5(A)に示す
座標の右側の数字に対応し、また、その横方向の「0」
〜「5」の数字が座標の左側の数字に対応し、かつ固定
物表の記憶エリアは図5(A)の太線で囲まれた領域に
対応している。この領域は、図5(B)に示す座標
(1、0)、(4、0)、(1、6)を頂点とする三角
領域(固定ブロックによって完成されるピラミッド領
域)が上記移動の法則にしたがって移動可能な領域であ
る。
【0013】次に、上述のように構成された電子時計の
動作を説明する。まず、本実施例の基本動作を図6乃至
図9に示す表示状態を参照して説明する。図6はスイッ
チS3を操作する毎に、基本時計モード、アラームモー
ド、ゲームモードへとサイクリックに切替表示されると
共に、基本時計モードにおいて、スイッチS1を操作し
ている間、日付データが切替表示されるカレンダーモー
ドになる状態を示している。図6aは基本時計モードを
示し、TIME表示がモード指定されている下で、時、
分、秒の計時データ、例えば、図示の如く、10時08
分35秒が表示されるほか、自動的にゲームが進行され
るゲームのデモンストレーション表示が行われる。この
基本時計モードにおいて、スイッチS3を1回操作する
と、図6bに示すアドレスモードになる。このアラーム
モードでは、ALM表示がモード指定されると共に、予
め設定されたアラーム時刻データ例えば、6時35分が
切替表示される。この場合、ゲームのデモンストレーシ
ョン表示は、アラームモードに切替ってもそのまま続行
される。而して、アラームモードにおいて、スイッチS
3を1回操作すると、図6cに示すゲームモードにな
る。このゲームモードでは、GAME表示がモード指定
されると共に、原時点までのゲームの最高得点であるハ
イスコア、例えば、7859点が切替表示される。この
最高得点表示は2Hzの周期で点滅する。これと同時
に、パターン回数データ、最初は「0」が表示されると
共にゲームの失敗回数(ゲームを続行できる残り回数)
データ、最初は3回まで失敗ができるのでこれを表わす
「三」が表示される。そして、このゲームモードにおい
て、スイッチS3を1回操作すると、基本時計モードに
戻す。他方、基本時計モードにおいて、スイッチS1
操作すると、それを押している間だけ図6dに示すカレ
ンダモードとなり、日付データ、例えば、12月6日W
E(水曜日)が切替表示される。なお、ゲームモードに
おいて、スイッチS2を操作すると、図6cの状態に戻
り、ゲームの再開が可能となる。
【0014】図7はブロック積みゲームの進行に応じて
変遷する表示状態を示している。まず、ゲームモードに
設定され、最高得点が表示される図7aに示す状態にな
ってから一定時間(4秒)経過すると、図7bに示す状
態に移行し、ゲームが開始される。ゲームが始まると、
飛んでいる1機のUFOから2個の三角ブロックが真
下、右下、左下へと4人の人間に向かって不規則に落下
する。このとき、ブロック発生音が放音される。この場
合、落下ブロックはゲームのパターン回数が多くなるに
したがってその数が増え、かつ落下速度が速くなる。而
して、人を左右に動かしながら落ちてくるブロックをキ
ャッチすると、ブロックはキャッチした人の上に固定さ
れ、かつ固定音が放音される。この場合、ブロックをキ
ャッチする人は、スイッチSLが押されると左へ、スイ
ッチS1が押されると右へ夫々移動するようになるの
で、ブロックの落ちる方向を予想しながらスイッチ操作
を行って人を左右に移動させる。図7cは1個のブロッ
クをキャッチした状態を示している。最初は1段目にブ
ロックが積まれるので、1個のブロックがキャッチされ
ると、得点は1点となり、図示の如く、「0001」が
表示される。他方、ブロックのキャッチを損ねると、図
7dに示す如く、人の足元付近で失敗ブロックが点滅
し、かつ失敗回数を表わす表示「三」が「二」となり、
ブロックのキャッチを1回失敗したことが表示される。
このように、穴のあかない完全ピラミッドを作るように
落下ブロックをキャッチしてゆき、そして、ピラミッド
の頂点のブロックが固定されると、ピラミッド完成音が
放音されると共に、4機のUFOが所定時間(4秒)点
滅表示され、積み上げ終了を報知する。図7eはこの状
態を示している。この場合、完成されたピラミッドが完
全なものではなくその内部にブロックが積まれていない
穴あき部分がある場合には、その得点は、下の段から1
点、2点、3点、4点と決められているので、図7eに
示す場合には、1点×6+2点×4+3点×3+4点×
1=27点となる。なお、完成したピラミッドが完全な
らば、ボーナス点(100点)が加算される。一方、ブ
ロックのキャッチを3回失敗すると、図7fに示す如
く、失敗回数を表わす表示が消え、残り回数が「0」で
あることが報知されると共に、失敗音が放音され、かつ
得点表示「0022」が点滅され、ゲームの終了を報知
する。
【0015】図8は、上述のようにしてピラミッドが完
成したときに続いて実行されるブロック抜きゲームの進
行に応じて変遷する表示状態を示している。ブロック抜
きゲームが開始されると、ゲームのパターン回数データ
(今の場合「0」)および失敗回数データ(今の場合
「二」)の表示が消灯すると共に、4機のUFOの点滅
表示が止まり点灯表示となる(図8a参照)。これと同
時に、積み上げられたブロックのうち何れか一つがラン
ダムに消灯するようになる。この場合、抜き取りたい位
置のブロックが消えたとき、スイッチS1或いはSLの何
れかを押すと、選択音と共にその時点に消えていたブロ
ックが点滅するようになる。図8bは図中右下のブロッ
クが点滅している状態を示している。而して、選択位置
のブロックを抜いても他のブロックが崩れない場合に
は、抜き取り成功音が鳴ると共に、抜いたブロックの得
点が所定時間(2秒)点滅し、かつその得点が総得点に
加算され、図8cに示す如くとなる。以降、同様にして
残りのブロックの何れか一つがランダムに消灯し、抜き
取りに失敗するか、ブロック抜き取りが完全に終わるま
で上述の動作が繰り返し実行される。而して、ブロック
の抜き取りが完全に行われた場合には、図8dに示す状
態となり、また、選択したブロックを抜いて、他のブロ
ックが崩れた場合には、失敗音が鳴り、図8eに示す如
く、二段目のブロックが一段目に転がり落ちると共に、
所定時間(2秒)経過したのちに、ブロック積みゲーム
に戻り、ゲームのパターン回数が+1され、失敗回数が
「0」となるまで上述の動作が繰り返し実行される。
【0016】図9は、アラーム時刻になったときに、表
示される報知アニメーションを示している。基本時計モ
ード、アラームモードにおいて、アラーム時刻になる
と、アラーム音が放音されるほか、ゲームのデモンスト
レーション表示に替って図9に示すような報知アニメー
ション表示が行われる。この報知アニメーション表示
は、ブロック表示体4Bを用いて行われ、1/4秒毎に
三角形の輪が次第に広がってゆくように変遷する表示を
1秒周期で行うものである。このため、アラーム時刻に
なったことを聴覚、視角両面で報知されると共に、変化
に飛んだ表示が可能となる。
【0017】更に、図10乃至図15に示すフローチャ
ートを参照して本実施例の動作を具体的に説明する。図
10は全体の動作を示すフローチャートで、図2におい
て、タイミングジェネレータ13から出力される16H
zの信号でアドレス部14は、1/16秒毎にインタラ
プトされるので、図10のフローは、1/16秒毎に開
始される。まず、ステップS1では、入力部19からの
キー信号を読み込みステップS2でキー入力有無を検出
する。而して、キー入力有れば、続くステップS3〜S5
を実行することにより操作スイッチを検索し、次いで、
検索されたスイッチS1〜S3、SLに対応するステップ
6〜S9に進み、キーに対応したキーコードレジスタK
1〜KS3、KSLに設定モードに応じたキーコードを
記憶すると共に所定の処理を実行する。また、ステップ
2でキー入力無し或いはステップS6〜S9の処理が終
了した場合には、ステップS10に移り、秒単位までの計
時処理を実行する。この結果、分単位が桁上げされたか
否かをステップS11で検出し、桁上げされたときには、
次のステップS12で分以上の計時処理が行われ、また、
桁上げされなかったときには、ステップS13、S14を実
行することによりモード記憶用Mレジスタの内容に応じ
て基本時計モード、アラームモード、ゲームモードの何
れに設定されているかを検索し、次いで設定モードに対
応するステップS15〜S17に進み、計時処理、アラーム
処理、ゲーム処理を実行する。すなわち、分単位が桁上
げされたときには、ゲームモードに設定されていてもゲ
ームモード処理には入らず、ステップS12で分以上の計
時処理を実行する。而して、ステップS12、S15〜S17
に続いてステップS18に進み、後述するアラーム比較処
理が実行され、次いで、ステップS19に進み、音処理が
実行される。その後、ステップS20、S21を実行するこ
とにより上述の場合と同様に設定モードを検索し、次い
で、設定モードに対応するステップS22〜S24に進み、
基本時計モード、アラームモード、ゲームモードに対応
してデジタル表示部2、3への表示処理を実行し、次い
で、対応するステップS25〜S27に進み、ゲーム表示部
4にデモストレーション或いはアニメーション表示を行
わせ、その後、1/16秒経過するまでプログラムの実
行が中止される。
【0018】上述したステップS8のスイッチS3処理
は、図11に示すフローにしたがって実行される。すな
わち、まず、スイッチS3の操作でMレジスタの内容に
「1」を加算する処理を行って設定モードを次のモード
に変更する(ステップS31)。次いで、ステップS32
Mレジスタの内容が「3」になったか否かを判断し、
「3」であれば、次のステップS33でMレジスタの内容
を「0」とする。この結果、ゲームモードに設定されて
いる場合において、スイッチS3が操作されたときに
は、Mレジスタの内容が「3」となるので、その内容を
「0」とすることにより、ゲームモードから基本時計モ
ードに戻される。このため、スイッチS3が操作される
毎に、基本時計モード、アラームモード、ゲームモー
ド、ゲームモードにサイクリックに切替えられる。
【0019】また、上述したステップS18のアラーム比
較処理は、図12のフローにしたがって実行される。ま
ず、ステップS41でFaレジスタに“1”のフラグが
設定されているか否かが判断される。この場合、Faレ
ジスタにはアラームモードにおいて、スイッチSLを操
作する毎に切替えられるアラームのON/OFFを表わ
すフラグが設定されるもので、アラームのONのときに
は“1”、OFFのときには“0”が設定される。而し
て、Faレジスタの内容が“1”のときにはステップS
42、“0”のときにはステップS43が実行され、夫々、
キーコード記憶レジスタKSLの内容を調べアラームモ
ードにおいてスイッチSLが操作されたか否かの判断が
行われる。アラームモードにおいて、スイッチSLが操
作された場合には、対応するステップS44、S45に進
み、Faレジスタの内容が“1”のときには“0”、
“0”のときには“1”を設定し、アラームのON/O
FFを切替える。そして、Faレジスタの内容が“1”
のとき、すなわち、アラームの放音可能状態に設定され
たときには、ステップS46に進み、TMレジスタおよび
ALレジスタの内容が読み出され、これらが一致するか
否か、換言すれば、アラーム時刻になったか否かが判断
され、アラーム時刻になったときには、次のステップS
47に進み、Faレジスタにフラグ“1”を設定する。こ
のようなアラーム比較処理は、ステップS44、S47の処
理が終了した場合およびステップS43、S46で「NO」
と判断された場合に終了し、図10のステップS18に進
む。
【0020】また、上述したステップS16のアラーム処
理は、図13のフローにしたがって実行される。まず、
ステップS51はFaレジスタの内容が“1”であるとき
にはステップS52、また、“0”であるときにはステッ
プS53に夫々進ませるためのステップで、アラーム時刻
にはステップS52の実行によりゲーム表示部4にアレー
ム時刻を報知するアニメーション表示を行わせる処理を
行い、また、アラーム時刻に到達しなかったときにはス
テップS53の実行によりゲーム表示部4にデモストレー
ション表示を行わせる処理が実行される。また、アニメ
ーション表示処理に続いてステップS54の実行に移り、
一定時間経過したか否かの判断が実行される。そして一
定時間が経過すると、ステップS55に進み、Faレジス
タの内容がを“0”とする処理が行われる。このように
アラーム処理は、ステップS53、S55の処理が終了した
場合およびステップS54で「NO」と判断された場合に
終了し、図10のステップS19に進む。
【0021】また、上述したステップS17のゲーム処理
は、図14および図15のフローにしたがって実行され
る。図14はブロック積みゲーム、図15はブロック抜
きゲームを実行するフローを示している。まず、ブロッ
ク積みゲームにおいて、ステップS60が実行され、ゲー
ムの進行に応じた12種類のゲームモードに対応し、
「0」〜「11」のデータを記憶するGMレジスタの内
容が「0」、すなわち、ハイスコア表示モードに設定さ
れているかを判断する。最初は、GMレジスタの内容は
「0」であるから、次のステップS61に進み、ハイスコ
アを記憶するHレジスタの内容を読み出し、これを表示
させるためのハイスコア表示準備を実行する。そして、
このハイスコア表示を約4秒行なわせるための処理をス
テップS62で実行し、その結果、4秒経過すると、次
のパターン初期化モードにプログラムを進ませるために
GMレジスタに「1」をセットするステップS63を実行
する。続いて、Pレジスタに「0」をセットし、パター
ン回数のイニシャライズ処理を行うステップS64を実行
する。このイニシャライズ処理が終わるとハイスコア表
示モードは終了する。
【0022】そして、GMレジスタの内容が「1」とな
り、パターン初期化モードに進行すると、ステップS60
からステップS65を介してステップS66に進む。この処
理は、ブロックの落下速度、落下密度、UFOの移動方
向の変更タイミングをPレジスタのパターン回数に応じ
て決定する、所謂パターン初期化処理である。続いて、
次の落下移動ゲームモードに進ませるための処理(ステ
ップS67)を実行する。
【0023】続いて、GMレジスタの内容が「2」とな
り、落下移動モードに進行すると、ステップS65からス
テップS68を介してステップS69に進み、UFOを左右
ランダムに移動させる処理を、Aレジスタの内容に応じ
て実行させる。そして、F1レジスタの内容が「1」で
あるか否かを検出するステップS70に進む。このF1
ジスタは、人或いは人の上にブロックが固定されている
場合には人と固定ブロックを移動させるためのスイッチ
1或いはSLが操作された際に「1」がセットされるレ
ジスタである。すなわち、ステップS70でF1レジスタ
の内容が「1」でないことが検出されたときには、次の
ステップS71でスイッチS1或いはSLの入力有無をその
キーコードを記憶するレジスタの内容を読み出して判断
する。そして、スイッチ入力有れば、次のステップS72
でF1レジスタに「1」がセットされるのである。この
場合、スイッチ入力無ければ、後述するステップS87
降のステップの実行に進む。
【0024】而して、F1レジスタに「1」がセットさ
れているときには、ステップS73に進む。このステップ
73は、落下ブロックが1つも無し或いはブロックの移
動処理終了を検出するもので、その結果、落下ブロック
が有り、しかも移動処理中であるときは、ステップS74
に進み、落下ブロック記憶レジスタD1〜D3のいずれか
から落下物のx、y座標を得る。この場合、落下ブロッ
クは1画面に3個まで落下し得、落下ブロック座標記憶
レジスタD1〜D3の3つのレジスタのうち1〜3つのレ
ジスタに落下物の座標を記憶している。従って、スイッ
チS1或いはSLが操作されると、ステップS74以下の処
理を落下ブロックの個数回行うもので、スイッチS1
いはSLが操作されると、ステップS73で3つの落下ブ
ロック座標記憶レジスタD1〜D3をD1から座標が記憶
されているか否かを検出し、座標が記憶されている場合
にはステップS74以下の処理に進み、座標が記憶されて
いない場合には次のレジスタD2の座標を調べるという
処理を行うもので、レジスタD1〜D3に記憶されている
1〜3個の落下ブロックのステップS74以下の処理が終
了したならステップS73で移動処理終了と判断され、ス
テップS85以下を実行するものである。
【0025】しかして、ステップS74で落下物の座標を
得た後、ステップS75に進み落下ブロックの左右、真
下、左右、右下にある周囲ブロックの状態を図4の固定
物表等を照合して調べる。この結果に応じて次のステッ
プS76では上述した移動の法則にしたがってブロックを
移動させる処理を実行し、次で、その移動で新たに得ら
れた座標を、対応する落下物座標記憶レジスタに戻す処
理がステップS77で実行される。続く、ステップS78
79では、固定判断の資料を供するために移動されたブ
ロックの周囲にあるブロックの状態を調べ、その結果す
べきかどうかを上述した固定の法則にしたがって判断す
る。その結果、固定するときには、固定ブロックに応じ
た得点を求め、それを合計する一連の得点処理を行う
(ステップS80)。そして、上述の固定がピラミッドの
最上段への固定であるかをステップS81で判断し、最上
段固定であるときには、積み上げ終了のゲームモードに
進行させるためにGMレジスタに「4」をセット(ステ
ップS80)し、次のステップS83に進む。そして、完
成されたピラミッドが完全ピラミッドである場合には、
ステップS83〜ステップS84に進み、ボーナス得点が加
算される。それによって落下移動モードは終了する。ま
た、このモードはステップS79、S81、S83で「NO」
と判断された場合にも終了する。
【0026】他方、ステップS73で落下物無し或いは移
動処理終了が検出された場合には、ステップS85、S86
を実行し、F1レジスタに「0」をセットしたのち、固
定ブロック、人間をスイッチS1或いはSLに応じて左右
に移動させる。それによって落下移動モードは終了す
る。
【0027】また、ステップS71の結果、スイッチ入力
無しの場合には、ステップS87に進み、ブロックの落下
タイミングが検出される。この場合、ゲームのパターン
回数が進行するにしたがって落下速度が速くなるので、
ステップS87は、その速度に応じたタイミングを検出す
ることにより、落下速度の制御を行う処理である。次い
で、ステップS88に進み、落下物の座標を得る。なお、
ステップS88の処理が行われる毎に、D1〜D3レジスタ
に記憶されている内容が順次サイクリックに読み出され
る。次のステップS89は、落下物の有無を検出する処理
で、ステップS88で座標を読み込んだレジスタに落下物
の座標が有れば、ステップS90、S91へと進み、落下ブ
ロックの周囲にあるブロックの状態を調べ、その内容に
応じて上述の落下の法則にしたがう落下処理を行なう。
続いて、ステップS92では、落下ブロックが固定されず
に落ちこぼれてブロック積み上げを失敗したか否かを判
断し、失敗した場合には、次のステップS93に進み、ブ
ロック積み失敗モードに進ませるためにGMレジスタに
「3」をセットし、また成功した場合には、上述のステ
ップS77に移行させる。また、ステップS89で落下物の
座標を読み込んだレジスタに落下物の座標がないと判断
された場合には、落下物を発生させるステップS94、S
95に進む。すなわち、ステップS94では、落下物発生可
能か否かを判断し、可能であれば、ステップS95で落下
物を発生させる。この場合、落下密度はゲームのパター
ン回数が進行するにしたがって高くなるので、その密度
に応じて前回落下物を発生してからの時間をみて、その
タイミングで落下物を発生させる。したがって、ステッ
プS94は落下密度を制御するための処理である。この場
合、落下、移動モードは、ステップS93、S95の処理が
終わった場合、ステップS94で「NO」と判断された
場合に終了する。
【0028】そして、GMレジスタの内容が「3」とな
り、ブロック積み失敗モードに進行すると、ステップS
68からステップS96を介してステップS97に進み、F2
レジスタの内容が「0」であるか否かの判断を行う。こ
の結果、F2レジスタの内容が「1」のときには、ステ
ップS98に進み、失敗回数を減算するための処理、すな
わち、Rレジスタの内容を−1する処理が実行され、ま
た、「0」のときには、失敗処理(失敗ブロックの点滅
等)を行うステップS99に進む。なお、F2レジスタに
はゲーム開始時に予め「0」がセットされている。而し
て、ゲーム開始時には、Rレジスタ「3」がセットされ
るが、その内容は、ブロック積み上げを失敗する毎に
「2」、「1」、「0」となる。このため、次のステッ
プS100でRレジスタの内容が「0」であれば、3回失
敗したことが検出される。この場合、失敗回数が2回以
内であれば、F2レジスタに「1」をセットし(ステッ
プS101)したのち、ステップS99を介してステップS
102に進み、失敗処理を4秒間行わせるための処理が実
行される。その結果、4秒経過すると、落下、移動ゲー
ムモードに戻すためにGMレジスタに「2」をセットす
る処理(ステップS103)を実行し、続いて、F2レジス
タに「0」をセットする処理(ステップS104)を実行
する。また、3回失敗すると、ステップS100からステ
ップS105に進み、ゲームオーバのモードに進ませるた
めの処理を実行する。
【0029】また、ステップS81でピラミッドの最上段
が固定されたと判断されて、GMレジスタの内容が
「4」となり、積み上げ終了モードに進むと、ステップ
96からステップS106を介してステップS107に進み、
積み上げ終了処理(4機のUFOを点滅させる等)が実
行される。続いて、この積み上げ終了処理を2秒間実行
させるための処理(ステップS108)を実行したのち、
ブロック抜きゲーム初期化モードに進ませるための処理
(ステップS109)を実行する。
【0030】而して、GMレジスタの内容が「5」とな
り、ブロック抜きゲーム初期化モードに進むと、図15
のフローに進み、ステップS110を介してブロック抜き
ゲーム初期化処理(ステップS111)を実行する。次い
でステップS112に進み、ブロック移動モードに進ませ
るためにGMレジスタに「6」をセットする。そして、
ブロック移動モードでは、まずステップS113を介して
キー入力有無を判断するステップS114を実行する。こ
の場合、スイッチS1或いはSLのどちらも入力されない
場合には、積み上げられたブロックを所定のタイミング
で消灯するために、ステップS115、S116の実行によ
り、まず、穴ブロックの移動タイミングを検出し、次い
で、このタイミングに合わせてブロックを移動させる。
また、スイッチS1或いはSLの何れか一方が操作された
場合には、ステップS114からステップS117に進み、消
去ブロックの点滅モードに進ませる処理を実行する。
【0031】そして、GMレジスタの内容が「7」とな
り、消去ブロックの点滅モードに進むと、ステップS
118からステップS119に進み、スイッチを操作したとき
に消えていたブロックを点滅する処理を実行し、次い
で、その点滅を一定時間行わせるための処理(ステップ
120)を実行したのち、抜き取り成否判断モードに進
ませるための処理(ステップS121)を実行する。続い
て、GMレジスタの内容が「8」となり、ブロック抜き
取り成否判断モードに進行すると、ステップS122を介
してステップS123に進み、抜き取ったブロック、換言
すれば、点滅していたブロックの座標を得る。この場
合、消灯しているブロックの座標は、Eレジスタにセッ
トされているので、その内容を読み出すことにより実行
される。次いで、ステップS124、S125を順次実行し、
抜き取ったブロックの周囲にあるブロックの状態を調
べ、その結果に応じて上述の固定法則にしたがう固定判
断を実行し、固定ならば、抜き取り成功モードに進ませ
る処理(ステップS126)、非固定ならば、抜き取り失
敗モードに進ませる処理(ステップS127)に進む。
【0032】而して、GMレジスタの内容が「9」とな
り、抜き取り成功モードに進行すると、ステップS128
を介してステップS129、S130を順次実行する。すなわ
ち、抜き取りが成功すると、抜き取ったブロックの得点
を得、その得点を所定時間点滅表示させる。続いて、ス
テップS131で残りブロックの有無が判断され、有れ
ば、ブロック抜きゲームを再開させるためにブロック移
動モードに戻すための処理(ステップS132)、また、
無ければ、ブロック積みゲームのパターン初期化モード
に戻すための処理(ステップS133)を実行する。この
パターン初期化モードに戻す場合には、Pレジスタの内
容を+1し、パターン回数をインクリメントする処理
(ステップS134)が実行される。また、GMレジスタ
の内容が「10」となり、抜き取り失敗モードに進行す
ると、ステップS135を介してステップS136、S137
順次実行する。すなわち、積み上げブロックの1つが下
段に転ろがり落ちる抜き取り失敗表示を2秒間行なわせ
る。2秒経過すると、ブロック積みゲームのパターン初
期化モードに戻すための処理(ステップS133)を実行
したのち、パターン回数をインクリメントする処理(ス
テップS139)を実行する。而して、GMレジスタの内
容が「11」となり、ゲームオーバモードに進行する
と、ステップS141に進み、その時の表示状態を保持
し、合計得点を点滅表示させるゲームオーバ表示が行な
われる。続いて、ステップS142、S143の実行により、
その合計得点とハイスコアとの大小を比較し、合計得点
が大のときには、その得点をハイスコアを記憶するHレ
ジスタに転送する。
【0033】このように、本実施例においては、UFO
からランダムに落ちてくるブロックを下の人間を左右に
移動させながら受け、その人間の上にブロックを積み上
げて、なるべく穴あきのない完全ピラミッドを作るよう
にしたブロック積みゲームと、このゲームで積み上げら
れたブロックをランダムに1個づつ消灯してゆき、その
1つを他のブロックが崩れないように選択的に抜いて行
くブロック抜きゲームが実行可能である。而して、これ
らのゲームは、単に反射神経を競うゲームではなく、完
全ピラミッドを作るように積み上げたり、他のブロック
が崩れないように抜き取ったりする思考性を有する。す
なわち、落下の法則、移動の法則、固定の法則は、ゲー
ムを行う毎に徐々に把握されるので、それに応じて適確
な状況判断が可能となる。また、ブロック積みゲームに
おいては、ブロックの積み上げ段数が増える毎に、受け
部と落下物発生地点との距離が近くなると共に受け部の
幅はピラミッドの頂点に向かって次第に狭くなるので、
難かしくなり、また、パターン回数が進行する毎に、ブ
ロックの落下速度、落下密度が大となるので、難かしく
なる。このように、ゲームの難易度は、ゲームの進行と
共に難かしくなるので、飽きない奥行きのあるゲームを
提供できる。また、反射神経、思考性、偶然性の各要素
を効果的に結び付けたゲームであり、しかも、スイッチ
操作も人間の移動、抜き取りブロックの選択を行うとき
だけでよく、極めて簡単であるので、広範囲な年令層に
も楽しめるゲームを提供できる。更に、表示部を56ケ
の表示セグメントで構成可能であり、また、スイッチ数
も少ないので、電子腕時計のような小型電子機器にも組
み込むことも可能となる。この結果、本実施例の如く、
電子時計に適用した場合には、アラーム時刻にゲーム表
示部でアニメーション表示を行うことができるので、ア
ラーム時刻を報知性の高い表示、すなわち、変化に富
み、使用者の注意を効果的に喚起し得る動的表示で報知
し得、かつ、ゲーム表示部を用いてアラーム時刻を報知
するために、アラームの報知中でも時刻表示を視認でき
ると共にゲーム表示部の有効利用を図り得る。なお、上
記実施例では、積み上げられたブロックの形態をピラミ
ッド形としたが、その他の形状であってもよい。更に、
電子腕時計に限らず、小型電子式計算機に組み込んでも
よく、勿論、電子ゲーム機器自体であってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明に係るゲー
ム装置においては、複数の移動物が表示装置に移動表示
され、外部操作手段によって、この複数の移動物をその
移動途中で変更しながら左右複数の位置のいずれかに積
み上げて固定し、かつこの複数の位置の積み上げ状態を
同時に表示するようにし、表示装置における複数の移動
物の発生動作又は固定動作に対応して、音響信号を発生
させるようにしてゲームを競うもので、ゲーム内容が移
動物を固定すべき位置を変化させるということでスピー
ドと思考力を必要とし、また音響信号が発生するので効
果的なゲームを行うことができ、従来にない広範囲な年
齢層に楽しめる知的なゲームを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電子腕時計に適用した場合の一実施例
に係る時計の前面部を示す図である。
【図2】同実施例のブロック回路図である。
【図3】図2のRAMの主要なレジスタを示した図であ
る。
【図4】固定ブロックの座標に対応するエリアに「1」
がセットされる固定物表を示す図である。
【図5】(A)は、各ブロック表示体に対応する座標を
示し、(B)は固定ブロックによって完成されるピラミ
ッド領域を示す図である。
【図6】本実施例の基本表示動作を示す図である。
【図7】ブロック積みゲームの表示状態を示す図であ
る。
【図8】ブロック抜きゲームの表示状態を示す図であ
る。
【図9】アラーム時刻の報知アニメーションの状態を示
す図である。
【図10】タイマーインタラプトの動作フローを示す図
である。
【図11】図10のモード切換動作ステップS8の詳細
フローを示す図である。
【図12】図10のアラーム比較処理動作ステップS1
8の詳細フローを示す図である。
【図13】図10のアラーム処理動作ステップS16の
詳細フローを示す図である。
【図14】ブロック積みゲームの動作フローを示す図で
ある。
【図15】ブロック抜きゲームの動作フローを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 液晶表示部 4 ゲーム表示部 S1、SL 操作スイッチ 13 タイミングジェネレータ 14 アドレス部 15 ROM 16 インストラクションデコーダ 17 RAM 18 演算部 19 入力部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲームを制御する命令を記憶する記憶手段
    から読み出された上記命令に従い、表示装置に対して複
    数の移動物が移動表示してきてそれを固定する位置を変
    更することでゲームを競うゲーム装置において、 上記表示装置に対し、上記複数の移動物を、順次一方向
    から他方向へ移動表示させる移動表示手段と、 外部操作手段と、 この外部操作手段の操作により上記表示装置に移動表示
    される上記複数の移動物を固定すべき位置をその移動途
    中で変更する変更手段と、上記表示装置に対し上記複数の移動物を左右複数の位置
    で積み上げて固定し、この複数の位置の積み上げ状態を
    同時に表示させる積み上げ表示制御手段と、 上記表示装
    置における上記複数の移動物の発生動作又は固定動作に
    対応して、音響信号を発生する音響信号発生手段と、 を具備したことを特徴とするゲーム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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