JP2020024005A - シャフトとのクランプ部材との結合部、および、シャフトとクランプ部材との結合部の製造方法 - Google Patents
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Description
前記シャフトは、先端部と、該先端部の外周面に形成された雄セレーション部と、該先端部に、自身の中心軸に対し直角な方向または周方向(好ましくは全周にわたって)に形成された凹部と、外周面に円周方向に形成された係止溝とを有する。
前記止め輪は、円周方向1箇所に存在する不連続部を有し、かつ、径方向内側部が前記係止溝に係止された側板部と、該側板部の径方向外側部の軸方向側面から軸方向に突出し、かつ、前記雄セレーション部の外径寸法よりも大きい内径寸法を有する突出部とを有する。
前記シャフトは、前記突出部の先端面に突き当てられた軸方向端面と、軸方向伸長するスリットと、該スリットを挟む両側部分に固設された1対のフランジ部と、該1対のフランジ部のうちで互いに整合し、かつ、前記凹部と軸方向に関する位置が一致する部分に形成された1対の取付孔と、内周面に形成され、かつ、前記雄セレーション部のうちの基端側の端部を除く部分とセレーション係合する雌セレーション部とを有する。
前記ボルトは、前記1対の取付孔に挿通または螺合される。
前記止め輪の前記側板部の径方向内側部を、前記シャフトの前記係止溝に係止する工程と、
前記雄セレーション部と前記雌セレーション部とをセレーション係合させつつ、前記クランプ部材の内径側に、前記シャフトの前記先端部を挿入する工程と、
前記クランプ部材の軸方向端面を、前記突出部の先端面に突き当てることにより、前記1対の取付孔と前記凹部との軸方向に関する位置合わせを図り、かつ、前記雌セレーション部のうちの前記シャフトの軸方向に関する基端側の端部を、前記雄セレーション部のうちの前記シャフトの軸方向に関する基端側の端部よりも、前記シャフトの軸方向に関して先端側に位置させる工程と、
前記ボルトを前記1対の取付孔のそれぞれに挿通し、前記ボルトの先端部にナットを螺合することにより、または、前記ボルトを前記1対の取付孔の一方に挿通し、かつ、他方に螺合することにより、前記クランプ部材の内径を縮径させて、前記クランプ部材に対し前記シャフトの前記端部を結合固定する工程と
を含む。
本発明の実施の形態の第1例について、図1〜図10を用いて説明する。図1は、自動車用のステアリング装置の1例を示している。ステアリングホイール17の回転は、ステアリングギヤユニット18の入力軸19に伝達され、入力軸19の回転に伴って左右1対のタイロッド20が押し引きされて、前車輪に舵角が付与される。ステアリングホイール17は、ステアリングシャフト21の後端部に支持固定されており、ステアリングシャフト21は、ステアリングコラム22の内側を軸方向に挿通し、かつ、ステアリングコラム22に回転自在に支持されている。ステアリングシャフト21の前端部は、第1の自在継手23を介して中間シャフト24の後端部に接続され、中間シャフト24の前端部は、第2の自在継手25を介して、入力軸19に接続されている。
図14は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例では、係止溝40aを、インナシャフト29cの外周面のうち、雄セレーション部38の後側部に形成されている。すなわち、係止溝40aの軸方向両側に、雄セレーション部38が存在している。このような本例の場合でも、係止溝40aに係止した止め輪41の前側の突出部44の前端面に、クランプ部材30(図3など参照)の後端面を突き当てて、インナシャフト29cに対するクランプ部材30の軸方向位置を規制することにより、雌セレーション部31の後端部を雄セレーション部38の後端部よりも前側に位置させることができる。その他の部分の構成および作用効果は、実施の形態の第1例と同様である。
図15は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例では、インナシャフト29dは、前端部外周面に雄セレーション部38aを有し、かつ、雄セレーション部38aの軸方向中間部に、凹部に相当する凹溝58を有する。凹溝58は、雄セレーション部38aの軸方向中間部に、全周にわたって形成されている。また、インナシャフト29dは、外周面のうちで雄セレーション部38aの後側に隣接する部分に、全周にわたって形成された係止溝40をさらに有する。係止溝40に、合成樹脂製で欠円環状の止め輪41が係止されている。
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5 ステアリングシャフト
6 ステアリングコラム
7a、7b、7c 自在継手
8 中間シャフト
9a、9b、9c ヨーク
10 十字軸
11a、11b、11c 基部
12a、12b 結合腕部
13a、13b、13c 不連続部
14a、14b、14c 第1のフランジ部
15a、15b、15c 第2のフランジ部
16a、16b 円孔
17 ステアリングホイール
18 ステアリングギヤユニット
19 入力軸
20 タイロッド
21 ステアリングシャフト
22 ステアリングコラム
23 第1の自在継手
24 中間シャフト
25 第2の自在継手
26 アッパシャフト
27 ロアシャフト
28 アウタチューブ
29、29a、29b、29c、29d インナシャフト
30 クランプ部材
31 雌セレーション部
32 スリット
33a、33b フランジ部
34 通孔
35 ねじ孔
36 小径部
37 雄セレーション部
38、38a 雄セレーション部
39 切り欠き部
40、40a 係止溝
41 止め輪
42 不連続部
43 側板部
44 突出部
45 ボルト
46 軸部
47 段差面
48 リング
49 パイロット部
50a、50b シェル型ニードル軸受
51a、51b、51c シャフト
52a、52b、52c ボルト
53a、53b ナット
54 切り欠き部
55 雄セレーション部
56 雌セレーション部
57a、57 取付孔
58 凹溝
Claims (4)
- 先端部と、該先端部の外周面に形成された雄セレーション部と、該先端部に、自身の中心軸に対し直角な方向または周方向に形成された凹部と、外周面に円周方向に形成された係止溝とを有するシャフトと、
円周方向1箇所に存在する不連続部を有し、かつ、径方向内側部が前記係止溝に係止された側板部と、該側板部の径方向外側部の軸方向側面から軸方向に突出し、かつ、前記雄セレーション部の外径寸法よりも大きい内径寸法を有する突出部とを有する止め輪と、
前記突出部の先端面に突き当てられた軸方向端面と、軸方向伸長するスリットと、該スリットを挟む両側部分に固設された1対のフランジ部と、該1対のフランジ部のうちで互いに整合し、かつ、前記凹部と軸方向に関する位置が一致する部分に形成された1対の取付孔と、内周面に形成され、かつ、前記雄セレーション部のうちの基端側の端部を除く部分とセレーション係合する雌セレーション部とを有するクランプ部材と、
前記1対の取付孔に挿通または螺合されたボルトと、
を備える、
シャフトとクランプ部材との結合部。 - 前記止め輪が、前記突出部を1対備える、請求項1に記載のシャフトとクランプ部材との結合部。
- 前記側板部が、円周方向両端部に、前記突出部の円周方向両端面よりも円周方向に突出したパイロット部を有する、請求項1または2に記載のシャフトとクランプ部材との結合部。
- 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のシャフトとクランプ部材との結合部の製造方法であって、
前記止め輪の前記側板部の径方向内側部を、前記シャフトの前記係止溝に係止する工程と、
前記雄セレーション部と前記雌セレーション部とをセレーション係合させつつ、前記クランプ部材の内径側に、前記シャフトの前記先端部を挿入する工程と、
前記クランプ部材の軸方向端面を、前記突出部の先端面に突き当てることにより、前記1対の取付孔と前記凹部との軸方向に関する位置合わせを図り、かつ、前記雌セレーション部のうちの前記シャフトの軸方向に関する基端側の端部を、前記雄セレーション部のうちの前記シャフトの軸方向に関する基端側の端部よりも、前記シャフトの軸方向に関して先端側に位置させる工程と、
前記ボルトを前記1対の取付孔のそれぞれに挿通し、前記ボルトの先端部にナットを螺合することにより、または、前記ボルトを前記1対の取付孔の一方に挿通し、かつ、他方に螺合することにより、前記クランプ部材の内径を縮径させて、前記クランプ部材に対し前記シャフトの前記端部を結合固定する工程と、
を含む、
シャフトとクランプ部材との結合部の製造方法。
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US20220032992A1 (en) * | 2020-07-29 | 2022-02-03 | Mando Corporation | Steering device of vehicle |
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JP2009040223A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Toyota Motor Corp | 車両の操舵装置 |
JP2010084893A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Jtekt Corp | 連結構造およびステアリング装置 |
JP2011220416A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Nsk Ltd | 継手のヨークと回転軸との結合装置及びその組立方法 |
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US11767052B2 (en) * | 2020-07-29 | 2023-09-26 | Hl Mando Corporation | Steering device of vehicle |
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