JP2008295723A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】抽選の結果が当たりである可能性が高いことを遊技者に報知する予告を連続して行う場合に、連続して行われる予告に繋がりがあることを遊技者に容易に認識させることが出来ると共に、連続して行われる予告が終了することを遊技者に容易に認識させることが出来る、新規な制御システムを備えたパチンコ機を提供することを、目的とする。
【解決手段】所定の予告用画像184〜190を所定方向に順次並べて、少なくとも一つ前の予告用画像と同時に表示すると共に、これら並べて同時に表示された予告用画像184〜190のうち隣り合う二つの予告用画像の形状に繋がりをもたせる。また、表示されている予告用画像184〜190の全てを一斉に裏返して、かかる裏返した予告用画像184〜190の全てを組み合わせた形状の最終予告用画像192を表示する。
【選択図】図1
【解決手段】所定の予告用画像184〜190を所定方向に順次並べて、少なくとも一つ前の予告用画像と同時に表示すると共に、これら並べて同時に表示された予告用画像184〜190のうち隣り合う二つの予告用画像の形状に繋がりをもたせる。また、表示されている予告用画像184〜190の全てを一斉に裏返して、かかる裏返した予告用画像184〜190の全てを組み合わせた形状の最終予告用画像192を表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、予め定められた抽選条件が満たされた場合に行われる抽選の結果を報知する際に、抽選の結果が当たりである可能性が高いことを遊技者に予告するパチンコ機に関するものである。
従来から、予め定められた抽選条件が満たされた場合に行われる抽選の結果を報知する際に、抽選の結果が当たりである可能性が高いことを遊技者に予告するパチンコ機が知られており、近年では、特許文献1に記載されているように、抽選の結果が当たりである可能性が高いことを、複数のステップに亘って、遊技者に予告するパチンコ機が知られている。
ところで、抽選の結果が当たりである可能性が高いことを、複数のステップに亘って、遊技者に予告する場合、予告が続いていることを示唆する必要がある。例えば、特許文献1に記載のパチンコ機では、鳥類の画像(雀の画像と鴨の画像と孔雀の画像)を順次表示することによって、予告が続いていることを示唆している。
しかしながら、ただ単に予告が続いていることを示唆するだけでは、一連の予告が何時終了するかが遊技者に判らなくなってしまうという問題がある。
また、予告用の画像(特許文献1に記載のパチンコ機では、鳥類の画像)は、遊技者に認識される必要があることから、特許文献1に記載のパチンコ機のように、表示器の画面に小さく表示するだけでは、遊技者が認識し難いという問題もあった。
なお、特許文献2に記載されているように、予告用の画像としてカットイン画像を採用する場合には、予告用の画像を遊技者に認識させることは容易に可能となるが、予告の連続性を遊技者に如何に認識させるかということについて、何等かの工夫を施す必要がある。
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、抽選の結果が当たりである可能性が高いことを遊技者に報知する予告を連続して行う場合に、連続して行われる予告に繋がりがあることを遊技者に容易に認識させることが出来ると共に、連続して行われる予告が終了することを遊技者に容易に認識させることが出来る、新規な制御システムを備えたパチンコ機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
本発明は、予め定められた抽選条件が満たされた場合に、当たりであるか否かを抽選する抽選手段と、表示画面が遊技者に視認可能となるように設けられた演出用表示装置と、演出用表示装置の表示画面において、抽選手段の抽選結果を報知する抽選結果報知手段と、抽選結果報知手段による抽選手段の抽選結果の報知に際して、抽選手段の抽選結果が当たりである可能性が高いことを遊技者に報知する予告報知手段とを、備えているパチンコ機において、予告報知手段が、演出用表示装置の表示画面において、所定の予告用画像を所定方向に順次並べて、少なくとも一つ前の予告用画像と同時に表示すると共に、これら並べて同時に表示された予告用画像のうち隣り合う二つの予告用画像の形状に繋がりをもたせる予告用画像並べ表示手段と、予告用画像並べ表示手段によって表示されている予告用画像の全てを一斉に裏返して、かかる裏返した予告用画像の全てを組み合わせた形状の最終予告用画像を表示する最終予告用画像表示手段とを、含んで構成されていることを、特徴とする。
このような本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、形状に繋がりをもたせた、隣り合う二つの予告用画像を、遊技者に対して、同時に見せるようになっていることから、隣り合う二つの予告用画像に関連性があることを遊技者に示唆することが可能となる。その結果、連続して行われる予告に繋がりがあることを遊技者に容易に認識させることが可能となる。
また、所定方向に並べて表示されている予告用画像の全てが一斉に裏返されて、かかる裏返された予告用画像の全てを組み合わせた形状の最終予告用画像が表示されるようになっていることから、最終予告用画像が、これまでの予告用画像とは異なる態様で、表示されることとなる。その結果、連続して行われる予告が終了することを遊技者に認識させることが可能となる。
なお、本発明における抽選条件とは、遊技者が遊技をすることによって満たされることが出来るものであれば良い。
また、本発明において、予告用画像を並べる方向は、特に限定されるものではない。
さらに、本発明において、「隣り合う二つの予告用画像の形状に繋がりをもたせる」とは、例えば、隣り合う二つの予告用画像が接する場合には、その接している辺の長さが同じとなるようにすること等をいうものとする。
また、本発明においては、最終予告用画像が演出用表示装置の表示画面よりも一回り小さい形状とされていることが望ましい。これにより、これ以上予告が続かないことを遊技者に容易に認識させることが可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1には、本発明の一実施形態としてのパチンコ機10が示されている。パチンコ機10において機体の外郭を為す外枠12の開口前面側には、縦長方形の中枠14が開閉及び着脱自在に組み付けられている。この中枠14には、後述する遊技領域30が形成された遊技盤16が着脱自在に組み付けられており、かかる遊技領域30は、中枠14に対して開閉可能に組み付けられた前枠18によって保持されている透明板を通して遊技者に視認されるようになっている。そして、中枠14に設けられた操作ハンドル22に対して回動可能に装着された操作レバー24を遊技者が回動操作することにより、中枠14に設けられた発射球貯留皿26に貯留されている遊技球が、図示しない球送り機構を介して発射装置(図示せず)に送られた後、遊技領域30に向けて発射されるようになっている。
続いて、中枠14に組み付けられている遊技盤16について説明する。この遊技盤16は、遊技板の表面側にレールセット28が設けられた構造とされており、かかるレールセット28によって略円形の遊技領域30が区画形成されるようになっている。
このようにして形成された遊技領域30の略中央には、額縁形状のセンター飾り32が設けられている。また、センター飾り32の後方には、演出用表示装置としての液晶表示装置34が配設されている。そして、液晶表示装置34の表示画面36がセンター飾り32の中央開口を通じて遊技者に視認されるようになっている。
また、本実施形態では、液晶表示装置34の表示画面36において、複数の変動図柄としての三つの特別図柄38,40,42が横三列に表示されるようになっており、各特別図柄38,40,42毎に変動表示及び停止表示がされるようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、各特別図柄38,40,42は、「1」〜「9」までの数字図柄によって構成されている。そして、各特別図柄38,40,42は、液晶表示装置34の表示画面36の上から下に停止候補図柄がスクロール表示されることで変動表示されるようになっており、「9」の次に「1」が表示されるようになっている。また、本実施形態では、三つの特別図柄38,40,42は、一斉に変動表示が開始されるようになっている一方、左端に表示される特別図柄38(以下、左特別図柄38と称する),右端に表示される特別図柄42(以下、右特別図柄42と称する),真中に表示される特別図柄40(以下、中特別図柄40と称する)の順番で停止表示されるようになっている。
そして、液晶表示装置34の表示画面36において、特別図柄38,40,42の変動表示が一斉に開始されて、左特別図柄38,右特別図柄42,中特別図柄40の順番で停止表示された場合に、全ての特別図柄38,40,42の停止図柄が同じ種類とされている等、三つの特別図柄38,40,42が予め定められた特定の組み合わせで停止表示されることにより、特別遊技状態としての大当たり遊技状態の発生が遊技者に報知されるようになっている。
特に本実施形態では、全ての特別図柄38,40,42が同じ種類で停止表示される場合が大当たり遊技状態が発生することを遊技者に報知する大当たり図柄組み合わせとされている一方、そうでない場合が大当たり遊技状態が発生しないことを遊技者に報知するハズレ図柄組み合わせとされている。
また、本実施形態では、ハズレ図柄組み合わせのうち左特別図柄38と右特別図柄42の停止図柄が同じ種類とされているものがリーチハズレ図柄組み合わせとされており、左特別図柄38と右特別図柄42の停止図柄の種類が異なっているものが完全ハズレ図柄組み合わせとされている。
なお、以下の説明において、「大当たりの場合」とは、三つの特別図柄38,40,42が大当たり図柄組み合わせで停止表示される場合をいい、「リーチハズレの場合」とは、三つの特別図柄38,40,42がリーチハズレ図柄組み合わせで停止表示される場合をいい、「完全ハズレの場合」とは、三つの特別図柄38,40,42が完全ハズレ図柄組み合わせで停止表示される場合をいうものとする。
また、遊技領域30には、液晶表示装置34(センター飾り32)の下方に位置して、始動入賞装置44が設けられている。この始動入賞装置44は、上側に開口するポケット形状を呈している。そして、始動入賞装置44に入賞した遊技球は、始動入賞装置44内に形成された排出路上に配設された始動入賞スイッチ46(図2参照)によって検出された後、遊技盤16の裏側に排出されるようになっている。なお、始動入賞スイッチ46は、従来から公知の近接スイッチによって構成されている。
また、遊技領域30には、始動入賞装置44の下方に位置して、特別可動入賞装置48が設けられている。この特別可動入賞装置48は、横長の台板によって遊技盤16に固定されており、かかる台板の長手方向中央部分に形成された入口を覆い隠すように配された扉50がソレノイド52(図2参照)への通電に基づいて開作動されるようになっている。
そして、本実施形態では、液晶表示装置34の表示画面36において、三つの特別図柄38,40,42が大当たり図柄組み合わせで停止表示された場合に、ソレノイド52への通電が行われて、扉50が開作動されるようになっており、その結果、入口が開放されて、特別可動入賞装置48への遊技球の入賞が可能となる大当たり遊技状態が発生するようになっている。
また、特別可動入賞装置48内には、入球した遊技球を遊技盤16の裏側に排出するための球通路が一つ形成されており、かかる球通路上に配されたカウントスイッチ54(図2参照)によって入球した遊技球が検出されるようになっている。なお、カウントスイッチ54は、従来から公知の近接スイッチによって構成されている。
また、遊技領域30には、その下端部分において、何れの入賞装置44,48にも入球しなかった遊技球を遊技盤16の裏側へ排出するためのアウト口56が形成されている。
続いて、このようなパチンコ機10の遊技動作を制御する制御システム58の構成について説明する。図2に示されているように、パチンコ機10の制御システム58は、主制御基板60,サブ統合制御基板62,表示制御基板64等から構成されている。
主制御基板60は、主制御CPU66,主制御ROM70,主制御RAM68,入出力回路(I/O)72等から構成されており、これら主制御CPU66,主制御ROM70,主制御RAM68,入出力回路72は、バス線によって相互に接続されている。また、主制御CPU66には、クロック回路74が接続されており、かかるクロック回路74によって生成されるクロック信号が主制御CPU66に入力されるようになっている。更にまた、入出力回路72には、始動入賞スイッチ46,カウントスイッチ54,ソレノイド52等が接続されている。なお、主制御基板60は、基板ケースに収容された状態でパチンコ機10の裏側に取り付けられるようになっている。
また、図3に示されているように、主制御RAM68には、クロック回路74から主制御CPU66にクロック信号が入力される毎に「0」から「359」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「359」の次は「0」に戻る)が格納される大当たりカウンタ76,クロック回路74から主制御CPU66にクロック信号が入力される毎に「0」から「142」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「142」の次は「0」に戻る)が格納されるリーチカウンタ78,クロック回路74から主制御CPU66にクロック信号が入力される毎に「0」から「8」まで1ずつ加算した数値(「8」の次は「0」に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ80,クロック回路74から主制御CPU66にクロック信号が入力される毎に「0」〜「8」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「8」の次は「0」に戻る)が格納される左特図選択カウンタ82,左特図選択カウンタ82のカウンタ値が一周する毎に「0」〜「8」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「8」の次は「0」に戻る)が格納される中特図選択カウンタ84,中特図選択カウンタ84のカウンタ値が一周する毎に「0」〜「8」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「8」の次は「0」に戻る)が格納される右特図選択カウンタ86,クロック回路74から主制御CPU66にクロック信号が入力される毎に「0」から「9」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「9」の次は「0」に戻る)が格納される変動表示パターン選択カウンタ88,始動入賞スイッチ46からの検出信号が入力された際に読み取られる各種カウンタ(本実施形態では、大当たりカウンタ76,リーチカウンタ78,大当たり図柄選択カウンタ80)のカウンタ値が格納される第一乃至第五のパラメータ記憶エリア90,91,92,93,94、カウンタ値が格納されているパラメータ記憶エリア90,91,92,93,94の数と同じ数値が格納されるパラメータ記憶カウンタ96,特別図柄38,40,42の変動表示時間の計測等に用いられるタイマカウンタ98等が設けられている。
また、主制御RAM68には、大当たり遊技状態であるか否かを示す大当たりフラグ100が設けられている。この大当たりフラグ100には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、大当たりフラグ100に「0」が格納されている場合には、大当たり遊技状態でないことを示す一方、大当たりフラグ100に「1」が格納されている場合には、大当たり遊技状態であることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「大当たりフラグ100をONにする」とは、大当たりフラグ100に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「大当たりフラグ100をOFFにする」とは、大当たりフラグ100に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、主制御RAM68には、特別図柄38,40,42が変動表示中であるか否かを示す変動表示フラグ102が設けられている。この変動表示フラグ102には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、変動表示フラグ102に「0」が格納されている場合には、特別図柄38,40,42が変動表示中でないことを示す一方、変動表示フラグ102に「1」が格納されている場合には、特別図柄38,40,42が変動表示中であることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「変動表示フラグ102をONにする」とは、変動表示フラグ102に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「変動表示フラグ102をOFFにする」とは、変動表示フラグ102に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、主制御RAM68には、特別図柄38,40,42が確定停止表示中であるか否かを示す確定停止表示フラグ104が設けられている。この確定停止表示フラグ104には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、確定停止表示フラグ104に「0」が格納されている場合には、特別図柄38,40,42が確定停止表示中でないことを示す一方、確定停止表示フラグ104に「1」が格納されている場合には、特別図柄38,40,42が確定停止表示中であることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「確定停止表示フラグ104をONにする」とは、確定停止表示フラグ104に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「確定停止表示フラグ104をOFFにする」とは、確定停止表示フラグ104に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
なお、各種カウンタ76〜88,96,98のカウンタ値や各種フラグ100〜104、パラメータ記憶エリア90〜94には、起動時に「0」が格納されている。
また、図4に示されているように、主制御ROM70には、大当たりカウンタ76のカウンタ値に基づいて大当たりか否かを判定する際に用いられる大当たり判定テーブル(表1参照)が格納される大当たり判定テーブル記憶エリア108が設けられている。
大当たり判定テーブルは、表1に示されているように、大当たりカウンタ76のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「判定結果」から構成されている。そして、本実施形態では、大当たりカウンタ76のカウンタ値が「7」の場合に「大当たり」と判定される一方、それ以外の場合には、「ハズレ」と判定されるようになっている。
また、主制御ROM70には、リーチカウンタ78のカウンタ値に基づいてリーチハズレか否かを判定する際に用いられるリーチハズレ判定テーブル (表2参照)が格納されるリーチハズレ判定テーブル記憶エリア110が設けられている。
リーチハズレ判定テーブルは、表2に示されているように、リーチカウンタ78のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「判定結果」から構成されている。そして、本実施形態では、リーチカウンタ78のカウンタ値が「0」〜「27」の場合に「リーチハズレ」と判定される一方、それ以外の場合には、「完全ハズレ」と判定されるようになっている。
また、主制御ROM70には、大当たり図柄選択カウンタ80のカウンタ値に基づいて大当たり図柄組み合わせを選択する際に用いられる大当たり図柄選択テーブル(表3参照)が格納される大当たり図柄選択テーブル記憶エリア112が設けられている。
大当たり図柄選択テーブルは、表3に示されているように、大当たり図柄選択カウンタ80のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「大当たり図柄組み合わせ」から構成されている。そして、本実施形態では、大当たり図柄選択カウンタ80のカウンタ値が「0」の場合に「111」が、「1」の場合に「222」が、「2」の場合に「333」が、「3」の場合に「444」が、「4」の場合に「555」が、「5」の場合に「666」が、「6」の場合に「777」が、「7」の場合に「888」が、「8」の場合に「999」が、それぞれ、大当たり図柄組み合わせとして選択されるようになっている。
また、主制御ROM70には、左特図選択カウンタ82のカウンタ値に基づいて左特別図柄38を選択する際に用いられる左特図選択テーブル(表4参照)が格納される左特図選択テーブル記憶エリア114が設けられている。
左特図選択テーブルは、表4に示されているように、左特図選択カウンタ82のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「左特別図柄」から構成されている。そして、本実施形態では、左特図選択カウンタ82のカウンタ値が「0」の場合に「1」が、「1」の場合に「2」が、「2」の場合に「3」が、「3」の場合に「4」が、「4」の場合に「5」が、「5」の場合に「6」が、「6」の場合に「7」が、「7」の場合に「8」が、「8」の場合に「9」が、それぞれ、左特別図柄38の停止図柄として選択されるようになっている。
また、主制御ROM70には、中特図選択カウンタ84のカウンタ値に基づいて中特別図柄40を選択する際に用いられる中特図選択テーブル(表5参照)が格納される中特図選択テーブル記憶エリア116が設けられている。
中特図選択テーブルは、表5に示されているように、中特図選択カウンタ84のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「中特別図柄」から構成されている。そして、本実施形態では、中特図選択カウンタ84のカウンタ値が「0」の場合に「1」が、「1」の場合に「2」が、「2」の場合に「3」が、「3」の場合に「4」が、「4」の場合に「5」が、「5」の場合に「6」が、「6」の場合に「7」が、「7」の場合に「8」が、「8」の場合に「9」が、それぞれ、中特別図柄40の停止図柄として選択されるようになっている。
また、主制御ROM70には、右特図選択カウンタ86のカウンタ値に基づいて右特別図柄42を選択する際に用いられる右特図選択テーブル(表6参照)が格納される右特図選択テーブル記憶エリア118が設けられている。
右特図選択テーブルは、表6に示されているように、右特図選択カウンタ86のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「右特別図柄」から構成されている。そして、本実施形態では、右特図選択カウンタ86のカウンタ値が「0」の場合に「1」が、「1」の場合に「2」が、「2」の場合に「3」が、「3」の場合に「4」が、「4」の場合に「5」が、「5」の場合に「6」が、「6」の場合に「7」が、「7」の場合に「8」が、「8」の場合に「9」が、それぞれ、右特別図柄42の停止図柄として選択されるようになっている。
また、主制御ROM70には、変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値に基づいて大当たりの場合の変動表示パターンを選択する際に用いられる大当たり変動表示パターン選択テーブル(表7参照)が格納される大当たり変動表示パターン選択テーブル記憶エリア120が設けられている。
大当たり変動表示パターン選択テーブルは、表7に示されているように、変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「大当たり変動表示パターン」から構成されている。そして、本実施形態では、変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値が「0」である場合に「変動表示パターン21」が、「1」〜「3」の何れかである場合に「変動表示パターン22」が、「4」〜「9」の何れかである場合に「変動表示パターン23」が、それぞれ、大当たりの場合の変動表示パターンとして選択されるようになっている。
また、主制御ROM70には、変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値に基づいてリーチハズレの場合の変動表示パターンを選択する際に用いられるリーチハズレ変動表示パターン選択テーブル(表8参照)が格納されるリーチハズレ変動表示パターン選択テーブル記憶エリア122が設けられている。
リーチハズレ変動表示パターン選択テーブルは、表8に示されているように、変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「リーチハズレ変動表示パターン」から構成されている。そして、本実施形態では、変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値が「0」〜「5」の何れかである場合に「変動表示パターン11」が、「6」〜「8」の何れかである場合に「変動表示パターン12」が、「9」の場合に「変動表示パターン13」が、それぞれ、リーチハズレの場合の変動表示パターンとして選択されるようになっている。
なお、本実施形態では、完全ハズレの場合、「変動表示パターン1」が、完全ハズレの変動表示パターンとして、選択されるようになっている。
そこにおいて、変動表示パターンは、特別図柄38,40,42の変動開始から変動終了までの時間(変動表示時間)を規定するものであり、本実施形態では、変動表示パターン1の場合に10秒の変動表示時間が、変動表示パターン11の場合に20秒の変動表示時間が、変動表示パターン12の場合に40秒の変動表示時間が、変動表示パターン13の場合に60秒の変動表示時間が、変動表示パターン21の場合に22秒の変動表示時間が、変動表示パターン22の場合に42秒の変動表示時間が、変動表示パターン23の場合に62秒の変動表示時間が、それぞれ、設定されている。
また、図2に示されているように、サブ統合制御基板62には、制御プログラムに従って各種制御処理を実行するサブ統合制御CPU130,中枠14内に設けられたスピーカ136や前枠18内に設けられた電飾用LED138等の作動を制御するプログラム等が格納されるサブ統合制御ROM132,主制御基板60からの各種制御コマンド等を格納するサブ統合制御RAM134,主制御基板60から送られてくる各種制御コマンドを受信する入出力回路140,スピーカ136を駆動制御するためのスピーカ駆動回路142,電飾用LED138等の発光を制御するLED駆動回路144等が設けられており、これらサブ統合制御CPU130,サブ統合制御ROM132,サブ統合制御RAM134,入出力回路140は、バス線によって相互に接続されている。また、サブ統合制御CPU130には、クロック回路146が接続されている。そして、クロック回路146からのクロック信号がサブ統合制御CPU130に入力されるようになっている。また、入出力回路140には、主制御基板60,スピーカ駆動回路142,LED駆動回路144,表示制御基板64等が接続されている。
また、サブ統合制御RAM134には、クロック回路146からサブ統合制御CPU130にクロック信号が入力される毎に「0」から「9」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「9」の次は「0」に戻る)が格納される予告演出抽選カウンタ150,クロック回路146からサブ統合制御CPU130にクロック信号が入力される毎に「0」から「99」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「99」の次は「0」に戻る)が格納される予告内容抽選カウンタ152,クロック回路146からサブ統合制御CPU130にクロック信号が入力される毎に「0」から「19」まで繰り返し1ずつ加算した数値(「19」の次は「0」に戻る)が格納される最終画像抽選カウンタ154等が設けられている。
また、図6に示されているように、サブ統合制御ROM132には、受信した変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンに基づいて演出表示パターンを選択する際に用いられる演出表示パターン選択テーブル(表9参照)が格納される演出表示パターン選択テーブル記憶エリア155が設けられている。
演出表示パターン選択テーブルは、表9に示されているように、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンの種類を示す「変動表示パターン」と、この「変動表示パターン」に対応する「演出表示パターン」から構成されている。そして、本実施形態では、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが「変動表示パターン1」である場合に「演出表示パターン1」が、「変動表示パターン11」である場合に「演出表示パターン11」が、「変動表示パターン12」である場合に「演出表示パターン12」が、「変動表示パターン13」である場合に「演出表示パターン13」が、「変動表示パターン21」である場合に「演出表示パターン21」が、「変動表示パターン22」である場合に「演出表示パターン22」が、「変動表示パターン23」である場合に「演出表示パターン23」が、それぞれ、演出表示パターンとして選択されるようになっている。
そこにおいて、「演出表示パターン1」は、主制御基板60から送信されてきた最終停止図柄組み合わせを指定するためのコマンド(左特図指定コマンドと中特図指定コマンドと右特図指定コマンド)に基づいて複数の特別図柄38,40,42を完全ハズレ図柄組み合わせで停止表示させるまでの演出内容を規定するものである。
また、「演出表示パターン11」は、所定の通常リーチ演出によって、主制御基板60から送信されてきた最終停止図柄組み合わせを指定するためのコマンド(左特図指定コマンドと中特図指定コマンドと右特図指定コマンド)に基づいて複数の特別図柄38,40,42をリーチハズレ図柄組み合わせで停止表示させるまでの演出内容を規定するものである。なお、本実施形態では、通常のリーチ演出は、中特別図柄40をゆっくりとスクロール表示し、後述する大当たり停止候補図柄で中特別図柄40が停止表示されるかもしれないとの期待感を遊技者に与える演出である。
さらに、「演出表示パターン12」と「演出表示パターン13」は、それぞれ、アニメーションによるリーチ演出によって、主制御基板60から送信されてきた最終停止図柄組み合わせを指定するコマンド(左特図指定コマンドと中特図指定コマンドと右特図指定コマンド)に基づいて複数の特別図柄38,40,42をリーチハズレ図柄組み合わせで停止表示させるまでの演出内容を規定するものである。
また、「演出表示パターン21」は、所定の通常リーチ演出によって、主制御基板60から送信されてきた最終停止図柄組み合わせを指定するコマンド(左特図指定コマンドと中特図指定コマンドと右特図指定コマンド)に基づいて複数の特別図柄38,40,42を大当たり図柄組み合わせで停止表示させるまでの演出内容を規定するものである。
さらに、「演出表示パターン22」と「演出表示パターン23」は、それぞれ、アニメーションによるリーチ演出によって、主制御基板60から送信されてきた最終停止図柄組み合わせを指定するコマンド(左特図指定コマンドと中特図指定コマンドと右特図指定コマンド)に基づいて複数の特別図柄38,40,42を大当たり図柄組み合わせで停止表示させるまでの演出内容を規定するものである。
また、サブ統合制御ROM132には、受信した変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンと予告演出抽選カウンタ150のカウンタ値に基づいて予告演出をするか否かを決定する際に用いられる予告演出抽選テーブル(表10参照)が格納される予告演出抽選テーブル記憶エリア156が設けられている。
予告演出抽選テーブルは、表10に示されているように、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンの種類を示す「変動表示パターン」と、予告演出抽選カウンタ150のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、これら「変動表示パターン」と「カウンタ値」に対応する「抽選結果」から構成されている。そして、本実施形態では、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが「変動表示パターン1」である場合には、「カウンタ値」が「0」〜「9」の何れであっても「予告演出表示をしない」となり、「変動表示パターン11」である場合には、「カウンタ値」が「0」の場合に「予告演出表示をする」となる一方、「1」〜「9」の場合に「予告演出表示をしない」となり、「変動表示パターン12」である場合には、「カウンタ値」が「0」〜「2」の場合に「予告演出表示をする」となる一方、「3」〜「9」の場合に「予告演出表示をしない」となり、「変動表示パターン13」である場合には、「カウンタ値」が「0」〜「5」の場合に「予告演出表示をする」となる一方、「6」〜「9」の場合に「予告演出表示をしない」となり、「変動表示パターン21」である場合には、「カウンタ値」が「0」の場合に「予告演出表示をする」となる一方、「1」〜「9」の場合に「予告演出表示をしない」となり、「変動表示パターン22」である場合には、「カウンタ値」が「0」〜「2」の場合に「予告演出表示をする」となる一方、「3」〜「9」の場合に「予告演出表示をしない」となり、「変動表示パターン23」である場合には、「カウンタ値」が「0」〜「5」の場合に「予告演出表示をする」となる一方、「6」〜「9」の場合に「予告演出表示をしない」となる。
また、サブ統合制御ROM132には、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが「変動表示パターン11」と「変動表示パターン21」の何れかである場合に、予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値に基づいて予告演出表示を何ステップ目まで行うかを決定する際に用いられる第一の予告内容選択テーブル(表11参照)が格納される第一の予告内容選択テーブル記憶エリア158が設けられている。
第一の予告内容選択テーブルは、表11に示されているように、予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「予告演出表示のステップ数」から構成されている。そして、本実施形態では、「カウンタ値」が「0」〜「89」の何れかである場合に「第一ステップまで予告演出表示をする」が、「90」〜「93」の何れかである場合に「第二ステップまで予告演出表示をする」が、「94」〜「96」の何れかである場合に「第三ステップまで予告演出表示をする」が、「97」又は「98」である場合に「第四ステップまで予告演出表示をする」が、「99」である場合に「第五ステップまで予告演出表示をする」が、それぞれ、選択されるようになっている。
また、サブ統合制御ROM132には、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが「変動表示パターン12」と「変動表示パターン22」の何れかである場合に、予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値に基づいて予告演出表示を何ステップ目まで行うかを決定する際に用いられる第二の予告内容選択テーブル(表12参照)が格納される第二の予告内容選択テーブル記憶エリア160が設けられている。
第二の予告内容選択テーブルは、表12に示されているように、予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「予告演出表示のステップ数」から構成されている。そして、本実施形態では、「カウンタ値」が「0」〜「29」の何れかである場合に「第一ステップまで予告演出表示をする」が、「30」〜「59」の何れかである場合に「第二ステップまで予告演出表示をする」が、「60」〜「89」の何れかである場合に「第三ステップまで予告演出表示をする」が、「90」〜「94」の何れかである場合に「第四ステップまで予告演出表示をする」が、「95」〜「99」の何れかである場合に「第五ステップまで予告演出表示をする」が、それぞれ、選択されるようになっている。
また、サブ統合制御ROM132には、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが「変動表示パターン13」と「変動表示パターン23」の何れかである場合に、予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値に基づいて予告演出表示を何ステップ目まで行うかを決定する際に用いられる第三の予告内容選択テーブル(表13参照)が格納される第三の予告内容選択テーブル記憶エリア162が設けられている。
第三の予告内容選択テーブルは、表13に示されているように、予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「予告演出表示のステップ数」から構成されている。そして、本実施形態では、「カウンタ値」が「0」〜「4」の何れかである場合に「第一ステップまで予告演出表示をする」が、「5」〜「9」の何れかである場合に「第二ステップまで予告演出表示をする」が、「10」〜「39」の何れかである場合に「第三ステップまで予告演出表示をする」が、「40」〜「69」の何れかである場合に「第四ステップまで予告演出表示をする」が、「70」〜「99」の何れかである場合に「第五ステップまで予告演出表示をする」が、それぞれ、選択されるようになっている。
また、サブ統合制御ROM132には、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動パターンが「変動表示パターン11」と「変動表示パターン12」と「変動表示パターン13」の何れかである場合に、最終画像抽選カウンタ154のカウンタ値に基づいて最終画像(第五ステップの予告用画像)を選択する際に用いられる第一の最終画像選択テーブル(表14参照)が格納される第一の最終画像選択テーブル記憶エリア164が設けられている。
第一の最終画像選択テーブルは、表14に示されているように、最終画像抽選カウンタ154のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「最終画像」から構成されている。そして、本実施形態では、「カウンタ値」が「0」〜「17」の何れかである場合に「最終画像1」が、「18」又は「19」である場合に「最終画像2」が、それぞれ、選択されるようになっている。
また、サブ統合制御ROM132には、主制御基板60から送信されてきた変動表示パターン指定コマンドが指定する変動パターンが「変動表示パターン21」と「変動表示パターン22」と「変動表示パターン23」の何れかである場合に、最終画像抽選カウンタ154のカウンタ値に基づいて最終画像(第五ステップの予告用画像)を選択する際に用いられる第二の最終画像選択テーブル(表15参照)が格納される第二の最終画像選択テーブル記憶エリア166が設けられている。
第二の最終画像選択テーブルは、表15に示されているように、最終画像抽選カウンタ154のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「最終画像」から構成されている。そして、本実施形態では、「カウンタ値」が「0」又は「1」である場合に「最終画像1」が、「2」〜「19」の何れかである場合に「最終画像2」が、それぞれ、選択されるようになっている。
なお、本実施形態では、大当たりの場合に、「最終画像2」のほうが「最終画像1」よりも選択されやすくなっている。
また、図2に示されているように、表示制御基板64には、表示制御CPU168,表示制御プログラム等を格納する表示制御ROM170,サブ統合制御基板62から入力される各種コマンド等を格納する表示制御RAM172,サブ統合制御基板62から送信されてきた各種制御コマンドを受信する入出力回路174,表示制御CPU168から送信されてきたコマンドを受信して、液晶表示装置34の表示画面36に画像を加工して表示するVDP176,各特別図柄38,40,42の停止候補図柄のデータやアニメーションによるリーチ演出用キャラクタのデータ,予告用画像のデータ等が格納されているキャラクタROM178,液晶表示装置34の表示画面36に表示する画像を加工する際に使用される作業RAM180等が設けられている。そして、表示制御CPU168,表示制御ROM170,表示制御RAM172,入出力回路,VDP176は、バス線によって相互に接続されている。また、VDP176,キャラクタROM178,作業RAM180は、バス線によって相互に接続されている。更にまた、表示制御CPU168には、クロック回路182が接続されている。そして、クロック回路182からのクロック信号が表示制御CPU168に入力されるようになっている。
続いて、本実施形態のパチンコ機10の作動制御処理について説明する。最初に、クロック信号が入力される毎に主制御CPU66が実行する割り込みプログラムとしてのメイン処理について、図7に基づいて説明する。
先ず、主制御CPU66は、ステップ(以下、Sとする)1において、特図遊技処理を実行する。この特図遊技処理について、図8に基づいて説明する。先ず、主制御CPU66は、S11において、始動入賞スイッチ46によって遊技球が検出されたか否か、即ち、始動入賞装置44に遊技球が入賞したか否かを判定し、始動入賞スイッチ46によって遊技球が検出されていない場合(S11:NO)には、後述するS14以降の処理を実行する一方、始動入賞スイッチ46によって遊技球が検出された場合(S11:YES)には、主制御CPU66は、S12において、パラメータ記憶カウンタ96のカウンタ値が「5」であるか否か、即ち、特別図柄38,40,42の変動表示の保留回数が上限になっているか否かを判定する。
保留回数が上限である場合(S12:YES)には、主制御CPU66は、後述するS14以降の処理を実行する一方、保留が上限でない場合(S12:NO)には、主制御CPU66は、S13において、現在の大当たりカウンタ76のカウンタ値とリーチカウンタ78のカウンタ値と大当たり図柄選択カウンタ80のカウンタ値を読み出して、第一乃至第五のパラメータ記憶エリア90〜94のうち第一のパラメータ記憶エリア90側の空いているエリアに格納する。
次に、主制御CPU66は、S14において、大当たり遊技状態が発生しているか否かを大当たりフラグ100に基づいて判定する。大当たり遊技状態が発生している場合(S14:YES)には、主制御CPU66は、特図遊技処理を終了する一方、大当たり遊技状態が発生していない場合(S14:NO)には、主制御CPU66は、S15において、特別図柄38,40,42が変動表示中であるか否かを変動表示フラグ102に基づいて判定する。
変動表示フラグ102がOFFである場合(S15:NO)には、主制御CPU66は、S16において、特別図柄38,40,42が確定停止表示中であるか否かを確定停止表示フラグ104に基づいて判定する。特別図柄38,40,42が確定停止表示中でない場合(S16:NO)には、主制御CPU66は、S17において、パラメータ記憶カウンタ96のカウンタ値が「0」であるか否かを判定する。
パラメータ記憶カウンタ96のカウンタ値が「0」である場合(S17:YES)には、主制御CPU66は、特図遊技処理を終了する一方、パラメータ記憶カウンタ96のカウンタ値が「0」でない場合(S17:NO)には、主制御CPU66は、S18において、第一のパラメータ記憶エリア90に格納されている大当たりカウンタ76のカウンタ値と大当たり判定テーブルによって大当たりか否かを判定する。
大当たりである場合(S18:YES)には、主制御CPU66は、S19において、第一のパラメータ記憶エリア90に格納されている大当たり図柄選択カウンタ80のカウンタ値と大当たり図柄選択テーブルに基づいて大当たり図柄組み合わせを選択し、選択した大当たり図柄組み合わせを構成する各特別図柄38,40,42の停止図柄を指定する図柄指定コマンドを主制御ROM70から読み出して、主制御RAM68に記憶する。
次に、主制御CPU66は、S20において、大当たり変動パターン選択テーブルと現在の変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値に基づいて変動表示パターンを選択し、選択された変動表示パターンを指定する変動表示パターン指定コマンドを主制御ROM70から読み出して、主制御RAM68に記憶する。
続いて、主制御CPU66は、S21において、変動表示フラグ102をONにした後、S22において、タイマカウンタ98のカウンタ値を選択した変動表示パターンに基づいて設定する。
次に、主制御CPU66は、S23において、主制御RAM68に記憶されている変動表示パターン指定コマンドと左特図指定コマンドと中特図指定コマンドと右特図指定コマンド(特図変動表示情報)を、変動表示パターン指定コマンド,左特図指定コマンド,中特図指定コマンド,右特図指定コマンドの順番で、サブ統合制御基板62に送信する特図変動表示情報送信処理を実行する。その後、主制御CPU66は、特図遊技処理を終了する。
また、大当たりでないと判定された場合(S18:NO)には、主制御CPU66は、S24において、第一のパラメータ記憶エリア90に格納されているリーチカウンタ78のカウンタ値とリーチハズレ判定テーブルに基づいてリーチハズレであるか否かを判定し、リーチハズレである場合(S24:YES)には、S25において、リーチハズレ図柄組み合わせ選択処理を実行する。このリーチハズレ図柄組み合わせ選択処理は、リーチハズレ図柄組み合わせを構成する各特別図柄38,40,42の停止図柄を選択し、選択した各特別図柄38,40,42を指定する特図指定コマンドを主制御ROM70から読み出して、主制御RAM68に記憶する処理である。具体的には、左特別図柄38の停止図柄と右特別図柄42の停止図柄は、左特図選択カウンタ82のカウンタ値に対応した停止図柄を選択し、中特別図柄40の停止図柄は、中特図選択カウンタ84のカウンタ値に対応した停止図柄を選択する。なお、左特図選択カウンタ82のカウンタ値と中特図選択カウンタ84のカウンタ値が同じ数値となっている場合には、中特図選択カウンタ84のカウンタ値よりも1少ない数値に対応する図柄を中特別図柄40として選択する。そして、選択した各特別図柄38,40,42を指定する特図指定コマンドを主制御ROM70から読み出して、主制御RAM68に記憶する。
次に、主制御CPU66は、S26において、リーチハズレ変動表示パターン選択テーブルと現在の変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値に基づいて変動表示パターンを選択し、選択した変動表示パターンを指定する変動表示パターン指定コマンドを主制御ROM70から読み出して、主制御RAM68に記憶する。その後、主制御CPU66は、S21以降の処理を実行する。
また、完全ハズレである場合(S24:NO)には、主制御CPU66は、S27において、完全ハズレ図柄組み合わせ選択処理を実行する。この完全ハズレ図柄組み合わせ選択処理は、完全ハズレ図柄組み合わせを構成する各特別図柄38,40,42の停止図柄を選択し、選択した各特別図柄38,40,42を指定する特図指定コマンドを主制御ROM70から読み出して、主制御RAM68に記憶する処理である。具体的には、左特別図柄38の停止図柄は左特図選択カウンタ82のカウンタ値に対応した停止図柄を選択し、中特別図柄40の停止図柄は中特図選択カウンタ84のカウンタ値に対応した停止図柄を選択し、右特別図柄42の停止図柄は右特図選択カウンタ86のカウンタ値に対応した停止図柄を選択する。なお、左特図選択カウンタ82のカウンタ値と右特図選択カウンタ86のカウンタ値が同じ数値となっている場合には、右特図選択カウンタ86のカウンタ値よりも1少ない数値に対応する停止図柄を右特別図柄42の停止図柄として選択する。そして、選択した各特別図柄38,40,42を指定する特図指定コマンドを主制御ROM70から読み出して、主制御RAM68に記憶する。
次に、主制御CPU66は、S28において、完全ハズレの変動表示パターンを指定する変動表示パターン指定コマンドを主制御ROM70から読み出して、主制御RAM68に記憶する。その後、主制御CPU66は、S21以降の処理を実行する。
また、特別図柄38,40,42が変動表示中である場合(S15:YES)には、主制御CPU66は、S29において、特別図柄38,40,42の変動表示時間が経過したか否かをタイマカウンタ98のカウンタ値を参照して判定し、特別図柄38,40,42の変動表示時間が経過していない場合(S29:NO)には、S30において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算した後、特図遊技処理を終了する。
一方、特別図柄38,40,42の変動表示時間が経過している場合(S29:YES)には、主制御CPU66は、S31において、主制御ROM70に記憶されている確定停止表示コマンドを読み出して、サブ統合制御基板62に送信する確定停止表示コマンド送信処理を実行する。
続いて、主制御CPU66は、S32において、予め定められた特別図柄38,40,42の確定停止表示時間に基づいてタイマカウンタ98のカウンタ値をセットする。その後、主制御CPU66は、S33において、変動表示フラグ102をOFFにし、S34において、確定停止表示フラグ104をONにしてから、特図遊技処理を終了する。
また、特別図柄38,40,42が確定停止表示中である場合(S16:YES)には、主制御CPU66は、S35において、特別図柄38,40,42の確定停止表示時間が経過したか否かをタイマカウンタ98のカウンタ値を参照して判定し、特別図柄38,40,42の確定停止表示時間が経過していない場合(S35:NO)には、S30以降の処理を実行する。
一方、特別図柄38,40,42の確定停止表示時間が経過している場合(S35:YES)には、主制御CPU66は、S36において、第一のパラメータ記憶エリア90に記憶されている大当たりカウンタ76のカウンタ値と大当たり判定テーブルに基づいて大当たりか否かを判定し、大当たりでない場合(S36:NO)には、後述するS38以降の処理を実行する一方、大当たりである場合(S36:YES)には、S37において、大当たりフラグ100をONにする。
次に、主制御CPU66は、S38において、確定停止表示フラグ104をOFFにした後、S39において、終了処理を実行する。この終了処理は、第一のパラメータ記憶エリア90に格納されているカウンタ値を消去してから、パラメータ記憶カウンタ96のカウンタ値を1減算し、その後、第二のパラメータ記憶エリア91にカウンタ値が格納されている場合には、格納されているカウンタ値を第一のパラメータ記憶エリア90に格納し、第三のパラメータ記憶エリア92にカウンタ値が格納されている場合には、格納されているカウンタ値を第二のパラメータ記憶エリア91に格納し、第四のパラメータ記憶エリア93にカウンタ値が格納されている場合には、格納されているカウンタ値を第三のパラメータ記憶エリア92に格納し、第五のパラメータ記憶エリア94にカウンタ値が格納されている場合には、格納されているカウンタ値を第四のパラメータ記憶エリア93に格納する処理である。その後、主制御CPU66は、特図遊技処理を終了する。
このような特図遊技処理を終了した主制御CPU66は、S2において、大当たり遊技処理を実行する。この大当たり遊技処理は、所定時間経過するか所定数の遊技球が入球するまで、特別可動入賞装置48の入口を開放して、特別可動入賞装置48への遊技球の入賞を可能にするラウンド遊技状態を所定回数繰り返すことによって行われるようになっている。そして、かかるラウンド遊技状態が所定回数行われた後、大当たりフラグ100がOFFとされるようになっている。
かかる大当たり遊技状態を終了した主制御CPU66は、S3において、カウンタ値更新処理を実行する。このカウンタ値更新処理は、大当たりカウンタ76のカウンタ値と、リーチカウンタ78のカウンタ値と、大当たり図柄選択カウンタ80のカウンタ値と、左特図選択カウンタ82のカウンタ値と、変動表示パターン選択カウンタ88のカウンタ値とを、それぞれ、更新するものである。そこにおいて、左特図選択カウンタ82のカウンタ値が一周した場合には、中特図選択カウンタ84のカウンタ値を更新し、中特図選択カウンタ84のカウンタ値が一周した場合には、右特図選択カウンタ86のカウンタ値を更新するようになっている。
続いて、クロック信号が入力される毎にサブ統合制御CPU130が実行する割り込みプログラムとしてのメイン処理について、図9に基づいて説明する。
先ず、サブ統合制御CPU130は、S41において、変動表示パターン指定コマンドと左特図指定コマンドと中特図指定コマンドと右特図指定コマンド(変動表示情報)を受信したか否かを判定し、受信している場合(S41:YES)には、S42において、受信した変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンと演出表示パターン選択テーブルに基づいて演出表示パターンを選択し、選択した演出表示パターンをサブ統合制御RAM134に記憶する。
次に、サブ統合制御CPU130は、S43において、受信した変動表示パターン指定コマンドが指定する変動パターンと予告演出抽選テーブルに基づいて予告演出表示をするか否かを決定する。予告演出表示をしない場合(S43:NO)には、サブ統合制御CPU130は、後述するS48以降の処理を実行する。一方、予告演出表示をする場合(S43:YES)には、サブ統合制御CPU130は、S44において、予告演出表示の内容、即ち、予告演出表示を何ステップ目まで行うかを決定する予告内容決定処理を実行する。
具体的には、受信した変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが「変動表示パターン11」又は「変動表示パターン21」である場合には、第一の予告内容選択テーブルと現在の予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値に基づいて予告演出表示を何ステップ目まで行うかを決定し、受信した変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが「変動表示パターン12」又は「変動表示パターン22」である場合には、第二の予告内容選択テーブルと現在の予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値に基づいて予告演出表示を何ステップ目まで行うかを決定し、受信した変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが「変動表示パターン13」又は「変動表示パターン23」である場合には、第三の予告内容選択テーブルと現在の予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値に基づいて予告演出表示を何ステップ目まで行うかを決定する。そして、決定した予告演出内容をサブ統合制御RAM134に記憶する。
続いて、サブ統合制御CPU130は、S45において、S44の選択の結果が予告演出表示を第5ステップまで行うものであるか否かを判定する。予告演出表示を第5ステップまで行うものでない場合(S45:NO)には、サブ統合制御CPU130は、後述するS48以降の処理を実行する。一方、予告演出表示を第5ステップまで行うものである場合(S45:YES)には、サブ統合制御CPU130は、S46において、受信した変動表示パターン指定コマンドが指定する変動表示パターンが大当たりの場合の変動表示パターン、即ち、「変動表示パターン21」と「変動表示パターン22」と「変動表示パターン23」の何れかであるか否かを判定する。
大当たりの場合の変動表示パターンでない場合(S46:NO)には、サブ統合制御CPU130は、S47において、第一の最終画像選択テーブルと現在の最終画像抽選カウンタ154のカウンタ値に基づいて、予告演出表示の最後に表示する画像(第5ステップの予告用画像)を選択し、かかる選択した予告最終画像をサブ統合制御RAM134に記憶する。
続いて、サブ統合制御CPU130は、S48において、サブ統合制御RAM134に記憶されている演出表示パターンと、予告演出内容が記憶されている場合には、その予告演出内容と、予告最終画像が記憶されている場合には、その予告最終画像とに基づいて、サブ統合制御ROM132に記憶されている演出表示パターン指定コマンドを読み出し、かかる読み出した演出表示パターン指定コマンドをサブ統合制御RAM134に記憶する特図演出表示指定コマンド読出処理を実行する。
次に、サブ統合制御CPU130は、S49において、S48でサブ統合制御RAM134に記憶した演出表示パターン指定コマンドと受信した各特図指定コマンド(演出表示情報)を、演出表示パターン指定コマンド,左特図指定コマンド,中特図指定コマンド,右特図指定コマンドの順番で、表示制御基板64に送信する特図演出表示情報送信処理を実行する。
次に、サブ統合制御CPU130は、S50において、カウンタ値更新処理を実行する。このカウンタ値更新処理は、予告演出抽選カウンタ150のカウンタ値と予告内容抽選カウンタ152のカウンタ値と最終画像抽選カウンタ154のカウンタ値とを、それぞれ、更新するものである。その後、サブ統合制御CPU130は、メイン処理を終了する。
また、大当たりの場合の変動表示パターンである場合(S46:YES)には、サブ統合制御CPU130は、S51において、第二の最終画像選択テーブルと現在の最終画像抽選カウンタ154のカウンタ値に基づいて、予告演出表示の最後に表示する画像を選択し、選択した予告最終画像をサブ統合制御RAM134に記憶する。その後、サブ統合制御CPU130は、S48以降の処理を実行する。
また、変動表示情報を受信していない場合(S31:NO)には、サブ統合制御CPU130は、S52において、確定停止表示コマンドを受信したか否かを判定する。確定停止表示コマンドを受信していない場合(S52:NO)には、サブ統合制御CPU130は、メイン処理を終了する。一方、確定停止表示コマンドを受信している場合(S52:YES)には、サブ統合制御CPU130は、S53において、受信した確定停止表示コマンドを表示制御基板64に送信する確定停止表示コマンド送信処理を実行した後、メイン処理を終了する。
次に、クロック信号が入力される毎に表示制御CPU168が実行する割り込みプログラムとしてのメイン処理について、図10に基づいて説明する。なお、表示制御CPU168は、受信した演出表示パターン指定コマンドによって指定される演出表示パターンに基づく特別図柄38,40,42の変動表示が開始されてからの経過時間を監視する経過時間監視処理等を実行するが、それらの制御処理についての詳細な説明は省略することにする。また、経過時間監視処理は、例えば、クロック信号が入力される毎に格納されている数値(カウンタ値)が1ずつ加算されるタイマカウンタを表示制御RAM172に設けておき、かかるタイマカウンタのカウンタ値を参照することによって有利に実現される。更にまた、以下に説明する各制御処理は、特別図柄38,40,42の変動表示開始からの経過時間が所定の時間に達した場合に、実行されるようになっている。
先ず、表示制御CPU168は、S61において、特図演出表示情報(演出表示パターン指定コマンドと左特図指定コマンドと中特図指定コマンドと右特図指定コマンド)を受信したか否かを判定し、受信していない場合(S61:NO)には、メイン処理を終了する一方、受信している場合(S61:YES)には、S62において、受信した演出表示パターン指定コマンドが完全ハズレの演出表示パターン(演出表示パターン1)を指定する演出表示パターン指定コマンドであるか否かを判定し、完全ハズレの演出表示パターンを指定する演出表示パターン指定コマンドである場合(S62:YES)には、S63において、後述する完全ハズレ表示処理を実行した後、メイン処理を終了する。
一方、完全ハズレの演出表示パターン指定コマンドでない場合(S62:NO)には、表示制御CPU168は、S64において、受信した演出表示パターン指定コマンドがリーチハズレの演出表示パターン指定コマンド(演出表示パターン指定コマンド11,演出表示パターン指定コマンド12,演出表示パターン指定コマンド13)であるか否かを判定し、リーチハズレの演出表示パターン指定コマンドである場合(S64:YES)には、S65において、リーチハズレ表示処理を実行した後、メイン処理を終了する。
一方、リーチハズレの演出表示パターン指定コマンドでない場合(S64:NO)には、表示制御CPU168は、S66において、大当たり表示処理を実行した後、メイン処理を終了する。
続いて、大当たり表示処理について、図11に基づいて説明する。なお、図11に基づいて説明する大当たり表示処理は、予告演出表示を行う場合の演出表示パターン指定コマンドに基づく場合について説明するが、大当たり表示処理は、予告演出表示を行わない場合の演出表示パターン指定コマンドに基づいて行われることも、勿論ある。
先ず、表示制御CPU168は、S71において、左特別図柄38の全ての停止候補図柄を液晶表示装置34の表示画面36の上から下へと所定の順番で、且つ、遊技者が停止候補図柄の種類を認識出来ないスピードでスクロール表示させると共に、中特別図柄40の全ての停止候補図柄を液晶表示装置34の表示画面36の上から下へと所定の順番で、且つ、遊技者が停止候補図柄の種類を認識出来ないスピードでスクロール表示させ、更に、右特別図柄42の全ての停止候補図柄を液晶表示装置34の表示画面36の上から下へと所定の順番で、且つ、遊技者が停止候補図柄の種類を認識出来ないスピードでスクロール表示させる全特図変動表示開始処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、各特別図柄38,40,42の全停止候補図柄の画像データをキャラクタROM178から読み出してきて、各特別図柄38,40,42の全停止候補図柄を液晶表示装置34の表示画面36の上から下へと所定の順番で、且つ、遊技者が停止候補図柄の種類を認識できないスピードでスクロール表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、全ての特別図柄38,40,42の変動表示が開始されるようになっている。
次に、表示制御CPU168は、S72において、後述する予告演出表示処理を実行した後、S73において、左特別図柄38の停止候補図柄のスクロールスピードを徐々に遅くして、左特図指定コマンドで指定された停止候補図柄で左特別図柄38を停止表示させる左特図停止表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、左特別図柄38の停止候補図柄のスクロールスピードを徐々に遅くし、受信した左特図指定コマンドによって指定された左特別図柄38の停止図柄のデータに基づいて左特別図柄38を停止表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、左特別図柄38の停止候補図柄のスクロールスピードが徐々に遅くなった後、左特別図柄38のみが停止表示される。なお、この状態では、左特別図柄38は、僅かに上下に揺れ動く等しており、確定停止表示されていないことを示している。
続いて、表示制御CPU168は、S74において、右特別図柄42の停止候補図柄のスクロールスピードを徐々に遅くして、右特図指定コマンドで指定された停止候補図柄で右特別図柄42を停止表示させる右特図停止表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、右特別図柄42の停止候補図柄のスクロールスピードを徐々に遅くし、受信した右特図指定コマンドによって指定された右特別図柄42の停止図柄のデータに基づいて右特別図柄42を停止表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、右特別図柄42の停止候補図柄のスクロールスピードが徐々に遅くなった後、左特別図柄38に加えて右特別図柄42も停止表示される。なお、この状態では、左特別図柄38と右特別図柄42は、それぞれ、僅かに上下に揺れ動く等しており、確定停止表示されていないことを示している。
次に、表示制御CPU168は、S75において、リーチ演出表示処理を実行する。具体的には、演出表示パターン指定コマンドによって指定される演出表示パターンに基づくリーチ演出をする。
続いて、表示制御CPU168は、S76において、中特図指定コマンドで指定された停止候補図柄で中特別図柄40を停止表示させる中特図停止表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、受信した中特図指定コマンドによって指定された中特別図柄40の停止図柄のデータに基づいて中特別図柄40を停止表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、全ての特別図柄38,40,42が停止表示される。なお、この状態では、全ての特別図柄38,40,42は、僅かに上下に揺れ動く等しており、確定停止表示されていないことを示している。
続いて、表示制御CPU168は、S77において、確定停止表示コマンドを受信したか否かを判定し、確定停止表示コマンドを受信していない場合(S77:NO)には、確定停止表示コマンドを受信するまで待つ。
一方、確定停止表示コマンドを受信した場合(S77:YES)には、表示制御CPU168は、S78において、全ての特別図柄38,40,42を確定停止表示させる確定停止表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、全ての特別図柄38,40,42が確定停止表示された画像データを作業RAM180において作成し、かかる画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、全ての特別図柄38,40,42が確定停止表示される。その後、表示制御CPU168は、大当たり表示処理を終了する。
なお、リーチハズレ変動表示処理は、図11に示された大当たり表示処理と同じ処理が実行されるものであり、その相違点は、確定停止表示される特別図柄がリーチハズレ図柄組み合わせとされている点のみである。また、完全ハズレ変動表示処理は、図11に示された大当たり変動表示処理において、予告演出表示処理とリーチ演出表示処理が行われないようになっていると共に、中特図停止表示処理において、中特別図柄40の停止候補図柄のスクロールスピードを徐々に遅くしてから、中特図指定コマンドで指定された停止候補図柄で中特別図柄40を停止表示させるようになっている。
続いて、予告演出表示処理について、図12に基づいて説明する。なお、図12に基づいて説明する予告演出表示処理は、第五ステップまで予告演出表示をし、且つ、最終予告画像が最終画像1とされている予告演出表示である場合の制御処理であるが、予告演出表示処理は、かかる場合についてのみ行われるのではなく、その他の場合についても、勿論行われる。
先ず、表示制御CPU168は、S81において、第一ステップの予告用画像184(図13参照)を液晶表示装置34の表示画面36に表示させる第一ステップ予告用画像表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、第一ステップの予告用画像184を液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示した後、液晶表示装置34の表示画面36の左端に表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、第一ステップの予告用画像184が液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示された後、液晶表示装置34の表示画面36の左端に表示される。
次に、表示制御CPU168は、S82において、第一ステップの予告用画像184を液晶表示装置34の表示画面36に表示した状態で、第二ステップの予告用画像186(図14参照)を液晶表示装置34の表示画面36に表示させる第二ステップ予告用画像表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、第一ステップの予告用画像184を液晶表示装置34の表示画面36に表示した状態で、第二ステップの予告用画像186を液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示した後、第一ステップの予告用画像184に接した状態で第一ステップの予告用画像184の右隣に位置するように表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、第一ステップの予告用画像184が液晶表示装置34の表示画面36に表示された状態で、第二ステップの予告用画像186が液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示された後、第一ステップの予告用画像184に接した状態で第一ステップの予告用画像184の右隣に位置するように表示される。
次に、表示制御CPU168は、S83において、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186を液晶表示装置34の表示画面36に表示した状態で、第三ステップの予告用画像188(図15参照)を液晶表示装置34の表示画面36に表示させる第三ステップ予告用画像表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186を液晶表示装置34の表示画面36に表示した状態で、第三ステップの予告用画像188を液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示した後、第二ステップの予告用画像186に接した状態で第二ステップの予告用画像186の右隣に位置するように表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186が液晶表示装置34の表示画面36に表示された状態で、第三ステップの予告用画像188が液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示された後、第二ステップの予告用画像186に接した状態で第二ステップの予告用画像186の右隣に位置するように表示される。
次に、表示制御CPU168は、S84において、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188を液晶表示装置34の表示画面36に表示した状態で、第四ステップの予告用画像190(図16参照)を液晶表示装置34の表示画面36に表示させる第四ステップ予告用画像表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188を液晶表示装置34の表示画面36に表示した状態で、第四ステップの予告用画像190を液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示した後、第三ステップの予告用画像188に接した状態で第三ステップの予告用画像188の右隣に位置するように表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188が液晶表示装置34の表示画面36に表示された状態で、第四ステップの予告用画像190が液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示された後、第三ステップの予告用画像188に接した状態で第三ステップの予告用画像188の右隣に位置するように表示される。
次に、表示制御CPU168は、S85において、液晶表示装置34の表示画面36に表示されている第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190を一斉に裏返して、これら第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190の全てを組み合わせた形状とされた第五ステップの予告用画像192(図17参照)を液晶表示装置34の表示画面36に表示する第一の最終ステップ予告用画像表示処理をVDP176に実行させる。これにより、VDP176は、キャラクタROM178から必要な画像データを読み出してきて、液晶表示装置34の表示画面36に表示されている第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190を一斉に裏返して、これら第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190の全てを組み合わせた形状とされた第五ステップの予告用画像192として第一の最終予告用画像を液晶表示装置34の表示画面36に表示するための画像編集処理を作業RAM180において行い、かかる画像編集処理に基づく画像データを液晶表示装置34に送信する。その結果、液晶表示装置34の表示画面36において、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190が一斉に裏返されて、これら第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190の全てを組み合わせた形状とされた第五ステップの予告用画像192が液晶表示装置34の表示画面36に表示される。その後、表示制御CPU168は、予告演出表示処理を終了する。
このような構造とされたパチンコ機10においては、遊技球が始動入賞装置44に入賞し、始動入賞スイッチ46によって遊技球が検出される(S11)と、大当たりか否かの抽選(S18)が行われる。また、かかる抽選の結果に基づいて、変動表示パターンと特別図柄38,40,42の停止図柄組み合わせが選択される(S19,S20,S25,S26,S27,S28)。更にまた、変動表示パターンから演出表示パターンが選択される(S42,S48)。
そして、演出表示パターンに基づく特別図柄38,40,42の変動表示が開始されると、先ず、全ての特別図柄38,40,42が一斉に変動表示を開始する(S71)。
そこにおいて、大当たりの演出表示パターンに基づいて大当たりの演出表示が行われると共に、予告演出表示が第五ステップまで行われる場合には、先ず、図13に示されているように、液晶表示装置34の表示画面36において、縦長方形状(短冊形状)の輪郭を有する第一ステップの予告用画像184が液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示された後、液晶表示装置34の表示画面36の左端に表示される(S81)。
次に、図14に示されているように、第一ステップの予告用画像184が液晶表示装置34の表示画面36に表示された状態で、第一ステップの予告用画像184と同じ形状(輪郭)を有する第二ステップの予告用画像186が、液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示された後、第一ステップの予告用画像184の右辺に左辺が接した状態であって、且つ、第一ステップの予告用画像184の中心と第二ステップの予告用画像186の中心が液晶表示装置34の表示画面36の左右方向に延びる一つの直線上に位置せしめられた状態で、第一ステップの予告用画像184の右隣に位置するように表示される(S82)。即ち、本実施形態では、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186は、液晶表示装置34の表示画面36の左右方向に延びる一つの直線上に並ぶように表示されているのである。
続いて、図15に示されているように、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186が液晶表示装置34の表示画面36に表示された状態で、第二ステップの予告用画像186と同じ形状(輪郭)を有する第三ステップの予告用画像188が液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示された後、第二ステップの予告用画像186の右辺に左辺が接した状態であって、且つ、第一ステップの予告用画像184の中心と第二ステップの予告用画像186の中心と第三ステップの予告用画像188の中心が液晶表示装置34の表示画面36の左右方向に延びる一つの直線上に位置せしめられた状態で、第二ステップの予告用画像186の右隣に位置するように表示される(S83)。即ち、本実施形態では、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188は、液晶表示装置34の表示画面36の左右方向に延びる一つの直線上に並ぶように表示されているのである。
次に、図16に示されているように、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188が液晶表示装置34の表示画面36に表示された状態で、第三ステップの予告用画像188と同じ形状(輪郭)とされた第四ステップの予告用画像190が、液晶表示装置34の表示画面36の右から左にスライド表示された後、第三ステップの予告用画像188の右辺に左辺が接した状態であって、且つ、第一ステップの予告用画像184の中心と第二ステップの予告用画像186の中心と第三ステップの予告用画像188の中心と第四ステップの予告用画像190の中心が液晶表示装置34の表示画面36の左右方向に延びる一つの直線上に位置せしめられた状態で、第三ステップの予告用画像188の右隣に位置するように表示される(S84)。即ち、本実施形態では、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190は、液晶表示装置34の表示画面36の左右方向に延びる一つの直線上に並ぶように表示されているのであり、この状態で、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190を組み合わせた形状は、液晶表示装置34の表示画面36よりも一回り小さい横長の長方形状とされている。
続いて、図17に示されているように、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190が一斉に裏返されて、これら第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告用画像190の全てを組み合わせた形状、即ち、液晶表示装置34の表示画面36よりも一回り小さい形状とされた第五ステップの予告用画像192が液晶表示装置34の表示画面36に表示される(S85)。
そこにおいて、第五ステップの予告用画像192は、第一の最終予告用画像(最終画像1)と第二の最終予告用画像(最終画像2)の何れかが表示されるようになっており、第一の最終予告用画像(最終画像1)よりも第二の予告用画像(最終画像2)が表示されるほうが、特別図柄が大当たり図柄組み合わせで確定停止表示される可能性が高くなっている。
そして、変動開始から所定時間が経過すると、左特別図柄38が停止表示され(S73)、その後、右特別図柄42も停止表示される(S74)。
続いて、演出表示パターンに対応したリーチ演出表示が行われ、かかるリーチ演出表示が終了した後、中特別図柄40が停止表示される(S76)。そして、液晶表示装置34の表示画面36において、特別図柄38,40,42が大当たり図柄組み合わせで確定停止表示されることとなる(S78)。
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、始動入賞スイッチ46による遊技球の検出によって抽選条件が構成されており、主制御CPU66がS18の制御処理を実行することによって抽選手段が構成されている。また、本実施形態では、表示制御基板64によって抽選結果報知手段が構成されている。更に、本実施形態では、表示制御CPU168がS72の制御処理を実行することによって、予告報知手段が構成されている。更にまた、本実施形態では、表示制御CPU168がS81,S82,S83,S84の制御処理を実行することによって、予告用画像並べ表示手段が構成されている。また、本実施形態では、表示制御CPU168がS85の制御処理を実行することによって、最終予告用画像表示手段が構成されている。
従って、上述の如き構造とされたパチンコ機10においては、先の予告用画像と同じ形状とされた予告用画像が、液晶表示装置34の表示画面36の左右方向に延びる一つの直線上に位置せしめられて、且つ、先の予告用画像に接する状態で先の予告用画像の隣りに表示されるようになっていることから、先の予告用画像と新たに表示された予告用画像の形状に繋がりをもたせることが可能となり、先の予告用画像と新たに表示された予告用画像に関連があることを遊技者に示唆することが可能となる。
また、全ての予告用画像が裏返されて、最後の予告用画像が表示されるようになっていることから、これまでの予告用画像と表示の方法が異なることにより、これ以上新たな予告用画像が表示されることがないこと、換言すれば、予告演出表示が終了することを遊技者に報知することが可能となる。
そこにおいて、本実施形態では、第一ステップの予告用画像184と第二ステップの予告用画像186と第三ステップの予告用画像188と第四ステップの予告画用像を組み合わせた形状とされた第五ステップの予告用画像192が液晶表示装置34の表示画面36よりも一回り小さい形状とされていることから、予告演出表示が終了することを遊技者に報知することが容易になる。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記実施形態において、一つの変動表示パターンに対して一つの演出表示パターンが対応している必要はない。
更にまた、予告用画像の形状は前記実施形態の形状に限定されない。例えば、各予告用画像の形状が扇形とされており、扇形の予告用画像が一つの円周上に位置せしめられることにより、複数の予告用画像の組み合わせ形状が円形とされるようになっていても良い。
また、予告演出表示のステップ数は前記実施形態の数に限定されるものではない。
また、前記実施形態では、先に表示した予告用画像の全てが残っていたが、一つ前の予告洋画像のみが表示されるようになっていても良い。
また、一回の変動表示で予告演出表示が終了する必要はなく、複数の変動表示に亘って予告演出表示が行われても良い。
また、予告用画像の形状は互いに同じである必要はない。
さらに、予告用画像が並ぶ方向は、前記実施形態の方向(液晶表示装置34の表示画面36の左右方向)に限定されるものではない。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
10:パチンコ機,34:液晶表示装置,36:表示画面,64:表示制御基板,66:主制御CPU
Claims (2)
- 予め定められた抽選条件が満たされた場合に、当たりであるか否かを抽選する抽選手段と、
表示画面が遊技者に視認可能となるように設けられた演出用表示装置と、
該演出用表示装置の表示画面において、前記抽選手段の抽選結果を報知する抽選結果報知手段と、
該抽選結果報知手段による前記抽選手段の抽選結果の報知に際して、該抽選手段の抽選結果が当たりである可能性が高いことを遊技者に報知する予告報知手段と
を、備えているパチンコ機において、
前記予告報知手段が、
前記演出用表示装置の表示画面において、所定の予告用画像を所定方向に順次並べて、少なくとも一つ前の該予告用画像と同時に表示すると共に、これら並べて同時に表示された該予告用画像のうち隣り合う二つの該予告用画像の形状に繋がりをもたせる予告用画像並べ表示手段と、
該予告用画像並べ表示手段によって表示されている該予告用画像の全てを一斉に裏返して、かかる裏返した予告用画像の全てを組み合わせた形状の最終予告用画像を表示する最終予告用画像表示手段と
を、含んで構成されていることを特徴とするパチンコ機。 - 前記最終予告用画像が前記演出用表示装置の表示画面よりも一回り小さい形状とされている請求項1に記載のパチンコ機。
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Cited By (3)
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JP2009291479A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2013046686A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Newgin Co Ltd | 遊技機 |
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2007
- 2007-05-31 JP JP2007144845A patent/JP2008295723A/ja active Pending
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