JP3340183B2 - 成形装置 - Google Patents

成形装置

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JP3340183B2
JP3340183B2 JP09887093A JP9887093A JP3340183B2 JP 3340183 B2 JP3340183 B2 JP 3340183B2 JP 09887093 A JP09887093 A JP 09887093A JP 9887093 A JP9887093 A JP 9887093A JP 3340183 B2 JP3340183 B2 JP 3340183B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、二軸延伸ブロー成形容器と称さ
れる合成樹脂製の薄肉の容器(以下、成形品という)
は、例えば射出成形によって得られたプリフォームをブ
ロー型のキャビティ内に位置させ、容器の軸方向に延伸
させると共に、内部に吹き込んだ気体の圧力によって軸
方向と直角な方向に膨張させることが行われている。
【0003】このような成形品の成形装置としては、例
えば1ステージ方式あるいはホットパリソン方式と称さ
れる構造がある。この構造でよく知られているものとし
ては、基台上に間欠回転可能な回転盤を備えたものがあ
る。そして、この回転盤に分割状のリップ支持プレー
トと割型で構成されたリップ型とが設けられている。こ
のリップ型は、成形品の首部に相当するプリフォームの
リップ部を把持するために設けられている。
【0004】回転盤は、回転する段階で、射出成形工程
を実行する射出成形ステーション、射出成形されたプリ
フォームの温調工程を実行する温調ステーション、プリ
フォームのブロー工程を実行する延伸ブロー成形ステー
ション、ブロー成形された成形品の取出し工程を実行す
るエジェクトステーションをそれぞれ通過するようにな
っている。
【0005】ところで、このような方式においては、射
出成形ステーションが複数箇所設置されている構造があ
る。これは、特に、肉厚が極めて厚く、1回の射出成形
での樹脂の充填量では賄いきれない場合に用いられる構
造である。従って、複数回の射出成形によって得られた
内層側および外層側のプリフォームを接合することで多
層構造とされたプリフォームを対象としてブロー成形が
行なわれ、肉厚の厚い成形品を形成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリフォー
ムを射出成形した際に生じるプリフォームの温度むらを
いかにして少なくするかということがホットパリソン方
式の重要な課題である。
【0007】この温度ムラを発生させる原因としては、
充填される樹脂の可塑化状態が不均一で、樹脂の中には
既に温度差が存在していることがある。このため、プリ
フォーム形成用金型内で均一に冷却されると、どうして
もこの温度差が多少緩和されるもののプリフォーム中に
残ることになる。
【0008】また、プリフォーム射出成形時の樹脂の流
れムラ、つまり金型内を流れる際の樹脂の流れやすさや
流れにくさによる樹脂流動状態の不均一から、樹脂の流
れやすい部分と流れにくい部分との冷却時間の差によっ
てもプリフォーム内に温度差が現れることになるという
ことを本発明者は推考した。
【0009】勿論このようなプリフォーム内の温度ムラ
は、温調工程により円周方向で均一に加熱される間に樹
脂内の温度移動によって緩和されるのであるが、完全に
緩和されるほどの時間が温調工程ではとれないことがあ
る。これは、特にプリフォームが厚肉の場合には顕著に
現れる。
【0010】また、PC(ポリカーボネート)のよう
に、射出成形されたプリフォームを温調工程で比較的長
時間加熱する必要のある場合には、温調工程に割り当て
られた時間(成形サイクル)をほとんど加熱工程で消費
してしまうため、このような温度ムラを緩和するための
時間は得られなかった。
【0011】特に、肉厚の厚い成形品として、大容量の
ボトルを対象とした場合には、耐久強度をもたせる意味
で、例えば、ポリ・カーボネイト(以下、PCという)
が用いられた場合には、この材料における、例えばポリ
エチレンテレフタレートのような共延伸性、つまり、分
子間に発生する均一な延伸拘束性が極めて低いことが原
因して延び量に差が生じがちである。このため、PC等
の共延伸性が低い材料をボトルの材料として選択した場
合には、温度の高い部分で極めて薄い肉厚が得られてし
まい、結果として、機械的な強度、特に、衝撃強度が低
下したりあるいはブロー圧力によって破裂する事態を招
く虞れがある。
【0012】そこで、本発明の目的とするところは、上
記従来の成形装置における問題に鑑み、温度による延び
量の差が比較的大きい材料を用いた場合にも肉厚の均一
化と機械的強度を満足することのできる成形品を得るこ
とができる成形装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、延伸ブロー成形部に配置さ
れたプリフォームを延伸ブロー成形して中空体を成形す
る成形装置において、上記延伸ブロー成形部は、開閉可
能なブローキャビティ型と、上記プリフォームを温調可
能な温調機構とを有し、上記温調機構を、延伸ブロー成
形部におけるプリフォームの配置位置から退避した初期
位置と、型開状態にある上記ブローキャビティ型間の上
記プリフォームの配置位置とに進退させる駆動機構を有
し、上記温調機構は、上記プリフォームの配置位置で上
記プリフォームの温調を行うことを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の成
形装置において、上記温調機構は、上記プリフォームの
高さ方向および周方向で分割され、その分割されたゾー
ン毎に選択して温調可能であることを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の成形装置のひとつにおいて、上記温調機構は、
リフォームの外周面にエアを吹き付けるエア吹出し機構
を備えていることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の成形装置のひとつにおいて、上記温調機構は、低
圧ブローエアをプリフォームに吹き込むことで内表面に
上記プリフォームを接触させ、ゾーン毎の温調を可能に
したことを特徴としている。
【0017】
【作用】本発明では、延伸ブロー成形部は、温調機構を
有しているため、延伸ブロー成形部に配置されたプリフ
ォームに対し温調を行うことができる。さらに上記温調
機構は、初期位置と、温調を行うプリフォームの配置位
置とを進退させる駆動機構を有しているため、上記温調
機構をプリフォームの搬送の邪魔にならない初期位置に
退避することができる。また、延伸ブロー成形にて延
伸ブロー成形される直前にプリフォームの高さ方向およ
び周方向で分割・選択されたゾーンが温調される。
【0018】従って、プリフォームの所望延伸温度以上
に達している部分もしくは所望延伸温度に満たない部分
の温度を選択された温調ゾーンによって所望温度に設定
されることになる。
【0019】特に、PC製プリフォームの延伸ブローに
際しては、所望延伸温度以上の部分の過度の延伸(破
裂)を防止すべく温調ゾーンによる冷却によってその延
伸温度を得ることができる。
【0020】また、温調機構をエアにした場合は、拡散
されたエアによって多少所望部分の周囲温度も変化する
ので、ある程度緩やかに温度変化する状態になり、急激
な変化は防止される。
【0021】温調機構を接触式とした場合には、温調し
たい分割ゾーンに対応するプリフォーム部分を確実に温
調することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面において本発明の詳細を説明す
る。
【0023】図1は、本発明による成形装置の一例とし
て、ブロー成形装置10の機台20を示す平面図であ
る。このブロー成形装置10は、2箇所に設置された射
出成形機構を備え、2段階の射出成形により肉厚の厚い
成形品を得るためのプリフォームを成形する構造とされ
ている。これは、1回の射出成形での樹脂の射出量で
は、所定の肉厚に満たないことを理由に射出成形工程を
分けて実行するためである。
【0024】そして、この機台20には回転盤22が設
けられている。
【0025】回転盤22は、機台20に対して図示矢印
方向に間欠回転可能に設けられており、間欠回転する過
程で、次の各ステーションに停止する。本実施例での各
ステーションとしては、プリフォームの内層に相当する
部分の射出成形工程を実行する第1の射出成形ステーシ
ョン12、プリフォームの外層に相当する部分の射出成
形工程を実行する第2の射出成形ステーション14、内
層および外層が接着されて構成されたプリフォームの温
調工程を実行する温調ステーション16、プリフォーム
の延伸ブロー成形工程を実行する延伸ブロー成形ステー
ション18および延伸ブロー成形された成形品の取出し
工程を実行するエジェクトステーション21が該当して
いる。
【0026】そして、回転盤22には、各ステーション
に移送する間、成形品の首部に相当するプリフォームの
リップ部を保持するためのリップ型移送プレート24が
各ステーションに対応してそれぞれ設けられている。本
実施例では、肉厚が厚い成形品を対象とし、このような
成形品としては大容量のボトルであるので、リップ型移
送プレート24に保持されるプリフォームは1個とされ
ている。このため、リップ型移送プレート24には、
割された2枚のリップ型支持プレート24Aと、各リッ
プ型支持プレート24Aにそれぞれ固定された割型から
成るリップ型24Bがプリフォームの数に合せて設けら
れている。
【0027】上述した延伸ブロー成形ステーション18
には、図2に示すように、割型構造からなるブローキャ
ビティ型26が配置されており、これらブローキャビテ
ィ型26は、油圧シリンダ28によって型の開閉動作が
行なわれるようになっている。
【0028】一方、延伸ブロー成形ステーション18に
は、プリフォームの温調機構30が設けられている。
【0029】すなわち、温調機構30は、延伸ブロー成
形前に、少なくともプリフォームの高さ方向で分割され
たゾーンを対象として温調された温度を変更するために
設けられているものであり、その構造は、図3以下の図
面に示されている。
【0030】図3において、本実施例における温調機構
30は、プリフォームの高さ方向において、部分的に温
度を低下させるために設けられており、冷却温調部材3
2、エアシリンダ34、摺動駆動部36およびエア吹出
し機構38を備えて構成されている。
【0031】冷却温調部材32は、延伸ブロー成形ステ
ーション18に搬送されてきたプリフォームの外周面を
部分的に冷却するために設けられている。この冷却温調
部材32は、プリフォームの外周面を囲繞することがで
きる割型で構成されている。そして、冷却温調部材32
は、そのパーティング面の一方に取付けられた蝶板40
によって支柱42に対しヒンジ結合されることで、蝶板
40の位置を支点として、図5に示すように、開閉する
ことができる。従って、冷却温調部材32同士が閉じて
パーティング面が密着した場合には、プリフォームの外
周面に対面することができる。また、冷却温調部材32
における内周面には、インナプレート32Aが固定され
ており、このインナプレート32Aは、図4に示すよう
に、プリフォームの高さ方向及び周方向で複数のゾーン
に分割されている。本実施例では、片方の冷却温調部材
32に固定されているインナプレート32Aが9ゾーン
に分割されている。さらに、インナプレート32Aに
は、その表面で開口するノズル32A1が1ブロックあ
たりで複数箇所に形成されており、このノズル32A1
には、冷却温調部材32側に形成された開口部(図示さ
れず)が連通している。ノズル32A1は、エア吹出機
構38の一構成をなす部分であり、開口部に連結された
ホース38Aに接続されている。このホース38Aは、
ノズル32A1とともにエア吹出し機構38の一構成部
品をなすものである。つまり、ホース38Aは、後述す
る摺動駆動部36の基台36A上に固定されているコネ
クタ取付け基板48に設けてあるコネクタ38Bを介し
て図示しないエアポンプに接続され、ノズル32Aに対
してエアポンプからの冷却用の空気を送るようになって
いる。このノズル32A1からのエア吹出しは、図示し
ない制御部からの信号によって吹出し位置を選択するこ
とが可能であり、本実施例では、主に、温調された場合
に他の部分よりも比較的高温になりやすい薄肉部に対面
するブロックがエア吹出し位置として選択される。
【0032】なお、このエア吹出し位置の選択に関して
は、例えば、成形シーケンスを実行される成形品の形
状、特に、肉厚の分布状況に基づいて予め設定するこ
と、あるいは、前以て試験的に成形品の温度分布を検査
して設定することなどが行なわれる。
【0033】一方、冷却温調部材32には、蝶板40の
片部が取付けられている側に従動アーム44の延長方向
一端が取付けられており、この従動アーム44の延長方
向他端はエアシリンダ34のアクチュエータ34Aに取
付けられている。冷却温調部材32における従動アーム
44の一端が取付けられている箇所は、冷却温調部材3
2を開閉する際に揺動支点に対する作用点をなす位置で
ある。従って、この位置に従動アーム44を介したエア
シリンダ34からの駆動力が付加されると、アクチュエ
ータ34Aの進退動作に連動して冷却温調部材32を開
閉することができる。
【0034】エアシリンダ34は、冷却温調部材32を
開閉する時期を次のように設定されている。すなわち、
プリフォームが延伸ブロー成形ステーション18に搬送
されてセットされた後、後述する摺動駆動部36によっ
て、プリフォームの外周面に冷却温調部材32が対面で
きる時期に、図5において実線で示すように、冷却温調
部材32を閉じることができる方向にアクチュエータ3
4Aを移動させ、これ以外の時期には、図5において二
点鎖線で示すように、冷却温調部材32が開放される方
向にアクチュエータ34Aを移動させる。
【0035】また、エアシリンダ34は、摺動駆動部3
6の基台36A上に固定されている支持片46の上面に
固定された載置基台50に取付けられており、摺動駆動
部36の移動に連動して図3中、矢印で示す方向に往復
移動することができる。
【0036】すなわち、摺動駆動部36は、プリフォー
ムの配置位置および成形品の回転搬送範囲から退避した
状態とするとともに、図2に示したブローキャビティ型
26の開閉方向と直角な方向に冷却温調部材32を往復
移動させてプリフォームが配置される位置に対して進退
させるための機構である。このような進退動作は、プリ
フォームの搬送の邪魔にならないようにするためであ
り、延伸ブロー成形ステーション18にプリフォームが
搬送されてセットされた場合に、冷却温調部材32をプ
リフォームの外周面に対面させる位置に移動することが
できる。このため、摺動駆動部36の基台36Aの下面
にはスライダ36Bが固定されており、このスライダ3
6Bは、リニア駆動部材36Cに連動可能に設けられて
いる。本実施例では、リニア駆動部材36Cとして、例
えば、油圧シリンダが用いられ、この油圧シリンダのピ
ストンがスライダ36Bに連結されている。
【0037】次に作用について説明する。
【0038】温調機構30は、プリフォームが延伸ブロ
ー成形ステーション18に搬送されてくるまでの間、プ
リフォームの配置位置から退避した状態とするととも
に、冷却温調部材32を開放した状態を初期の態位とし
て設定されている。このため、摺動駆動部36では、リ
ニア駆動部材36Cによって、プリフォームのセット位
置から遠ざかる方向に基台36Aが移動し、基台36A
上のエアシリンダ34もこれに連動してプリフォームの
セット位置から遠ざかる位置におかれる。
【0039】また、エアシリンダ34は、冷却温調部材
32を開放する方向に従動レバー44を移動させる。な
お、この時には、一応、エア吹出し機構38は動作を停
止されるが、吹出すエアによって周囲に塵などを撒き上
げるような不具合が発生しない限り、エア吹出しを継続
してもよい。
【0040】一方、プリフォームが延伸ブロー成形ステ
ーション18に搬送されてセットされると、プリフォー
ムに対する冷却動作が実行される。
【0041】すなわち、この場合には、開放されたまま
の冷却温調部材32が、プリフォームがセットされてい
る位置に向け移動する。このため、摺動駆動部36で
は、リニア駆動部材36Cからの駆動を介して、プリフ
ォームのセット位置に進入する方向に基台36Aが移動
する。また、基台36A上のエアシリンダ34もこれに
連動して、図6において二点鎖線で示されているプリフ
ォーム100のセット位置に移動する。そして、プリフ
ォームのセット位置に冷却温調部材32が配置される
と、エアシリンダ34は、冷却温調部材32を閉じる方
向に従動レバー44を移動させ、これによって、冷却温
調部材32のインナプレート32Aがプリフォームの外
周面に対面する。この状態で、エア吹出し機構38から
のエア吹出しが実行されると、エアが吹き付けられたプ
リフォーム8の外周面の温度が低下することになる。従
って、この部分、つまり、他の部分よりも高温になって
いる箇所では、温調された温度よりも低い温度に変更さ
れ、延伸ブロー成形時での延伸量が過剰になるのが抑え
られることになる。
【0042】また、エア吹出口を小さくしてスポット冷
却(温調)すると、局所箇所の冷却が可能となる。また
さらに、図4において符号32A2で示すようにスリッ
ト状の開口部を設けその内部にフィルタを設けてエアを
拡散させることも可能であり、この場合には所望箇所全
体(多少広い範囲に)にエアが当たることになる。これ
によりその箇所の周囲との温度変化を緩やかにすること
が可能になる。
【0043】なお、図4では、分割されたブロックの一
部を流用してフィルタを用いた場合が示してある。
【0044】従って、フィルタを用いる場合には、エア
吹出口が設けられている全てのブロックを対象としてあ
るいは、局所的に混在させてもよい。
【0045】以上のように、本実施例によれば、エアの
吹き付けという簡単な方式によって、所望する箇所の温
調が行なえる。また、このような延伸ブロー成形前に実
行される温調は、延伸ブロー成形の時間が射出成形時間
よりも極めて短いことを考えると、射出成形時間内で実
行することができるので、成形サイクルタイムを長大化
するようなことなく、成形品の肉厚を適正化することが
可能になる。
【0046】なお、上記実施例では、温調の対象とし
て、温調された部分の冷却を行なうことを前提として説
明したが、本発明では、このような対象に限らない。例
えば、プリフォームの高さ方向および周方向で、温調さ
れた際に比較的温度が高くなりやすい薄肉部での温度を
基準とし、この位置よりも温度の上昇が芳しくない厚肉
部に対して加熱することで、延伸に必要な温度に変更す
るようにしてもよい。この場合には、当然ではあるが、
エア吹出機構からは、温風が供給されることになる。ま
た、所望温調部分の温調条件調整方法としては、吹き出
されるエアの流量を各ゾーン毎に調整したり、エアの吹
き出している時間をタイマー設定することなどがある。
さらに、エア吹出機構から供給されるエアの供給量とし
ては、一定量に限らず、変更すべき放熱量あるいは加熱
量に応じて変化させてもよい。さらに、冷却温調部材の
内部に設けてあるインナプレートは、プリフォームの外
形寸法に応じて取り替えることができる構造としてもよ
い。
【0047】そしてまた、温調機構の構成としては、エ
ア吹出構造に限らず、例えば、冷却温調部材として、プ
リフォームの表面に接触する構造としてもよい。この場
合には、図7に示すように、プリフォームの形状よりも
大きい内面形状の温調部材をプリフォーム外周に配置し
て、低圧のエアをプリフォーム内に吹き込むことでプリ
フォームをこの温調部材内面まで膨らまし、プリフォー
ム外表面を温調部材の内表面に接触させて温調する。こ
のような方法によれば、熱伝導率において、エアよりも
効果的に冷却することが可能になる。
【0048】なお、図7に示した例では、当然のことで
はあるが、局所的に所望温度条件を設定するために、各
ブロックでの温度制御が行われている。
【0049】さらに、本発明は、実施例に説明した1ス
テージ方式において、例えば、実施例中で説明した温調
ステーションが設けられていない構造にも適用すること
も可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
伸ブロー成形部は、温調機構を有しているため、延伸ブ
ロー成形部に配置されたプリフォームに対し温調を行う
ことができる。さらに上記温調機構は、初期位置と、温
調を行うプリフォームの配置位置とを進退させる駆動機
構を有しているため、上記温調機構をプリフォームの搬
送の邪魔にならない初期位置に退避することができる。
また、延伸ブロー成形前に、プリフォームの高さ方向及
び周方向で分割したゾーンを選択して、独立して温度を
変更することで温調ができ、延伸すべきでない位置の表
面温度が延伸しやすい温度に達している場合、あるい
伸すべき位置の表面温度が延伸しにくい温度にあると
き、その位置の温度を変更することができる。従って、
特に、温度が高い部分での延び量が抑制される。このた
め、温度が高くなっている位置が所定の延び量以上に延
伸されて肉厚が薄くなり過ぎるような事態を未然に回避
することができ、これによって、成形品の肉厚を均一化
して機械的強度が低下するのを防止することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による成形装置に用いられる基台の全体
構成を説明するための平面図である。
【図2】図1に示した成形装置の延伸ブロー成形ステー
ションの構造を模式的に示す平面図である。
【図3】図2に示した延伸ブロー成形ステーションに用
いられる温度変更機構の全体構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示した温度変更機構の一部の構造を示す
斜視図である。
【図5】図3に示した温度変更機構の平面図である。
【図6】図3に示した温度変更機構の側面図である。
【図7】図3に示した温度変更機構の変形例を示す側面
図である。
【符号の説明】
10 成形装置 16 温調ステーション 18 延伸ブロー成形ステーション 30 温調機構 32 冷却温調部材 100 プリフォーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−89929(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 延伸ブロー成形部に配置されたプリフォ
    ームを延伸ブロー成形して中空体を成形する成形装置に
    おいて、 上記延伸ブロー成形部は、開閉可能なブローキャビティ
    型と、上記プリフォームを温調可能な温調機構とを有
    し、 上記温調機構を、延伸ブロー成形部におけるプリフォー
    ムの配置位置から退避した初期位置と、型開状態にある
    上記ブローキャビティ型間の上記プリフォームの配置位
    置とに進退させる駆動機構を有し、 上記温調機構は、上記プリフォームの配置位置で上記プ
    リフォームの温調を行う ことを特徴とする成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の成形装置において、 上記温調機構は、上記プリフォームの高さ方向および周
    方向で分割され、その分割されたゾーン毎に選択して温
    調可能であることを特徴とする成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の成形装置のひと
    つにおいて、 上記温調機構は、プリフォームの外周面にエアを吹き付
    けるエア吹出し機構を備えていることを特徴とする成形
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の成形装置のひと
    つにおいて、 上記温調機構は、低圧ブローエアをプリフォームに吹き
    込むことで内表面に上記プリフォームを接触させ、ゾー
    ン毎の温調を可能にしたことを特徴とする成形装置。
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