JP2526098Y2 - 射出成形用金型装置 - Google Patents

射出成形用金型装置

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JP2526098Y2 JP1991054080U JP5408091U JP2526098Y2 JP 2526098 Y2 JP2526098 Y2 JP 2526098Y2 JP 1991054080 U JP1991054080 U JP 1991054080U JP 5408091 U JP5408091 U JP 5408091U JP 2526098 Y2 JP2526098 Y2 JP 2526098Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゲートを開閉する可動
ロッド状のトピードをシリンダ機構によって動かす射出
成形用金型装置に係り、特にトピードの数よりも少ない
シリンダ機構によって全てのトピードを動かす射出成形
用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラスチックス等の樹脂を射出
成形してプラスチックス製品を作る装置として射出成形
金型装置が知られており、例えばこの種の装置として、
可動ロッド状のトピードによりゲートを開閉するゲート
開閉方式を備えた金型装置が、例えば特開昭59−15
0736号公報等にて提案されている。この従来の金型
装置を図5および図6に基づいて説明すると、固定型板
2には、射出成形空間を介して可動板4が嵌合されてお
り、上記固定型板2には上記射出成形空間に臨ませてゲ
ート6が設けられている。ゲート6の上方には、バンド
ヒータ8を備えた同心状の2つのブッシュ10、12が
設けられ、この中心部に樹脂通路14が形成される。そ
して、この樹脂通路14内にロッド状のトピード16が
昇降自在に設けられ、上記ゲート6の開閉操作を行な
う。
【0003】この固定型板2の上部には、トピードブッ
シュ18及びランナブッシュ20を有するマニホールド
22が設けられており、成形機ノズルから出た樹脂が溶
融状態を保ちつつゲート6まで達するようにヒータ等に
より暖められて高温状態に保たれている。そして、この
マニホールド22の上方には、上記トピード16を昇降
させるシリンダ機構24が設けられている。このシリン
ダ機構24は、上下に直列に配置された2つのシリンダ
26、26を有しており、それぞれには第1エアー回路
28及び第2エアー回路30が接続されている。そし
て、第1エアー回路28に給気されて第1エアー室32
にエアーが導入されると、第2エアー室34に接続され
る第2エアー回路30から排気されて、ピストン36、
36が下降し、これに連結されたトピード16が前進し
てゲート6を塞ぐことになる。逆に、第2エアー回路3
0からエアーが供給される時は、第1エアー回路28は
排気管の役割を果たし、ピストン36、36が上昇す
る。これにより、ゲート6はオープン状態となる。この
ようにして、エアー源を用いてシリンダ機構24のピス
トン36、36を動作させ、この動きによってゲート6
をオープンしたりクローズしたりしていた。そして、こ
のように構成された装置が多数、例えば等ピッチにて並
設されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来装置においては、各トピードに対して1つのシリンダ
機構を設けていることから、以下に示すように製品配列
のピッチを小さくできないという問題点があった。すな
わち、図6に示すようにシリンダブッシュ38の直径を
A、シリンダ26の内径をB、トピード16の直径を
C、シリンダ26の内径の半径をR2、トピード16の
半径をR3とすると、B=2×R2、C=2×R3とな
る。そして、シリンダの内径Bよりαだけシリンダブッ
シュ38の径が大きいとすると、A=B+αとなる。
【0005】さて、このシリンダ26は、上述のように
エアーを用いて駆動させるが、通常エアー圧力は5〜7
kg/cm2のものが工場等では一般的である。ここ
で、樹脂通路14の樹脂圧をP1、エアー圧力をP2と
した場合、トピード16が樹脂圧に打ち勝って作動する
ためには、下記の式が成立しなければならない。 π(R2)2・P2 >π(R3)2・P1 従って、エアー圧力P2は、次のようになる。 P2>(R3/R2)2・P1 仮に、ここでシリンダ内径B=40mm、トピード径C
=4mm、樹脂圧P1=500kg/cm2とすると、 P2>(2/20)2×500=5 となり、エアー圧力が5kg/cm2だと動作しないこ
とになる。
【0006】この場合、トピードの動作をスムーズに行
なうためには、エアー圧力を上げるか、樹脂圧を下げる
か、トピードの径を細くするか、或いはシリンダ内径を
大きくする等の方法がある。これら4つの方法の内、エ
アー圧力を上げることに関しては、市販のエアーコンプ
レッサのエアー圧力は5〜7kg/cm2が標準であ
り、ホース等もその圧力に対応させてできているので、
高いエアー圧力を発生させることは得策ではない。ま
た、樹脂圧を下げる点に関しては、成形品の品質に悪影
響を与えるので好ましくはない。また、トピードの径を
細くする点に関しては、流動性が悪くなる。従って、最
も容易に採用できる方法は、シリンダの内径を大きくす
ることである。ところで、このトピード方式を用いた成
形システムは、大きなメリットとしてゲート径を広くで
きることにより、低圧成形が可能となる点や、キャビテ
ィへの樹脂の充填度合いが良好になる点等があり、これ
がひいては多数個取りにも適しているという結果につな
がる。
【0007】しかしながら、多数個取りの場合には、製
品ピッチ寸法が問題になり、できるだけ狭い範囲に製品
を並べた方が効率がよいが、このピッチを図6に示すシ
リンダブッシュ径Aよりは小さくできない。ここで、上
述のようにA=B+αであり、αは通常3mm程度であ
る。図6において、ランナブッシュ20やブッシュ12
は、形状や材質を変更することによりその径E、Fをあ
る程度小さくできる。また、シリンダ内径Bもトピード
の径Cの状況によっては、ある程度小さくできるが、場
合によってはランナブッシュ径Eやブッシュ径Fよりも
かなり大きくしなけらばならない場合もありえる。この
場合、製品ピッチは、シリンダの大きさによってほぼ決
定されてしまう状況にある。すなわち、上述のようにシ
リンダの内径を大きくするという方法は、多数個取りを
行なおうとする場合には逆に多数個取りの大きな障害と
なってしまうことになる。特に、製品である成形品の寸
法が、シリンダ内径Bの値よりも小さいものを成形しよ
うとする場合には、製品配列的にはシリンダ内径Bで示
す値の配列ができても、実際にはシリンダブッシュ径A
の値に制限されてしまい、製品のピッチはAに示す値以
上となってしまう。
【0008】本考案は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本考案
の目的は、シリンダ機構を大型化して数を減少させるこ
とにより、1つのシリンダ機構で複数のトピードを動作
させる構成とし、製品配列ピッチを小さくする射出成形
用金型装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点を
解決するために、射出材を供給するためのゲートを開閉
する複数のロッド状のトピードをシリンダ機構によって
動かす射出成形用金型装置において、前記複数のトピー
ドは、その先端部の間隔が前記シリンダ機構のシリンダ
径よりも小となるようその基端部を板状の1つのトピー
ド駆動体に取付け固定し、このトピード駆動体を前記ト
ピードの数よりも少ない数のシリンダ機構によりこのシ
リンダ機構の動作方向と同一方向に駆動させるよう構成
したものである。
【0010】
【作用】本考案は、以上のように複数のトピードは、そ
の先端部の間隔が前記シリンダ機構のシリンダ径よりも
小となるようその基端部を板状の1つのトピード駆動体
に取付け固定し、このトピード駆動体を前記トピードの
数よりも少ない数のシリンダ機構によりこのシリンダ機
構の動作方向と同一方向に駆動させるよう構成したの
で、これに取付けられている複数のトピードを同時に操
作することができる。従って、製品配列ピッチはシリン
ダ機構の径に影響を受けることがなく、小さく設定する
ことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下に、本考案に係る射出成形用金型装置の
一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は、本考
案に係る射出成形用金型装置の一実施例を示す断面図で
ある。本実施例にあっては、1つのシリンダ機構により
4つのトピードを駆動する場合について説明する。尚、
図5に示す従来装置と同一部分については同一符号を付
す。図示するように、固定型板2には射出成形空間Sを
介して可動板4が嵌合されている。可動板4には、一度
に4つの製品を形成するために4つの射出成形空間Sが
製品ピッチLの間隔で上記固定型板2との間で形成され
ている。この場合、製品ピッチLは、後述するごとくピ
ストンの径の影響を受けることなく、極力小さな値に設
定する。上記固定型板2には、上記各射出成形空間Sに
臨ませてゲート6が設けられており、プラスチックス等
の射出材を放出し得るように構成されている。
【0012】各ゲート6の上方には、バンドヒータ8を
備えた同心状の2つのブッシュ10,12が設けられ、
この中心部に樹脂通路14が形成される。そして、この
各樹脂通路14内にロッド状のトピード16が昇降自在
に設けられ、上記ゲート6の開閉操作を行なう。このよ
うな固定型板2の上部には、各トピード16に対応させ
てトピードブッシュ18及びランナブッシュ20を有す
るマニホールド22が設けられると共に、各ランナブッ
シュ20には、樹脂導入口(図示せず)が形成されてお
り、上記マニホールド22は成形機ノズルから出た樹脂
が溶融状態を保ちつつゲート6まで達するようにヒータ
等により暖められて高温状態に保たれている。そして、
このマニホールド22の上方には、固定側取付板40が
設けられており、これに比較的大型の1つのシリンダ機
構42が固定されている。このシリンダ機構42は中空
円筒体状のシリンダ44を有しており、このシリンダ4
4のストローク方向両端には、第1エアー回路46及び
第2エアー回路48が接続されており、それぞれピスト
ン50に仕切られた第1エアー室52及び第2エアー室
54へエアーを給排気し得るように構成されている。な
お、図1より、明らかな如くシリンダ機構42のシリン
ダ44の径Bは、複数のトピード16の先端部の間隔L
より大に形成されている。
【0013】そして、上記ピストン50には、連結棒5
6を介して、上記固定側取付板40とマニホールド22
との間に設けられた板状の1つのトピード駆動体58が
接続されている。このトピード駆動体58の下部には、
前記4つのトピード16の基端部が取付け固定されてお
り、このトピード駆動体58を上下動することにより4
つのトピード16を同時に操作し得るように構成されて
いる。
【0014】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、各ゲート6を閉じる場合
には、図1に示すシリンダ機構の状態において第1エア
ー回路46からピストン50の上部の第1エアー室52
へエアーを導入すると同時に、第2エアー室54内のエ
アーを第2エアー回路48を介して排出する。すると、
ピストン50は次第に下降し、これと同時に、ピストン
50に連結されたトピード駆動体58は4つのトピード
16を同時に降下させる。この降下は、各トピード16
の下端部が各ゲート6に当接してこれを閉塞するまで行
なわれる。ゲート6が閉塞すると、樹脂通路14を介し
てゲート6より射出成形空間Sへ導入されていた射出材
としての樹脂の供給が断たれることになる。そして、製
品の型だしが終了して再度射出成形を行なう場合には、
前記と反対の操作を行なう。すなわち、第2エアー回路
48からピストン50の下部の第2エアー室54内へエ
アーを導入すると同時に、第1エアー室52内のエアー
を第1エアー回路46を介して排出する。これにより、
ピストン50は、次第に上昇して各トピード16を同時
に後退させ、各ゲート16が開状態となって、樹脂は開
状態となったゲート16から射出成形室S内へ流入する
ことになる。
【0015】ここで、前述の従来装置と同様にトピード
の径を4mmとし、樹脂圧P1=500kg/cm
エアー圧力P2=5kg/cmと仮定すると、4つの
トピード16を動作するためには下記の式の条件を必要
とする。 π(R2)×5>4π×2×500 (R2:シリンダの半径) 従って、R2>40となり、シリンダの内径は80mm
以上あればよいことになる。従来装置にあっては、それ
ぞれのトピードにシリンダ機構を1つずつ設けていたた
めに、P1=500kg/cm、P2=5kg/cm
,R3=2mm(R3:トピードの半径)のとき、R
2>20となり、従って製品ピッチは43mm(A≒2
0×2+3)以上に設定しなければならなかった。すな
わち、シリンダ径Bよりも製品ピッチを小さくすること
はできなかった。
【0016】しかしながら、本実施例の場合には、シリ
ンダブッシュ60の径A≒B+3より40×2+3=8
3となり、従って、Bは83mm以上あればよいことに
なる。すなわち、従来装置にあっては、シリンダ機構を
4つ並べると172mm(43×4)も必要であったも
のが、本実施例によればほぼ半分の83mmで済むこと
になる。従って、図1中の製品ピッチLは、シリンダ径
Bより小さく設定できることになる。理論的には83/
4=20.75mmとなり、約20mm位まで縮めるこ
とが可能となる。尚、上記計算においては、トピード駆
動体58を動かすための摺動抵抗等は0として計算して
いる。以上のような利点は、図1に示すように4本のト
ピードに対して1つのシリンダ機構を組み合わせた場合
のみならず、更に多数のトピード、例えば8本のトピー
ドに対して1つのシリンダ機構を組み合わせた場合や、
シリンダ機構2個の組合せ等種々の組合せを適用するこ
とが可能である。これらの組合わせは、固定側取付板4
0に設けられているシリンダブッシュ60が他の部品
(ネジ類等)の関係で所定のものが設置できるか否か等
によって適宜選択することができる。
【0017】また、上記トピード駆動体58が平面的に
大きくなった場合には、全体を均等に作動させるため
に、図2に示すようにトピード駆動体58に複数、例え
ば4つのピストン50を設けて駆動させるようにしても
よい。また、トピード駆動体58は、反ったり、よじれ
たり或いはうねったりして動いてはいけないので、これ
を防止するために、図3に示すように1または複数のガ
イド機構62を設けるようにしてもよい。すなわち、こ
のガイド機構62は、固定側取付板40に設けたガイド
ピン64と、トピード駆動体58に設けられ、このガイ
ドピン64と摺動自在に嵌合するガイドブッシュ66に
より主に構成されており、これによりトピード駆動体5
8が斜めになったりして動作不良になることを防止する
ことが可能となる。
【0018】この種のガイド機構62は、通常、金型の
つき出しピンの作動にも採用されている構造であり、各
トピード16を均一に作動させることができ、ガイドピ
ン64とガイドブッシュ66が適度な寸法で設けられる
ことにより、トピード駆動体58を安定して作動させる
ことができる。前記実施例にあっては、トピード駆動体
58を、固定側取付板40とマニホールド22との間に
介在させたが、これに限定されず、例えば図4に示すよ
うにマニホールド22とトピード駆動体58との間にブ
ロック体68を介在させ、このブロック体68にシリン
ダ機構42を設けるようにしてもよい。そして、シリン
ダ機構42のピストン50は、この上方に位置するトピ
ード駆動体58と連結棒56を介して接続されている。
そして、このトピード駆動体58に取付け固定された各
トピード16は上記ブロック体68に形成したトピード
挿通孔70を介してマニホールド22側へ延出されてい
る。
【0019】そして、固定側取付板40にガイド機構6
2のガイドピン64を設けると共に、これに摺動自在に
嵌合するガイドブッシュ66をトピード駆動体58に設
けるようにする。この実施例によれば、マニホールド2
2の放つ熱が上記ブロック体68により遮断されるの
で、上記トピード駆動体58がマニホールド22からの
放熱エネルギを直接に受けることはない。従って、トピ
ード駆動体58の熱による影響は、図1及び図3に示す
装置例の場合よりも少なくて済む。また、図3に示すト
ピード駆動体58とマニホールド22との間の距離L1
よりも図4に示す装置例の距離L2を大きくとることが
でき、マニホールド22とトピード駆動体58の温度差
による熱膨張差の違いの影響を受けにくい。
【0020】しかしながら、いずれにしてもトピード駆
動体58とマニホールド22の熱膨張量は同量とはなり
えないことから、トピード16をトピード駆動体58へ
取付ける際、つき出しピンと同様にトピード取付部をつ
ばつき形状等にすることにより、図4においてトピード
駆動体58の取付部にて左右に多少動くことができ、熱
膨張差を吸収することができる。この場合には、マニホ
ールド22のトピードブッシュ18を傷付ける事無くト
ピード16を作動することが可能となる。尚、以上の実
施例にあっては、ピストン機構の駆動源としてエアー回
路を用いた場合について説明したが、これに限定され
ず、例えば油圧回路を用いるようににてもよい。この場
合にも、上述のエアー回路の場合と同様に、下記式が成
立すればよい。 π(R2)2・P2>π(R3)2・P1 (但しP2は油圧) 油圧はエアー圧と異なり、100kg/cm2以上と高
いため、シリンダ径を小さく設定することができる。し
かし、油は粘性が高いため、シリンダまでの管路を比較
的太く設定しなければならず、逆に太く設定すると、小
さなシリンダでは制御がきかなくなってしまう。
【0021】また、シリンダからの油漏れを防ぐために
は、構造も頑丈に作らねばならず、現状では製品ピッチ
を40mm以下にするためのシリンダを作ろうとすると
内径は30mm以下のシリンダとなってしまい、これで
単独にトピードを制御しようとすると、トピード間の動
きにバラツキが生じてしまうことになる。そこで、製品
ピッチ間が狭い場合には、本実施例のエアー回路の場合
と同様に製品ピッチより大きいシリンダ径を有する比較
的大きなシリンダを1つ乃至複数個設けて、これによっ
てシリンダの数以上の数のトピードを作動させるように
する方がよい。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば次
のような優れた作用効果を発揮することができる。製品
ピッチをシリンダ機構の径に左右されず小さく設定する
ことができるので、装置のコンパクト化を図りながら製
品の多数個取りが可能となり、従って、生産効率の向上
を図ってコストの削減を推進することができる。駆動源
供給用の分岐回路等を少なくできるので、エアー回路の
全体を減少させることができ、装置のコンパクト化を図
ることができるのみならず、駆動エアー等の漏れ等のト
ラブルの発生する可能性を低下することができ、更に、
金型自体の製作も容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る射出成形金型装置を示す断面図で
ある。
【図2】本考案の変形実施例に用いるトピード駆動体と
ピストンとの配置状態を示す図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本考案の更に他の実施例を示す断面図である。
【図5】従来の射出成形用金型装置を示す断面図であ
る。
【図6】従来の射出成形用金型装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2…固定型板、4…可動板、6…ゲート、14…樹脂通
路、16…トピード、22…マニホールド、42…シリ
ンダ機構、44…シリンダ、46…第1エアー回路、4
8…第2エアー回路、50…ピストン、52…第1エア
ー室、54…第2エアー室、58…トピード駆動体、S
…射出成形空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出材を供給するためのゲートを開閉する
    複数のロッド状のトピードをシリンダ機構によって動か
    す射出成形用金型装置において、前記複数のトピード
    は、その先端部の間隔が前記シリンダ機構のシリンダ径
    よりも小となるようその基端部を板状の1つのトピード
    駆動体に取付け固定し、このトピード駆動体を前記トピ
    ードの数よりも少ない数のシリンダ機構によりこのシリ
    ンダ機構の動作方向と同一方向に駆動させるよう構成し
    たことを特徴とする射出成形用金型装置
JP1991054080U 1991-06-17 1991-06-17 射出成形用金型装置 Expired - Lifetime JP2526098Y2 (ja)

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