JP2526445Y2 - インパクトクラッシャの反撥板 - Google Patents
インパクトクラッシャの反撥板Info
- Publication number
- JP2526445Y2 JP2526445Y2 JP1991059458U JP5945891U JP2526445Y2 JP 2526445 Y2 JP2526445 Y2 JP 2526445Y2 JP 1991059458 U JP1991059458 U JP 1991059458U JP 5945891 U JP5945891 U JP 5945891U JP 2526445 Y2 JP2526445 Y2 JP 2526445Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- plate
- shaped
- repulsion
- impact crusher
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案は砕石用のインパクトクラッ
シャに用いられる反撥板に関するものである。
シャに用いられる反撥板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機函内に設けた直立回転軸の上端
に回転ディスクを設け、該ディスクの外周に複数の打撃
子の基部を直立ピンによって遊支し、その外周に沿って
多数の反撥角棒を並設したインパクトクラッシャが用い
られた。
に回転ディスクを設け、該ディスクの外周に複数の打撃
子の基部を直立ピンによって遊支し、その外周に沿って
多数の反撥角棒を並設したインパクトクラッシャが用い
られた。
【0003】上記多数の反撥角棒(30本以上)はそれ
ぞれ重量が重い(20〜kgf)。しかしその交換作業
や上下反転作業は人力で行うものであり、長時間を要し
重労働であるという問題があったし、反撥角棒間の間隙
から外側に放出された破砕片によって機函(ケーシン
グ)が破れるという問題があった。そこでインパクトク
ラッシャの反撥角棒に代え円弧形反撥板が用いられたが
該反撥板は重量物であり、簡便な分解組立や上下反転に
労力と時間を要した。
ぞれ重量が重い(20〜kgf)。しかしその交換作業
や上下反転作業は人力で行うものであり、長時間を要し
重労働であるという問題があったし、反撥角棒間の間隙
から外側に放出された破砕片によって機函(ケーシン
グ)が破れるという問題があった。そこでインパクトク
ラッシャの反撥角棒に代え円弧形反撥板が用いられたが
該反撥板は重量物であり、簡便な分解組立や上下反転に
労力と時間を要した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本案は少数の反撥板を
ホイストなどで吊り上げて短時間に着脱し又は上下反転
し、外側に破砕片が放出されるおそれがなく、かつ装着
作業において安定の良いインパクトクラッシャの反撥板
が得られ材料を節減することを目的とする。
ホイストなどで吊り上げて短時間に着脱し又は上下反転
し、外側に破砕片が放出されるおそれがなく、かつ装着
作業において安定の良いインパクトクラッシャの反撥板
が得られ材料を節減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本案は円弧形板の内面に曲率中心線と平行方向に複数
の凸条及び凹条を交互に形成してこれを反撥条となし、
該円弧形板の両側に隣接円弧形板の側面と対向する側面
を形成してなり、対向する側面を曲率中心線を通る直径
方向と斜交させ、かつ円弧形板の円弧形上下両端面に円
弧形支持段を形成し、該支持段を上下の円筒形支持リン
グにそれぞれ嵌合可能に形成したインパクトクラッシャ
の反撥板円弧形板が曲率中心線の方向に反転可能である
上記考案記載のインパクトクラッシャの反撥板円弧形板
の外面に懸垂用突起を設けた上記第1又は第2考案のイ
ンパクトクラッシャの反撥板によって構成される。
め本案は円弧形板の内面に曲率中心線と平行方向に複数
の凸条及び凹条を交互に形成してこれを反撥条となし、
該円弧形板の両側に隣接円弧形板の側面と対向する側面
を形成してなり、対向する側面を曲率中心線を通る直径
方向と斜交させ、かつ円弧形板の円弧形上下両端面に円
弧形支持段を形成し、該支持段を上下の円筒形支持リン
グにそれぞれ嵌合可能に形成したインパクトクラッシャ
の反撥板円弧形板が曲率中心線の方向に反転可能である
上記考案記載のインパクトクラッシャの反撥板円弧形板
の外面に懸垂用突起を設けた上記第1又は第2考案のイ
ンパクトクラッシャの反撥板によって構成される。
【0006】
【作用】本案ではインパクトクラッシャの機函10の内
部に設けた円筒形支持リング8上に直立させた円弧形板
1の下端の円弧形支持段7を嵌合して該リング8に沿っ
て複数の円弧形板1を順次載置し図1に示すように円筒
形に形成する。
部に設けた円筒形支持リング8上に直立させた円弧形板
1の下端の円弧形支持段7を嵌合して該リング8に沿っ
て複数の円弧形板1を順次載置し図1に示すように円筒
形に形成する。
【0007】載置するに際して円弧形板1の両側の対向
側面5、5’を隣接円弧形板1の対向側面5’、5と対
向させると互に隣接する対向側面5、5’は直径方向と
斜交して互に係合することによって破砕粒子の衝撃力を
互に持合い該衝撃力によって個々の円弧形板1、1が分
離することはない。かつ円弧形支持段7が上下の支持リ
ング8、8’によって支持されることによって内側への
倒れ込みを阻止する。
側面5、5’を隣接円弧形板1の対向側面5’、5と対
向させると互に隣接する対向側面5、5’は直径方向と
斜交して互に係合することによって破砕粒子の衝撃力を
互に持合い該衝撃力によって個々の円弧形板1、1が分
離することはない。かつ円弧形支持段7が上下の支持リ
ング8、8’によって支持されることによって内側への
倒れ込みを阻止する。
【0008】又円弧形上端面6の円弧形支持段7に上部
円筒形支持リング8’を嵌合させることによって複数の
円弧形板1の内側への倒れ込みを阻止するものである。
円筒形支持リング8’を嵌合させることによって複数の
円弧形板1の内側への倒れ込みを阻止するものである。
【0009】円筒形に立設された複数の上記円弧形板1
(図1にその状態を示す)は内面の上記反撥凹凸条3、
4が摩耗するが、この摩耗は上部に偏在する。そのため
上部の円筒形支持リング8’を外し、円弧形板1の外面
にある懸垂用突起9にチエンを掛けてホイストで吊り上
げ上下反転して該円弧形板1を元の位置に下降させて摩
耗のない部分を上部に配置することができる。
(図1にその状態を示す)は内面の上記反撥凹凸条3、
4が摩耗するが、この摩耗は上部に偏在する。そのため
上部の円筒形支持リング8’を外し、円弧形板1の外面
にある懸垂用突起9にチエンを掛けてホイストで吊り上
げ上下反転して該円弧形板1を元の位置に下降させて摩
耗のない部分を上部に配置することができる。
【0010】
【実施例】鋳物による円弧形板1の内面に曲率中心線c
と平行方向に5〜6条の山形凸条3及び谷形凹条4を交
互に形成する。上記円弧形板1は開き角約60度であっ
て円周を6等分した横幅を有する。
と平行方向に5〜6条の山形凸条3及び谷形凹条4を交
互に形成する。上記円弧形板1は開き角約60度であっ
て円周を6等分した横幅を有する。
【0011】この円弧形板1の両側には上記円周上に配
置された隣接円弧形板1の側面5’、5と対向する側面
5、5’を形成する。この対向側面5、5’は上記円周
の直径方向と斜交する。斜交方向は図3に示すようにほ
ぼ同一方向に斜交させると良いが反対方向でも差支えな
い。
置された隣接円弧形板1の側面5’、5と対向する側面
5、5’を形成する。この対向側面5、5’は上記円周
の直径方向と斜交する。斜交方向は図3に示すようにほ
ぼ同一方向に斜交させると良いが反対方向でも差支えな
い。
【0012】上記円弧形板1の外面中央部には機函10
に設けた直立固定フック12に係合する横向フック13
を設け、外面上部両隅に懸垂用突起9、9を下向に、下
部両隅に懸垂用突起9、9を上向に対称位置に設け、該
懸垂用突起9、9をホイスト又はクレーンで引掛けて吊
り下げることができる。
に設けた直立固定フック12に係合する横向フック13
を設け、外面上部両隅に懸垂用突起9、9を下向に、下
部両隅に懸垂用突起9、9を上向に対称位置に設け、該
懸垂用突起9、9をホイスト又はクレーンで引掛けて吊
り下げることができる。
【0013】円弧形板1の円弧形両端面6、6にはそれ
ぞれ円弧形支持段7、7を形成するもので機函10内下
部に設けた円筒形支持リング8に下端部の上記支持段7
を嵌合支持し、上部円弧形支持段7には上部の円筒形支
持リング8’を嵌合して複数の円弧形板1によって形成
された円筒形反撥板11の上端部を固定する(図1、図
2参照)。
ぞれ円弧形支持段7、7を形成するもので機函10内下
部に設けた円筒形支持リング8に下端部の上記支持段7
を嵌合支持し、上部円弧形支持段7には上部の円筒形支
持リング8’を嵌合して複数の円弧形板1によって形成
された円筒形反撥板11の上端部を固定する(図1、図
2参照)。
【0014】対向側面5、5’は曲率中心線cと平行で
あって上記円弧形板1を上下反転(曲率中心線cの方向
に反転)して用いることができる。しかし対向側面5、
5’は必ずしも上記中心線cと平行である必要はなく隣
接円弧形板1、1を台形となして交互に配置しても差支
えない。
あって上記円弧形板1を上下反転(曲率中心線cの方向
に反転)して用いることができる。しかし対向側面5、
5’は必ずしも上記中心線cと平行である必要はなく隣
接円弧形板1、1を台形となして交互に配置しても差支
えない。
【0015】尚図中14で示すものは機函10の上端中
央に設けた材料投入口、15は回転ディスク、16は打
撃子、17は打撃子16の基部の直立遊支軸、18は回
転軸の軸受筺である。
央に設けた材料投入口、15は回転ディスク、16は打
撃子、17は打撃子16の基部の直立遊支軸、18は回
転軸の軸受筺である。
【0016】
【考案の効果】本案は上述のように構成したのでインパ
クトクラシャの機函10内に円弧形板1による少数の反
撥板11をホイスト等によって迅速に交換しかつ上下反
転し得るばかりでなく、パーツ少で分解組立が容易でか
つ円弧形板1の背面を支持する必要がなく重量を軽減し
得る便益がある。又破砕片が反撥板11の外側に放出さ
れるおそれがなく機函10を損傷するおそれがない。
クトクラシャの機函10内に円弧形板1による少数の反
撥板11をホイスト等によって迅速に交換しかつ上下反
転し得るばかりでなく、パーツ少で分解組立が容易でか
つ円弧形板1の背面を支持する必要がなく重量を軽減し
得る便益がある。又破砕片が反撥板11の外側に放出さ
れるおそれがなく機函10を損傷するおそれがない。
【図1】本案のインパクトクラッシャの反撥板の実施状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】円弧形板の平面図である。
【図4】図3A−A線による一部縦断面図である。
【図5】図3の内面図である。
【図6】図3の外面図である。
【図7】図3の右側面図である。
【図8】図3の左側面図である。
【符号の説明】 1 円弧形板 c 曲率中心線 3 反撥凸条 4 反撥凹条 5、5’ 側面 6 円弧形両端面 7 円弧形支持段 8、8’ 円筒形支持リング 9 懸垂用突起
Claims (3)
- 【請求項1】 円弧形板の内面に曲率中心線と平行方向
に複数の凸条及び凹条を交互に形成してこれを反撥条と
なし、該円弧形板の両側に隣接円弧形板の側面と対向す
る側面を形成してなり、対向する側面を曲率中心線を通
る直径方向と斜交させ、かつ円弧形板の円弧形上下両端
面に円弧形支持段を形成し、該支持段を上下の円筒形支
持リングにそれぞれ嵌合可能に形成したインパクトクラ
ッシャの反撥板。 - 【請求項2】 円弧形板が曲率中心線の方向に反転可能
である請求項(1) 記載のインパクトクラッシャの反撥
板。 - 【請求項3】 円弧形板の外面に懸垂用突起を設けた請
求項(1) 又は(2) 記載のインパクトクラッシャの反撥
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059458U JP2526445Y2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | インパクトクラッシャの反撥板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059458U JP2526445Y2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | インパクトクラッシャの反撥板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059646U JPH059646U (ja) | 1993-02-09 |
JP2526445Y2 true JP2526445Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=13113887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991059458U Expired - Lifetime JP2526445Y2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | インパクトクラッシャの反撥板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526445Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020096066A (ko) * | 2001-06-14 | 2002-12-31 | 신동훈 | 고효율 분쇄장치 |
JP6426593B2 (ja) * | 2015-12-16 | 2018-11-21 | 株式会社栗本鐵工所 | 破砕機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4384962A (en) * | 1981-03-06 | 1983-05-24 | Stant Inc. | Fuel-water separator |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP1991059458U patent/JP2526445Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH059646U (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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