JP2526409Y2 - フロントフォークのプロテクタ - Google Patents
フロントフォークのプロテクタInfo
- Publication number
- JP2526409Y2 JP2526409Y2 JP1989009596U JP959689U JP2526409Y2 JP 2526409 Y2 JP2526409 Y2 JP 2526409Y2 JP 1989009596 U JP1989009596 U JP 1989009596U JP 959689 U JP959689 U JP 959689U JP 2526409 Y2 JP2526409 Y2 JP 2526409Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- inner tube
- rear end
- tube
- front fork
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は自動２輪車のフロントフォークに付設するプ
ロテクタに関する。
ロテクタに関する。
（従来の技術） 最近、自動２輪車特にオフロード用の自動２輪車にお
いては、アッパーブラケットとロアーブラケットに固着
された一対のアウタチューブに、その下方からインナチ
ューブの上部を伸縮自在に挿入した倒立型フロントフォ
ークが多く採用されている。
いては、アッパーブラケットとロアーブラケットに固着
された一対のアウタチューブに、その下方からインナチ
ューブの上部を伸縮自在に挿入した倒立型フロントフォ
ークが多く採用されている。
そして、このようなフロントフォークにおいては、下
方に位置するインナチューブに泥などが付着することを
防止するため、そのインナチューブの前側を覆う縦長の
断面弧状の板材よりなるプロテクタが装着されている。
方に位置するインナチューブに泥などが付着することを
防止するため、そのインナチューブの前側を覆う縦長の
断面弧状の板材よりなるプロテクタが装着されている。
すなわち、第４図は上記倒立型フロントフォークのプ
ロテクタ装着部を示す部分図であって、ロアーブラケッ
ト１等に固着されたアウタチューブ２には、その下端部
から下端部に図示しない車輪を装着したインナチューブ
３の上部が伸縮自在に挿入されている。
ロテクタ装着部を示す部分図であって、ロアーブラケッ
ト１等に固着されたアウタチューブ２には、その下端部
から下端部に図示しない車輪を装着したインナチューブ
３の上部が伸縮自在に挿入されている。
上記インナチューブ３の前面側には前記板状のプロテ
クタ４が配設されており、そのプロテクタ４の下端がイ
ンナチューブ３の下端部に固着されている。一方、アウ
タチューブ２の下端部にはガイド孔5aを有するガイド部
材５が装着されており、そのガイド部材５のガイド孔5a
内に前記プロテクタ４の上部が摺動可能に挿入支持され
ている（第５図）。
クタ４が配設されており、そのプロテクタ４の下端がイ
ンナチューブ３の下端部に固着されている。一方、アウ
タチューブ２の下端部にはガイド孔5aを有するガイド部
材５が装着されており、そのガイド部材５のガイド孔5a
内に前記プロテクタ４の上部が摺動可能に挿入支持され
ている（第５図）。
（考案が解決しようとする課題） ところが、このようなものにおいてはインナチューブ
３の前面側にのみプロテクタが配設されているので、転
倒時等に岩等によってインナチューブ側面に傷がつき易
い等の問題がある。
３の前面側にのみプロテクタが配設されているので、転
倒時等に岩等によってインナチューブ側面に傷がつき易
い等の問題がある。
そこで、第６図に示すように、プロテクタ４をインナ
チューブ３を250°〜300°近く覆うような断面円弧状と
することも提案されている。
チューブ３を250°〜300°近く覆うような断面円弧状と
することも提案されている。
ところが、このようなものにおいては、プロテクタ４
が250°〜300°の範囲にわたって拡がっているため、第
５図のようなガイド部材を設けることが困難であり、プ
ロテクタはその下端だけでしか固定されていない。した
がって、転倒時岩等にぶつかった場合、インナチューブ
にプロテクタが当り、インナチューブに変形が生じた
り、傷が付き易い等の不都合がある。
が250°〜300°の範囲にわたって拡がっているため、第
５図のようなガイド部材を設けることが困難であり、プ
ロテクタはその下端だけでしか固定されていない。した
がって、転倒時岩等にぶつかった場合、インナチューブ
にプロテクタが当り、インナチューブに変形が生じた
り、傷が付き易い等の不都合がある。
本考案はこのような点に鑑み、インナチューブの側面
をも防護できるとともに、ガイド部材によって上部をガ
イドし得るようにしたプロテクタを得ることを目的とす
る。
をも防護できるとともに、ガイド部材によって上部をガ
イドし得るようにしたプロテクタを得ることを目的とす
る。
（課題を解決するための手段） 本考案は、下端部に車輪を装着したインナチューブの
上部をアウタチューブ内に伸縮自在に挿入した倒立型フ
ロントフォークのプロテクタにおいて、上記インナチュ
ーブの下端にプロテクタの下端を固着し、そのプロテク
タの上部を前記アウタチューブに装着されたプロテクタ
ガイド部材に上下動可能に挿入装着するとともに、上記
プロテクタを、前記インナチューブの前面部に変形点を
有する断面円弧状とし、その変形点の左右においては断
面曲線形状を異ならしめたことを特徴とする。
上部をアウタチューブ内に伸縮自在に挿入した倒立型フ
ロントフォークのプロテクタにおいて、上記インナチュ
ーブの下端にプロテクタの下端を固着し、そのプロテク
タの上部を前記アウタチューブに装着されたプロテクタ
ガイド部材に上下動可能に挿入装着するとともに、上記
プロテクタを、前記インナチューブの前面部に変形点を
有する断面円弧状とし、その変形点の左右においては断
面曲線形状を異ならしめたことを特徴とする。
また、本考案はプロテクタの内側部後端が、インナチ
ューブの中心線を含み車輪の進行方向に直交する平面よ
り前方で終り、外側部後端が上記平面より後方で且つイ
ンナチューブ後端より前方で終る、左右非対称としたこ
とを特徴とする。
ューブの中心線を含み車輪の進行方向に直交する平面よ
り前方で終り、外側部後端が上記平面より後方で且つイ
ンナチューブ後端より前方で終る、左右非対称としたこ
とを特徴とする。
（作用） 進行時において車輪とともにインナチューブが上下動
する場合、それに伴なってプロテクタもガイド部材によ
ってガイドされながら上下動する。一方、プロテクタに
は変形点が設けられ、変形点の左右において断面曲線形
状が異ならしめてあるため、真円に比べその剛性が向上
するとともに、プロテクタに外側から岩等が当った場合
には上記変形点を中心として変形する。
する場合、それに伴なってプロテクタもガイド部材によ
ってガイドされながら上下動する。一方、プロテクタに
は変形点が設けられ、変形点の左右において断面曲線形
状が異ならしめてあるため、真円に比べその剛性が向上
するとともに、プロテクタに外側から岩等が当った場合
には上記変形点を中心として変形する。
また、プロテクタの内側部後端が、インナチューブの
中心線を含み車輪の進行方向に直交する平面より前方で
終り、外側部後端が上記平面より後方で且つインナチュ
ーブ後端より前方で終る、左右非対称としたものにおい
ては、上記変形によってもインナチューブの側面は十分
覆うこととなり、インナチューブの外側全体を覆わなく
ても十分にプロテクタとしての機能を果たすことができ
る。
中心線を含み車輪の進行方向に直交する平面より前方で
終り、外側部後端が上記平面より後方で且つインナチュ
ーブ後端より前方で終る、左右非対称としたものにおい
ては、上記変形によってもインナチューブの側面は十分
覆うこととなり、インナチューブの外側全体を覆わなく
ても十分にプロテクタとしての機能を果たすことができ
る。
（実施例） 以下、添付図面を参照して本考案の実施例について説
明する。
明する。
第３図は前記オフロード用の自動２輪車の側面図であ
って、バーハンドル10によって操向される倒立型フロン
トフォーク11の下端に前輪12が懸架されている。
って、バーハンドル10によって操向される倒立型フロン
トフォーク11の下端に前輪12が懸架されている。
すなわち、上記バーハンドル10が装着されているアッ
パーブラケット13aとロアーブラケット13bの両側に、ア
ウタチューブ14が固着されており、このアウタチューブ
14にはその下方からインナチューブ15の上部が伸縮可能
に挿入されている。そして、上記インナチューブ15の下
端部に前輪12が懸架されており、前記アウタチューブ14
に上記前輪12を覆うフロントフェンダ16が装着されてい
る。
パーブラケット13aとロアーブラケット13bの両側に、ア
ウタチューブ14が固着されており、このアウタチューブ
14にはその下方からインナチューブ15の上部が伸縮可能
に挿入されている。そして、上記インナチューブ15の下
端部に前輪12が懸架されており、前記アウタチューブ14
に上記前輪12を覆うフロントフェンダ16が装着されてい
る。
上記インナチューブ15の前面側には縦長の板状のプロ
テクタ17が配設され、そのプロテクタ17の下端はインナ
チューブ15の下端に固着されており、上記プロテクタ17
の上部がアウタチューブ14に装着されたガイド部材18の
ガイド孔18a内に摺動可能に挿入支持されている（第２
図）。
テクタ17が配設され、そのプロテクタ17の下端はインナ
チューブ15の下端に固着されており、上記プロテクタ17
の上部がアウタチューブ14に装着されたガイド部材18の
ガイド孔18a内に摺動可能に挿入支持されている（第２
図）。
ところで、上記プロテクタ17は、第１図に示すよう
に、インナチューブ15の前面部に変形点Ａを有し、その
変形点Ａの左右においては断面曲線形状が異なる断面湾
曲状としてあり、そのプロテクタ17の車体内側部17aは
インナチューブ15のほぼ前面を覆うだけの幅としてあ
り、車体外側部17bはインナチューブ15の前面および外
側面を覆う幅としてある。
に、インナチューブ15の前面部に変形点Ａを有し、その
変形点Ａの左右においては断面曲線形状が異なる断面湾
曲状としてあり、そのプロテクタ17の車体内側部17aは
インナチューブ15のほぼ前面を覆うだけの幅としてあ
り、車体外側部17bはインナチューブ15の前面および外
側面を覆う幅としてある。
すなわち、上記プロテクタ17の前記変形点Ａから外側
端縁までの長さは、上記変形点を中心とするインナチュ
ーブ15の後端に接する円弧の半径Ｒに等しくしてあり、
上記プロテクタ17の車体外側部17bの後端は、インナチ
ューブの中心線を含み車輪の進行方向に直交する平面よ
り後方で且つインナチューブ15の後端より前方で終るよ
うに形成され、車体内側部17aの後端は上記平面より前
方で終るように形成され、プロテクタ17が上記変形点Ａ
を中心として左右非対称としてある。
端縁までの長さは、上記変形点を中心とするインナチュ
ーブ15の後端に接する円弧の半径Ｒに等しくしてあり、
上記プロテクタ17の車体外側部17bの後端は、インナチ
ューブの中心線を含み車輪の進行方向に直交する平面よ
り後方で且つインナチューブ15の後端より前方で終るよ
うに形成され、車体内側部17aの後端は上記平面より前
方で終るように形成され、プロテクタ17が上記変形点Ａ
を中心として左右非対称としてある。
しかして、自動２輪車の走行に際し、前輪12の上下に
伴なってプロテクタ17もガイド部材18にガイドされてア
ウタチューブ14に沿って上下動し、インナチューブ15に
石等が衝突することを防止する。
伴なってプロテクタ17もガイド部材18にガイドされてア
ウタチューブ14に沿って上下動し、インナチューブ15に
石等が衝突することを防止する。
一方、車体の転倒時等においても、プロテクタ17に外
側から力が加わるだけでインナチューブ15が直接石等に
衝突することはない。しかも、上記転倒等による衝撃が
プロテクタ17に加わった場合には前記変形点を中心とし
て変形するが、この場合プロテクタの車体外側部17bの
長さが、前述のように変形点を中心とするインナチュー
ブ15の後端に接する円弧の半径Ｒと等しくしてあるた
め、十分インナチューブ15の外側面の保護を行なうこと
ができる。
側から力が加わるだけでインナチューブ15が直接石等に
衝突することはない。しかも、上記転倒等による衝撃が
プロテクタ17に加わった場合には前記変形点を中心とし
て変形するが、この場合プロテクタの車体外側部17bの
長さが、前述のように変形点を中心とするインナチュー
ブ15の後端に接する円弧の半径Ｒと等しくしてあるた
め、十分インナチューブ15の外側面の保護を行なうこと
ができる。
以上説明したように、本考案においてはプロテクタの
インナチューブ前面部に変形点を設けるとともに、その
変形点の左右においては断面曲線形状を異ならしめてあ
るので、真円に比べ剛性が向上される。また、車体の転
倒時等にプロテクタの外側から力が加わっても、プロテ
クタが変形点を中心として変形するため、インナチュー
ブの外側全体を覆う形状にするまでもなく、十分インナ
チューブを保護することができる。しかも、プロテクタ
を上述のように左右非対称としてあるため、比較的狭い
幅のプロテクタにより飛石等が多い前部から外側面を十
分ガードすることができ、プロテクタとしての機能を十
分果たすことができる。
インナチューブ前面部に変形点を設けるとともに、その
変形点の左右においては断面曲線形状を異ならしめてあ
るので、真円に比べ剛性が向上される。また、車体の転
倒時等にプロテクタの外側から力が加わっても、プロテ
クタが変形点を中心として変形するため、インナチュー
ブの外側全体を覆う形状にするまでもなく、十分インナ
チューブを保護することができる。しかも、プロテクタ
を上述のように左右非対称としてあるため、比較的狭い
幅のプロテクタにより飛石等が多い前部から外側面を十
分ガードすることができ、プロテクタとしての機能を十
分果たすことができる。
第１図は本考案のプロテクタの横断面図、第２図はプロ
テクタガイド部材の平面図、第３図は本考案のプロテク
タを使用した自動２輪車の側面図、第４図は従来のプロ
テクタ装着部の斜視図、第５図は第４図のガイド部材の
横断面図、第６図は従来のプロテクタの実施例を示す断
面図である。 10…バーハンドル、11…フロントフォーク、12…車輪、
14…アウタチューブ、15…インナチューブ、17…プロテ
クタ、18…ガイド部材、18a…ガイド孔、Ａ…変形点。
テクタガイド部材の平面図、第３図は本考案のプロテク
タを使用した自動２輪車の側面図、第４図は従来のプロ
テクタ装着部の斜視図、第５図は第４図のガイド部材の
横断面図、第６図は従来のプロテクタの実施例を示す断
面図である。 10…バーハンドル、11…フロントフォーク、12…車輪、
14…アウタチューブ、15…インナチューブ、17…プロテ
クタ、18…ガイド部材、18a…ガイド孔、Ａ…変形点。
Claims (1)
- 【請求項１】下端部に車輪を装着したインナチューブの
上部をアウタチューブ内に伸縮自在に挿入した倒立型フ
ロントフォークのプロテクタにおいて、上記インナチュ
ーブの下端にプロテクタの下端を固着し、そのプロテク
タの上部を前記アウタチューブに装着されたプロテクタ
ガイド部材に上下動可能に挿入装着するとともに、上記
プロテクタを、前記インナチューブの車輪走行方向前面
部に変形点を有する断面円弧状とし、その変形点の左右
においては断面曲線形状を異ならしめ、さらに上記プロ
テクタの内側部後端が、インナチューブの中心線を含み
車輪の進行方向に直交する平面より前方で終り、外側部
後端が上記平面より後方で且つインナチューブ後端より
前方で終る、左右非対象としたことを特徴とするフロン
トフォークのプロテクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989009596U JP2526409Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | フロントフォークのプロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989009596U JP2526409Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | フロントフォークのプロテクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02100892U JPH02100892U (ja) | 1990-08-10 |
| JP2526409Y2 true JP2526409Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=31216477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989009596U Expired - Lifetime JP2526409Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | フロントフォークのプロテクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526409Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5947587U (ja) * | 1982-09-24 | 1984-03-29 | スズキ株式会社 | オ−トバイ用前ホ−クのプロテクタ− |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP1989009596U patent/JP2526409Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02100892U (ja) | 1990-08-10 |
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