JP2526189Y2 - 自在継手のヨークと回転軸との結合装置 - Google Patents

自在継手のヨークと回転軸との結合装置

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JP2526189Y2
JP2526189Y2 JP1991024313U JP2431391U JP2526189Y2 JP 2526189 Y2 JP2526189 Y2 JP 2526189Y2 JP 1991024313 U JP1991024313 U JP 1991024313U JP 2431391 U JP2431391 U JP 2431391U JP 2526189 Y2 JP2526189 Y2 JP 2526189Y2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/382Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another constructional details of other than the intermediate member
    • F16D3/387Fork construction; Mounting of fork on shaft; Adapting shaft for mounting of fork
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/10Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially
    • F16D1/108Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially having retaining means rotating with the coupling and acting by interengaging parts, i.e. positive coupling
    • F16D1/116Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially having retaining means rotating with the coupling and acting by interengaging parts, i.e. positive coupling the interengaging parts including a continuous or interrupted circumferential groove in the surface of one of the coupling parts

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る自在継手のヨーク
と回転軸との結合装置は、自動車のステアリング装置に
組み込み、ステアリングシャフトと自在継手を構成する
ヨークとを、所定の位相で結合するのに利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリング装置は、例えば図
10に示す様に構成されている。1はステアリングホイ
ールで、このステアリングホイール1の動きを、ハンド
ル軸2、連結ロッド3を介してステアリングギヤ4に伝
達し、このステアリングギヤ4によって車輪を操舵する
様にしている。
【0003】ところで、上記ハンドル軸2とステアリン
グギヤ4の入力軸5とは、互いに同一直線上に設ける事
が出来ないのが通常である。この為従来から、上記両軸
2、5の間に連結ロッド3を設け、この連結ロッド3の
両端部とハンドル軸2及び入力軸5の端部とを、自在継
手6、6を介して結合する事により、同一直線上に存在
しないハンドル軸2と入力軸5との間での、動力伝達を
行なえる様にしている。
【0004】この様な動力伝達機構等に組み込む自在継
手6は従来から、図11に示す様に、それぞれ二股状に
形成されたヨーク7、8と、両ヨーク7、8同士を変位
自在に結合する為の十字軸9とから構成されている。
【0005】上記各ヨーク7、8は、十分な剛性を得ら
れる様に、例えば1枚の厚肉の金属板をプレス成形する
事で、図11〜12に示す様に造られている。
【0006】即ち、全長に亙って切り割10を形成した
結合筒部11の内周面にセレーション溝12を形成する
と共に、前記結合筒部11の基端部(図11の左端部)
に、上記切り割10を挟んで1対のフランジ部13、1
4を形成している。各フランジ部13、14は、それぞ
れ金属板の端部を180度折り返す事により厚肉に形成
したもので、一方のフランジ部13には締め付け用のボ
ルトを螺合させる為の螺子孔15を、他方のフランジ部
14にはこのボルトを挿通する為の通孔16を、互いに
同心に形成している。
【0007】一方、結合筒部11の先端部(図11の右
端部)には1対の結合腕17を、前記結合筒部11と一
体に設けている。そして、各結合腕17の先端部に、互
いに同心の円孔をそれぞれ形成し、各円孔の内側にニー
ドル軸受等を介して、前記十字軸9の端部を枢支自在と
している。
【0008】上述の様に構成され、前記十字軸9及び他
のヨーク7(或は8)と組み合わされて自在継手6を構
成するヨーク8(或は7。以下同じ。)に、連結ロッド
3(或はハンドル軸2。以下同じ。)の端部を結合固定
する場合、この連結ロッド3の端部を前記結合筒部11
内に挿入し、この連結ロッド3の端部外周面に形成した
セレーション部と結合筒部11内周面に形成したセレー
ション溝12とを係合させる。
【0009】次いで、前記通孔16を挿通したボルトを
前記螺子孔15に螺合させ、更に緊締すれば、前記連結
ロッド3と前記ヨーク8とが不離に結合される。
【0010】ところで、連結ロッド3と自在継手6のヨ
ーク8とは、所定の位相で結合されなければならない。
何となれば、自動車のステアリング装置を組み立てる場
合、自在継手6の組み付けが最後になる為、前記連結ロ
ッド3と自在継手6のヨーク8とを所定の位相で結合し
ないと、前記連結ロッド3の両端に設けた1対の自在継
手6、6同士の位相関係がずれてしまい、ハンドル軸2
と入力軸5との回転速度比が一定にならず、その結果、
ステアリングホイール1の操作力に変動が生じる。
【0011】一方、ハンドル軸2と連結ロッド3との間
に自在継手6を装着する作業は、自動車の床下の狭い空
間で行なう為、何らかの目印を設けない限り、上述の様
に連結ロッド3と自在継手6のヨーク8とを所定の位相
で結合する事は難しい。
【0012】この為従来から、実開昭60−10252
4号に記載されている様に、図13に示す様な位置決め
部材18を連結ロッド3の端部に、図14〜15に示す
様な状態で装着し、前記連結ロッド3と前記ヨーク8と
を所定の位相にしない限り、両部材3、8同士を組み合
わせられない様にしていた。
【0013】弾性を有する線材を折り曲げる事により構
成された、前記位置決め部材18は、前記連結ロッド3
の端部に形成されたセレーション部19を直径方向に亙
って挟持する事で外嵌される支持部20と、この支持部
20から前記連結ロッド3の直径方向外方に突出する突
出部21とから成る。
【0014】この様な位置決め部材18を図14〜15
に示す様に装着した連結ロッド3の端部を、前記結合筒
部11に挿入する際には、前記突出部21を前記切り割
10内に進入させる必要がある。従って、予め前記連結
ロッド3端部の所定位置に、前記位置決め部材18を装
着しておけば、ハンドル軸2と連結ロッド3(図10)
との間に自在継手6を装着する作業を自動車の床下の狭
い空間で行なう場合に於いて、これら各部材2、3、6
の位相を正しく合わせる事が容易となる。
【0015】尚、上述の様な位置決め部材18を使用す
る場合、前記結合筒部11の内周面で、前記切り割10
と丁度反対側位置は、図12に鎖線で示す切り欠き部分
28に存在するセレーションの山を除去して、前記位置
決め部材18の支持部20の進入を自在とする。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
して自在継手のヨーク7、8と、ハンドル軸2、連結ロ
ッド3等の回転軸の端部とを結合する場合、前記図13
に示す様な形状を有する位置決め部材18の突出部21
により、自在継手のヨーク7、8と回転軸との、円周方
向に亙る位相を合わせる事は出来ても、ヨーク7、8の
結合筒部11への回転軸端部の挿入量を規制する事は出
来ない。
【0017】即ち、前記結合筒部11への回転軸端部の
挿入量が不足している場合でも、前記フランジ部14に
形成した通孔16にボルトを挿通し、更にこのボルトを
別のフランジ部13に形成した螺子孔15に螺合緊締す
る事が出来る。
【0018】この為、ヨーク7、8と回転軸との結合強
度が不足した状態のまま、このヨーク7、8と回転軸と
の結合作業を終了してしまう恐れがある。
【0019】一方、特開昭60−11717号公報に
は、ヨークに板ばねの基端部を溶接固定すると共に、こ
の板ばねの先端部を、その自由状態に於いて、前記通孔
16と螺子孔15との間に進入させる構造が記載されて
いる。この様な構造の場合、前記結合筒部内への回転軸
の挿入量が不十分な場合には、前記通孔16を挿通した
ボルトの先端を前記螺子孔15に螺合させる事が出来な
い。
【0020】回転軸を結合筒部内に十分挿入すると、前
記板ばねの先端部が回転軸によって弾性的に変位させら
れ、前記通孔16を挿通したボルトの先端を前記螺子孔
15に螺合自在となる。この為、ヨークと回転軸との結
合強度が不足した状態のまま、このヨークと回転軸との
結合作業を終了してしまう恐れがなくなる。
【0021】ところが、この特開昭60−11717号
公報に記載された構造の場合、ヨークの結合筒部への回
転軸端部の挿入量を規制出来る代わりに、自在継手のヨ
ークと回転軸との、円周方向に亙る位相を合わせる事が
出来ない。
【0022】又、ヨークが図12に示す様に、厚肉の金
属板を折り曲げ形成したもの(安価に製作出来る。)で
ある場合、板ばねの基端部を所望位置に溶接固定する事
が難しい。
【0023】本考案の自在継手のヨークと回転軸との結
合装置は、上述の様な不都合を何れも解消するものであ
る。
【0024】
【課題を解決する為の手段】本考案の自在継手のヨーク
と回転軸との結合装置は、軸方向に切り割を形成すると
共に、内周面にセレーション溝を形成した結合筒部の基
端部で前記切り割を挟む位置に1対のフランジ部を形成
し、一方のフランジ部に締め付け用のボルトを螺合させ
る為の螺子孔を、他方のフランジ部にこのボルトを挿通
する為の通孔を、互いに同心に形成すると共に、前記結
合筒部の先端部に1対の結合腕を、この結合筒部と一体
に設け、各結合腕の先端部に互いに同心の円孔をそれぞ
れ形成した自在継手のヨークと、端部外周面にセレーシ
ョン部を形成した回転軸の端部とを所定の位相で結合す
るものである。
【0025】更に、本考案の自在継手のヨークと回転軸
との結合装置に於いては、弾性を有する線材を折り曲げ
る事により構成され、前記回転軸の端部に、前記セレー
ション部を直径方向に亙って挟持する事で外嵌される支
持部と、この支持部の一端から前記回転軸の直径方向外
方と軸方向外方とに突出する突出部とから成る位置決め
部材を有する。
【0026】そして、この位置決め部材の突出部は、前
記回転軸の端部を前記結合筒部に挿入した際に、前記切
り割内に進入すると共に、前記回転軸の端部を前記結合
筒部に所定長さだけ挿入する事で、前記螺子孔と通孔と
の間から退避する大きさを有する。
【0027】
【作用】上述の様に構成される本考案の自在継手のヨー
クと回転軸との結合装置は、ヨークの結合筒部と回転軸
との円周方向に亙る位相を正しく合わせない限り、位置
決め部材の突出部がヨークの切り割に進入しない。
【0028】この為、回転軸とヨークとを結合する作業
を、自動車の床下等の狭い空間で行なう場合でも、これ
ら回転軸とヨークとの位相を正しく合わせる事が容易と
なる。
【0029】又、前記突出部は、回転軸を結合筒部内に
少しでも挿入した状態で、既に螺子孔と通孔との間に進
入し、この通孔を挿通したボルトの先端部が前記螺子孔
に螺合するのを阻止する為、ヨークと回転軸との結合強
度が不足した状態のまま、このヨークと回転軸との結合
作業を終了してしまう恐れがなくなる。
【0030】尚、前記突出部は、回転軸の端部を前記結
合筒部に所定長さだけ挿入する事で、前記螺子孔と通孔
との間から退避する為、この様に回転軸を結合筒部内に
十分量挿入した後は、前記通孔を挿通したボルトの先端
部を、螺子孔に螺合し、更に緊締して、回転軸と結合筒
部とを結合固定出来る。
【0031】
【実施例】図1〜5は本考案の第一実施例を示してい
る。図1に示した位置決め部材22は、ステンレス鋼製
の針金等、弾性を有する線材を折り曲げて成るもので、
略コ字形の支持部23の一端に、後述する突出部27を
設ける事により構成されている。
【0032】又、前記支持部23の他端寄り(図1の左
下寄り)部分には、内方に向けて円弧状に突出する係止
部24を形成している。この係止部24は、前記支持部
23を回転軸である連結ロッド3の端部に、図2〜3に
示す様に外嵌した場合に、この連結ロッド3の端部外周
面にその全周に亙って形成した円弧状の凹溝25に係合
する様にしている。
【0033】一方、前記連結ロッド3の端部外周面には
セレーション部26が形成されており、前記支持部23
は、このセレーション部26の溝部に係合した状態で、
前記ロッド3の端部に、その直径方向に亙って外嵌され
る。
【0034】この為、図2〜3に示す状態で、連結ロッ
ド3の端部に装着された位置決め部材22が、この連結
ロッド3から不用意に脱落する事はない。
【0035】更に、前記支持部23の一端からは、前記
連結ロッド3の直径方向外方(図3の上方)と軸方向外
方(図3の右方)とに突出する突出部27を設けてい
る。この突出部27は、前記線材を矩形渦状に形成した
もので、図3〜5に示す様に、前記連結ロッド3の端部
をヨーク8の結合筒部11に挿入した際に、この結合筒
部11の切り割10(図12)内に進入する。
【0036】そして、この突出部27の前端縁27a
は、前記連結ロッド3の端面3aよりも十分に突出させ
る事により、図3に示す様に、連結ロッド3の端部をヨ
ーク8の結合筒部11内に少しでも挿入した状態で、既
にこのヨーク8のフランジ部13、14にそれぞれ形成
した螺子孔15と通孔16との間に進入し、この通孔1
6を挿通したボルトの先端部が前記螺子孔15に螺合す
るのを阻止する様にしている。
【0037】又、前記突出部27の後端縁27bは、前
記凹溝25よりも前記前端27a寄りに位置させて、
図5に示す様に、連結ロッド3の端部を前記結合筒部1
1に所定長さだけ挿入する事により、前記螺子孔15と
通孔16との間から退避する様にしている。
【0038】その他、ヨーク8の構成に就いては、結合
筒部11の内周面で切り割10と丁度反対側位置に存在
するセレーションの山を除去して切り欠き部分28(図
12)を設ける事を含めて、前述した従来構造の場合と
同様である。
【0039】上述の様に構成される本考案の自在継手の
ヨークと回転軸との結合装置は、ヨーク8の結合筒部1
1と連結ロッド3との円周方向に亙る位相を正しく合わ
せない限り、両部材11、3同士を組み合わせる事が出
来ない。
【0040】即ち、予め前記連結ロッド3の端部に装着
した位置決め部材22の突出部27は、前記ヨーク8の
結合筒部11の内周面よりも遥かに外方に迄突出してい
る為、前記突出部21を前記結合筒部11の切り割10
に整合させない限り、前記連結ロッド3の端部を前記結
合筒部11内に挿入する事が出来ない。
【0041】この為、連結ロッド3と自在継手のヨーク
8とを結合する作業を、自動車の床下等の狭い空間で行
なう場合でも、これら連結ロッド3とヨーク8との位相
を正しく合わせる事が容易となる。
【0042】又、前記連結ロッド3の端部に装着した位
置決め部材22の突出部27は、図3に示す様に、連結
ロッド3をヨーク8の結合筒部11内に少しでも挿入し
た状態で、既に螺子孔15と通孔16との間に進入し、
更に図4に示す様に、前記連結ロッド3の挿入量が不十
分な場合も、前記通孔16を挿通したボルトの先端部が
前記螺子孔15に螺合するのを阻止する。
【0043】この為、ヨーク8と連結ロッド3との結合
強度が不足した状態のまま、このヨーク8と連結ロッド
3との結合作業を終了してしまう恐れがなくなる。
【0044】更に、前記突出部27は、図5に示す様
に、連結ロッド3の端部を前記結合筒部11に所定長さ
だけ挿入する事で、前記螺子孔15と通孔16との間か
ら退避する。この為、この様に連結ロッド3の端部を結
合筒部11内に十分量挿入した後は、前記通孔16を挿
通したボルトの先端部を、螺子孔15に螺合し、更に緊
締して、連結ロッド3と結合筒部11とを結合固定出来
る。
【0045】尚、図5に示す様に、連結ロッド3の端部
を前記結合筒部11に所定長さだけ挿入した状態で、前
記突出部27の前端縁27aは、結合筒部11から突出
するが、この前端縁27aと他のヨーク7の端部とが干
渉する事はない。
【0046】次に、図6は本考案の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合、位置決め部材22の支持部23
の他端部を外方に向けほぼ直角に折り曲げる事で折り曲
げ部29とし、この折り曲げ部29を、ヨーク8の結合
筒部11の端縁に衝合自在としている。
【0047】この様に構成する本実施例の場合、連結ロ
ッド3端部の前記結合筒部11への挿入量不足を防止す
るだけでなく、連結ロッド3端部を前記結合筒部11内
に挿入し過ぎる事も防止出来る。
【0048】次に、図7は本考案の第三実施例を示して
いる。本実施例の場合、連結ロッド3の端面3aの中心
部に凹孔30を形成すると共に、この凹孔30に、位置
決め部材22の支持部23の中間部に形成した係合凸部
31を内嵌して、この位置決め部材22の連結ロッド3
に対する支持力を増加させている。
【0049】次に、図8は本考案の第四実施例を示して
いる。本実施例の場合、位置決め部材22の支持部23
の他端部を内方に向けほぼ直角に折り曲げる事で折り曲
げ部32とし、この折り曲げ部32を、連結ロッド3の
外周面に形成した凹溝33に係合させて、位置決め部材
22の連結ロッド3に対する支持力を増加させている。
【0050】次に、図9は本考案の第五実施例を示して
いる。本実施例の場合、位置決め部材22の支持部23
の他端部に円弧抱持部34を形成し、この円弧抱持部3
4を、連結ロッド3の外周面に形成した凹溝33(図8
参照)に係合させて、位置決め部材22の連結ロッド3
に対する支持力を増加させている。
【0051】
【考案の効果】本考案の自在継手のヨークと回転軸との
結合装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、ヨ
ークと回転軸との円周方向並びに軸方向に亙る位置関係
を、確実に規制して、これらヨークと回転軸とを十分強
固に結合出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に使用する位置決め部材の
側面図。
【図2】位置決め部材を連結ロッド端部に装着した状態
を示す端面図。
【図3】位置決め部材を装着した連結ロッドをヨークの
結合筒部に挿入し始めた状態を示す側面図。
【図4】同じく挿入途中の状態を示す側面図。
【図5】同じく挿入完了の状態を示す側面図。
【図6】本考案の第二実施例を、図5と同様の状態で示
す側面図。
【図7】本考案の第三実施例を、図5と同様の状態で示
す側面図。
【図8】本考案の第四実施例を、図5と同様の状態で示
す側面図。
【図9】本考案の第五実施例を示す、位置決め部材の斜
視図。
【図10】自在継手を組み込んだステアリング装置の斜
視図。
【図11】図10の拡大A矢視図。
【図12】自在継手のヨークを、一部を省略して図11
の左方から見た図。
【図13】従来知られていた位置決め部材の側面図。
【図14】同じく連結ロッド端部に装着した状態を示す
側面図。
【図15】同じく端面図。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 ハンドル軸 3 連結ロッド 3a 端面 4 ステアリングギヤ 5 入力軸 6 自在継手 7 ヨーク 8 ヨーク 9 十字軸 10 切り割 11 結合筒部 12 セレーション溝 13 フランジ部 14 フランジ部 15 螺子孔 16 通孔 17 結合腕 18 位置決め部材 19 セレーション部 20 支持部 21 突出部 22 位置決め部材 23 支持部 24 係止部 25 凹溝 26 セレーション部 27 突出部 27a 前端縁 27b 後端縁 28 切り欠き部分 29 折り曲げ部 30 凹孔 31 係合凸部 32 折り曲げ部 33 凹溝 34 円弧抱持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に切り割を形成すると共に、内周
    面にセレーション溝を形成した結合筒部の基端部で前記
    切り割を挟む位置に1対のフランジ部を形成し、一方の
    フランジ部に締め付け用のボルトを螺合させる為の螺子
    孔を、他方のフランジ部にこのボルトを挿通する為の通
    孔を、互いに同心に形成すると共に、前記結合筒部の先
    端部に1対の結合腕を、この結合筒部と一体に設け、各
    結合腕の先端部に互いに同心の円孔をそれぞれ形成した
    自在継手のヨークと、端部外周面にセレーション部を形
    成した回転軸の端部とを所定の位相で結合する、自在継
    手のヨークと回転軸との結合装置であって、弾性を有す
    る線材を折り曲げる事により構成され、前記回転軸の端
    部に、前記セレーション部を直径方向に亙って挟持する
    事で外嵌される支持部と、この支持部の一端から前記回
    転軸の直径方向外方と軸方向外方とに突出する突出部と
    から成る位置決め部材を有し、この位置決め部材の突出
    部は、前記回転軸の端部を前記結合筒部に挿入した際
    に、前記切り割内に進入すると共に、前記回転軸の端部
    を前記結合筒部に所定長さだけ挿入する事で、前記螺子
    孔と通孔との間から退避する大きさを有する自在継手の
    ヨークと回転軸との結合装置。
JP1991024313U 1991-03-20 1991-03-20 自在継手のヨークと回転軸との結合装置 Expired - Lifetime JP2526189Y2 (ja)

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JPH04113334U JPH04113334U (ja) 1992-10-02
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