JP2526375Y2 - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

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JP2526375Y2
JP2526375Y2 JP14415789U JP14415789U JP2526375Y2 JP 2526375 Y2 JP2526375 Y2 JP 2526375Y2 JP 14415789 U JP14415789 U JP 14415789U JP 14415789 U JP14415789 U JP 14415789U JP 2526375 Y2 JP2526375 Y2 JP 2526375Y2
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靖夫 有賀
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、半導体回路を用いた火災感知器に関するも
のである。
[従来の技術] 従来のこの種の火災感知器、例えば光電式煙感知器
は、電気回路部を気密に保つために、上蓋を備えた円筒
形の感知器のヘッド内にプリント基板を挿入し、これに
投受光部及びラビリンスを備えた暗箱を重ねてネジ止め
して接着剤で固定し、更に暗箱カバーを被せてから回り
を感知器カバーで覆うようにした本体を備えた装置が知
られている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の火災感知器は上記のように構成されており、全
体構成を小型にできるうえに、構造も簡単で気密を保持
できる特長がある。しかしながら、暗箱を接着剤で固定
しているので、組立て後は簡単に分解して点検や修理を
行うことができない。また、電気回路のチエックの実施
にも、支障を来す等の問題点があった。
本考案は、以上のような従来の火災感知器の問題点を
解決するためになされたもので、簡単な構成で本体に収
容された電気回路部を気密に保持して回路素子の腐蝕を
防止するようにした火災感知器を提供することを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、有蓋円筒状の筐体と、筐体の開放面に配置
され回路素子を収容室内に収容するプリント基板と、筐
体の挿通孔に挿通され頭部を露出した取付ネジと、取付
ネジに螺合してプリント基板に固定されたナットとを有
する本体を具備する火災感知器において、取付ネジを挿
通した挿通孔の回りの筐体とプリント基板との締付け
面、およびまたは前記挿通孔の回りの筐体と取付ネジの
頭部側との締付け面を密に形成してナットとの螺合で密
着させてなる本体を備えた火災感知器を構成したもので
ある。
[作用] 例えば、挿通孔の回りのプリント基板と筐体との接触
部分が、共に平滑な面で接触が密になるように形成され
ている。そして、頭部を筐体の上面に露出した取付ネジ
をナットに捩じ込むと、締付けによってプリント基板と
筐体との接触部分が完全に密着する。したがって、譬え
取付ネジが筐体の挿通孔に緩く差込まれている場合で
も、筐体の内部の収容室を密封状態に保つことができ
る。この結果、外部から腐蝕性の気体等が挿通孔の隙間
を通して収容室内に侵入するのを防ぐことができ、回路
素子の腐蝕事故等を起こすことがない。
[考案の実施例] 第1図は本考案実施例の縦断面図、第2図は電子部品
と回路パターンを省略したプリント基板の下面図であ
る。
第1図と第2図において、1は火災感知器の本体であ
る。2は有蓋円筒状の筐体、3は筐体2内に形成された
収容室である。11は上端にフランジ12を形成した4本の
取付ネジ、13は筐体2の上下に貫通する挿通孔である。
各挿通孔13には、それぞれ取付ネジ11が挿通されてい
る。14は筐体2の内周面に設けられた段部、15は下端に
形成された複数のフック、16は筐体2の蓋部に嵌着され
たテスト端子用の可撓性のキャップ、17は上面に突出し
た円弧状のガイド壁である。
20は筐体2の開放面に配置され、電気回路部を構成す
るプリント基板である。21はプリント基板20の上面に配
置された抵抗やコンデンサ等の回路素子、22は取付ネジ
11に螺合し導電材からなる板状のナットである。ナット
22は第4図に拡大して示されているように、プリント基
板20に穿設された貫通孔23に対応する底面側に設けられ
ている。そして、両端に形成された折曲片24が、プリン
ト基板20の導出孔25を通して上面に突出している。突出
した折曲片24は図示のように印刷パターンにハンダ付け
されて、電気回路の一部を構成している。26は筐体2に
設けられた逃げ用の隙間、27は締付け面である。29は確
認灯(第3図)で、外部から見えるようになっている。
30は黒い合成樹脂で作られた暗箱である。31は光学
台、32は光学台31の下方に配置された光学台カバーであ
る。33はナット22に対応して光学台31の上面に設けられ
た凹部、34は外周に形成された突起鍔で筐体2のフック
15に対応して設けられている。図示されていないが、光
学台31の周辺には複数の遮光柱で構成されたラビリンス
が設けられ、暗箱30の内部に空気即ち、煙を流通させる
が外部光を遮断するようになっている。36はカバー用の
鍵形爪、37と38は投光素子と受光素子である。光学台31
と光学台カバー32は位置決めされて上下方向から嵌め合
わされ、投光素子37と受光素子38が共に暗箱30内に納め
られる。そして、煙分子を含まない清浄な空気が暗箱30
内を流通している平常状態では、投光素子37から出た一
定値以上の光を受光素子38が受光しないようになってい
る。45は防虫網、46は防虫網45の回りの本体1のカバー
である。47はカバー46に設けられた空気の流通口、48は
鍵形爪36に係合する引掛片、49は確認灯29が挿入される
挿入穴である。カバー46は引掛片48を鍵形爪36に係合さ
せて、防虫網45を挟んで暗箱30の回りを下方から覆って
いる。
上述のような構成の本考案の本体1は、次のように組
み立てられる。
予め、他の回路素子21と共にナット22を、プリント基
板20に固定する。ナット22の固定は第4図で説明したよ
うに、取付ネジ11の通る貫通孔23に対応させて両方の折
曲片24を、2つの導出孔25に嵌め合わせながらプリント
基板20の底面に押し付ける。そして、上面に突出した両
方の折曲片24の先端を、プリント基板20の上に成層され
ている回路パターンにハンダ付けする。
このようにしてナット22や回路素子21を取り付けたプ
リント基板20の下側の面に暗箱30の光学台31を重ねて、
投光素子37と受光素子38及び試験灯(図示せず)のそれ
ぞれのリード線を光学台31の上に引き出す。引き出した
リード線をプリント基板20の上面でハンダ付けして、光
学台31とプリント基板20とを一体にする。そして、光学
台31と一体になったプリント基板20を、筐体2に下から
嵌め込む。嵌め込んだプリント基板20の周縁を段部14に
押し込みフック15に突起鍔34を係合させる。突起鍔34と
フック15の係合によって、光学台31がプリント基板20と
一緒に筐体2の下方に取り付けられる。このとき、プリ
ント基板20と光学台31の突起鍔34とが筐体2の段部14と
フック15とで挟着されるので、光学台31の凹部33の周囲
はプリント基板20に圧接される。
次に、4本の取付ネジ11を挿通孔13に通してから、先
端をナット22に螺合してプリント基板20に固定する。こ
の場合、第4図で図示して説明したように、筐体2のプ
リント基板20との接触面には逃げ用の隙間26が設けられ
て当接面が互いに密に接触するように構成されている。
このため、取付ネジ11が捩じ込まれたナット22の締付け
によって、可撓性の筐体2とプリント基板20で形成する
平滑な締付け面27を圧着させる。この結果、4本の取付
ネジ11を挿通した挿通孔13に多少の隙間があった場合で
も、これらの締付け面27が収容室3の内部を密閉する。
よって、収容室3内に収容された回路素子からなる電気
回路部を、天井に沿って流れる腐蝕性の気体が侵入して
腐蝕されるのを防ぐことができる。
その後、光学台31に光学台カバー32を被せてから回り
に防虫網45と本体カバー46を嵌め、カバー46の引掛片48
が暗箱30側の鍵形爪36に係合して本体1が組み立てられ
る。組み立てられた本体1の外観は、第3図の(A)〜
(C)の通りである。
このようにして組み立てられた本体1は、上面に露出
していて入出力端子と取付金具を兼ねる取付ネジ11によ
って、図示されていない天井に固定されたベースに下か
ら装着される。そして、例えば、各階の天井の所定位置
に取り付けられた火災感知器群が配線を介して回線毎に
警報機に並列に接続される。
いま、屋内に火災が発生すると燃焼生成物(以下煙)
が上昇し、天井に取り付けられた本体1の流通口47から
暗箱30内に流入する。一方、暗箱30内の投光素子37は、
周期的にパルス点灯されている。そして、投光素子37か
ら投射した光が流入した煙によって散乱され、受光素子
38がこの散乱光を検出する。受光素子38の検出信号は増
幅され、煙の濃度が設定値を越えるとその出力が取付ネ
ジ11と配線を通して受信機に送られて、火災地区を表示
すると共に屋内の各所に設けられた地区ベル等を吹鳴さ
せて火災の発生を報知する。同時に、本体1の確認灯29
が点灯されて、火災の発生で動作した火災感知器を表示
する。
なお、上述の実施例では投光素子37から投射した光の
散乱光を受光素子38で受光する光電式の火災感知器の場
合を例示して説明したが、検煙室の代りに温度勾配を持
つサーミスタのような半導体を配置して熱的に火災を感
知する火災感知器、イオン化式火災感知器や炎感知器等
にも本考案を適用することができる。また、ナット22側
の筐体2とプリント基板20との接触面を密着させた場合
を図示して説明したが、取付ネジ11の頭部側と筐体2と
の接触面を密着させてもよく、要するに取付ネジ11とナ
ット22の螺合に伴う挿通孔13の回りの締付け面27を密に
形成して密着させる構成のものであれば、締付け面27の
位置は実施例に限定するものではなく、更に取付ネジ11
は頭部に入出力端子部を有しないものを用い、入出力端
子は刃金具等の別のものを用いてもよい。
[考案の効果] 本考案は、取付ネジとナットの螺合に伴う挿通孔の回
りの筐体とプリント基板との締付け面、およびまたは前
記挿通孔の回りの筐体と取付ネジの頭部側との締付け面
を密に形成して密着させるようにした本体を備えた火災
感知器を構成した。この結果、極めて簡単な構成で回路
素子の腐蝕事故等を防ぐことができる。また、従来装置
のように接触面を接着剤で固定して密着していないの
で、構成部品が分解でき保守・点検に支障を与えるよう
なことがない。また、収容室を密封するための特別な構
造や手段を用いないので、構成が一層簡単になり安価で
故障しない製品を提供できる。
よって、本考案によれば、回路素子の腐蝕事故等を起
こすことがないなどの種々の特徴を備えた火災感知器を
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の縦断面図、第2図は電子部品と
回路パターンを省略したプリント基板の下面図、第3図
の(A),(B),(C)は本体の外観説明図で、
(A)は上面図、(B)は(A)の側面図、(C)は
(B)の下面図、第4図は第1図の要部の拡大説明図で
ある。 図において、1は本体、2は筐体、3は収容室、11は取
付ネジ、12はフランジ、13は挿通孔、14は段部、15はフ
ック、16はキャップ、17はガイド壁、20はプリント基
板、21は回路素子、22はナット、23は貫通孔、24は折曲
片、25は導出孔、26は隙間、27は締付け面、29は確認
灯、30は暗箱、31は光学台、32は光学台カバー、33は凹
部、34は突起鍔、36は鍵形爪、37は投光素子、38は受光
素子、45は防虫網、46は本体1のカバー、47は空気の流
通口、48は引掛片、49は挿入穴である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有蓋円筒状の筐体と、該筐体の開放面に配
    置され内部に形成される収容室内に回路素子を収容する
    プリント基板と、前記筐体の挿通孔に挿通され頭部を露
    出している取付ネジと、該取付ネジに螺合して前記プリ
    ント基板に固定されたナットとを有する本体を具備する
    火災感知器において、 前記取付ネジとナットの螺合に伴う前記挿通孔の回りの
    筐体とプリント基板との締付け面、およびまたは前記挿
    通孔の回りの筐体と取付ネジの頭部側との締付け面を密
    に形成して密着させてなる本体を備えたことを特徴とす
    る火災感知器。
  2. 【請求項2】取付ネジは入出力端子を兼ねているもので
    ある請求項(1)記載の火災感知器。
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