JP2525714Y2 - キヤリツジ式ミクロトーム - Google Patents
キヤリツジ式ミクロトームInfo
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- JP2525714Y2 JP2525714Y2 JP1990087496U JP8749690U JP2525714Y2 JP 2525714 Y2 JP2525714 Y2 JP 2525714Y2 JP 1990087496 U JP1990087496 U JP 1990087496U JP 8749690 U JP8749690 U JP 8749690U JP 2525714 Y2 JP2525714 Y2 JP 2525714Y2
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- JP
- Japan
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- carriage
- guide
- type microtome
- rollers
- microtome according
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/02—Devices for withdrawing samples
- G01N1/04—Devices for withdrawing samples in the solid state, e.g. by cutting
- G01N1/06—Devices for withdrawing samples in the solid state, e.g. by cutting providing a thin slice, e.g. microtome
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26D—CUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
- B26D7/00—Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
- B26D7/0006—Means for guiding the cutter
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/02—Devices for withdrawing samples
- G01N1/04—Devices for withdrawing samples in the solid state, e.g. by cutting
- G01N1/06—Devices for withdrawing samples in the solid state, e.g. by cutting providing a thin slice, e.g. microtome
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、切断用カツターを支持するキャリツジが精
密案内要素に沿つて、ミクロトームのハウジングと結合
する被検体支持体に対向して移動自在であるキヤリツジ
式ミクロトームに関する。
密案内要素に沿つて、ミクロトームのハウジングと結合
する被検体支持体に対向して移動自在であるキヤリツジ
式ミクロトームに関する。
キヤリツジを手動操作で動かす公知のキヤリツジ式ミ
クロトーム,たとえば、出願人がHM400Sの商品名で市販
しているミクロトームの場合には、キヤリツジはすべり
案内部に沿つて移動するようになつている。このように
キヤリツジがすべり案内部に沿つて動くためには、キヤ
リツジのすべり軌道と、ハウジングのすべり軌道との間
に、できる限り薄く且つ均一な厚みの潤滑剤の膜を保持
しておかなければならない。これは、非常に高価な潤滑
剤を使用して始めて可能になる。このような措置を構じ
ているにもかかわらず、切断片の厚さは潤滑膜の厚さに
よつて影響を受けると共に、潤滑剤の粘度や、キヤリツ
ジの移動速度によつても変わるので、一様な厚さの切断
片を連続して製造することはほとんど不可能である。従
つて、公知の構成のキヤリツジ式ミクロトームを操作す
る場合、品質の良い切断片を製造できるようにするため
には、操作に携わる者が多くの経験と、熟練した技術を
もつている必要がある。
クロトーム,たとえば、出願人がHM400Sの商品名で市販
しているミクロトームの場合には、キヤリツジはすべり
案内部に沿つて移動するようになつている。このように
キヤリツジがすべり案内部に沿つて動くためには、キヤ
リツジのすべり軌道と、ハウジングのすべり軌道との間
に、できる限り薄く且つ均一な厚みの潤滑剤の膜を保持
しておかなければならない。これは、非常に高価な潤滑
剤を使用して始めて可能になる。このような措置を構じ
ているにもかかわらず、切断片の厚さは潤滑膜の厚さに
よつて影響を受けると共に、潤滑剤の粘度や、キヤリツ
ジの移動速度によつても変わるので、一様な厚さの切断
片を連続して製造することはほとんど不可能である。従
つて、公知の構成のキヤリツジ式ミクロトームを操作す
る場合、品質の良い切断片を製造できるようにするため
には、操作に携わる者が多くの経験と、熟練した技術を
もつている必要がある。
さらに、有効切断力は何よりもまずキヤリツジの重量
によつて決まるため、できる限り重いキヤリツジとなる
ように鋼を使用しているので、このようなキヤリツジ式
ミクロトームの操作は骨が折れるものである。従つて、
キヤリツジを動かしていると、大きな質量を移動させな
ければならないために疲れてしまう。
によつて決まるため、できる限り重いキヤリツジとなる
ように鋼を使用しているので、このようなキヤリツジ式
ミクロトームの操作は骨が折れるものである。従つて、
キヤリツジを動かしていると、大きな質量を移動させな
ければならないために疲れてしまう。
公知のキヤリツジ式ミクロトームを使用して切断片を
製造するためには、すべり面を頻繁に洗浄し且つ潤滑す
る必要がある。そのため、高価な潤滑剤を大量に使用し
なければならなくなるばかりでなく、切断作業の準備に
長い時間を要する。製造される切断片との厚さと均一性
は操作者の技術レベルと、経験と、集中力とによつて大
きく左右される。
製造するためには、すべり面を頻繁に洗浄し且つ潤滑す
る必要がある。そのため、高価な潤滑剤を大量に使用し
なければならなくなるばかりでなく、切断作業の準備に
長い時間を要する。製造される切断片との厚さと均一性
は操作者の技術レベルと、経験と、集中力とによつて大
きく左右される。
そこで、本考案の目的は、切断用カッターを支持する
キャリッジが精密案内要素に沿って、ミクロトームのハ
ウジングに結合された被検体支持体に対向して移動自在
であるキャリッジ式ミクロトームを、キヤリツジ案内部
に高い安定性と同時に、走行の容易さという利点をもた
せることにより、高精度の切断片の製造を可能にし、切
断片の品質が操作者の技術レベルによつて左右されない
ように構成することである。
キャリッジが精密案内要素に沿って、ミクロトームのハ
ウジングに結合された被検体支持体に対向して移動自在
であるキャリッジ式ミクロトームを、キヤリツジ案内部
に高い安定性と同時に、走行の容易さという利点をもた
せることにより、高精度の切断片の製造を可能にし、切
断片の品質が操作者の技術レベルによつて左右されない
ように構成することである。
本願の第1の考案によれば、上記の目的は、案内溝を
有する溝付き棒材として構成された2つの第1の案内要
素がミクロトームのハウジングと結合していることと、
それらの溝付き棒材の少なくとも一方がその長手方向軸
に対し垂直方向に調整自在であることと、案内溝を有す
る溝付き棒材として構成された2つの第2の案内要素が
キヤリツジと堅固に結合しており、第1の案内要素と第
2の案内要素の案内溝が互いに対向していることと、案
内溝に、ほぼ第2の案内要素の二分の一の長さにわた
り、高精度のローラが遊びなしに差込まれていることに
より達成される。
有する溝付き棒材として構成された2つの第1の案内要
素がミクロトームのハウジングと結合していることと、
それらの溝付き棒材の少なくとも一方がその長手方向軸
に対し垂直方向に調整自在であることと、案内溝を有す
る溝付き棒材として構成された2つの第2の案内要素が
キヤリツジと堅固に結合しており、第1の案内要素と第
2の案内要素の案内溝が互いに対向していることと、案
内溝に、ほぼ第2の案内要素の二分の一の長さにわた
り、高精度のローラが遊びなしに差込まれていることに
より達成される。
本考案によるキヤリツジ式ミクロトームにおいては、
従来から使用されていたすべり案内部の代わりに、ロー
ラを含む直線案内部を使用する。直線案内部は第1の案
内要素と、第2の案内要素とから形成され、それらの案
内要素が、一体となつて、焼入鋼から成るローラを遊び
なしにはめ込むための案内溝を形成する。少なくとも案
内溝の走行面も同様に焼入鋼から構成されることになる
ので、摩耗が少なく、安定性にすぐれた直線案内部が得
られる。第1の案内要素の少なくとも一方がその長手方
向軸に対し垂直方向に調整自在であるので、直線案内部
の一定の予荷重を調整でき、従つて、遊びのない構造が
得られる。
従来から使用されていたすべり案内部の代わりに、ロー
ラを含む直線案内部を使用する。直線案内部は第1の案
内要素と、第2の案内要素とから形成され、それらの案
内要素が、一体となつて、焼入鋼から成るローラを遊び
なしにはめ込むための案内溝を形成する。少なくとも案
内溝の走行面も同様に焼入鋼から構成されることになる
ので、摩耗が少なく、安定性にすぐれた直線案内部が得
られる。第1の案内要素の少なくとも一方がその長手方
向軸に対し垂直方向に調整自在であるので、直線案内部
の一定の予荷重を調整でき、従つて、遊びのない構造が
得られる。
本考案に従つて構成される直線案内部は、走行がきわ
めて軽やかであると同時に、安定した案内を行う。案内
の精度がキヤリツジの重量によつて決まるということは
ないので、キヤリツジを軽金属,たとえばアルミニウム
合金から製造できる。案内部の走行が容易であり且つ移
動させるべきキヤリツジが軽量であるため、本考案によ
るキヤリツジ式ミクロトームを操作したときの疲れは比
較的少ない。
めて軽やかであると同時に、安定した案内を行う。案内
の精度がキヤリツジの重量によつて決まるということは
ないので、キヤリツジを軽金属,たとえばアルミニウム
合金から製造できる。案内部の走行が容易であり且つ移
動させるべきキヤリツジが軽量であるため、本考案によ
るキヤリツジ式ミクロトームを操作したときの疲れは比
較的少ない。
直線案内部は精度が高く且つ遊びがないので、切断片
の精度は切断すべきプレパラートの場所ごとに異なる硬
さによつて左右されない。実験によれば、新規なミクロ
トームによつて申し分のない切断片を連続して製造で
き、また、実験用プレパラートとしてプラスチツクを使
用しても、切断片に欠陥は見られないことがわかつてい
る。
の精度は切断すべきプレパラートの場所ごとに異なる硬
さによつて左右されない。実験によれば、新規なミクロ
トームによつて申し分のない切断片を連続して製造で
き、また、実験用プレパラートとしてプラスチツクを使
用しても、切断片に欠陥は見られないことがわかつてい
る。
本考案によるキヤリツジ式ミクロトームの大きな利点
は、切断片の精度が装置自体によつて確定されており、
操作者の経験や技術レベルにより左右されなくなつたと
いうことである。従つて、操作者の負担は、1つには操
作が容易であることにより、さらには、キヤリツジ移動
の走行性が良いことにより軽減されたことになる。
は、切断片の精度が装置自体によつて確定されており、
操作者の経験や技術レベルにより左右されなくなつたと
いうことである。従つて、操作者の負担は、1つには操
作が容易であることにより、さらには、キヤリツジ移動
の走行性が良いことにより軽減されたことになる。
新規なキヤリツジ式ミクロトームのさらに好都合な構
成は実用新案登録請求の範囲第2項から第9項に記載さ
れている。実用新案登録請求の範囲第2項は案内溝の有
利な構成を提示しており、実用新案登録請求の範囲第3
項及び第4項はこの溝に差込まれるローラの構成に関す
る。実用新案登録請求の範囲第5項に記載される手段に
より、妨害となるような衝突が原因となつて起こるロー
ラの案内部からの脱落を回避する。実用新案登録請求の
範囲第6項は、直線案内部の予荷重を便利且つ容易に調
整できる手段を提示している。
成は実用新案登録請求の範囲第2項から第9項に記載さ
れている。実用新案登録請求の範囲第2項は案内溝の有
利な構成を提示しており、実用新案登録請求の範囲第3
項及び第4項はこの溝に差込まれるローラの構成に関す
る。実用新案登録請求の範囲第5項に記載される手段に
より、妨害となるような衝突が原因となつて起こるロー
ラの案内部からの脱落を回避する。実用新案登録請求の
範囲第6項は、直線案内部の予荷重を便利且つ容易に調
整できる手段を提示している。
実用新案登録請求の範囲第7項〜第9項は、切断くず
又はちりが装置内部や案内部の中に入り込むのを阻止す
る移動カバーベルトに関する。
又はちりが装置内部や案内部の中に入り込むのを阻止す
る移動カバーベルトに関する。
以下、第1図から第3図に示す一実施例を参照して本
考案をさらに詳細に説明する。
考案をさらに詳細に説明する。
第1図において、(1)はキヤリツジ式ミクロトーム
のハウジングである。このハウジングは、垂直方向に案
内される支持体システム(3)が装着されている部分
(2)を有する。支持体システムに固定された被検体保
持部(4)は、切断すべき被検体、たとえばパラフイン
に埋込んだプレパラートを保持する。
のハウジングである。このハウジングは、垂直方向に案
内される支持体システム(3)が装着されている部分
(2)を有する。支持体システムに固定された被検体保
持部(4)は、切断すべき被検体、たとえばパラフイン
に埋込んだプレパラートを保持する。
ハウジング(1)には、キヤリツジ(6)が水平方向
に摺動自在に取付けられており、キヤリツジに固定され
たカツターホルダー(7)に、切断用カツター(8)が
差込まれている。カツターホルダー(7)は複数の自由
度を備えており、調整部材(9)を使用してカツター
(8)を最適の状態に調整することができる。
に摺動自在に取付けられており、キヤリツジに固定され
たカツターホルダー(7)に、切断用カツター(8)が
差込まれている。カツターホルダー(7)は複数の自由
度を備えており、調整部材(9)を使用してカツター
(8)を最適の状態に調整することができる。
カツター(8)の調整後、その切断刃部は切断平面を
規定する。続いて、キヤリツジ(6)を水平に摺動させ
ると、切断用カツターは切断平面で切断すべき被検体
(5)を横切つて動く。
規定する。続いて、キヤリツジ(6)を水平に摺動させ
ると、切断用カツターは切断平面で切断すべき被検体
(5)を横切つて動く。
被検体(5)を所望の位置に位置決めするのは、ここ
には図示されないが、たとえば、ドイツ特許第3714390
号に記載されているような調整部材である。
には図示されないが、たとえば、ドイツ特許第3714390
号に記載されているような調整部材である。
キヤリツジ(6)に固定されているレバー(10)は、
支持体(3)の垂直方向の動き、すなわち、被検体
(5)の垂直方向の動きをレリーズするシステムに、つ
まみ(11)により調整自在であるカムを介して作用す
る。このカムは、いわゆる自動送り機構の切換えポイン
トをキヤリツジ(6)の所定の行程に調整することがで
きるように位置決め可能である。この自動送り機構は支
持体(3)の垂直の動きに作用を与えるもので、たとえ
ば、ドイツ特許第3806269号に記載されている。キヤリ
ツジ(6)が動き始めると、被検体(5)は、支持体
(3)によつて、つまみ(12)の操作であらかじめ設定
された切断厚さに対応する間隔だけ垂直方向ち摺動され
る。そこで、カツター(8)は被検体を横切るように動
き、被検体切片が作成されるのである。
支持体(3)の垂直方向の動き、すなわち、被検体
(5)の垂直方向の動きをレリーズするシステムに、つ
まみ(11)により調整自在であるカムを介して作用す
る。このカムは、いわゆる自動送り機構の切換えポイン
トをキヤリツジ(6)の所定の行程に調整することがで
きるように位置決め可能である。この自動送り機構は支
持体(3)の垂直の動きに作用を与えるもので、たとえ
ば、ドイツ特許第3806269号に記載されている。キヤリ
ツジ(6)が動き始めると、被検体(5)は、支持体
(3)によつて、つまみ(12)の操作であらかじめ設定
された切断厚さに対応する間隔だけ垂直方向ち摺動され
る。そこで、カツター(8)は被検体を横切るように動
き、被検体切片が作成されるのである。
2つの案内要素(14,15)は、たとえば、ねじ留めな
どの方法により、ミクロトームのハウジング(1)と固
定結合されている。それぞれの案内要素は、この実施例
ではV溝の形態をとる案内溝を有する溝付き棒材から構
成される。第2図及び第3図に示すように、上方の溝付
き棒材(14)はその長手方向軸に対し垂直に調整自在で
ある。この調整を行うために、複数個の締付けねじ(1
6)が設けられている。
どの方法により、ミクロトームのハウジング(1)と固
定結合されている。それぞれの案内要素は、この実施例
ではV溝の形態をとる案内溝を有する溝付き棒材から構
成される。第2図及び第3図に示すように、上方の溝付
き棒材(14)はその長手方向軸に対し垂直に調整自在で
ある。この調整を行うために、複数個の締付けねじ(1
6)が設けられている。
キヤリツジ(6)にさらに固定結合されている2つの
別の案内要素(17,18)も、同様に、V溝の形態をとる
案内溝を有する溝付き棒材から構成されている。
別の案内要素(17,18)も、同様に、V溝の形態をとる
案内溝を有する溝付き棒材から構成されている。
互いに対向している案内要素(14,17)と、(15,18)
は、相互間に案内溝を形成し、その案内溝にローラ(2
0,21)がはめ込まれている。互い違いに90°ずれた状態
で案内溝にはめ込まれた複数個のローラが設けられてい
る。このことは、第2図の軸方向断面図により示唆され
ている。ローラは、プラスチツクなどから製造されるロ
ーラケージ(図示せず)に把持されている。ローラ自体
は焼入鋼から製造される。
は、相互間に案内溝を形成し、その案内溝にローラ(2
0,21)がはめ込まれている。互い違いに90°ずれた状態
で案内溝にはめ込まれた複数個のローラが設けられてい
る。このことは、第2図の軸方向断面図により示唆され
ている。ローラは、プラスチツクなどから製造されるロ
ーラケージ(図示せず)に把持されている。ローラ自体
は焼入鋼から製造される。
ある実施例の構成によれば、案内要素(14,15)は350
mmの長さであり、案内要素(17,18)は200mmの長さを有
し、案内溝にはめ込まれるローラケージはそれぞれ約10
0mmの長さを有する。この場合、キヤリツジ(6)の最
大行程は200mmとなる。
mmの長さであり、案内要素(17,18)は200mmの長さを有
し、案内溝にはめ込まれるローラケージはそれぞれ約10
0mmの長さを有する。この場合、キヤリツジ(6)の最
大行程は200mmとなる。
ここで使用する直線案内部は、たとえば、Schneeberg
er社からRNGの商品名で販売されているような市販の部
品から製造されるのが好ましい。この直線案内部は焼入
部品から成り、非常に摩耗しにくい。一般に、十字ロー
ラ形直線案内部と呼ばれる部品である。
er社からRNGの商品名で販売されているような市販の部
品から製造されるのが好ましい。この直線案内部は焼入
部品から成り、非常に摩耗しにくい。一般に、十字ロー
ラ形直線案内部と呼ばれる部品である。
締付けねじ(16)により溝付き棒材(14)を調整でき
るので、直線案内部に一定の予荷重を加えることが可能
になる。そのため、キヤリツジ(6)の直線強制案内部
は隙間を形成せず、高い安定性を有している。
るので、直線案内部に一定の予荷重を加えることが可能
になる。そのため、キヤリツジ(6)の直線強制案内部
は隙間を形成せず、高い安定性を有している。
本考案によるキヤリツジ式ミクロトームの場合、キヤ
リツジの重量は有効切断力に影響を与えないので、キヤ
リツジ(6)を軽金属製とすることができる。この場
合、キヤリツジ(6)をアルミニウム合金から製造する
と有利である。
リツジの重量は有効切断力に影響を与えないので、キヤ
リツジ(6)を軽金属製とすることができる。この場
合、キヤリツジ(6)をアルミニウム合金から製造する
と有利である。
キヤリツジ(6)と結合している2つの案内要素(1
7)及び(18)は、共に、その端部にストツパ(22,23)
を具備している。これらのストツパは、遊びをもつては
め込まれているローラケージが案内部から抜落ちるのを
阻止する。これにより、キヤリツジの動きにつれてロー
ラケージの全ての部分が再び案内部に入り込んだときに
起こるおそれのある侵入時衝突を回避するのである。
7)及び(18)は、共に、その端部にストツパ(22,23)
を具備している。これらのストツパは、遊びをもつては
め込まれているローラケージが案内部から抜落ちるのを
阻止する。これにより、キヤリツジの動きにつれてロー
ラケージの全ての部分が再び案内部に入り込んだときに
起こるおそれのある侵入時衝突を回避するのである。
案内要素(14,17)及び(15,18)が形成している案内
溝にちりや,切断くずが侵入するのを防ぐために、カバ
ーベルト(24)が設けられている。このベルトは両側で
キヤリツジ(6)に固定されているが、固定の方法とし
ては、たとえば、第2図に示す構成では、クランプ凹部
を使用している。カバーベルトはキヤリツジ(6)から
案内要素(14〜18)を経て、ハウジング(1)に容易に
回転できるように取付けられている方向転換ローラ(2
5,26)まで延出している。カバーベルト(24)は方向転
換ローラから案内要素(14〜18)の裏面に戻る。すなわ
ち、ベルトは、閉鎖したループを形成し、キヤリツジ
(6)の動き伴なつて動くエンドレスベルトを形成して
いるのである。
溝にちりや,切断くずが侵入するのを防ぐために、カバ
ーベルト(24)が設けられている。このベルトは両側で
キヤリツジ(6)に固定されているが、固定の方法とし
ては、たとえば、第2図に示す構成では、クランプ凹部
を使用している。カバーベルトはキヤリツジ(6)から
案内要素(14〜18)を経て、ハウジング(1)に容易に
回転できるように取付けられている方向転換ローラ(2
5,26)まで延出している。カバーベルト(24)は方向転
換ローラから案内要素(14〜18)の裏面に戻る。すなわ
ち、ベルトは、閉鎖したループを形成し、キヤリツジ
(6)の動き伴なつて動くエンドレスベルトを形成して
いるのである。
カバーベルト(24)を案内要素(14〜18)の上面に沿
つて両側でちりの侵入を防止するように構成するのが好
都合である。そのために、第2図では、カバーベルトを
包むようにしたパツキン(27,27′)及び(28,28′)が
設けられている。
つて両側でちりの侵入を防止するように構成するのが好
都合である。そのために、第2図では、カバーベルトを
包むようにしたパツキン(27,27′)及び(28,28′)が
設けられている。
カバーベルト(24)は、たとえば、なめらかなプラス
チツクコーテイングを施したポリエステルネツトから構
成される。このコーテイングの材料は、切断媒体のくず
や,最も良く使用される洗浄剤に対して耐性を示すよう
に選択されている。
チツクコーテイングを施したポリエステルネツトから構
成される。このコーテイングの材料は、切断媒体のくず
や,最も良く使用される洗浄剤に対して耐性を示すよう
に選択されている。
第1図は、本考案によるキヤリツジ式ミクロトームの斜
視図、第2図は、キヤリツジ及びハウジングに固定され
ている案内要素を、キヤリツジからカツターホルダーを
取外して示す部分断面図、第3図は、第1図に示すミク
ロトームの案内軌道の部分断面平面図である。 1……ハウジング、3……支持体、6……キヤリツジ、
7……カツターホルダー、8……切断用カツター、14,1
5……案内要素、16……締付けねじ、17,18……案内要
素、20,21……ローラ、22,23……ストツパ、24……カバ
ーベルト、25,26……方向転換ローラ。
視図、第2図は、キヤリツジ及びハウジングに固定され
ている案内要素を、キヤリツジからカツターホルダーを
取外して示す部分断面図、第3図は、第1図に示すミク
ロトームの案内軌道の部分断面平面図である。 1……ハウジング、3……支持体、6……キヤリツジ、
7……カツターホルダー、8……切断用カツター、14,1
5……案内要素、16……締付けねじ、17,18……案内要
素、20,21……ローラ、22,23……ストツパ、24……カバ
ーベルト、25,26……方向転換ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−71333(JP,A) 実開 昭58−74150(JP,U) 実公 昭59−4175(JP,Y2)
Claims (9)
- 【請求項1】切断用カッターを支持するキャリッジが精
密案内要素に沿って、ミクロトームのハウジングに結合
された被検体支持体に対向して移動自在であるキャリッ
ジ式ミクロトームにおいて、そのハウジング(1)には
案内溝を有する溝付き棒材として構成された2つの第1
の案内要素(14,15)が結合されており、それらの溝付
き棒材の少なくとも一方(14)はその長手方向に対して
垂直方向に調整自在であり、キャリッジ(6)には案内
溝を有する溝付き棒材として構成された2つの第2の案
内要素(17,18)が堅固に結合されており、相互に対向
する第1の案内要素(14,15)の案内溝と第2の案内要
素(17,18)の案内溝との間には、高精度のローラ(20,
21)が、ほぼ第2の案内要素(17,18)の二分の一の長
さにわたり、遊びなしに配置されており、キャリッジ
(6)が軽金属で形成されている、ことを特徴とするキ
ャリッジ式ミクロトーム。 - 【請求項2】案内溝がV溝として形成され、少なくとも
その案内面が焼入鋼から成る、ことを特徴とする請求項
1記載のキャリッジ式ミクロトーム。 - 【請求項3】ローラ(20,21)が交互に90°ずらされて
V溝に配置されている、ことを特徴とする請求項1また
は2記載のキャリッジ式ミクロトーム。 - 【請求項4】ローラ(20,21)がローラケージ内に把持
されており且つ焼入鋼から成る、ことを特徴とする請求
項3記載のキャリッジ式ミクロトーム。 - 【請求項5】第2の案内要素(17,18)には、それぞれ
の端部に、ローラ(20,21)のケージ用のストッパ(22,
23)を具備している、ことを特徴とする請求項1〜4の
何れか1項に記載のキャリッジ式ミクロトーム。 - 【請求項6】第1の案内要素(14)の少なくとも一方を
調整するために、前記長手方向に対して垂直に作用する
締め付けねじ(16)が設けられている、ことを特徴とす
る請求項1記載のキャリッジ式ミクロトーム。 - 【請求項7】案内要素(14〜18)に沿って、キャリッジ
(6)に固定されたカバーベルト(24)が通され、案内
要素(14〜18)の各端部にそのカバーベルトのための方
向転換ローラ(25,26)が設けられている、ことを特徴
とする請求項1〜6の何れか1項に記載のキャリッジ式
ミクロトーム。 - 【請求項8】カバーベルト(24)がエンドレスベルトと
して構成されている、ことを特徴とする請求項7記載の
キャリッジ式ミクロトーム。 - 【請求項9】カバーベルト(24)が、その各側部におい
て防塵構造でもって案内されている、ことを特徴とする
請求項8記載のキャリッジ式ミクロトーム。
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