JP2526641Y2 - オープンカーの乗員保護装置 - Google Patents

オープンカーの乗員保護装置

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JP2526641Y2
JP2526641Y2 JP1990128210U JP12821090U JP2526641Y2 JP 2526641 Y2 JP2526641 Y2 JP 2526641Y2 JP 1990128210 U JP1990128210 U JP 1990128210U JP 12821090 U JP12821090 U JP 12821090U JP 2526641 Y2 JP2526641 Y2 JP 2526641Y2
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JP
Japan
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slide plate
cab
guide member
roll bar
occupant protection
Prior art date
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JP1990128210U
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English (en)
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JPH0483914U (ja
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智彦 土屋
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Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はオープンカーの乗員保護装置に関する。
〔従来の技術〕
オープンカーは、例えばソフトトップより成る開閉屋
根を格納することにより運転室上部を開放して走行を楽
しむことのできる自動車であるが、従来のオープンカー
は、その開放走行時に運転室の上部が完全に開放された
状態となるため、乗員に直射日光が当たり、快適さが失
われる恐れがあった。
またオープンカーの開放走行時に運転室の上方を通過
した前方からの風が、運転室の後方から巻き込むように
して運転室に入り込み、乗員に不快感を与えることもあ
った。
〔考案が解決しようとする課題〕 本考案は、上記認識に基きなされたものであり、乗員
に対する日除けとしても、また風の巻き込み防止のため
にも使用できるオープンカーの乗員保護装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、開閉屋根によっ
て運転室上部を閉鎖し、又は当該開閉屋根を格納するこ
とによって運転室上部を開放するオープンカーの乗員保
護装置において、運転室の後部領域に配置され、かつ車
体に固定されたロールバーに取付けられたガイド部材、
及び運転室の上部を覆う日除け位置とこれよりも車体後
方側の防風位置との間を摺動自在に前記ガイド部材に嵌
合したスライド板を具備し、前記ガイド部材は、前記ス
ライド板を日除け位置と防風位置との間で摺動自在に案
内し、かつロールバーの上辺部を覆う使用位置と、ガイ
ド部材に嵌合したスライド板を立てた状態で、運転室に
配置されたシートよりも後方の収納空間に案内する格納
位置との間を回動可能に前記ロールバーに枢着されてい
ることを特徴とするオープンカーの乗員保護装置を提案
する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
第1図は、オープンカーのソフトトップより成る開閉
屋根を格納し、運転室の上部を開放した状態を示す斜視
図、第2図はその側面図であり、1は車体、2は運転室
内に配置されたシート、そして12は運転室の後方に折り
畳んで格納されたソフトトップを示している。また第3
図は一部の要素を省略して示した部分断面側面図であ
り、この図からも判るように運転室の前部にはフレーム
3に固定されたフロントウィンドウ4が位置している。
上述したオープンカーは、ソフトトップより成る開閉屋
根によって運転室上部を閉鎖し、又はその開閉屋根を格
納することによって運転室上部を開放して使用すること
ができる。
運転室の後部領域にはロールバー5が配設され、該バ
ー5は車体1の横方向に延びる上辺部5aと、その左右の
端部に一体に連設されて下方に延び、その下端が車体の
フロアパネル6に固着された脚部5bとを有している。か
かるロールバー5の各脚部5bは、第4図にも示すように
車体1に不動に固定されたサイドカバー7(第3図には
図示せず)によって覆われている。
ロールバー5の各脚部5bには枢ピン8を介してガイド
部材9の各基端部が枢着され、このガイド部材9は第1
図に示すようにロールバー5の上辺部5aに沿って車体1
の横方向に延びている。このように、運転室の後部領域
に配置され、かつ車体1に固定されたロールバー5に取
付けられたガイド部材9は、第3図に実線で示した使用
位置と、これよりも車体後方側に二点鎖線で示した格納
位置との間を回動可能にロールバー5に枢着されてい
る。
またガイド部材9にはスリット状のガイド孔10が形成
され、ここにスライド板11が第3図に矢印Bで示した方
向に摺動自在に嵌合している。スライド板11は、例えば
半透明なスモーク調の合成樹脂板、又はガラス板などか
ら構成されている。
上述したガイド部材9とスライド板11によって、オー
プンカーの乗員保護装置が構成されており、その作用は
以下の通りである。
日射しの強い日などに、第1図及び第2図の如くソフ
トトップを格納して開放走行するときは、第1図乃至第
3図に示したようにガイド部材9を使用位置に保持した
状態で、スライド板11を運転室の上部を覆う日除け位置
にもたらす。このとき、スライド板11の先端の凹部13を
フロントウィンドウフレーム3の突片14に係合させ、ス
ライド板11を不動に保持する(第7図参照)。
上述のように、半透明なスライド板11を運転室上部に
位置させてオープンカーを走行すれば、直射日光がこの
スライド板11によって遮られ、シート2に着座した図示
していない乗員に日光が直接当ることを阻止でき、乗員
は快適なドライブを楽しむことができる。またこのとき
多少の雨が降っても、スライド板11によって、雨滴が運
転室に侵入することを阻止することもできる。
なお、使用位置を占めたガイド部材9が乗員の視界の
妨げとならぬように、このガイド部材9を透明な材料で
構成すると有利である。
一方、特に風の強い日においては、運転室の上方を流
れた前方からの風が、第3図に矢印Cで示すように巻き
込むようにして運転室内に入り込み、乗員に不快感を与
えることがある。このような場合には、それまで第3図
に実線で示した日除け位置にあったスライド板11を、ガ
イド部材9によって案内しながら、日除け位置よりも車
体後方側の、第3図に破線で示した防風位置にスライド
させる。このときのスライド板11の外観を第5図に示
す。このようにスライド板11をシート2の後方の防風位
置にもたらすと、運転室に入り込もうとする風はスライ
ド板11によって遮られ、矢印Dで示すように後方に流
れ、運転室への侵入が阻止される。
スライド板11の後端部に磁石15を固設し、スライド板
11を防風位置にもたらしたとき、この磁石15を車体1の
面に吸着させるようにすると、スライド板11を不動に固
定できる。またスライド板の後端部にハイマウントラン
プ16を付設しておくこともできる。
上述のように、スライド板11は、運転室の上部を覆う
日除け位置とこれよりも車体後方側の防風位置との間を
摺動自在にガイド部材9に嵌合し、一方、ガイド部材9
は、これが使用位置にあるとき、スライド板11を日除け
位置と防風位置との間で摺動自在に案内し、このときロ
ールバー5の上辺部5aを覆っている。このようにしてス
ライド板11を日除け用としても、また防風用としても用
いることができ、しかもこれをその両位置に簡単にセッ
トすることが可能である。またガイド部材9は、ロール
バー5に支持されているので、ガイド部材9用の専用の
支持部材は不要となり、部品点数を低減できる。さらに
ガイド部材9は、これが使用位置にあるとき、ロールバ
ー5の上辺部5aを覆い、これをカバーするので、ロール
バー5用の専用のカバーを設ける必要はない。ガイド部
材9がスライド板11を案内する機能を果すと共に、ロー
ルバー5を覆うカバーとしての働きもなすのである。
スライド板11を全く必要としないときは、それまでこ
のスライド板11をその日除け位置に保持できる使用位置
にあったガイド部材9を、枢ピン8を中心として第3図
における時計方向に回動し、これを二点鎖線で示した格
納位置に収める。この操作は、スライド板先端の凹部13
をフレーム3の突片14から外した状態で行うが、このと
きガイド部材9の回動に伴って、スライド板11は第3図
に一点鎖線で示すように立った状態に回動する。次いで
このスライド板11をシート2よりも後方の収納空間に向
けて一方へ押し込み、これを第3図に二点鎖線で示した
収納空間に格納する。このときの外観を第6図に示す。
上述のように、ガイド部材9は、これが格納位置にあ
るとき、ガイド部材9に嵌合したスライド板11を立てた
状態、運転室に配置されたシート2よりも後方の収納空
間に案内する。このようにしてスライド板11をコンパク
トに格納でき、スライド板の非使用時に、これが邪魔と
なることはない。
スライド板11を日除け位置にもたらしたとき、これを
この位置に確実に保持できるようにロック装置を設ける
ことが望ましい。例えば第7図に示すようにフロントウ
ィンドウフレーム3に可撓性舌片20の基端部を固定し、
その先端側とスライド板の先端部とにホック21,22をそ
れぞれ設け、スライド板11を日除け位置にもたらしたと
き、第7図のように両ホック21,22を互いに係合させ
る。
またスライド板11がガイド部材9に対して円滑にスラ
イドできるように、第8図に示す如くガイド部材9にロ
ーラ23を回転自在に支持し、これに対向するガイド部材
部分に、圧縮ばね24によって加圧されたボール25を離脱
しないように配置し、このボール25とローラ23とによっ
てスライド板11を挟圧するように構成することが望まし
い。その際、スライド板11に保護層26を貼着し、これに
ローラ23とボール25が当るようにしてスライド板11に傷
が付くことを阻止すると特に有利である。
また第2図に鎖線で示すようにソフトトップ12によっ
て運転室の上部を覆ったとき、日除け位置を占めたスラ
イド板11の上にソフトトップが位置するように、両者の
位置関係を定めることが望ましい。このようにすれば、
スライド板11を日除け位置にセットしたままでも、ソフ
トトップ12を引き出して運転室上部を覆うことができ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、スライド板を日除け用としても、ま
た防風用としても用いることができ、乗員は快適なドラ
イブを楽しむことができる。しかもガイド部材は、元々
オープンカーに設けられたロールバーに支持されている
ので、ガイド部材用の専用の支持部材を設ける必要はな
く、部品点数を低減することができる。またガイド部材
は、これが使用位置にあるとき、ロールバーの上辺部を
覆うカバーも兼ねており、よってロールバーの上辺部を
覆う専用のカバー設ける必要はなく、これによっても部
品点数の低減を達成できる。さらに、スライド板が不要
なときは、これを簡単に格納することができる。その
際、ガイド部材を格納位置に回動させることにより、そ
のガイド部材によってスライド板を案内しつつ、これを
収納空間に収めることがきるので、スライド板をその収
納空間に案内するための別の案内手段を設ける必要はな
く、装置の構成を簡素化することができる。さらに、収
納空間に格納されたスライド板は立上った状態となって
いるので、これを極めてコンパクト化して収めておくこ
とができ、運転室内の有効居住空間を狭める不具合を阻
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスライド板を日除け位置にもたらしたときのオ
ープンカーの斜視図、第2図はその側面図、第3図はサ
イドカバーを省略した部分断面側面図、第4図はガイド
部材とサイドカバーをオープンカーの後方より見た図、
第5図はスライド板を防風位置にもたらしたときのオー
プンカーの斜視図、第6図はスライド板を格納したとき
の斜視図、第7図はスライド板の先端部分の拡大断面
図、第8図は第3図のVIII-VIII線断面図である。 1……車体、2……シート 5……ロールバー、5a……上辺部 9……ガイド部材、11……スライド板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉屋根によって運転室上部を閉鎖し、又
    は当該開閉屋根を格納することによって運転室上部を開
    放するオープンカーの乗員保護装置において、運転室の
    後部領域に配置され、かつ車体に固定されたロールバー
    に取付けられたガイド部材、及び運転室の上部を覆う日
    除け位置とこれよりも車体後方側の防風位置との間を摺
    動自在に前記ガイド部材に嵌合したスライド板を具備
    し、前記ガイド部材は、前記スライド板を日除け位置と
    防風位置との間で摺動自在に案内し、かつロールバーの
    上辺部を覆う使用位置と、ガイド部材に嵌合したスライ
    ド板を立てた状態で、運転室に配置されたシートよりも
    後方の収納空間に案内する格納位置との間を回動可能に
    前記ロールバーに枢着されていることを特徴とするオー
    プンカーの乗員保護装置。
JP1990128210U 1990-11-30 1990-11-30 オープンカーの乗員保護装置 Expired - Lifetime JP2526641Y2 (ja)

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